JPH1043817A - ダイ装置およびこの装置に使用するスペーサ - Google Patents

ダイ装置およびこの装置に使用するスペーサ

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JPH1043817A
JPH1043817A JP20208596A JP20208596A JPH1043817A JP H1043817 A JPH1043817 A JP H1043817A JP 20208596 A JP20208596 A JP 20208596A JP 20208596 A JP20208596 A JP 20208596A JP H1043817 A JPH1043817 A JP H1043817A
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Kazunori Watanabe
和範 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイの着脱交換を行ったときに、ダイの位置
決め固定を容易かつ正確に行い、従来よりも位置決め精
度の向上を図ると共に、パンチに対するダイの上面に備
えた加工溝の芯合せを容易に行い得るようにする。 【解決手段】 上面に適数の加工溝25A,25Bを備
えたダイ13を支持するダイベース11を備えてなるダ
イ装置において、前記ダイベース11はダイホルダ9へ
の取付部15を下面に備え、かつ前記ダイ13の下部を
受け入れる左右方向の受容部21を上面に備えてなり、
前記ダイ13の下面又はダイベース11の上面に形成し
た左右方向の係合位置決め溝部23A,23Bと左右方
向に移動可能で、かつ係合可能の係合位置決め突起部2
9A,29Bを前記ダイベース11の上面又はダイ13
の下面に設けてなることを特徴とするダイ装置であり、
また、その装置に使用するスペーサ31に特徴を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークに上型
(パン)と協働して曲げ加工を行う際に使用するダイ装
置およびその装置に使用するスペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図6に概略的に示すよう
に、プレスブレーキ(全体的構成は図示省略)は上部テ
ーブル101と下部テーブル103とを上下に対向して
備えており、上部テーブル101又は下部テーブル10
3の適宜一方を上下動自在の可動テーブルとして構成さ
れている。
【0003】前記上部テーブル101には固定具105
を介してパンチ(上型)107が着脱交換可能に取付け
られており、下部テーブル103上には、ダイホルダ1
09を介してダイ(下型)111が着脱交換自在に装着
されている。
【0004】そして、ダイ111上にワークWをセット
した後、ダイ111の上面に備えた第1のV溝113A
にパンチ107の下端部を係合することにより、前記ワ
ークWにV字形の折曲げ加工が行われるものである。
【0005】前記ワークWの板厚及び材質の相違によ
り、パンチ107を変えることなしに、ダイ111の第
2の溝113Bを使用することがある。
【0006】上述の場合、ダイ111の下面の長手方向
の複数箇所に螺着した複数の締付ボルト115を緩めて
ダイ111をダイホルダ109から取り外して前後を反
転し、第2のV溝113Bをパンチ107と芯合せした
後に、再度前記複数の締付ボルト115を締付けるもの
である。
【0007】したがって、ダイ111の反転着脱を行う
にあたっては、多数の締付ボルト115を操作しなけれ
ばならず、ダイ111の着脱交換の作業が厄介なもので
あった。
【0008】そこで、上述のごとき従来の問題を解決す
る構成として、実開昭54−2739号公報や特開平7
−148529号公報などのごとき構成が知られてい
る。
【0009】例えば、図7に示されているようにダイ1
11とダイホルダ109との間にダイベース117を介
在せしめ、このダイベース117の下面に複数の締付ボ
ルト115を備え、このダイベース117の上面の幅方
向(図7の左右方向)の中央には長手方向(図7におい
て紙面に直交する方向)に延伸したガイド部119を突
出して備えている。そして、ダイ111の下面には上記
ガイド部119に係脱自在の係合溝121が長手方向の
全長に亘って設けられている。
【0010】前記第1のV溝113Aの中心から上記係
合溝121の一側までの寸法Aと第2のV溝113Bの
中心から上記係合溝121の他側までの寸法Bは等しく
設けてあるので、前記ガイド部119の一側面を基準と
してダイ111の位置決めを行い、第1のV溝113A
をパンチ107に芯合せした後に、ダイベース117を
ダイホルダ109に固定する。
【0011】このように、ダイホルダ109にダイベー
ス117を固定した後、ダイベース117のガイド部1
19とダイ111の係合溝121との係合を解除して、
ダイベース117からダイ111を取り外し、ダイ11
1の前後を反転して係合溝121をガイド部119に再
び係合すると、第2のV溝113Bがパンチ107に芯
合せして位置決めされることとなる。
【0012】すなわち、図7に示された構成によれば、
ダイホルダ109に対してダイベース117の位置決め
を行った後は、ダイベース117に対してダイ111の
着脱交換を行うことにより、ダイ111に備えた第1,
第2のV溝113A,113Bがパンチ107に芯合せ
して位置決めされることとなり、前述したごとき従来の
問題点が解決される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の図7に示した構成では、左右方向(長手方向)に長
いガイド部119の一側面を基準面とし、かつ係合溝1
21の両側面を基準面とする構成であるから、例えば熱
処理等によってダイ111に前後方向に僅かな歪みが生
じると、ガイド部119とダイ111の係合溝121を
全長に亘って係合することができなくなることがある。
【0014】またガイド119の基準面となる一側面は
ダイベース117の上面と全長に亘って高精度の直角に
加工しなければならず、またダイ111の係合溝121
の基準面となる両側面はダイ111の下面と全長に亘っ
て高精度の直角に加工しなければならないものであり、
各基準面の高精度の加工が仲々厄介であり、精度出しの
ために製造コストが高くなるという問題がある。
【0015】この発明の目的は、ダイの着脱交換を行っ
たときに、ダイの位置決め固定を容易かつ正確に行い、
従来よりも位置決め精度の向上を図ると共に、パンチに
対するダイの上面に備えた加工溝の芯合せを容易に行い
得るようにしたダイ装置およびその装置に使用するスペ
ーサを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のダイ装置は、上面に適数の
加工溝を備えたダイを支持するダイベースを備えてなる
ダイ装置において、前記ダイベースはダイホルダへの取
付部を下面に備え、かつ前記ダイの下部を受け入れる左
右方向の受容部を上面に備えてなり、前記ダイの下面又
はダイベースの上面に形成した左右方向の係合位置決め
溝部と左右方向に移動可能で、かつ係合可能の係合位置
決め突起部を前記ダイベースの上面又はダイの下面に設
けてなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、ダイホルダ上にダイベースを
設け、このダイベースの下面に備えた取付部にてダイホ
ルダにダイベースが取付けられる。ダイベースの上面に
備えた左右方向の受容部にダイの下部を受入れると共
に、ダイベースの上面に形成した左右方向の係合位置決
め溝又は左右方向に移動可能で、かつ係合可能の係合位
置決め突起部に、ダイの下面に設けた係合位置決め突起
部又は係合位置決め溝を係合せしめることにより、ダイ
がダイベース上に容易かつ正確に位置決め固定され、従
来よりも高精度の位置決めが行われる。
【0018】ダイを前後に入れ換えたとき、ダイの加工
溝とパンチの先端とが容易に芯合わせされる。しかも、
分割ダイを組合わせるときに特に有効である。
【0019】請求項2によるこの発明のダイ装置は、上
面に左右方向の加工溝を備えたダイの下面に、左右方向
に延伸した位置決め溝又は位置決め突起部を設け、この
位置決め溝又は位置決め突起部と係脱可能の位置決め突
起部又は位置決め溝を上面に備えると共に前記ダイの下
部を受容する受容凹部を備えたスペーサを設け、このス
ペーサの下面を前記ダイの下面とほぼ同形状に形成して
設け、前記ダイ又はスペーサの下面を受容可能で、かつ
このスペーサの上面とほぼ同形状の受容凹部を備えたダ
イベースを設けてなることを特徴とするものである。
【0020】したがって、例えばダイホルダ上にダイベ
ースを取付ける。そして、ダイベースの上面に備えたス
ペーサの上面とほぼ同形状の受容凹部にスペーサの下部
を受容せしめると共に、ダイベースの上面に備えた位置
決め溝又は位置決め突起部にスペーサの下面に備えた位
置決め突起部又は位置決め溝を係合せしめる。次いで、
前記スペーサの上面に備えた受容凹部にダイの下部を受
容せしめると共に、スペーサの上面に備えた位置決め溝
又は位置決め突起部にダイの下面に備えた位置決め突起
部又は位置決め溝を係合せしめることにより、ダイベー
ス上にスペーサを介してダイが容易かつ正確に位置決め
固定され、従来よりも高精度の位置決めが行われる。
【0021】また、スペーサをなくしても、ダイベース
上にダイが容易かつ正確に位置決め固定され、従来より
も高精度の位置決めが行われる。
【0022】ダイを前後に入れ換えたとき、ダイの加工
溝とパンチの先端とが容易に芯合わせされる。
【0023】請求項3によるこの発明のダイ装置は、上
面に左右方向の加工溝を備えたダイの下部の前後縁部に
前後方向への被案内面を設けると共に前記ダイの下面に
左右方向に延伸した位置決め溝又は位置決め突起部を設
け、前記ダイの下部を受容する受容部を上面に形成した
ダイ支持部材の上記受容部に、前記ダイの被案内面に当
接してダイを前後方向への中心に案内する前後の案内面
を設け、かつ前記ダイ支持部材の上面に、前記ダイの位
置決め溝又は位置決め突起部と左右方向に移動可能に係
合可能の位置決め突起部又は位置決め溝を設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0024】したがって、ダイ支持部材の上面に形成さ
れた受容部にダイの下部を受容せしめる際、ダイ支持部
材の前後に設けた案内面に、ダイの下部の前後縁部に設
けた被案内面を案内せしめてダイ支持部材の受容部にダ
イの下部を受容せしめる。また、ダイ支持部材の上面に
設けた位置決め突起部又は位置決め溝にダイの下面に設
けた位置決め溝又は位置決め突起部を係合せしめること
により、ダイがダイ支持部材上により一層容易かつ正確
に位置決め固定され、従来よりもより一層の高精度の位
置決めが行われる。
【0025】ダイを前後に入れ換えたとき、ダイの加工
溝とパンチの先端とが容易に芯合わせされる。
【0026】請求項4によるこの発明のダイ装置に使用
するスペーサは、ダイの下部を受容する受容部を上面に
備え、かつ下部の形状を前記ダイの下部の形状とほぼ同
一形状に形成してなることを特徴とするものである。
【0027】したがって、このスペーサをダイベースと
ダイとの間に介在せしめることにより、ダイの高さが調
整される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0029】図1,図2および図3を参照するに、プレ
スブレーキ(全体的構成は図示省略)は上部テーブル1
と下部テーブル3とを上下に対向して備えており、上部
テーブル1又は下部テーブル3の適宜一方の上下動自在
の可動テーブルとして構成されている。
【0030】前記上部テーブル1には固定具5を介して
パンチ7が着脱可能に取付けられており、下部テーブル
3にはダイホルダ9が設けられている。このダイホルダ
9上にはダイベース11を介してダイ13が着脱交換自
在に装着されている。
【0031】前記ダイベース11は、左右方向へ延伸さ
れており、左右方向の適宜な複数箇所にT溝が形成され
ており、この各T溝に取付部15が設けられている。こ
の取付部15はT溝に係止自在のワッシャ17およびこ
のワッシャ17を締付自在の締付ボルト19より前記ダ
イホルダ9に取付られているものである。
【0032】前記ダイベース11としては、図2および
図3によく示されているように、前後方向におけるほぼ
中央部において左右方向へ延伸した受容部としての突起
部21が形成されていると共に、この突起部21の前後
部には左右方向へ延伸した係合位置決め溝部23A,2
3Bが形成されている。この係合位置決め溝部23A,
23Bはほぼ同じ形状をしている。
【0033】前記ダイ13の上面における前後には、図
1,図2に示されているように、前記パンチPの先端P
A と係合自在な加工溝としての第1V溝25A,第2V
溝25Bが備えられている。また、前記ダイ13の下部
には前記受容部としての突起部21に受容せしめる非受
容部としての係合溝部27が設けられていると共に、こ
の係合溝部27の前後には、前記係合位置決め溝部23
A,23Bと係合自在な係合位置決め突起部29A,2
9Bが形成されている。
【0034】また、図1に示されているように、前記係
合溝部27の前後面と第1,第2V溝25A,25Bの
中心C1 ,C2 との間の距離AとBとを等しくしてある
(A=B)。そして、図1の状態において、パンチPの
先端PA と第1V溝25Aの中心C1 とが一致するよう
に予め設けられている。
【0035】上記構成により、ダイベース11上にダイ
13をセットする際には、作業者がダイ13を持って上
方からダイベース11上に降ろす。そのとき、ダイ13
の係合溝部27がダイベース11の突起部21に係合す
ると共に、ダイ13の係合位置決め突起部29A,29
Bがそれぞれダイベース13の係合位置決め溝部23
A,23Bに係合されることにより、ダイ13がダイベ
ース11上に位置決め固定される。その結果、従来より
も高精度の位置決めを行うことができる。
【0036】図1の状態でパンチPの先端PA と第1V
溝25Aの中心C1 とは予め芯合わせされているので、
改めて芯合せする必要がない。ダイベース11よりダイ
13を取り外してダイ13を前後にひっくり返して、係
合位置決め溝部23A,23Bに係合位置決め突起部2
9B,29Aを係合せしめた際にも、図1に示した距離
AとBとが等しく(A=B)してあるから、パンチPの
先端PA と第2V溝25Bの中心C2 との芯合せは一致
するので、改めて芯合せを行う必要はない。
【0037】上記の例において、ダイベース11の上面
に、係合位置決め突起部を設け、またダイ13の下面に
係合位置決め溝部を設けて係合せしめるようにしても構
わない。また、ダイ13はダイベース11上を左右方向
へ移動可能となっているので、複数の分割ダイを位置決
め固定するのに、特に有効である。
【0038】図4には、ダイベース11とダイ13との
間にスペーサ31を介在せしめた例が示されている。図
4において図1,図2および図3における部品と同じ部
品には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0039】図4において、スペーサ31の上面には、
前記ダイベース11の上面に設けられている受容部とし
ての突起部21とほぼ同形状の突起部33が設けられて
いると共に、係合位置決め溝部23A,23Bとほぼ同
形状の係合位置決め溝部35A,35Bが設けられてい
る。
【0040】また、スペーサ31の下面には、前記ダイ
13の下面に設けられている係合溝部27、係合位置決
め突起部29A,29Bとほぼ同形状の係合溝部37、
係合位置決め突起部39A,39Bが設けられている。
【0041】上記構成により、ダイベース11の上面に
設けられている突起部21にスペーサ31の下面に設け
られている係合溝部37が係合すると共に、ダイベース
11の上面に設けられている係合位置決め溝部23A,
23Bにスペーサ31の下面に設けられている係合位置
決め突起部39A,39Bがそれぞれ係合される。
【0042】また、スペーサ31の上面に設けられてい
る突起部33にダイ13の下面に設けられている係合溝
部27が係合されると共に、スペーサ31の上面に設け
られている係合位置決め溝部35A,35Bにダイ13
の下面に設けられている係合位置決め突起部29A,2
9Bがそれぞれ係合される。
【0043】このようにダイベース11とダイ13との
間に高さの異なった種々のスペーサ31を介在せしめる
ことによって、ダイ13の上面の高さ位置を容易かつ正
確に変更し、調整することができる。それ以外は図1〜
図3で説明した例と同様の効果を奏する。
【0044】図4に示したスペーサ31において、ダイ
ベース11の上面が、係合溝部、係合位置決め突起部
で、ダイ13の下面が係合突起部、係合位置決め溝であ
る場合には、スペーサ31の上面、下面に設ける形状を
逆にしても対応することができる。
【0045】図5には、他の実施の形態の例が示されて
いる。図5において図1,図2および図3における部品
と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略
する。
【0046】図5においてダイ支持部材としてダイベー
ス11を用いている場合を示している。そして、図5に
おいて、前記ダイ13の下部の前後縁部に前後方向への
被案内面としての傾斜面41A,41Bが設けられてい
る。また、ダイベース13の上部の前後縁部に前記傾斜
面41A,41Bに当接してダイ13を前後方向への中
心に案内する前後の案内面としての傾斜面43A,43
Aが設けられている。
【0047】上記構成により、ダイベース11上にダイ
13を位置決め固定する際には、ダイ13の傾斜面41
A,41Bがダイベース11上の傾斜面43A,43B
に当接してダイベース11の前後方向の中心に案内され
て、ダイ13の係合溝部27がダイベース11の係合突
起部21に係合すると共に、ダイ13の係合位置決め突
起部29A,29Bがダイベース11の係合位置決め溝
部23A,23Bに係合されるので、より一層容易かつ
正確に位置決めすることができる。それ以外は図1,図
2および図3の例と同様の効果を奏する。
【0048】図5においてダイ支持部材をダイベース1
1の代りにダイホルダ9とすることも可能で、この場合
にはダイホルダ9の上面に、ダイベース11と同様に係
合突起部21、係合位置決め溝部23A,23Bを設け
ることは言うまでもない。
【0049】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0050】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、ダイホルダ上に
ダイベースを設け、このダイベースの下面に備えた取付
部にてダイホルダにダイベースが取付けられる。ダイベ
ースの上面に備えた左右方向の受容部にダイの下部を受
入れると共に、ダイベースの上面に形成した左右方向の
係合位置決め溝又は左右方向に移動可能で、かつ係合可
能の係合位置決め突起部に、ダイの下面に設けた係合位
置決め突起部又は係合位置決め溝を係合せしめることに
より、ダイをダイベース上に容易かつ正確に位置決め固
定することができ、従来よりも高精度の位置決めを行う
ことができる。
【0051】ダイを前後に入れ換えたとき、ダイの加工
溝とパンチの先端とを容易に芯合わせすることができ
る。しかも、分割ダイを組合わせるときに特に有効であ
る。
【0052】請求項2の発明によれば、例えばダイホル
ダ上にダイベースを取付ける。そして、ダイベースの上
面に備えたスペーサの上面とほぼ同形状の受容凹部にス
ペーサの下部を受容せしめると共に、ダイベースの上面
に備えた位置決め溝又は位置決め突起部にスペーサの下
面に備えた位置決め突起部又は位置決め溝を係合せしめ
る。次いで、前記スペーサの上面に備えた受容凹部にダ
イの下部を受容せしめると共に、スペーサの上面に備え
た位置決め溝又は位置決め突起部にダイの下面に備えた
位置決め突起部又は位置決め溝を係合せしめることによ
り、ダイベース上にスペーサを介してダイを容易かつ正
確に位置決め固定することができ、従来よりも高精度の
位置決めを行うことができる。
【0053】また、スペーサをなくしても、ダイベース
上にダイを容易かつ正確に位置決め固定することがで
き、従来よりも高精度の位置決めを行うことができる。
【0054】ダイを前後に入れ換えたとき、ダイの加工
溝とパンチの先端とを容易に芯合わせすることができ
る。
【0055】請求項3の発明によれば、ダイ支持部材の
上面に形成された受容部にダイの下部を受容せしめる
際、ダイ支持部材の前後に設けた案内面に、ダイの下部
の前後縁部に設けた被案内面を案内せしめてダイ支持部
材の受容部にダイの下部を受容せしめる。また、ダイ支
持部材の上面に設けた位置決め突起部又は位置決め溝に
ダイの下面に設けた位置決め溝又は位置決め突起部を係
合せしめることにより、ダイをダイ支持部材上により一
層容易かつ正確に位置決め固定することができ、従来よ
りも一層の高精度の位置決めを行うことができる。
【0056】ダイを前後に入れ換えたとき、ダイの加工
溝とパンチの先端とを容易に芯合わせすることができ
る。
【0057】請求項4の発明によれば、スペーサをダイ
ベースとダイとの間に介在せしめることにより、ダイの
高さを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のダイ装置とパンチとを表わした側面
図である。
【図2】ダイとダイベースを表わした分解側面図であ
る。
【図3】ダイベースの斜視図である。
【図4】この発明の他の実施の形態の例を示す側面図で
ある。
【図5】この発明の別の実施の形態の例を示すダイとダ
イベースの分解側面図である。
【図6】従来のプレスブレーキにパンチとダイを装着し
た状態の側面説明図である。
【図7】従来のプレスブレーキにパンチとダイを装着し
た状態の側面説明図である。
【符号の説明】
3 下部テーブル 7 パンチ 9 ダイホルダ 11 ダイベース 13 ダイ 15 取付部 21 突起部(受容部) 23A,23B 係合位置決め溝部 25A,25B 第1,第2V溝(加工溝) 27 係合溝部(非受容部) 29A,29B 係合位置決め突起部 31 スペーサ 33 突起部 35A,35B 係合位置決め溝 37 係合溝部 39A,39B 係合位置決め突起部 41A,41B 傾斜面(被案内面) 43A,43B 傾斜面(案内面)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に適数の加工溝を備えたダイを支持
    するダイベースを備えてなるダイ装置において、前記ダ
    イベースはダイホルダへの取付部を下面に備え、かつ前
    記ダイの下部を受け入れる左右方向の受容部を上面に備
    えてなり、前記ダイの下面又はダイベースの上面に形成
    した左右方向の係合位置決め溝部と左右方向に移動可能
    で、かつ係合可能の係合位置決め突起部を前記ダイベー
    スの上面又はダイの下面に設けてなることを特徴とする
    ダイ装置。
  2. 【請求項2】 上面に左右方向の加工溝を備えたダイの
    下面に、左右方向に延伸した位置決め溝又は位置決め突
    起部を設け、この位置決め溝又は位置決め突起部と係脱
    可能の位置決め突起部又は位置決め溝を上面に備えると
    共に前記ダイの下部を受容する受容凹部を備えたスペー
    サを設け、このスペーサの下面を前記ダイの下面とほぼ
    同形状に形成して設け、前記ダイ又はスペーサの下面を
    受容可能で、かつこのスペーサの上面とほぼ同形状の受
    容凹部を備えたダイベースを設けてなることを特徴とす
    るダイ装置。
  3. 【請求項3】 上面に左右方向の加工溝を備えたダイの
    下部の前後縁部に前後方向への被案内面を設けると共に
    前記ダイの下面に左右方向に延伸した位置決め溝又は位
    置決め突起部を設け、前記ダイの下部を受容する受容部
    を上面に形成したダイ支持部材の上記受容部に、前記ダ
    イの被案内面に当接してダイを前後方向への中心に案内
    する前後の案内面を設け、かつ前記ダイ支持部材の上面
    に、前記ダイの位置決め溝又は位置決め突起部と左右方
    向に移動可能に係合可能の位置決め突起部又は位置決め
    溝を設けてなることを特徴とするダイ装置。
  4. 【請求項4】 ダイの下部を受容する受容部を上面に備
    え、かつ下部の形状を前記ダイの下部の形状とほぼ同一
    形状に形成してなることを特徴とするダイ装置に使用す
    るスペーサ。
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