JPH1042744A - 浮沈式昆布礁 - Google Patents
浮沈式昆布礁Info
- Publication number
- JPH1042744A JPH1042744A JP8234616A JP23461696A JPH1042744A JP H1042744 A JPH1042744 A JP H1042744A JP 8234616 A JP8234616 A JP 8234616A JP 23461696 A JP23461696 A JP 23461696A JP H1042744 A JPH1042744 A JP H1042744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reef
- kelp
- seaweed
- sink
- float
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Cultivation Of Seaweed (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 この発明は発芽時及び幼少期に水深２ｍ前後
の位置に昆布礁をうかせて昆布を育成し、成長期は水深
５〜１０ｍの位置にその昆布礁を沈設して昆布を成長さ
せ、磯焼けした沿岸域を海藻豊かな海に蘇らせる磯焼け
対策に関するものである。 【解決手段】 昆布礁２を浮体１に取付けて浮かし、浮
体１を沈めるかまたは浮体１から昆布礁２を切り離して
昆布礁を沈める。
の位置に昆布礁をうかせて昆布を育成し、成長期は水深
５〜１０ｍの位置にその昆布礁を沈設して昆布を成長さ
せ、磯焼けした沿岸域を海藻豊かな海に蘇らせる磯焼け
対策に関するものである。 【解決手段】 昆布礁２を浮体１に取付けて浮かし、浮
体１を沈めるかまたは浮体１から昆布礁２を切り離して
昆布礁を沈める。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は着床、発芽時及び幼少期
に水深２ｍ前後の位置に昆布礁を浮かせて昆布を育成
し、成長期は水深５〜１０ｍの位置にその昆布礁を沈設
して昆布を成長させ、磯焼けした沿岸域を海藻類豊かな
海に蘇らせる磯焼け対策に関するものである。また海底
の地質にこだわらずこの昆布礁を活用することにより、
必要な場所に昆布の林を実現することができる。
に水深２ｍ前後の位置に昆布礁を浮かせて昆布を育成
し、成長期は水深５〜１０ｍの位置にその昆布礁を沈設
して昆布を成長させ、磯焼けした沿岸域を海藻類豊かな
海に蘇らせる磯焼け対策に関するものである。また海底
の地質にこだわらずこの昆布礁を活用することにより、
必要な場所に昆布の林を実現することができる。
【０００２】
【従来の技術】磯焼けした海底では石灰藻類により白く
覆われてしまい、この石灰藻類を取り除くか、新たに割
石などを沈設して昆布の発芽や生長を促しているのが現
状である。しかし、このような対策を講じても発芽して
間もないうちにウニ等の食害に会い、枯れてしまう場合
が多い。また昆布等は付着性生物であるため、環境の急
激な変化に対して対応できない場合がある。
覆われてしまい、この石灰藻類を取り除くか、新たに割
石などを沈設して昆布の発芽や生長を促しているのが現
状である。しかし、このような対策を講じても発芽して
間もないうちにウニ等の食害に会い、枯れてしまう場合
が多い。また昆布等は付着性生物であるため、環境の急
激な変化に対して対応できない場合がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】昆布の発芽時及び幼少
期に、ウニ等の食害から隔離でき成長に適した太陽光線
の良く当たる環境を設ける。さらに季節的なあるいは急
激な環境変化に対して、適切な水域への移動を行なうこ
とにより昆布の生存率の向上を計ることができる。
期に、ウニ等の食害から隔離でき成長に適した太陽光線
の良く当たる環境を設ける。さらに季節的なあるいは急
激な環境変化に対して、適切な水域への移動を行なうこ
とにより昆布の生存率の向上を計ることができる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】昆布礁の上部に浮体１を
取付け、昆布礁２の位置が水深２ｍ前後に保つように浮
かせる。この浮体には空気を抜くと海水が侵入して浮力
を失い、昆布礁２を沈め、空気を送り込むと海水が排除
されて浮力を回復し、昆布礁を浮かせることができる装
置ｃが付いている。（図−１、２、３、７） その他、常時浮いたままの浮体１’を用い、着脱装置４
により昆布礁２を切り離して沈設する方法もとれる。
（図−４、５、６） 昆布礁下端には高さ調節や、土砂埋もれ防止のため脚３
を取付ける。この脚柱にウニ返し装置ｅを取付けること
も可能である。（図−８）
取付け、昆布礁２の位置が水深２ｍ前後に保つように浮
かせる。この浮体には空気を抜くと海水が侵入して浮力
を失い、昆布礁２を沈め、空気を送り込むと海水が排除
されて浮力を回復し、昆布礁を浮かせることができる装
置ｃが付いている。（図−１、２、３、７） その他、常時浮いたままの浮体１’を用い、着脱装置４
により昆布礁２を切り離して沈設する方法もとれる。
（図−４、５、６） 昆布礁下端には高さ調節や、土砂埋もれ防止のため脚３
を取付ける。この脚柱にウニ返し装置ｅを取付けること
も可能である。（図−８）
【０００５】
【作用】昆布の発芽時及び幼少期に、浮体１を浮かせて
昆布礁２を水深２ｍ前後に保つ。昆布の成長期には所定
の海域に曳航して行き、浮体１の空気を抜いて昆布礁２
を海底に沈設する。あるいは着脱装置により昆布礁２を
切り離して沈設する。
昆布礁２を水深２ｍ前後に保つ。昆布の成長期には所定
の海域に曳航して行き、浮体１の空気を抜いて昆布礁２
を海底に沈設する。あるいは着脱装置により昆布礁２を
切り離して沈設する。
【０００６】
【実施例】浮体１の空気を抜いて、浮体１とともに昆布
礁を海底に沈める。次に必要な時に、空気管ｄを繋いで
空気を送り込み浮体１とともに昆布礁２を浮かせること
ができる。（図−１、図−２、図−３、図−７） 他の事例として、函体などの常時浮いたままの浮体１’
から着脱装置４により昆布礁２を切り離し海底に沈め
る。この場合再浮上させる場合はクレーンを用いること
になる。（図−４、図−５、図−６）
礁を海底に沈める。次に必要な時に、空気管ｄを繋いで
空気を送り込み浮体１とともに昆布礁２を浮かせること
ができる。（図−１、図−２、図−３、図−７） 他の事例として、函体などの常時浮いたままの浮体１’
から着脱装置４により昆布礁２を切り離し海底に沈め
る。この場合再浮上させる場合はクレーンを用いること
になる。（図−４、図−５、図−６）
【０００７】
【発明の効果】昆布の発芽時及び幼少期に、昆布礁を水
深２ｍ前後に海底から離して維持することによりウニ等
の食害を防止し、太陽光線が良く届き昆布の成長に最良
の環境を作りだすことができる。また成長期には所定の
海域に曳航して行き沈設することにより、磯焼けした海
底を海草豊かな海に蘇らせることができる。その他砂地
など海底の地質にこだわらず同様の方法で昆布礁を設け
ることができる。
深２ｍ前後に海底から離して維持することによりウニ等
の食害を防止し、太陽光線が良く届き昆布の成長に最良
の環境を作りだすことができる。また成長期には所定の
海域に曳航して行き沈設することにより、磯焼けした海
底を海草豊かな海に蘇らせることができる。その他砂地
など海底の地質にこだわらず同様の方法で昆布礁を設け
ることができる。
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の浮かせた状態の断面図
【図３】本発明の沈設した状態の断面図
【図４】本発明の他の実施例の斜視図
【図５】本発明の他の実施例の浮かせた状態の断面図
【図６】本発明の他の実施例の沈設した状態の断面図
【図７】本発明の浮体１の断面図
【図８】本発明の昆布礁脚のウニ返し装置
イは海面 ロは海底面 ハは昆布 １は浮体 １’は他の実施例の浮体 ２は昆布礁 ３は脚 ４は脱着装置 ａは仕切り板 ｂは海水流出入孔 ｃは空気出入孔 ｄは空気管 ｅはウニ返し装置
Claims (2)
- 【請求項１】 海水中において空気と海水を交換するこ
とにより浮沈する浮体と、その下方に昆布礁を取付けた
浮沈式昆布礁。 - 【請求項２】 函体などのような浮体と、その下方に着
脱可能な昆布礁を取付けた浮沈式昆布礁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8234616A JPH1042744A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 浮沈式昆布礁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8234616A JPH1042744A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 浮沈式昆布礁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1042744A true JPH1042744A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16973843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8234616A Pending JPH1042744A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 浮沈式昆布礁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1042744A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001054330A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-02-27 | Omi Kaiji Kogyo Kk | 浮沈式海藻養殖装置及びその養殖方法 |
| JP2011511633A (ja) * | 2008-01-31 | 2011-04-14 | ブライアン・アンド・シンシア・ウィルコックス・トラスト デイテッド ２６ ノベンバー ２００７ | 食料及びエネルギーのためのロボット利用海洋養殖の方法及び装置 |
| CN102870711A (zh) * | 2012-09-14 | 2013-01-16 | 中国水产科学研究院东海水产研究所 | 一种天然水域鱼类产卵场恢复重建装置及方法 |
| CN105519469A (zh) * | 2016-01-20 | 2016-04-27 | 中国水产科学研究院东海水产研究所 | 潮汐水域鱼卵附着基质固定装置和采样方法 |
| CN112568117A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-03-30 | 中国科学院海洋研究所 | 一种用于海洋牧场建设的浮式藻礁 |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP8234616A patent/JPH1042744A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001054330A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-02-27 | Omi Kaiji Kogyo Kk | 浮沈式海藻養殖装置及びその養殖方法 |
| JP2011511633A (ja) * | 2008-01-31 | 2011-04-14 | ブライアン・アンド・シンシア・ウィルコックス・トラスト デイテッド ２６ ノベンバー ２００７ | 食料及びエネルギーのためのロボット利用海洋養殖の方法及び装置 |
| CN102870711A (zh) * | 2012-09-14 | 2013-01-16 | 中国水产科学研究院东海水产研究所 | 一种天然水域鱼类产卵场恢复重建装置及方法 |
| CN105519469A (zh) * | 2016-01-20 | 2016-04-27 | 中国水产科学研究院东海水产研究所 | 潮汐水域鱼卵附着基质固定装置和采样方法 |
| CN112568117A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-03-30 | 中国科学院海洋研究所 | 一种用于海洋牧场建设的浮式藻礁 |
| CN112568117B (zh) * | 2021-01-04 | 2022-05-31 | 中国科学院海洋研究所 | 一种用于海洋牧场建设的浮式藻礁 |
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