JPH1045225A - コンベアフレーム - Google Patents

コンベアフレーム

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JPH1045225A
JPH1045225A JP22437396A JP22437396A JPH1045225A JP H1045225 A JPH1045225 A JP H1045225A JP 22437396 A JP22437396 A JP 22437396A JP 22437396 A JP22437396 A JP 22437396A JP H1045225 A JPH1045225 A JP H1045225A
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JP
Japan
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conveyor
groove
main body
belt
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP22437396A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yodono
泰弘 淀野
Takayuki Aoi
隆幸 青井
Junko Uehara
純子 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIMAN SHARYO SEISAKUSHO KK
Original Assignee
NICHIMAN SHARYO SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作が容易で且つ精度よく行えると共に傾斜
搬送用と水平搬送用とのいずれにも使用できるベルトコ
ンベアのコンベアフレームを提供する。 【解決手段】 アルミニウムの押出成形よりなる中空角
筒形状のフレーム主体1の上面中央部に一定長さのマグ
ネット8を直列状に嵌合、固着させた蟻溝形状の凹溝4
を全長に亘って設けていると共に下面に複数条の直線状
細溝5を刻設してあり、傾斜搬送用ベルトコンベアとし
て使用する場合には、このフレーム主体1の凹溝4側を
上面に向けた状態で傾斜させて、この上面上を走行する
コンベアベルト14の搬送面上に供給した電池等の磁性を
有する物品をマグネット8に吸引させて立設姿勢を維持
した状態で搬送し、水平搬送用ベルトコンベアとして使
用する場合には直線状細溝5を設けた面を上側に向けた
状態で水平に配し、この面上を走行するコンベアベルト
14の搬送面上に物品を供給して搬送させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベルトコンベアのコ
ンベアフレーム、特に、電池や小物金具、ボルト等の磁
性を有する物品を搬送するためのベルトコンベアのコン
ベアフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、一部が磁性材料により構成さ
れている電池などの物品や全体が磁性材料よりなるオイ
ル缶、ボルトその他の小物金具のような物品を生産ライ
ン中などにおいて昇降方向に搬送する場合、搬送面が傾
斜したベルトコンベアを使用してこの搬送ベルト上に載
置した物品を、ベルトの下面を受止するコンベアフレー
ムに並設、固着したマグネットにより吸引させながら転
倒させることなく安定した姿勢で所定場所まで搬送する
ことが行われている。また、上記物品を水平方向に搬送
するには、マグネットを装着していないコンベアフレー
ムを用いて、ベルト下面を受止する上面にベルトを摺接
させながら物品を搬送することが行われている。
【0003】上記のようなコンベアフレームにおいて、
マグネットを用いたコンベアフレームとしては、従来か
ら図9に示すように、断面下向きコ字状の一定長さと幅
を有する細長い型材をフレーム主体Aとし、その平坦な
上面に板状のマグネット片Bを多数枚、隙間なく縦横に
敷き並べて接着剤により固着してなる構造のものが知ら
れており、敷き並べたたマグネット片Bからなる平坦な
上面にベルトを走行、巡回させて該ベルト上の磁性を有
する物品を吸引しながら搬送するように構成している。
【0004】一方、物品を水平方向に搬送するためのコ
ンベアフレームとしては、図10に示すように、フレーム
主体Aの平坦な上面に複数本の並列突条Cを全長に亘っ
て突設してなる帯材Dを張着し、この帯材D上を摺接す
るベルトとの摩擦抵抗を軽減させるようにした構造のも
のが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
コンベアフレームを製作するには、フレーム主体Aの上
面に磁極方向を確認しながら多数のマグネット片Bを順
次敷き並べて接着剤により貼着していかなければならな
いため、その作業が煩わしいばかりでなく著しい手間を
要し、その上、マグネット片同士が前後左右にズレが生
じて正確に貼着することが困難である。さらに、貼着不
良によって或いは使用中にマグネット片Bの接着剤が劣
化すると、該マグネット片Bが走行するベルト上の磁性
を有する小物品の下面との磁着力により剥離し、ベルト
下面に付着、除去されて傾斜面を搬送するベルトコンベ
アとしての機能を奏することができなくなるという問題
点があった。
【0006】一方、後者のコンベアフレームにおいて
も、フレーム主体Aにベルトとの摩擦を軽減するための
帯材Dを人手により貼着しなければならないために、そ
の製作に著しい手間を要すると共に帯材Dが劣化したり
貼着不良部分が存在すると、短期間で別なコンベアフレ
ームと取り替えなければならなくなるという問題点があ
った。さらに、この水平搬送用コンベアフレームと上記
前者の昇降用ベルトコンベアのコンベアフレームとを別
々に準備しておき、水平搬送と傾斜搬送とに応じてそれ
ぞれ配置しなければならなかった。本発明は上記のよう
な諸問題を全面的に解消し得るコンベアフレームを提供
することを目的とするものである。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは容易に且つ精度よく
製作できると共に長期の使用に供することでき、その
上、傾斜搬送と水平搬送とに共用し得るコンベアフレー
ムを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のコンベアフレームは、断面矩形状のフレーム
主体の上下面をコンベアベルトの摺接面に形成し、一方
の摺接面に一定幅と深さを有する凹溝を設けると共に該
凹溝に複数個のマグネットを直列状に嵌合、固着してな
る構造としている。
【0009】上記構成のコンベアフレームにおいて、請
求項2に係る発明は上記凹溝の両側面を溝底に向かって
末広がり状に傾斜した蟻溝形状に形成し、この凹溝内に
該凹溝と同一断面形状に形成されている金属製カバー内
にマグネット片を収納、固定してなるマグネットを嵌
合、固着してなる構造を有しているものであり、請求項
3に係る発明はフレーム主体に上記凹溝を数条、並列状
態に設け、各凹溝にマグネットを嵌合、固着しているこ
とを特徴とし、請求項4に係る発明はフレーム主体の他
方のコンベアベルト摺接面に複数条の直線状細溝を全長
に亘って刻設していることを特徴としている。なお、フ
レーム主体は請求項5に記載したように、アルミニウム
を押出成形した型材から形成されている。
【0010】
【作用】フレーム主体に設けている凹溝内に一定長さを
有するマグネットを順次直列状に挿嵌し、接着剤によっ
て溝底に固着することにより、マグネットはフレーム主
体の全長に亘って所定部位に簡単且つ正確に配設され、
磁性を有する物品の搬送用コンベアフレームが能率良く
且つ精度良く製作し得ると共にフレーム主体は断面矩形
状に形成されてその上下面をコンベアベルトの摺接面に
形成しているので、上記マグネットを配設した摺接面を
傾斜搬送用面に、他方の摺接面を水平搬送用面に使用し
得る。
【0011】さらに、凹溝を蟻溝形状に形成すると共に
マグネットをこの凹溝と同一断面形状に形成しているの
で、マグネットが凹溝から上方に抜け出る虞れはなく、
接着不良や接着剤の劣化によって一部のマグネットが凹
溝内底面から剥離しても凹溝内に嵌合した状態を維持
し、別なコンベアフレームと取り替えることなくそのま
ゝ使用に供することができる。なお、ベルト幅の広いベ
ルトコンベアのコンベアフレームの場合には、凹溝を数
条、並列状態に設けているフレーム主体を採用して各凹
溝にマグネットを嵌合、固着しておけばよい。
【0012】また、水平搬送用ベルトコンベアの場合に
は、上記コンベアフレームの上下摺接面を上下反転して
凹溝側を下向きにした状態にすればよく、コンベアフレ
ームの摺接面には複数条の直線状細溝を全長に亘って刻
設しているので、ベルトとの摩擦力が軽減されると共に
細溝内の空気の存在によってベルトの走行性が良好とな
る。なお、この細溝や上記凹溝を有するコンベアフレー
ムはアルミニウムの押出成形によって容易に製造するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施例を
図面について説明すると、図1において、1はアルミニ
ウムの押出成形よって形成された断面矩形状のコンベア
フレーム主体で、長尺の角筒形状を有しており、その平
坦な上下面をコンベアベルトの摺接面2、3に形成して
いると共に上側の摺接面2の中央部に全長に亘って一定
幅と深さを有する直状の凹溝4を設けている。この凹溝
4は上端開口部から底部に向かってその対向両側面4a、
4aを末広がり状に傾斜させて蟻溝形状に形成されている
一方、下側の摺接面3には、フレーム主体1の幅方向に
小間隔毎に断面V字状の直線状細溝5を全長に亘って複
数条、刻設している。
【0014】さらに、フレーム主体1の両側面の上下部
には横向きに開口した支持部材取付溝6、7を全長に亘
って設けている。これらの取付溝6、7の上下開口端縁
部には溝幅を狭くする方向に突出した係止片6a、7aを設
けてあり、上下係止片6a、7aの対向端面間にボルト取付
用の細長い挿入開口部6b、7bを設けている。
【0015】8はフレーム主体1の上記凹溝4に嵌合、
固着したマグネットで、凹溝4内に挿嵌可能で且つ凹溝
4と同一断面形状に形成された磁性を有する金属製カバ
ー9内に棒状のS、N極のマグネット片8a、8bを内装、
固定してなるものである。金属製カバー9は上面にマグ
ネット片8a、8bを並列状態に固着させた帯状の底板部9a
と、マグネット片8a、8bの上面を被覆した天板部9bおよ
び外側面を被覆した両側板部9c、9cとからなり、天板部
9bと両側板部9c、9cとを一体に形成していると共に両側
板部9c、9cを上端から下端に向かって斜め外側方に傾斜
させ、その下端縁を底板部9aの両側端縁に固着してなる
ものである。
【0016】このマグネット8の長さは、例えば10cm又
は20cmの一定長を有する寸法に形成されていると共に厚
み(天板部9bの上面と底板部9aの下面間の寸法)は凹溝
4の深さに等しく形成されてあり、従って、その天板部
9bの上面とフレーム主体1の上面とが同一平面上に設け
られている。また、マグネット8のカバー9の傾斜両側
板部9c、9cは凹溝4の傾斜両側面4a、4aに接して或いは
僅かな隙間を存して対向し、これらの傾斜両側面4a、4a
に係止してマグネット8が凹溝4から上方に抜け出るの
を防止している。
【0017】フレーム主体1の凹溝4内の全長に亘って
一定長さを有する上記平面長方形状のマグネット8を固
着するには、フレーム主体1の一端側から複数個のマグ
ネット8を順次凹溝4内に挿入、嵌合し、凹溝4の底面
に接着剤を介してそのカバー9の底板部9aの下面を固着
することによって行われる。なお、図3にはフレーム主
体1の一端側から1個のマグネット8を凹溝4内に挿入
している状態を示している。こうして、フレーム主体1
の凹溝4内に複数個のマグネット8が互いにその前後端
面を突き合わせ状に密接させた状態で直列に配設、固定
されたコンベアフレームが形成されるものである。
【0018】このように構成したコンベアフレームは図
4に示すように、ベルトコンベアの基台として使用され
る。このベルトコンベアの構造を説明すると、フレーム
主体1の長さ方向の前後両端部における両側面にそれぞ
れ左右一対の支持板10、10、11、11を固着し、これらの
支持板10、11におけるのフレーム主体1の長さ方向に突
出した部分の対向面間にプーリ12、13を回転自在に軸支
し、該プーリ12、13間にコンベアベルト14をその搬送側
ベルト下面がフレーム主体1の上面に摺接するように無
端状に掛け渡している。
【0019】さらに、フレーム主体1の一側面における
中央部に駆動モータ配設板15の上端を固着し、この配設
板15の下部外側面に駆動モータ16を装着すると共に該駆
動モータ16の回転軸を配設板15の内側面から内方に突出
させて該回転軸に大径プーリ17を固着し、また、配設板
15の内側面中央部における前後部にガイドプーリ18とテ
ンションプーリ19を回転自在に軸支してこれらのプーリ
17〜19にコンベアベルト14の戻り側ベルト部を掛け渡し
ている。
【0020】フレーム主体1の前後部両側面には、図
1、図4に示すように、ガイド板取付部材20、20の下端
部が固着され、フレーム主体1の両側縁から上方に突出
したこれらの前後取付部材20、20の内側面間にスペーサ
部材21を介してフレーム主体1と略同長の一定高さを有
するガイド部材22の前後部を固着し、両取付部材20、20
の対向内側面をフレーム主体1上を走行するベルト搬送
面の両側部上方において一定の間隔を存して対向させて
いる。
【0021】上記支持版10、11や駆動モータ配設板15、
ガイド板取付部材20をフレーム主体1に固着するには、
フレーム主体1の両側面上下部に設けている取付溝6、
7を用いて行われる。即ち、頭部24が取付溝6、7の挿
入開口部6b、7bに挿入可能な幅と、該挿入開口部6b、7b
の幅よりも長く且つ取付溝6、7の溝幅に略等しい長さ
を有する長方形状に形成してなる螺子23を用いて、該螺
子23の頭部24を取付溝6、7の挿入開口部6b、7bに挿入
したのち直角方向に回動させることによって図5に示す
ように、挿入開口部6b、7bの係止片6a、7aの内面に係止
させ、この螺子23を上記支持版10、11や駆動モータ配設
板15、ガイド板取付部材20の数個所に設けた取付孔に挿
通したのち、外側面に突出した該螺子23の端部にナット
25を螺締することによって行われる。
【0022】また、フレーム主体1にこれらの支持版1
0、11や駆動モータ配設板15、ガイド板取付部材20を取
り付ける際に、フレーム主体1を傾斜搬送用として使用
する場合には図1、図5に示すように、そのマグネット
装着面を上側、即ち、物品搬送側に向けた状態にすれば
よく、フレーム主体1を水平搬送用として使用する場合
には図2、図6に示すように、直線状細溝5を設けてい
る摺接面3を上側に向けた状態にして取り付ければよ
い。
【0023】このように構成したベルトコンベアにおい
て、電池等の物品を昇降方向に搬送する傾斜コンベアと
して使用する場合には、上記凹溝4内にマグネット8を
装着してなる摺接面2を図1に示すように、上側に向け
た状態で配設したベルトコンベアを用い、このコンベア
をその前端部から後端部に向かって下向き或いは上向き
に傾斜させた状態で設置する。そして、例えば、前端側
から後端側に向かって上方に電池等の磁性を有する物品
を搬送する場合には、駆動モータ16を駆動してベルト14
をその搬送面がコンベアフレームの前端から後端に向か
って該フレーム主体1の摺接面2上を走行するように巡
回させる。
【0024】この状態でフレーム主体1の下傾端部であ
る前端側からベルト14上に物品を順次供給すると、該物
品はベルト14を介してフレーム主体1の凹溝4内に固着
しているマグネット8に吸着されてベルト搬送面が傾斜
しているにもかかわらず立設した姿勢を維持しながらベ
ルト14の走行によって上傾端部である後端側に搬送され
るものである。この際、凹溝4に嵌合、固着したマグネ
ット8のカバー9における両側板部9c、9cの上端稜角部
と凹溝4の両側面の上端縁との間に細溝状の隙間26、26
がコンベアフレームの全長に亘って直線状に設けられて
いるので、この隙間26内に存在する空気によってベルト
14とフレーム主体1の摺接面2との摩擦力が軽減され、
ベルト14が円滑に巡回、走行するものである。
【0025】また、電池等の磁性を有する物品を水平搬
送する場合には、上記凹溝4側を下向きにして複数本の
直線状細溝5を設けている摺接面3を図2に示すよう
に、上側に向けた状態でフレーム主体1を配設している
ベルトコンベアを用い、このコンベアを水平に設置す
る。そして、例えば、前端側から後端側に向かって電池
等の物品を搬送する場合、ベルト14の搬送面がフレーム
主体1の摺接面3上を前端から後端に向かって走行する
ように駆動モータ16を駆動し、ベルト14の前端部上に物
品を順次供給して後端側に搬送するものである。この場
合、フレーム主体1の下向きとなっている凹溝4内には
マグネット8を嵌着しておく必要はない。
【0026】なお、以上の実施例においては、フレーム
主体1の中央部にマグネット8を嵌合、固着してなる一
条の凹溝4を設けたコンベアフレームについて説明した
が、オイル缶のように比較的幅広い物品の搬送用ベルト
コンベアを必要とする場合には、図7に示すように、上
記フレーム主体1の断面形状を横長矩形状に形成してな
る幅広いフレーム主体1Aを用い、このフレーム主体1Aの
一方の摺接面2に複数の凹溝4を並列状態で該フレーム
主体1Aの全長に亘って設け、他方の摺接面3に複数条の
直線状細溝5を全長に亘って設けてなるコンベアフレー
ムを採用する。そして、各凹溝4内には上記実施例同様
に、マグネット片8a、8bをカバー9で被覆してなる一定
長さのマグネット8を全長に亘って直列状に嵌合、固着
する。
【0027】その他の構造については上記実施例のコン
ベアフレームと同様であるので、同一符号を付してその
説明を省略する。また、図7はマグネット8を搬送面側
に向けて傾斜搬送用ベルトコンベアを構成した一部分を
示すものであり、図8は細溝5を搬送面側に向けて水平
搬送用ベルトコンベアを構成した一部分を示すものであ
って、これらの構造においてもベルトコンベアは上記ベ
ルトコンベアと実質的にその構成を等しくしているの
で、同一符号を付してその説明を省略する。
【0028】なお、以上の各実施例においては、凹溝4
を蟻溝形状に形成し、この凹溝4の傾斜両側面に該凹溝
4と断面同一形状に形成したマグネット8のカバー9の
傾斜両側板部9c、9cを係止させて上方への抜け出しを防
止しているが、本発明においてはこのような抜け止め手
段以外に、例えば、凹溝4の溝底両側部に拡幅部を形成
する一方、マグネット8のカバー9の両側下端部に該拡
幅部に嵌合、係止する拡幅部を設けた構造としておいて
もよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のコンベアフレーム
によれば、断面矩形状のフレーム主体の上下面をコンベ
アベルトの摺接面に形成し、一方の摺接面に一定幅と深
さを有する凹溝を設けると共に該凹溝に複数個のマグネ
ットを直列状に嵌合、固着している構造であるから、フ
レーム主体に設けている凹溝内に一定長さを有するマグ
ネットを順次直列状に挿嵌し、接着剤によって溝底に固
着することにより、マグネットはフレーム主体の全長に
亘って所定部位に簡単且つ正確に配設され、何等の熟練
を要することなく磁性を有する物品の搬送用コンベアフ
レームを能率良く且つ精度良く製作し得るものである。
その上、フレーム主体を断面矩形状に形成してその上下
面をコンベアベルトの摺接面に形成しているので、その
マグネットを配設した摺接面を上方に向ければ傾斜搬送
用ベルトコンベアとして採用することができ、凹溝を下
向きにして他方の摺接面を上向きに向ければ水平搬送用
ベルトコンベアとして採用することができるものであ
り、従って、1種類のコンベアフレームによって傾斜搬
送用と水平搬送用との両方に用いることができる。
【0030】さらに、請求項2に係る発明によれば、凹
溝を蟻溝形状に形成すると共にマグネットをこの凹溝と
同一断面形状に形成しているので、マグネットが凹溝か
ら上方に抜け出る虞れはなく、接着不良や接着剤の劣化
によって一部のマグネットが凹溝内底面から剥離しても
凹溝内に嵌合した状態を維持して別なコンベアフレーム
と取り替えることなくそのまゝ使用に供することができ
るものであり、その上、凹溝を数条、並列状態に設けて
いるフレーム主体を採用して各凹溝にマグネットを嵌
合、固着しておけばベルト幅の広いベルトコンベアのコ
ンベアフレームを構成することができる。
【0031】また、水平搬送用ベルトコンベアの場合に
は、上記コンベアフレームの上下摺接面を上下反転して
凹溝側を下向きにした状態にすればよく、コンベアフレ
ームの摺接面には複数条の直線状細溝を全長に亘って刻
設しているので、ベルトとの摩擦力が軽減されると共に
細溝内の空気の存在によってベルトの走行性が良好とな
り、円滑な搬送が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】傾斜搬送用ベルトコンベアに用いた場合の一部
切欠簡略側面図、
【図2】水平搬送用ベルトコンベアに用いた場合の一部
切欠簡略側面図、
【図3】コンベアフレームにマグネットを挿入している
状態の一部簡略斜視図、
【図4】本発明コンベアフレームを備えたベルトコンベ
アの一部切欠簡略側面図、
【図5】その一部拡大縦断正面図、
【図6】水平搬送用とした場合の一部拡大縦断正面図、
【図7】本発明の別な実施例を示す一部拡大斜視図、
【図8】水平搬送用として使用した場合の一部拡大斜視
図、
【図9】従来の傾斜搬送用コンベアフレームを作製する
場合の簡略斜視図、
【図10】従来の水平搬送用コンベアフレームを作製す
る場合の簡略斜視図。
【符号の説明】
1 フレーム主体 2、3 摺接面 4 凹溝 5 直線状細溝 6、7 取付溝 8 マグネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面矩形状のフレーム主体の上下面をコ
    ンベアベルトの摺接面に形成し、一方の摺接面に一定幅
    と深さを有する凹溝を設けると共に該凹溝に複数個のマ
    グネットを直列状に嵌合、固着していることを特徴とす
    るコンベアフレーム。
  2. 【請求項2】 上記凹溝はその両側面を溝底に向かって
    末広がり状に傾斜した蟻溝形状に形成されていると共に
    マグネットはこの蟻溝形状の凹溝と同一断面形状に形成
    されている金属製カバー内にマグネット片を収納、固定
    してなることを特徴とする請求項1記載のコンベアフレ
    ーム。
  3. 【請求項3】 フレーム主体に上記凹溝を数条、並列状
    態に設けられ、各凹溝にマグネットを嵌合、固着してい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンベ
    アフレーム。
  4. 【請求項4】 上記フレーム主体の他方のコンベアベル
    ト摺接面に複数条の直線状細溝を全長に亘って刻設して
    いることを特徴とする請求項1記載のコンベアフレー
    ム。
  5. 【請求項5】 上記フレーム主体はアルミニウムを押出
    成形した型材からなることを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のうち、いずれか1項記載のコンベアフレー
    ム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9397330B2 (en) 2008-01-15 2016-07-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Electrode, lithium battery, method of manufacturing electrode, and composition for coating electrode
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