JPH1043806A - 圧延機の形状制御装置 - Google Patents

圧延機の形状制御装置

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JPH1043806A
JPH1043806A JP8201867A JP20186796A JPH1043806A JP H1043806 A JPH1043806 A JP H1043806A JP 8201867 A JP8201867 A JP 8201867A JP 20186796 A JP20186796 A JP 20186796A JP H1043806 A JPH1043806 A JP H1043806A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各アクチュエータを個別に制御したときのよ
うな相互干渉による制御性能の劣化やハンチング等の問
題や、時定数の極端に異なるアクチュエータを1つの制
御則で制御したときのような調整の難しさを解消する。 【解決手段】 各アクチュエータを応答時間の違いによ
って複数のグループに分類し、それぞれの応答時間に応
じた方法、例えは応答の遅いグループには予測制御を、
応答の速いグループには最適制御を用いて制御する。最
適制御において、同一グループ中の複数のアクチュエー
タから、使用するアクチュエータの組み合わせを任意に
選択するようにすることで、その都度最適化を行うこと
なく、いずれの組み合わせにおいても常に最適な制御入
力を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,圧延機の形状制御
装置に係り,詳しくは,圧延材の形状と目標形状との偏
差に応じて,複数の種類のアクチュエータの操作量を変
更することによって上記圧延材の形状が上記目標形状と
一致するように制御する圧延機の形状制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えばアルミ箔等を対象とする圧延装置
においては,クーラント,ベンダ,V.C.ロール,チ
ルティング等の複数のアクチュエータを用いて形状制御
を行っている。一般的なアルミ箔圧延機の概略構成を図
7に示す。アルミ箔である圧延材39の圧延を行う圧延
ロールは,一対のワークロール31と,その上下に設置
されたバックアップロール32から構成されている。上
記ワークロール31は,その径を小さくすることによっ
て単位圧下当たりの圧延反力を小さくし,かつ上下のバ
ックアップロール32によってロールのたわみを防いで
いる。圧延材39は,上記ワークロール31の隙間を通
過することによって圧延され,センサロール33を介し
て巻き取りロール34に巻き取られる。上記センサロー
ル33は,軸方向に複数に分割されたエレメントによっ
て構成されており,各エレメントの外周面にかかる圧接
力を検出する。上記検出された圧接力信号はA/D変換
され,それを用いて上記圧延材39の実形状が求めら
れ,続いて該実形状と目標形状との偏差(誤差形状)が
求められる。上記誤差形状は,複数のアクチュエータ,
即ち,クーラント35,ベンダ36,V.C.ロール3
7,チルティング38の操作量をそれぞれ制御すること
によって修正される。上記クーラント35は,上記ワー
クロール31に対して,幅方向に分割されたクーラント
ノズル35aから部分的に油を吹きつけて冷却すること
によって局所的な形状修正を行う。上記ベンダ36は,
各ロールの端部に上下方向の力を加えたときのロールの
曲げ変形によって形状修正を行う。上記V.C.ロール
37は,上記バックアップロール32内の空洞に油圧を
かけて変形させることによって形状修正を行う。上記チ
ルティング38は,上記バックアップロール32の左右
の高さを調節することによって左右非対称成分の形状修
正を行う。以上説明した上記複数の種類のアクチュエー
タは,従来はそれぞれ独立した制御方法により個別に制
御されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記のよう
に複数のアクチュエータを個別に制御すると,それぞれ
のアクチュエータ間の相互干渉によって制御性能が劣化
したりハンチングを起こしたりすることがあり,必ずし
も最適な制御とはならない。また,ハンチング等を起こ
さずに制御性能を上げるように調整することは困難であ
り,その実現には多大の労力を要する。そこで上記問題
点を解決するために,複数のアクチュエータを1つの多
変数制御法によって制御する方法が考えられる。しか
し,アクチュエータには,上記クーラント35のように
応答の遅い(時定数30〜50sec)ものと,上記ベ
ンダ36,V.C.ロール37,チルティング38等の
ように応答の速い(時定数2〜3sec)ものが存在
し,このように時定数の極端に異なるアクチュエータを
1つの制御則で制御すると調整が非常に困難である。例
えば,クーラントのあるバルブにかかる重みを大きくし
たときにベンダ等他のアクチュエータがどのような動き
をするかは直観的に把握しにくいため,クーラントの重
みを変えることによって他のアクチュエータが大きく作
動し板破断を引き起こすなど,安定した制御を行うこと
は難しい。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り,その第1の目的は,それぞれのアクチュエータ間の
相互干渉による制御性能の劣化がなく,時定数の極端に
異なるアクチュエータに対しても,時定数の比較的近い
アクチュエータをまとめて,その時定数に応じた制御を
行うことによって全体として最適な制御を行うことが可
能な圧延機の形状制御装置を提供することである。ま
た,時定数が比較的近い複数のアクチュエータを1つの
多変数制御法によって制御しようとする場合でも,上記
複数のアクチュエータの中から圧延材の性質に応じたア
クチュエータを選択する場合には,従来はその都度最適
化計算を行わなければならなかった。そこで本発明の第
2の目的は,制御対象とするアクチュエータの組み合わ
せを変更する場合にも,その都度最適化計算を行う必要
のない圧延機の形状制御装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,圧延材の形状と目標形状との偏差に応じ
て,複数の種類のアクチュエータの操作量を調整するこ
とによって上記圧延材の形状が上記目標形状と一致する
ように制御する圧延機の形状制御装置において,上記ア
クチュエータを,応答時間の違いによって複数のグルー
プに分類し,グループ分けされたアクチュエータをそれ
ぞれの応答時間に応じた方法で制御してなる圧延機の形
状制御装置として構成されている。上記グループの分類
方法のもっとも簡単な例として,アクチュエータの応答
時間の遅速に応じて2つのグループに分類し,応答の遅
いアクチュエータのグループの制御に予測制御を,応答
の速いアクチュエータのグループの制御に最適制御をそ
れぞれ用いる場合が挙げられる。また上記最適制御にお
いて,同一グループ中の複数のアクチュエータから,使
用するアクチュエータの組み合わせを任意に選択しうる
ようにすることができる。更に上記偏差を,上記分類さ
れた複数のグループに対して各グループの操作量が飽和
しないように配分することで,より安定した制御を行う
ことができる。
【0005】
【作用】本発明に係る圧延機の形状制御装置は,各アク
チュエータを応答時間の違いによって複数のグループに
分類し,グループ分けされたアクチュエータをそれぞれ
の応答時間に応じた方法,例えば応答の遅いグループに
は予測制御を,応答の速いグループには最適制御を用い
て制御を行う。これによって,各アクチュエータを個別
に制御したときのような相互干渉による制御性能の劣化
やハンチング等が起こらず,また時定数の極端に異なる
アクチュエータを1つの制御則で制御したときのような
調整の難しさもなく,全体として最適な制御を行うこと
ができる。また上記最適制御において,同一グループ中
の複数のアクチュエータから,使用するアクチュエータ
の組み合わせを任意に選択しうるようにすることによっ
て,その都度最適化計算を行うことなく,いずれの組み
合わせにおいても常に最適な制御入力を得ることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明の実施の形
態及び実施例につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態及び実施例は本発明を具体化した
一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のも
のではない。ここに,図1は本発明の実施の形態に係る
圧延機の形状制御装置の概略構成を示すブロック図,図
2は本発明の実施の形態に係るクーラント制御器の構成
を示すブロック図,図3は本発明の実施の形態に係るク
ーラント制御器の概略構成を示すブロック図,図4は本
発明の実施の形態に係る圧延機の形状制御装置の制御結
果を示すグラフ(ミッドレンジ制御を使用しない(κ=
2,η=0.5)場合),図5は本発明の実施の形態に
係る圧延機の形状制御装置の制御結果を示すグラフ(κ
=1,η=0.4とした場合),図6は本発明の実施の
形態に係る圧延機の形状制御装置の制御結果を示すグラ
フ(κ=1,η=0.1とした場合)である。本実施の
形態に係る圧延機の形状制御装置は,図1に示す如く構
成されている。使用するアクチュエータは,クーラント
1,チルティング2,V.C.ロール3,ベンダ4の4
種類である。上述したように,これら4種類のアクチュ
エータをそれぞれ独立した制御方法で個別に制御する
と,それぞれのアクチュエータ間の相互干渉によって制
御性能が劣化したりハンチングを起こしたりすることが
あり,全体として最適な制御を行うことは困難である。
【0007】また,上記4種類のアクチュエータの中に
は,時定数が2〜3secであるチルティング2,V.
C.ロール3,及びベンダ4と,それに比べて時定数が
30〜50secと極端に大きいクーラント1とが混在
しているため,これら全てを1つの多変数制御法によっ
て制御すると調整が非常に困難となる。なぜなら,各ア
クチュエータの時定数つまり応答の速さが極端に異なる
と,あるアクチュエータの重みを調節したときの他のア
クチュエータの動きを直感的に把握することが難しく,
制御不安定となるからである。そこで,時定数の比較的
近いアクチュエータをまとめてグループ化することで上
記時定数の違いによる不具合が解消され,各グループ内
でその時定数に応じた一括制御を行うことで上記相互干
渉による不具合が解消される。本実施の形態では,上記
4種類のアクチュエータを時定数の違いによってクーラ
ント1とその他のアクチュエータの2つのグループに分
け,それぞれクーラント制御器6,ベンダ・V.C.ロ
ール・チルティング制御器7によって制御を行う。ま
た,参照入力とプラント5からの出力形状との差である
形状偏差は,ミッドレンジ制御器8によって上記クーラ
ント制御器6とベンダ・V.C.ロール・チルティング
制御器7へ配分される。
【0008】以下,上記各制御器毎にその構成と特徴に
ついて説明する。まず,クーラント制御器6について説
明する。クーラントによる形状制御系では,ロールの熱
伝達を介することから,ヒステリシスなどの非線形性や
大きな時定数等の特徴があり,更にそれらのパラメータ
が変動することが予想される。そこで,制御モデルの変
動を考慮し,そのロバスト性を確保しながら応答性の改
善を図るために内部モデル制御を用いた予測制御系を設
計する。ここではコントローラとして,一般に知られて
いるIMC制御器を用いた。以下にその導出方法と特徴
を簡単に説明する。まず,形状偏差fをセンサロールの
エレメント(幅方向36分割)毎に表すと次式のように
なる。
【数1】 上記(1)式より,クーラントによる形状制御の入出力
特性は,次式で表される。
【数2】
【0009】次に,クーラントによる形状制御の制御系
として図3のような制御系を考え,その入力から出力ま
での伝達関数を目標の伝達関数W(s)とすることで,
まず次式が得られる。
【数3】 これをC(s)について整理すると次のようになる。
【数4】 この時,G(s)を次のように分割する。
【数5】 (5)式を(4)式に代入すると次のようになる。
【数6】
【0010】上記(7)式で, W(s)G+ (s)-1=F(s) (8) とすると,コントローラC(s)は次式のようになる。
【数7】 ここで,F(s)は下記で表されるローパスフィルタで
ある。
【数8】 上記(9)式によってコントローラCの構成が決まり,
図3を具体的に書き直すと図2のようになる。なお,図
2は図1のクーラント制御器6に関する部分を抜き出し
たものであり,図2中のplantは図1におけるクー
ラント1とプラント5に当たる。ここで,G+ (s)を
上記(6)式のような対角行列とし,更にF(s)も上
記(10)のような対角行列としたことで,上記(8)
式より図2の参照入力から出力までの伝達関数Wが対角
行列となり,それによって各要素,すなわち各クーラン
トノズル間が非干渉化され,調整が一層容易になる。更
に,上記ローパスフィルタF(s)のカットオフ周波数
を決定するパラメータε1 〜ε36を小さくするほど上記
F(s)の高周波帯域でのゲインは小さくなり,結果的
に,よりロバストな制御系とすることができる。F
(s)のカットオフ周波数を小さくすることでF(s)
の高周波帯域でのゲインが小さくなり,それによって相
補感度関数(本実施の形態の場合,F(s)G
+ (s))におけるモデル化誤差の大きい高周波帯域で
のゲインを小さくできるからである。
【0011】次に,ベンダ・V.C.ロール・チルティ
ング制御器7について説明する。(1)式より,変数
u,Aを次のように定める。
【数9】 そして,評価関数Jを下記のように設定する。
【数10】 最小自乗法を用いて上記評価関数Jを最小にする制御入
力uを求めると,次のようになる。
【数11】 ここで,上記(13)式のように,各アクチュエータの
ON/OFFパラメータEを含んだ形で制御入力uの解
析解が求まるため,オンラインで上記パラメータEを設
定することによって任意のアクチュエータの組み合わせ
を選択でき,いずれの組み合わせにおいても最適な制御
入力が得られる。次に,ミッドレンジ制御器8について
説明する。ミッドレンジ制御器8では,上記2つの制御
器に対して形状偏差の配分を行う。fs をクーラント制
御器6への配分量,ff をベンダ・V.C.ロール・チ
ルティング制御器7への配分量とすると,その配分比は
次のように決定する。 fs =η・κ・f ff =(1−η)・κ・f (ここで,0≦η≦1,κ=1 or 2) ミッドレンジ制御を行うときは,κ=1としηを適当に
与えることで形状偏差が両制御器に配分される。いずれ
かの制御器の操作量が飽和した場合には,上記ηを調節
することによって配分比を変化させ,飽和状態を回避す
ることができる。また,ミッドレンジ制御を行わない場
合には,κ=2,η=0.5とし,両方の制御器に同量
の形状偏差を出力する。以上説明した装置によって実際
にアルミ箔の形状制御を行った結果を図4〜図6に示
す。図4はミッドレンジ制御を使用しない場合(κ=
2,η=0.5),図5はκ=1,η=0.4とした場
合,図6はκ=1,η=0.1とした場合の結果であ
る。また,上記各図の(a)は形状偏差の時刻暦を,
(b)はクーラントの操作量の時刻暦を,(c)はベン
ダ,V.C.ロール,チルティングの操作量の時刻暦を
それぞれ表している。各条件でそれぞれ最適な制御入力
が計算されている。
【0012】以上説明したように,本実施の形態に係る
圧延機の形状制御装置は,各アクチュエータを応答時間
の違いによって2つのグループに分類し,グループ分け
されたアクチュエータを応答時間に応じてそれぞれ予測
制御,最適制御によって制御し,更に各グループの操作
量が飽和しないようにミッドレンジ制御によって形状偏
差を配分している。したがって,各アクチュエータを個
別に制御したときのような相互干渉による制御性能の劣
化がなく,時定数の極端に異なるアクチュエータに対し
てもそれぞれに時定数に応じた制御を行うことによって
全体として最適な制御を行うことが可能である。更に,
応答時間の小さいアクチュエータのグループに用いる最
適制御においては,各アクチュエータのON/OFFパ
ラメータを含んだ形で制御入力の解析解が求まるため,
制御対象とするアクチュエータの組み合わせを変更する
場合にもその都度最適化計算を行う必要がなく,いずれ
の組み合わせにおいても常に最適な制御入力を得ること
ができる。
【0013】
【発明の効果】
【0014】以上説明したように,本発明では,各アク
チュエータを応答時間の違いによって複数のグループに
分類し,各グループごとにその応答時間に応じた一括制
御を行っている。したがって,それぞれのアクチュエー
タ間の相互干渉による制御性能の劣化がなく,時定数の
極端に異なるアクチュエータに対しても,比較的近いア
クチュエータ毎にその時定数に応じた制御を行うことに
よって全体として最適な制御を行うことが可能である。
更に最適制御においては,各アクチュエータのON/O
FFパラメータを含んだ形で制御入力の解析解を求める
ため,制御対象とするアクチュエータの組み合わせを変
更する場合にも,その都度最適化計算を行う必要のない
圧延機の形状制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る圧延機の形状制御
装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】 本発明の実施の形態に係るクーラント制御器
の構成を示すブロック図。
【図3】 本発明の実施の形態に係るクーラント制御器
の概略構成を示すブロック図。
【図4】 本発明の実施の形態に係る圧延機の形状制御
装置の制御結果を示すグラフ(ミッドレンジ制御を使用
しない(κ=2,η=0.5)場合)。
【図5】 本発明の実施の形態に係る圧延機の形状制御
装置の制御結果を示すグラフ(κ=1,η=0.4とし
た場合)。
【図6】 本発明の実施の形態に係る圧延機の形状制御
装置の制御結果を示すグラフ(κ=1,η=0.1とし
た場合)。
【図7】 一般的なアルミ箔圧延機の概略構成を示す
図。
【符号の説明】
1…クーラント 2…チルティング 3…V.C.ロール 4…ベンダ 5…プラント 6…クーラント制御器 7…ベンダ・V.C.ロール・チルティング制御器 8…ミッドレンジ制御器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延材の形状と目標形状との偏差に応じ
    て,複数の種類のアクチュエータの操作量を調整するこ
    とによって上記圧延材の形状が上記目標形状と一致する
    ように制御する圧延機の形状制御装置において,上記ア
    クチュエータを,応答時間の違いによって複数のグルー
    プに分類し,グループ分けされたアクチュエータをそれ
    ぞれの応答時間に応じた方法で制御してなる圧延機の形
    状制御装置。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエータが応答時間の遅速に
    応じて2つのグループに分類されてなる請求項1記載の
    圧延機の形状制御装置。
  3. 【請求項3】 応答の遅いアクチュエータのグループの
    制御に予測制御を用いてなる請求項1又は2記載の圧延
    機の形状制御装置。
  4. 【請求項4】 応答の速いアクチュエータのグループの
    制御に最適制御を用いてなる請求項1,2又は3記載の
    圧延機の形状制御装置。
  5. 【請求項5】 上記最適制御において,同一グループ中
    の複数のアクチュエータから,使用するアクチュエータ
    の組み合わせを任意に選択しうるようにした請求項4記
    載の圧延機の形状制御装置。
  6. 【請求項6】 上記偏差を,上記分類された複数のグル
    ープに対して各グループの操作量が飽和しないように配
    分する請求項1〜5のいずれかに記載の圧延機の形状制
    御装置。
  7. 【請求項7】 上記圧延材がアルミ箔であり,上記応答
    の遅いアクチュエータがクーラントである請求項1〜6
    のいずれかに記載の圧延機の形状制御装置。
  8. 【請求項8】 上記圧延材がアルミ箔であり,上記応答
    の速いアクチュエータが少なくとも,ベンダ,V.C.
    ロール,及びチルティングを含む請求項1〜7のいずれ
    かに記載の圧延機の形状制御装置。
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