JPH1045162A - カップホルダー - Google Patents

カップホルダー

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Publication number
JPH1045162A
JPH1045162A JP11962097A JP11962097A JPH1045162A JP H1045162 A JPH1045162 A JP H1045162A JP 11962097 A JP11962097 A JP 11962097A JP 11962097 A JP11962097 A JP 11962097A JP H1045162 A JPH1045162 A JP H1045162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
cup holder
cut
cups
bent
Prior art date
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Pending
Application number
JP11962097A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Saiki
真司 斉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH1045162A publication Critical patent/JPH1045162A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープンマウス型のカップ容器を2列状態で
まとめるに際し、強度があって体裁がよく、省資源、低
コストの要求にも対応でき、しかも簡単な工程でまとめ
られるようにする。 【解決手段】 天面部分11の差込み用切込βのところ
に隙間を形成してカップ容器のフランジを差し込んで一
部を露出させ、その状態で左右の折曲げ片12,13を
それぞれカップ容器の側面に向けて下方に折り曲げる。
さらに、前後の折曲げ片14,15を同様に折り曲げ
る。各折曲げ片はそれぞれカップ容器のフランジで係止
されるので、ロック状態でまとめたマルチパックが作製
できる。カップ容器をまとめる工程が簡単であり、折曲
げ片が補強の役目を果たして強度のあるものとなる。使
用する紙の量は少なくて済み、コストも低くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フランジ付きのカ
ップ容器を複数個まとめるのに使用されるカップホルダ
ーに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、ヨーグルト、
プリン、納豆等の食品はその食べやすさを考慮して1食
分を個々のカップ容器(上方に向けてテーパー状に開い
たオープンマウス型で、しかもシール蓋をするのにフラ
ンジを有したものが通常使用される)に入れた形態とさ
れることが多いが、まとめ買いの便宜を図るために、複
数個のカップ容器をまとめた所謂マルチパックの形態に
することが行われている。カップ容器を1列に並べてま
とめる場合には、スリーブ状カートン、ヘッドホルダ
ー、ネックスルーカートン等が従来より広く利用されて
いるが、これらではカップ容器の2列化は難しく、この
場合は台紙となるトレーにカップ容器を2列状態で載せ
て周囲をシュリンク包装しているのが殆どである。この
包装形態は簡便ではあるが、カップ容器の向きが傾くの
で見た目が悪いという欠点がある。また、サック箱に2
列状態で収納するスタイルもあるが、過剰包装、高コス
トになるばかりか中が見えないという欠点がある。
【0003】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、オープンマ
ウス型のカップ容器を2列状態でまとめるに際し、強度
があって体裁がよく、省資源、低コストの要求にも対応
でき、しかも簡単にまとめられるカップホルダーを提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数のフランジ付きカップ容器を2列に
並んだ状態で連結するのに使用される板紙製のカップホ
ルダーであって、矩形状の天面部分とその周囲4辺に折
線を介してそれぞれ連設された折曲げ片とからなり、天
面部分はカップ容器を2列状態で並べた場合にそのフラ
ンジが少しずつはみ出る大きさになっており、天面部分
の前後方向中心線の左右に各カップ容器のフランジをそ
れぞれ差し込むための差込み用切込が前後方向に並んで
設けられ、各折線のところには折曲げ片を下向きに折り
曲げた時に当該折曲げ片がカップ容器のフランジにて係
止されるような形状で折曲げ用切込が設けられているこ
とを特徴とする。
【0005】そして、天面部分の左右方向中央で且つ差
込み用切込以外のところに把手用切込を設けたり、天面
部分の左右方向中央で且つ差込み用切込以外のところか
ら左右方向に開封可能なジッパー部を設けた形態にする
こともできる。
【0006】上記構成からなる本発明のカップホルダー
は、その周囲4辺に連設した折曲げ片をそれぞれ折り曲
げるだけで当該折曲げ片がカップ容器のフランジにて係
止される。そして、各カップ容器はフランジの部分でカ
ップホルダーに保持され、折り曲げられた周囲4辺の折
曲げ片が全体の撓みを防止する役目を果たす。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0008】図1は本発明に係るカップホルダーを使用
して組み立てたマルチパックを示す斜視図であり、同図
のマルチパックは4個(2列×2)のカップ容器Cを板
紙製のカップホルダーH1 でまとめたものである。カッ
プ容器Cは内面にポリエチレン等の熱可塑性樹脂を被覆
してなる加工紙で作製された紙製カップや、ポリプロピ
レン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂で成形されたプラ
スチック製カップ等の公知のもので、テーパー状に広が
る筒状側面の上部開口に外向きのフランジを備えてお
り、内容物を充填した後でそのフランジに蓋材Sがシー
ルされている。一方、カップホルダーH1 は組み立てる
前は図2に示す展開形状をしている。
【0009】図2のカップホルダーH1 は板紙を打ち抜
いて作製されたもので、矩形状の天面部分11の周囲4
辺に折線a,bを介して左右の折曲げ片12,13と折
線c,dを介して前後の折曲げ片14,15を連設した
全体形状になっている。天面部分11はカップ容器Cを
4個並べた場合にそのフランジが少しずつはみ出る大き
さである。そして、左右の折線a,bにおけるカップ容
器のフランジに対応する部分には、直線状切込16,1
7がそれぞれ2つずつ設けられ、それらの両端には天面
部分11に延びる短い切込16a,17aが設けられて
おり、これにより左右の折曲げ用切込αは全体にコの字
状になっている。また、これらの折曲げ用切込αとそれ
ぞれ向かい合うようにして天面部分11の前後方向中心
線の左右に差込み用切込βが前後方向に並んで設けられ
ている。この差込み用切込βは直線状でもよいが、図示
のように円弧状切込18,19とその両端から延びる短
い直線状切込18a,19aとの組合せにした方が隙間
が大きく形成されるので好ましい。なお、図示の差込み
用切込βの場合、円弧状切込18,19の径はカップ容
器のフランジの径より小さく、その両端から伸びる直線
状切込18a,19aによりフランジを挿入可能にして
いる。さらに、前後の折線c,dのところには、カップ
容器のフランジに合致する円弧状切込20,21がそれ
ぞれ2つずつ設けられ、その円弧状切込20,21の中
程には凸部24を区画する反対向きの半円状切込22,
23が設けられており、これらの切込が前後の折曲げ用
切込γを形成している。
【0010】上記のカップホルダーH1 により4個のカ
ップ容器Cを束ねる手順は次のようである。まず、天面
部分11における差込み用切込βに挟まれる領域を押圧
して差込み用切込βのところに隙間を形成し、カップ容
器Cを2個ずつ左右から押しながらその隙間にカップ容
器Cのフランジを差し込んで一部を露出させる。次い
で、左右の折線a,bのところで左右の折曲げ片12,
13をそれぞれカップ容器Cの側面に向けて下向きに折
り曲げる。この時、折線a,bの位置にある直線状切込
16,17の両端に短い切欠16a,17aがあり、そ
のコの字状部分が撓むので、フランジを乗り越えて折曲
げ片12,13を折り曲げることができ、折り曲げた後
は直線状切込16,17からフランジが一部露出すると
ともに、折曲げ片12,13がフランジにて係止され
る。さらに、前後の折線c,dのところで前後の折曲げ
片14,15をそれぞれカップ容器Cの側面に向けて下
向きに折り曲げる。この時、円弧状切込20,21がフ
ランジに合致するので、力を入れて折り曲げると、その
円弧状切込20,21の中程にある凸部24がカップ容
器Cのフランジを乗り越えるようにして折り曲げること
ができ、折り曲げた後は凸部24が若干押し潰された状
態でフランジの裏側に係止するので、折曲げ片14,1
5は係止状態となる。このように、周囲4つの折曲げ片
12〜15を折り曲げるだけで、図1に示す如くホルダ
ーH1 が4個のカップ容器Cをロック状態でまとめたマ
ルチパックが作製できる。そして、各カップ容器Cは、
そのフランジの部分でホルダーH1 に保持され、折り曲
げられた周囲4辺の折曲げ片12〜15が前後左右の撓
みを防止する。
【0011】図3に示すカップホルダーH2 は、6個
(2列×3)のカップ容器をまとめるためのものであ
る。このカップホルダーH2 は図2に示すものと基本的
に同じで、前後方向に1個分だけ長くなったものであ
り、6個のカップ容器をまとめたマルチパックを作製す
る手順も4個の場合と同様なので、カップホルダーH1
と同様の部位に同じ符号を付してそれらの説明を省略す
る。
【0012】図4に示すカップホルダーH3 は、天面部
分11の中央に把手用切込25を設けている。天面部分
11の中央は差込み用切込18,19以外のところ即ち
カップ容器がない部分であり、ここに把手用切込25を
設けておけば、当該切込25で囲まれた部分に指を突っ
込んで吊り下げることができる。なお、このカップホル
ダーH3 では、折曲げ用切込αにおける直線状切込1
6,17とその両端の短い切込16a,17aとの接続
部分に丸みを持たせ、折曲げ時に破れ難くするととも
に、直線状切込16,17の中程に折曲げ部分12,1
3に延びる短い切込16b,17bを設けてあり、これ
により左右の折曲げ片12,13がカップ容器のフラン
ジを乗り越えやすくなるようにしている。また、左右の
折曲げ片12,13と前後の折曲げ片14,15の角部
を面取りしてあり、これらを折り曲げた時に角が立たな
いようにしている。
【0013】図5に示すカップホルダーH4 は図4のカ
ップホルダーH3 の変形で、前後方向に1個分長くして
6個(2列×3)のカップ容器をまとめるようにしたも
のである。このカップホルダーH4 は把手用切込25を
対向して設けてあるので、これらにそれぞれ指を突っ込
むことで把持するようにして吊り下げることができる。
なお、カップホルダーH3 と同様の部位には同じ符号を
付してそれらの説明を省略する。
【0014】図6に示すカップホルダーH5 は、天面部
分11の中央から左右方向に開封可能なジッパー部26
を設けている。すなわち、天面部分11の中央に抜き部
分27を区画する切込28を入れるとともに、その抜き
部分27から左右方向に帯状のジッパー部26を区画す
るように2本のハーフカット29を形成している。この
ような加工を施しておけば、抜き部分27に指先を押し
込み、そのままハーフカット29に沿ってジッパー部2
6を破断することでマルチパックを2分することができ
る。
【0015】図7に示すカップホルダーH6 は図6のカ
ップホルダーH5 の変形で、前後方向に1個分長くして
6個(2列×3)のカップ容器をまとめるようにしたも
のである。このカップホルダーH6 は2箇所の抜き部分
27にそれぞれ指先を押し込み、そこからハーフカット
29に沿ってジッパー部26を破断することでマルチパ
ックを3分することができる。なお、カップホルダーH
5 と同様の部位には同じ符号を付してそれらの説明を省
略する。
【0016】図8に示すカップホルダーH7 は、直線状
切込30,31とその両端から丸みをもって天面部分1
1に延びる短い切込30a,31aとで前後の折曲げ用
切込γを構成している。この形状でも、前後の折曲げ片
14,15を折線c,dのところで下向きに折り曲げた
時に、直線状切込30,31の部分がカップ容器のフラ
ンジを下側から押圧するので、折曲げ片14,15は係
止状態を維持することができる。
【0017】図9に前後の折曲げ用切込γの変形例を示
す。図9(a)に示す例では、直線状切込32とその内
側の端から丸みをもって天面部分11に延びる短い切込
32a、さらに直線状切込32の中程に折曲げ部分15
に延びる短い切込32bを設けてある。すなわち、この
折曲げ用切込γでは、切込32bにより折曲げ部分15
を折り曲げやすくするとともに、直線状切込32の外側
の端では切込を省略することで、天面部分11のコーナ
ーを破れ難くしている。図9(b)に示す例では、直線
状切込33を内側の半分だけに設けるとともに外側には
円弧状切込34を設け、両者の端を短い切込35で連結
している。また、直線状切込33の内側の端から丸みを
もって天面部分11に延びる短い切込33aを設けてあ
る。この折曲げ用切込γでは、直線状切込33の部分が
カップ容器のフランジを下側から押圧して折曲げ片15
が係止状態を維持する。図9(c)に示す例では、直線
状切込36とその中程に折曲げ部分15に延びる短い切
込36aを設けてある。この折曲げ用切込γでも、直線
状切込36の部分がカップ容器のフランジを下側から押
圧して折曲げ片15が係止状態を維持する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカップホ
ルダーは、従来技術的な難易度が高いと考えられていた
オープンマウス型のカップ容器を2列状態でまとめるに
際し、差込み用切込にカップ容器のフランジを差し込ん
でから周囲4辺の折曲げ片を単に折り曲げるという簡単
な工程でまとめることができ、しかもまとめた後はロッ
ク状態となるばかりか、折曲げ片が補強の役目を果たし
て強度のあるものとなる。また、使用する紙の量が少な
いので、省資源の観点から好ましいものであり、コスト
も低くてすむというメリットもある。さらには、天面部
分を有効に使って効果的なデザインを施すこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカップホルダーを使用して組み立
てたマルチパックを示す斜視図である。
【図2】図1に示すマルチパックに使用したカップホル
ダーの展開図である。
【図3】図2に示すカップホルダーの変形例を示す展開
図である。
【図4】カップホルダーの他の例を示す展開図である。
【図5】図4に示すカップホルダーの変形例を示す展開
図である。
【図6】カップホルダーの他の例を示す展開図である。
【図7】図6に示すカップホルダーの変形例を示す展開
図である。
【図8】カップホルダーの他の例を示す展開図である。
【図9】前後の折曲げ用切込の変形例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
C カップ容器 S 蓋材 H1 ,H2 ,H3 ,H4 ,H5 ,H6 ,H7 カップホ
ルダー a,b,c,d 折線 α 折曲げ用切込 β 差込み用切込 γ 折曲げ用切込 11 天面部分 12,13,14,15 折曲げ片 16,17 直線状切込 16a,17a 切込 18,19 円弧状切込 18a,19a 直線状切込 20,21 円弧状切込 22,23 半円状切込 24 凸部 25 把手用切込 26 ジッパー部 27 抜き部分 28 切込 29 ハーフカット 30,31 直線状切込 30a,31a 切込 32 直線状切込 32a,32b 切込 33 直線状切込 34 円弧状切込 35 切込 36 直線状切込 36a 切込

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフランジ付きカップ容器を2列に
    並んだ状態で連結するのに使用される板紙製のカップホ
    ルダーであって、矩形状の天面部分とその周囲4辺に折
    線を介してそれぞれ連設された折曲げ片とからなり、天
    面部分はカップ容器を2列状態で並べた場合にそのフラ
    ンジが少しずつはみ出る大きさになっており、天面部分
    の前後方向中心線の左右に各カップ容器のフランジをそ
    れぞれ差し込むための差込み用切込が前後方向に並んで
    設けられ、各折線のところには折曲げ片を下向きに折り
    曲げた時に当該折曲げ片がカップ容器のフランジにて係
    止されるような形状で折曲げ用切込が設けられているこ
    とを特徴とするカップホルダー。
  2. 【請求項2】 天面部分の左右方向中央で且つ差込み用
    切込以外のところに把手用切込が設けられた請求項1に
    記載のカップホルダー。
  3. 【請求項3】 天面部分の左右方向中央で且つ差込み用
    切込以外のところから左右方向に開封可能なジッパー部
    が設けられた請求項1又は2に記載のカップホルダー。
JP11962097A 1996-05-17 1997-05-09 カップホルダー Pending JPH1045162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11962097A JPH1045162A (ja) 1996-05-17 1997-05-09 カップホルダー

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-123585 1996-05-17
JP12358596 1996-05-17
JP11962097A JPH1045162A (ja) 1996-05-17 1997-05-09 カップホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1045162A true JPH1045162A (ja) 1998-02-17

Family

ID=26457310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11962097A Pending JPH1045162A (ja) 1996-05-17 1997-05-09 カップホルダー

Country Status (1)

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JP (1) JPH1045162A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240711A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Fujibambi Co Ltd 商品パッケージ装置及びそれに用いられる表示帯

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012240711A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Fujibambi Co Ltd 商品パッケージ装置及びそれに用いられる表示帯

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