JPH104168A - 半導体装置用リードフレームの製造方法 - Google Patents

半導体装置用リードフレームの製造方法

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JPH104168A
JPH104168A JP15387496A JP15387496A JPH104168A JP H104168 A JPH104168 A JP H104168A JP 15387496 A JP15387496 A JP 15387496A JP 15387496 A JP15387496 A JP 15387496A JP H104168 A JPH104168 A JP H104168A
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JP
Japan
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lead
forming
die
lead frame
outer lead
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Application number
JP15387496A
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English (en)
Inventor
Katsunori Anzai
克則 安斉
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形ダイの金型部の幅がアウターリードの幅
より小さいため、成形パンチと成形ダイで押圧すると、
アウターリードの下面の両側に突出部が形成され、当初
の幅よりも拡大される。このため、基板等に実装する
際、スルーホール等に挿入し難くなったり、挿入できな
くなる場合がある。 【解決手段】 複数のインナーリードとアウターリード
を備えたリードフレームを打ち抜き金型で形成した後、
成形パンチ10と成形ダイ14を用い、アウターリード
の少なくとも1本(アウターリード6a)に半円状の膨
出面を成形加工により形成する。成形ダイ14は、アウ
ターリードの幅より大きい内径の半円状の凹面を有する
金型14aを備える。これにより、良品のリードフレー
ムを安定に供給することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタ等の
半導体装置に用いられるリードフレームの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はトランジスタ用リードフレームの
形状例を示す平面図である。リードフレームは、大別し
て半導体チップの搭載・放熱部1とリード部2から成
る。そして、搭載・放熱部1は半導体チップ(不図示)
を搭載するチップ搭載部1a及びシャーシ等に固定して
放熱を行うための放熱・固定部1bからなり、チップ搭
載部1aと放熱・固定部1bは1枚の銅等の熱伝導性に
優れる金属板上に一体に構成されている。また、放熱・
固定部1bの中央部には、シャーシや放熱器にビスを用
いて固定するためのネジ穴3が形成されている。
【0003】リード部2は、チップ搭載部1aに連結さ
れたインナーリード4a、このインナーリード4aに対
して連結バー5を介してインナーリード4aの両側に配
設されたインナーリード4b,4c、インナーリード4
a〜4cの各々に延長した形で形成されたアウターリー
ド6a,6b,6c、これらアウターリード6a〜6c
の端部を連結する連結バー7の各々を備えて構成されて
いる。このような形状のリードフレームは、打ち抜き金
型を用いて、プレス加工により作られる。
【0004】アウターリード6aには、図4(図3のA
−A断面図)に示す様に凹形断面の長溝8が形成されて
いる(ここでは1本のみについて図示しているが、アウ
ターリード6a,6b,6cの全てに設けてもよい)。
この長溝8を設けたことにより、完成した半導体装置を
基板に実装する際、ディップはんだの吸い上げが長溝8
を通して行われるようになり、リードと配線パターン
(或いは電極パッド)との接続が確実に行われる。な
お、長溝8は金型を用いて形成するため、長溝8の反対
側の面には膨出面9を設けることができる。この膨出面
9は、アウターリード6a,6b,6cを挿入する基板
のスルーホール内径が円形であるため、これに合致する
外形を有するようにし、挿入性の向上と必要な断面積の
確保を図っている。
【0005】ここで、膨出面9は、基板のスルーホール
に円滑に挿入できるようにするためには、図4に示すよ
うに、角形面に対して連続するように加工(即ち、突出
部が無い形状)されていることが望ましい。次に、上記
の構成によるリードフレームを用いた半導体装置の製造
手順について説明する。
【0006】まず、放熱・固定部1bに半導体チップを
搭載して位置決め固定し、この半導体チップの電極パッ
ドとインナーリード4a,4b,4cの各々の間をボン
ディングワイヤを用いて接続する。ついで、半導体チッ
プ及びボンディング部を覆うように樹脂モールドを設け
る。この後、連結バー5をインナーリード4a,4b,
4cの各々の幅に合わせて切断する。更に、アウターリ
ード6a,6b,6cの所定位置から切断して不要部分
(アウターリード6a〜6cの先端部及び連結バー7)
を除去し、アウターリード6a〜6cの長さを所定長に
する。
【0007】リードを図4のような形状に加工する場
合、図5に示すように、長溝8に合致した上型10aを
有する成形パンチ10、及び膨出面9を形成するための
下型11aを有する成形ダイ11を用いて行われる。下
型11aの幅は、図4に示したように、アウターリード
の幅W1 に等しくすることが望ましい。しかし、アウタ
ーリードの位置決めが難しいので、リード端部が成形ダ
イ11の平面部に載るように、狭い幅W2 に設定してい
る。
【0008】次に、成形加工の手順について説明する。
図6は成形過程におけるアウターリードの外形変化を示
す説明図であり、この図を参照して従来の成形加工を説
明する。まず、成形ダイ11上にアウターリード6aを
位置決めし、この状態ではアウターリード6aは図6の
(a)のように角柱状である。ついで、アウターリード
6a上に成形パンチ10を位置決めし、このまま成形パ
ンチ10と成形ダイ11を接近させれば、その過程で図
6の(b)のように上型10aによって或る深さの凹部
8aが形成される。この状態から更に成形パンチ10と
成形ダイ11を接近させれば、アウターリード6aは押
し潰され、図6の(c)のように凹部8aの形状が大き
くなると共に下型11aにより膨出面12が形成され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の半導体装置用リードフレームによれば、成形ダイ11
の下型11aの幅がアウターリードの幅より小さいた
め、成形パンチ10と成形ダイ11で押圧すると、アウ
ターリードの下面の両側には突出部13が形成され、当
初の幅W1 に対しW3 に拡大される。このため、基板等
に実装する際、スルーホール等に挿入し難くなったり、
挿入できなくなる場合がある。
【0010】そこで本発明は、成形加工を行っても、ア
ウターリードの初期の幅より膨出することのない半導体
装置用リードフレームの製造方法を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数のインナーリードとアウターリー
ドを備えたリードフレームを打ち抜き金型で形成し、前
記アウターリードに所定断面形状の溝を形成するための
金型を備えた成形パンチと前記アウターリードの幅より
大きい内径の半円状の凹面金型を備えた成形ダイを用い
て、前記アウターリードの少なくとも1本に半円状の膨
出面を成形加工するようにしている。
【0012】この方法によれば、成形パンチと成形ダイ
を用いてアウターリードの片面に長溝等を設けるに際
し、成形ダイの金型をアウターリードの幅より大きい内
径の半円形の凹面にすることで、アウターリードの両側
の下端部は成形ダイの金型によってリード中心方向に加
圧され、アウターリードの両側から膨出することがなく
なる。この結果、良品のリードフレームを安定に供給す
ることが可能になる。
【0013】前記成形パンチは、前記アウターリードに
所定断面形状の溝を形成するための金型を備えることが
できる。これによれば、成形ダイによる綺麗な膨出面の
形成と同時に、はんだ吸い上げ等の機能を有する溝を成
形パンチによって形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を基に説明する。図1は本発明による半導体装置
用リードフレームの製造方法の一工程におけるアウター
リードと成形パンチ及び成形ダイの各々を示す断面図で
ある。また、図2は成形過程におけるアウターリードの
外形変化を示す説明図である。なお、図1においては、
図3及び図5に示したと同一であるものには同一引用数
字を用いたので、以下においては重複する説明を省略す
る。
【0015】図1に示すように、本発明においては、成
形パンチ10は従来と同一構造のものを用いるが、本発
明に係る成形ダイ14はアウターリード6aの幅W1
りも大きい内径W4 を持った凹溝状の金型14a(凹面
金型)を有している。次に、以上のような構造の成形ダ
イ14を用いて本発明によるリードフレームを製造する
方法について説明する。
【0016】まず、図2の(a)に示すように、角形断
面を有する末加工のアウターリード6aを位置決めす
る。ついで、アウターリード6a上に成形パンチ10を
位置決めし、このまま成形パンチ10と成形ダイ11を
相対接近させる(ここでは、成形ダイ14を固定のま
ま、成形パンチ10を下降させるものとする)。成形パ
ンチ10が降下する過程で、図2の(b)のように上型
10aによって或る深さの凹部8aが形成され、同時に
成形ダイ14の金型14aの内面によって一部が成形さ
れ、アウターリード6aの両側の加担部に半円状断面の
加工部15aが形成される。この状態から、更に成形パ
ンチ10を降下させれば、その加圧力によってアウター
リード6aは押し潰され、図2の(c)のように凹部8
aは深くなり、半円状断面の加工部15aの面積が拡大
する。成形パンチ10を止めることなく更に降下させる
と、図2の(d)のように、両側の加工部15aは完全
に一体化され、1つの大きな凹面の膨出面15が形成さ
れる。また、凹部8aは所望の深さに達する。
【0017】このように、本発明によれば、成形加工を
行っても、アウターリードは初期の幅から膨出すること
がなく、基板等に実装しても全く問題を生じない。な
お、図1及び図3においては、長溝8が半円形の断面を
有するものとしたが、本発明はこの形状に限定されるも
のではなく、U字形、V字形、W字形等の溝であっても
よい。
【0018】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、成形パン
チとアウターリードの幅より大きい内径の半円状の凹面
金型を備えた成形ダイを用いて前記アウターリードの少
なくとも1本に半円状の膨出面を成形加工するようにし
たので、成形加工を行ってもてアウターリードの両側か
ら膨出することがなくなり、良品のリードフレームを安
定に供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置用リードフレームの製
造方法の一工程におけるアウターリードと成形パンチ及
び成形ダイの各々を示す断面図である。
【図2】本発明の製造方法における成形過程でのアウタ
ーリードの外形変化を示す説明図である。
【図3】トランジスタ用リードフレームの形状例を示す
平面図である。
【図4】アウターリードを成形加工した後の断面形状を
示す断面図である。
【図5】アウターリードリードを図4のように加工する
場合の治具構造及び配置を示す説明図である。
【図6】従来の製造方法における成形過程でのアウター
リードの外形変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 半導体チップの搭載・放熱部 2 リード部 4a,4b,4c インナーリード 6a,6b,6c アウターリード 8 長溝 10 成形パンチ 10a 上型 14 成形ダイ 15 膨出面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインナーリードとアウターリード
    を備えたリードフレームを打ち抜き金型で形成し、 成形パンチと前記アウターリードの幅より大きい内径の
    半円状の凹面金型を備えた成形ダイを用いて、前記アウ
    ターリードの少なくとも1本に半円状の膨出面を成形加
    工することを特徴とする半導体装置用リードフレームの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記成形パンチは、前記アウターリード
    に所定断面形状の溝を形成するための金型を備えること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置用リードフレー
    ムの製造方法。
JP15387496A 1996-06-14 1996-06-14 半導体装置用リードフレームの製造方法 Pending JPH104168A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150114697A1 (en) * 2013-10-29 2015-04-30 Kemet Electronics Corporation Ceramic Capacitors with Improved Lead Designs

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150114697A1 (en) * 2013-10-29 2015-04-30 Kemet Electronics Corporation Ceramic Capacitors with Improved Lead Designs
US10056320B2 (en) * 2013-10-29 2018-08-21 Kemet Electronics Corporation Ceramic capacitors with improved lead designs

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