JPH1041853A - スペクトル拡散通信装置 - Google Patents

スペクトル拡散通信装置

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JPH1041853A
JPH1041853A JP8196245A JP19624596A JPH1041853A JP H1041853 A JPH1041853 A JP H1041853A JP 8196245 A JP8196245 A JP 8196245A JP 19624596 A JP19624596 A JP 19624596A JP H1041853 A JPH1041853 A JP H1041853A
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JP
Japan
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wave filter
spread spectrum
magnetostatic wave
frequency band
changed
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JP8196245A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kawachi
哲也 河内
Hiroaki Tanaka
裕明 田中
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低コストで小形化が可能で、しかも広い周波
数帯域をカバ−できる狭帯域妨害波除去装置を備えたス
ペクトル拡散通信装置を提供する。 【解決手段】 静磁波フィルタ3に印加する磁場を電磁
石7により供給し、スペクトル拡散信号の使用周波数帯
域が変わった場合、周波数制御回路10でVCO8の発
振周波数を変えると同時に、電流制御回路9を介して電
磁石7に流れる電流の大きさを変え、これによって静磁
波フィルタ3に印加されている磁場の強度を変え、静磁
波フィルタ3の飽和周波数帯域を変えて、スペクトル拡
散信号の使用周波数帯域に合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散通
信装置、特に広い周波数帯域を利用する受信機の狭帯域
妨害波の除去に適したスペクトル拡散通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスペクトル拡散通信装置における
狭帯域妨害波除去回路の例を図7に示す。
【0003】図7において、狭帯域妨害波除去回路10
0は、スイッチ101と帯域除去フィルタ102、帯域
通過フィルタ103、検波器104、最大値判定回路1
05、スイッチ切り換え制御回路106、信号入力端子
107、信号出力端子108で構成される。帯域通過フ
ィルタ103は複数のフィルタBPF1、BPF2、・
・・BPFnからなり、それぞれのフィルタの入力側は
信号入力端子107に接続され、出力側は検波器104
を構成する検波器DET1、DET2、・・・DETn
のそれぞれを介して最大値判定回路105に接続され
る。最大値判定回路105はスイッチ切り換え制御回路
106を介してスイッチ101に接続される。スイッチ
101の入力側は信号入力端子107に接続され、その
出力は複数に構成され、帯域除去フィルタ102を構成
するフィルタBEF1、BEF2、・・・BEFnにそ
れぞれ接続される。帯域除去フィルタ102の出力側は
1つにまとめられ、信号出力端子108に接続される。
帯域除去フィルタ102、帯域通過フィルタ103、検
波器104はそれぞれ同数で構成されている。
【0004】狭帯域妨害波除去回路100において、帯
域除去フィルタ102を構成するフィルタと帯域通過フ
ィルタ103を構成するフィルタは、スペクトル拡散通
信の使用周波数帯域を細かく分割した各分割領域に相当
する周波数帯域をそれぞれ持つ。入力信号は、まずスイ
ッチ101に入力されると同時に帯域通過フィルタ10
3と検波器104で、それぞれの帯域における信号レベ
ルが確認される。その信号の中から最大のレベルを持つ
周波数帯域が最大値判定回路105で判断され、スイッ
チ切り換え制御回路106を介してスイッチ101を切
り換える。スイッチ101の出力側に接続される帯域除
去フィルタ102は、信号レベルが最大と判断された帯
域通過フィルタ103と同じ周波数帯域を持つため、入
力信号からその帯域の信号を除いたものが信号出力端子
108に出力される。この構成により、通信周波数帯域
内に狭帯域妨害波があった場合、その狭帯域妨害波の周
波数を含む帯域の信号が除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
狭帯域妨害波除去回路100では、多数の帯域通過フィ
ルタと帯域除去フィルタが必要となり、コストも高くな
り、また占有面積も大きくなるという問題があった。ま
た、狭帯域妨害波が1つでなく、しかもその周波数がそ
れぞれ別の帯域に存在する場合には、その中の最も信号
レベルの高い狭帯域妨害波しか取り除く事ができないと
いう問題もあった。
【0006】そこで、本発明は、低コストで小形化が可
能で、しかも広い周波数帯域をカバ−できる狭帯域妨害
波除去装置を備えたスペクトル拡散通信装置を提供す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスペクトル拡散通信装置は、逆拡散器、ベ
ースバンド復調器、ローカル信号源を少なくとも含むス
ペクトル拡散通信装置において、逆拡散器の前段に、飽
和特性を示す周波数帯域で動作する静磁波フィルタと、
入力信号を前記静磁波フィルタの飽和レベルまで増幅す
る増幅器を設け、前記静磁波フィルタに印加する磁場の
強度を変化させて、前記静磁波フィルタの飽和特性を示
す周波数帯域を変化させることを特徴とする。
【0008】また、本発明のスペクトル拡散通信装置
は、前記静磁波フィルタに印加する磁場を電磁石で形成
し、前記電磁石に流れる電流を変えることによって磁場
の強度を変化させることを特徴とする。
【0009】また、本発明のスペクトル拡散通信装置
は、前記静磁波フィルタに印加する磁場を永久磁石で形
成し、前記永久磁石と前記静磁波フィルタとの距離を変
えることによって磁場の強度を変化させることを特徴と
する。
【0010】また、本発明のスペクトル拡散通信装置
は、信号拡散周波数帯域を複数使用し、使用する周波数
帯域に連動して、前記ローカル信号源と同期して前記静
磁波フィルタの周波数帯域を変化させることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のスペクトル拡散通信装置
の一実施例を図1に示す。図1において、スペクトル拡
散通信装置はアンテナ1、増幅器2、静磁波フィルタ
3、ミキサ4、逆拡散器5、ベースバンド復調器6、電
磁石7、ローカル信号源としてのVCO8、電流制御回
路9、周波数制御回路10で構成される。アンテナ1は
増幅器2と静磁波フィルタ3を介してミキサ4に接続さ
れる。またVCO8もミキサ4に接続され、ミキサ4の
出力は逆拡散器5、ベースバンド復調器6を介して出力
に接続されている。一方、周波数制御回路10の出力は
VCO8に接続されると共に、電流制御回路9を介して
電磁石7に接続されている。電磁石7は静磁波フィルタ
3に磁場を印加している。
【0012】次に動作を説明する。アンテナ1で受信し
たスペクトル拡散信号は、増幅器2で狭帯域妨害波も含
めて増幅され、静磁波フィルタ3に入力される。静磁波
フィルタ3に入力される信号の状態を図2に示す。図2
において、横軸は周波数、縦軸は信号のレベルを示す。
aはスペクトル拡散信号を、bは狭帯域妨害波を、cは
静磁波フィルタ3の飽和周波数帯域を示す。dは別の周
波数帯域を使用する場合のスペクトル拡散信号を示して
いる。静磁波フィルタ3は図2のcで示すように、入力
信号のレベルより少し高いレベルで飽和するように設定
されており、この飽和レベルより高いレベルの狭帯域妨
害波は、飽和レベル以上でカットされる。静磁波フィル
タ3から出力される信号の状態を図3に示す。図3にお
いて、eはスペクトル拡散信号を、fは狭帯域妨害波
を、gは静磁波フィルタ3の飽和周波数帯域を示し、狭
帯域妨害波が静磁波フィルタ3の飽和レベルでカットさ
れていることを示している。hは別の帯域を使用する場
合のスペクトル拡散信号を示している。静磁波フィルタ
3で狭帯域妨害波のレベルが低下した信号は、ミキサ4
でVCO8の信号と混合されて、その差の周波数が逆拡
散器5に入力され、逆拡散される。逆拡散された信号の
状態を図4に示す。図4において、iは逆拡散された信
号を、jは逆拡散された狭帯域妨害波を示している。逆
拡散によって、本来の信号が再生され、狭帯域妨害波は
レベルの低いノイズになる。逆拡散された信号は、ベー
スバンド復調器6で復調されて出力される。
【0013】この実施例において、スペクトル拡散信号
の使用周波数帯域が変った場合、周波数制御回路10は
VCO8の発振周波数を変えると同時に、電流制御回路
9を介して電磁石7に流れる電流の大きさを変える。こ
れによって電磁石7によって静磁波フィルタ3に印加さ
れている磁場の強度を変え、静磁波フィルタ3の飽和周
波数帯域を変えて、スペクトル拡散信号の使用周波数帯
域に合わせる。この状態を図5に示す。図5において、
kは静磁波フィルタの飽和周波数帯域を、lはスペクト
ル拡散信号を示している。このように、スペクトル拡散
信号の周波数帯域に合わせて静磁波フィルタの飽和周波
数帯域を動かしている。これによって、使用周波数帯域
が静磁波フィルタ単体の周波数帯域以上に変化しても、
1つの静磁波フィルタで、スペクトル拡散通信で使用さ
れるすべての周波数帯域での狭帯域妨害波の除去が可能
になる。
【0014】本発明のスペクトル拡散通信装置の別の実
施例を図6に示す。ここで、図1の実施例と同一部分に
は同一番号を付し、回路と動作の説明は省略する。図6
において、スペクトル拡散通信装置は電磁石7の代りに
永久磁石装置11を備え、静磁波フィルタ3に磁場を印
加している。永久磁石装置11は可動構造になってお
り、静磁波フィルタ3との距離を変えることができる。
また電流制御回路9の代りに位置制御回路12が周波数
制御回路10に接続されており、位置制御回路12から
は永久磁石装置11に接続されている。
【0015】この実施例において、スペクトル拡散信号
の使用周波数帯域が変わった場合、周波数制御回路10
は位置制御回路12を介して永久磁石装置11と静磁波
フィルタ3の距離を変える。これによって静磁波フィル
タ3に印加される磁場の強度を変え、静磁波フィルタ3
の飽和周波数帯域を変えて、スペクトル拡散信号の使用
周波数帯域に合わせることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明のスペクトル拡散通信装置によれ
ば、電磁石に流れる電流値あるいは永久磁石装置と静磁
波フィルタとの距離を変えることによって、静磁波フィ
ルタに印加される磁場の強度を変え、静磁波フィルタの
飽和周波数帯域を変えることができる。これによって静
磁波フィルタ単体の周波数帯域を超える広い周波数帯域
で、スペクトル拡散信号に含まれる狭帯域妨害波の除去
が可能になり、また装置の小形化が可能になる。
【0017】また、この動作をローカル信号周波数を供
給するVCOと連動することにより、通信に必要な周波
数帯域で狭帯域妨害波の除去が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスペクトル拡散通信装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例において、静磁波フィルタ3に入
力される、狭帯域妨害波を含んだスペクトル拡散信号の
周波数特性を示す図である。
【図3】図1の実施例において、静磁波フィルタ3から
出力される、狭帯域妨害波を含んだスペクトル拡散信号
の周波数特性を示す図である。
【図4】図1の実施例において、逆拡散された信号と狭
帯域妨害波の周波数特性を示す図である。
【図5】静磁波フィルタの飽和周波数帯域の周波数特性
の変化を示す図である。
【図6】本発明の別の実施例のスペクトル拡散通信装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】従来のスペクトル拡散通信装置の狭帯域妨害波
除去回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…増幅器 3…静磁波フィルタ 4…ミキサ 5…逆拡散器 6…ベースバンド復調器 7…電磁石 8…VCO 9…電流制御回路 10…周波数制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆拡散器、ベースバンド復調器、ローカ
    ル信号源を少なくとも含むスペクトル拡散通信装置にお
    いて、 前記逆拡散器の前段に、飽和特性を示す周波数帯域で動
    作する静磁波フィルタと、入力信号を前記静磁波フィル
    タの飽和レベルまで増幅する増幅器を設け、 前記静磁波フィルタに印加する磁場の強度を変化させ
    て、前記静磁波フィルタの飽和特性を示す周波数帯域を
    変化させることを特徴とするスペクトル拡散通信装置。
  2. 【請求項2】 前記静磁波フィルタに印加する磁場を電
    磁石で形成し、前記電磁石に流れる電流を変えることに
    よって磁場の強度を変化させることを特徴とする、請求
    項1に記載のスペクトル拡散通信装置。
  3. 【請求項3】 前記静磁波フィルタに印加する磁場を永
    久磁石で形成し、前記永久磁石と前記静磁波フィルタと
    の距離を変えることによって磁場の強度を変化させるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のスペクトル拡散通信
    装置。
  4. 【請求項4】 信号拡散周波数帯域を複数使用し、使用
    する周波数帯域に連動して、前記ローカル信号源と同期
    して前記静磁波フィルタの飽和領域の周波数帯域を変化
    させることを特徴とする、請求項2または3のいずれか
    に記載のスペクトル拡散通信装置。
JP8196245A 1996-07-25 1996-07-25 スペクトル拡散通信装置 Pending JPH1041853A (ja)

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