JPH1041612A - プリント配線板のパタ−ン切断装置 - Google Patents

プリント配線板のパタ−ン切断装置

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JPH1041612A
JPH1041612A JP20658796A JP20658796A JPH1041612A JP H1041612 A JPH1041612 A JP H1041612A JP 20658796 A JP20658796 A JP 20658796A JP 20658796 A JP20658796 A JP 20658796A JP H1041612 A JPH1041612 A JP H1041612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
current
fused
resistance value
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP20658796A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yamamoto
繁 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
Priority to JP20658796A priority Critical patent/JPH1041612A/ja
Publication of JPH1041612A publication Critical patent/JPH1041612A/ja
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のプリント配線板のパターンの一部を修
正したりあるいは切断したりして新たな配線パターンを
作成するために,既存のパターンを切断するパターン切
断装置を提供すること。 【解決手段】 プリント配線板のパターン溶断部の両端
に電極を接続し,電流源から電極までの導電線の抵抗値
rとパターン溶断部の両端の抵抗値Rとが,R》rとな
るように導電線の抵抗値rを定め,パターン溶断部に給
電された設定電流とこの設定電流の流れる設定時間とに
より決まるジュール熱でパターン溶断部を切断するよう
にしたものである。 【効果】 従来のようにナイフによりパターンが損傷さ
れることもなく,又,内層のパターンまで切断すること
もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,既存のプリント
配線板のパターンの一部を修正したりあるいは切断した
りして新たな配線パターンを作成するために,既存のパ
ターンを切断するパターン切断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来,電子機器製品に使用されるプリン
ト配線板は,高密度,高多層化がなされており,そのた
め,プリント配線板は高価なものとなっている。そこ
で,ある機能を有するプリント配線板の一部を修正する
だけで,他の機能を有するプリント配線板に変更するこ
とが可能な場合,あらたにプリント配線板にパターンを
設計することなく,回路を構成するパターンの一部を切
断したり,あるいはジャンパー布線等で別の回路系と接
続したりする方法が一般的に行われている。
【0003】この際,最も安価な方法として,鋭利なナ
イフでパターンを形成している銅を切断してパターンの
回路構成を変更する方法が一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,プリン
ト配線板は,例えば,パターン巾0.124mm,パタ
ーン間隔0.13mmのように高密度化されており,
又,各層の間の絶縁板も8層板で0.1mmと非常に薄
い構造となっている。そのため,パターンをナイフで切
断すれば,誤って隣接するパターンを傷つけたり,又,
内層されている下層パターンまで切断するという問題が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は,パターン溶
断部を有するプリント配線板と,スタートスイッチと,
このスタートスイッチにより駆動され設定時間だけ一定
の設定電流を流す電流源と,パターン溶断部の両端に接
触してこのパターン溶断部に設定電流を給電するための
電極と,電流源と電極とに接続する導電線とを備え,プ
リント配線板のパターン溶断部の両端に電極を接続し,
電流源から電極までの導電線の抵抗値rとパターン溶断
部の両端の抵抗値Rとが,R》rとなるように導電線の
抵抗値rを定め,パターン溶断部に給電された設定電流
とこの設定電流の流れる設定時間とにより決まるジュー
ル熱でパターン溶断部を切断するようにしたものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を,図1〜図3
に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を
示す模試図,図2,図3はパターンを切断する時の電極
位置を示す説明図である。
【0007】図1において,1は高密度,高多層に形成
されているプリント配線板で,図2に示すように,表面
には,例えば,銅等の導電部材で形成されたパターン2
が高密度に形成されており,この表面のパターン2の下
層には,絶縁層3とパターン4とが多層に形成されてい
る。表面に形成されているパターン2の一部が,パター
ン溶断部2aとなっている。このパターン溶断部2aの
抵抗値Rが算出される。
【0008】5,6は電極で,クロム銅,モリブデン等
で形成されており,両電極5,6間は,パターン溶断部
2aの両端に接触するもので,その間隔はパターン溶断
部2aの長さに対応するように調整される。7は電流
源,8はスタートスイッチで,電流源7はスタートスイ
ッチ8により駆動されるとともに,このスタートスイッ
チ8のオン・オフで決まる設定時間だけパルス状の一定
の電流が電極5,6に給電されるように構成されてい
る。
【0009】この際,電極5,6に給電される電流(以
下,設定電流Iと記す)と,この設定電流Iが流れる時
間(以下,設定時間tと記す)とを任意に設定すること
が出来る。この実施例の場合には,パラレルギャップ溶
接法で使用される小型精密静電蓄電式直流溶接機や同期
式交流溶接機を使用して,2本の電極5,6間にパルス
状の電流を瞬間的に流している。
【0010】なお,この実施例では,瞬間的に大電流を
流すため,スタートスイッチ8は電流源7に直接接続し
て,この電流源7を直接オン・オフするように構成され
ているが,大電流をオン・オフ可能なスイッチを電流源
7と電極5,6との間に接続して,電流源7から電極
5,6へ流れる電流を直接オン・オフするように構成し
ても同様な効果が得られる。
【0011】9,10は電流源7から電極5,6迄を接
続している導電線で,その抵抗値rが算出される。そし
て,この抵抗値rは,パターン溶断部2aの両端の抵抗
値Rより充分小さくなるように,即ち,R》rとなるよ
うに,導電線9,10の太さは,パターン溶断部2aの
断面積より大きな太い導電線が用いられている。この実
施例の場合には,導電線9,10としては銅線が用いら
れている。
【0012】図3は,プリント配線板1のパターンの密
度が高く,電極5,6の接触面5a,6aがパターン溶
断部2aに隣接する他のパターン11,12に接触する
場合の電極5,6の接触方法を示しており,一方の電極
5は,パターン溶断部2aと隣接する一方のパターン1
1とに接触するように配置し,他方の電極6は,パター
ン溶断部2aと隣接する他方のパターン12とに接触す
るように配置される。
【0013】次に,作用動作について説明する。図1に
示すように,パターン溶断部2aの両端に電極5,6を
接触した後,スタートスイッチ8をオンすると,電流源
7からの設定電流Iが,電流源7→導電線9→電極5→
パターン溶断部2a→電極6→導電線10→電流源7へ
と設定時間tだけ流れる。
【0014】この際,パターン溶断部2aの抵抗値はR
であるから,パタ−ン溶断部2aに設定電流Iが流れた
時に,この部分で発生するジュール熱Qは,Q=I2
tとなり,導電線9,10で発生するジュール熱qは,
q=I2 rtとなる。ここで,R》rであるから,パタ
ーン溶断部2aで発生するジュール熱Qが,このパター
ン溶断部2aを形成している銅パターンの融点(108
3℃)を越えた瞬間にパターン溶断部2aは溶けて切断
される。
【0015】発明者の実験では,電極5,6は,クロム
銅で形成されており,その接触面5a,6aの面積は,
片側が0.7×1.1mmのものが使用された。この時
の電極5,6の断面積は,0.77mm2 である。そし
て,パターン溶断部2aのパターン巾0.1〜0.5m
m,パターン厚さ0.018mmの銅パターンの場合,
その断面積は,0.0018〜0.009mm2 であ
る。
【0016】この時のパターン溶断部2aの電流密度
は,導電線9,10部分よりはるかに大である。従っ
て,パターン溶断部2aは,電流I=200A,設定時
間t=5msで瞬時に溶断された。そして,パターン溶
断部2aには,設定時間tは5msと瞬間的な加熱のた
め,他のパターン2部分への熱影響は全く発生すること
はない。
【0017】なお,パターン溶断部2aには,パターン
を構成する導電部材を溶断するのに必要な最小限のジュ
ール熱Qとなるように設定電流I及び設定時間tを実験
的に決定しておくと便利である。
【0018】
【発明の効果】この発明は,パターン溶断部を有するプ
リント配線板と,スタートスイッチと,このスタートス
イッチにより駆動され設定時間だけ一定の設定電流を流
す電流源と,パターン溶断部の両端に接触してこのパタ
ーン溶断部に設定電流を給電するための電極と,電流源
と電極とに接続する導電線とを備え,プリント配線板の
パターン溶断部の両端に電極を接続し,電流源から電極
までの導電線の抵抗値rとパターン溶断部の両端の抵抗
値Rとが,R》rとなるように導電線の抵抗値rを定
め,パターン溶断部に給電された設定電流とこの設定電
流の流れる設定時間とにより決まるジュール熱でパター
ン溶断部を切断するようにしたので,従来のようにナイ
フによりパターンが損傷されることもなく,又,内層の
パターンまで切断することもない。
【0019】その上,パターン溶断部のパターン巾,厚
みおよび内層されている絶縁板の厚み等により,パター
ン溶断部に流す設定電流および設定時間を自由に設定で
きるから,各種のパターンの切断に適用することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す模試図である。
【図2】この発明の実施例を示す説明図である。
【図3】この発明の実施例を示すもので,高密度パター
ンの場合の説明図である。
【符号の説明】
1 プリント配線板 2a パターン溶断部 5,6 電極 5a,6a 電極5,6の接触面 7 電流源 9,10 導電線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターン溶断部を有するプリント配線板
    と,スタートスイッチと,このスタートスイッチにより
    駆動され設定時間だけ一定の設定電流を流す電流源と,
    前記パターン溶断部の両端に接触してこのパターン溶断
    部に前記設定電流を給電するための電極と,前記電流源
    と前記電極とに接続する導電線とを備え,前記プリント
    配線板の前記パターン溶断部の両端に前記電極を接続
    し,前記電流源から前記電極までの前記導電線の抵抗値
    rと前記パターン溶断部の両端の抵抗値Rとが,R》r
    となるように前記導電線の抵抗値rを定め,前記パター
    ン溶断部に給電された前記設定電流とこの前記設定電流
    の流れる前記設定時間とにより決まるジュール熱で前記
    パターン溶断部を切断することを特徴とするプリント配
    線板のパターン切断装置。
JP20658796A 1996-07-17 1996-07-17 プリント配線板のパタ−ン切断装置 Pending JPH1041612A (ja)

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JP20658796A JPH1041612A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 プリント配線板のパタ−ン切断装置

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JPH1041612A true JPH1041612A (ja) 1998-02-13

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JP20658796A Pending JPH1041612A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 プリント配線板のパタ−ン切断装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021190401A (ja) * 2020-06-04 2021-12-13 トヨタ自動車株式会社 電気加熱式触媒装置の製造方法、電気加熱式触媒装置の電極用金属薄板、及び電気加熱式触媒装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021190401A (ja) * 2020-06-04 2021-12-13 トヨタ自動車株式会社 電気加熱式触媒装置の製造方法、電気加熱式触媒装置の電極用金属薄板、及び電気加熱式触媒装置

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