JPH1041045A - 熱開閉器 - Google Patents

熱開閉器

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JPH1041045A
JPH1041045A JP19020696A JP19020696A JPH1041045A JP H1041045 A JPH1041045 A JP H1041045A JP 19020696 A JP19020696 A JP 19020696A JP 19020696 A JP19020696 A JP 19020696A JP H1041045 A JPH1041045 A JP H1041045A
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勝範 赤羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開放動作を確実に行い、小型化が容易な熱開
閉器を提供する。 【解決手段】 ケース80とその上の可動部材90,1
00の間には、第1の弾性体が配置されている。ケース
80内には、過電流で発熱する電気部品と、その発熱で
溶融する低溶融体と、該低溶融体に接続された作動軸
と、該作動軸をケース80内側に付勢する第2の弾性体
とが収容されている。可動部材90,100に形成され
た嵌合孔90a,100aは、その作動軸の端部に係止
されている。長時間の高電圧サージが入力端子61,6
3から印加されると電気部品が発熱し、低溶融体の溶融
して作動軸がケース80の内側に押される。そのため、
嵌合孔90a,100aが作動軸から離脱し、可動部材
90,100と、それに連動する表示用移動片91,9
2とが上方向に移動する。これにより、入力端子61,
63と電気部品が切り離されると共に、その切り離しが
表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気回路に侵入す
る高電圧サージから電気機器を保護するサージ防護素子
等の電気部品を内蔵し、その電気部品が過電流によって
異常過熱したときには、該電気部品をその電気回路から
切り離すための熱開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような熱開閉器に関する技術
としては、例えば次のような文献に記載されるものがあ
る。 文献1:実開昭63−7937号公報 文献2:実開平3−130186号公報 図2は、前記文献1に記載された従来のサージ防護素子
を内蔵した熱開閉器の概略の回路図である。この熱開閉
器は、電気回路を構成する電線路1,2に接続された電
気機器である被保護機器3を、サージ防護素子10によ
って高電圧サージ等から保護するとともに、該サージ防
護素子が異常過熱したときには、それを電気回路から切
り離す機能を有している。サージ防護素子10の構成
は、3極のガス入り放電管(以下、ガスアレスタとい
う)11を中心にして両側にバリスタ12,13が直列
に接続され、これら全体に絶縁被覆が施されている。ガ
スアレスタ11からアース端子11aが引き出され、更
にバリスタ12,13から電極部12a,13aが突設
されている。このサージ防護素子10に過電流が流れ続
けると、該サージ防護素子が発熱して熱破壊に至る。こ
の熱破壊を防止するため、電極部12a,13aと電線
路1,2との間に、開閉回路20,30がそれぞれ接続
されている。図3(a),(b)は、図2の要部である
サージ防護素子10及び開閉回路20,30の構造図で
あり、同図(a)は縦断面図、及び同図(b)は分解斜
視図である。
【0003】絶縁被覆されたサージ防護素子10は、内
部のガスアレスタ11から板状のアース端子11aが引
き出され、更に内部のバリスタ12,13から丸棒状の
電極部12a,13aが突設されている。このサージ防
護素子10を電線路1,2から切り離すための開閉回路
20,30は、ばね性を有する板状の導電金属片21,
31で構成されている。導電金属片21,31は、ケー
ス等に取付けられて電線路1,2に接続される端子部2
1a,31aと、該端子部21a,31aから延設され
上方向に付勢する作動ばね部21b,31bと、該作動
ばね部21b,31bの先端に形成された円弧状の先端
部21c,31cとで、構成されている。導電金属片2
1,31の先端部21c,31cは、下の電極部12
a,13aの方向へ押圧された状態で、半田32を用い
たマニアル的な半田付け作業によって該電極部12a,
13aに接合されている。導電金属片21,31の先端
部21c,31c上には、該先端部21c,31cの上
方向のばね力によって上方向に移動する絶縁性の表示片
23,33が設けられている。この表示片23,33
は、導電金属片21,31の先端部21c,31cと電
極部12a,13aとの接合状態が解除されたことを外
部に表示するためのものである。
【0004】次に、図2及び図3の動作を説明する。開
閉回路20,30を構成する導電金属片21,31の先
端部21c,31cは、常時、半田32によってサージ
防護素子10の電極部12a,13aに接合されてい
る。そのため、サージ防護素子10は、電極部12a,
13a及び開閉回路20,30を介して電線路1,2に
接続されている。この状態で、例えば、雷等の高電圧サ
ージが比較的短時間だけ電線路1,2に侵入した時に
は、開閉回路20,30を介してサージ防護素子10が
動作し、侵入した高電圧サージによる過電流がアース端
子11aを通して大地に逃がされる。これにより、電線
路1,2に接続された被保護機器3が高電圧サージから
保護される。このように高電圧サージが比較的短時間だ
け侵入する場合には、サージ防護素子10が動作して被
保護機器3が保護される。しかも、短時間の雷サージ等
の侵入の場合、サージ防護素子10が過熱されず、安全
に高電圧サージを処理することができる。しかし、比較
的長時間、高電圧サージが侵入し続けると、サージ防護
素子10が電流容量的に過負荷状態となり、さらに進行
すると、サージ防護素子10の熱破壊を生じる。そこ
で、これを防止するため、開閉回路20,30がサージ
防護素子10と電線路1,2とを遮断することになる。
即ち、高電圧サージの侵入が比較的長時間にわたる場
合、この高電圧サージの過電流によってサージ防護素子
10が発熱する。この熱は、サージ防護素子10から突
出する電極部12a,13aへ導かれ、半田32が溶融
する。半田32が溶融すると、導電金属片21,31の
先端部21c,31cが、図3(a)の破線で示すよう
に、ばね力で電極部12a,13aから上方向に開放さ
れてスイッチの20,30がオフ状態となり、サージ防
護素子10が電線路1,2から切り離される。これによ
り、サージ防護素子10の異常過熱や焼損等を防止する
ことができる。電極部12a,13aが上方向に開放さ
れると、表示片23,33が導電金属片21,31の先
端部21c,31cによって上方向に押上げられ、開閉
回路20,30がオフ状態に遷移したことが、目視可能
に外部に表示される。
【0005】ところが、このサージ保護装置では、電極
部12a,13aと導電金属片21,31の先端部21
c,31cとを、マニアル的な半田付け作業によって接
合しているので、半田付け作業に手数を要する等の不具
合がある。そこで、前記文献2のような技術が提案され
ている。図4(a),(b)は、前記文献2に記載され
た従来の他の熱開閉器における要部の構造図であり、同
図(a)は縦断面図、及び同図(b)は分解斜視図であ
り、図2及び図3中の要素と共通の要素には共通の符号
が付されている。なお、図4(a)中の破線部分は、動
作状態を示している。図3の熱開閉器では、導電金属片
21,31の先端部21c,31cと電極部12a,1
3aとを、半田32によってマニアル的に接合してい
る。これに対し、この図4の熱開閉器では、板状の導電
金属片21,31の先端部に取付け孔21d,31dを
形成し、この取付け孔21d,31dに、予め所定の形
状に形成した半田成形部材24,34を挿着するように
なっている。即ち、半田形成部材24,34には、嵌合
孔24a,34aが形成され、この嵌合孔24a,34
aに丸棒状の電極部12a,13aを嵌入することによ
り、導電金属片21,31の先端部と電極部12a,1
3aとを接合するようになっている。 このように、半
田成形部材24,34を用いて導電金属片21,31の
先端部と電極部12a,13aとを接合する構造にすれ
ば、図3のようなマニアル的な半田付け作業を省略で
き、該導電金属片21,31の先端部と電極部12a,
13aとの接合作業が簡単になるという効果がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱開閉器では、次の(1)〜(5)のような問題があ
り、これを解決することが困難であった。 (1) 図3の熱開閉器では、開閉回路20,30とし
て重要な導電金属片21,31の先端部21c,31c
と電極部12a,13aとの開閉部分が、半田32を用
いたマニアル的な半田付けのため、この半田32の付け
具合や量にばらつきが生じ、品質的に信頼性に欠け、開
放動作におけるスムーズな開放や安定性に不都合が生じ
る。 (2) 図4の熱開閉器では、図3のマニアル的な半田
付け処理に代えて、半田成形部材24,34を用いて成
形部品化しているので、図3のような半田付け作業に伴
う半田量のばらつきや作業の質のばらつきがなくなる。
しかし、半田成形部材24,34の嵌合孔24a,34
aに電極部12a,13aを嵌入し、該半田成形部材2
4,34を導電金属片21,31の先端部で上方向に付
勢しているので、該半田成形部材24,34の嵌合孔2
4a,34a付近にばね圧が集中する。そのため、熱ス
トレスが繰り返し加わると、嵌合孔24a,34a付近
が伸び、最後には、その箇所が切断して電極部12a,
13aから開放してしまうという欠点がある。
【0007】(3) 図3及び図4の熱開閉器では、導
電金属片21,31の作動ばね部21b,31bの有す
るばね力を利用して、サージ防護素子10と電線路1,
2の間を遮断する構成である。そのため、作動ばね部2
1b,31bを有する導電金属片21,31に所定のば
ね力を持たせようとすると、この導電金属片21,31
を長くしなければならず、これによって熱開閉器全体が
大型化するという欠点もある。 (4) 図3及び図4における導電金属片21,31
は、サージ防護素子10に電流を流すと共に、サージの
作動ばね部21b,31bの有するばね力を利用して、
サージ防護素子10と電線路1,2との間を遮断する構
成である。即ち、導電金属片21,31は、電流路とし
ての機能とばねとしての機能の両方の機能を満足する必
要がある。そのため、導電金属片21,31の材料の選
定や構造決定に一定の制約が加わり、これが低コスト化
の妨げになる場合もあった。
【0008】(5) 図3及び図4の熱開閉器は、各導
電金属片21,31の先端部21c,31cで表示片2
3,33を上方向に押上げて、サージ防護素子10と電
線路1,2が遮断された状態を表示する。ところが、各
先端部21c,31cの動きは円弧を描くので、厳密に
は表示片23,33の移動方向と該導電金属片21,3
1の先端部21c,31cの移動方向が異なる。表示片
23,33のスムーズな移動動作とその必要移動距離を
確保するためには、該各表示片23,33の所望移動距
離に対して導電金属片21,31の長さを十分とる必要
がある。これも、熱開閉器の小型化を阻害する要因にな
っていた。本発明は、前記従来技術が持っていた課題を
解決し、開放動作が確実に行え、信頼性が高く、かつ小
型化と低コスト化の容易な熱開閉器を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの請求項1の発明は、熱開閉器におい
て、絶縁基台と、前記絶縁基台に設けられ、側壁に軸受
け部を有する絶縁性のケースと、前記絶縁基台に取付け
られ、電気回路に接続されて該電気回路から電流を流入
する入力端子と、前記ケース内に収容され、前記入力端
子を介して前記電気回路からの電流を入力する電気部品
と、前記入力端子に導電部材で移動自在に接続された嵌
合孔を有し、前記ケースの上方向に移動自在に該ケース
に支持された導電性の可動部材と、一端と他端を有し、
前記可動部材の移動方向に対してほぼ直交する横方向に
沿って移動自在に前記軸受け部に支持されかつ該一端が
挿脱自在に前記嵌合孔に嵌入された導電性の作動軸と、
第1の弾性体と、第2の弾性体と、前記ケースに収容さ
れて前記作動軸の一端が前記嵌合孔から離脱する際に必
要な距離に応じた前記横方向の所定の厚みを有した低溶
融体と、前記可動部材に連結された表示手段とを、備え
ている。
【0010】前記第1の弾性体は、前記嵌合孔が前記作
動軸の一端から遠ざかるように、前記可動部材を前記ケ
ースの上方向に付勢するものである。前記第2の弾性体
は、前記作動軸が前記嵌合孔から離脱するように、該作
動軸を前記ケースの内側横方向に付勢するものである。
前記低溶融体は、前記電気部品と前記作動軸の他端との
間に介在し、該作動軸の他端で押圧されて該電気部品に
面接触し、該電気部品からの伝導熱を吸収して該電気部
品の許容過熱温度に応じた温度で溶融するものである。
表示手段は、前記可動部材と共に移動して前記嵌合孔か
らの前記作動軸の離脱状態を表示するものである。請求
項2の発明は、請求項1の発明の熱開閉器に、表示用孔
を有し、かつ少なくとも前記ケースの上方を覆うカバー
を設けている。そして、前記表示手段は、前記表示用孔
から突出可能な表示用突起を有する構成にしている。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明の熱開
閉器に、警報手段に接続された配線パターンが内側に形
成され、かつ少なくとも前記ケースの上方を覆うカバー
を設けている。そして、前記表示手段は、前記可動部材
と共に移動して前記配線パターンに接触し、前記離脱状
態を外部に電気的に伝える短絡片を有する構成にしてい
る。請求項4の発明は、請求項1〜3の発明における前
記ケースの外側面に、前記可動部材を前記移動方向に導
く案内部を設けている。請求項5の発明は、請求項1〜
請求項4の発明における前記ケースを、前記作動軸、前
記第2の弾性体及び前記低溶融体を収容するケース本体
と、該ケース本体と相俟って該作動軸、該第2の弾性体
及び該低溶融体を閉止する上蓋とで構成し、前記第1の
弾性体は、前記ケースの上蓋と前記可動部材との間に設
けられた圧縮ばねで構成している。そして、この請求項
5の発明は、前記第2の弾性体を、前記ケースの内側面
と前記低溶融体との間に設けられ、前記第1の弾性体の
ばね圧力以上のばね圧力を有する圧縮ばねで構成してい
る。
【0012】請求項6の発明は、請求項1〜5の発明に
おける前記可動部材の嵌合孔と前記作動軸の一端との接
触部分には、接触抵抗値を小さくする導電層を形成して
いる。請求項7の発明は、請求項1〜6の発明における
前記低溶融体を、低溶融金属、形状記憶金属又は導電性
の形状記憶樹脂のいずれか1つで構成している。請求項
8の発明は、請求項1〜7の発明における前記電気部品
を、サージ防護素子で構成している。本発明によれば、
以上のように熱開閉器を構成したので、例えば、雷等の
高電圧サージが比較的長時間にわたり印加され、該高電
圧サージの過大電流でサージ防護素子等の電気部品が電
流容量を越えると、その電気部品が過熱する。電気部品
が過熱すると、この電気部品に面接触している低溶融体
へ熱が効率よく吸収されて該低溶融体が溶融する。低溶
融体が溶融すると、第2の弾性体で押圧された作動軸が
内側横方向の電気部品側へ移動する。作動軸が電気部品
側へ移動すると、該作動軸の一端が可動部材の嵌合孔か
ら引き抜かれる。すると、第1の弾性体によって可動部
材が上方向に沿って作動軸の一端から離れる方向に移動
する。このように、作動軸が可動部材の嵌合孔から離脱
することにより、この作動軸の他端で押圧された電気部
品が電気回路から切り離され、該電気部品におけるさら
なる過熱が防止される。作動軸が可動部材の嵌合孔から
離脱することによって、可動部材と連結された表示手段
がやはり上方向に移動する。これによって、作動軸が可
動部材の嵌合孔から離脱して電気回路と電気部品の間が
遮断されたことが、表示される。
【0013】
【発明の実施の形態】図5は、本発明の実施形態を示す
熱開閉器の概略の回路図である。熱開閉器は、電気回路
である例えば平行型の電線路L1,L2に接続されて用
いられる。電線路L1,L2は、被保護機器40に制御
信号等を与えるものである。熱開閉器は内臓する電気部
品(例えばサージ防護素子)41,42を動作させ、該
電線路L1,L2上を伝搬して被保護機器40に侵入す
る高電圧サージを吸収すると共に、該サージ防護素子4
1,42が異常発熱した場合には、それらサージ防護素
子41,42を電気回路から切り離すと共に、外部に表
示する機能を有している。この機能を実現するため、熱
開閉器には、各サージ防護素子41,42が過電流を受
けて許容過熱温度以上に過熱されたときに、これらサー
ジ防護素子41,42を電線路L1,L2からそれぞれ
切り離す開閉回路43,44と、該各サージ防護素子4
1,42が電線路L1,L2から切り離されたことを図
示しない警報装置にそれぞれ伝える表示手段45,46
とが、設けられている。電線路L1とアース端子Eの間
に、サージ防護素子41と開閉回路43とが直列に接続
され、電線路L2とアース端子Eの間に、サージ防護素
子42と開閉回路44とが直列に接続されている。
【0014】開閉回路43は、電線路L1に接続された
スイッチ43aと、該スイッチ43aの出力側に接続さ
れた該低溶融体43bとを備えている。サージ防護素子
41は、アース端子Eに一方の電極が接続された2極型
ガスアレスタ41aと、該ガスアレスタ41aの他方の
電極と開閉回路43中の低溶融体43bの間に接続され
たバリスタ41bとを有している。開閉回路44は、電
線路L2に接続されたスイッチ44aと、該スイッチ4
4aの出力側に接続された該低溶融体44bとを備えて
いる。サージ防護素子42は、アース端子Eに一方の電
極が接続された2極型ガスアレスタ42aと、該ガスア
レスタ42aの他方の電極と開閉回路44中の低溶融体
44bの間に接続されたバリスタ42bとを有してい
る。各低溶融体43b,44bは、予め設定された許容
過熱温度に応じた温度で溶融する半田等の材料で形成さ
れ、該低溶融体43b,44bが溶融するとスイッチ4
3a,44aが、回路の遮断動作を行う構成になってい
る。各表示手段(手例えば、表示器)45,46は、開
閉回路43,44中のスイッチ43b,44bと連動
し、該スイッチ43a,44aが回路を遮断したとき
に、出力端子OUT1,OUT2の間をそれぞれ短絡す
る機能を有している。
【0015】このような熱開閉器では、例えば、雷等に
よる高電圧サージが、電線路L1,L2に侵入すると、
ガスアレスタ41a,42a及びバリスタ41b,42
bで構成されるサージ防護素子41,42が動作し、高
電圧サージによる過電流が吸収されてアース端子Eを通
して大地に逃がされる。これにより、侵入した高電圧サ
ージから被保護機器40が保護される。一方、高電圧サ
ージが比較的長時間にわたるときには、各サージ防護素
子41,42が、通過する過電流によってそれぞれ過熱
される。この過熱が予め設定された許容過熱温度以上に
なると、開閉回路43,44中の低溶融体43b,44
bが溶融し、この溶融によってスイッチ43a,44a
が開放する。即ち、各サージ防護素子41,42が、電
線路L1,L2からそれぞれ切り離され、サージ防護素
子41,42のさらなる過熱が防止される。このとき、
各表示器45,46は、出力端子OUT1,OUT2の
間を短絡し、サージ防護素子41,42が電線路L1,
L2から切り離されたことを、外部の警報装置に知らせ
る。以下、図1〜図9を参照しつつ、熱開閉器の構造を
説明する。図1は、本発明の実施形態を示す熱開閉器の
平面図である。
【0016】熱開閉器は、これを搭載するために、高い
絶縁性のプラスチックで射出成形された絶縁基台50を
有している。絶縁基台50の外周面には、熱開閉器のカ
バーをとめるための4個の爪51,52,53,54が
形成され、該絶縁基台50の外周面の内側には、外周面
に平行に配置されてカバーを内側から拘持する内壁55
が形成されている。絶縁基台50のカバーで覆われない
部分には、この絶縁基台50を制御盤等に取付けるため
の取付け孔56が開孔されると共に、4つの絶縁遮蔽板
57,58,59,60が立設されている。絶縁遮蔽板
57〜60も、絶縁基台50と同一の材質で、かつそれ
と一体に成形されている。2つの絶縁遮蔽板57,58
の間には、金属の入力端子61が配置されて絶縁基台5
0に端子ねじ62で係止されている。入力端子61は、
図5の電線路L1に接続されるものである。2つの絶縁
遮蔽板59,60の間には、金属の入力端子63が配置
されて絶縁基台50に端子ねじ64及び65で係止され
ている。入力端子63は、電線路L2に接続されるもの
である。2つの絶縁遮蔽板58,59の間には、金属の
アース端子66が配置されて絶縁基台50に端子ねじ6
7で係止されている。アース端子66は大地に接続され
るものであり、図5のアース端子Eに相当する。
【0017】絶縁基台50上には、サージ防護素子等を
収容するケース80が取付けられている。ケース80
は、耐熱性と絶縁性に優れたプラスチック或いはセラミ
ックス等で形成されている。ケース80の上側には、2
つの可動部材90,100が配置され、該ケース80の
外周面には、その可動部材90,100の移動のガイド
となる4個の溝状の案内部81a,81b,82a,8
2bが設けられている。各可動部材90,100は、案
内部81a,81b,82a,82bに支持され、熱開
閉器の上方向(図1では手前の方向)に移動可能になっ
ている。各可動部材90,100は、導電性の例えば金
属をプレス加工することで作成され、その側面には嵌合
孔90a,100aがそれぞれ形成されている。可動部
材90,100の両端のうち、入力端子61,63に近
い方の先端が、端子部90b,100bになっている。
端子部90bには、導電部材である電線W1の一端が半
田で接続され、該電線W1の他端にラグ端子W1aが接
続されている。ラグ端子W1aが、端子ねじ62によっ
て入力端子61に接続されている。端子部100bには
電線W2の一端が接続され、該電線W2の他端にラグ端
子W2aが接続されている。ラグ端子W2aは、端子ね
じ64で入力端子63に接続されている。各電線W1,
W2は、可動部材90,100の移動を阻害しないよう
に、それぞれ撓んだ状態で配線されている。
【0018】各可動部材90,100には、表示を行う
ために該可動部材90,100と共に移動する表示用移
動片91,101が、それぞれ連結されている。表示用
移動片91,101には、さらに、導電性の短絡片11
0,120が取付けられている。これら表示用移動片9
1,101及び短絡片110,120により、表示手段
45,46が構成されている。図6は、図1の熱開閉器
のカバーをした状態の構造を示すA−A断面図であり、
図1のA−A断面を示し、図1中の要素と共通する要素
には共通する符号が付されている。なお、この図6で
は、熱開閉器の断面形状の理解を容易にするために、電
線W2のラグ端子W2aに対する接続位置を、図1とは
ずらして表している。 絶縁基台50の底部には、取付
け孔56と相俟って制御盤等に熱開閉器を固定す突起5
6bが形成されている。つまり、図示しない制御盤の位
置決め用の穴に突起56bが挿入されて取付け孔56が
ねじで固定されることで、熱開閉器の取り付け位置が決
められるようになっている。絶縁基台50上のケース8
0、電線W1,W2、入力端子61,63とアース端子
66の一部が、カバー130で保護されている。
【0019】図6では、入力端子61,63及びアース
端子66の外部接続部分がカバー130から露出してい
るが、これらも被蓋するようにカバー130の大きさを
大きくしてもよい。入力端子61,63の反対側つまり
ケース80側は、該ケース80の直前まで横設されてい
る。一方、アース端子66における外部接続部分の反対
側は、90度捻られてケース80の内部まで延長されて
いる。ケース80はケース本体83と上蓋84とで構成
され、該上蓋84がケース本体83にねじ85,86で
固定されている。案内部81a,81b、82a,82
bは、例えば上蓋84の側面に形成されている。各可動
部材90,100の両サイドが、ケース80の案内部8
1a,81b,82a,82bに沿うように折曲げられ
ている。カバー130の内側におけるケース80の上の
部分には、突起130a,130bが設けられ、該突起
130a,130bには、配線パターン130c,13
0dが固定具130eで固定されている。配線パターン
130c,130dの先端は、カバー130の外側に突
出している。この配線パターン130c,130dの先
端は、図5の出力端子OUT1,OUT2に相当する。
【0020】図7(a),(b)は、図1及び図6中の
要部のケース80の内部、可動部材90,100、及び
表示用移動片91,101を示す構造図であり、同図
(a)は縦断面図、及び同図(b)は側面図である。な
お、図7(a)中の左側の可動部材90及び表示部材9
1は動作状態を示し、図7(b)中の上側の破線部分は
動作状態を示している。図8は、図7の組み立て斜視図
である。開閉回路43,44のスイッチ43a,44a
は、横方向に沿って移動可能な作動軸141,142
と、該作動軸141,142をその横方向に付勢する圧
縮ばねからなる第2の弾性体143,144と、ケース
80の上方向に摺動可能な可動部材90,100とで構
成されている。スイッチ43a,44aが開放状態にな
ったことを外部に表示する表示手段45,46は、表示
用移動片91,101と短絡片110,120と、可動
部材90,100及び表示用移動片91,101を上方
向に付勢する圧縮ばねからなる第1の弾性体151,1
52とで、構成されている。
【0021】作動軸141,142、弾性体143,1
44、低溶融体43b,44b、ガスアレスタ41a,
42a、及びバリスタ41b,42bは、ケース80の
ケース本体83内に収容されている。ケース本体83の
上端開口部には、上蓋84が着脱自在に取付けられてい
る。可動部材90,100、表示用移動片91,101
及び弾性体151,152は、上蓋84上に取付けられ
ている。ここで、作動軸141,142、弾性体14
3,144、低溶融体43b,44b、ガスアレスタ4
1a,42a、及びバリスタ41b,42bを収容する
ケース80の構造を、図8を参照しつつ詳細に説明す
る。ケース本体83の内側のほぼ中央には、各ガスアレ
スタ41a,42aをそれぞれ収容するための2組の凸
状の収容部83a,83bが形成され、この2組の収容
部83a,83bの間に、アース端子66を固定して外
部に引き出すための切欠き83cが形成されている。凸
状の収容部83a,83bとケース本体83内の両側面
との間には、バリスタ41b,42b、低溶融体43
b,44b、及び作動軸141,142を収容するため
の凹状の収容部83d,83eが形成されている。ケー
ス本体83の両側壁には、作動軸141,142の一端
を支持する溝状の軸受け部83f,83gが形成され、
更に該軸受け部83f,83gの内側に、弾性体14
3,144の一端を係止するための段差83h,83i
が形成されている。ケース本体83の上端開口部の四隅
のうち、一方の対角線上に螺子穴83j,83kが、他
方の対角線上に取付け穴83l,83mが、それぞれ形
成されている。
【0022】ケース本体83の上端開口部を閉止する上
蓋84の四隅には、ケース本体83側の螺子穴83j,
83kに対応する螺子穴84a,84bが形成され、さ
らにケース本体83側の取付け穴83l,83mに嵌入
するための突起84c,84dが下方向に突設されてい
る。上蓋84の両側面には、ケース本体83側の軸受け
部83f,83gの上部を閉止するための閉止部84
e,84fが、下方向に突設されている。上蓋84の前
面の両端付近と後面の両端付近とに、可動部材90,1
00を摺動させるための凹状の案内部81a,81b,
82a,82bが形成されている。上蓋84の上面に
は、弾性体151,152の一端を係止するための凹部
84g,84hが形成されている。次に、このケース8
0に収容される各部材の構造を詳細に説明する。2つの
ガスアレスタ41a,42aは円柱状をなし、板状のア
ース端子66を挟んで接触するように配置されている。
このアース端子66がケース本体83の切欠き83cか
ら外部に引出されている。ガスアレスタ41a,42a
の両側に位置するバリスタ41b,42bは、円盤状を
なし、ガスアレスタ41a,42aと接触している。バ
リスタ41b,42bの両側に位置する低溶融体43
b,44bは、円盤状をなし、ケース本体83の収容部
83d,83eに収容され、バリスタ41b,42bか
らの熱吸収を大きくするために該バリスタ41b,42
bと面接触している。
【0023】作動軸141,142は、一端141a,
144a側が丸棒状をなし、該作動軸141,142の
他端側には、フランジ部141b,142bが設けられ
ている。各作動軸141,142は、導電部材で形成さ
れている。導電部材としては、銅等の電気抵抗値の小さ
な材料を用いることが好ましい。あるいは、作動軸14
1,142の表面に、銀、金、これらの合金等の導電膜
を形成することにより、電気抵抗値を小さくするように
してもよい。また、作動軸141,142の一端141
a,142aは、可動部材90,100と電気的に接触
するので、接触抵抗値を小さくするための表面処理を施
すことが望ましい。表面処理には、例えば、溶融点の低
い錫、あるいは錫が60%以上含まれた半田等の金属を
用いためっき処理、半田付け処理、あるいは金属板の貼
り合せ等が考えらる。めっき処理や半田付け処理の厚さ
は、使用する材質に応じて適宜選定すればよい(例え
ば、処理するサージ電流によっても異なるが、5μm以
上が望ましい)。また、作動軸141,142を例えば
黄銅部材で形成した場合、該作動軸141,142の一
端141a,142aの表面処理には、錫めっき処理、
あるいは錫の含有率の高い半田付け処理等が考えられ
る。
【0024】このような作動軸141,142は、ケー
ス本体83の収容部83d,83eに収容され、該作動
軸141,142の一端141a,142aが該ケース
本体83の軸受け部83f,83gに支持されると共
に、作動軸141,142の他端側のフランジ部141
b,142bが低溶融体43b,44bに電気的に接触
する。作動軸141,142の外周におけるフランジ部
43b,44bとケース本体83の段差83h,83i
との間に、弾性体143,144が装着されている。弾
性体143,144は、ばね圧力によって作動軸14
1,142のフランジ部141b,142bを中央のア
ース端子66側へ押圧することにより、該フランジ部1
41b,142b、低溶融体43b,44b、バリスタ
41b,42b、ガスアレスタ41a,42a、及びア
ース端子66を、相互に圧接する機能を有している。こ
の弾性体143,144のばね圧力は、可動部材90,
100側の弾性体151,152のばね圧力と同等か、
あるいはそれよりも大きい方がよい。
【0025】ケース本体83に固定された上蓋84上に
は、嵌合孔90a,100a及び端子部90b,100
bを備えた可動部材90,100が、上方向に摺動可能
に取付けられている。可動部材90,100は、板状の
水平部90c,100cと、該水平部90c,100c
のほぼ中央に形成された取付け孔90d,100dと、
該水平部90c,100cの側辺から下方向に延設され
た垂下部90e,100eとを有している。垂下部90
e,100eの下端に嵌合孔90a,100aが形成さ
れている。水平部90c,100cの両端が下方向に延
設されて延設部90f,90g及び100f,100g
が形成されている。延設部90f,100fの先端が端
子部90b,100bになっている。可動部材90,1
00の材料は、作動軸141,142と同様に、銅等の
電気抵抗値の小さい材料が採用されか、あるいは銀、
金、これらの合金等で表面処理することにより、電気抵
抗値を小さくすることが好ましい。特に、可動部材9
0,100の嵌合孔90a,100aの内面は、作動軸
141,142の一端141a,142aと電気的に接
触するため、該作動軸141,142の一端141a,
142aと同様に、錫等のめっき処理や、半田付け処
理、あるいは接触抵抗値を小さくする金属板を貼り合せ
る等の表面処理を施すことが好ましい。
【0026】セットされた初期状態では、可動部材90
の延設部90f,90gが、上蓋84側の凹状の案内部
81a,81bに摺動可能に挿入されている。この可動
部材90の垂下部90eに形成された嵌合孔90aは、
作動軸141の一端141aと嵌合している。可動部材
100においても、延設部100f,100gが上蓋8
4側の凹状の案内部82a,82bに摺動可能に挿入さ
れ、垂下部100eに形成された嵌合孔100aが作動
軸142の一端142aに嵌合している。可動部材9
0,100の取付け孔90d,100dには、下方向か
ら絶縁性の表示用移動片91,101が挿着されてい
る。表示用移動片91,101は、丸棒状の表示用突起
91a,101aと、この下側に形成されたフランジ部
91b,101bとを有している。表示用移動片91,
101の突起91a,101aは、可動部材90,10
0の取付け孔90d,100dに挿入され、フランジ9
1b,101bが可動部材90,100の水平部90
c,100cに係合している。表示用移動片91,10
1のフランジ91b,101bの底面には、凹部91
c,101cが形成され、該表示用移動片91,101
の凹部91c,101cと上蓋84側の凹部84g,8
4hとの間に、弾性体151,152が圧縮状態で装着
されている。弾性体151,152は、表示用移動片9
1,101を介して可動部材90,100を上方向に付
勢する機能を有している。表示用移動片91,101の
丸棒状の突起91a,101aに、短絡片110,12
0が挿着されて表示手段45,46が構成されている。
【0027】図9(a),(b)は、図6中のカバー1
30の構造を示す図であり、同図(a)は平面図、及び
同図(b)は側面図である。カバー130は、耐熱性に
優れた例えば透明のプラスチックで形成されている。配
線パターン130c,130dが内側に配置されたカバ
ー130の上面には、表示用移動片91,101の突起
91a,101aが通る表示用孔130f,130g
が、形成されている。一方、カバー130の側面には、
絶縁基台50の爪51〜54が係合する係止孔130h
が、爪51〜54に対応する位置に形成されている。配
線パターン130c,130dのうち、配線パタン13
0cは、2つの表示用孔130f,130gの近傍に配
置されると共に、一部はカバー130の外側に導き出さ
れ、図5の出力端子OUT2が構成されている。配線パ
ターン130dは、パターン130cとは絶縁された状
態で、2つの表示用孔130f,130gの近傍に配置
されると共に、一部がカバー130の外側に導き出され
て図5の出力端子OUT1が構成されている。
【0028】以上のような構造の熱開閉器の組立て方法
の例を説明する。絶縁基台50を用意し、該絶縁基台5
0上にケース本体83を固定する。ケース本体83の切
欠き83cに、アース端子66の根元を挿入すると共
に、該ケース80の外部で絶縁基台50に端子ねじ67
で係止する。続いて、バリスタ41b,42bと作動軸
141,142のフランジ部141b,142bとの間
に低溶融体43b,44bをそれぞれ挟み、該作動軸1
41,142の平行部分に弾性体143,144をそれ
ぞれ着装する。バリスタ41bと作動軸141と低溶融
体43bと弾性体143の組みを収容部83dに収容す
る。同様に、バリスタ42bと作動軸142と低溶融体
44bと弾性体144の組みを収容部83eに収容す
る。このとき、適当なジグを用いることにより、容易に
弾性体143,144の端部を段差83h,83iに係
止できると共に、作動軸141,142の一端141
a,142aの先端を軸受け部83f,83gから突出
させること可能になる。バリスタ41b,42b、作動
軸141,142、低溶融体43b,44b、及び弾性
体143,144を収容したのち、ケース本体83内の
アース端子66と各バリスタ41b,42bの間に、ガ
スアレスタ41a,42aを挿入して配置する。
【0029】ケース本体83内部の収容が終了した後、
上蓋84を載せ、螺子孔84aを通って螺子穴83jに
達するねじ85と螺子孔84bを通って螺子穴83kに
達するねじ86とで、その上蓋84をケース本体83に
取付ける。一方、各可動部材90、100の取付け孔9
0d,100dには、表示用移動片91,101をそれ
ぞれ挿着し、さらに、それら該表示用移動片91,10
1の表示用突起91a,101aの胴体に、短絡片11
0,120をそれぞれ挿着しておく。そして、上蓋84
の取付けられたケース80上に、短絡片110,120
の挿着された可動部材90,100をセットする。即
ち、表示用移動片91,101のフランジ部91b,1
01bの凹部91c,101cと上蓋84の凹部84
g,84hとの間に弾性体151,152を挟み、この
弾性体151,152を押圧した状態で、可動部材9
0,100の嵌合孔90a,100aをケース80から
突出ている作動軸141,142の一端141a,14
2aにそれぞれ係止する。
【0030】ケース80にセットされた可動部材90,
100の端子部90b,100bに電線W1,W2の一
端を半田付けし、これら電線W1,W2の他端にラグ端
子W1a,W2aを半田付けする。ラグ端子W1a,W
2aを入力端子61,63と共に絶縁基台50に取付け
る。つまり、ラグ端子W1aと入力端子61は、端子ね
じ62で絶縁基台50に取付けられる。ラグ端子W2a
と入力端子63は、端子ねじ65で絶縁基台50に取付
けられる。最後に、配線パターン130d,130fが
形成されたカバー130を被せることで、熱開閉器が完
成する。次に、この熱開閉器の動作を説明する。例え
ば、雷等によって高電圧サージが図5の電線路L1,L
2に侵入すると、この高電圧サージが入力端子61,6
3とアース端子66の間に印加される。すると、バリス
タ41b,42bとガスアレスタ41a,42aが動作
し、電線W1,W2、可動部材90,100の端子部9
0b,100b、嵌合孔90a,100a、作動軸14
1,142、低溶融体43b,44b、バリスタ41
b,42b、ガスアレスタ41a,42a、及びアース
端子66を通って、電流が大地へ流れる。即ち、過電流
がアース端子66を通して大地に逃がされる。これによ
り、図5の被保護機器43が高電圧サージから保護され
る。
【0031】一方、高電圧サージの侵入が比較的長時間
にわたるときには、過電流によってバリスタ41b,4
2b及びガスアレスタ41a,42aの電流容量がオー
バし、過熱していく。バリスタ41b,42b及びガス
アレスタ41a,42aが予め設定された許容過熱温度
以上に過熱すると、該バリスタ41b,42bに面接触
している低溶融体43b,44bが溶融する。低溶融体
43b,44bが溶融すると、弾性体143,144の
ばね力により、作動軸141,142が横方向にに沿っ
てバリスタ41b,42bの方向へ押圧され、該作動軸
141,142の一端141a,142aがバリスタ4
1b,42bの方向へ移動する。これにより、作動軸1
41,142の一端141a,142aが、可動部材9
0,100の嵌合孔90a,100bから引き抜かれ
る。嵌合孔90a,100bから作動軸141,142
の一端141a,142aが引き抜かれると、弾性体1
51,152のばね力により、表示用移動片91,10
1と共に可動部材90,100が、上蓋83の案内部8
1a,81b,82a,82bに沿って上方向に移動す
る。よって、作動軸141,142の一端141a,1
42aと可動部材90,100の嵌合孔90a,100
aとが離脱し、バリスタ41b,42bが可動部材9
0,100の端子部90c,100c側から切り離さ
れ、該バリスタ41b,42b及びガスアレスタ41
a,42aのさらなる過熱が防止される。
【0032】表示用移動片91,101が上方向に移動
すると、表示用移動片91,101突起91a,101
の先端が、カバー130の表示孔130f,130gか
ら突出すると共に、短絡片110,120がカバー13
0に形成された配線パターン130c,130dを短絡
する。突起91a,101の先端が突出ることにより、
電線路L1,L2とサージ防護素子41,42が切り離
されたことが、目視可能に表示される。短絡片110,
120が配線パターン130c,130dを短絡するこ
とにより、外部の警報手段に、電線路L1,L2とサー
ジ防護素子41,42が切り離されたことが通報され
る。以上のように、この実施形態の熱開閉器では、次の
(a)〜(j)のような従来にない効果がある。
【0033】(a) 従来の熱開閉器では、過電流によ
るサージ防護素子10の発熱を、電極部12a,13a
を介して半田32あるいは半田成形部材24,34へ伝
え、この半田32あるいは半田成形部材24,34を溶
融している。これに対し、本実施形態では、バリスタ4
1b,42bに直接、低溶融体43b,44bを面接触
させている。そのため、低溶融体43b,44bの熱吸
収性がよく、該低溶融体低溶融体43b,44bの溶融
を確実に行える。 (b) 従来の熱開閉器では、熱検出と切り離しが一体
のため、溶解金属である半田32あるいは半田成形部材
24,34にかかるばねテンションが大きく、そのた
め、溶融金属の接合部に大きなばね力がかかり、好まし
い状態でなかった。これに対し、本実施形態では、熱検
出と切り離しを別機構としたので、低溶融体43b,4
4bへのばねテンションを最小に抑えられる。そのた
め、低溶融体43b,44bへ余分なばね力を加えるこ
とがなくなったので、従来のような不都合を解消でき
る。
【0034】(c) 開閉回路43,44を構成する低
溶融体43b,44bと、作動軸141,142及び可
動部材90,100の開放部分とを、分離して別個に設
ける構成にしたので、それぞれの動作が単独の動作とな
り、確実な遮断動作が行えるとともに、遮断が行われた
ことを確実に表示できる。 (d) 従来の熱開閉器では、導電金属片21,31に
ばねとしての機能と電流路として機能の両方を持たせて
いたので、設計上の制約があった。ところが、本実施形
態では、開閉回路43,44を構成する低溶融体43
b,44bと、作動軸141,142及び可動部材9
0,100の開放部分とを、分離して別個に設ける構成
にしたので、弾性体141,142,151,152に
電流を流す必要がなくなっている。そのため、弾性体1
41,142,151,152の設計上の制約がなくな
り、低コスト化が可能になっている。 (e) 作動軸141,142側の弾性体143,14
4のばね圧力を、可動部材90,100側の弾性体15
1,152のばね圧力と同等か、あるいはそれよりも大
きくした場合、作動軸141,142の移動動作が制限
されて可動部材90,100の嵌合孔90a,100a
から抜けなくなるという不都合を、的確に防止できる。
【0035】(f) 従来では、半田32あるいは半田
成形部材24,34を溶融した後に電極部12a,13
aから導電金属片21,31を開放させる構成にしてい
る。これに対し、本実施形態では、低溶融体43b,4
4bとスイッチ43a,44aとを別個に構成している
ので、大きなばね力を得るための導電金属片21,31
の長さが不要になり、これにより、従来のように熱開閉
器が大型化するということがなくなり、熱開閉器全体を
より小型化できる。 (g) 作動軸141,142と可動部材90,100
とを、銅等の電気抵抗値の小さい部材で形成するか、あ
るいは接触抵抗値を小さくする表面処理をしているの
で、これらを高電圧サージによる溶着から的確に防止で
きる。特に、作動軸141,142の一端141a,1
42aと可動部材90,100の嵌合孔90a,100
aとの接触部分において、その両方あるいは一方に、接
触抵抗値を小さくする金属のめっきや半田付け等の表面
処理、あるいは金属板等の貼り合せ処理を行った場合、
高電圧かつ大電流のサージ等が短時間流れても、それら
両者間の溶着をより的確に防止できる。
【0036】(h) サージ防護素子41の過加熱で溶
融する低溶融体43b,44bをケース本体83に収容
し、上蓋84で閉止しているので、溶融した低溶融体4
3b,44bの飛散が防止される構成である。そのた
め、低溶融体43b,44bが飛散して入力端子61,
63とアース端子66間を短絡する等の事故が未然に防
げ、遮断動作を確実にできる。 (i) 可動部材90,100、表示用移動片91,1
01を押上げる弾性体151,152は圧縮ばねで構成
し、従来のように板ばねに相当する導電金属片21,3
1を用いないので、熱開閉器の形成面積を小さくするこ
とが可能である。 (j) 弾性体151,152の付勢する方向と可動部
材90,100及び表示用移動片91,101の移動方
向が一致しているので、大型化せずとも表示用移動片9
1,101の必要移動距離を十分にとることができると
共に、その動きもスムーズである。なお、本発明は上記
実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この
変形例としては、例えば次の(I)〜(V)のようなも
のがある。
【0037】(I) サージ防護素子41,42内のガ
スアレスタ41a,42aとして、2極タイプについて
説明したが、この2極タイプに限定することなく、例え
ば、3極タイプを1個用いて熱開閉器を構成することも
できる。バリスタ41b,42bは、抵抗体で構成して
もよい。また、上記実施形態では、電気部品としてサー
ジ防護素子41,42を例にとった熱開閉器を説明した
が、他の電気部品の切り離しをする熱開閉器にも適用可
能である。 (II) 絶縁基台50の形状、入力端子61,63の形
状、アース端子66の形状、及びカバー130等の形状
は、図1或いは図6〜図9の形状に限らず、用途に応じ
た形状にすることが可能である。また、ケース本体83
は、低溶融体43b,44b、弾性体143,144、
サージ防護素子41,42等を収容すればよく、例えば
絶縁基台50と一体に成形したものでもよい。
【0038】(III) 各可動部材90,100を上方に
押圧する弾性体151,152は、各可動部材90,1
00の水平部分90c,100cの中央に1個設けてい
るが、各水平部分の中央から少しずらして2個それぞれ
設ければ、各可動部材90,100を水平状態を維持し
つつよりスムーズに押上げることが可能となる。 (IV) 熱開閉器の組み立て手順は、上記実施形態に限
定されるものではない。例えば、ラグ端子W1a,W2
aと電線W1,W2とを先に入力端子61,63に接続
しておき、可動部材90,100をセットした後に、該
電線W1,W2と端子部90b,100bに接続しても
よい。 (V) 低溶融体43,44の材料は、半田以外の低溶
融金属でもよい。また、形状記憶金属又は導電性の形状
記憶樹脂で構成することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1〜第3
の発明によれば、次の(i)から(iii)のような効果を
奏する熱開閉器を実現できる。 (i) 過電流によって発熱する電気部品に低溶融体を
直接面接触させたので、該低溶融体を速くかつ確実に溶
融させることができ、電気部品を電気回路から速くかつ
確実に切り離すことができる。しかも、可動部材の嵌合
孔と作動軸の一端とを嵌合することによって電気的に接
触させ、低溶融体の溶融によってこれら両者間を切り離
す構成にしたので、従来のように低溶融体にテンション
がかからず、該低溶融体の使用時における劣化等を防止
できる。 (ii) 低溶融体の溶融箇所と可動部材及び作動軸の切
り離し箇所とを分離し、可動部材を第1の弾性体で付勢
し、作動軸を第2の弾性体で付勢するようにしたので、
これらの各動作が単独の動作となり、確実な遮断動作が
可能となる。 (iii) 可動部材を第1の弾性体で付勢し、作動軸を第
2の弾性体で付勢するようにしたので、従来のように弾
性体に電流を流す必要がなくなる。よって、設計上の制
約がなくなるので、第1及び第2の弾性体のばね特性に
のみ着目して設計すればよく、熱開閉器の小型化と低コ
スト化が可能になる。
【0040】第2及び第3の発明によれば、第1の発明
における可動部材と連動する移動片の移動で表示が行わ
れるので、電気部品の過熱を確実に表示できる。第4の
発明によれば、案内部を設けているので、可動部材の移
動方向を矯正することができる。第5の発明によれば、
第1の弾性体と第2の弾性体は、それぞれ圧縮ばねで構
成され、これらが直線的に動くので、熱開閉器の遮断動
作と表示動作を、全体の大型化せずとも確実に行なうこ
とができる。その上、ケースは上蓋で閉止されて、低溶
融体の飛散を防ぐので、入力端子の短絡事故や第1の弾
性体の動作不良を防止できる。さらに、第2の弾性体の
ばね圧力を第1の弾性体のばね圧力以上にしたので、遮
断時において作動軸の一端が可動部材の嵌合孔から抜け
なくなることを防止できる。
【0041】第6の発明によれば、可動部材の嵌合孔と
作動軸の一端との接触部分に、接触抵抗値を小さくする
導電層を形成したので、高電圧かつ大電流のサージ等が
短時間にながれても、該接触部分における溶着を防止で
きる。第7の発明によれば、低溶融体は、低溶融金属、
形状記憶金属又は導電性の形状記憶樹脂のいずれか1つ
で構成するので、それらの選択により、使用環境に応じ
て確実な動作を行なう熱開閉器が得られる。第8の発明
よれば、電気部品をサージ防護素子で構成したので、過
電流によってサージ防護素子が過熱しても、確実に電気
回路から切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す熱開閉器の平面図であ
る。
【図2】従来の熱開閉器の概略の回路図である。
【図3】図2の要部であるサージ防護素子10及びスイ
ッチ20,30の構造図である。
【図4】従来の他の熱開閉器の要部の構造図である。
【図5】本発明の実施形態を示す熱開閉器の概略の回路
図である。
【図6】図1の熱開閉器のカバーをした状態の構造を示
すA−A断面図である。
【図7】図1及び図6中の要部のケース80の内部、可
動部材90,100、及び表示用移動片91,101を
示す構造図である。
【図8】図7の組み立て斜視図である。
【図9】図6中のカバー130の構造を示す図である。
【符号の説明】
L1,L2 電線路(電気回路) 41,42 サージ防護素子 41a,42a ガスアレスタ 41b,42b バリスタ 43,44 開閉回路 43b,44b 低溶融体 50 絶縁基台 61,63 入力端子 66 アース端子 80 ケース 81a,81b,82a,82b 案内部 83 ケース本体 84 上蓋 90,100 可動部材 90a,100a 嵌合孔 91,101 表示用移動片 110,120 短絡片 130 カバー 130c,130d 配線パターン 141,142 作動軸 143,144 第2の弾性体 151,152 第1の弾性体 W1,W2 電線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基台と、 前記絶縁基台に設けられ、側壁に軸受け部を有する絶縁
    性のケースと、 前記絶縁基台に取付けられ、電気回路に接続されて該電
    気回路から電流を流入する入力端子と、 前記ケース内に収容され、前記入力端子を介して前記電
    気回路からの電流を入力する電気部品と、 前記入力端子に導電部材で移動自在に接続された嵌合孔
    を有し、前記ケースの上方向に移動自在に該ケースに支
    持された導電性の可動部材と、 一端と他端を有し、前記可動部材の移動方向に対してほ
    ぼ直交する横方向に沿って移動自在に前記軸受け部に支
    持されかつ該一端が挿脱自在に前記嵌合孔に嵌入された
    導電性の作動軸と、 前記嵌合孔が前記作動軸の一端から遠ざかるように、前
    記可動部材を前記ケースの上方向に付勢する第1の弾性
    体と、 前記作動軸が前記嵌合孔から離脱するように、該作動軸
    を前記ケースの内側横方向に付勢する第2の弾性体と、 前記ケースに収容されて前記作動軸の一端が前記嵌合孔
    から離脱する際に必要な距離に応じた前記横方向の所定
    の厚みを有し、前記電気部品と前記作動軸の他端との間
    に介在し、該作動軸の他端で押圧されて該電気部品に面
    接触し、該電気部品からの伝導熱を吸収して該電気部品
    の許容過熱温度に応じた温度で溶融する導電性の低溶融
    体と、 前記可動部材に連結され、前記可動部材と共に移動して
    前記嵌合孔からの前記作動軸の離脱状態を表示する表示
    手段とを、 備えたことを特徴とする熱開閉器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱開閉器に、表示用孔を
    有し、かつ少なくとも前記ケースの上方を覆うカバーを
    設け、 前記表示手段は、前記表示用孔から突出可能な表示用突
    起を有することを特徴とする熱開閉器。
  3. 【請求項3】 請求項1の熱開閉器に、警報手段に接続
    された配線パターンが内側に形成され、かつ少なくとも
    前記ケースの上方を覆うカバーを設け、 前記表示手段は、前記可動部材と共に移動して前記配線
    パターンに接触し、前記離脱状態を外部に電気的に伝え
    る短絡片を有することを特徴とする熱開閉器。
  4. 【請求項4】 前記ケースの外側面には、前記可動部材
    を前記移動方向に導く案内部を設けたことを特徴とする
    請求項1、2または3記載の熱開閉器。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、前記作動軸、前記第2の
    弾性体及び前記低溶融体を収容するケース本体と、該ケ
    ース本体と相俟って該作動軸、該第2の弾性体及び該低
    溶融体を閉止する上蓋とで構成し、 前記第1の弾性体は、前記ケースの上蓋と前記可動部材
    との間に設けられた圧縮ばねで構成し、 前記第2の弾性体は、前記ケースの内側面と前記低溶融
    体との間に設けられ、前記第1の弾性体のばね圧力以上
    のばね圧力を有する圧縮ばねで構成したことを特徴とす
    る請求項1、2、3または4記載の熱開閉器。
  6. 【請求項6】 前記可動部材の嵌合孔と前記作動軸の一
    端との接触部分には、接触抵抗値を小さくする導電層を
    形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4または
    5記載の熱開閉器。
  7. 【請求項7】 前記低溶融体は、低溶融金属、形状記憶
    金属又は導電性の形状記憶樹脂のいずれか1つで構成し
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6
    記載の熱開閉器。
  8. 【請求項8】 前記電気部品は、サージ防護素子で構成
    したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6ま
    たは7記載の熱開閉器。
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