JPH104521A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH104521A
JPH104521A JP8153780A JP15378096A JPH104521A JP H104521 A JPH104521 A JP H104521A JP 8153780 A JP8153780 A JP 8153780A JP 15378096 A JP15378096 A JP 15378096A JP H104521 A JPH104521 A JP H104521A
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JP
Japan
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image
information processing
processing apparatus
pen
information
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Withdrawn
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JP8153780A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kitsugi
康雄 木次
Noboru Akami
昇 赤見
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画面上でオートフォーカス処理やズーム
処理を実行する。 【解決手段】 LCD6に表示されている画像上におい
て、合焦しようとする被写体をペン46で指定すると、
指定された画像上の座標に応じて、AFセンサ駆動回路
50によりAFセンサ14の方向が変更され、オートフ
ォーカスが実行される。また、LCD6の対角線上の2
点を指定することにより、それぞれの点を角点とする四
角形が描画され、これらの2つの四角形の比に応じてズ
ーム駆動回路48がレンズ3を光軸方向に移動させ、ズ
ーム処理が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に、被写体からの光を少なくとも1枚以上のレン
ズを介して入射し、画像信号に変換した後、記録または
再生する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子カメラ等において、被写体の
構図の決定は、ファインダやLCD(Liquid Crystal D
isplay)などに表示されている画像を確認しながら光学
系を操作することにより行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
カメラにおいて、例えば、オートフォーカス(以下AF
と略記する)を実行する場合は、光学系の光軸方向に超
音波や赤外線などを照射し、被写体からの反射波に応じ
て光学系の調節が行われていた。従って、被写体が光軸
からずれた位置に存在する場合には、オートフォーカス
を実行することが困難になるという課題があった。
【0004】また、例えば、ズームを実行する場合で
は、3つのステート(状態)を有するスイッチ等を操作
することにより、ズームアップ、ズームバック、または
ストップの何れかを選択的に実行するようになされてい
た。
【0005】しかしながら、このようなスイッチ等によ
りズームを実行する場合、ズームの割合はスイッチを継
続的に押す時間により決定されていた。従って、スイッ
チを押す時間とズームの割合との関係が把握しにくいと
いう課題があった。
【0006】本発明は、以上のような状況に鑑みてなさ
れたものであり、被写体が光学系の光軸上に存在しない
場合でもオートフォーカス処理を可能とするとともに、
ズームアップまたはズームバックを実行する際に、ズー
ミングの割合を容易に把握することを可能とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、少なくとも1枚以上のレンズを介して入射さ
れた被写体からの光を画像信号に変換する変換手段と、
レンズと変換手段との相対的な位置関係を調節するレン
ズ調節手段と、変換手段により得られた画像信号を表示
する表示手段と、表示手段に表示されている画像の所定
の位置を指定する位置指定手段と、位置指定手段からの
入力に応じてレンズ調節手段を制御する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明を適用した電子カ
メラの一実施例の構成を示す斜視図である。本実施例の
電子カメラにおいては、被写体を撮影する場合におい
て、被写体に向けられる面が面X1とされ、ユーザ側に
向けられる面が面X2とされている。面X1の上端部に
は、被写体の撮影範囲の確認に用いられるファインダ
2、被写体の光画像を取り込む撮影レンズ3、被写体を
照明する場合に発光される発光部(フラッシュランプ)
4、及び、被写体までの距離を測定するためのAF(オ
ートフォーカス)センサ14が設けられている。
【0010】一方、面X1に対向する面X2の上端部
(面X1の、ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4が
形成されている部分に対向する部分)には、上記ファイ
ンダ2、及びこの電子カメラ1に記録されている音声を
出力するスピーカ5が設けられている。また、面X2に
形成されているLCD6(表示手段)および操作キー7
(メニューキー7A、実行キー7B、クリアキー7C、
キャンセルキー7D、およびスクロールキー7E)は、
ファインダ2、撮影レンズ3、発光部4、及びスピーカ
5よりも、鉛直下側に形成されている。LCD6の表面
上には、後述するペン型指示装置の接触操作により、指
示された位置に対応する位置データを出力する、いわゆ
るタッチタブレット6A(位置指定手段)が形成されて
いる。
【0011】このタッチタブレット6Aは、ガラス、樹
脂等の透明な材料によって構成されており、ユーザは、
タッチタブレット6Aの内側に形成されているLCD6
に表示される画像を、タッチタブレット6Aを介して観
察することができる。
【0012】操作キー7は、LCD6に記録データを再
生表示する場合などに操作されるキーであり、以下に示
すキーによって構成されている。すなわち、メニューキ
ー7Aは、LCD6上にメニュー画面を表示する場合に
操作されるキーである。実行キー7Bは、ユーザによっ
て選択された記録情報を再生する場合に操作されるキー
である。
【0013】クリアキー7Cは、記録した情報を削除す
る場合に操作されるキーである。キャンセルキー7D
は、記録情報の再生処理を中断する場合に操作されるキ
ーである。スクロールキー7Eは、LCD6に記録情報
の一覧が表示されている場合において、画面を上下方向
にスクロールさせるときに操作されるキーである。
【0014】電子カメラ1の上面である面Zには、音声
を集音するマイクロホン8、及び図示せぬイヤホンが接
続されるイヤホンジャック9が設けられている。
【0015】左側面(面Y1)には、被写体を撮像する
ときに操作されるレリーズスイッチ10、電源スイッチ
11、および、ACアダプタを接続するためのACアダ
プタジャック15が設けられている。
【0016】一方、面Y1に対向する面Y2(右側面)
には、音声を録音するときに操作される録音スイッチ1
2と、撮影時の連写モードを切り換えるときに操作され
る連写モード切り換えスイッチ13が設けられている。
なお、録音スイッチ12は、面Y1のレリーズスイッチ
10とほぼ同じ高さに形成されており、左右どちらの手
で持っても、違和感のないように構成されている。
【0017】なお、録音スイッチ12とレリーズスイッ
チ10の高さを、あえて異ならせることにより、一方の
スイッチを押す場合に、この押圧力によるモーメントを
打ち消すために反対側の側面を指で保持したとき、誤っ
てこの反対側の側面に設けられたスイッチが押されてし
まわないようにしてもよい。
【0018】上記連写モード切り換えスイッチ13は、
ユーザがレリーズスイッチ10を押して被写体を撮影す
るとき、被写体を1コマだけ撮影するのか、または、所
定の複数コマ撮影するのかを設定する場合に用いられ
る。例えば、連写モード切り換えスイッチ13の指針が
「S」と印刷された位置に切り換えられている(すなわ
ち、Sモードに切り換えられている)場合において、レ
リーズスイッチ10が押されると、1コマだけ撮影が行
われるようになされている。
【0019】また、連写モード切り換えスイッチ13の
指針が「L」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Lモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に8コマの撮
影が行われるようになされている(すなわち、低速連写
モードになる)。
【0020】さらに、連写モード切り換えスイッチ13
の指針が「H」と印刷された位置に切り換えられている
(すなわち、Hモードに切り換えられている)場合にお
いて、レリーズスイッチ10が押されると、レリーズス
イッチ10の押されている期間中、1秒間に30コマの
撮影が行われるようになされている(すなわち、高速連
写モードになる)。
【0021】次に、電子カメラ1の内部の構成について
説明する。図3は、図1及び図2に示す電子カメラの内
部の構成例を示す斜視図である。CCD20(変換手
段)は、撮影レンズ3の後段(面X2側)に設けられて
おり、撮影レンズ3を介して結像する被写体の光画像を
電気信号に光電変換するようになされている。
【0022】LCD6の鉛直下側には、円柱形状の4本
のバッテリ(単3型乾電池)21が縦に並べられてお
り、このバッテリ21が発生する電力が装置の各部に供
給される。また、発光部4を発光させるための電荷を蓄
積しているコンデンサ22は、バッテリ21と並べて配
置されている。
【0023】回路基板23には、この電子カメラ1の各
部を制御する種々の制御回路が形成されている。また、
回路基板23と、LCD6及びバッテリ21の間には、
挿抜可能なメモリカード24が設けられており、この電
子カメラ1に入力される各種の情報が、メモリカード2
4の予め設定されている領域に記録される。
【0024】なお、本実施例においては、メモリカード
24は挿抜可能とされているが、回路基板23上にメモ
リを設け、そのメモリに各種情報を記録するようにして
もよい。また、メモリ(メモリカード24)に記録され
ている各種情報を、図示せぬインタフェースを介して外
部のパーソナルコンピュータに出力することができるよ
うにしてもよい。
【0025】次に、本実施例の電子カメラ1の内部の電
気的構成を、図4のブロック図を参照して説明する。ズ
ーム駆動回路48(レンズ調節手段)は、CPU36
(制御手段、画像処理手段)に制御され、撮影レンズ3
を光軸に平行な方向に移動させ、ズームアップまたはズ
ームバック等を行うようになされている。AF駆動回路
30(レンズ調節手段)は、CPU36に制御され、レ
ンズ49を同じく光軸に平行な方向に移動させ、オート
フォーカスを実行する。複数の画素を備えているCCD
20は、各画素に結像した光画像を画像信号(電気信
号)に光電変換するようになされている。また、CCD
駆動回路39は、ディジタルシグナルプロセッサ(以
下、DSPという)33に制御され、CCD20を駆動
するようになされている。
【0026】画像処理部31は、CCD20が光電変換
した画像信号を所定のタイミングで相関二重サンプリン
グすると共に、オートゲインコントロールにより、サン
プリングされた画像信号の信号値が最適となるよう制御
する。アナログ/ディジタル変換回路(以下、A/D変
換回路という)32は、画像処理部31でサンプリング
した画像信号をディジタル化してDSP33に供給する
ようになされている。
【0027】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に後述する所定の処理を施し、圧縮伸長回路およびメ
モリコントローラ(以下、圧縮伸長回路と略記する)3
4に供給する。圧縮伸長回路34は、DSP33から供
給された画像信号(以下、単に撮影画像データという)
を圧縮し、CPU36の制御に応じて、メモリカード2
4の所定の領域(撮影画像記録領域)に格納するように
なされている。
【0028】タイマ45は、撮影した日時の情報を画像
データのヘッダ情報として、メモリカード24の撮影画
像記録領域に記録するようになされている(すなわち、
メモリカード24の撮影画像記録領域に記録される撮影
画像データには、撮影日時のデータが付随している)。
【0029】マイクロホン8は、音声を入力し(音声を
集音し)、対応する電気信号に変換して音声IC(Inte
grated Ciruit)38に供給する。音声IC38は、入
力された音声信号をA/D変換するとともに、ADPC
M(Adaptive DifferentialPulse Code Modulation)に
よる圧縮処理を施し、CPU制御バスを介してCPU3
6に供給する。
【0030】CPU36は、ディジタル化されて圧縮さ
れた音声データをCPU制御バスを介してメモリカード
24の所定の領域(音声記録領域)に記録するようにな
されている。また、このとき、メモリカード24の音声
記録領域には、録音日時のデータが音声データのヘッダ
情報として記録されるようになされている。
【0031】ユーザの操作するペン型指示装置(以下、
ペンと略記する)46によってタッチタブレット6Aの
所定の位置が押圧されると、CPU36は、タッチタブ
レット6Aの押圧された位置のX−Y座標を読み取り、
その座標データ(後述する線画情報)をバッファメモリ
35に格納するようになされている。また、CPU36
は、バッファメモリ35に格納された線画情報を、線画
情報入力日時のヘッダ情報とともに、メモリカード24
の線画情報記録領域に記録するようになされている。
【0032】フレームメモリ47は、CPU制御バスを
介して送られてきた画像データを記憶し、LCD6に表
示するようになされている。但し、圧縮処理が施された
撮影画像データは、一旦、圧縮伸長回路34に入力さ
れ、そこで、伸長されてからフレームメモリ47に供給
されるようになされている。
【0033】更に、メモリカード24から出力された音
声データは、音声IC38によりディジタル/アナログ
変換(以下、D/A変換という)が施され、アナログ信
号に変換された後、スピーカ5に供給され、音声として
出力されるようになされている。
【0034】フラッシュランプ駆動回路41は、CPU
36によって制御され、発光部4に内蔵されているフラ
ッシュランプ42を駆動するようになされている。ま
た、赤目軽減ランプ駆動回路43は、同様に、CPU3
6によって制御され、発光部4に内蔵されている赤目軽
減ランプ44を駆動するようになされている。なお、こ
の赤目軽減ランプ44は、フラッシュランプ42が点灯
される直前に発光されるようになされており、これによ
り被写体となる人物の瞳孔が閉じられるので、撮影され
た画像中の人物の目が赤くなる、いわゆる赤目を軽減す
ることができる。
【0035】AFセンサ14(計測手段)は、被写体に
対して赤外線を照射すると共に、被写体からの反射光を
電気信号に変換し、CPU36に出力する。AFセンサ
駆動回路50は、後述するように、AFセンサ14の方
向を制御するようになされている。
【0036】検出回路40は、バッテリ21の電圧を対
応するディジタル信号に変換し、CPU36に供給す
る。CPU36は、検出回路40から供給されるディジ
タル信号により、バッテリ21の残量を検知することが
できる。
【0037】次に、本実施例の電子カメラ1の各種動作
について説明する。
【0038】まず、本装置の音声情報の入出力処理(但
し、音声情報のみの入出力処理)について説明する。
【0039】電源スイッチ11が操作されることにより
電子カメラ1に電源が投入された後、面Y2に設けられ
ている録音スイッチ12が押されると、音声の録音処理
(音声情報の入力処理)が開始される。音声情報はマイ
クロホン8を介して入力され、音声IC38によりA/
D変換と圧縮処理が施された後、CPU36に供給され
る。
【0040】CPU36に供給された音声データは、メ
モリカード24に供給され、音声記録領域に記録され
る。このとき、メモリカード24の音声記録領域には、
録音日時のデータが、ヘッダ情報として記録される。こ
のような動作が、録音スイッチ12を押圧している期間
中、連続して行われる。
【0041】なお、この場合における音声は、ADPC
M方式で圧縮されるようにしたが、他の圧縮方式を用い
るようにしてもよい。
【0042】次に、本実施例による被写体の撮影時の動
作について説明する。
【0043】第1に、面Y2に設けられている連写モー
ド切り換えスイッチ13が、Sモード(1コマだけ撮影
を行うモード)に切り換えられている場合について説明
する。最初に、面Y1に設けられている電源スイッチ1
1をユーザが操作することにより、電子カメラ1に電源
を投入する。ファインダ2で被写体を確認し、面Y1に
設けられているレリーズスイッチ10を押すと、被写体
の撮影処理が開始される。
【0044】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20上に結像する。CCD20に結像した被写体
の光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処
理部31によってサンプリングされる。画像処理部31
によってサンプリングされた画像信号は、A/D変換回
路32に供給され、そこでディジタル化されてDSP3
3に出力される。
【0045】DSP33は、RGB(Red Green Blue)
信号から色差信号を生成する処理を行うとともに、非線
形処理であるγ処理を施す。圧縮伸長回路34は、DS
P33から供給された画像データを、離散的コサイン変
換、量子化及びハフマン符号化を組み合わせたJPEG
(Joint Photografic Experts Group)方式に従って圧
縮し、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録させ
る。このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域に
は、撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報
として記録される。
【0046】なお、連写モード切り換えスイッチ13が
Sモードに切り換えられている場合においては、1コマ
の撮影だけが行われ、レリーズスイッチ10が継続して
押され続けても、それ以降の撮影は行われず、LCD6
上に撮影された画像が表示される。
【0047】第2に、連写モード切り換えスイッチ13
がLモード(1秒間に8コマの連写を行うモード)に切
り換えられている場合について説明する。電源スイッチ
11を操作することにより、電子カメラ1に電源を投入
し、面Y1に設けられているレリーズスイッチ10を押
すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0048】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、複数の画素を備える
CCD20に結像する。CCD20に結像した被写体の
光画像は画像信号に光電変換され、画像処理部31によ
って1秒間に8回の割合でサンプリングされる。また、
このとき、画像処理部31は、CCD20の全画素のう
ち4分の1の画素をサンプリングする。
【0049】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図5に示すよ
うに、2×2画素(4つの画素)の領域に分割し、各領
域の所定の位置に配置されている1画素の画像信号をサ
ンプリングし、残りの3画素を間引く。
【0050】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各基本単位の左上の画素aがサンプ
リングされ、その他の画素b,c,dが間引かれる。第
2回目のサンプリング時(2コマ目)においては、各基
本単位の右上の画素bがサンプリングされ、その他の画
素a,c,dが間引かれる。以下、第3回目、第4回目
のサンプリング時においては、左下の画素c、右下の画
素dが、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が
間引かれる。つまり、各画素は4回に1回だけサンプリ
ングされる。
【0051】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の4分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
ディジタル化されてDSP33に出力される。
【0052】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に対して前述した処理を施し、圧縮伸長回路34に出
力する。圧縮伸長回路34は、画像信号に対してJPE
G方式に基づく圧縮処理を施し、CPU制御バスを介し
て、メモリカード24の撮影画像記録領域に記録する。
このとき、メモリカード24の撮影画像記録領域には、
撮影日時のデータが、撮影画像データのヘッダ情報とし
て記録される。
【0053】第3に、連写モード切り換えスイッチ13
がHモード(1秒間に30コマの連写を行うモード)に
切り換えられている場合について説明する。電源スイッ
チ11を操作することにより、電子カメラ1の電源をO
Nの状態にし、面Y1に設けられているレリーズスイッ
チ10を押すと、被写体の撮影処理が開始される。
【0054】ファインダ2で観察される被写体の光画像
が撮影レンズ3によって集光され、CCD20に結像す
る。複数の画素を備えるCCD20に結像した被写体の
光画像は、各画素で画像信号に光電変換され、画像処理
部31によって1秒間に30回の割合でサンプリングさ
れる。また、このとき、画像処理部31は、CCD20
の全画素のうち9分の1の画素をサンプリングする。
【0055】すなわち、画像処理部31は、マトリクス
状に配列されているCCD20の画素を、図6に示すよ
うに、3×3画素を1つとする領域に分割し、その1つ
の領域から、所定の位置に配置されている1画素の画像
電気信号を、1秒間に30回の割合でサンプリングし、
残りの8画素を間引く。
【0056】例えば、第1回目のサンプリング時(1コ
マ目)においては、各領域の左上の画素aがサンプリン
グされ、その他の画素b乃至iが間引かれる。第2回目
のサンプリング時(2コマ目)においては、画素aの右
側に配置されている画素bがサンプリングされ、その他
の画素a,c乃至iが間引かれる。以下、第3回目以降
のサンプリング時においては、画素c、画素d・・・
が、それぞれ、サンプリングされ、その他の画素が間引
かれる。つまり、9コマ毎に各画素がサンプリングされ
る。
【0057】画像処理部31によってサンプリングされ
た画像信号(CCD20の全画素中の9分の1の画素の
画像信号)は、A/D変換回路32に供給され、そこで
ディジタル化されてDSP33に出力される。
【0058】DSP33は、ディジタル化された画像信
号に前述の処理を施し、圧縮伸長回路34に供給する。
圧縮伸長回路34は、JPEG方式に従って画像信号に
圧縮処理を施した後、タイマ45から供給される撮影日
時をヘッダ情報として付加し、メモリカード24の撮影
画像記録領域に記録する。
【0059】次に、タッチタブレット6Aから2次元の
線画情報(ペン入力情報)を入力する場合の動作につい
て説明する。タッチタブレット6Aがペン46のペン先
で押圧されると、接触した箇所のX−Y座標がCPU3
6に供給される。このX−Y座標は、バッファメモリ3
5に格納されるとともに、フレームメモリ47の内部の
上記X−Y座標の各点に対応した箇所にデータが書き込
まれ、LCD6上に表示される。
【0060】上述したように、LCD6の表面上に形成
されているタッチタブレット6Aは、透明部材によって
構成されているので、ユーザは、LCD6上に表示され
る点(ペン46のペン先で押圧された位置の点)を観察
することができ、あたかもLCD6上に直接ペン入力を
したかのように感じることができる。また、ペン46を
タッチタブレット6A上で移動させると、LCD6上に
は、ペン46の移動に伴う線が描画される。さらに、ペ
ン46をタッチタブレット6A上で断続的に移動させる
と、LCD6上には、ペン46の移動に伴う破線が表示
される。以上のようにして、ユーザは、タッチタブレッ
ト6A(LCD6)から所望の文字、図形等の線画情報
を入力することができる。
【0061】また、LCD6上に撮影画像が表示されて
いる場合において、ペン46によって線画情報が入力さ
れると、この線画情報が、撮影画像情報とともに、フレ
ームメモリ47で合成され、LCD6上に表示される。
【0062】なお、ユーザは、図示せぬ色選択スイッチ
を操作することによって、LCD6上に表示される線画
の色を、黒、白、赤、青等の色から選択することができ
る。
【0063】ペン46によるタッチタブレット6Aへの
線画情報の入力後、操作キー7の実行キー7Bが押され
ると、バッファメモリ35に格納されている線画情報
が、入力日時のヘッダ情報とともにCPU制御バスを介
してメモリカード24に供給され、線画情報記録領域に
記録される。
【0064】なお、メモリカード24に記録される線画
情報は、圧縮処理の施された情報である。タッチタブレ
ット6Aに入力された線画情報は空間周波数成分の高い
情報を多く含んでいるので、撮影画像の圧縮に用いられ
る上記JPEG方式によって圧縮処理を行うと、圧縮効
率が悪く、情報量を削減できないので、圧縮及び伸長に
必要な時間が長くなってしまう。さらに、JPEG方式
による圧縮は、非可逆圧縮であるので、情報量の少ない
線画情報の圧縮には適していない(伸長してLCD6上
に表示した場合、情報の欠落に伴うギャザ、にじみが際
だってしまうため)。
【0065】そこで、本実施例においては、ファックス
等において用いられるランレングス法によって、線画情
報を圧縮するようにしている。ランレングス法とは、線
画画面を水平方向に走査し、黒、白、赤、青等の各色の
情報(点)の継続する長さ、及び無情報(ペン入力のな
い部分)の継続する長さを符号化することにより、線画
情報を圧縮する方法である。
【0066】このランレングス法を用いることにより、
線画情報を有効に圧縮することができ、また、圧縮され
た線画情報を伸長した場合においても、情報の欠落を抑
制することが可能になる。なお、線画情報は、その情報
量が比較的少ない場合には、圧縮しないようにすること
もできる。
【0067】また、上述したように、LCD6上に撮影
画像が表示されている場合において、ペン入力を行う
と、撮影画像データとペン入力の線画情報がフレームメ
モリ47で合成され、撮影画像と線画の合成画像がLC
D6上に表示される。その一方で、メモリカード24に
おいては、撮影画像データは、撮影画像記録領域に記録
され、線画情報は、線画情報記録領域に記録される。こ
のように、2つの情報が、各々異なる領域に記録される
ので、ユーザは、撮影画像と線画の合成画像から、いず
れか一方の画像(例えば線画)を削除することができ、
さらに、各々の画像情報を個別の圧縮方法で圧縮するこ
ともできる。
【0068】メモリカード24の音声記録領域、撮影画
像記録領域、または線画情報記録領域にデータを記録し
た場合、図7に示すように、LCD6に所定の表示が行
われる。図7に示す表示例においては、情報を記録した
時点の年月日(記録年月日)(この場合、1995年8
月25日)が画面の下端部に表示され、その記録年月日
に記録された情報の記録時刻が画面の最も左側に表示さ
れている。
【0069】記録時刻の右隣には、サムネイル(Thumb
Nail)画像が表示されている。このサムネイル画像は、
メモリカード24に記録された撮影画像データの各画像
データのビットマップデータを間引いて(縮小して)作
成されたものである。この表示のある情報は、撮影画像
情報を含む情報である。つまり、「10時16分」と
「10時21分」に記録(入力)された情報には、撮影
画像情報が含まれており、「10時05分」、「10時
28分」、「10時54分」、「13時10分」に記録
された情報には、画像情報が含まれていない。
【0070】また、メモ記号「*」は、線画情報として
所定のメモが記録されていることを表している。
【0071】サムネイル画像の表示領域の右側には、音
声情報バーが表示され、録音時間の長さに対応する長さ
のバー(線)が表示される(音声情報が入力されていな
い場合は、表示されない)。
【0072】なお、サムネイル画像や音声情報バーなど
の表示の順序は、メモリカード24に記録されている順
番(時系列順)とされている。即ち、1画面で表示する
ことができないくらい多数の情報が記録されている場合
に、この画面の表示処理を行うと、最も古い記録情報が
最初の行に表示され、以下、記録日時が古い順に表示さ
れることになる。
【0073】ユーザは、図7に示すLCD6の所望の情
報の表示ラインのいずれかの部分を、ペン46のペン先
で押圧して再生する情報を選択指定し、図2に示す実行
キー7Bをペン46のペン先で押圧することにより、選
択した情報を再生させることができる。
【0074】例えば、図7に示す「10時05分」の表
示されているラインがペン46によって押圧されると、
CPU36は、選択された録音日時(10時05分)に
対応する音声データをメモリカード24から読み出し、
音声IC38に供給する。音声IC38は、音声データ
(圧縮されている音声データ)に伸長処理を施し、更に
D/A変換を施してアナログ信号に変換してスピーカ5
に供給する。スピーカ5は、供給されたアナログ信号を
音声に変換し、出力する。なお、イヤホンジャック9に
図示せぬイヤホンが接続されている場合においては、ス
ピーカ5からは音声が再生されず、図示せぬイヤホンに
より音声が再生される。
【0075】メモリカード24に記録した撮影画像デー
タを再生する場合、ユーザは、所望のサムネイル画像を
ペン46のペン先で押圧することにより、その情報を選
択し、続いて、実行キー7Bを押すことにより、選択し
た情報を再生させる。
【0076】CPU36は、選択された撮影日時に対応
する撮影画像データをメモリカード24から読み出し、
圧縮伸長回路34に供給する。圧縮伸長回路34に供給
された撮影画像データ(圧縮されている撮影画像デー
タ)はそこで伸長され、CPU36に再び出力される。
CPU36は、この撮影画像データをビットマップデー
タとしてフレームメモリ47に一旦格納させた後、LC
D6に表示させる。
【0077】Sモードで撮影された画像は、LCD6上
に、静止画像として表示される。この静止画像は、CC
D20の全ての画素の画像信号を再生したものであるこ
とはいうまでもない。
【0078】Lモードで撮影された画像は、LCD6上
において、1秒間に8コマの割合で連続して表示され
る。このとき、各コマに表示される画素数は、CCD2
0の全画素数の4分の1である。
【0079】人間の視覚は、静止画像の解像度の劣化に
対しては敏感であるため、静止画像の画素を間引くと、
ユーザはこれを容易に感知してしまう。しかしながら、
1秒間に8コマの画像が再生されるLモードでは、各コ
マの画素数はCCD20の画素数の4分の1になるが、
前述のように1秒間に8コマの画像が再生されるので、
単位時間当たりの情報量は、静止画像の場合に比べて2
倍になる。
【0080】すなわち、Sモードで撮影された画像の1
コマの画素数を1とすると、Lモードで撮影された画像
の1コマの画素数は1/4となる。Sモードで撮影され
た画像(静止画像)がLCD6に表示された場合、1秒
間に人間の目に入る情報量は1(=(画素数1)×(コ
マ数1))となる。一方、Lモードで撮影された画像が
LCD6に表示された場合、1秒間に人間の目に入る情
報量は2(=(画素数1/4)×(コマ数8))となる
(すなわち、人間の目には、静止画像の2倍の情報が入
る)。従って、1コマ中の画素の数を4分の1にした場
合でも、再生時において、ユーザは、画質の劣化をさほ
ど気にしない。
【0081】さらに、本実施例においては、各コマ毎に
異なる画素をサンプリングし、そのサンプリングした画
素をLCD6に表示するようにしているので、人間の目
に残像効果が起こり、1コマ当たり4分の3画素を間引
いたとしても、ユーザは、画質の劣化をさほど気にする
ことなく、LCD6に表示されるLモードで撮影された
画像を観察することができる。
【0082】また、Hモードで撮影された画像は、LC
D6上において、1秒間に30コマの割合で連続して表
示される。このとき、各コマに表示される画素数は、C
CD20の全画素数の9分の1であるが、Lモードの場
合と同様の理由で、ユーザは、画質の劣化をさほど気に
することなくLCD6に表示されるHモードで撮影され
た画像を観察することができる。
【0083】本実施例においては、Lモード及びHモー
ドで被写体を撮像する場合、画像処理部31が、再生時
における画質の劣化が気にならない程度にCCD20の
画素を間引くようにしているので、DSP33と圧縮伸
長回路34の負荷を低減することができ、これらを、低
速度、低電力で作動させることができる。また、このこ
とにより、装置の低コスト化及び低消費電力化が可能に
なる。
【0084】次に本発明を適用したオートフォーカス処
理について説明する。
【0085】図8は、本実施例において実行されるオー
トフォーカス処理の一例を説明するフローチャートであ
る。この処理は、電子カメラ1が撮影モードにされてい
る場合に実行される。
【0086】この処理が実行されると、ステップS10
において、CPU36は、タッチタブレット6Aからペ
ン入力(ペン46によりタッチタブレット6Aが押圧さ
れること)がなされたか否かを判定する。ペン入力がな
されていない(NO)と判定した場合は、ステップS1
0に戻り同様の処理を繰り返す。ペン入力がなされた
(YES)と判定した場合は、ステップS11に進む。
【0087】ステップS11において、CPU36は、
ペン入力がなされた座標(x,y)を求める。そしてス
テップS12に進む。
【0088】いま、図9に示すような表示例において、
ペン46により、画面の所定の位置が押圧された場合、
CPU36は、この座標(x,y)を読みとることにな
る。
【0089】ステップS12において、CPU36は、
座標(x,y)の値に応じてAFセンサ14の方向を決
定する。即ち、AFセンサ14は、図10(a),
(b)に示すように、θ軸およびφ軸の2軸方向に回転
することにより、赤外線を照射する方向が制御可能とさ
れており、CPU36は、座標(x,y)に対応する制
御信号を、AFセンサ駆動回路50に出力し、AFセン
サ14の赤外線の照射方向を決定する。
【0090】なお、メモリカード24には、LCD6上
の各点の座標と、2軸のそれぞれの角度とを対応づける
データが記憶されているので、このデータを参照するこ
とにより、座標(x,y)に応じて、AFセンサ14の
角度θまたは角度φを変更し、赤外線の照射方向を決定
することができる。そして、ステップS13では、画面
上で指定された方向に赤外線が照射されることになる。
【0091】いま、図9の例では、LCD6上におい
て、左から2人目の人物の顔面上の1点(座標(x,
y))がペン46により押圧されているので、CPU3
6は、この座標(x,y)に対応するデータをメモリカ
ード24から読み出し、角度θ,φを決定するための制
御信号をAFセンサ駆動回路50に出力する。その結
果、AFセンサ14から出射される赤外線は、左から2
人目の人物のLCD6上で指定されている部分に対応す
る部分を中心として照射されることになる。
【0092】ステップS14において、CPU36は、
AFセンサ14から赤外線が照射されてから反射光がA
Fセンサ14に再度入射されるまでの時間τを測定す
る。そして、ステップS15に進み、時間τに応じてレ
ンズ49を移動させることにより、オートフォーカス処
理を実行する。
【0093】図9の例では、左から2人目の人物に対し
て赤外線が照射され、AFセンサ14が反射光を検出す
るまでの時間τが測定される。そして、CPU36は、
この時間τに応じて、AF駆動回路30を制御し、レン
ズ49を所定の位置まで移動させる。その結果、左から
2人目の人物(の顔面)に合焦される。
【0094】このような処理によれば、被写体が画面の
中心部分に存在しない場合でも、オートフォーカス処理
を実行することができる。また、画面上において、被写
体を選択することができるので、操作が簡単となる。
【0095】図11は、本実施例を適用した他のオート
フォーカス処理を説明するフローチャートである。
【0096】この処理が実行されると、ステップS20
において、CPU36は、ペン46によりタッチタブレ
ット6Aの所定の部分が押圧された(ペン入力がなされ
た)か否かを判定する。その結果、ペン入力がなされた
(YES)と判定すると、ステップS21に進む。ま
た、ペン入力がなされていない(NO)と判定すると、
ステップS20に戻り同様の処理を繰り返す。
【0097】ステップS21では、CPU36は、ペン
入力がなされた座標(x1,y1)を求める。そして、ス
テップS22に進み、ペン46が押圧されたまま座標
(x1,y1)から移動された(ドラッグされた)か否か
を判定する。その結果、ペン46が移動されていない
(NO)と判定した場合は、ステップS22に戻り同様
の処理を繰り返す。また、ペン46が移動された(YE
S)と判定した場合は、ステップS23に進む。
【0098】ステップS23において、CPU36は、
ペン46の現在の座標(x2,y2)を求める。そして、
ステップS24に進み、ステップS21で求めた最初に
ペン入力が実行された座標(x1,y1)と、ペン46の
現在の座標(x2,y2)を対角線とする四角形をLCD
6上に描画する。
【0099】図12は、画面上に表示される四角形の一
例を示す図である。なお、この図では、被写体となる4
人の人物が表示されており、そのうちの1人(図12の
左から2人目の人物)の頭部が四角形で囲まれている。
【0100】そしてステップS25に進み、CPU36
は、ペン46がタッチタブレット6Aから離されたか否
かを判定する。ペン46がタッチタブレット6Aから離
されていない(NO)と判定した場合、ステップS23
に戻り同様の処理を繰り返す。なお、ステップS24に
おいて、新たに四角形を描画する場合は、以前に描画し
た四角形を消去するようにすれば、ペン46の移動に伴
って四角形の大きさが変化するように見せることができ
る。このような、ステップS23乃至S25により構成
される繰り返し処理により、タッチタブレット6A上に
おけるペン46の移動に応じて、四角形の大きさが変化
し、焦点を合わせようとする領域が指示されることにな
る。
【0101】また、ステップS25において、CPU3
6が、ペン46がタッチタブレット6Aから離された
(YES)と判定した場合は、ステップS26に進む。
【0102】ステップS26において、CPU36は、
AF駆動回路30を制御し、レンズ49をCCD20に
最も近接する位置に移動させる。そして、ステップS2
7に進む。
【0103】ステップS27において、CPU36は、
四角形で囲まれている画素の輝度データをフレームメモ
リ47から読み出し、輝度データの平均値を算出する。
そして、得られた輝度データの平均値を変数I2に代入
する。
【0104】ステップS28では、CPU36は、AF
駆動回路30を制御し、レンズ49をCCD20から遠
ざかる方向に微小距離ΔLだけ移動させる。そして、ス
テップS29に進み、ステップS27の場合と同様に、
四角形に囲まれている画素の輝度データの平均値を算出
し、変数I1に代入する。
【0105】ステップS30では、I1からI2の値を減
算した値が0よりも大きいか否かが判定される。その結
果、I1からI2の値を減算した値が0よりも大きい(Y
ES)と判定された場合は、ステップS27に戻り同様
の処理が繰り返される。また、I1からI2の値を減算し
た値が0よりも小さいか、または、これらが等しい(N
O)と判定された場合は、処理を終了する(エンド)。
【0106】このような、ステップS27乃至S30に
より構成される繰り返し処理では、レンズ49をΔLだ
け移動した前後の輝度データの平均値が比較され、輝度
データの平均値が増加している場合(I1>I2の場合)
は処理を継続し、輝度データの平均値が減少または不変
である場合(I1≦I2の場合)は、処理を終了する。即
ち、被写体に対して光学系が合焦している場合は、輝度
データの値が最大となるので、これらの繰り返し処理に
より、輝度データの平均値が最大となる位置にレンズ4
9が移動されることになる。
【0107】以上のような処理によれば、被写体がカメ
ラ視野の中心部分に存在していない場合でも、タッチタ
ブレット6A上で直接指示することにより合焦を実行す
ることが可能となる。また、以上のような構成では、A
Fセンサ14とAFセンサ駆動回路50が不要となる。
【0108】次に、本発明を適用したズーム処理の一例
について説明する。
【0109】図13は、本実施例において実行されるズ
ーム処理の一例を説明するフローチャートである。この
処理は、電子カメラ1が撮影モードとされている場合
に、ペン46によりタッチタブレット6Aが押圧された
ときに実行される。
【0110】この処理では、図14に示すように、LC
D6の対角線上の1点(x,y)を指定することにより
決定される四角形(x,y)−(−x,y)−(−x,
−y)−(x,−y)を基準にして、ズーム処理が実行
される。なお、この図では、説明を簡単にするために、
LCD6の中心部を原点(0,0)としている。以下、
この処理の詳細を図13を参照して説明する。
【0111】ステップS40において、CPU36は、
ペン46によりタッチタブレット6Aの所定の位置がダ
ブルクリック(ペン46により、タッチタブレット6A
の同じ位置が2回連続して押されること)されたか否か
を判定する。ダブルクリックされていない(NO)と判
定した場合、ステップS40に戻り同様の処理を繰り返
す。また、ダブルクリックされた(YES)と判定した
場合は、ステップS41に進む。
【0112】ステップS41において、CPU36は、
ダブルクリックがなされたタッチタブレット6A上の点
(a,b)からLCD6の対角線上の対応する座標を求
める。即ち、本処実施例では、前述のように、対角線上
の1点を指定することにより決まる四角形を基準にして
ズーム処理を実行するが、ユーザが対角線上を常に指定
するとは限らないので、そのような場合(例えば、図1
4の点(a,b)にペン入力がなされた場合)には、座
標の変換が必要となる。
【0113】図15は、前述の座標変換の様子を示す図
である。この図において、点(a,b)はペン入力がな
された位置である。また、r1は、原点から点(a,
b)までの距離を表しており、φ1は、原点と点(a,
b)を結ぶ直線と、x軸との間の角度を表している。点
1は、点(a,b)から対角線に対して垂線を引いた
場合に、垂線と対角線とが交わる点である。R1は、原
点から点P1までの距離を表している。
【0114】この図において、点(a,b)から点(x
1,y1)を求める座標変換を行うには、以下に示す式
(1)により、角φ1を求め、また、式(2),(3)
によりr1とR1をそれぞれ求める。なお、θは対角線と
x軸との間の角度を示している。
【0115】φ1=tan-1(b/a) ・・・(1)
【0116】r1=(a2+b21/2 ・・・(2)
【0117】 R1=r1・cos(φ1−θ) ・・・(3)
【0118】そして、得られたR1を以下の式に代入す
ることにより、x1とy1とを求めることができる。
【0119】x1=R1・cosθ ・・・(4)
【0120】y1=R1・sinθ ・・・(5)
【0121】図13のフローチャートの説明に戻って、
ステップS42において、CPU36は、以上の計算に
より得られた(x1,y1)を角点とする四角形をLCD
6に描画する。即ち、四角形(x1,y1)−(−x1
1)−(−x1,−y1)−(x1,−y1)を描く。
【0122】ステップS43では、CPU36は、ペン
46が移動されたか否かを判定する。その結果、ペン4
6が移動されていない(NO)と判定した場合は、ステ
ップS43に戻り同様の処理を繰り返す。また、ペンが
移動された(YES)と判定した場合は、ステップS4
4に進む。ステップS44では、図16に示すように、
ペン46の現在の位置(c,d)に対応する、LCD6
の対角線上の点(x2,y2)を求める。なお、このよう
な処理を実行する理由は、前述の場合と同様である。
【0123】このときの計算の手順を簡単に説明する。
先ず、以下に示す式(6)によりφ2を求める。なお、
このφ2は、図14に示すように、点P1と点(c,d)
とを結ぶ直線と、x軸との間の角度を表している。
【0124】 φ2=tan-1((d−y1)/((c−x1)) ・・・(6)
【0125】また、以下に示す式(7)により、点P1
から点(c,d)までの距離r2を求める。
【0126】 r2=((c−x12+(d−y121/2 ・・・(7)
【0127】以上の式(6),(7)により求められた
φ2とr2を以下に示す式(8)に代入することにより、
点P1とP2の間の距離R2を得る。
【0128】 R2=r2・cos(φ2−θ) ・・・(8)
【0129】式(8)により得られたR2を以下に示す
式(9),(10)に代入することにより、点P2の座
標(x2,y2)を得る。 x2=R2・cosθ+x1 ・・・(9)
【0130】 y2=R2・sinθ+y1 ・・・(10)
【0131】図13のフローチャートに戻り、ステップ
S45において、CPU36は、以上のような計算によ
り得られた点P2の座標(x2,y2)を角点とする四角
形をLCD6上に描画する。即ち、四角形(x2,y2
−(−x2,y2)−(−x2,−y2)−(x2,−y2
を描画する。なお、新たに四角形を描く場合には、以前
に描画された四角形は消去する。
【0132】ステップS46では、CPU36は、点P
1とP2のx座標の比x2/x1を求める。そして、この値
に応じてズーム処理を実行する。即ち、CPU36は、
2/x1の値に応じて、ズーム駆動回路48を制御し、
レンズ3を移動させることにより、ズーム処理を行う。
その結果、点P1で指定された四角形で囲まれた領域の
画像は、点P2で指定された四角形の領域まで拡大また
は縮小され、表示されることになる。
【0133】なお、x2/x1の比が、ズームの上限また
は下限を越えた場合は、表示する四角形の色を、例え
ば、赤色にすることにより、それ以上のズームが実行で
きないことを示すようにすればよい。
【0134】そして、ステップS47に進み、CPU3
6は、ペン46がタッチタブレット6Aから離されたか
否かを判定する。その結果、ペンが離されていない(N
O)と判定した場合は、ステップS44に戻り同様の処
理を繰り返す。また、ペン46が離された(YES)と
判定した場合は、処理を終了する(エンド)。
【0135】次に、以上の処理の動作を具体例を挙げて
説明する。
【0136】図17は、4人の人物が画面上に表示され
ている表示例を示している。このような表示画面におい
て、タッチタブレット6Aの所定の位置がペン46によ
りダブルクリックされた場合、ステップS40において
YESと判定され、ステップS41に進む。
【0137】ステップS41では、ダブルクリックがな
された点(a,b)から対角線上の点P1の座標(x1
1)が算出され、ステップS42において、この点P1
を角点とする四角形が図17に示すように描画される。
なお、この例では、(a,b)=(x1,y1)とされて
いる。
【0138】そして、ペン46を押圧したまま、例え
ば、画面右上方向に移動させると、ステップS43にお
いてペン46が移動された(YES)と判定され、ステ
ップS44に進む。ステップS44では、ペン46の現
在の位置(c,d)に対応する対角線上の座標(x2
2)が算出される。
【0139】続くステップS45において、座標
(x2,y2)を角点とする四角形が図18に示すように
描画される。なお、図18の例では、(c,d)=(x
2,y2)とされている。そして、点P1とP2のx座標の
比x2/x1に応じて、レンズ3が移動され、ズーム処理
が実行される。
【0140】その結果、図17の四角形に囲まれた領域
の画像は、図18に示すように、点P2で指定される新
たな四角形に収まるように拡大(ズームアップ)されて
表示される。即ち、図17に示す画像は、図18に示さ
れる2つの四角形の比に応じて拡大されることになる。
【0141】そして、例えば、ペン46を画面の右上端
まで移動させ、タッチタブレット6Aから離すと、図1
7の四角形で囲まれた領域の画像は、図19に示すよう
にLCD6の画面一杯に表示されることになる。
【0142】以上の実施例によれば、画面と相似な四角
形を描画し、この四角形を元にズーム処理を実行するよ
うにしたので、四角形の比によりズームアップまたはズ
ームバックの割合を容易に把握することが可能となる。
【0143】なお、以上の例では、画面上の第1象限
(図14における右上の領域)のみを対象にして説明し
たが、この他の象限(第2象限乃至第4象限)でも同様
の処理を行うことが可能であることは言うまでもない。
【0144】また、以上の説明においては、ズームアッ
プのみを例に挙げて説明したが、ズームバックを行うこ
とも可能であることは勿論である。例えば、図14の点
(a,b)においてダブルクリックを実行し、ペン46
を原点方向に移動させることにより、ズームバックを実
行することができる。その場合の処理は、図13に示す
フローチャートにより実行することができる。
【0145】更に、本実施例においては、四角形を画面
上に表示するようにしたが、例えば、円などの図形を表
示するようにしてもよい。その場合、画面との相似性は
確保されないが、ズームの割合を図形の大きさの変化と
して把握することができる。
【0146】更にまた、以上の実施例では、ダブルクリ
ックがなされた点をP1とし、ペン46がドラッグされ
た後、タッチタブレット6Aから離された点をP2とし
たが、これらの点の指定方法はこれのみに限定されるも
のではないことは勿論である。例えば、点P1と点P2
ペン46により直接指定するようにしてもよい。
【0147】また、本実施例においては、ステップS4
5において(x2,y2)を角点とする四角形を描画する
とともに、ステップS46において、ズーム処理を実行
するようにした。しかしながら、このステップS46の
処理をステップS47の後に実行するようにしてもよ
い。即ち、ペン46により入力がなされている場合に
は、画面上に対応する四角形を表示する処理(ステップ
S45)のみを実行し、入力が終了した場合(ステップ
S47でYESの場合)に、ズーム処理(ステップS4
6)を実行するようにしてもよい。
【0148】このような処理によれば、四角形を描画す
る繰り返し処理から機械的な動作を含む処理(ステップ
S46)が除外されることになるので、ペン46を移動
する度にズーム処理が実行されなくなり、描画処理を高
速に実行することができる。
【0149】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置によれ
ば、少なくとも1枚以上のレンズを介して入射された被
写体からの光を画像信号に変換する変換手段と、レンズ
と変換手段との相対的な位置関係を調節するレンズ調節
手段と、変換手段により得られた画像信号を表示する表
示手段と、表示手段に表示されている画像の所定の位置
を指定する位置指定手段と、位置指定手段からの入力に
応じてレンズ調節手段を制御するようにしたので、表示
手段に表示されている画面上において、オートフォーカ
ス処理やズーム処理が実行可能となるので、これらの処
理を簡単に実行できると共に、オートフォーカス処理で
は、被写体が画面の中心部に位置しない場合でも処理を
実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置を適用した電子カメラの
構成の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す電子カメラの面X1に対向する側か
ら見た場合の斜視図である。
【図3】図1または図2に示す電子カメラの内部の構成
を示す斜視図である。
【図4】図1または図2に示す電子カメラの電気的な構
成を示すブロック図である。
【図5】Lモードにおける画素の間引き処理を説明する
図である。
【図6】Sモードにおける画素の間引き処理を説明する
図である。
【図7】記録された情報を再生する場合の表示画面の表
示例である。
【図8】図4に示す実施例において実行されるオートフ
ォーカス処理の一例を説明するフローチャートである。
【図9】図8に示す処理を実行する場合の表示例を示す
図である。
【図10】図4に示すAFセンサ14の詳細な構成を示
す図である。
【図11】図4に示す実施例において実行される他のオ
ートフォーカス処理の一例を説明するフローチャートで
ある。
【図12】図11に示す処理を実行した場合の表示例を
示す図である。
【図13】図4に示す実施例において実行されるズーム
処理の一例を説明するフローチャートである。
【図14】図13の処理において使用される座標系を説
明する図である。
【図15】点(a,b)を点P1に変換する処理を説明
する図である。
【図16】点(c,d)を点P2に変換する処理を説明
する図である。
【図17】図13に示す処理が実行された場合の画面の
表示例である。
【図18】図13に示す処理が実行された場合の他の画
面の表示例である。
【図19】図13に示す処理が終了した後の画面の表示
例である。
【符号の説明】
6 LCD(表示手段) 6A タッチタブレット(位置指定手段) 14 AFセンサ(計測手段) 20 CCD(変換手段) 30 AF駆動回路(レンズ調節手段) 36 CPU(制御手段、画像処理手段) 48 ズーム駆動回路(レンズ調節手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光を画像信号に変換し、記
    録または再生する情報処理装置において、 少なくとも1枚以上のレンズを介して入射された前記被
    写体からの光を画像信号に変換する変換手段と、 前記レンズと前記変換手段との相対的な位置関係を調節
    するレンズ調節手段と、 前記変換手段により得られた前記画像信号を表示する表
    示手段と、 前記表示手段に表示されている画像の所定の位置を指定
    する位置指定手段と、 前記位置指定手段からの入力に応じて前記レンズ調節手
    段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記位置指定手段は、タッチタブレット
    であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記位置指定手段によ
    り指定された前記画像の位置に応じて、前記レンズ調節
    手段を制御し、所定の被写体に合焦させることを特徴と
    する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記位置指定手段により指定された前記
    画面上の位置に対応する方向に存在する被写体までの距
    離を計測する計測手段を更に備え、 前記制御手段は、前記計測手段によって計測された距離
    に応じて前記レンズ調節手段を制御することを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記位置指定手段により指定された位置
    を含む画面上の所定の領域に対して所定の画像処理を施
    す画像処理手段を更に備え、 前記制御手段は、前記画像処理手段の画像処理の結果に
    応じて、前記レンズ調節手段を制御することを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記領域は、指定された2点を対角線と
    する四角形であることを特徴とする請求項5に記載の情
    報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記位置指定手段によ
    り指定された前記画面上の2点の座標に応じて、前記レ
    ンズ調節手段を制御し、ズームアップまたはズームバッ
    クを行うことを特徴とする請求項1または2に記載の情
    報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記2点の座標を、前
    記画面の対角線上の対応する2点の座標に変換し、変換
    された2点の座標の位置関係に応じて前記レンズ調節手
    段を制御することを特徴とする請求項7に記載の情報処
    理装置。
JP8153780A 1996-06-14 1996-06-14 情報処理装置 Withdrawn JPH104521A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011050038A (ja) * 2009-07-27 2011-03-10 Sanyo Electric Co Ltd 画像再生装置及び撮像装置

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