JP2014204494A - 充電プラグのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱時の操作性の良好な車両のプラグのロック装置を提供する。
【解決手段】車両1の側面部2に設けられたインレット3に、ケーブル25の先端に設けられたコネクタ部材5を係合により導通可能に接続して、充放電を行なう車両1のプラグ4のロック装置である。ECUは、車外に位置するトランスミッタ20に対して照合を行い、ロック機構6によってインレット3に対するコネクタ部材5を取外し不能とするロック状態または、係合を解除してインレット3からコネクタ部材5を取外し可能なアンロック状態とする認証制御を行う。押圧力検出センサ21は、コネクタ部材5とインレット3との間で行われる着脱の予備動作を検知する。検知がなされると、トランスミッタ20の照合結果に応じた認証制御を行ない、ロック機構6をロック状態からアンロック状態へ切換える。
【選択図】図1

Description

この発明は、蓄電装置を搭載する充電プラグのロック装置に関し、特に外部から充放電を行なうコネクタで、充電ケーブルを車体側から装脱着可能とする充電プラグのロック装置に関する。
近年、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車など、車両に設けられたインレットに充電ケーブルユニットを接続し、外部から車載の蓄電装置に充電したり、または外部へ向けて放電を可能とする車両が普及を開始している。
特開2012−181985号公報(特許文献1)に記載されたプラグのロック装置では、充電ケーブルユニットの先端に設けられた充電プラグをインレットに接続する際、車両側に形成されたフックと、充電プラグに設けられた係合部材とを係合させる。充電プラグは、係合部材による係合を解除可能とする操作部を有する。また、車両側のインレット近傍は、係合部材による係合を解除不能とするロック機構を設けている。
このロック機構は、ロック部材を含む。ロック部材は係合部材の解除方向への移動を阻止する位置まで突出し、充電中の係合部材による係合を維持する。ロック部材は、充電の完了で退避して係合部材の係合を解除する方向への移動を許容する。
特開2012−181985号公報
特開2012−181985号公報(特許文献1)に示されるプラグのロック装置は、充電完了などでロック部材によるロックが解除される。充電プラグは、操作部による係合解除操作により、インレットから取外し可能となる。このため、正規のユーザではない第三者による充電ケーブルユニットの盗難などの可能性を否定できない。
また、充電ケーブルユニットを取外す意思確認のため、ロック部材によるロック状態を解除させる操作を係合解除の操作を行なう前に完了していなければならない場合がある。たとえば、手動で充電プラグの取外し動作を行なうには、複数の異なる操作をユーザが行わなければ充電プラグを着脱できない。このため、従来のロック機構は、充電プラグの着脱を行なう際の操作性が良好であるとは言い難かった。
本発明の目的は、着脱時の操作性の良好な充電プラグのロック装置を提供することである。
この発明は、要約すると、車体に設けられたインレットに、充電充電ケーブルの先端に設けられたコネクタ部材を係合状態にロックさせるロック装置である。ロック機構は、車体側に設けられ、コネクタ部材をインレットから取外し不能とするロック状態と、コネクタ部材をインレットから取外し可能とするアンロック状態とに設定可能である。制御部は、インレットからコネクタ部材を取外し可能なアンロック状態とする認証制御を行なう。検知部は、コネクタ部材とインレットとの間で行われる着脱の予備動作を検知する。
制御部は、検知部による検知がなされると、被認証物の照合結果に応じた認証制御を行い、ロック機構をロック状態からアンロック状態へ切換える。
好ましくは、被認証物は、トランスミッタであり、制御部は、検知部で検知がなされると、リクエスト信号を車外に発信し、トランスミッタは、リクエスト信号に応じてIDコードに基づいて作成したコードデータを返信し、制御部は、返信されたコードデータのIDコードを照合した結果に基づいて、ロック機構をロック状態からアンロック状態へ切換える。
さらに好ましくは、ロック機構はロック部材を含み、検知部は、コネクタ部材の所定位置に設けられ、所定位置は、コネクタ部材がインレットに係合されている状態からの着脱の予備動作に伴ってコネクタ部材に接触して押圧力が加わる位置である。
さらに好ましくは、検知部は、所定位置に配置された押圧力検出センサまたは押圧スイッチである。
さらに好ましくは、車体のインレット側に形成された被係止部をさらに備え、コネクタ部材は、コネクタ部材がインレットに係合された状態で、被係止部に係止する係止爪部と、係止爪部の係止離反操作を行なう操作部とを含む。ロック機構は、係止爪部が被係止部に係止されている状態で、係止爪部の係止解除を阻止する位置に突出されるとともに、退避により係止爪部を被係止部から係止解除可能とするロックピン部材と、ロックピン部材を制御部からの指示で出入自在に駆動するピン駆動部とを含む。
さらに好ましくは、検知部は、ロックピン部材の所定位置に設けられ、所定位置は、コネクタ部材がインレットに係合している状態からの着脱の予備動作に伴って、係止爪部に接触して押圧力が加わる位置である。
さらに好ましくは、ロック機構は、コネクタ部材に凹設形成されたピン孔部に対し、挿抜可能な位置に設けられたロックピン部材を含み、検知部は、コネクタ部材が引抜かれる際に、ロックピン部材がピン孔部に当接する部分に設けられる。
さらに好ましくは、ロックピン部材の周面には、コネクタ部材に加えられた引抜き力を、ロックピン部材が引抜かれる方向への力に変換する傾斜部が形成されている。
さらに好ましくは、制御部は、検知部の検知信号を用いて、コネクタ部材がインレットに対し、不完全嵌合状態であることを検出可能とする。
さらに好ましくは、制御部の認証制御は、車体の他の開閉機構に設けられるドアロック機構と兼用されている。
本発明によれば、コネクタ部材とインレットとの間で行われる着脱の予備動作が検知部で検知されると、制御部は被認証物の照合結果に応じた認証制御を行ない、ロック機構をロック状態からアンロック状態へ切換える。
したがって、コネクタ部材をインレットから引抜く動作につながる一連の流れの中で、事前にアンロックが可能となり、ユーザは円滑にコネクタ部材を取外せて着脱時の操作性の良好な充電プラグのロック装置が提供される。
本発明の実施の形態1に係る充電プラグのロック装置の構成を示す斜視図である。 図1に示した充電プラグのロック装置における構成を説明し、プラグを装着した状態での図1中A−A線に沿った位置での断面を含むブロック図である。 図1に示した充電プラグのロック装置に用いられるコネクタユニットの全体構成を説明する側面図である。 実施の形態1の充電プラグのロック装置で、コネクタを取外す工程の順序に沿って説明するフローチャートである。 実施の形態1に係る充電プラグのロック装置で、操作部による取外し操作を行った様子を示す断面図である。 実施の形態1に係る充電プラグのロック装置で、操作部によって係合が解除された様子を示す断面図である。 実施の形態2の充電プラグのロック装置で、コネクタ部分の断面図である。 実施の形態3の充電プラグのロック装置で、コネクタ部分の断面図である。 実施の形態3の充電プラグのロック装置で、コネクタを取付ける工程の順序に沿って説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に係る車両100の構成を示すブロック図である。
図1を参照し、車両1は、ハイブリッド自動車であって、車体の側面部2に設けられた充電用開口部11には、開閉可能なリッド部材12が設けられている。この充電用開口部11の正面視略中央部には、略円筒形状のインレット3が突設形成されている。
インレット3には、コネクタ部材5が係合される。コネクタ部材5は、車外電源等の充電ケーブル25が接続されるプラグ4の先端に設けられて、インレット3に電気的に導通可能に接続され、車両1と車外電源との間で充放電が行なわれる。
インレット3の外周面の上側面部側には、被係止部7が形成されている。
また、コネクタ部材5は略円柱状に形成され、電気的な接続が行なわれる部分がインレット3の円筒部分に内嵌される。コネクタ部材5の外周面の上側には、係止爪部材28が回動軸17を中心として軸支されて揺動可能に設けられている。係止爪部材28の先端にはフック状の係止爪部8が一体に形成されていて、揺動に伴い係止爪部8をコネクタ軸芯の径方向へ近接離反させる。係止爪部材28は後で説明する図2のバネ部材18などの弾性部材により、係止爪部8が被係止部7に係合される方向へ向けて付勢されている。
また、係止爪部8は、コネクタ部材5がインレット3に係合された状態で、被係止部7に係合されるとともに、コネクタ部材5がインレット3に係合されていない状態では被係止部7に係合不能となるように寸法関係が設定されている。
コネクタ部材5は、着脱時に用いる操作部9を有している。操作部9は、コネクタ部材5の上面側に開口形成された操作開口部10に揺動自在に遊嵌されている。操作部9は、コネクタ部材5の内部で係止爪部8とは反対側に位置する他端上側面に当接されている。そして、操作部9の上下または前後方向の操作により、係合離反方向に係止爪部8を揺動させることができる。
インレット3にコネクタ部材5が係合された状態では、被係止部7に電気的に導通された接続状態となる。充電用開口部11のインレット3の近傍には、接続状態などを表示してユーザに報知するインジケータランプ16が設けられている。このインジケータランプ16は、車外に位置して被認証物に該当するトランスミッタ20(スマートキー)のワイヤレスリモコン機能のアンサーバックなどに用いられてもよい。
さらに、充電用開口部11には、プラグ4の取外しを不能とするロック機構6が車体側の側面部2内側に設けられている。
図2は、図1に示した車両1のプラグ4のロック装置における構成を説明するためのブロック図である。
ロック機構6は、ロックピン部材14と、ロックピン部材14を出入自在に駆動するピン駆動部15とを設けている。
ロックピン部材14は、丸棒形状で、軸延設方向を上下方向に沿わせてピン駆動部15内へ摺動自在で没入または突出する位置(図2の実線または二点鎖線で示す位置)に移動される。ピン駆動部15はリニアソレノイドなどで構成されていて下面側22から、駆動信号に応じてロックピン部材14を出入自在としている。
そして、ピン駆動部15は、車両1に設けられた制御部に該当するECU30に接続されている。ECU30には、アンテナ部31が接続されていて、車外に位置する被認証物に対して照合を行い、ロック機構6を認証制御する。
ECU30による認証制御の指示は、ロック機構6のロックピン部材14を、軸延設方向に沿わせて上下方向に移動させることにより実行される。たとえば、係止爪部8が被係止部7に係止されている状態で、係止爪部8に干渉し、係止解除が阻止されるように充電用開口部11の内面に形成されたピン開口11aの下方に突出する位置(図2の二点鎖線で示す位置)までロックピン部材14を移動させる。
ロックピン部材14の下端部24は、係止爪部8が形成されている位置の係止爪部材28の上面側13に当接し、停止される。これにより、係止爪部8の上方への揺動は阻止されて、係止爪部8が被係止部7に係止されている状態が保持される。これにより、ロック機構6は、インレット3に対するコネクタ部材5が取外し不能となるロック状態にすることができる。
また、ECU30による認証制御の指示により、ロックピン部材14を直線的に移動させて、アンロック状態とすることができる。ロックピン部材14は、ピン駆動部15の駆動により、上方へ移動して充電用開口部11の内面に形成されたピン開口11a内に没入する位置(図2の実線で示す位置)まで移動される。
ロックピン部材14の退避により係止爪部8が被係止部7から係止解除可能となる。
さらに、ロックピン部材14の下端部24には、係止爪部8の上面側13と対向する位置に、検知部に該当する押圧力検出センサ21が設けられている。検知部は、所定位置に設けられていれば、押圧スイッチなどにより構成されていてもよい。所定の位置とはコネクタ部材5がインレット3に係合されている状態からの着脱の予備動作に伴ってコネクタ部材5に接触して押圧力が加わる位置であり、予備動作に伴ってユーザが着脱の意思を一連の取外し動作の中で示したことを検知できれば、どの位置にどのようなセンサやスイッチなどを設けてもよい。
押圧力検出センサ21は、係止爪部8が被係止部7に係合されている状態で、ロック状態となると、係止爪部8の係合解除を阻止する位置にロックピン部材14の下端部24とともに突出される。このとき、押圧力検出センサ21は、係止爪部材28の上面側13に当接されていても、隙間を開けて停止していてもよい。
そして、着脱の予備動作である操作部9の押下げ動作に伴って係止爪部8が上方へ揺動し係止爪部8の上面側13が上昇すると、上面側13が押圧力検出センサ21に当接する。これにより、ロックピン部材14の下端部24がユーザによる操作部9への操作力で押圧される。上面側13から押圧力検出センサ21に加わる押圧力は電気的な信号に変換されて、ECU30へ送られる。
ECU30は、車外に位置するトランスミッタ20の照合により照合結果が正規のユーザのものであると認証されている場合、押圧力検出センサ21からの電気的な信号を受けて、ロック機構6に対してロック解除の指令信号を出力する認証制御を行なう。
このとき、ECU30は、インジケータランプ16にロック解除を報知させる報知点滅信号を出力するようにしてもよい。
ECU30は、認証による照合結果が正規のユーザのものであると認証されない場合、ロック機構6のロックピン部材14をそのまま移動させることなく、ロック状態が維持される。
ECU30による認証制御には、車両1の他のドアなどの開閉機構に用いられるドアロック機構と共通のスマート照合システムが用いられる。
すなわち、ECU30は、押圧力検出センサ21で、着脱の予備動作が検出されると、リクエスト信号をアンテナ部31から車外に発信する。トランスミッタ20は、リクエスト信号に応じてIDコードに基づいて作成したコードデータを返信する。ECU30は、返信されたコードデータのIDコードを照合した結果に基づいて、正規のユーザのものであるか否かを判定する。判定により認証されるとロック機構6をロック状態からアンロック状態へ切換える。
図示しないドアなどの開閉機構に設けられたトリガースイッチからリクエスト信号が発信された場合は、該当するドアロック機構をロック状態からアンロック状態へと切換える。このような一般的なドアロック機構と共通の認証システムを用いて照合が行われることにより、車室内への出入りと同様に、正規のユーザ以外の者は、コネクタ部材5をインレット3から取外すことができない。
ECU30には、充電器40および蓄電装置50が接続されている。コネクタ部材5の係合により、ロック状態が維持されていると、プラグ4に設けられたケーブル接続検知スイッチ回路60がON状態となる。ケーブル接続検知スイッチ回路60がON状態となると、ロック状態が完全であることが示される。このため、信号線70を介して、完全に電気的に接続された状態を示す接続信号(プロキシメトリディテクション信号)PISWがECU30に送信される。
ECU30は、接続信号PISWが入力すると、車外の電源から充電ケーブル25を介して車両1へ供給される電力を充電器40を介して蓄電装置50へ蓄電可能とする。
図3は、図1に示した車両1のプラグ4のロック装置に用いられるコネクタユニット80の全体構成を説明する側面図である。
図3を参照して、コネクタユニット80は、充電ケーブル25と、充電ケーブル25の先端に設けられたプラグ4と、CCID330と、充電ケーブル125の他端に設けられたプラグ82とを有している。このうち、プラグ82を車外に位置する図示省略の外部電源に接続することにより、外部電源から蓄電装置50へ充電可能に構成されている。また、蓄電装置50から外部電源へ放電可能に構成されていてもよい。
図4は、実施の形態1の車両1のプラグ4のロック装置で、コネクタ部材5を取外す工程の順序に沿って説明するフローチャートである。
充電中または充電終了後、車両1のインレット3に、プラグ4のコネクタ部材5が図2に示すように係合されている。
ステップS1では、正規のユーザがトランスミッタ20を携帯して、充電用開口部11に近づくと、トランスミッタ20がアンテナ部31の検知範囲内に入る。これによってインレット3に対してユーザが近接したことが検知される。検知信号はECU30によって判定される。インレット3へのトランスミッタ20の近接が検知された場合(ステップS1でYES)、次のステップS2へECU30は処理を進める。トランスミッタ20が検知されない場合(ステップS1でNO)と、ステップS7に進み、再度処理を繰り返す。
ステップS2に処理が進むと、スマート照合が開始されてステップS3に処理が進む。ステップS3に処理が進むと、コネクタ部材5を取外す前段階の予備動作が検知される。ここでは、プラグ4を握って、コネクタ部材5をインレット3から引抜く動作につながる一連の流れの中で、操作部9を押下げて係止爪部8による被係止部7への係合解除動作が予備動作として検知される。
予備動作が検知された場合は(ステップS3でYES)、ステップS4に処理が進み、予備動作が検知されない場合は(ステップS3でNO)、ステップS7に進み、再度処理を繰り返す。
ステップS4に処理が進むと、ECU30によりロック機構6がロック状態からアンロック状態とされるとともに、インジケータランプ16にアンサーバック点滅信号が出力されて、ユーザへの報知が行われてステップS5に処理が進められる。ユーザへの報知は、音声を用いてまたは音声とともに行なわれてもよい。
ステップS5に処理が進むと、コネクタ部材5がインレット3から取外されて、充電に用いられた充電ケーブル25の引抜き完了したか否かが判定される。ここでは、ECU30に入力されている接続信号PISWの検知により判定が行われる。
充電ケーブル25の抜きが完了している場合には(ステップS5でYES)、ステップS7に進み、再度処理を繰り返す。充電ケーブル25の抜きが完了していない場合には(ステップS5でNO)、ステップS6に進む。
ステップS6に処理が進むと、ロック機構6によりロック状態がアンロック状態になったのにもかかわらず、充電ケーブル25の引抜きが完了していないため、一定時間経過後、再度、ロック機構6によりロック状態に戻す制御がECU30によって行われる。
ロック機構6により、コネクタ部材5はインレット3に係合された状態で、ロック機構6のロックピン部材14によって再度、ロックされる。ECU30はステップS7に進め、再度処理を繰り返す。
図5は、実施の形態1に係る充電プラグのロック装置で、操作部による取外し操作を行った様子を示す断面図である。
図5を参照して、予備動作について説明すると、ユーザの操作力により操作部9が押下げられバネ部材18の付勢力に抗して回動軸17を回転中心とする係止爪部材28の揺動が開始される。
係止爪部8の上面側13は、この揺動に伴って上方に移動しようとするが、ロックピン部材14の下端部24に配置された押圧力検出センサ21に当接して移動が阻止される。ロックピン部材14は、動かないため、インレット3の被係止部7と係止爪部材28の係止爪部8との間の係止は解除されない。
押圧力検出センサ21には、係止爪部8の上面側13からの押圧力が加わり、電気的信号として、ECU30に押圧力を検知した信号が送信される。
ECU30では、押圧力検出センサ21から所定の検知信号が送られて来ると、取外しの予備動作が行われたと判定する。
図6は、実施の形態1に係る充電プラグのロック装置で、操作部9によって係合が解除された様子を示す断面図である。
図6を参照して、ECU30からはコネクタ部材5を取外し可能となるようにロック機構6に制御信号が送られる。この制御信号を受けてロック機構6のピン駆動部15はロックピン部材14を上方へ移動させて内部に収容する。これにより、係止爪部材28の上面側13に干渉するものが充電用開口部11内に存在しなくなる。
よって、係止爪部材28の回動軸17を回動中心とする回動に伴って係止爪部8は上昇して被係止部7との間の係止が解除される。
このため、ユーザは、プラグ4を持ったまま、コネクタ部材5をインレット3から容易に引抜いて取外すことができる。このように押圧力検出センサ21がロックピン部材14の下端部24に設けられているので、コネクタ部材5を取外す前段階の予備動作を確実に検知することができる。これにより、コネクタ部材5をインレット3から引抜く動作につながる一連の流れの中で、事前にロック機構6をアンロック状態に移行させることが可能となる。したがって、着脱時の操作性の良好な車両1のプラグ4のロック装置が提供される。
また、この実施の形態1のロック装置は、図示しない他のドアなどの開閉機構に設けられたドアロック機構に用いられ、トリガースイッチからリクエスト信号が発信された場合は、該当するドアロック機構をロック状態からアンロック状態へと切換える、認証システムと兼用されている。このような他のドアロック機構と共通の認証システムを用いて照合が行なえることにより、車室内へのドアからの出入りと同様に、正規のユーザは、ドア開閉用と共用されるトランスミッタ20を1つ携帯しているだけで、容易にコネクタ部材5をインレット3から取外せる。したがって、プラグ4着脱用に別途トランスミッタを携帯する必要がなく、使用利便性が良好である。
[実施の形態2]
図7は、この発明の実施の形態2の充電プラグのロック装置に用いられるコネクタ部分の断面図である。
以下に、本発明の実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下図中、実施の形態1と、同一または相当部分には同一符号を付して原則的に説明は繰り返さないものとする。
図7を参照して、インレット3に係合されるコネクタ部材105には、ピン孔部に該当する被係止凹溝部110が設けられている。被係止凹溝部110は、円柱状のコネクタ部材105の上面位置に凹設されて、車体側に装着されたロック機構106と対向するように形成されている。
また、ロック機構106のロックピン部材114は、ECU30からの指示で上下方向へ出入り自在にピン駆動部15によって駆動される。
このロックピン部材114には、検知部に該当する押圧力検出センサ121が設けられている。押圧力検出センサ121は、被係止凹溝部110の内側面111に対向する位置に設けられている。
そして、ロックピン部材114が被係止凹溝部110に対して挿入された係止状態(図7中二点鎖線で示す位置)では、ロック状態となっている。このロック状態から実線で示すアンロック状態に移動させるため、ユーザはコネクタ部材105を取外す方向(図7中矢印の力F1参照)へ移動させる。これにより、被係止凹溝部110の内側面111に当接して押圧力が加わる。
このように構成された図7に示す実施の形態2の充電プラグのロック装置では、コネクタ部材105とインレット3との間で行われる着脱の予備動作として、ユーザがプラグの引抜き動作を行なうと図7中矢印の力F1に示すような方向へ加えられる。
この引抜き動作に伴って、ロックピン部材114の被係止凹溝部110の内側面111に対向する位置に設けられている押圧力検出センサ121に、被係止凹溝部110の内側面111が当接して押圧力F2が加わる。
内側面111が当接することにより押圧力検出センサ121に押圧力が加わる。押圧力は押圧力検出センサ121によって電気的な信号に変換されて、ECU30へ送られる。
ECU30は、車外に位置するトランスミッタ20の照合により照合結果が正規のユーザのものであると認証されている場合、押圧力検出センサ21からの電気的な信号を受けて、ロック機構106に対してロック解除の指令信号を出力する認証制御を行なう。
認証制御では、ECU30から、ピン駆動部15に対して、ロックピン部材114を係止解除方向へ移動させてアンロック状態とする制御信号が出力される。
ピン駆動部15の駆動により、ロックピン部材114は、被係止凹溝部110から抜出されて、図7中実線で示す位置まで直線的に移動されることにより、ロックピン部材114によるロック状態は、アンロック状態に切替えられる。
このため、実施の形態2に記載された充電プラグのロック装置では、ユーザがプラグ4を持ったまま、コネクタ部材105をインレット3から引抜く一連の動作の流れが途絶えることなく、円滑にアンロック状態とすることができる。したがって、ユーザはアンロック操作を意識する必要がなく、プラグを引抜く動作による一方向の力F1だけで取外し可能である。よって、着脱時の操作性の良好な充電プラグのロック装置が提供される。
[実施の形態3]
図8は、この発明の実施の形態3の充電プラグのロック装置に用いられるコネクタ部分の断面図である。
以下に、本発明の実施の形態3について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下図中、実施の形態1,2と、同一または相当部分には同一符号を付して原則的に説明は繰り返さないものとする。
図8を参照して、車体側に装着されたロック機構206のロックピン部材214には、検知部に該当する押圧力検出センサ121が被係止凹溝部110の内側面111に対向する位置に設けられている。また、検知部に該当する押圧力検出センサ221は、ロックピン部材214の下端面で被係止凹溝部110の底面部112と対向する位置に設けられている。
さらに、ピン駆動部15には、ロックピン下降開始検出スイッチ126が設けられている。このロックピン下降開始検出スイッチ126は、ロックピン部材214の側面に対向する位置に設けられている。そして、このロックピン下降開始検出スイッチ126は、ロックピン部材214の摺動方向への移動を検知してECU30に検知信号を出力する。ECU30は、この検知信号によりロックピン部材214が下降を開始したか否かを判定することができる。
ロックピン部材214の周面で、押圧力検出センサ121が設けられた車両内側一側面には、この押圧力検出センサ121の下方の下角部を斜めに切欠いた形状の傾斜部215が形成されている。傾斜部215は、図8中実線で示すように、ロックピン部材214の上方への移動が途中で停止した状態または、移動途中の状態であっても、被係止凹溝部110の周縁部に円滑に摺接されるように平坦に形成されている。
そして傾斜部215は、コネクタ部材105に加えられた引抜き方向の押圧力F2を、ロックピン部材214が引抜かれる方向への力F3へ変換する。
よって、ロックピン部材214は、完全に上がりきれていない状態で、コネクタ部材105の引抜き動作が行なわれても、このロックピン部材214が引抜かれる方向への押圧力F2により、ピン駆動部15の内部に没入する上方方向へ移動される。
このため、押圧力検出センサ121に加わる引抜き方向の力F1が所定値以下になると、コネクタ部材105の引抜き操作がなされたと検知することにより、ピン駆動部15の駆動力の不足分を補わせることができる。たとえば、予備動作として、コネクタ部材105を抜く方向の力F1が作用している方向がロックピン部材214の抜かれる方向と、約90度異なる押圧力F2として、押圧力検出センサ121に加わる状態では、ロックピン部材214を駆動するピン駆動部15の駆動力が摩擦抵抗により不足するおそれがある。
このような場合では、図8中実線で示すようにロックピン部材214の上方への移動が途中で停止した状態または移動途中の状態でも、傾斜部215に被係止凹溝部110の開口縁部113がさしかかると、引抜き方向の押圧力F2がロックピン部材214を引抜く方向への力F3へ変換される。
このため、ピン駆動部15の駆動力に加えて、ロックピン部材214が引抜かれる方向へ力F3が付加される。力F3は、ロックピン部材214が上昇するための補助力として作用して確実にアンロック状態とすることができる。
なお、引抜き方向の力F1が一旦ユーザの取外しの意思を確認でき程度加えられた後に、所定値以下になった時点で、ピン駆動部15によって、ロックピン部材214を引抜いて、アンロック状態としてもよい。
[実施の形態3]
図9は、実施の形態3の充電プラグのロック装置で、コネクタ部材105をインレット3に取付ける工程の順序に沿って説明するフローチャートである。
図8を参照しながら、図9のフローチャートに沿って説明すると、インレット3にコネクタ部材105を係合させて電気的に接続する際、まずステップS11で、正規のユーザがトランスミッタ20(図1参照)を携帯して、充電用開口部11に近づくと、トランスミッタ20がアンテナ部31の検知範囲内に入る。これによってインレット3に対してトランスミッタ20が近接したことが検知される。検知信号はECU30に送られ、ECU30によって正規のユーザのトランスミッタであるか否かが判定されるスマート照合が行なわれる。インレット3へのトランスミッタ20が近接したと判定された場合(ステップS11でYES)、次のステップS2へECU30は処理を進める。トランスミッタ20が近接していないと判定された場合(ステップS11でNO)、ステップS19に進み、再度処理を繰り返す。
ステップS12に処理が進むと、スマート照合が開始されてステップS13に処理が進む。
ステップS13に処理が進むと、充電ケーブル25の先端に設けられたプラグ4のコネクタ部材5がインレット3に係合されて、ケーブルが電気的に導通可能な状態で接続されたか否かが判定される。図2を参照すると、係止爪部8がインレット3の被係止部7に係止されると、ケーブル接続検知スイッチ回路60は、スイッチONの状態となる。ケーブル接続検知スイッチ回路60から、接続信号PISWが送信されて、コネクタ部材5の装着が行なわれたとECU30が判定を行なう。
図9のフローチャートでは、ケーブルが接続されたと、ECU30により判定された場合は(ステップS13でYES)ステップS14に処理が進み、ケーブルが接続されていないと判定された場合は(ステップS13でNO)ステップS19に進み、処理が繰り返される。
ステップS14に処理が進むと、ロック操作が行なわれたか否かがECU30により判定される。ロック操作が行なわれたと判定された場合は(ステップS14でYES)ステップS15に処理が進み、ロック操作が行なわれていないと判定された場合は(ステップS14でNO)ステップS19に進み、処理が繰り返される。
ステップS15に処理が進むと、ロックピン部材214が下降を開始したか否かがECU30により判定される。ロックピン下降開始検出スイッチ126は、ロックピン部材214の上下方向への移動を検知して、下降が開始されたか否かを検出する。ECU30によりロックピン部材214が下降を開始したと判定された場合は(ステップS15でYES)ステップS16に処理が進む。また、ECU30により、ロックピン部材214が下降を開始していないと判定された場合は(ステップS15でNO)ステップS19に進み、処理が繰り返される。
ステップS16に処理が進むと、ECU30は、押圧力検出センサ221に加わる押圧力によってロック状態であるかアンロック状態であるかを判定する。
押圧力検出センサ221によって、ロック状態であることが検出されると(ステップS16でYES)、実際は、完全に嵌合されていないのに、押圧力が検出されていることとなるので、ステップS17に処理を進める。
押圧力検出センサ221によって、アンロック状態であると検出されると(ステップS16でNO)、被係止凹溝部110に対して、ロックピン部材14の下端部に位置する押圧力検出センサ221が係止状態で底面部112に当接していない状態であるので、コネクタ部材105がまだ、インレット3に係合接続されていない状態であると判定されて、ステップS18に処理を進める。
ステップS17に処理が進むと、着脱スイッチに該当するケーブル接続検知スイッチ回路60から、接続信号PISWがECU30に入力していないにもかかわらず、押圧力検出センサ221によって、ロックピン部材14が被係止凹溝部110に係止された状態で検出される押圧力が検出されていることから、ECU30は、半嵌合状態であるか、または異物噛みこみ状態であると判定して、ステップS18に処理を進める。
ステップS18に処理が進むと、ECU30は、ロック機構206のピン駆動部15に制御信号を出力して、強制的にアンロック状態に戻す。さらに、図1に示すようなインジケータランプ16にECU30からアンサーバック点滅信号が出力されて、ユーザへの報知が行われステップS19に処理が進められる。
ステップS19に進むと、ECU30によって、再度コネクタ部材105が係合されてロック状態となっているか否かの判定処理が繰り返される。
この実施の形態3では、図8に示すロックピン部材214が被係止凹溝部110に挿入されて係止されるものを示して説明してきたが、図2に示すように、ロックピン部材214が係止爪部材28の上面側13を押圧する部分に押圧力検出センサ21が設けられていてもよい。この場合のように、正常な係止状態で検出される押圧力と変わらない押圧力が半嵌合状態であるか、または異物噛みこみ状態であっても、押圧力検出センサ21から出力される位置で検出可能であれば、図1に示すロック装置のように係止爪部8をインレット3の被係止部7に係止させるものなど、どのような係合部の形状であってもよい。
たとえば、プラグ4を握って上下方向に傾けることを予備動作として、この予備動作に伴いコネクタ部材5が車体側に接触する部分に、検知部に該当する押圧力検出センサ21を設けてもよい。
また、プラグ4を握る動作を予備動作として、この予備動作によって、接触が生じる部分、たとえばプラグ外表面部分に接触センサなどの検知部を貼設してもよい。
さらに検知部の種類が接触センサや押圧力検出センサに限定されるものではなく、たとえば、変位センサや温感センサなど、ユーザがプラグを取り外す予備動作で動作可能となるように所定位置に設けられるものであれば、たとえば押圧スイッチなど、接触、非接触に限らず、どのような種類のセンサ類またはスイッチ類であってもよい。
以上説明した実施の形態について、最後に再び図面を参照しながら総括する。
図1に示すように、車両1の側面部2に設けられたインレット3に、充電ケーブル25の先端に設けられたコネクタ部材5を係合させて、電気的に導通可能に接続することにより、充放電を行なう車両1のプラグ4のロック装置である。
図2を参照し、ECU30は、車外に位置するトランスミッタ20に対して照合を行い、ロック機構6によってインレット3に対するコネクタ部材5を取外し不能とするロック状態または、係合を解除してインレット3からコネクタ部材5を取外し可能なアンロック状態とする認証制御を行なう。
押圧力検出センサ21は、コネクタ部材5とインレット3との間で行われる着脱の予備動作を検知する。
ECU30は、押圧力検出センサ21による検知がなされると、トランスミッタ20の照合結果に応じた認証制御を行い、ロック機構6をロック状態からアンロック状態へ切換える。
好ましくは、ECU30は、押圧力検出センサ21で検知がなされると、リクエスト信号を車外に発信し、トランスミッタ20は、リクエスト信号に応じてIDコードに基づいて作成したコードデータを返信する。ECU30は、返信されたコードデータのIDコードを照合した結果に基づいて、ロック機構6をロック状態からアンロック状態へ切換える。
さらに好ましくは、押圧力検出センサ21は、ロック機構6に含まれるロックピン部材14のうち、コネクタ部材5がインレット3に係合されている状態からの着脱の予備動作に伴ってコネクタ部材5に接触して押圧力が加わる位置に設定されている。
さらに好ましくは、押圧力検出センサ21は、コネクタ部材5がインレット3に係合されている状態から着脱の予備動作に伴ってロックピン部材14に接触する位置に配置された、押圧力検出センサ21または押圧スイッチであってもよい。
さらに好ましくは、車体のインレット3側に形成された被係止部7をさらに備え、コネクタ部材5は、コネクタ部材5がインレット3に係合された状態で、被係止部7に係止する係止爪部8と、係止爪部8の係止離反操作を行なう操作部9とを含む。ロック機構6は、係止爪部8が被係止部7に係止されている状態で、係止爪部8の係止解除を阻止する位置に突出される。ロック機構6は、退避により係止爪部8を被係止部7から係止解除可能とするロックピン部材14と、ロックピン部材14をECU30からの指示で出入自在に駆動するピン駆動部15とを含む。
図5を参照し、さらに好ましくは、押圧力検出センサ21は、ロックピン部材14のうち、コネクタ部材5がインレット3に係合している状態からの着脱の予備動作に伴って、係止爪部8の上面側13に当接する下端部24に設けられる。
図7を参照し、さらに好ましくは、ロック機構106は、コネクタ部材105に凹設形成された被係止凹溝部110に対し、挿抜可能な位置に設けられたロックピン部材114を含み、押圧力検出センサ121は、コネクタ部材5が引抜かれる際に、ロックピン部材114が被係止凹溝部110に当接する部分に設けられる。
図8を参照し、さらに好ましくは、ロックピン部材114の周面には、コネクタ部材105に加えられた引抜き力を、ロックピン部材114が引抜かれる方向への力に変換する傾斜部215が形成されている。
さらに好ましくは、ECU30は、押圧力検出センサ221の検知信号を用いて、コネクタ部材105がインレット3に対し、不完全嵌合状態であることを検出可能とする。
さらに好ましくは、ECU30の認証制御は、車体のドア部などの他の開閉機構に設けられるドアロック機構と兼用されている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,100 車両、2 側面部、3 インレット、4,82 プラグ、5,105 コネクタ部材、6,106,206 ロック機構、7 被係止部、8 係止爪部、9 操作部、10 操作開口部、11 充電用開口部、12 リッド部材、13 上面側、14,114,214 ロックピン部材、15 ピン駆動部、16 インジケータランプ、17
回動軸、18 バネ部材、20 トランスミッタ、21,121,221 押圧力検出センサ、22 下面部、24 下端部、25,125 充電ケーブル、28 係止爪部材、31 アンテナ、40 充電器、50 蓄電装置、60 ケーブル接続検知スイッチ回路、70 信号線、80 コネクタユニット、110 被係止凹溝部、111 内側面、112 底面部、126 ロックピン下降開始検出スイッチ、215 傾斜部。

Claims (10)

  1. 車体に設けられたインレットに、充電ケーブルの先端に設けられたコネクタ部材を係合状態にロックさせる充電プラグのロック装置であって、
    前記車体側に設けられ、前記コネクタ部材を前記インレットから取外し不能とするロック状態と、前記コネクタ部材を前記インレットから取外し可能とするアンロック状態とに設定可能なロック機構と、
    車外に位置する被認証物に対して照合を行い、前記ロック機構を認証制御する制御部と、
    前記コネクタ部材と前記インレットとの間で行われる着脱の予備動作を検知する検知部とを備え、
    前記制御部は、前記検知部による検知がなされると、前記被認証物の照合結果に応じた前記認証制御を行って、前記ロック機構を前記ロック状態から前記アンロック状態へ切換える、充電プラグのロック装置。
  2. 前記被認証物は、トランスミッタであり、
    前記制御部は、前記検知部で検知がなされると、リクエスト信号を車外に発信し、
    前記トランスミッタは、前記リクエスト信号に応じてIDコードに基づいて作成したコードデータを返信し、
    前記制御部は、返信された前記コードデータのIDコードを照合した結果に基づいて、前記ロック機構を前記ロック状態から前記アンロック状態へ切換える、請求項1に記載の充電プラグのロック装置。
  3. 前記ロック機構はロック部材を含み、
    前記検知部は、前記コネクタ部材の所定位置に設けられ、
    前記所定位置は、前記コネクタ部材が前記インレットに係合されている状態からの着脱の予備動作に伴って前記コネクタ部材に接触して押圧力が加わる位置である、請求項1または2に記載の充電プラグのロック装置。
  4. 前記検知部は、前記所定位置に配置された押圧力検出センサまたは押圧スイッチである、請求項3に記載の充電プラグのロック装置。
  5. 前記車体のインレット側に形成された被係止部をさらに備え、
    前記コネクタ部材は、前記コネクタ部材が前記インレットに係合された状態で、前記被係止部に係止する係止爪部と、
    前記係止爪部の係止離反操作を行う操作部とを含み、
    前記ロック機構は、
    前記係止爪部が前記被係止部に係止されている状態で、前記係止爪部の係止解除を阻止する位置に突出されると共に、退避により前記係止爪部を前記被係止部から係止解除可能とするロックピン部材と、
    前記ロックピン部材を前記制御部からの指示で出入自在に駆動するピン駆動部とを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の充電プラグのロック装置。
  6. 前記検知部は、前記ロックピン部材の所定位置に設けられ、
    前記所定位置は、前記コネクタ部材が前記インレットに係合している状態からの着脱の予備動作に伴って、前記係止爪部に接触して押圧力が加わる位置である、請求項5に記載の充電プラグのロック装置。
  7. 前記ロック機構は、前記コネクタ部材に凹設形成されたピン孔部に対し、挿抜可能な位置に設けられたロックピン部材を含み、
    前記検知部は、前記コネクタ部材が引抜かれる際に、前記ロックピン部材が前記ピン孔部に当接する部分に設けられる、請求項5または6に記載の充電プラグのロック装置。
  8. 前記ロックピン部材の周面には、前記コネクタ部材に加えられた引抜き力を、前記ロックピン部材が引抜かれる方向への力に変換する傾斜部が形成されている、請求項7に記載の充電プラグのロック装置。
  9. 前記制御部は、前記検知部の検知信号を用いて、前記コネクタ部材が前記インレットに対して、不完全嵌合状態であることを検出可能とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の充電プラグのロック装置。
  10. 前記制御部の認証制御は、車体の他の開閉機構に設けられるドアロック機構と兼用されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の充電プラグのロック装置。
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