JPH1042268A - 課金システム装置 - Google Patents

課金システム装置

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Publication number
JPH1042268A
JPH1042268A JP8192386A JP19238696A JPH1042268A JP H1042268 A JPH1042268 A JP H1042268A JP 8192386 A JP8192386 A JP 8192386A JP 19238696 A JP19238696 A JP 19238696A JP H1042268 A JPH1042268 A JP H1042268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
signal
synchronization
video signal
circuit
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Application number
JP8192386A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiro Fukushima
道弘 福島
Takashi Kano
高志 狩野
Shuji Abe
修司 阿部
Yoshihisa Sakazaki
芳久 坂崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1042268A publication Critical patent/JPH1042268A/ja
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 有料放送信号の視聴中に生じてしまう誤課金
を防止する。 【解決手段】 セットトップボックス2は有料放送デー
タを受信すると共にデコード処理を施して映像信号をモ
ニタ8に出力する。信号検出手段11は例えばモニタ8
の偏向コイルに生じる磁束漏れを用いてモニタ8に表示
されている映像信号を検出し、同期成分抽出回路13は
その入力映像信号から水位同期信号を抽出し位相比較回
路14に与える。一方、同期信号抽出回路10はSTB
2から供給される映像信号から水平同期信号を抽出して
位相比較回路14に与える。2つの入力信号の位相比較
が行われ、その後同期判定回路15によってこの位相比
較結果から同期の判定が行われ、非同期と判定される
と、課金システム部9は有料番組を視聴していないもの
と判断して課金を中断させると共に、STB2の出力を
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する分野】本発明は、有料放送における有料
番組データを受信して視聴可能な課金システム装置に関
し、特に番組の視聴毎に課金するペイパービュー方式の
課金方法を行うのに好適の課金システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、有料放送においては、少なくと
も2種類の課金方法がある。1つは、例えば、視聴者が
有料番組を放送する放送局に対してある一定期間受信契
約を交わして加入者となり、その一定期間に応じた料金
(一定金額)を支払うといった課金方法である。この課
金方法は、通常定額制課金方法と呼ばれる課金方法で、
定額料金を支払えば契約した期間内で全有料番組が視聴
することができる。定額制課金方法を採用した一例とし
ては、通信衛星を利用した衛星放送等の有料放送があ
り、上述のように加入者となることによって、スクラン
ブル等の暗号化されたテレビジョン信号をデコードする
放送用デコーダ(セットトップボックスともいう)を得
て有料番組の視聴を可能にする。
【0003】もう1つは、同様に受信契約を交わして加
入者となり、加入者の所望の有料番組の視聴時間等の課
金情報をセットトップボックスに入力することによっ
て、視聴した時間に応じて課金値が設定され、ある一定
期間後にまとめて支払うといった課金方法である。この
課金方法は、一般に従量制課金方法と呼ばれるもので、
いわゆる視聴した番組の分だけ料金を支払うというペイ
パービュー方式である。
【0004】ペイパービュー方式は、最近の高能率圧縮
符号化等のディジタル化に伴い動画像信号の高速伝送が
可能で多種の番組の視聴が可能なディジタル放送等や、
双方向通信可能なビデオオンデマンドシステムでの採用
も考えられており、課金方法の中でも注目されている。
つまり、ペイパービュー方式は既に実施されている定額
制課金方法と比べて、視聴した分だけ料金を支払うとい
う点から、多くのチャンネルがあるディジタル有料放送
の視聴についての課金を行うには有効であり、また放送
局側あるいは視聴者側にとっても公平な課金方法であ
る。
【0005】ところで、このような課金方法を採用した
ディジタル放送用受信システムの一例を示すと、例え
ば、有料番組を受信する受信機(セットトップボック
ス)に課金装置を設け、このセットトップボックスにモ
ニタ(TV)等の表示手段を接続することにより構成さ
れる課金システム装置がある。
【0006】この課金システム装置を用いて有料番組を
視聴する場合には、受信した複数の有料番組から所望す
る有料番組を選択し、選択した番組に基づく番組データ
(符号化データ)にデコード処理を施して得た映像信号
をモニタへと出力する。これにより、モニタには番組に
基づく画像が表示され、所望する有料番組を視聴するこ
とができる。また、通常、送信される有料番組データに
は課金を行うの必要な課金情報が多重されており、番組
選択により番組が選択されると同時に分離された課金情
報を課金装置に供給することにより、課金装置によって
即座に視聴に基づく課金が行われるようになっている。
【0007】しかしながら、このようにペイパービュー
方式を採用した課金システム装置では、例えば番組選択
を行うことにより選択された有料番組を視聴している最
中に、視聴者によって他の映像ソース(例えば現行放送
やVTRからの再生データ等)を見るためにモニタの入
力を切り替えてそのままの状態で視聴してしまうと、課
金装置は有料番組の受信に伴い動作中であるため、有料
番組に基づく課金を継続してしまうという問題点があ
る。また、有料番組の視聴中に電話や来客等により、モ
ニタのみの電源をオフにしてその場を離れた場合にも、
同様に課金装置による課金が継続してしまい、有料番組
を見ずとも課金がなされてしまうということもある。
【0008】今後、実施されようとするディジタル放送
の有料放送データを受信するために、課金装置を備えた
セットトップボックス(放送用デコーダ)のみを購入し
て現状のTV等のモニタに接続することにより課金シス
テム装置として構成することが予想されるが、上述した
ような誤課金を防止するためには、視聴者がセットトッ
プボックスによる有料放送信号の受信を解除して課金を
中止するしか方法がなく、改善がなされていないのが現
状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の課
金システム装置では、受信した有料放送信号を出力する
セットトップボックスが動作中の場合にはモニタによる
視聴の有無に拘わらず受信した有料放送信号に基づく課
金がなされる課金方法を採用していることから、有料番
組を視聴している際にセットトップボックスによる課金
を解除せずにモニタの入力切り替えを行ったり、あるい
はモニタのみの電源をオフしてしまったりすると、有料
番組を見ずとも課金が継続して行われてしまうという問
題点があった。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、モニタ上に表示する映像信号とセットトッ
プボックスの出力映像信号である有料放送信とが同一で
あるか否かに基づいて課金を制御することにより、有料
放送信号の視聴中に生じてしまう誤課金を防止して正し
く課金を行うことのできる課金システム装置の提供を目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の課金システム装
置は、送信手段により課金を行うための課金情報を付加
して送信された有料データを受信すると共にデコード処
理を施して映像信号を出力する受信手段と、前記受信手
段の出力映像信号又は他の異なる映像信号に基づく表示
が可能な表示段に表示されている映像信号を検出して出
力する信号検出手段と、前記受信手段により出力する前
記映像信号の同期信号成分を抽出して出力する第1の同
期信号成分抽出手段と、前記信号検出手段により得られ
た前記映像信号から同期信号成分を抽出して出力する第
2の同期信号成分抽出手段と、前記第1及び第2の同期
信号成分抽出手段からの夫々の同期信号成分を入力して
位相比較を行い、位相比較結果を出力する位相比較手段
と、前記位相比較結果に基づいて、前記受信手段により
出力する前記映像信号と前記信号検出手段により得られ
た前記映像信号との同期状態の判定を行い、判定結果を
出力する同期判定手段と、前記課金情報に基づいて前記
有料データの受信に対する課金を行う課金手段を備え、
前記判定結果に基づいて前記課金手段による課金実行の
有無を制御する課金制御手段と、を具備したものであ
る。
【0012】本発明においては、受信手段は、送信手段
により課金を行うための課金情報を付加して送信された
有料データを受信すると共にデコード処理を施して映像
信号を出力する。信号検出手段は、前記受信手段の出力
映像信号又は他の異なる映像信号に基づく表示が可能な
表示段に表示されている映像信号を検出して出力する。
第1の同期信号成分抽出手段は、前記受信手段により出
力する前記映像信号の同期信号成分を抽出して出力す
る。同時に、第2の同期信号成分抽出手段は、前記信号
検出手段により得られた前記映像信号から同期信号成分
を抽出して出力する。すると、位相比較手段は、前記第
1及び第2の同期信号成分抽出手段からの夫々の同期信
号成分を入力して位相比較を行い、位相比較結果を出力
する。同期判定回路は、前記位相比較結果に基づいて、
前記受信手段により出力する前記映像信号と前記信号検
出手段により得られた前記映像信号との同期状態の判定
を行い、判定結果を出力する。そして、課金制御手段
は、前記課金情報に基づいて前記有料データの受信に対
する課金を行う課金手段を備え、前記判定結果に基づい
て前記課金手段による課金実行の有無を制御する。これ
により、視聴者の有料番組の視聴中に、有料放送の視聴
を解除せずに表示手段の入力信号を切り替えて他の映像
信号に基づく映像を見たとしても、課金が継続されるこ
となく誤課金を防止して、正しい課金を行うことができ
る。また、表示手段のみの電源をオフした場合でも、同
様に誤課金を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0014】図1は本発明に係る課金システム装置の一
実施形態例を示し、システムとして構成した場合のブロ
ック図である。
【0015】図1に示すように、本発明の課金システム
装置は、例えば衛星アンテナ1にて受信した有料放送信
号をデコードし、アナログ映像信号として出力する放送
用デコーダ(以下、セットトップボックスと記載)2
と、セットトップボックス2の出力映像信号を表示する
表示手段としてのモニタ8とで課金システムとして構成
されている。モニタ8はテレビジョン受像機としても使
用することが可能であり、例えば入力信号の切り替えが
可能な入力信号切替部(図示せず)を有し、この入力信
号切替部を用いることにより、有料放送信号だけでなく
現行放送の放送信号や受信信号の記録再生を行う記録再
生手段としてのVTR20から再生信号のいずれか1つ
を入力して入力信号に基づく表示を行うことができるよ
うになってる。
【0016】セットトップボックス2においては、衛星
アンテナ1により受信した有料放送信号(受信データ)
が入力端子3を介してチューナ4に供給される。チュー
ナ4は、受信データから所定の伝送チャンネルを選択
し、選択した伝送チャンネルの受信データをパケット分
離回路5に与える。
【0017】パケット分離回路5は、供給された受信デ
ータに含まれるパケット識別情報(以下、IDと称す)
に基づいて受信データにパケット分離処理を施す。
【0018】例えば、パケット分離回路5に入力される
受信データは、図2に示すように有料番組データや有料
番組を視聴する際の課金を行うための課金情報等が伝送
パケット単位で順次伝送されたものであり、即ち、有料
番組データや課金情報がMPEG2方式の高能率圧縮符
号化され、トランスポートストリームで伝送されたもの
となっている。そこで、パケット分離回路5によってパ
ケット分離処理を施すと、図示例に示すようにパケット
単位で番組データと課金情報のデータとに夫々分離され
る。その後、このようにパケット単位で分離されたパケ
ットデータの内、選択された所定(例えば番組A)の番
組データはMPEGデコーダ6に与えられ、課金情報は
課金システム部9に与えられるようになっている。
【0019】MPEGデコーダ6は、与えられた番組デ
ータ(受信データ)が圧縮符号化されたものであるた
め、この圧縮符号化データにデコード処理(復号化処理
等)を施すと共に、表示手段としてのモニタ8に映像出
力及び音声出力として出力するための変換処理(復調処
理等)を施して出力する。これにより、MPEGデコー
ダ6の出力信号は、圧縮符号化される以前の元の状態に
戻した信号となり、その後、出力端子7を介してモニタ
8に与えることにより、結果として、モニタ8には視聴
者の所望する番組(例えば番組A)に基づく映像が表示
されると共に音声も得ることができるようになってい
る。また、MPEGデコーダ6の出力信号は同期信号抽
出回路10にも供給される。
【0020】一方、課金システム部9は、入力された課
金情報に基づいて受信した有料放送信号に対する課金値
を設定するように課金を制御する。また、本実施形態例
における課金システム部9は、後述する同期判定回路1
5からの判定結果に基づいて課金の有無を制御すること
ができると共に、課金する場合には課金値も上記判定結
果に基づいて変更することもできるようになっている。
【0021】ところで、従来技術における誤課金を防止
するためには、モニタ8に表示する映像信号あるいはV
TR20に記録する映像信号と、セットトップボックス
2からの出力映像信号とが同一であるか否かを判定する
ことが必要である。つまり、この判定結果を用いて課金
を制御することにより、課金の有無を決定することが可
能となる。そこで、本実施形態例においては、上述した
ような判定を行うために、モニタ8に表示される映像信
号あるいはVTR20により記録される映像信号を検出
する信号検出手段11が設けられている。
【0022】信号検出手段11は、モニタ8に表示され
ている映像信号を検出する場合には、例えばモニタ8の
画面上に表示(再生)される映像信号がモニタ内部から
分配されるように構成することで映像信号を検出し、あ
るいは、モニタ8の映像信号の再生に伴い該モニタ8の
CRT(ブラウン管)の偏向コイル(図示せず)に生じ
る磁束漏れを検出するように構成することでモニタ8上
に表示されている映像信号を検出することを可能にす
る。
【0023】図3に上述したような信号検出手段11の
具体構成例が示されている。
【0024】モニタ8上に表示される映像信号を検出す
る方法として、磁束漏れによる方法を採用したとする
と、信号検出手段11は、例えば図3に示すように磁束
センサー11a、抵抗R1 及び比較器11b等の回路群
で構成する。つまり、モニタ8の画面上に映像信号に基
づく表示がなされる場合、モニタ8のCRTに取り付け
られた偏向コイルには、映像信号に基づいて放出される
電子ビームを水平及び垂直方向に移動させるために高い
電圧がかけられている。このため、偏向コイル近傍に
は、磁束漏れが生じることになる。したがって、この磁
束漏れを利用して、図3に示す磁束センサーとしての検
出コイル11aによりこの磁束漏れを検出する。
【0025】すると、検出コイル11aには、電流が流
れることになり、更に抵抗R1 及び比較器11bを用い
ることにより、結果としてモニタ8上に表示されている
映像信号、即ち映像信号の同期信号成分(以下、同期成
分と称す)を検出することが可能となる。この場合、実
際には、同期成分として垂直同期信号よりも水平同期信
号の方が効率良く検出されることになり、判定を行うに
は十分の同期成分を得ることができる。尚、上記信号検
出手段11は、例えばモニタ8のブラウン管の偏向コイ
ル近傍に着脱可能な外づけの装置として構成しても良
く、あるいは図1中の波線で囲むようにモニタ8内部の
上記偏向コイルの所定位置に予め取り付けた構成にして
も良い。
【0026】信号検出回路11により検出された映像信
号の同期成分は、セットトップボックス2の入力端子1
2を介して装置内部の同期成分抽出回路13へと与えら
れる。
【0027】同期成分抽出回路13は、例えばPLL回
路(Phase Locked Loop )等で構成され、このPLL回
路を用いて信号検出手段11からの映像信号から同期成
分(例えば水平同期信号)を抽出して位相比較回路14
へと供給する。
【0028】一方、MPEGデコーダ6の出力信号が入
力された同期信号抽出回路10も同様にPLL回路等で
構成され、このPLL回路を用いてMPEGデコーダ6
による得られる映像信号から同期成分(水平同期信号)
を抽出して位相比較回路14に与えるようにしておく。
即ち、位相比較回路14には、上記2つの抽出回路1
0、13からの同期成分(水平同期信号)が供給される
ことになる。
【0029】位相比較回路14は、供給された2つの水
平同期信号の位相を比較して、比較結果を同期判定回路
15に与える。この位相比較回路14による位相比較で
は、例えば図4に示すように、同期信号抽出回路10に
より得られる同期信号を同期信号1とし、同期成分抽出
回路13により得られる同期信号を同期信号2とする
と、これら2つの信号の周波数が等しい場合には、同図
(b)に示すように常に位相差が一定となる。これとは
逆に、上記2つの信号の周波数が等しくない場合には、
図4(a)に示すように位相差が刻々と変化することに
なる。したがって、位相比較回路14において、この比
較結果(位相差信号)をLPFに通して出力させるよう
にすれば、図4(b)に示すように位相差が一定の場合
にはLPFの出力値は一定となり、逆に図4(a)に示
すように位相差が刻々と変化する場合には、LPFの出
力値は変動することになる。
【0030】同期判定回路15には、このような位相比
較回路14からの比較結果(最終的にLPFの出力信号
を)が入力され、同期判定回路15は該位相比較回路1
4の出力信号であるLPFの出力に基づいて同期判定を
行う。即ち、同期判定回路15による判定では、上記L
PFの出力信号を常時監視して、例えば、該LPFの出
力値が一定であり且つ同期成分抽出回路13の出力がゼ
ロでない場合には、セットトップボックス2の出力映像
信号と信号検出手段11により得られた映像信号とが同
期していると判定し、それ以外の場合には非同期である
と判定する。これにより、セットトップボックス2の出
力映像信号とモニタ8に表示されている映像信号とが同
一であるか否かを判定することができる。
【0031】このような同期判定回路15による判定結
果は課金システム部9に与える。すると、課金システム
部9では、同期判定回路15からの判定結果が同期であ
る場合には、有料放送信号に基づく映像を視聴している
ものと判断して、図示はしないが課金装置を含む課金シ
ステムを動作させて課金を行う。また、課金システム部
9は、判定結果が非同期である場合には、有料放送に基
づく映像(有料番組)を視聴していないものと判断し
て、MPEGデコーダ6による有料番組データののデコ
ード及び映像信号、音声信号の出力を中止させるように
制御すると共に、課金システムによる課金動作を中断さ
せる。これにより、有料番組の視聴中に、有料放送の視
聴を解除せずにモニタ8の入力切替により他の映像ソー
スを見たとしても、自動的に課金を中断することが可能
となり、課金が継続されることはない。また、モニタの
電源のみを切った場合にも同様に課金を中断することが
できる。
【0032】尚、この課金システム装置を正常に動作さ
せるために、例えば有料番組の番組選択直後について
は、同期判定回路15による判定は行わず、映像及び音
声信号が所定期間セットトップボックスから出力した後
に同期判定を行い、上述したように課金システム部9に
よる課金制御を行うようにする。これにより、放送局
側、視聴者側共に公平な課金を実施することができる。
【0033】次に、課金システム装置の動作を詳細に説
明する。
【0034】いま、図1に示す課金システム装置を用い
てある有料番組を視聴しているものとする。この場合に
は、衛星アンテナ1により受信された受信データがチュ
ーナ4によって所定の伝送チャンネルが選局され、その
後パケット分離回路5によって受信データから分離した
番組データをMPEGデコーダ6によりデコードした後
にモニタ8に供給することによって、ある有料番組に基
づく映像をモニタ8の画面上に表示している。同時に、
パケット分離回路5によって分離された課金情報を課金
システム部9に供給することによって、視聴している有
料番組に基づく課金も行われている状態である。
【0035】このとき、視聴者が他の映像ソース(例え
ば現行放送)を見るためにモニタ8の入力信号切替部
(図示せず)を用いて画面上に表示する入力映像信号を
切り替えたとすると、信号検出手段11によってモニタ
8の画面上に表示されている映像信号が検出される。そ
して、検出された映像信号はセットトップボックス2の
入力端子1を介して同期成分抽出回路13に与えられ
る。この場合、信号検出手段11による映像信号の検出
は、図3にて説明したようにモニタ8のCRTの偏向コ
イルからの磁束漏れを検出することにより行う。
【0036】すると、同期成分抽出回路13によって、
信号検手段11からの映像信号から同期成分(水平同期
信号)が抽出され、抽出された水平同期信号は位相比較
回路14に与えられる。同時に、受信された番組データ
はMPEGデコーダ6によりデコードされた後、同期判
定を行うために同期信号抽出回路10にも与えられてい
る。したがって、同期信号抽出回路19によってMPE
Gデコーダ6の出力映像信号から同期成分(水平同期信
号)が抽出され、抽出された水平同期信号も位相比較回
路14に与える。
【0037】その後、位相比較回路14によって入力さ
れた2つの信号の周波数の位相差が比較され、比較結果
となる位相差信号(図4参照)は同回路に備えられたL
PFを介して同期判定回路15に供給される。これによ
り、セットトップボックス2の出力映像信号と信号検出
手段11により検出した映像信号との位相比較結果を得
ることができる。
【0038】そして、同期判定回路15によって位相比
較結果に基づいて同期判定が行われる。即ち、同期判定
回路15による判定では、上記LPFの出力信号を常時
監視して、例えば、該LPFの出力値が一定であり且つ
同期成分抽出回路13の出力がゼロでない場合には、セ
ットトップボックス2の出力映像信号と信号検出手段1
1により得られた映像信号とが同期していると判定し、
それ以外の場合には非同期であると判定する。したがっ
て、本例の場合では、同期判定回路15は非同期である
判定して、この判定結果を課金システム部9に与える。
【0039】すると、課金システム9は与えられた判定
結果が非同期であることから、有料放送に基づく映像
(有料番組)を視聴していないものと判断して、MPE
Gデコーダ6による有料番組データののデコード及び映
像信号、音声信号の出力を中止させるように制御すると
共に、課金システムによる課金動作を中断させる。
【0040】したがって、本実施形態例によれば、有料
番組の視聴中に、有料放送の視聴を解除せずにモニタ8
の入力切替により他の映像ソースを見たとしても、自動
的に課金を中断することが可能となり、課金が継続され
ることはない。また、モニタの電源のみを切った場合に
も同様に課金を中断することができる。
【0041】ところで、本発明の課金システム装置で
は、有料番組の視聴中に、記録再生手段としてのVTR
20を用いて任意の映像信号を記録する場合でも、記録
する記録信号に応じて課金を制御することも可能であ
る。このような実施形態例を図5に示す。
【0042】図5は本発明に係る課金システム装置の他
の実施形態例を示し、図5(a)はVTRにより記録さ
れる映像信号を抽出するための主要部分を示すブロック
図、図5(b)は記録時の動作例を説明するための波形
図である。尚、図5(a)に示す装置は図1に示す課金
システム装置のVTR20内に搭載されたものである。
【0043】本実施形態例では、図1に示す課金システ
ム装置に、図5(a)に示す回路構成を備えたVTR2
0を付加して課金システム装置として構成したことが前
記実施形態例と異なる点である。
【0044】図5に示すように、VTR20の記録系信
号処理回路21には、セットトップボックス2からの有
料放送信号や、他の映像ソース(例えば図示しない現行
放送の受信手段からのテレビジョン信号等)が記録信号
として供給されるようになっている。同時に、入力され
た記録信号は図1に示す信号検出手段11に記録信号を
分配するために設けられたスイッチ回路(以下、SWと
称す)22にも供給されるようになっている。
【0045】記録時には、記録系信号処理回路21によ
って記録信号に対し記録するのに必要な所定の処理を施
した後に、記録信号を記録ヘッド24に供給することに
より、記録ヘッド24によって磁気テープ25に記録さ
れる。このとき、記録時の制御は記録制御部23によっ
て行われる。即ち、記録制御部23は記録制御信号を記
録系信号処理回路21に供給することにより、記録モー
ドを実行させると共に、該制御信号を上記SW22にも
供給することによりSW22による切り替えも制御す
る。
【0046】SW22は、記録制御回路23からの制御
信号が供給されると、入力された記録信号11を記録信
号分配出力して信号検出手段11へと出力する。
【0047】例えば、図5(b)に示す記録信号がVT
R20に入力され、記録制御部23によって記録が実行
されると、記録制御部23は図示例に示すような記録制
御信号をSW22に供給する。すると、SW22は記録
制御信号が供給された時点から入力された記録信号を分
配出力として信号検出手段11へと出力する。
【0048】これにより、VTR20により記録する記
録信号(映像信号)を、図1に示す信号検出手段11に
供給することが可能となる。
【0049】また、本実施形態例においても、前記実施
形態例と同様に同期信号抽出回路10、同期成分抽出回
路13、位相比較回路14及び同期判定回路15を用い
て記録する記録信号(映像信号)とセットトップボック
ス2の出力映像信号との判定を行い、得られた判定結果
に基づいて課金システム部9によって課金の有無が制御
されるようになっている。
【0050】一方、再生時には、記録信号が記録された
磁気テープ25を再生ヘッド26によりトレースするこ
とで再生信号が得られ、この再生信号は再生系信号処理
回路27に与える。再生系信号処理回路27は再生デー
タに対し再生して視聴するのに必要な所定の信号処理を
施して、例えば図1に示すようにモニタ8へと供給す
る。これにより、モニタ8の画面上には再生信号に基づ
く映像が表示される。
【0051】本実施形態例において、図1に示す課金シ
ステム装置を用いてある有料番組の視聴中にモニタ8の
みの電源をオフして視聴を中断し、VTR20を用いて
有料番組を記録するものとする。すると、VTR20の
記録系信号処理回路21及び22にはセットトップボッ
クス2からの有料放送信号が供給される。
【0052】そして、記録制御部23によって記録信号
の記録が実行されると、記録系信号処理回路21によっ
て記録するのに必要な所定の処理が施された後に、記録
信号の記録を開始する。同時に、記録制御部23は記録
実行を示す記録制御信号をSW22に供給して、入力さ
れた記録信号を記録信号分配出力として信号検出手段1
1に出力する。
【0053】すると、信号検出手段11は分配された記
録信号を検出し、検出した記録信号(映像信号)を同期
成分抽出回路13へと供給する。この場合、信号検出手
段11分配された記録信号であることから、そのままの
記録信号(映像信号)を出力する。
【0054】その後、前記実施形態例と同様に、位相比
較回路14によって、同期信号抽出回路10により得ら
れた水平同期信号と上記同期成分抽出回路13により得
られた水平同期信号との位相比較が行われ、得られた位
相比較結果はLPF(図示せず)を介して同期判定回路
15に与えることにより、同期判定を行う。すると、本
例では、セットトップボックス2の出力映像信号(有料
番組)を記録していることから、同期判定回路15によ
り判定結果は、同期したものとなる。この判定結果を課
金システム部9に与える。
【0055】すると、課金システム9は与えられた判定
結果が同期であることから、有料放送に基づく映像(有
料番組)を記録しているものと判断して、課金システム
による課金を実行させる。この場合、課金システム部9
は、同期判定回路15からの判定結果に基づいて課金す
る課金値を決定するように制御する。つまり、上記のよ
うに同期である場合には、有料番組を記録していること
から、課金値を通常の視聴時よりも高くするように制御
する。また、非同期である場合には、他の映像ソースを
記録していることから、課金を中断させると共に有料放
送信号の出力を停止させるように制御する。
【0056】したがって、本実施形態例によれば、有料
番組の視聴中に、有料放送の視聴を解除せずにモニタ8
のみの電源をオフして他の映像ソースを記録した場合で
も、自動的に課金を中断することが可能となり、課金が
継続されることはない。また、モニタ8の電源をオフし
た状態で有料番組を記録した場合には、課金を実行する
と共に、例えば通常より課金値を高く設定した課金も行
うことができる。
【0057】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
モニタ上に表示する映像信号またはVTRに記録する映
像信号と、セットトップボックスの出力映像信号である
有料放送信とが同一であるか否かに基づいて課金を制御
することにより、有料放送信号の視聴中に生じてしまう
誤課金を防止して正しく課金を行うことができるという
効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る課金システム装置の一実施形態例
を示すブロック図。
【図2】パケット分離処理を説明するための説明図。
【図3】図1の装置に用いられた信号検出手段の具体構
成例を示す図。
【図4】図1に示す動作を説明するための波形図。
【図5】本発明に係る課金システム装置の他の実施形態
例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…衛星アンテナ、2…セットトップボックス(ST
B)、4…チューナ、5…パケット分離回路、6…MP
EGデコーダ、8…モニタ、9…課金システム部、10
…同期信号抽出回路、11…信号検出手段、13…同期
成分抽出回路、14…位相比較回路、15…同期判定回
路、7…出力端子、3、12…入力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂崎 芳久 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信手段により課金を行うための課金情
    報を付加して送信された有料データを受信すると共にデ
    コード処理を施して映像信号を出力する受信手段と、 前記受信手段の出力映像信号又は他の異なる映像信号に
    基づく表示が可能な表示段に表示されている映像信号を
    検出して出力する信号検出手段と、 前記受信手段により出力する前記映像信号の同期信号成
    分を抽出して出力する第1の同期信号成分抽出手段と、 前記信号検出手段により得られた前記映像信号から同期
    信号成分を抽出して出力する第2の同期信号成分抽出手
    段と、 前記第1及び第2の同期信号成分抽出手段からの夫々の
    同期信号成分を入力して位相比較を行い、位相比較結果
    を出力する位相比較手段と、 前記位相比較結果に基づいて、前記受信手段により出力
    する前記映像信号と前記信号検出手段により得られた前
    記映像信号との同期状態の判定を行い、判定結果を出力
    する同期判定手段と、 前記課金情報に基づいて前記有料データの受信に対する
    課金を行う課金手段を備え、前記判定結果に基づいて前
    記課金手段による課金実行の有無を制御する課金制御手
    段と、 を具備したことを特徴とする課金システム装置。
  2. 【請求項2】 前記信号検出手段は、前記表示手段の設
    けられた偏向コイルに生じる磁束漏れを検出することに
    より、前記表示手段に表示されている映像信号を検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の課金システム装
    置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段の出力映像信号又は他の異
    なる映像信号を記録する記録再生手段を付加して構成し
    た場合には、前記信号検出手段は、前記記録再生手段に
    より記録する映像信号を検出して前記第2の同期信号成
    分検出手段に与えることを特徴とする請求項1に記載の
    課金システム装置。
  4. 【請求項4】 前記課金制御手段は、前記同期判定手段
    からの判定結果が同期状態であると判定された場合に
    は、前記課金手段による課金を実行させ、逆に非同期状
    態であると判定された場合には、課金を中断させると共
    に前記受信手段により出力を禁止させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つ
    に記載の課金システム装置。
  5. 【請求項5】 前記課金制御手段は、前記同期判定回路
    からの同期判定結果に基づいて課金値を変化させるよう
    に課金の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の課
    金システム装置。
  6. 【請求項6】 前記同期判定回路は、前記放送データの
    受信直後には同期判定を行わずに所定期間経過した後に
    同期判定を行い、判定結果を前記課金制御手段に与える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つ
    に記載の課金システム装置。
  7. 【請求項7】 前記信号検出手段は、前記表示手段に表
    示する映像信号又は前記記録再生手段に記録する映像信
    号を回路的に分配することにより検出することを特徴と
    する請求項乃至請求項6のいずれか1つの記載の課金シ
    ステム装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020189A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Thomson Licensing ディジタル・オーディオ・コンテンツ及び/又はディジタル・ビデオ・コンテンツの「n回再生」タイプのディジタル権利を制御する方法、並びにこの方法を実施する装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020189A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Thomson Licensing ディジタル・オーディオ・コンテンツ及び/又はディジタル・ビデオ・コンテンツの「n回再生」タイプのディジタル権利を制御する方法、並びにこの方法を実施する装置
US8612354B2 (en) 2005-07-07 2013-12-17 Thomson Licensing Method for controlling digital rights of the “Play N times” type for a digital audio and/or video content and device implementing this method

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