JPH1042615A - 小型管理作業機 - Google Patents

小型管理作業機

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JPH1042615A
JPH1042615A JP20837396A JP20837396A JPH1042615A JP H1042615 A JPH1042615 A JP H1042615A JP 20837396 A JP20837396 A JP 20837396A JP 20837396 A JP20837396 A JP 20837396A JP H1042615 A JPH1042615 A JP H1042615A
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豊二 高辻
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NORIN SUISANSYO SHIKOKU NOGYO
NORIN SUISANSYO SHIKOKU NOGYO SHIKENJO
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NORIN SUISANSYO SHIKOKU NOGYO
NORIN SUISANSYO SHIKOKU NOGYO SHIKENJO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中耕、耕耘に用いられる小型管理作業機を除
草作業に用いる際、隣接する果樹木等から延びる根や茎
に影響を及ぼすことなく除草作業と肥料の撹拌、混合が
行えるようにする小型管理作業機を得る。 【解決手段】 原動機2の下部に連接される伝動軸ケー
シング4と、伝動軸ケーシング4に接続されて上方に延
びるハンドル杵9とを少なくとも備えた小型管理作業機
1において、伝動軸ケーシング4から左右に突出する駆
動軸13にそれぞれ取り付けられていて、原動機2から
の駆動力により回転可能な転動輪6、6と、転動輪6、
6の外表面に一体化され、外表面からの突出量が一様に
設定されている螺旋刃6b、6bや矢形状等の突起部1
5、16とを備え、雑草の根の一部や茎の切断に加えて
肥料の撹拌、混合が行えることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型管理作業機に
関し、さらに詳しくは、農耕地等の地表に群生している
雑草の除去および整地作業を行うことができる管理作業
機に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、家庭用菜園などで除草作
業等の管理作業の際に作業労力の軽減を図ることが要望
されている。このため、従来では、除草作業を対象とし
た場合の管理作業機として刈払い機がある。刈払い機
は、例えば原動機として用いられる2サイクルエンジン
により回転駆動される回転刃を備え、回転刃を水平面で
回転させることにより、雑草の茎を切断するようにして
いる。
【0003】ところで、上記のような刈払い機では、回
転刃の支持部に連結されているハンドルを作業者が持
ち、左右に振ることにより回転刃による除草範囲を拡大
することが可能であるが、除草範囲の左右方向に隣接し
て樹木等があると、除草対象でないそれら樹木の木幹や
茎まで切断してしまう虞がある。このため、除草作業に
はある程度の熟練が必要となるなどの使用上での制約が
あった。
【0004】一方、管理作業の内容は、上記の除草作業
だけでなく、中耕や耕耘がある。上記の中耕や耕耘のた
めの構成として、図6に示す構成を備えた小型管理作業
機が提案されている。図6において、小型管理作業機
は、小型の2サイクルエンジンaを駆動源として例えば
花型の耕耘爪bを回転駆動するものであり、2サイクル
エンジンaの下部には遠心クラッチ装置cを介して伝動
軸ケーシングdが連設され、この伝動軸ケーシングdの
下端部から左右に突出する駆動軸eに前記耕耘爪bが着
脱自在に装着されている。また伝動軸ケーシングdの上
部には、先端がT字型をなすハンドル杆fの基端部がホ
ルダgを介して着脱自在に接続固定され、伝動軸ケーシ
ングdの中間部には、二股に分かれた抵抗棒h,hの基
端集合部が着脱自在に接続固定されており、両者の間に
位置してカバーiが伝動軸ケーシングdに装着されてい
る。
【0005】前記ハンドル杆fは、その下部が2サイク
ルエンジンaの前方を迂回するよう湾曲して上方斜め後
方に延びており、そのT字型をなす先端部には防振ゴム
製のグリップj,jが被着され、またストレートな中間
部には操作ケーブルkを介して2サイクルエンジンaを
スロットル操作するスロットルレバーlが装着されてい
る。そしてこのハンドル杆fは、湾曲した下部がステー
mを介して2サイクルエンジンaに連結支持されてい
る。
【0006】このような構造を有する従来の小型管理作
業機は、2サイクルエンジンaの運転により耕耘爪b,
bが回転駆動されて自走するのであり、作業者はハンド
ル杆fの先端の左右のグリップj,jを握って追従歩行
する。そしてハンドル杆fを下方に傾動して抵抗棒hを
圃場に押し付けることで、耕耘爪b,bによる耕耘作業
等を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
小型管理作業機においては、耕耘刃b、bが垂直方向に
配置され、垂直方向に回転することにより圃場表面を耕
耘することができるようになっている。しかし、上記の
ような耕耘刃b、bを用いた場合には、作業者がハンド
ル杵fの傾動角を調整すると、その調整量に応じて耕耘
深さが変化するものの、その深さを一定に維持すること
はきわめて難しい。つまり、ハンドル杵fは、駆動源か
らの振動伝播や圃場表面の状態変化を受けることによっ
て傾動角が変化しやすい。このような傾動角の変化を防
止するには、ハンドル杵fを強く握って一旦設定した傾
動角に保持する必要があるが、このような操作は、作業
者にとって労力の負担が大きくなり中耕や耕耘作業が面
倒なものとなる。一方、上記したような構成を備えてい
る小型管理作業機を用いて除草作業を行おうとすると、
耕耘深さが一様でなく、特に、深くなり過ぎると、例え
ば、除草範囲内に延び出してきている果樹木の木幹や茎
等、切断してはいけないものまで切断してしまう虞があ
る。
【0008】そこで本発明の目的は、上記従来の中耕や
耕耘を対象とした小型管理作業機を除草作業に用いる場
合における問題に鑑み、果樹木等から延び出し、除草範
囲内に存在して切断してはいけない根や茎に影響を及ぼ
すことなく除草が可能な構成を備えた小型管理作業機を
提供することにある。特に、雑草等の除草対象以外の果
樹木の根や茎を切断することがない耕耘深さを設定維持
することが可能な小型管理作業機を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、原動機の下部に連接される
伝動軸ケーシングと、このような伝動軸ケーシングに接
続されて上方に延びるハンドル杵とを少なくとも備えた
小型管理作業機において、上記伝動軸ケーシングから左
右に突出する駆動軸にそれぞれ取り付けられていて、上
記原動機からの駆動力により回転可能な転動輪と、上記
転動輪の外表面に一体化され、外表面からの突出量が一
様に設定されている螺旋刃と、を備えていることを特徴
としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の小
型管理作業機において、上記螺旋刃は、転動輪同士で相
反する方向にリード方向が設定されていることを特徴と
している。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の小型管理作業機において、上記螺旋刃は、そのリ
ード方向が前進時に外側に向け圃場表面の土砂を移動さ
せることができる方向に設定されていることを特徴とし
ている。
【0012】請求項4記載の発明は、原動機の下部に連
接される伝動軸ケーシングと、このような伝動軸ケーシ
ングに接続されて上方に延びるハンドル杵とを少なくと
も備えた小型管理作業機において、上記伝動軸ケーシン
グから左右に突出する駆動軸にそれぞれ取り付けられて
いて、上記原動機からの駆動力により回転可能な転動輪
と、上記転動輪の外表面に一体化され、外表面からの突
出量が一様に設定されて上記転動輪の外表面で断続して
形成されている突起部と、を備えていることを特徴とし
ている。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の小
型管理作業機において、上記突起部は、平面視形状が、
上記転動輪の前進方向に向けた矢形状とされていること
を特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、転動輪の外表面に装
備されている螺旋刃が常に一定量を以って圃場表面に埋
没することができるので、螺旋刃の突出量に相当する耕
耘深さが常に維持される。特に、螺旋刃の突出量を浅い
耕耘深さに見合う量とすることで除草範囲内に延び出し
ている果樹木の根や茎の切断を防止する深さに設定維持
することができる。
【0015】請求項2および3記載の発明では、転動輪
の回転によって転動輪同士で耕耘される砕土が干渉しな
い方向に排除される。
【0016】請求項4および5記載の発明では、連続す
る場合に比べて表面積を小さくされている突起部に対し
て転動輪の重量を集中的に作用させることができるの
で、転動輪が回転し始めた際にその突起部が土中に入り
込みやすくできる。しかも、突起部が土中に入り込む
と、突起部よりも表面積が大きい転動輪の周面が着地す
ることで突起部以上の深さに至らないように深さが規定
される。
【0017】
【実施例】以下、図示実施例により本発明の詳細を説明
する。図1は、本発明の小型管理作業機の全体構造を示
す斜視図であり、同図において、小型管理作業機1は、
駆動源となる原動機として2サイクルエンジン2を装備
したものであり、その2サイクルエンジン2の出力軸側
には遠心クラッチ3を介して伝動軸ケーシング4が連設
されている。伝動軸ケーシング4の中間部には、二股に
分かれた抵抗棒5、5の基端集合部が着脱自在に接続固
定され、その上方には、後述する転動輪の6、6の上方
を覆って湾曲するカバー7が装着されている。そしてこ
のカバー7の後端部には、耕耘された砕土を均平にする
ゴム板8が連設されている。なお、上記の抵抗棒5、5
は、必ずしも常備する必要のないものであり、例えば、
小型管理作業機を持ち支えるのに充分な力がオペレータ
にない場合に限って補助的に設ければよいものである。
【0018】ここで前記遠心クラッチ装置2の直下の伝
動軸ケーシング4の上部には、後述のホルダを介してハ
ンドル杆9の下端部が接続固定されている。このハンド
ル杆9は、上端がT字状に開くように1本のパイプを左
右対称に折曲げ加工したものであり、そのT字状に開く
上端には、防振ゴムを素材とした左右一対のグリップ1
0、10が被着され、またその一方のグリップ10付近
には、操作ケーブル11を介して2サイクルエンジン2
をスロットル操作するスロットルレバー12が装着され
ている。そしてこのハンドル杆9の左右部分が接合した
中間の直線部分に連続して、ハンドル杆9の下部には、
左右に拡がるループ部9a、9bが形成されている。
【0019】一方、前記伝動軸ケーシング4の下端部か
らは、図2に示すように、左右に向け駆動軸13が延長
されており、その延長端には転動輪6、6が取り付けら
れている。転動輪6、6が取り付けられる駆動軸13の
延長端は、図示しないが、角形状を用いた廻り止め構造
からなる係合部を有し、この係合部を介して転動輪6、
6が連動できるようになっている。
【0020】図2は、請求項1乃至3記載の発明の特徴
を示す図であり、同図において転動輪6、6は、基部を
なす中空ローラ6a、6aとそのローラ6a、6aの外
表面に設けられている螺旋刃6b、6bとで構成されて
いる。中空ローラ6a、6aは、駆動軸13と連結され
る端部を除いて開放され、重量軽減を図って駆動源での
負荷軽減を可能にしている。
【0021】螺旋刃6b、6bは、中空ローラ6a、6
aの外表面で軸方向に連続して形成されており、中空ロ
ーラ6a、6aの外表面からの突出量(図2中、符号S
で示す量)がローラ6a、6aの周方向に沿って一様と
されている。螺旋刃6b、6bの突出量(S)は、除草
対象となる雑草の茎および少なくとも根の一部が切断で
きる深さに対応させて設定されている。螺旋刃6b、6
bは、その基部が中空ローラ6a、6aの外表面に溶接
されて一体化されており、そのリード方向が各螺旋刃6
b、6b同士で相反する方向に設定されている。詳しく
は、図2において、螺旋刃6b、6bは、伝動軸ケーシ
ング4の中心線Lを基準にして符号θで示す角度を以っ
て相反する方向に形成されている。
【0022】本実施例では、螺旋刃6b、6bのリード
方向は、次の条件を満足する方向に設定されている。つ
まり、小型管理作業機1が作業のために前進した場合に
転動輪6が回転すると、図3において矢印Dで示すよう
に、その回転(図3中、矢印Rで示す方向の回転)に順
じて螺旋刃6b、6bにより耕された際に生じる砕土が
外側(図3中、矢印Dで示す方向)に向け移動させられ
るリード方向とされている。
【0023】本実施例は以上のような構成であるから、
図3を用いて作用を説明すると次の通りである。小型管
理作業機1は、除草を要する圃場14にセットされる
と、2サイクルエンジン2の運転により転動輪6、6が
回転駆動される。転動輪6、6が回転すると、螺旋刃6
b、6bが圃場14の表面から突出量Sを以って地中に
入り込み、そのリード方向を利用して圃場14の表層か
ら突出量Sに見合う量を耕して砕土を矢印Dで示すよう
に外側に向け移動させる。転動輪6、6が回転した場合
には、小型管理作業機1が耕耘しながら移動させられ
る。これにより、除草範囲の圃場表層は、螺旋刃6b、
6bと対向することにより連続的に耕され、除草すべき
雑草の茎は勿論、根の一部が切断される。小型管理作業
機1は、単に螺旋刃6b、6bの回転による前進のみで
除草が完了すれば次の新たな圃場に移行して除草作業に
供されるが、除草が完了するまでの間、前進後退を繰り
返されることで除草すべき雑草の茎あるいは根の一部を
完全に切断するようにされる。一方、圃場表層が螺旋刃
6b、6bにより耕耘される際には、耕耘深さが一様と
され、特に、除草範囲内に延び出している果樹木の根や
茎など、切断してはいけない対象に達する深さにはない
ので、適正な除草作業が可能となる。
【0024】転動輪6、6が回転していると、螺旋刃6
b、6bのリード方向によって圃場14の表面から排除
された砕土は、矢印Dで示すように、転動輪6、6の外
側に向け排出される。これにより、圃場表面からの砕土
が一箇所、本実施例では、駆動軸13との連結位置に集
積するようなことがなくなる。この結果、転動輪6、6
は、砕土同士での干渉を生じることがないので、回転を
阻害されるようなことがなく、浅い深さでの耕耘作業が
円滑に行われることになる。
【0025】なお、上記実施例に示した転動輪6、6
は、駆動軸13に対して連動可能に設けられているもの
であるが、連動可能な状態に加えて着脱可能に設けるよ
うにしても良いものである。これにより、例えば、耕耘
深さを変更したい場合に転動輪6、6を駆動軸13に対
して交換することが可能となり、所望する耕耘深さを容
易に得ることができる。また、耕耘深さを変更する構造
としては、螺旋刃6b、6bを交換可能に設けるように
してもよい。このような場合には、当然のことではある
が、取り付けられた際には中空ローラ6aと一体化され
る。本実施例によれば、螺旋刃6b、6bにより連続的
な耕耘が実行されるとともに連続した砕土の運び出しが
行えるので、圃場の地層が柔らかい場合に泥はね等を起
こすことがないようにできる。また、小型管理作業機1
は、螺旋刃6b、6bによる圃場表層を撹拌することも
できるので、施肥後の肥料の撹拌混合を促進することも
できる。
【0026】次に請求項4および5記載の発明の実施例
について説明する。図4および図5に示す例は、突起部
を転動輪の周面で断続して設けたことを特徴としてい
る。図4に示す突起部15は、転動輪6の外表面で一体
化されるとともに突出量が図2に示した例と同様に一様
とされ、平面視形状が転動輪6の前進方向(図4中、矢
印Rで示す方向)に向けた矢形状とされている。本実施
例では、転動輪6が小型管理作業記1の前進方向に見合
う方向に回転させられて耕耘され始めると、突起部15
は先端から土中に入り込み、圃場表層を耕す。このと
き、連続した突起部と異なり、表面積が小さい突起部1
5に転動輪6の重量が集中的に作用することになるの
で、圃場表面を耕耘する際の深さ方向での掘削力が大き
くなり、土中への食い付き、所謂、鍬を用いた場合でい
う打込みが良好に行える。しかも、突起部15が土中に
入り込んでその突起部15の突出量に達すると、突起部
15よりも表面積が大きい転動輪6の周面が圃場表面に
接触する。これにより、圃場表面と転動輪6の表面との
間の摩擦抵抗が大きくなるので、オペレータがこの状態
変化を感知することが容易となる。オペレータは、転動
輪6の回転具合が変るのを感知しながら新たな圃場を対
象とする耕耘を連続して行うことが容易となる。本実施
例によれば、突起部15が土中に食い込みやすくなって
いるので、圃場表層の地質が硬い場合であっても、耕耘
作業を確実に行うことができる。
【0027】次に、突起部の変形例について説明する。
図5に示す突起部16は、図2に示した連続する螺旋刃
6b、6bに代えて螺旋刃6b、6bを断続させて形成
してものである。このような突起部16では、それが並
列されている螺旋方向に順じて、図2に示した螺旋刃6
b、6bと同じ作用により耕耘により発生した砕土を移
動させることができるとともに、図4に示した突起部1
5と同様に、表面積を小さくして断続させることで土中
への食い込みを良好に行うことができる。
【0028】上記例によれば、図2に示したような連続
した螺旋刃に比べて着地する転動輪6の表面積が大きく
なっているので、圃場表面の土壌に影響されることなく
圃場表面に接触した際の摩擦抵抗を大きくすることがで
きる。これにより、オペレータにとって突起部の突出量
に相当する深さに達したことを容易に感知させることが
できる。なお、上記例においては、突起部の形状や土中
への食い込み量に影響する突起部の表面積を適宜変更す
ること勿論可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、請求
項1記載の発明によれば、転動輪の外表面に装備されて
いる螺旋刃が常に一定量を以って圃場表面から埋没させ
られるので、その突出量を浅い耕耘深さに設定すること
ができる。これにより、中耕や耕耘に用いられる小型管
理作業機を除草作業に用いる場合、隣接する果樹木から
除草領域に亘って延びている根や茎までを切断するよう
なことなく除草作業を可能にすることができる。しか
も、耕耘時には、圃場表層を撹拌することもできるの
で、施肥後の肥料の撹拌混合を促進することが可能にな
り、異なる機能を1台の装置により発揮させることがで
きる。
【0030】請求項2および3記載の発明によれば、転
動輪の回転によって転動輪同士で耕耘される砕土が干渉
しない方向に排除されるので、砕土詰まり等の弊害を無
くして耕耘作業深さを一定維持した管理作業が可能にな
る。
【0031】請求項4および5記載の発明によれば、突
起部が連続した刃に比べて表面積が小さくされているの
で、圃場表層への食い込みを容易にして除草を効果的に
実行できるようにするとともに、突起部と転動輪との表
面積の違いによる摩擦抵抗の違いを感知し易くすること
ができる。これににより、耕耘深さが極端に深くなるの
を未然に防止して果樹木の根や茎等、切断してはいけな
いものを不用意に切断してしまうようなことを確実に防
止することが可能になる。特に、矢形状とした場合に
は、圃場表層が硬い地質であっても食い込みやすくでき
るので、比較的除草が難しいとされる地層での除草作業
が可能になる。しかも、この場合においても、請求項1
記載の発明と同様に、除草作業に加えて圃場表層の撹拌
が行えるので、施肥後の肥料の撹拌、混合を促進するこ
とも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による小型管理作業機の実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示した小型管理作業機に用いられる転動
輪の構成を説明するための斜視図である。
【図3】図1に示した小型管理作業機の作用を説明する
ための模式図である。
【図4】請求項4および5記載の発明の実施例を説明す
るための突起部を示す斜視図である。
【図5】図4に示した突起部の変形例を説明するための
図4相当の斜視図である。
【図6】小型管理作業機の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 小型管理作業機 2 2サイクルエンジン 6 転動輪 6a 中空ローラ 6b 螺旋刃 15、16 突起部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機の下部に連接される伝動軸ケーシ
    ングと、このような伝動軸ケーシングに接続されて上方
    に延びるハンドル杵とを少なくとも備えた小型管理作業
    機において、 上記伝動軸ケーシングから左右に突出する駆動軸にそれ
    ぞれ取り付けられていて、上記原動機からの駆動力によ
    り回転可能な転動輪と、 上記転動輪の外表面に一体化され、外表面からの突出量
    が一様に設定されて連続する螺旋刃と、 を備えていることを特徴とする小型管理作業機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の小型管理作業機におい
    て、 上記螺旋刃は、転動輪同士で相反する方向にリード方向
    が設定されていることを特徴とする小型管理作業機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の小型管理作業機
    において、 上記螺旋刃は、そのリード方向が前進時に外側に向け圃
    場表面の砕土を移動させることができる方向に設定され
    ていることを特徴とする小型管理作業機。
  4. 【請求項4】 原動機の下部に連接される伝動軸ケーシ
    ングと、このような伝動軸ケーシングに接続されて上方
    に延びるハンドル杵とを少なくとも備えた小型管理作業
    機において、 上記伝動軸ケーシングから左右に突出する駆動軸にそれ
    ぞれ取り付けられていて、上記原動機からの駆動力によ
    り回転可能な転動輪と、 上記転動輪の外表面に一体化され、外表面からの突出量
    が一様に設定されて上記転動輪の外表面で断続して形成
    されている突起部と、を備えていることを特徴とする小
    型管理作業機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の小型管理作業機におい
    て、 上記突起部は、平面視形状が、上記転動輪の前進方向に
    向けた矢形状とされていることを特徴とする小型管理作
    業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2318975A1 (es) * 2006-07-13 2009-05-01 Sufi, S.A. Dispositivo de descepamiento.
JP2015128396A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 株式会社クボタ 歩行型作業機

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ES2318975A1 (es) * 2006-07-13 2009-05-01 Sufi, S.A. Dispositivo de descepamiento.
JP2015128396A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 株式会社クボタ 歩行型作業機

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