JPH1042267A - 課金システム装置 - Google Patents

課金システム装置

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Publication number
JPH1042267A
JPH1042267A JP19238596A JP19238596A JPH1042267A JP H1042267 A JPH1042267 A JP H1042267A JP 19238596 A JP19238596 A JP 19238596A JP 19238596 A JP19238596 A JP 19238596A JP H1042267 A JPH1042267 A JP H1042267A
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Application number
JP19238596A
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English (en)
Inventor
Michihiro Fukushima
道弘 福島
Takashi Kano
高志 狩野
Shuji Abe
修司 阿部
Yoshihisa Sakazaki
芳久 坂崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 有料放送信号の視聴中に生じてしまう誤課金
を防止する。 【解決手段】 視聴者の所持する送信機11は例えば視
聴者の位置を示す情報信号をSTB2側に送信する。す
ると、送信機11からの情報信号は受信部12により受
信され、情報抽出回路13に与える。情報抽出回路13
は例えば受信信号の受信レベルを検出し、検出結果から
視聴者の視聴可否を判断して視聴可否を示す信号を出力
制御回路14及び課金制御回路17に与える。出力制御
回路14は視聴不可の信号が与えられると警告挿入回路
7を動作させて警告表示を行わせると同時に継続命令受
信部15からの視聴継続信号が一定期間内に入力されな
い場合にはモニタ9に出力するMPEGデコーダ6の出
力を停止させる。また、課金制御回路17は視聴不可を
示す信号が与えられ、且つ視聴継続信号が一定期間内に
入力されない場合には課金システム部による課金を中断
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する分野】本発明は、有料放送における有料
番組データを受信して視聴可能な課金システム装置に関
し、特に番組の視聴毎に課金するペイパービュー方式の
課金方法を行うのに好適の課金システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、有料放送においては、少なくと
も2種類の課金方法がある。1つは、例えば、視聴者が
有料番組を放送する放送局に対してある一定期間受信契
約を交わして加入者となり、その一定期間に応じた料金
(一定金額)を支払うといった課金方法である。この課
金方法は、通常定額制課金方法と呼ばれる課金方法で、
定額料金を支払えば契約した期間内で全有料番組が視聴
することができる。定額制課金方法を採用した一例とし
ては、通信衛星を利用した衛星放送等の有料放送があ
り、上述のように加入者となることによって、スクラン
ブル等の暗号化されたテレビジョン信号をデコードする
放送用デコーダ(セットトップボックスともいう)を得
て有料番組の視聴を可能にする。
【0003】もう1つは、同様に受信契約を交わして加
入者となり、加入者の所望の有料番組の視聴時間等の課
金情報をセットトップボックスに入力することによっ
て、視聴した時間に応じて課金値が設定され、ある一定
期間後にまとめて支払うといった課金方法である。この
課金方法は、一般に従量制課金方法と呼ばれるもので、
いわゆる視聴した番組の分だけ料金を支払うというペイ
パービュー方式である。
【0004】ペイパービュー方式は、最近の高能率圧縮
符号化等のディジタル化に伴い動画像信号の高速伝送が
可能で多種の番組の視聴が可能なディジタル放送等や、
双方向通信可能なビデオオンデマンドシステムでの採用
も考えられており、課金方法の中でも注目されている。
つまり、ペイパービュー方式は既に実施されている定額
制課金方法と比べて、視聴した分だけ料金を支払うとい
う点から、多くのチャンネルがあるディジタル有料放送
の視聴についての課金を行うには有効であり、また放送
局側あるいは視聴者側にとっても公平な課金方法であ
る。
【0005】ところで、このような課金方法を採用した
ディジタル放送用受信システムの一例を示すと、例え
ば、有料番組を受信する受信機(セットトップボック
ス)に課金装置を設け、このセットトップボックスにモ
ニタ(TV)等の表示手段を接続することにより構成さ
れる課金システム装置がある。
【0006】この課金システム装置を用いて有料番組を
視聴する場合には、受信した複数の有料番組から所望す
る有料番組を選択し、選択した番組に基づく番組データ
(符号化データ)にデコード処理を施して得た映像信号
をモニタへと出力する。これにより、モニタには番組に
基づく画像が表示され、所望する有料番組を視聴するこ
とができる。また、通常、送信される有料番組データに
は課金を行うの必要な課金情報が多重されており、番組
選択により番組を選択すると同時に受信データから課金
情報を分離し、該課金情報を課金装置に供給することに
より、即座に視聴に基づく課金が行われるようになって
いる。
【0007】しかしながら、このようにペイパービュー
方式を採用した課金システム装置では、番組選択を行い
選択された有料番組を視聴している最中に、例えば電話
や来客等により、視聴者がその場を離れてしまうことが
考えられる。このとき、視聴者が有料放送による視聴を
解除せずにモニタのみの電源をオフして離れたとする
と、有料放送信号を受信しているセットトップボックス
は動作中であるため、課金装置による課金がそのまま継
続されてしまい、有料番組を見ずとも課金が行われてし
まうという問題点があった。
【0008】今後、実施されようとするディジタル放送
の有料放送データを受信するために、課金装置を備えた
セットトップボックス(放送用デコーダ)のみを購入し
て現状のTV等のモニタに接続することにより課金シス
テム装置として構成することが予想されるが、上述した
ような誤課金を防止するためには、視聴者がセットトッ
プボックスによる有料放送信号の受信を解除して課金を
中止するしか方法がなく、改善がなされていないのが現
状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の課
金システム装置では、受信した有料放送信号を出力する
セットトップボックスが動作中である場合には視聴者の
存在の有無に拘わらず受信した有料放送信号に基づく課
金を行う課金方法を採用していることから、有料番組の
視聴中にセットトップボックスによる課金を解除せず
に、視聴者がその場を離れ、視聴者が番組を視聴するこ
とができない状態になった場合でも、課金が継続されて
しまうという問題点があった。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、視聴者の所持する送信機からの送信情報に
基づいて課金を制御することにより、有料放送信号の視
聴中に生じてしまう誤課金を防止して正しく課金を行う
ことのできる課金システム装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の課金システム装
置は、送信手段により課金を行うための課金情報を付加
して送信された有料データを受信すると共にデコード処
理を施して映像信号を表示手段に出力する受信手段と、
視聴者が所持するものであって、前記受信手段に対して
所定の情報信号を送信する送信機と、前記受信手段に設
けられ、前記送信機から送信された前記所定の情報信号
を受信する情報受信部と、前記情報受信部により受信し
た受信信号から情報を検出し、検出した情報から視聴者
の視聴可否を判定して判定結果を出力する情報検出手段
と、前記情報検出手段からの判定結果に基づいて前記受
信手段による前記映像信号の出力を制御する出力制御手
段と、前記有料データから分離することにより得られる
前記課金情報に基づいて前記有料データの受信に対する
課金を行う課金手段を備え、前記情報検出回路からの判
定結果に基づいて前記課金手段による課金を制御する課
金制御手段と、を具備したものである。
【0012】本発明においては、受信手段は、送信手段
により課金を行うための課金情報を付加して送信された
有料データを受信すると共にデコード処理を施して映像
信号を表示手段に出力する。前記送信機は視聴者が所持
するものであって、前記受信手段に対して所定の情報信
号を送信する。情報受信部は前記受信手段に設けられ、
前記送信機から送信された前記所定の情報信号を受信す
る。情報検出手段は前記情報受信部により受信した受信
信号から情報を検出し、検出した情報から視聴者の視聴
可否を判定して判定結果を出力する。出力制御手段は前
記情報検出手段からの判定結果に基づいて前記受信手段
による前記映像信号の出力を制御する。同時に、課金制
御手段は前記有料データから分離することにより得られ
る前記課金情報に基づいて前記有料データの受信に対す
る課金を行う課金手段を備え、前記情報検出回路からの
判定結果に基づいて前記課金手段による課金を制御す
る。これにより、前記送信機を持つ視聴者が有料番組の
視聴中にその場を離れたとしても、課金及び映像信号の
出力を制御することが可能であることから、結果として
課金の継続を中断させるように制御して誤課金を防止す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0014】図1は本発明に係る課金システム装置の一
実施形態例を示し、システムとして構成した場合のブロ
ック図である。
【0015】図1に示すように、本発明の課金システム
装置は、例えば衛星アンテナ1にて受信した有料放送信
号をデコードし、アナログ映像信号として出力する放送
用デコーダ(セットトップボックスと称し、以下STB
と略記)2と、STB2の出力映像信号を表示する表示
手段としてのモニタ9と、STB2に対し双方向に情報
信号の送受の可能な視聴者の所持する送信機11(例え
ば情報端末装置)とでシステムとして構成されている。
【0016】STB2においては、衛星アンテナ1によ
り受信した有料放送信号(受信データ)が入力端子3を
介してチューナ4に供給される。チューナ4は、受信デ
ータから所定の伝送チャンネルを選択し、選択した伝送
チャンネルの受信データをパケット分離回路5に与え
る。
【0017】パケット分離回路5は、供給された受信デ
ータに含まれるパケット識別情報(以下、IDと称す)
に基づいて受信データにパケット分離処理を施す。
【0018】例えば、パケット分離回路5に入力される
受信データは、図2に示すように有料番組データや有料
番組を視聴する際の課金を行うための課金情報等が伝送
パケット単位で順次伝送されたものである。即ち、有料
番組データや課金情報がMPEG2方式の高能率圧縮符
号化され、トランスポートストリームで伝送されたもの
となっている。そこで、パケット分離回路5によってパ
ケット分離処理を施すと、図示例に示すようにパケット
単位で番組データと課金情報のデータとに夫々分離され
る。その後、このようにパケット単位で分離されたパケ
ットデータの内、選択された所定(例えば番組A)の番
組データはMPEGデコーダ6に与えられ、一方課金情
報は課金システム部10に与えられるようになってい
る。
【0019】MPEGデコーダ6は、与えられた番組デ
ータ(受信データ)が圧縮符号化されたものであるた
め、この圧縮符号化データにデコード処理(復号化処理
等)を施すと共に、表示手段としてのモニタ9に映像出
力及び音声出力として出力するための変換処理(復調処
理等)を施して出力する。これにより、MPEGデコー
ダ6の出力信号は、圧縮符号化される以前の元の状態に
戻した信号となり、その後、警告挿入回路7、出力端子
8を介してモニタ9に与えることにより、結果として、
モニタ9の画面上には視聴者の所望する番組(例えば番
組A)に基づく映像が表示されると共に音声も得ること
ができるようになっている。
【0020】また、警告挿入回路7は、後述する出力制
御回路14からの視聴不可を示す制御信号が供給される
と、デコード処理されたMPEGデコーダ6の出力信号
中に、視聴者がSTB2から離れていることを示す警告
情報を挿入して出力端子8を介してモニタ9へと出力す
る。これにより、該出力信号に基づく表示がモニタ9に
よってなされた場合には、番組データに基づく画面に警
告情報に基づく表示、あるいは警告情報に基づく音声が
再生されることになり、即座に、有料放送の視聴モード
が解除されていないことを視聴者に認識させることが可
能となる。
【0021】一方、課金システム部10は、入力された
課金情報に基づいて受信した有料放送信号に対する課金
値を設定するように課金を行う。また、この課金システ
ム部10は、課金制御回路17によって課金の実行が制
御されるようになっている。
【0022】ところで、従来技術における誤課金を防止
するためには、例えばモニタ9近傍に設置されたSTB
2に対する視聴者の距離(存在位置)を検出することが
必要である。つまり、視聴者との距離を検出することに
より、視聴者が視聴しているか否かを判断することが可
能となり、更にこの判断結果を用いて課金のオン/オフ
を制御するようにすれば、誤課金を防止するとも可能と
なる。
【0023】そこで、本実施形態例においては、上述し
たように視聴者が視聴しているか否かを判断するのに必
要な情報を得るための手段として、視聴者とSTB2と
で双方向に情報信号の送受の可能な送受信手段が設けら
れている。
【0024】具体的には、送受信手段は、視聴者に常時
所持させ且つ視聴者のID情報等の情報信号をSTB2
側に送信可能な送信機11と、STB内に設けられ、前
記送信機11からの送信信号を受信するための受信部1
2及び前記送信機に対して例えば課金情報等の情報信号
を送信する送信部18とで構成されている。
【0025】送信機11は、STB2に対する視聴者の
ID等の情報信号を、例えば無線を用いた伝送形態でS
TB2側に送信する。STB側では、送信機11から送
信された情報信号を受信部12によって受信し、受信部
12は受信した受信信号を情報抽出回路13へと与え
る。
【0026】情報抽出回路13は、例えば受信部12か
らの受信信号の受信レベルを検出し、この受信レベルに
基づいて視聴可能であるか否かを判定し、判定結果を視
聴可否を示す信号として出力する。
【0027】例えば、情報抽出回路13は、図3に示す
ように検出した受信信号の受信レベル(強度)が所定値
(所定のしきい値)以上のレベルであった場合には、視
聴者の所持する送信機11と受信部12を有するSTB
2との距離が近く、視聴者による番組の視聴が可能であ
ると判断し、一方、所定値(所定のしきい値)未満のレ
ベルであった場合には、視聴者とSTB2との距離が遠
く、視聴者による番組の視聴が不可能であると判断し
て、このような判定結果を視聴可否を示す信号として出
力制御回路14及び課金制御回路17に与える。このと
き、この視聴可否を示す信号は、例えば“0”又は
“1”の制御信号に示すような信号形態で出力されるよ
うになっている。
【0028】また、前記送信機11が複数の視聴者に対
応する数だけ複数設けられている場合には、送信機毎に
異なる周波数を利用することで、例えば、情報抽出回路
13による処理において、受信信号をフィルタを用いて
周波数毎に振り分けると共に、周波数毎に受信レベル
(強度)を検出することにより、送信機毎の視聴可否を
検出することが可能となる。
【0029】出力制御回路14は、情報抽出回路13か
らの視聴可否を示す信号に基づいてMPEGデコーダ6
及び警告挿入回路7を制御する。例えば、出力制御回路
14は、供給された信号が視聴可を示す信号である場合
には、MPEGデコーダ6からの出力信号をものまま継
続してモニタ9へと出力させるように動作する。また、
逆に視聴不可である信号である場合には、上述したよう
に警告挿入回路7を起動させ、MPEGデコーダ6から
のモニタ9へ出力される映像信号、音声信号中にSTB
2から離れていることを示す警告情報を挿入する。同時
に、出力制御回路14は、継続命令受信部15から視聴
継続を示す信号が入力されるまで一定期間待機し、一定
期間内に継続信号が得られない場合には、MPEGデコ
ーダ6による符号化処理動作を中止させると共に出力を
停止させる。
【0030】これにより、視聴者がSTB2から離れた
際に、ある一定期間、警告情報を視聴者に認識させるこ
とができる同時に、その後、一定期間内に視聴者の視聴
継続要求が得られない場合は、確実に視聴中である番組
データ出力を停止させることが可能となる。
【0031】一方、課金制御回路17は、情報抽出回路
13からの視聴可否を示す信号に基づいて課金システム
10による課金を制御する。例えば、課金制御回路17
は、情報抽出回路13から供給された信号が視聴不可を
示す信号であると、継続命令受信部15から視聴継続を
示す信号が入力されるまで一定期間待機し、一定期間内
に継続信号が得られない場合には、課金システム部10
による課金動作を中断させるように制御する。
【0032】これにより、視聴者が番組の視聴中にST
B2から離れ、視聴不可であると判定されると、自動的
に課金動作を中断させことが可能となり、その結果誤課
金を防止することが可能となる。
【0033】継続命令受信部15は、警告挿入回路7に
より警告情報が出力され場合に視聴者の視聴継続意志を
検出するための手段である。即ち、継続命令受信部15
は視聴者からの視聴継続要求を示す信号を受信すると、
視聴継続信号を上記出力制御回路14及び課金制御回路
17へと出力する。
【0034】継続命令受信部15が受信する信号として
は、例えば警告情報が挿入された際に視聴者によって視
聴継続要求を入力する視聴継続確認手段16から供給さ
れる信号であっても良く、あるいは情報抽出回路13か
ら供給される視聴可否を示す信号であっても良い。この
場合、仮に視聴継続確認手段16を採用したものとする
と、図1に示すように、該視聴継続確認手段16は例え
ばSTB2に設けられた押しボタン式の操作部で構成さ
れ、視聴者が視聴を継続する際には該操作部のボタンを
押下することにより、継続命令受信部15へと視聴継続
を示す信号を供給する。
【0035】また、図示例のように情報抽出回路13か
らの視聴可否を示す信号を受信するように構成した場合
には、警告情報が出力された後、一定期間内に送信機1
1と共に視聴者がSTB2側に近づくことにより、自動
的に視聴が継続可能となる。このような構成によれば、
視聴者の番組視聴中に視聴者が離れたとしても、視聴者
の所持する送信機11、受信部12及び情報抽出回路1
3を用いることにより、視聴者の存在位置を検出するこ
とができると共に、視聴者の視聴可否を判断することが
できる。更に、この判断結果に基づいて課金制御及びM
PEGデコーダによる番組データの出力制御を行うこと
により、結果として視聴者が離れた際に生じる誤課金を
防止することが可能となる。
【0036】また、本実施形態例における課金システム
装置では、番組の視聴に伴う課金を上記STB2内で行
うのではなく、視聴者の所持する送信機11内で課金を
行うことも可能である。この場合には、前記送信機11
は例えばPDA等の情報端末装置として構成する。番組
視聴時には、STB2内の課金システム10部にて算出
された視聴料金情報をSTB2内の送信部18によって
視聴者の所持する上記送信機11へと送信する。即ち、
送信機11とSTBとは双方向の通信を可能にする。そ
して、視聴者の所持する送信機11によって、送信され
た視聴料金情報を受信すると共該視聴料金情報に基づい
て課金を行う。これにより、例えば視聴者毎に送信機1
1が設けられた場合には、個人的な視聴に基づく課金を
行うことが可能となる。
【0037】次に、図1に示す課金システム装置の動作
を詳細に説明する。
【0038】いま、図1に示す課金システム装置を用い
てある有料番組を視聴しているものとする。この場合に
は、衛星アンテナ1により受信された受信データがチュ
ーナ4によって所定の伝送チャンネルが選局され、その
後パケット分離回路5によって受信データから分離した
番組データをMPEGデコーダ6によりデコードした後
にモニタ8に供給することによって、ある有料番組に基
づく映像がモニタ9の画面上に表示されている。同時
に、パケット分離回路5によって分離された課金情報が
課金システム部10に供給されることによって、視聴し
ている有料番組に基づく課金も行われている状態であ
る。
【0039】このとき、視聴者が、例えば電話や来客等
により、有料放送による視聴モードを解除せずにその場
を離れたとする。すると、視聴者の所持する送信機11
から送信された信号(例えば視聴者の距離、位置情報
等)は、STB2の受信部1によって受信された後、情
報抽出回路13によって受信信号の受信レベルの検出が
行われる。
【0040】本例の場合では、視聴者がSTB2から離
れたものであることから、情報抽出回路1によって検出
された受信信号の受信レベルは、図3に示すように視聴
不可能レベルとなる。したがって、情報抽出回路13
は、視聴者が視聴不可能であると判断して、視聴不可を
示す信号を出力制御回路14及び課金制御回路17に出
力する。
【0041】すると、出力制御回路14は視聴不可を示
す信号が与えられると、警告挿入回路7を起動させ、警
告挿入回路7によってMPEGデコーダ6からモニタ9
へと出力されている映像信号、音声信号中に視聴者がS
TB2から離れていることを示す警告情報が挿入され
る。このため、モニタ9の画面上には視聴者が離れたこ
と警告する警告表示が表示されると共に音声を利用した
警告も行われることになり、この警告表示を利用して視
聴者に認識させる。
【0042】このとき、警告表示したにも拘わらず一定
期間内に、視聴継続確認手段16を用いた視聴者からの
視聴継続要求がなされないものとすると、継続命令受信
部15では、視聴継続確認手段16からの信号が受信さ
れないことになり、一定期間経過した後に制御回路14
は、MPEGデコーダ6による符号化処理動作を中止さ
せると共にモニタ9への出力を停止させる。
【0043】また、これとは逆に、警告表示後、一定期
間内に視聴者の視聴継続確認手段16による操作により
視聴継続要求がなされた場合には、継続命令受信部15
によって視聴継続確認手段16からの信号が受信される
と共に、視聴継続信号が出力制御回路14に与えられ
る。すると、出力制御回路14は例えば警告挿入回路7
による警告情報の挿入を解除すると共に、モニタ9に与
えるMPEGデコーダ6の出力を継続させるように制御
する。
【0044】これにより、視聴者がSTB2から離れた
際に、ある一定期間、警告情報を視聴者に認識させるこ
とができる同時に、その後、一定期間内に視聴者の視聴
継続要求が得られない場合は、確実に視聴中である番組
データ出力を停止させることが可能となる。
【0045】同時に、課金制御回路17は、情報抽出回
路13から供給された信号が視聴不可を示す信号である
と、継続命令受信部15から視聴継続を示す信号が入力
されるまで一定期間待機し、一定期間内に継続信号が得
られない場合には、課金システム部10による課金動作
を中断させるように制御する。
【0046】これにより、視聴者が番組の視聴中にST
B2から離れ、視聴不可であると判定されると、自動的
に課金動作を中断させことが可能となり、その結果誤課
金を防止することが可能となる。したがって、本実施形
態例によれば、視聴者が、有料番組の視聴中にその場を
離れたとしても、視聴者のSTB2に対する距離を検出
し且つ検出結果に基づいて視聴者が番組を視聴可能であ
るか否かを判断することができ、更に、この判断結果に
基づいて課金及び番組データの出力を制御することがで
きる。これにより、自動的に課金の継続を中断させるこ
とができ、従来生じていた誤課金を防止することが可能
となる。
【0047】尚、本発明に係る実施形態例においては、
視聴者の所持する送信機11が視聴者毎に複数設けられ
た場合に、夫々の送信機11から送信される情報とし
て、例えば送信機11を所持する大人、小人等の個人的
な識別情報(ID)であっても良い。この場合、STB
2の情報抽出回路13によって検出される情報が小人の
IDであると、視聴不可を示す信号を出力制御14に与
える。これにより、視聴している有料番組が暴力シーン
等の残虐な映像である場合にはできるだけ小人には見せ
ないように自動的に制御することも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
視聴者の所持する送信機11からの送信情報に基づいて
課金を制御することにより、有料放送信号の視聴中に視
聴者がその場を離れたとしても、課金が継続されてしま
うという誤課金を防止することができると共に、正しく
課金を行うことができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る課金システム装置の一実施形態例
を示すブロック図。
【図2】パケット分離処理を説明するための説明図。
【図3】図1の装置の動作を説明するための説明図。
【符号の説明】
1…衛星アンテナ、2…セットトップボックス(ST
B)、3…入力端子、4…チューナ、5…パケット分離
回路、6…MPEGデコーダ、7…警告挿入回路、8…
出力端子、9…モニタ、10…課金システム部、11…
送信機(PDA)、12…受信部、13…情報抽出回
路、14…出力制御回路、15…継続命令受信部、16
…課金制御回路、17…送信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂崎 芳久 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信手段により課金を行うための課金情
    報を付加して送信された有料データを受信すると共にデ
    コード処理を施して映像信号を表示手段に出力する受信
    手段と、 視聴者が所持するものであって、前記受信手段に対して
    所定の情報信号を送信する送信機と、 前記受信手段に設けられ、前記送信機から送信された前
    記所定の情報信号を受信する情報受信部と、 前記情報受信部により受信した受信信号から情報を検出
    し、検出した情報から視聴者の視聴可否を判定して判定
    結果を出力する情報検出手段と、 前記情報検出手段からの判定結果に基づいて前記受信手
    段による前記映像信号の出力を制御する出力制御手段
    と、 前記有料データから分離することにより得られる前記課
    金情報に基づいて前記有料データの受信に対する課金を
    行う課金手段を備え、前記情報検出回路からの判定結果
    に基づいて前記課金手段による課金を制御する課金制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする課金システム装置。
  2. 【請求項2】 前記出力制御手段及び前記課金制御手段
    は、前記情報検出手段による判定結果が視聴不可である
    場合には、前記受信手段による前記映像信号の出力を停
    止させる共に、前記課金手段による課金を中断させるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1に記載の課金シ
    ステム装置。
  3. 【請求項3】 前記情報検出手段は、前記情報受信部に
    よって受信する受信信号の受信レベルに基づいて視聴者
    の視聴可否を決定するものであって、前記受信レベルが
    所定レベル以上の場合には視聴可能であると判定し、所
    定レベル未満の場合には視聴不可能であると判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の課金システム装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段の出力信号に警告情報を挿
    入して出力させる警告情報挿入手段と、視聴者からの視
    聴継続要求を受信して視聴継続信号を出力する視聴継続
    要求受信手段とを付加したことを特徴とする請求項1に
    記載の課金システム装置。
  5. 【請求項5】 前記出力制御手段は、前記判定結果が視
    聴不可となった時刻から所定期間、前記情報警告挿入手
    段を動作させることにより警告情報に基づく表示を行わ
    せると共に、前記所定期間内に前記視聴継続要求受信手
    段からの視聴継続信号が入力されない場合には、前記受
    信手段による前記映像信号の出力を停止させることを特
    徴とする請求項4に記載の課金システム装置。
  6. 【請求項6】 前記課金制御手段は、前記判定結果が視
    聴不可となった時刻から所定期間内に前記視聴継続要求
    受信手段からの視聴継続信号が入力されない場合には、
    前記課金手段による課金を中断させることを特徴とする
    請求項4に記載の課金システム装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の情報信号は、前記送信機を所
    持する視聴者に基づく情報であることを特徴とする請求
    項1に記載の課金システム装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の情報信号は、視聴者の所持す
    る前記送信機と前記情報受信部を備えた前記受信手段と
    の距離を示す距離情報であることを特徴とする請求項1
    に記載の課金システム装置。
  9. 【請求項9】 前記情報検出手段は、前記送信機が複数
    の視聴者毎に設けられた場合には、検出した各送信機か
    らの前記距離情報の内、最も短い距離となる距離情報を
    用いて視聴者の視聴可否を判定することを特徴とする請
    求項8に記載の課金システム装置。
  10. 【請求項10】 前記送信機は、複数の視聴者に対応し
    た数だけ複数設けられた場合には、送信機毎に異なる情
    報信号を送信するように設定が可能であることを特徴す
    る請求項1に記載の課金システム装置。
  11. 【請求項11】 前記送信機に対して所定の情報信号を
    送信する情報送信部を前記受信手段に設けると共に、前
    記情報送信部からの所定の情報信号を受信する受信部を
    前記送信機に設けて構成することにより、前記受信手段
    と前記送信機との間で双方向通信を可能にすることを特
    徴する請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載の
    課金システム装置。
  12. 【請求項12】 前記情報送信部は、前記課金手段によ
    り得た課金を行うための料金情報を送信するものであっ
    て、前記送信機は前記受信部によって前記料金情報を受
    信し該料金情報に基づいて課金を行うことを特徴とする
    請求項11に記載の課金システム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9054959B2 (en) 2006-10-30 2015-06-09 Thomson Licensing Method for indicating a service interruption source

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