JPH1043330A - ソリッドゴルフボールおよびその製造方法 - Google Patents

ソリッドゴルフボールおよびその製造方法

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JPH1043330A
JPH1043330A JP8220516A JP22051696A JPH1043330A JP H1043330 A JPH1043330 A JP H1043330A JP 8220516 A JP8220516 A JP 8220516A JP 22051696 A JP22051696 A JP 22051696A JP H1043330 A JPH1043330 A JP H1043330A
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JP
Japan
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core
golf ball
silica particles
sol
gel method
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JP8220516A
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English (en)
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Makoto Sugitani
信 杉谷
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛行性能が優れ、かつ打球感が良好なソリッ
ドゴルフボールを提供する。 【解決手段】 コアとカバーを有するソリッドゴルフボ
ールの製造にあたり、架橋成形後のコアをゾルーゲル法
により処理して、コアの少なくとも表面部にシリカ粒子
を生成させ、それによって、コアの少なくとも表面部に
シリカ粒子を含有させる。上記ゾルーゲル法によるコア
の処理は、架橋成形後のコアをテトラエトキシシランな
どの金属アルコキシドに浸漬し、その後、水を加えて、
金属アルコキシドの加水分解と、それに続くヒドロキシ
ル基の重縮合を生じさせ、コアの表面部にシリカ粒子を
分散した状態で生成させることによって行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソリッドゴルフボ
ールに関し、さらに詳しくは、飛行性能が優れ、かつ打
球感(打撃時のフィーリング)が良好なソリッドゴルフ
ボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ツーピースソリッドゴルフボール
が、飛距離が出やすいという特徴を有することから、広
く使用されるようになってきた。しかし、このツーピー
スゴルフボールソリッドゴルフボールは、コントロール
性が悪い上に、打球感が硬いという問題があった。
【0003】そこで、それを改善するため、ボールコン
プレッションを小さくしてソフトな打球感を得ようとす
ると、それに伴って、反発性能が低下し、飛距離が短く
なってしまう。
【0004】そのため、コアを2層構造または3層構造
にしたマルチピースソリッドゴルフボールが提案されて
いる。しかしながら、このマルチピースソリッドゴルフ
ボールは、コアの成形に手間がかかる上に、内部コアと
外部コアとの間の強力な密着を得ることが難しいという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のソリッドゴルフボールにおける問題点を解決
し、成形性よく、飛行性能が優れ、かつ打球感が良好な
ソリッドゴルフボールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、架橋成形後の
コアをゾルーゲル法により処理して、コアの少なくとも
表面部にシリカ粒子を生成させ、それによって、コアの
少なくとも表面部にゾルーゲル法により生成したシリカ
粒子を含有させることによって、成形性よく、飛行性能
が優れ、かつ打球感が良好なソリッドゴルフボールを得
て、上記目的を達成したものである。
【0007】上記のゾルーゲル法についてはその詳細を
後に説明するが、架橋成形後のコアをゾルーゲル法によ
り処理すると、上記ゾルーゲル法により生成したシリカ
粒子がコアの少なくとも表面部に含有されるようにな
り、その結果、コアの表面部の硬度が上昇し、コアの内
部との間に硬度差が生じると共に、コアの表面部の反発
性能が向上して、飛行性能が優れ、かつ打球感が良好な
ソリッドゴルフボールが得られるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、コアを処理する
ゾルーゲル法は、金属アルコキシドの加水分解と、それ
に続くヒドロキシル基の重縮合からなり、最終的にはゴ
ムの補強性フィラーとなるシリカ粒子が生成する。
【0009】このゾルーゲル法によるコアの処理におい
ては、架橋成形後のコアを金属アルコキシドに浸漬す
る。その際、有機溶剤が存在すると、コアの表面部が有
機溶剤によって膨潤し、金属アルコキシドがコアの表面
部に浸入しやすくなるので、処理が促進されると共に生
成するシリカ粒子の量をコントロールしやすくなる。そ
の後、水を加えると、金属アルコキシドの加水分解と、
それに続くヒドロキシル基の重縮合が生じ、コアの表面
部にシリカ粒子が分散した状態で生成する。また、上記
金属アルコキシドの加水分解時に、触媒を添加すると、
加水分解反応およびそれに続くヒドロキシル基の重縮合
反応が促進される。そして、その後、乾燥することによ
って、溶剤が除去されると共に反応が完結する。
【0010】上記ゾルーゲル法に使用する金属アルコキ
シドとしては、主としてアルコキシシラン化合物が用い
られる。このアルコキシシラン化合物の構造は、次の一
般式(1):
【0011】
【化1】
【0012】〔式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、
同一または異なる1価の有機基を示す。ただし、R1
2 、R3 およびR4 のうち少なくとも1つはアルコキ
シ基である。〕で表され、その具体例としては、例え
ば、テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テ
トラブトキシシラン、テトラフェノキシシランなどが挙
げられる。
【0013】特にテトラエトキシシランは、その製造や
取扱いが容易である上に、水との反応性が優れ、コアの
表面部に補強効果の優れたシリカ微粒子を生成させるの
で、本発明においては特に好適に用いられる。
【0014】コアを金属アルコキシドに浸漬する際に共
存させる有機溶剤としては、例えば、テトラヒドロフラ
ン、トルエン、アセトン、ヘキサン、ベンゼン、酢酸エ
チル、キシレンなどが挙げられる。この有機溶剤を使用
する場合、コアは金属アルコキシドに浸漬する前に、こ
の有機溶剤に浸漬しておいてもよい。
【0015】そして、このコアの金属アルコキシドへの
浸漬時の温度としては、常温でもよいが、使用した有機
溶剤の沸点以下の温度に加熱してもよい。浸漬時間は、
有機溶剤の共存により短縮されるので、この有機溶剤の
共存の有無などを考慮して、1分〜1週間の間から選択
される。
【0016】金属アルコキシドを加水分解するための水
は少量でよく、金属アルコキシドの重量の1/100〜
1/10程度でよい。
【0017】触媒は必須のものではないが、触媒の添加
によって、金属アルコキシドの加水分解反応やそれに続
くヒドロキシル基の重縮合反応が促進されるので、使用
することが好ましい。この触媒としては、例えば、ブチ
ルアミン、エチレンジアミンのような塩基性触媒、塩酸
のような酸性触媒、ジブチルチンジラウレートのような
スズ化合物などが挙げられ、その添加量は少量でよく、
金属アルコキシドの重量の1/1000〜1/50程度
でよい。
【0018】上記のように、架橋成形後のコアを金属ア
ルコキシドに浸漬し(好ましくは、有機溶剤の共存下で
浸漬し)、ついで水を加えて(好ましくは、触媒を添加
して)、かきまぜると、金属アルコキシドと水から加水
分解とその加水分解物のヒドロキシル基の重縮合を経て
シリカ粒子が生成し、そのシリカ粒子が主としてコアの
表面部に分散した状態で含有されるようになる。そし
て、その後、乾燥することによって、有機溶剤の除去と
反応の完結が行われ、コアのゾルーゲル法による処理が
完了する。上記乾燥は、自然乾燥でもよいが、50〜7
0℃に加熱して行うのが好ましい。
【0019】上記のようにしてゾルーゲル法による処理
をしたコアは、その少なくとも表面部、つまり、少なく
ともその表面と表面近くのコア内部にシリカ粒子が生成
し、コアの少なくとも表面部には上記ゾルーゲル法で生
成したシリカ粒子が含有されることになるので、コアの
表面部の硬度は上昇するが、コアの内部は金属アルコキ
シドや水が浸入しにくいため、シリカ粒子の生成がほと
んどなく、硬度上昇が生じない。その結果、このコア
は、表面部が硬く、内部は表面部に比べて軟らかいの
で、コアを軟らかい内部コアと硬い外部コアとの2層で
構成したような状態になる。
【0020】しかし、このコアは、通常のマルチピース
コアとは異なり、当初は同一材料で形成されているの
で、その層間での密着性に関してまったく問題がない。
また、通常のゴム組成物において充填剤として使用され
ているシリカは、充填量が多くなると、硬度や弾性率は
上昇するものの、動的粘弾性である損失係数(tan
δ)も増加し、エネルギーロスが大きくなるため、反発
性能に悪影響を及ぼすおそれがあるが、ゾルーゲル法に
よる処理によりコアに含有されるようになったシリカ粒
子は、微細な粒子であり、かつ微小領域においては均一
に分散しているので、その動的粘弾性の損失係数(ta
nδ)はきわめて小さい値となり、むしろ反発性能に好
結果をもたらす。
【0021】上記のように、ゾルーゲル法により処理さ
れたコアは、もともとは同一材料で形成されているにも
かかわらず、表面は硬度の大きい反発性能の優れた材料
に変化し、コアの中心部はゾルーゲル法による処理前の
軟らかさを有しているので、ゴルフボールとして仕上げ
た時に優れた飛行性能と良好な打球感を併有するように
なる。
【0022】上記のようなゾルーゲル法によりコアに含
有されるシリカ粒子は、通常、コアの表面から内部側に
向かって10mmまでの範囲に分散して含有されている
ことが好ましい。また、コアに含有されるシリカ粒子の
量は、コアを構成するゴム組成物の組成やカバーとの組
合せ、さらにはゴルファーが要望する特性などによって
も種々に変え得るが、コアの表面での測定値でゴム10
0重量部に対して1〜20重量部程度が好ましい。
【0023】金属アルコキシドの使用量は上記のコアに
含有させるシリカ粒子の量に応じて適宜選択すればよい
が、反応溶液の量としては乾燥工程に入る前までの段階
でコアが常に反応溶液中に浸漬している状態にしておく
ことが好ましい。
【0024】ゾルーゲル法による処理によりコアに含有
されたシリカ粒子の量は、熱重量分析(TGA)で処理
前のものと処理後のものとを比較し、増加した灰分量よ
り換算して求めることができる。
【0025】コアを形成するためのゴム組成物は、特に
限定されることなく従来と同様のものを使用することが
でき、その基材ゴムも、例えばブタジエンゴムまたはブ
タジエンジエンゴムを主材とするものなど、従来と同様
のものを用いることができる。
【0026】カバーやコアへのカバーの被覆方法なども
従来と同様でよく、例えば、カバーとしてはその基材樹
脂がアイオノマー樹脂からなるかまたはアイオノマー樹
脂を主材とするアイオノマー樹脂系カバーなどを用いる
ことができる。そして、コアへのカバーの被覆方法も、
従来と同様にインジェクション成形による方法やハーフ
シェル成形を経る圧縮成形による方法などを採用するこ
とができる。
【0027】図1は本発明のソリッドゴルフボールの一
例を模式的に示す断面図であり、図中、1はコアで、こ
のコア1は少なくとも表面部にシリカ粒子1aを含有し
ている。この図1に示すゴルフボールでは、コア1は1
層構造のものであるが、2層またはそれ以上の多層構造
のものであってもよい。
【0028】2は上記コア1を被覆するカバーであり、
2aはその表面に設けられたディンプルである。また、
このカバー2も2層またはそれ以上の多層構造のもので
あってもよい。
【0029】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0030】実施例1および比較例1 表1に示す配合組成でコア用ゴム組成物を調製し、得ら
れたコア用ゴム組成物を金型内に充填し、175℃で3
0分間架橋成形して直径38.5mmのコアを作製し
た。
【0031】使用したブタジエンゴムは日本合成ゴム
(株)のJSR BR−11(商品名)であり、表中の
各成分の配合量は重量部であり、これは以後の配合組成
を示す表においても同様である。
【0032】得られたコアのうち実施例1のコアについ
ては、下記の条件でゾルーゲル法による処理を行った。
【0033】架橋成形後のコア4個を300mlのテト
ラヒドロフラン中に3時間浸漬した後、テトラエトキシ
シランを500ml加え、23℃で5時間放置した。そ
の後、水27mlと触媒としてのブチルアミン4gを加
え、23℃で72時間放置した。コアを反応溶液中から
取り出した後、24時間自然乾燥し、ついで50℃のオ
ーブン中で72時間乾燥した。
【0034】上記のようにしてゾルーゲル法による処理
をした実施例1のコアとゾルーゲル法による処理をして
いない比較例1のコアについて、コアの中心の硬度、コ
アの中心から表面に向かって10mmの位置の硬度およ
びコアの表面の硬度をJIS−C型硬度計で測定した。
なお、コア内部の硬度はコアを2等分に切断してそれぞ
れ所定の位置で測定した。
【0035】そして、ゾルーゲル法による処理後の実施
例1のコアについてのみ、コアの中心、コアの中心から
表面に向かって10mmの位置およびコアの表面のシリ
カ粒子量を熱重量分析で測定した。
【0036】また、実施例1のコア(ただし、ゾルーゲ
ル法により処理後のもの)および比較例1のコアの反発
係数を調べた。反発係数の測定は、コアに200gの鉄
塊を40m/sの速度で衝突させたときのコアの相対速
度を測定することによって行った。それらの結果を表1
に示す。なお、シリカ粒子量はphr(すなわち、ゴム
100重量部に対するシリカ粒子の重量部)で示す。ま
た、表1および後記の表3では、コアの中心から表面に
向かって10mmの位置を「中心から10mm」と簡略
化して示す。
【0037】
【表1】
【0038】表1に示すように、実施例1のコアは、中
心の硬度は比較例1のコアと同じであるが、表面の硬度
は比較例1のコアより高く、また、反発係数が比較例1
のコアより高くなっていた。
【0039】このように、実施例1のコアの反発係数が
比較例1のコアの反発係数より高くなったのは、ゾルー
ゲル法による処理によって実施例1のコアの表面部にシ
リカ粒子が含有されるようになり、それによって、コア
の表面部の反発性能が高くなったことによるものと考え
られる。
【0040】つぎに、上記実施例1のコアおよび比較例
1のコアにアイオノマー樹脂系カバーをインジェクショ
ン成形法で被覆して、外径42.7mmのツーピースソ
リッドゴルフボールを作製した。上記アイオノマー樹脂
系カバーの組成はハイミラン1605(商品名)とハイ
ミラン1706(商品名)との重量比50:50のアイ
オノマー樹脂混合物100重量部に対して二酸化チタン
を2重量部の割合で配合したものである。なお、上記ハ
イミランは三井デュポンポリケミカル(株)製のアイオ
ノマー樹脂の商品名である。
【0041】得られたゴルフボールの重量および飛距離
を測定し、打球感を評価した。その結果を表2に示す。
飛距離の測定方法、打球感の評価方法は、次の通りであ
る。
【0042】飛距離の測定方法:ツルーテンパー社製ス
イングロボットにウッド1番クラブを取り付け、ヘッド
スピード45m/sでボールを打撃し、その落下点まで
の距離を測定する。
【0043】打球感の評価方法:ゴルフプレーヤー5人
によりウッド1番クラブで実打し、各人が感じとった打
球感を下記の7段階評価で分類する。
【0044】HH:硬すぎる H :硬い AH:少し硬いが良い範囲内にある A :ちょうど良い AS:少しやわらかいが良い範囲にある S :やわらかい SS:やわらかすぎる
【0045】
【表2】
【0046】表2に示すように、実施例1のゴルフボー
ルは、比較例1のゴルフボールに比べて、飛距離が大き
く、打球感も良好であった。
【0047】実施例2および比較例2〜3 表3に示す配合組成のコア用ゴム組成物を調製し、得ら
れたコア用ゴム組成物を金型に充填し、175℃で30
分間架橋成形して、直径38.5mmのコアを作製し
た。
【0048】実施例2のコアについては、前記実施例1
と同様にゾルーゲル法による処理を行った後、実施例1
と同様に硬度測定およびシリカ粒子量の測定を行った。
また、比較例2〜3のコアについては、ゾルーゲル法に
よる処理を行うことなく、前記実施例1や比較例1と同
様に硬度測定を行った。その結果を表3に示す。なお、
表3へのシリカ粒子量の表示は前記表1の場合と同様に
phrで行った。
【0049】
【表3】
【0050】表3に示すように、実施例2のコアは、内
部の硬度が比較例2〜3のコアと同じであるが、表面の
硬度は比較例2〜3のコアより高く、また、比較例2〜
3のコアより反発係数が高かった。これは、実施例2の
コアでは、ゾルーゲル法による処理により表面にシリカ
粒子が含有されるようになったことによるものと考えら
れる。
【0051】つぎに、実施例2および比較例2のコアに
ついては、次のカバーを被覆し、比較例3のコアについ
ては前記実施例1と同様のカバーを被覆して、外径4
2.7mmのツーピースソリッドゴルフボールを作製し
た。実施例2および比較例2のコアに被覆したカバー
は、ハイミラン1855(商品名)とハイミラン170
6(商品名)との重量比30:70のアイオノマー樹脂
混合物100重量部に対して二酸化チタンを2重量部配
合したものであり、比較例3のカバーに使用されたカバ
ー用組成物は、前記実施例1と同様にハイミラン160
5(商品名)とハイミラン1706(商品名)との重量
比50:50のアイオノマー樹脂混合物100重量部に
対して二酸化チタンを2重量部配合したものであり、カ
バーの基材樹脂として高剛性のアイオノマーのみを用い
たものである。
【0052】これら実施例2および比較例2〜3のゴル
フボールについて、前記実施例1と同様に、ボール重量
および飛距離を測定し、打球感を評価した。その結果を
表4に示す。
【0053】
【表4】
【0054】表4に示すように、実施例2のゴルフボー
ルは、同じカバーで被覆した比較例2のゴルフボールに
比べて、飛距離が大きかった。また、実施例2のゴルフ
ボールは打球感も良好であった。
【0055】これに対して、比較例2のゴルフボール
は、打球感は良好であったが、飛距離が小さく、また比
較例3のゴルフボールは、飛距離は実施例2のゴルフボ
ールと同等であったが、打球感が硬く、悪かった。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、飛行
性能が優れ、かつ打球感が良好なソリッドゴルフボール
を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソリッドゴルフボールの一例を模式的
に示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア 1a シリカ粒子 2 カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとカバーを有するソリッドゴルフボ
    ールにおいて、上記コアの少なくとも表面部にゾルーゲ
    ル法により生成したシリカ粒子を含有することを特徴と
    するソリッドゴルフボール。
  2. 【請求項2】 コアとカバーを有するソリッドゴルフボ
    ールの製造にあたり、架橋成形後のコアをゾルーゲル法
    により処理して、コアの少なくとも表面部にシリカ粒子
    を生成させることを特徴とするソリッドゴルフボールの
    製造方法。
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