JPH1041170A - 電気自動車用充電装置 - Google Patents

電気自動車用充電装置

Info

Publication number
JPH1041170A
JPH1041170A JP8196710A JP19671096A JPH1041170A JP H1041170 A JPH1041170 A JP H1041170A JP 8196710 A JP8196710 A JP 8196710A JP 19671096 A JP19671096 A JP 19671096A JP H1041170 A JPH1041170 A JP H1041170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side connector
charging
vehicle
switching member
plunger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8196710A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Watanabe
邦彦 渡辺
Shiyuuji Arisaka
秋司 有坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP8196710A priority Critical patent/JPH1041170A/ja
Publication of JPH1041170A publication Critical patent/JPH1041170A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタが半嵌合の状態で充電が開始される
のを確実に防止する。 【解決手段】 電源側コネクタ20が正規嵌合される
と、押動部15が可動ストッパ30をプランジャ28の
真下から横にずらすとともにプランジャ28の真下に離
脱規制孔18が位置する。この状態で充電開始操作によ
りソレノイド27を励磁すると、プランジャ28が離脱
規制孔18に嵌入しつつON位置へ下動し、充電制御用
接点Gが閉じることによって充電が行われる。半嵌合の
ときには、プランジャ28が可動ストッパ30に突き当
たってON位置への下動を阻止され、充電制御用接点G
が開いたままとなる。よって、半嵌合状態において充電
が行われるのを確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車用充電
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車用充電装置としては、充電用
電源に接続した電源側コネクタと、車体に設けられて車
載バッテリに接続された車両側コネクタとを設け、双方
のコネクタが接続状態となったところで充電スイッチを
ON操作すると、充電回路が閉成して充電が可能な状態
となるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような充電装置に
おいては、双方のコネクタが正規の接続状態とならない
うちに充電が開始されることを防止するために、充電回
路に制御スイッチを設け、コネクタが半嵌合の状態では
その制御スイッチが閉じないようにするための手段が必
要とされる。本願発明は、上記事情に鑑みて創案された
ものであり、コネクタが半嵌合の状態で充電が行われる
のを確実に防止する手段を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電気
自動車の車体に設けられ車載バッテリに接続された車両
側コネクタと、充電用電源に接続され前記車両側コネク
タとの嵌合を可能とされた電源側コネクタと、前記充電
用電源から前記車載バッテリへの充電を行うための充電
回路に設けられ、閉成されたときにのみ充電を可能にす
る充電制御用接点と、前記充電制御用接点を開くOFF
位置からこの充電制御用接点を閉じるON位置へ移動可
能なスイッチング部材と、前記車両側コネクタと前記電
源側コネクタが半嵌合の状態では前記スイッチング部材
と係合することによりそのスイッチング部材の前記ON
位置への移動を阻止し、前記車両側コネクタと前記電源
側コネクタが正規嵌合に至ると前記スイッチング部材か
ら解離してそのスイッチング部材の前記ON位置への移
動を許容するロック手段とを備えているところに特徴を
有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、スイッチング部材が電源側コネクタに設けられ、ロ
ック手段が、前記電源側コネクタに設けられていて常に
は前記スイッチング部材が突き当てられることによりそ
のスイッチング部材のON位置への移動を阻止可能なロ
ック位置に保持され且つ前記スイッチング部材の前記O
N位置への移動を許容するロック解除位置への変位を可
能とされている可動ストッパと、車両側コネクタに設け
られ前記電源側コネクタと前記車両側コネクタが正規嵌
合されるのにともなって前記可動ストッパを前記ロック
解除位置へ押し動かす押動手段とを備えて構成されてい
るところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、車両側コネクタには、ON位置に移動したスイッチ
ング部材が係止することにより電源側コネクタが前記車
両側コネクタから離脱する方向へ移動するのを規制する
離脱規制部が設けられているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、電
源側コネクタが正規嵌合されると、ロック手段がスイッ
チング部材から解離してそのON位置への移動が許容さ
れる状態となるから、充電制御用接点が閉じて充電が行
えるようになる。電源側コネクタが半嵌合の状態では、
スイッチング部材がロック手段に係合してON位置への
移動を阻止されるため、充電制御用接点が閉じることが
ない。したがって、コネクタが半嵌合の状態で充電が行
われるのを確実に防止することができる。
【0008】請求項2の発明においては、電源側コネク
タが半嵌合の状態では、可動ストッパは押動手段で押さ
れずにロック位置にあるから、スイッチング部材がON
位置へ移動しようとしても可動ストッパに突き当たって
移動を阻止され、充電を行うことはできない。電源側コ
ネクタが正規嵌合されると、押動手段が可動ストッパを
ロック解除位置へ移動させるため、スイッチング部材が
ON位置へ移動可能となり、充電を行うことができる。
【0009】請求項3の発明においては、電源側コネク
タが正規嵌合されてスイッチング部材がON位置に移動
すると、スイッチング部材が離脱規制部に係止し、この
スイッチング部材の離脱規制部への係止作用によって電
源側コネクタの車両側コネクタからの離脱が阻止され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態の電気自
動車用充電装置は、電気自動車のボディ(本発明の構成
要件である車体)に設けられ、車載バッテリ(図示せ
ず)に接続された車両側コネクタ10と、電気自動車と
は別に設けた充電用電源(図示せず)に接続された電源
側コネクタ20とを備えて構成される。
【0011】電気自動車のボディ1にはその側面を凹ま
せることによって接続用凹部2が設けられ、この接続用
凹部2を構成する隔壁板は車両側コネクタ10のコネク
タハウジング11となっている。車両側コネクタ10
は、「E字形」をなすコア12とこのコア12に巻回し
た二次コイル13とを備えて構成され、コア12は二次
コイル13を下面側に露出させた姿勢でコネクタハウジ
ング11の上面板に固定されている。コネクタハウジン
グ11内におけるコア12及び二次コイル13の下方に
は、電源側コネクタ20を収容するための嵌合空間14
が空いている。
【0012】コネクタハウジング11の下面板における
開口縁は、後述する電源側コネクタ20の可動ストッパ
30を押し動かすための押動部(本発明の構成要件であ
る押動手段)15となっている。尚、この押動部15と
可動ストッパ30は本発明のロック手段を構成する。ま
た、下面板には可動ストッパ30との干渉を回避するた
めの逃がし凹部16が形成されており(図3を参照)、
この逃がし凹部16に可動ストッパ30が入り込むよう
になっている。
【0013】さらに、押動部15における逃がし凹部1
6側の端部にはテーパ状切欠部17が形成されている。
このテーパ状切欠部17を形成したことにより、押動部
15が可動ストッパ30をロック解除方向へ押動する過
程において電源側コネクタ20のプランジャ28の真下
では押動部15と可動ストッパ30とが大きく離間する
ことがないようになる。即ち、プランジャ28の真下に
は、車両側コネクタ10のコネクタハウジング11の下
面板と可動ストッパ30のいずれかが必ず対応するよう
になる(図5を参照)。
【0014】また、コネクタハウジング11の下面板に
おける押動部15に近い位置には、電源側コネクタ20
が正規位置まで差し込まれた状態でそのプランジャ28
の嵌入を可能とする離脱規制孔18(本発明の構成要件
である離脱規制部)が形成されている。この離脱規制孔
18の内径はプランジャ28の外径よりも僅かに大きい
寸法となっている。一方の電源側コネクタ20は、後部
がグリップ22となったコネクタハウジング21と、こ
のコネクタハウジング21の先端部に設けた「E字形」
のコア23と、このコア23に巻回した一次コイル24
とを備えて構成され、一次コイル24がコネクタハウジ
ング21の上面側に露出した状態となっている。
【0015】かかる電源側コネクタ20を上記車両側コ
ネクタ10のコネクタハウジング11内の正規位置まで
差し込むと、双方のコネクタ10、20のコア12、2
3同士及び一次コイル24と二次コイル13とが対応す
る状態となる。この状態で後述する充電回路Aに充電用
の電流が流れて一次コイル24が励磁されると、双方の
コイル13、24を通る磁気回路が形成され、二次コイ
ル13に電磁誘導電流が発生して車載バッテリに充電さ
れるようになっている。
【0016】さらに、車両側コネクタ10及び電源側コ
ネクタ20には、その電源側コネクタ20が正規接続位
置まで収容されていない状態で充電が行われることを防
止するための手段が設けられている。以下、その構成に
ついて説明する。電源側コネクタ20のコネクタハウジ
ング21には、可動接点25によって開閉される充電制
御用接点Gが設けられている。この充電制御用接点Gは
後述する充電回路Aに接続され、詳しくは後述するが、
充電制御用接点Gが開いているあいだは充電回路Aに充
電用の電流が流れないために一次コイル24が励磁され
ず、充電制御用接点Gが可動接点25によって閉じられ
ると充電回路Aに充電用電流が流れて一次コイル24が
励磁されるようになっている。即ち、充電制御用接点G
が閉じられない限り、充電を行うことができないように
なっている。
【0017】可動接点25は、コネクタハウジング11
に設けた電磁石26によって開閉駆動される。電磁石2
6は、筒状のソレノイド27と、このソレノイド27を
囲む固定鉄心(図示せず)と、ソレノイド27内を上下
動可能に貫通するプランジャ(本発明の構成要件である
スイッチング部材)28とからなり、可動接点25はプ
ランジャ28の上端に一体に上下動するように固着され
ている。プランジャ28は、圧縮コイルバネなどの付勢
部材(図示せず)によって上方へ付勢されているが、ソ
レノイド27が励磁されるとプランジャ28が固定鉄心
との間の磁気吸引力により付勢に抗して下方へ移動する
ようになっている。したがって、常には、プランジャ2
8は上方のOFF位置に保持され、可動接点25が充電
制御用接点Gから上方へ離間してその充電制御用接点G
が開いた状態に保持されている。また、ソレノイド27
が励磁されるとプランジャ28が下方のON位置へ移動
し、可動接点25が充電制御用接点Gに当接してその充
電制御用接点Gが閉じるようになっている。
【0018】コネクタハウジング21の底板部に形成し
た切欠部29には、板状をなす可動ストッパ30が、上
下方向の回転軸32により水平面に沿った回動を可能に
支持されている。可動ストッパ30は、引張りコイルバ
ネ33によって図3及び図4(上面側から視た図)にお
ける時計回り方向に付勢されており、常には図2に示す
ように切欠部29の開口縁29aに当接して横向き姿勢
となったロック位置に保持されている。この状態では、
図4に示すように可動ストッパ30がプランジャ28の
真下に位置している。また、可動ストッパ30は、引張
りコイルバネ33の付勢に抗して反時計回り方向(ロッ
ク解除方向)へ回動し得るようになっており、この状態
では図4に示すように可動ストッパ30がプランジャ2
8に対して横へずれるようになる。
【0019】可動ストッパ30には、そのロック位置に
ある状態において車両側コネクタ10と対向する側縁か
ら下向きに突出する受け部31が形成されている。この
受け部31はコネクタハウジング11の下面よりも突出
しており、両コネクタ10、20の接続動作に伴って上
記車両側コネクタ10の押動部15が受け部31を押す
ことにより、可動ストッパ30がロック位置からロック
解除方向へ変位させられるようになっている。尚、押動
部15が受け部31を押す際には、押動部15の上面は
可動ストッパ30の上面よりも低くなるように設定され
ている。
【0020】次に、充電回路Aについて図6を参照して
説明する。充電回路Aは、充電用電源(図示せず)から
一次コイル24への電力供給を行う一次回路Bと、二次
コイル13に生じた電磁誘導電流を車載バッテリ(図示
せず)へ供給するための二次回路(図示せず)と、制御
回路Cと、操作回路Dとから構成される。一次回路Bに
は、充電用電源、充電動作用接点Xa、充電監視装置M
及び一次コイル24が直列接続されている。制御回路C
には、操作用電源(図示せず)、主電源用スイッチF、
上記充電動作用接点Xaをリレーにより閉じるための電
磁コイルX、及び、上記電磁石26に設けた可動接点2
5によって開閉される充電制御用接点Gが直列接続され
ている。操作回路Dには、上記制御回路Cと共通の操作
用電源、充電監視装置Mからの信号により開かれる充電
停止用接点Mb、自己保持動作用接点Ya、電磁石26
のソレノイド27、自己保持動作用接点Yaをリレーに
より閉じるための電磁コイルYが直列接続され、さら
に、電源側コネクタ20に設けたトリガ35の引き操作
によって閉じられる充電開始操作スイッチHが自己保持
動作用接点Yaと並列に接続されている。
【0021】かかる充電回路Aにおいて、主電源用スイ
ッチFを閉じると共にトリガ35の引き操作により充電
開始用スイッチHを閉じると、電磁コイルYが励磁され
て自己保持動作用接点Yaが閉じる。これと同時に、ソ
レノイド27が励磁されてプランジャ28がOFF位置
からON位置へ下動し、プランジャ28と一体下動した
可動接点25が充電制御用接点Gに接触してこれが閉じ
る。すると、電磁コイルXが励磁されて充電動作用接点
Xaが閉じることにより一次回路Bが閉成され、充電用
電源から一次コイル24へ電力供給されて、車載バッテ
リへの充電が行われる。
【0022】充電の状態は充電監視装置Mによってモニ
ターされ、充電が完了すると充電監視装置Mからの信号
により充電停止用接点Mbが開いてソレノイド27の励
磁が解除されるため、プランジャ28が付勢部材によっ
てON位置からOFF位置へ上動し、充電制御用接点G
が開かれる。すると、電磁コイルXの励磁が解除される
から、充電動作用接点Xaが開かれ、充電用電源から一
次コイル24への電力供給が行われなくなり、もって充
電動作が完了する。
【0023】上述した充電開始操作において、電磁石2
6が励磁されたときにプランジャ28のON位置への下
動が規制されている場合には、充電制御用接点Gが開い
たままになるため、電磁コイルXは励磁されず、したが
って充電動作用接点Xaも開いたままとなる。したがっ
てこの場合には、主電源用スイッチFと充電開始用スイ
ッチHを閉じても、充電は行われない。即ち、充電が行
われるためには、プランジャ28がOFF位置からON
位置へ下動しなければないない。
【0024】次に、本実施形態の作用について説明す
る。充電を行う場合には、電源側コネクタ20を車両側
コネクタ10のコネクタハウジング11内に差し込む。
このときに、電源側コネクタ20が正規の嵌合位置まで
差し込まれていれば、図3に示すように、可動ストッパ
30が押動部15で押されることにより回転軸32を中
心に回動してプランジャ28の真下から横にずれたロッ
ク解除位置に移動するとともに、車両側コネクタ10の
離脱規制孔18がプランジャ28の真下に位置するよう
になる。この状態で、主電源用スイッチFを閉じると共
にトリガ35を引いて充電開始用スイッチHを閉じる
と、ソレノイド27が励磁され、OFF位置にあるプラ
ンジャ28がON位置へ下動して図1に示すように離脱
規制孔18に嵌入されるとともに、プランジャ28と一
体下動した可動接点25が充電制御用接点Gを閉じる。
これにより、電磁コイルXが励磁されて充電動作用接点
Xaが閉じるから、充電用電源から一次コイル24への
電力供給が行われ、二次コイル13に電磁誘導電流が生
じて車載バッテリへの充電が行われる。
【0025】これに対し、電源側コネクタ20の差し込
みが不十分で半嵌合状態となっている場合には、図4に
示すようにプランジャ28の真下に可動ストッパ30が
位置しているため、主電源用スイッチFと充電開始用ス
イッチHを閉じ操作してプランジャ28を下動させよう
としても、プランジャ28の下端が可動ストッパ30の
上面に突き当たることになる。そのため、プランジャ2
8はON位置へ下動することはできず、充電制御用接点
Gは開いたままとなる。よって、充電動作用接点Xaも
開いたままとなり、充電は行われない。
【0026】尚、半嵌合状態において、電源側コネクタ
20の差し込みが図4に示す状態よりも深い場合には、
可動ストッパ30がプランジャ28の真下から横にず
れ、車両側コネクタ10のコネクタハウジング11の下
面板がプランジャ28の真下に位置するようになる。し
かしこの場合でも、そのコネクタハウジング11の上面
にプランジャ28が突き当たることによってON位置へ
の下動は阻止されるから、充電が行われることはない。
【0027】上述のように本実施形態では、正規嵌合状
態において充電を行うための手段としてソレノイド27
を励磁する電気的手段と可動ストッパ30をロック解除
位置へ移動させる機械的手段の両方を用いている。ま
た、半嵌合状態において充電が行われるのを防止する手
段としては、可動ストッパ30をロック位置へ移動させ
てプランジャ28のON位置への移動を阻止するという
機械的な手段を用いており、これによって、コネクタが
半嵌合の状態で充電が行われるのを確実に防止すること
ができる。
【0028】また、本実施形態では、双方のコネクタ1
0、20が正規嵌合して充電が行われている状態では、
電源側コネクタ20のプランジャ28が車両側コネクタ
10の離脱規制孔18に嵌合することによって電源側コ
ネクタ20が離脱方向へ移動することを規制されるた
め、別に離脱防止手段を設けなくても充電中における電
源側コネクタ20の外れを防止することができる。さら
に、本実施形態では、押動部15が可動ストッパ30を
押すときに押動部15の高さが可動ストッパ30の上面
よりも低くなっているから、押動部15がプランジャ2
8の下端部に対して横から引っ掛かる虞はない。
【0029】又、本実施形態では、押動部15の一部を
テーパ状切欠部17としているから、可動ストッパ30
が押動部15に押されて斜め姿勢になったときでも、プ
ランジャ28の真下では押動部15と可動ストッパ30
が大きく離間することがなく、プランジャ28の下方に
は、車両側コネクタ10のコネクタハウジング11の下
面板と可動ストッパ30のいずれかが必ず対応し、そこ
にプランジャ28が突き当てられるようになっている。
したがって、双方のコネクタ10、20が半嵌合である
にも拘わらずプランジャ28がON位置へ下動して充電
されることが確実に防止されている。
【0030】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図7及び図8を参照して説明する。本実施
形態は、上記実施形態1においてロック手段の構成を異
ならせたものである。その他の構成については上記実施
形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符
号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本実
施形態のロック手段は、車両側コネクタ10に設けた押
動部15と電源側コネクタ20に設けた可動ストッパ4
0とからなる。押動部15は、上記実施形態1と同様に
車両側コネクタ10のコネクタハウジング11の下面板
の一部を構成しており、電源側コネクタ20の嵌合動作
に伴って可動ストッパ40を押動するようになってい
る。可動ストッパ40は、図示しないガイドにより電源
側コネクタ20の嵌合方向に沿って平行移動し得るよう
にコネクタハウジング21に取り付けられ、常には図示
しないバネ部材の付勢力により図8に示すロック位置に
保持されている。可動ストッパ40には、車両側コネク
タ10と対向する側縁から下向きに突出する受け部41
が形成されているとともに、プランジャ28をON位置
へ下動させるための逃がし孔42が形成されている。
【0031】電源側コネクタ20を嵌合すると、その途
中で受け部41が押動部15に当たって可動ストッパ4
0が相対的に後方(図7及び図8の右方)へ押され、電
源側コネクタ20が正規嵌合位置に達すると可動ストッ
パ40がロック解除位置に移動する。この状態では、可
動ストッパ40の逃がし孔42がプランジャ28の真下
に位置するようになるから、主電源用スイッチFと充電
開始用スイッチHを閉じ操作すると、図7に示すよう
に、プランジャ28はその下端部を逃がし孔42に嵌入
させるようにしてON位置へ下動し、これによって充電
制御用接点Gが閉じられ、充電が行われる。しかし、電
源側コネクタ20が半嵌合状態のときには、可動ストッ
パ40がロック解除位置に達しないため逃がし孔42が
プランジャ28に対して横に外れて位置することにな
る。したがって、プランジャ28が下動しようとして
も、プランジャ28の下端が可動ストッパ40の上面に
突き当たり、プランジャ28はON位置へ下動すること
ができない。よって、充電制御用接点Gは開いたままと
なり、充電は行われない。
【0032】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態ではスイッチング部材としてプラン
ジャを用い、このプランジャを上方へ付勢すると共にソ
レノイドの励磁により下方へ移動させるようにしたが、
本発明によれば、スイッチング部材として単に自重によ
り下動し得るものを用い、このスイッチング部材を可動
ストッパの上面に突き当てることによりOFF位置に保
持しておき、正規嵌合に伴ってストッパがロック解除に
回動することによりスイッチング部材を自重により下動
させてON位置とするようにしてもよい。
【0033】(2)上記実施形態1では、下動してON
位置となったプランジャを嵌入させるための離脱規制孔
を車両側コネクタに形成し、この離脱規制孔とプランジ
ャとの係合によって電源側コネクタの離脱を防止する機
能が発揮されるようにしたが、本発明は、車両側コネク
タには単にプランジャの下動を許容するための大きな空
間が空くようにし、プランジャがON位置となった状態
でも電源側コネクタの離脱防止機能が発揮されない構成
も含む。このように構成とした場合には、離脱防止のた
めの機構を別に設けることが望ましい。
【0034】(3)上記実施形態では可動ストッパが水
平面に沿って回転移動または平行移動するようにした
が、本発明によれば、可動ストッパが水平軸を中心とし
て上下方向に回動したり上下方向に平行移動するように
してもよい。 (4)上記実施形態では充電制御用接点とスイッチング
部材(プランジャ)を電源側コネクタに設けるとともに
押動手段を車両側コネクタに設けたが、本発明によれ
ば、充電制御用接点とスイッチング部材を車両側コネク
タに設けるとともに押動手段を電源側コネクタに設ける
構成としてもよい。かかる構成においては、電源側コネ
クタが正規嵌合位置まで差し込まれると、その押動手段
が車両側コネクタの可動ストッパをロック解除位置へ押
し動かしてスイッチング部材のON位置への移動を可能
とし、コネクタが半嵌合状態では、可動ストッパが押動
手段で押動されずスイッチング部材のON位置への移動
が阻止されるため、充電が行われない。
【0035】(5)上記実施形態では電磁誘導作用を利
用することによりコネクタ同士が被接触の状態で充電を
行うインダクティブタイプの充電装置ついて説明した
が、本発明は、双方のコネクタに設けた雄端子金具と雌
端子金具とを直接接触させて充電を行うコンダクティブ
タイプの充電装置にも適用することができる。 (6)上記実施形態1では離脱規制部として離脱規制孔
を設けたが、本発明によれば、離脱規制部は、孔に限ら
ず、突起や凹部等としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてコネクタが正規嵌合された
状態をあらわす断面図
【図2】実施形態1においてコネクタが半嵌合の状態を
あらわす断面図
【図3】実施形態1においてコネクタが正規嵌合された
状態をあらわす部分平面図
【図4】実施形態1においてコネクタが半嵌合の状態を
あらわす部分平面図
【図5】実施形態1においてコネクタの半嵌合の状態を
あらわす部分平面図
【図6】実施形態1における充電回路図
【図7】実施形態2においてコネクタが正規嵌合された
状態をあらわす部分断面図
【図8】実施形態2においてコネクタが半嵌合の状態を
あらわす部分断面図
【符号の説明】
A…充電回路 G…充電制御用接点 1…ボディ(車体) 10…車両側コネクタ 15…押動部(押動手段) 18…離脱規制孔(離脱規制部) 20…電源側コネクタ 28…プランジャ(スイッチング部材) 30…可動ストッパ 40…可動ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/00 301 H02J 7/00 301D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車の車体に設けられ車載バッテ
    リに接続された車両側コネクタと、 充電用電源に接続され前記車両側コネクタとの嵌合を可
    能とされた電源側コネクタと、 前記充電用電源から前
    記車載バッテリへの充電を行うための充電回路に設けら
    れ、閉成されたときにのみ充電を可能にする充電制御用
    接点と、 前記充電制御用接点を開くOFF位置からこの充電制御
    用接点を閉じるON位置へ移動可能なスイッチング部材
    と、 前記車両側コネクタと前記電源側コネクタが半嵌合の状
    態では前記スイッチング部材と係合することによりその
    スイッチング部材の前記ON位置への移動を阻止し、前
    記車両側コネクタと前記電源側コネクタが正規嵌合に至
    ると前記スイッチング部材から解離してそのスイッチン
    グ部材の前記ON位置への移動を許容するロック手段と
    を備えていることを特徴とする電気自動車用充電装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング部材が電源側コネクタに設
    けられ、ロック手段が、前記電源側コネクタに設けられ
    ていて常には前記スイッチング部材が突き当てられるこ
    とによりそのスイッチング部材のON位置への移動を阻
    止可能なロック位置に保持され且つ前記スイッチング部
    材の前記ON位置への移動を許容するロック解除位置へ
    の変位を可能とされている可動ストッパと、車両側コネ
    クタに設けられ前記電源側コネクタと前記車両側コネク
    タが正規嵌合されるのにともなって前記可動ストッパを
    前記ロック解除位置へ押し動かす押動手段とを備えて構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の電気自動
    車用充電装置。
  3. 【請求項3】 車両側コネクタには、ON位置に移動し
    たスイッチング部材が係止することにより電源側コネク
    タが前記車両側コネクタから離脱する方向へ移動するの
    を規制する離脱規制部が設けられていることを特徴とす
    る請求項2記載の電気自動車用充電装置。
JP8196710A 1996-07-25 1996-07-25 電気自動車用充電装置 Pending JPH1041170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8196710A JPH1041170A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 電気自動車用充電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8196710A JPH1041170A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 電気自動車用充電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1041170A true JPH1041170A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16362308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8196710A Pending JPH1041170A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 電気自動車用充電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1041170A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128216A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Yazaki Corp 導通検査治具、該導通検査治具を備えた導通検査装置、及び導通検査方法
KR101093522B1 (ko) * 2011-05-12 2011-12-13 이성희 아파트 단지 내에 설치되는 승하강식 전기자동차 충전장치
JP2012243453A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Fujikura Ltd 給電コネクタ
JP6218994B1 (ja) * 2016-11-28 2017-10-25 三菱電機株式会社 充電システム
CN107351709A (zh) * 2017-07-17 2017-11-17 深圳荣行智能科技有限公司 一种新能源汽车设备
CN109617191A (zh) * 2019-01-16 2019-04-12 青岛鲁渝能源科技有限公司 基于无线供电的连接器组件、无线供电插座及供电插头

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128216A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Yazaki Corp 導通検査治具、該導通検査治具を備えた導通検査装置、及び導通検査方法
KR101093522B1 (ko) * 2011-05-12 2011-12-13 이성희 아파트 단지 내에 설치되는 승하강식 전기자동차 충전장치
JP2012243453A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Fujikura Ltd 給電コネクタ
JP6218994B1 (ja) * 2016-11-28 2017-10-25 三菱電機株式会社 充電システム
CN107351709A (zh) * 2017-07-17 2017-11-17 深圳荣行智能科技有限公司 一种新能源汽车设备
CN109617191A (zh) * 2019-01-16 2019-04-12 青岛鲁渝能源科技有限公司 基于无线供电的连接器组件、无线供电插座及供电插头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5627448A (en) Electric vehicle charging connector assembly
JP3316049B2 (ja) 電気自動車の充電装置
JP5922565B2 (ja) ロック装置
JP5486397B2 (ja) 給電プラグロック装置
US8517755B2 (en) Power plug locking device
CN106030926B (zh) 具有卡合部件的插拔连接器部件
EP2492134B1 (en) Power socket assembly for recharging the batteries of electric vehicles
US20110201223A1 (en) Lock structure for battery charging connector
JP2012054095A (ja) プラグロック構造
US9620897B2 (en) Electrical connector
US8651875B2 (en) Electromechanical pawl for controlling vehicle charge inlet access
JP2012199024A (ja) 給電プラグロック装置
TW201308784A (zh) 連接器保持元件以及使用該保持元件的充電裝置
JP2014204494A (ja) 充電プラグのロック装置
WO2013176139A1 (ja) コネクタ
JP6050680B2 (ja) コネクタ
JP2011239620A (ja) バッテリ充電用受電コネクタの給電プラグロック構造
JPH07111172A (ja) 電気自動車のチャージ用コネクタ
JP2012064504A (ja) 充電装置
CN113258378A (zh) 充电接口
JP2014120233A (ja) ロック装置
CN217444760U (zh) 直流充电枪及充电设备
JPH1041170A (ja) 電気自動車用充電装置
JP5385209B2 (ja) プラグロック構造
JP2000113934A (ja) 電気自動車充電用コネクタ装置