JPH1044341A - 組積接合の可能な可撓性耐水膜 - Google Patents
組積接合の可能な可撓性耐水膜Info
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- JPH1044341A JPH1044341A JP12151797A JP12151797A JPH1044341A JP H1044341 A JPH1044341 A JP H1044341A JP 12151797 A JP12151797 A JP 12151797A JP 12151797 A JP12151797 A JP 12151797A JP H1044341 A JPH1044341 A JP H1044341A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きな剥離強度と、耐割れ性と、耐水性を有
する、組積造り接合に適した膜を提供する。 【解決手段】 プラスチゾルのごとき可撓性接着剤で接
合された少なくとも2層の可撓性材料からなる可撓性芯
を有する積層材と、その芯の両面に物理的に接合された
不織繊維層とから成る耐割れ性を有する組積造り接合が
可能な耐水膜である。プラスチゾルは、ポリ塩化ビニル
のごとき樹脂の小粒子が可塑剤中に分散した、液体組成
物である。芯は、優れた高温および低温剥離強度を有す
る。不織繊維層は、加圧および加熱によって可撓性芯と
物理的に接合し、不織繊維層が部分的に可撓性材料中に
埋没した積層材を形成する。可撓性膜、すなわち、その
積層材を間にはさんで、セラミックタイルのごとき外装
組積材と、コンクリ−トのごとき組積基盤とを接合する
ことによって、割れが基盤から外装組積材へ伝播するこ
とを、きわめて有効に阻止できる。
する、組積造り接合に適した膜を提供する。 【解決手段】 プラスチゾルのごとき可撓性接着剤で接
合された少なくとも2層の可撓性材料からなる可撓性芯
を有する積層材と、その芯の両面に物理的に接合された
不織繊維層とから成る耐割れ性を有する組積造り接合が
可能な耐水膜である。プラスチゾルは、ポリ塩化ビニル
のごとき樹脂の小粒子が可塑剤中に分散した、液体組成
物である。芯は、優れた高温および低温剥離強度を有す
る。不織繊維層は、加圧および加熱によって可撓性芯と
物理的に接合し、不織繊維層が部分的に可撓性材料中に
埋没した積層材を形成する。可撓性膜、すなわち、その
積層材を間にはさんで、セラミックタイルのごとき外装
組積材と、コンクリ−トのごとき組積基盤とを接合する
ことによって、割れが基盤から外装組積材へ伝播するこ
とを、きわめて有効に阻止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常、プラスチゾル接
着剤で接合された、少なくとも2枚のポリ塩化ビニルの
ごとき可撓性材料からなる可撓性の芯を有する、組積接
合の可能な膜に関するものである。望ましくは、その芯
の両面には、不織繊維層が物理的に接合する。
着剤で接合された、少なくとも2枚のポリ塩化ビニルの
ごとき可撓性材料からなる可撓性の芯を有する、組積接
合の可能な膜に関するものである。望ましくは、その芯
の両面には、不織繊維層が物理的に接合する。
【0002】
【従来の技術】これまで、セラミックタイル、あるいは
大理石のごとき外装用組積造り材と、コンクリ−ト、あ
るいは石のごとき組積造り基盤との間の防水障壁を形成
するのに、基盤の割れが外装材に伝播しないように可撓
性層を用いるのと同様に、膜が用いられてきた。ある膜
は、ポリ塩化ビニル製中間層の両面に接着剤で化学的に
接合された外装用不織繊維材料を含有した。そのような
積層材は、静水抵抗性が弱く、一般に、モルタル、ある
いはセメントのような組積接合材料との接合性が乏し
い。したがって、膜と組積接合材料間の層剥離が容易に
生じた。使用されたその他の膜については、米国特許第
5318832号、および第5481838号に詳述し
てあるが、そこに2層の可撓性溶融中心層と不織繊維層
が物理的に接合したものが開示された。しかしながら、
この膜は、2枚の中心層間の低温剥離強度が乏しかっ
た。
大理石のごとき外装用組積造り材と、コンクリ−ト、あ
るいは石のごとき組積造り基盤との間の防水障壁を形成
するのに、基盤の割れが外装材に伝播しないように可撓
性層を用いるのと同様に、膜が用いられてきた。ある膜
は、ポリ塩化ビニル製中間層の両面に接着剤で化学的に
接合された外装用不織繊維材料を含有した。そのような
積層材は、静水抵抗性が弱く、一般に、モルタル、ある
いはセメントのような組積接合材料との接合性が乏し
い。したがって、膜と組積接合材料間の層剥離が容易に
生じた。使用されたその他の膜については、米国特許第
5318832号、および第5481838号に詳述し
てあるが、そこに2層の可撓性溶融中心層と不織繊維層
が物理的に接合したものが開示された。しかしながら、
この膜は、2枚の中心層間の低温剥離強度が乏しかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】上記の従来技術に
よる膜の有する欠点にかんがみ、膜と組積接合材料間の
接合強度を向上し、耐水性を改良することが必要であ
る。
よる膜の有する欠点にかんがみ、膜と組積接合材料間の
接合強度を向上し、耐水性を改良することが必要であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】可撓性であり、耐割れ性
を有し、組積接合の可能な耐水性膜は、可撓性接着剤で
接合された少なくとも2層の可撓性材料からなる芯を有
する。通常、上記芯の両面には、不織繊維層が加熱およ
び加圧によって物理的に直接接合される。可撓性層内に
部分的に埋没された不織繊維層があるために、モルタ
ル、あるいはセメントのような組積接合材料との間に良
好な機械的接合が形成される。積層材、すなわち膜は、
セラミックタイルのごとき外装用組積造り材と、組積造
り基盤との間に用いられて、有効な耐水性、および耐割
れ性を有する層を形成する。
を有し、組積接合の可能な耐水性膜は、可撓性接着剤で
接合された少なくとも2層の可撓性材料からなる芯を有
する。通常、上記芯の両面には、不織繊維層が加熱およ
び加圧によって物理的に直接接合される。可撓性層内に
部分的に埋没された不織繊維層があるために、モルタ
ル、あるいはセメントのような組積接合材料との間に良
好な機械的接合が形成される。積層材、すなわち膜は、
セラミックタイルのごとき外装用組積造り材と、組積造
り基盤との間に用いられて、有効な耐水性、および耐割
れ性を有する層を形成する。
【0005】本発明の膜を、図1に示す。同図におい
て、同じ符号は同じ部材を示す。ここで、数字10で示
す膜は、積層材であって、通常、シ−ト、あるいはフィ
ルム状の可撓性上層12と、同じくシ−ト、あるいはフ
ィルム状の可撓性下層14を有する。両層12、14
は、一般的に、その材料が、水に対して障壁として作用
し、不織繊維層と共に熱溶融が可能であれば、たとえば
熱可塑性、非晶質等の重合体のごとき、どのような可撓
性材料でもよい。特定の可撓性重合体の例としては、塩
素化ポリエチレン、ポリアクリレ−ト、ポリプロピレ
ン、ポリウレタン、可塑化塩化ビニル、あるいはそれら
の共重合体があるが、好適には可塑化塩化ビニル、ある
いはその共重合体である。共重合体は、塩化ビニル単量
体と、少量の共単量体、たとえば、エステル部分の炭素
原子数が1から12までのアクリル酸エステルのごとき
単量体とから製造される。アクリル酸エステルの例とし
ては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シアノエチ
ル等;酢酸ビニル;エステル部分の炭素原子数が1から
12までのメタアクリル酸エステル、たとえば、メタア
クリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル
酸ブチル等;スチレン、および全炭素原子数が8から1
5までのスチレン誘導体、たとえば、アルファメチルス
チレン、ビニルトルエン、あるいはクロロスチレン;ビ
ニルナフタレン;全炭素原子数が4から8までのヂオレ
フィン、たとえば、ブタヂエン、イソプレン、およびハ
ロゲン化ヂオレフィン、たとえば、クロロプレン、を含
む;炭素原子数が2から10までの、好適には炭素原子
数が2から4までのモノオレフィン;および上記のいず
れもの混合物がある。共単量体の量は、通常、約30重
量%までであって、望ましくは20重量%までである。
ポリ塩化ビニルの単一重合体、あるいは共重合体のいず
れを用いても、シクロヘキサン中、20℃におけるAS
TM−D−1240−60、方法A、による固有の粘度
は、通常、約0.85から約1.10までであって、好
適には約0.90から約0.96までである。
て、同じ符号は同じ部材を示す。ここで、数字10で示
す膜は、積層材であって、通常、シ−ト、あるいはフィ
ルム状の可撓性上層12と、同じくシ−ト、あるいはフ
ィルム状の可撓性下層14を有する。両層12、14
は、一般的に、その材料が、水に対して障壁として作用
し、不織繊維層と共に熱溶融が可能であれば、たとえば
熱可塑性、非晶質等の重合体のごとき、どのような可撓
性材料でもよい。特定の可撓性重合体の例としては、塩
素化ポリエチレン、ポリアクリレ−ト、ポリプロピレ
ン、ポリウレタン、可塑化塩化ビニル、あるいはそれら
の共重合体があるが、好適には可塑化塩化ビニル、ある
いはその共重合体である。共重合体は、塩化ビニル単量
体と、少量の共単量体、たとえば、エステル部分の炭素
原子数が1から12までのアクリル酸エステルのごとき
単量体とから製造される。アクリル酸エステルの例とし
ては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シアノエチ
ル等;酢酸ビニル;エステル部分の炭素原子数が1から
12までのメタアクリル酸エステル、たとえば、メタア
クリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル
酸ブチル等;スチレン、および全炭素原子数が8から1
5までのスチレン誘導体、たとえば、アルファメチルス
チレン、ビニルトルエン、あるいはクロロスチレン;ビ
ニルナフタレン;全炭素原子数が4から8までのヂオレ
フィン、たとえば、ブタヂエン、イソプレン、およびハ
ロゲン化ヂオレフィン、たとえば、クロロプレン、を含
む;炭素原子数が2から10までの、好適には炭素原子
数が2から4までのモノオレフィン;および上記のいず
れもの混合物がある。共単量体の量は、通常、約30重
量%までであって、望ましくは20重量%までである。
ポリ塩化ビニルの単一重合体、あるいは共重合体のいず
れを用いても、シクロヘキサン中、20℃におけるAS
TM−D−1240−60、方法A、による固有の粘度
は、通常、約0.85から約1.10までであって、好
適には約0.90から約0.96までである。
【0006】可撓性材料層が重合体である場合、従来か
らの添加物を従来からの量だけ、含有させることが可能
である。たとえば、加工助剤、耐カビ性化合物、エポキ
シ化大豆油のごとき光熱加工安定剤、ステアリン酸のご
とき潤滑剤、難燃剤、顔料などである。
らの添加物を従来からの量だけ、含有させることが可能
である。たとえば、加工助剤、耐カビ性化合物、エポキ
シ化大豆油のごとき光熱加工安定剤、ステアリン酸のご
とき潤滑剤、難燃剤、顔料などである。
【0007】可撓性層が好適な塩化ビニルの単一重合
体、あるいは共重合体のいずれかである場合、良好な耐
静水圧性のごとき望ましい物理的性質を得るためには、
従来よりも少ない量の可塑剤を用いることが、本発明の
重要な点の一つである。従来からの種々の可塑剤の例と
しては、種々のヂエステル類、あるいはトリエステル類
がある。たとえば、フタル酸エステル類が好適であり、
フタル酸ヂオクチル、フタル酸ブチルベンジル、フタル
酸ヂイソノニル、あるいはフタル酸ヂイソデシルなどが
ある。他の例としては、たとえば、1、4−ベンゼンヂ
カルボキシレ−トのごとき種々のテレフタル酸エステル
類;および1、2、4−ベンゼントリカルボキシレ−ト
のごとき種々のトリメリット酸エステル類がある。他の
可塑剤としては、種々のエポキシ化した植物油および脂
肪酸類がある。たとえば、種々の燐酸エステル類、たと
えば燐酸トリクレシル、燐酸トリトリル等に加えて、エ
ポキシ化大豆油、およびその同類がある。さらに他の可
塑剤としては、種々のアヂピン酸塩類、アゼライン酸塩
類、オレイン酸塩類、およびセバシン酸塩類、種々のグ
リコ−ル誘導体、およびその同類がある。可塑剤の例
は、シア−ズアンドダ−ビ−著「可塑剤技術」893−
1085頁、ジョンウイリ−アンドソン社発行、ニュヨ
−ク市、ニュヨ−ク州(1982年)に説明がある。同
著は、本願において、参考とした。可塑剤の量は、一般
に、塩化ビニルの単一重合体、あるいは共重合体のいず
れかの樹脂のごとき可撓性重合体の重量100部あた
り、70あるいは65部、あるいはそれ以下であり、望
ましくは、約35から約60部までであり、好適には、
約45から約55部までである。
体、あるいは共重合体のいずれかである場合、良好な耐
静水圧性のごとき望ましい物理的性質を得るためには、
従来よりも少ない量の可塑剤を用いることが、本発明の
重要な点の一つである。従来からの種々の可塑剤の例と
しては、種々のヂエステル類、あるいはトリエステル類
がある。たとえば、フタル酸エステル類が好適であり、
フタル酸ヂオクチル、フタル酸ブチルベンジル、フタル
酸ヂイソノニル、あるいはフタル酸ヂイソデシルなどが
ある。他の例としては、たとえば、1、4−ベンゼンヂ
カルボキシレ−トのごとき種々のテレフタル酸エステル
類;および1、2、4−ベンゼントリカルボキシレ−ト
のごとき種々のトリメリット酸エステル類がある。他の
可塑剤としては、種々のエポキシ化した植物油および脂
肪酸類がある。たとえば、種々の燐酸エステル類、たと
えば燐酸トリクレシル、燐酸トリトリル等に加えて、エ
ポキシ化大豆油、およびその同類がある。さらに他の可
塑剤としては、種々のアヂピン酸塩類、アゼライン酸塩
類、オレイン酸塩類、およびセバシン酸塩類、種々のグ
リコ−ル誘導体、およびその同類がある。可塑剤の例
は、シア−ズアンドダ−ビ−著「可塑剤技術」893−
1085頁、ジョンウイリ−アンドソン社発行、ニュヨ
−ク市、ニュヨ−ク州(1982年)に説明がある。同
著は、本願において、参考とした。可塑剤の量は、一般
に、塩化ビニルの単一重合体、あるいは共重合体のいず
れかの樹脂のごとき可撓性重合体の重量100部あた
り、70あるいは65部、あるいはそれ以下であり、望
ましくは、約35から約60部までであり、好適には、
約45から約55部までである。
【0008】各可撓性層、たとえば12と14として、
異なる重合体を用いることは可能であるが、一般に、そ
れらは同種類か、あるいは類似種類である。二層、ある
いはそれ以上の重合体層の厚さは、それぞれ互いに異な
るものにすることも可能であるが、一般に、同じ厚さで
ある。上部可撓性層、および下部可撓性層、12、1
4、の適当な厚さは、一般に約5から約50ミル(約
0.127から約1.27mm)であり、望ましくは約
7から約25ミル(約0.177から約0.632m
m)であり、好適には約8.0から約22ミル(約0.
203から約0.559mm)である。
異なる重合体を用いることは可能であるが、一般に、そ
れらは同種類か、あるいは類似種類である。二層、ある
いはそれ以上の重合体層の厚さは、それぞれ互いに異な
るものにすることも可能であるが、一般に、同じ厚さで
ある。上部可撓性層、および下部可撓性層、12、1
4、の適当な厚さは、一般に約5から約50ミル(約
0.127から約1.27mm)であり、望ましくは約
7から約25ミル(約0.177から約0.632m
m)であり、好適には約8.0から約22ミル(約0.
203から約0.559mm)である。
【0009】図1に示すごとく、当初、接合剤が付いて
いない可撓性層12および14は、可撓性接着剤16を
用いて相互に接着され、中間複合体、すなわち芯を形成
する。接着剤16としては、一般に、隣接する層12お
よび14を良好に接着し、芯が良好な剥離強度および耐
水性を有すれば、どのような適当な接着剤でもよい。適
当な接着剤の例としては、種々のアクリル接着剤、種々
のウレタン接着剤、およびその同類がある。好適な液状
接着剤は、プラスチゾルである。プラスチゾルは、細か
な固体ポリ塩化ビニル粒子、あるいはその共重合体の粒
子が、可塑剤中に分散した状態の液体組成物である。さ
らに正確にいえば、非多孔質乳化級ポリ塩化ビニル、あ
るいはその共重合体の、可塑剤中における懸濁液と定義
付けできる。ポリ塩化ビニル、あるいはその共重合体の
粒子の大きさは、一般に約0.075から約1.5ミク
ロンであり、望ましくは約0.1から約1.3ミクロン
であり、好適には約0.5から約1.2ミクロンであ
る。
いない可撓性層12および14は、可撓性接着剤16を
用いて相互に接着され、中間複合体、すなわち芯を形成
する。接着剤16としては、一般に、隣接する層12お
よび14を良好に接着し、芯が良好な剥離強度および耐
水性を有すれば、どのような適当な接着剤でもよい。適
当な接着剤の例としては、種々のアクリル接着剤、種々
のウレタン接着剤、およびその同類がある。好適な液状
接着剤は、プラスチゾルである。プラスチゾルは、細か
な固体ポリ塩化ビニル粒子、あるいはその共重合体の粒
子が、可塑剤中に分散した状態の液体組成物である。さ
らに正確にいえば、非多孔質乳化級ポリ塩化ビニル、あ
るいはその共重合体の、可塑剤中における懸濁液と定義
付けできる。ポリ塩化ビニル、あるいはその共重合体の
粒子の大きさは、一般に約0.075から約1.5ミク
ロンであり、望ましくは約0.1から約1.3ミクロン
であり、好適には約0.5から約1.2ミクロンであ
る。
【0010】一方、可塑化ポリ塩化ビニル層、すなわち
シ−ト12、14は、もっと大きい粒径の、たとえば少
なくとも10、25、あるいは50、しばしば少なくと
も100、あるいは150ミクロンの粒子から作製され
る。可塑剤としては、可塑化ポリ塩化ビニルに関連して
述べた上記の可塑剤は、いずれも使用可能である。望ま
しい可塑剤は、種々のフタル酸エステル類可塑剤、たと
えば、DOP、すなわちフタル酸ヂオクチル、フタル酸
ヂイソデシルなどであるが、好適にはBBP、すなわち
フタル酸ブチルベンジルである。種々のエポキシ化した
不飽和植物油は、エポキシ化大豆油のごとく、使用可能
である。プラスチゾル可塑剤の量は、ポリ塩化ビニルシ
−ト12、あるいは14に含まれる量に較べて、液体で
あることが望まれる分だけ多い。適量は、一般に、ポリ
塩化ビニル重合体、あるいは共重合体のごとき可撓性重
合体の重量100部あたり、約75から約150重量部
の範囲であり、望ましくは約85から約125重量部で
あり、好適には約90から約110重量部である。可塑
剤は、実質的に無溶剤および/あるいは無水である。す
なわち、ポリ塩化ビニル重合体、あるいは共重合体のご
とき可撓性重合体の重量100部あたり、約5重量部以
下であり、望ましくは約2重量部以下であり、好適には
ゼロ、すなわち、無溶剤および/あるいは無水である。
すなわち、不揮発性である(たとえば、大気圧下、約5
0℃の温度で約1時間)。プラスチゾルは、可撓性層の
片面、あるいは両面、いずれにも種々の方法で塗布でき
る。
シ−ト12、14は、もっと大きい粒径の、たとえば少
なくとも10、25、あるいは50、しばしば少なくと
も100、あるいは150ミクロンの粒子から作製され
る。可塑剤としては、可塑化ポリ塩化ビニルに関連して
述べた上記の可塑剤は、いずれも使用可能である。望ま
しい可塑剤は、種々のフタル酸エステル類可塑剤、たと
えば、DOP、すなわちフタル酸ヂオクチル、フタル酸
ヂイソデシルなどであるが、好適にはBBP、すなわち
フタル酸ブチルベンジルである。種々のエポキシ化した
不飽和植物油は、エポキシ化大豆油のごとく、使用可能
である。プラスチゾル可塑剤の量は、ポリ塩化ビニルシ
−ト12、あるいは14に含まれる量に較べて、液体で
あることが望まれる分だけ多い。適量は、一般に、ポリ
塩化ビニル重合体、あるいは共重合体のごとき可撓性重
合体の重量100部あたり、約75から約150重量部
の範囲であり、望ましくは約85から約125重量部で
あり、好適には約90から約110重量部である。可塑
剤は、実質的に無溶剤および/あるいは無水である。す
なわち、ポリ塩化ビニル重合体、あるいは共重合体のご
とき可撓性重合体の重量100部あたり、約5重量部以
下であり、望ましくは約2重量部以下であり、好適には
ゼロ、すなわち、無溶剤および/あるいは無水である。
すなわち、不揮発性である(たとえば、大気圧下、約5
0℃の温度で約1時間)。プラスチゾルは、可撓性層の
片面、あるいは両面、いずれにも種々の方法で塗布でき
る。
【0011】以下に説明するごとく、各可撓性重合体層
には、接着に先立って、接着面と反対側の面に不織繊維
層を物理的に接合することが好適である。可撓性重合体
層同士を接着するために、層間にある不揮発性プラスチ
ゾルを溶融しなければならない。適当な溶融温度は、一
般に、約300°F(149℃)から約410°F(2
10℃)の範囲であるが、共重合体の場合には溶融温度
を約255°F(124℃)から約305°F(152
℃)の範囲へ下げることができる。プラスチゾルが溶融
すると、樹脂粒子は可塑剤によって膨潤し、ゲルとな
る。さらに加熱すると配合成分が溶融して一様になり、
冷却すると連続した固体に成る。プラスチゾル接合剤層
の厚さは非常に薄く、一般に、約0.5ミル(13ミク
ロン)から約2ミル(51ミクロン)、あるいは3ミル
(76ミクロン)である。
には、接着に先立って、接着面と反対側の面に不織繊維
層を物理的に接合することが好適である。可撓性重合体
層同士を接着するために、層間にある不揮発性プラスチ
ゾルを溶融しなければならない。適当な溶融温度は、一
般に、約300°F(149℃)から約410°F(2
10℃)の範囲であるが、共重合体の場合には溶融温度
を約255°F(124℃)から約305°F(152
℃)の範囲へ下げることができる。プラスチゾルが溶融
すると、樹脂粒子は可塑剤によって膨潤し、ゲルとな
る。さらに加熱すると配合成分が溶融して一様になり、
冷却すると連続した固体に成る。プラスチゾル接合剤層
の厚さは非常に薄く、一般に、約0.5ミル(13ミク
ロン)から約2ミル(51ミクロン)、あるいは3ミル
(76ミクロン)である。
【0012】図1から明らかなように、可撓性上部層1
2は、物理的に接合した不織繊維層22を有し、同様
に、可撓性下部層14は、物理的に接合した不織繊維層
24を有する。不織繊維層22、および24は、異なる
ことも可能であるが、同じであるほうが望ましい。物理
的接合、すなわち、不織繊維層を部分的に可撓性重合体
層内に埋没させることは、圧力と熱を加えることによっ
て実現できる。物理的に2層を積層する工程は、2層、
あるいは2枚のシ−トを合わせて、カレンダ−ロ−ル、
あるいは他の適当な積層装置を用いて、約125から約
450ポンド/インチ(約2232から約8036kg
/m)、望ましくは約135から約350ポンド/イン
チ(約2411から約6250kg/m)、好適には約
150から約200ポンド/インチ(約2679から約
3572kg/m)の圧力で加圧する操作を含む。その
際、カレンダ−ロ−ルは、約280°Fから約350°
F(約138℃から約177℃)の温度に、望ましくは
約300°Fから約335°F(約149℃から約16
8℃)の温度に、さらに好適には約300°Fから約3
20°F(約149℃から約160℃)の温度に加熱し
ておく。重合体のような可撓性材料、および/あるいは
不織繊維層は、任意に、ほぼ同温度に予熱しておくこと
も可能である。そのような温度は、一般に、重合体のご
とき可撓性材料の軟化点を越えているが、溶融点には至
っていない。
2は、物理的に接合した不織繊維層22を有し、同様
に、可撓性下部層14は、物理的に接合した不織繊維層
24を有する。不織繊維層22、および24は、異なる
ことも可能であるが、同じであるほうが望ましい。物理
的接合、すなわち、不織繊維層を部分的に可撓性重合体
層内に埋没させることは、圧力と熱を加えることによっ
て実現できる。物理的に2層を積層する工程は、2層、
あるいは2枚のシ−トを合わせて、カレンダ−ロ−ル、
あるいは他の適当な積層装置を用いて、約125から約
450ポンド/インチ(約2232から約8036kg
/m)、望ましくは約135から約350ポンド/イン
チ(約2411から約6250kg/m)、好適には約
150から約200ポンド/インチ(約2679から約
3572kg/m)の圧力で加圧する操作を含む。その
際、カレンダ−ロ−ルは、約280°Fから約350°
F(約138℃から約177℃)の温度に、望ましくは
約300°Fから約335°F(約149℃から約16
8℃)の温度に、さらに好適には約300°Fから約3
20°F(約149℃から約160℃)の温度に加熱し
ておく。重合体のような可撓性材料、および/あるいは
不織繊維層は、任意に、ほぼ同温度に予熱しておくこと
も可能である。そのような温度は、一般に、重合体のご
とき可撓性材料の軟化点を越えているが、溶融点には至
っていない。
【0013】他の積層方法は、可撓性材料を押出し加工
し、引き続いて不織層と共にニップロ−ルを通すことを
意図した方法である。一般的に、積層装置に供給される
可撓性材料、すなわち重合体は、通常、バンバリ−混合
器、すなわち押出し器等から、直接、積層装置に供給さ
れるので、約270°Fから約350°F(約132℃
から約177℃)の温度になり、柔らかである。
し、引き続いて不織層と共にニップロ−ルを通すことを
意図した方法である。一般的に、積層装置に供給される
可撓性材料、すなわち重合体は、通常、バンバリ−混合
器、すなわち押出し器等から、直接、積層装置に供給さ
れるので、約270°Fから約350°F(約132℃
から約177℃)の温度になり、柔らかである。
【0014】使用する積層装置の特定のタイプに関わり
なく、不織層は柔らかな可撓性材料に部分的に押しつけ
られ、そこへ物理的に接合する。すなわち、化学反応に
よって生じる化学的接合は無い。別の接着剤も使用しな
い。不織層を部分的にのみ可撓性重合材料に埋没し、残
りの部分は外側に突き出た繊維をいぜんとして有し、組
積接合材料と有効な接合、すなわち、機械的な接合を形
成するように、あるいは、良好な化学接合を形成する粗
表面を形成するようにすることが重要である。可撓性層
12、14に埋没させる繊維量は、使用繊維の全容積に
対する容積で、通常、約20%から約80%であり、望
ましくは約30%から約70%であり、好適には約40
%から約60%である。
なく、不織層は柔らかな可撓性材料に部分的に押しつけ
られ、そこへ物理的に接合する。すなわち、化学反応に
よって生じる化学的接合は無い。別の接着剤も使用しな
い。不織層を部分的にのみ可撓性重合材料に埋没し、残
りの部分は外側に突き出た繊維をいぜんとして有し、組
積接合材料と有効な接合、すなわち、機械的な接合を形
成するように、あるいは、良好な化学接合を形成する粗
表面を形成するようにすることが重要である。可撓性層
12、14に埋没させる繊維量は、使用繊維の全容積に
対する容積で、通常、約20%から約80%であり、望
ましくは約30%から約70%であり、好適には約40
%から約60%である。
【0015】不織繊維層22、24は、通常、いかなる
タイプの合成不織材料でも良いが、特に例を挙げれば、
ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル、ナイロン、
およびその同類であり、フタル酸ポリエチレンのごとき
ポリエステルが好適である。不織層の厚さは、通常、約
1から約8ミル(約0.025から約0.202mm)
であり、望ましくは約3から約5ミル(約0.076か
ら約0.127mm)であり、好適には約4から約5ミ
ル(約0.102から約0.127mm)である。
芯、すなわち芯層複合体11を、可撓性重合体層12、
14をプラスチゾル接合剤16で接合して形成した適当
な膜、すなわち積層材10を図1に示したが、多重の、
すなわち、三層、あるいはそれ以上の数の可撓性層を、
ポリ塩化ビニルプラスチゾル接合剤のごとき可撓性接着
剤で接着することも可能である。たとえば、三層の別々
の可撓性重合体層を、それぞれの間隙に一層ずつ、合わ
せて二層の可撓性接着剤層をはさんで接着することが可
能であり、四層の別々の可撓性重合体では、三層の可撓
性接着剤層をはさんで接着することが可能などである。
しかしながら、それぞれの可撓性重合体層が、重合体の
複数シ−トから形成されることはなく、ただ一枚の重合
体シ−トで形成される。すなわち、二重の積層加工、溶
融加工等によって一体に溶融した複数シ−トで構成され
たものは、間隙にある可撓性接着剤層ほど強度が強くな
いからである。
タイプの合成不織材料でも良いが、特に例を挙げれば、
ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル、ナイロン、
およびその同類であり、フタル酸ポリエチレンのごとき
ポリエステルが好適である。不織層の厚さは、通常、約
1から約8ミル(約0.025から約0.202mm)
であり、望ましくは約3から約5ミル(約0.076か
ら約0.127mm)であり、好適には約4から約5ミ
ル(約0.102から約0.127mm)である。
芯、すなわち芯層複合体11を、可撓性重合体層12、
14をプラスチゾル接合剤16で接合して形成した適当
な膜、すなわち積層材10を図1に示したが、多重の、
すなわち、三層、あるいはそれ以上の数の可撓性層を、
ポリ塩化ビニルプラスチゾル接合剤のごとき可撓性接着
剤で接着することも可能である。たとえば、三層の別々
の可撓性重合体層を、それぞれの間隙に一層ずつ、合わ
せて二層の可撓性接着剤層をはさんで接着することが可
能であり、四層の別々の可撓性重合体では、三層の可撓
性接着剤層をはさんで接着することが可能などである。
しかしながら、それぞれの可撓性重合体層が、重合体の
複数シ−トから形成されることはなく、ただ一枚の重合
体シ−トで形成される。すなわち、二重の積層加工、溶
融加工等によって一体に溶融した複数シ−トで構成され
たものは、間隙にある可撓性接着剤層ほど強度が強くな
いからである。
【0016】図2に、組積造り環境、あるいは組積造り
建築において、耐割れ性のある耐水性膜として用いられ
る、本発明による積層材10を示す。特に、外装材30
は、本発明による積層材10を介して、間接的に組積基
盤40と接合する。外装材30は、一般に、組積造り建
築において、薄い切り石材、すなわち、煉瓦、セラミッ
クタイル、大理石、石、あるいはその同類である。外装
材30は、特に、モルタル、セメント、のような組積造
り接合材料50によって、膜、あるいは積層材と接合さ
れる。不織繊維層22は、可撓性重合体層12と物理的
に接合し、部分的に可撓性重合体層12内に埋没してい
るが、重合体層表面にあって、外側に向けて突き出てい
る繊維、すなわち粗表面を構成する部分が多く残されて
いるために、積層材と組積造り接合材料との間が強固に
接合される。一般に、その接合は、不織層22の層剥離
を生じない。同様に、残存する不織層24は、組積造り
接合材料50によって、組積基盤40、すなわちコンク
リ−ト、石材などと接合する。その結果、組積造り建築
の外装材30に良好な耐水性、すなわち不透過性を与
え、さらに湿時破裂抵抗性、および、特に重要なことで
あるが、効果的な割れ伝播抵抗性を与える可撓性膜、あ
るいは積層材内張りが得られる。すなわち、設置時など
に基盤40が割れたとすると、可撓性膜10は、高さ、
および/あるいは横方向に生じた応力、および/あるい
は変形を吸収し、たとえ割れを除かないまでも、割れが
セラミックタイルのごとき外装材にまで伝播することを
著しく防ぐ。
建築において、耐割れ性のある耐水性膜として用いられ
る、本発明による積層材10を示す。特に、外装材30
は、本発明による積層材10を介して、間接的に組積基
盤40と接合する。外装材30は、一般に、組積造り建
築において、薄い切り石材、すなわち、煉瓦、セラミッ
クタイル、大理石、石、あるいはその同類である。外装
材30は、特に、モルタル、セメント、のような組積造
り接合材料50によって、膜、あるいは積層材と接合さ
れる。不織繊維層22は、可撓性重合体層12と物理的
に接合し、部分的に可撓性重合体層12内に埋没してい
るが、重合体層表面にあって、外側に向けて突き出てい
る繊維、すなわち粗表面を構成する部分が多く残されて
いるために、積層材と組積造り接合材料との間が強固に
接合される。一般に、その接合は、不織層22の層剥離
を生じない。同様に、残存する不織層24は、組積造り
接合材料50によって、組積基盤40、すなわちコンク
リ−ト、石材などと接合する。その結果、組積造り建築
の外装材30に良好な耐水性、すなわち不透過性を与
え、さらに湿時破裂抵抗性、および、特に重要なことで
あるが、効果的な割れ伝播抵抗性を与える可撓性膜、あ
るいは積層材内張りが得られる。すなわち、設置時など
に基盤40が割れたとすると、可撓性膜10は、高さ、
および/あるいは横方向に生じた応力、および/あるい
は変形を吸収し、たとえ割れを除かないまでも、割れが
セラミックタイルのごとき外装材にまで伝播することを
著しく防ぐ。
【0017】本発明による積層材は、静水時、すなわ
ち、湿時破裂強度として、少なくとも、平方インチあた
り100ポンド(6.894X105 ニュ−トン/平方
メ−トル)を有し、150%モジュラスとして、平方イ
ンチあたり、約1200から約1800、あるいは20
00ポンド(約82.728X105 から約137.8
8X105 ニュ−トン/平方メ−トル)、望ましくは、
平方インチあたり、約1400から約1600ポンド
(約96.516X105 から約110.304X10
5 ニュ−トン/平方メ−トル)を有する。
ち、湿時破裂強度として、少なくとも、平方インチあた
り100ポンド(6.894X105 ニュ−トン/平方
メ−トル)を有し、150%モジュラスとして、平方イ
ンチあたり、約1200から約1800、あるいは20
00ポンド(約82.728X105 から約137.8
8X105 ニュ−トン/平方メ−トル)、望ましくは、
平方インチあたり、約1400から約1600ポンド
(約96.516X105 から約110.304X10
5 ニュ−トン/平方メ−トル)を有する。
【0018】本発明は、ショッピングセンタ−、および
商店街、パチオ、地下室床、セメントの裏板など、セラ
ミックタイル、大理石などの薄い切り石材である外装材
を、耐割れ性と、耐水性を有する膜を介して、組積基盤
に接合する場所であれば、どこでも応用するのに適す
る。
商店街、パチオ、地下室床、セメントの裏板など、セラ
ミックタイル、大理石などの薄い切り石材である外装材
を、耐割れ性と、耐水性を有する膜を介して、組積基盤
に接合する場所であれば、どこでも応用するのに適す
る。
【0019】本発明の重要な点は、膜、すなわち積層材
10が、とりわけ使用時に、層剥離を生じない点であ
る。層剥離によって、使用中に膜に気泡が生じ、その上
を歩行することによって生じる応力は、セラミックタイ
ル30の破損、あるいは割れを引き起こす。本発明によ
る可撓性接着剤積層材は、剥離強度、特に低温剥離強度
において、予期しない改良をもたらすことが見い出され
た。
10が、とりわけ使用時に、層剥離を生じない点であ
る。層剥離によって、使用中に膜に気泡が生じ、その上
を歩行することによって生じる応力は、セラミックタイ
ル30の破損、あるいは割れを引き起こす。本発明によ
る可撓性接着剤積層材は、剥離強度、特に低温剥離強度
において、予期しない改良をもたらすことが見い出され
た。
【0020】一般に、本発明の積層材は、室温、すなわ
ち、70°F(21℃)における剥離強度として、少な
くとも7、望ましくは、少なくとも8、あるいは10、
好適には少なくとも12ポンド/インチの強度を有す
る。高温、すなわち、125°F(52℃)における剥
離強度として、少なくとも3、望ましくは、少なくとも
5、あるいは6、好適には少なくとも7ポンド/インチ
の強度を有する。劇的な低温剥離強度として、0°F
(−18℃)において、少なくとも2、あるいは3、望
ましくは、少なくとも5、あるいは6、好適には少なく
とも9、12、あるいは15、さらに好適には18、2
1、24ポンド/インチまでも達成した。
ち、70°F(21℃)における剥離強度として、少な
くとも7、望ましくは、少なくとも8、あるいは10、
好適には少なくとも12ポンド/インチの強度を有す
る。高温、すなわち、125°F(52℃)における剥
離強度として、少なくとも3、望ましくは、少なくとも
5、あるいは6、好適には少なくとも7ポンド/インチ
の強度を有する。劇的な低温剥離強度として、0°F
(−18℃)において、少なくとも2、あるいは3、望
ましくは、少なくとも5、あるいは6、好適には少なく
とも9、12、あるいは15、さらに好適には18、2
1、24ポンド/インチまでも達成した。
【0021】本発明は、以下に述べる実施例を参考にし
て、さらによく理解し得るが、実施例によって限定され
るものではない。
て、さらによく理解し得るが、実施例によって限定され
るものではない。
【0022】
【実施例】実質的に同じ、2枚の不織ポリエステル層
を、別々にポリ塩化ビニル重量100部あたり51重量
部のフタル酸エステル系可塑剤を含有する、可撓性ポリ
塩化ビニル層に物理的に接合した。その接合は、上記二
層を約310°F(154℃)の温度において、圧力1
80ポンド/インチ(3215kg/m)で、共に圧延
することで行った。以下に述べるプラスチゾル接着剤
を、一方のポリ塩化ビニルシ−トに、グラヴィアを用い
て、ポリ塩化ビニル材料1平方ヤ−ドあたり約1/2オ
ンスから1オンスの量だけ塗布した。プラスチゾルを、
約360°F(182℃)の溶融温度まで加熱して、積
層材を形成した。無溶剤、無水のプラスチゾルは、ギオ
ンポリ塩化ビニル樹脂121Aの重量100部あたり、
フタル酸ブチルベンジル約100重量部を含有した。こ
の樹脂は、平均粒径1ミクロン±20パ−セントを有す
る、ポリ塩化ビニル単独重合体である。プラスチゾル
は、また、ポリ塩化ビニル樹脂の重量100部あたり、
バリウム/カドミウム/亜鉛安定剤3重量部を含有し
た。各ポリ塩化ビニル層の厚さは、約15ミル(約38
1ミクロン)で、プラスチゾル接着剤層の厚さは約0.
5から1.5ミル(約13から38ミクロン)であっ
た。
を、別々にポリ塩化ビニル重量100部あたり51重量
部のフタル酸エステル系可塑剤を含有する、可撓性ポリ
塩化ビニル層に物理的に接合した。その接合は、上記二
層を約310°F(154℃)の温度において、圧力1
80ポンド/インチ(3215kg/m)で、共に圧延
することで行った。以下に述べるプラスチゾル接着剤
を、一方のポリ塩化ビニルシ−トに、グラヴィアを用い
て、ポリ塩化ビニル材料1平方ヤ−ドあたり約1/2オ
ンスから1オンスの量だけ塗布した。プラスチゾルを、
約360°F(182℃)の溶融温度まで加熱して、積
層材を形成した。無溶剤、無水のプラスチゾルは、ギオ
ンポリ塩化ビニル樹脂121Aの重量100部あたり、
フタル酸ブチルベンジル約100重量部を含有した。こ
の樹脂は、平均粒径1ミクロン±20パ−セントを有す
る、ポリ塩化ビニル単独重合体である。プラスチゾル
は、また、ポリ塩化ビニル樹脂の重量100部あたり、
バリウム/カドミウム/亜鉛安定剤3重量部を含有し
た。各ポリ塩化ビニル層の厚さは、約15ミル(約38
1ミクロン)で、プラスチゾル接着剤層の厚さは約0.
5から1.5ミル(約13から38ミクロン)であっ
た。
【0023】積層材の静水耐圧力は、100ポンド/平
方インチを越えた。積層材の室温、高温、すなわち12
5°F、および低温、すなわち0°Fにおける剥離強度
を測定した。その結果を、表1に示す。
方インチを越えた。積層材の室温、高温、すなわち12
5°F、および低温、すなわち0°Fにおける剥離強度
を測定した。その結果を、表1に示す。
【0024】ポリエステル不織層を、50重量部のフタ
ル酸エステル系可塑剤、すなわちフタル酸ヂオクチルを
含有するポリ塩化ビニル単独重合体層に物理的に接合し
て、同一ではないものの、実質的に同様な積層材を作製
した。上記のポリエステル不織層を物理的に接合したポ
リ塩化ビニルシ−ト2枚を、米国特許第5318832
号の方法で、二重積層(すなわち、無可撓性接着剤、あ
るいは無プラスチゾル)した。その積層材について、同
様に室温、高温、および低温における剥離強度を測定し
た。その結果を表1に試料Aとして示す。また、表1
に、対照標準として、米国特許第5318832号の方
法で、実質的に試料Aと同一の、ただし、二重積層工程
の時間を長くした点が異なる方法で作製した改良剥離強
度接着積層材を、試料Bとして示す。
ル酸エステル系可塑剤、すなわちフタル酸ヂオクチルを
含有するポリ塩化ビニル単独重合体層に物理的に接合し
て、同一ではないものの、実質的に同様な積層材を作製
した。上記のポリエステル不織層を物理的に接合したポ
リ塩化ビニルシ−ト2枚を、米国特許第5318832
号の方法で、二重積層(すなわち、無可撓性接着剤、あ
るいは無プラスチゾル)した。その積層材について、同
様に室温、高温、および低温における剥離強度を測定し
た。その結果を表1に試料Aとして示す。また、表1
に、対照標準として、米国特許第5318832号の方
法で、実質的に試料Aと同一の、ただし、二重積層工程
の時間を長くした点が異なる方法で作製した改良剥離強
度接着積層材を、試料Bとして示す。
【0025】表1から明らかなように、対照標準試料A
は、室温における剥離強度が僅かに3.5ポンド/イン
チであり、改良された対照標準試料Bは、室温における
剥離強度が10ポンド/インチであった。一方、本発明
による積層材は、剥離強度が12ポンド/インチであっ
た。高温において、対照標準試料Aには、きわめて少な
い、すなわち、僅かに1ポンド/インチの剥離強度しか
なく、一方、改良された対照標準試料Bは、明らかに改
良された6ポンド/インチの剥離強度を有した。本発明
の積層材は、7ポンド/インチの剥離強度を達成した。
低温剥離強度については、対照標準試料A、B共に、無
視し得るほどの剥離強度、すなわち、0ポンド/インチ
であった。対照標準試料が0°Fにおいて、剥離強度を
基本的に欠如するのに対して、本発明の積層材は、予期
し得ない24ポンド/インチという剥離強度を有した。
低温剥離強度は、多くの建設据付けが低温時に行われる
ので、きわめて重要である。たとえば、建物の中には熱
源がなく、したがって、もし剥離が生じた場合、その膜
は不適当である。
は、室温における剥離強度が僅かに3.5ポンド/イン
チであり、改良された対照標準試料Bは、室温における
剥離強度が10ポンド/インチであった。一方、本発明
による積層材は、剥離強度が12ポンド/インチであっ
た。高温において、対照標準試料Aには、きわめて少な
い、すなわち、僅かに1ポンド/インチの剥離強度しか
なく、一方、改良された対照標準試料Bは、明らかに改
良された6ポンド/インチの剥離強度を有した。本発明
の積層材は、7ポンド/インチの剥離強度を達成した。
低温剥離強度については、対照標準試料A、B共に、無
視し得るほどの剥離強度、すなわち、0ポンド/インチ
であった。対照標準試料が0°Fにおいて、剥離強度を
基本的に欠如するのに対して、本発明の積層材は、予期
し得ない24ポンド/インチという剥離強度を有した。
低温剥離強度は、多くの建設据付けが低温時に行われる
ので、きわめて重要である。たとえば、建物の中には熱
源がなく、したがって、もし剥離が生じた場合、その膜
は不適当である。
【0026】
【表1】 特許法の定めるところにより、最良の好適な実施例を説
明したが、発明の内容は、これで限定されるものではな
く、付属する特許請求の範囲によって定められる。
明したが、発明の内容は、これで限定されるものではな
く、付属する特許請求の範囲によって定められる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、特に大きな低温剥離強
度と、耐割れ性と、耐水性を有する、組積造り接合に適
した膜、すなわち積層材が得られる。本発明による可撓
性膜、すなわち、積層材を間にはさんで、セラミックタ
イルのごとき外装組積材と、コンクリ−トのごとき組積
基盤とを接合することによって、割れが、基盤から外装
組積材へ伝播することが、きわめて有効に阻止できる。
度と、耐割れ性と、耐水性を有する、組積造り接合に適
した膜、すなわち積層材が得られる。本発明による可撓
性膜、すなわち、積層材を間にはさんで、セラミックタ
イルのごとき外装組積材と、コンクリ−トのごとき組積
基盤とを接合することによって、割れが、基盤から外装
組積材へ伝播することが、きわめて有効に阻止できる。
【図1】図1は、本発明の膜の断面図であり、それぞれ
に不織繊維層が物理的に接合した2層の可撓性材料が、
プラスチゾル接着剤によって、接合されている。
に不織繊維層が物理的に接合した2層の可撓性材料が、
プラスチゾル接着剤によって、接合されている。
【図2】図2は、本発明の膜を利用した、セラミックタ
イルと、コンクリ−ト基盤の接合を示す断面図である。
イルと、コンクリ−ト基盤の接合を示す断面図である。
10 積層材 11 芯 12、14 可撓性層 16 接着剤 22、24 不織繊維層 30 外装材 40 組積基盤 50 組積接合材
Claims (15)
- 【請求項1】可撓性接着剤で接合された2層の可撓性材
料からなる芯と、上記芯の少なくとも一面に物理的に直
接接合された不織繊維層とを有する積層材からなること
を特徴とする、耐割れ性を有し、組積接合の可能な耐水
性膜。 - 【請求項2】上記材料が、塩素化ポリエチレン、ポリア
クリレ−ト、ポリプロピレン、ポリウレタン、可塑化塩
化ビニル、あるいはそれらの共重合体であることを特徴
とする、請求項1記載の耐割れ性を有し、組積接合の可
能な耐水性膜。 - 【請求項3】上記不織繊維層が、上記芯の両面に物理的
に直接接合し、上記可撓性材料が上記可塑化塩化ビニ
ル、あるいはその共重合体であり、上記可撓性接着剤が
液状プラスチゾルから誘導されたものであることを特徴
とする、請求項2記載の耐割れ性を有し、組積接合の可
能な耐水性膜。 - 【請求項4】上記ポリ塩化ビニル重合体、あるいは共重
合体中の可塑剤の量は、上記ポリ塩化ビニル重合体、あ
るいは共重合体の100重量部あたり約35から約70
重量部であり、上記プラスチゾル中の上記ポリ塩化ビニ
ル重合体、あるいは共重合体の粒径は、約0.075か
ら約1.5ミクロンであり、上記液状プラスチゾルは、
上記液状プラスチゾルの100重量部あたり約75から
約150重量部のポリ塩化ビニル重合体、あるいは共重
合体を含有し、上記不織繊維層はポリエステル繊維から
成り、上記積層材は、少なくとも1インチあたり6ポン
ド(1.07kg/cm)の低温剥離強さを有すること
を特徴とする、請求項3記載の耐割れ性を有し、組積接
合の可能な耐水性膜。 - 【請求項5】上記低温剥離強さは、0°F(−17.8
℃)において、少なくとも1インチあたり6ポンド
(1.07kg/cm)であることを特徴とする、請求
項2記載の耐割れ性を有し、組積接合の可能な耐水性
膜。 - 【請求項6】上記低温剥離強さは、0°F(−17.8
℃)において、少なくとも1インチあたり12ポンド
(2.14kg/cm)であることを特徴とする、請求
項4記載の耐割れ性を有し、組積接合の可能な耐水性
膜。 - 【請求項7】可撓性接着剤で接合された2枚の可撓性材
料からなる芯と、上記芯の各面に物理的に直接接合され
た不織繊維層とを有する積層材からなり、上記積層材の
一面は接合剤によって組積造りの外装用材と接合し、上
記積層材の他の一面は接合剤によって組積造りの基盤と
接合することを特徴とする、耐割れ性を有する組積造り
の耐水性建築物。 - 【請求項8】可撓性材料が、塩化ポリエチレン、ポリア
クリレ−ト、ポリプロピレン、ポリウレタン、可塑化塩
化ビニル、あるいはそれらの共重合物であり、上記可撓
性接着剤が液状プラスチゾル誘導体であることを特徴と
する、請求項7記載の耐割れ性を有し、組積接合の可能
な耐水性膜。 - 【請求項9】上記可撓性材料が、可塑化塩化ビニル、あ
るいはその共重合物であり、上記液状プラスチゾルは、
ポリ塩化ビニル重合体、あるいは共重合体100重量部
あたり約75から約150重量部の可塑剤を含有し、上
記液状プラスチゾルのポリ塩化ビニル重合体、あるいは
共重合体の粒径は、約0.075から約1.5ミクロン
であり、上記不織繊維層はポリエステル繊維から成るこ
とを特徴とする、請求項8記載の耐割れ性を有し、組積
接合の可能な耐水性膜。約 - 【請求項10】上記芯は、上記2枚の可撓性材料間剥離
強さとして、0°F(−17.8℃)において、少なく
とも1インチあたり6ポンド(1.07kg/cm)の
強さを有することを特徴とする、請求項7記載の耐割れ
性を有し、組積接合の可能な耐水性膜。 - 【請求項11】上記芯は、上記2枚の可撓性材料間剥離
強さとして、0°F(−17.8℃)において、少なく
とも1インチあたり12ポンド(2.14kg/cm)
の強さを有することを特徴とする、請求項9記載の耐割
れ性を有し、組積接合の可能な耐水性膜。 - 【請求項12】可撓性重合体層の一面に不織繊維層を塗
布し、上記可撓性重合体層の上記一面に上記不織繊維層
を物理的に接合し、上記物理的に接合した不織繊維重合
体層の不織繊維側に、他の物理的に接合した不織繊維重
合体層の不織繊維側を、可撓性接合剤で接着する工程か
らなることを特徴とする、耐割れ性を有し、組積接合の
可能な耐水性膜の製造方法。 - 【請求項13】上記可撓性接合剤を加熱することを特徴
とする、請求項12記載の方法。 - 【請求項14】各上記可撓性重合体層は、塩化ポリエチ
レン、ポリアクリレ−ト、ポリプロピレン、ポリウレタ
ン、可塑化塩化ビニル、あるいはそれらの共重合物であ
り、上記可撓性接着剤が液状プラスチゾルであり、上記
液状プラスチゾルは可塑剤およびポリ塩化ビニル重合
体、あるいはその共重合体粒子を含み、上記可撓性重合
体層と他の上記可撓性重合体層間の剥離強さとして、0
°F(−17.8℃)において、少なくとも1インチあ
たり6ポンド(1.07kg/cm)の強さを有するこ
とを特徴とする、請求項13記載の方法。 - 【請求項15】上記可撓性重合体層は、上記可塑化塩化
ビニル、あるいはその共重合物であり、上記接合を、上
記ポリ塩化ビニル、あるいはその共重合体の可撓性重合
体層の軟化温度以上で、かつ、融点以下の温度で行うこ
とを含み、上記剥離強さが少なくとも1インチあたり6
ポンド(1.07kg/cm)であることを特徴とす
る、請求項14記載の方法。
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