JPH1040772A - 電子機器等のスイッチ構造 - Google Patents

電子機器等のスイッチ構造

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Publication number
JPH1040772A
JPH1040772A JP8213034A JP21303496A JPH1040772A JP H1040772 A JPH1040772 A JP H1040772A JP 8213034 A JP8213034 A JP 8213034A JP 21303496 A JP21303496 A JP 21303496A JP H1040772 A JPH1040772 A JP H1040772A
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JP
Japan
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stopper
switch
plunger
key
key switch
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JP8213034A
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English (en)
Inventor
Masayuki Takashima
政幸 高島
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Push-Button Switches (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立における寸法のバラツキに影響されず安
定してキースイッチの破損を防止、あるいは回路基板の
破損を防止することができる電子機器等のスイッチ構造
を提供する。 【解決手段】 操作部ケースに設けた支持穴により上下
方向に移動可能に支持されたキートップと、該支持穴直
下位置に於てプリント基板上に固定されたキースイッチ
とを備え、上記キートップは、操作時に下方へ押圧され
る本体と、該本体の下面中央部に位置して下端のストッ
パ面で上記キースイッチのスイッチケース上面に当接す
るストッパ部材と、該ストッパ部材の中心部に位置して
キースイッチのプランジャに当接可能な押圧面を有した
押圧部材と、を備え、該押圧面は、該ストッパ面よりも
所定距離上方に引っ込んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリ、これらの複合機等の画像形成装置、通信
機器、事務機器等の電気・電子機器の操作部に適用し得
るスイッチ構造に関し、詳しくは、プリント基板上に支
持されたキースイッチのプランジャを別体のキートップ
を押圧することにより作動させるようにしたスイッチ構
造におけるキートップの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種画像形成装置、通信機器、事務機器
等の電気・電子機器の操作部にはスイッチが設けられて
いる。スイッチには種々のものがあるが、キースイッチ
を操作パネル内部のプリント基板上に支持すると共に、
キースイッチのプランジャをパネル外面に支持した別体
のキートップを押圧することにより作動させるようにし
たスイッチ構造を備えたものが知られている。図11は
このようなタイプのスイッチ構造を示す断面図であり、
(a) は操作部ケース外面2に設けた支持穴2a内にキー
トップ1を配置すると共に、キートップ1の中心に位置
する突起1aの先端面を押圧面としている。プリント基
板3上に固定したキースイッチは、キースイッチケース
4と、ケース4上に出入れ可能に支持されたプランジャ
5とを有する。このスイッチ構造に於ては、突起1a先
端の押圧面を常時プランジャ5の上面に当接させておく
ことにより、キートップ1の上面を押し込んだ時にプラ
ンジャ5が押圧されて作動するように構成されている。
このようなスイッチ構造は、例えば特開昭62−627
22号公報の第2図に開示されており、従来のスイッチ
のほとんどがこのタイプである。図12はキースイッチ
の構成を示す斜視図である。
【0003】しかし、キースイッチの耐荷重は、数百
g、大きくてもせいぜい2〜3kg程度しかなく、叩く
様なスイッチ層さじに加わる荷重である数kgあるいは
10kg以上の荷重が加わると容易に破損してしまう。
あるいは叩かなくても強く(2〜3kg)押すことがく
り返されると、容易に疲労破壊することが知られてい
る。そこでその対策として、図11(b) のようにキート
ップ1の下端縁を操作部ケースの支持穴下部から張り出
した張り出し部2bにより支持した構成が提案されてい
る。このスイッチ構造によれば、キートップ1を強く押
したとしても操作部ケースの一部2bが荷重を受けるの
で、キースイッチ自体に加わる荷重は低減されたものと
なり、その分だけキースイッチ4、5が破損する虞れが
少なくなる。しかし、図11(b) においては、操作部ケ
ース2の下面からプリント基板3の上面までの間の距離
Bが組立及び部品のバラツキにより変動する。そして、
B寸法が大きくなり過ぎると、キートップ1を押しても
キースイッチを押す(作動させる)ことができなくな
る。逆に、B寸法が小さくなり過ぎると、キートップを
押し込んだ時に突起1aが先にキースイッチのプランジ
ャ5を押し切ってしまい、操作部ケース2のストッパー
としての機能が喪失される。
【0004】また図11(c) のようにキートップ1の外
周下端1cを回路基板3の上面に当たるまで延在させる
ことにより、キートップ押し込み時の荷重を基板上面で
受ける様にしたものもある。しかし、キースイッチ1は
回路基板3に上にハンダ付けされるものであるから、基
板上面からプランジャ5の頂部までの高さC寸法が不安
定である。即ち、キースイッチをハンダ付けする時、キ
ースイッチ1が回路基板3上面から少し離れることが多
い。このC寸法が大きくなると、キースイッチ1を押し
切ったとしてもキートップ1の足1cが回路基板3の上
面に届かず、ストッパーとしての機能がなくなってしま
い、結局、過大な荷重がプランジャ5に加わってキース
イッチが破損することになる。更に、上記従来例に於て
キートップ1を強く押込むと、キースイッチが強く押さ
れて損傷するばかりでなく、回路基板3がたわみを起こ
す。回路基板のたわみが繰り返されると、回路基板にク
ラックが入ったり、ハンダ付部にクラックが入って導通
不良になることがある。その対策として従来は、キース
イッチの近傍の操作部ケ−ス2側との間で回路基板をネ
ジ止め(あるいは爪によるひっかけ)して補強してい
る。この場合ネジを1本あるいは2本用いただけでは、
回路基板のネジのない部分がたわみやすく、ネジを用い
ない場合に比して程度が良くなったとしてもクラックが
入ることはあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、操作部ケース、プリント基板、キ
ースイッチ等の部品の組立における寸法のバラツキに影
響されずに安定してキースイッチの破損を防止、あるい
は回路基板の破損を防止することができる電子機器等の
スイッチ構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
請求項1の発明は、操作部ケースに設けた支持穴により
上下方向に移動可能に支持されたキートップと、該支持
穴直下位置に於てプリント基板上に固定されたキースイ
ッチとを備え、上記キートップは、操作時に下方へ押圧
される本体と、該本体の下面中央部に位置して下端のス
トッパ面で上記キースイッチのスイッチケース上面に当
接するストッパ部材と、該ストッパ部材の中心部に位置
してキースイッチのプランジャに当接可能な押圧面を有
した押圧部材と、を備え、該押圧面は、該ストッパ面よ
りも所定距離上方に引っ込んでいることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記キースイッチのプランジャが下
限位置にあるときのプランジャの突出高さAと、上記押
圧面と上記ストッパ面との間の段差寸法A’とを同等に
設定したことを特徴とする。請求項3の発明は、操作部
ケースに設けた支持穴により上下方向に移動可能に支持
されたキートップと、該支持穴直下位置に於てプリント
基板上に固定されたキースイッチとを備え、上記キート
ップは、操作時に下方へ押圧される本体と、該本体の下
面に位置して下端のストッパ面で上記プリント基板の上
面に当接するストッパ部材と、該ストッパ部材の中心部
に位置してキースイッチのプランジャに当接可能な押圧
面を有した押圧部材と、を備え、該押圧面は、該ストッ
パ面よりも所定距離上方に引っ込んでおり、上記ストッ
パ部材のストッパ面にはプリント基板に形成した係止穴
に係止されると共に所定の範囲内でプリント基板に対す
るキートップの上下動を許容する爪が突設されているこ
とを特徴とする。請求項4の発明は、請求項3記載の電
子機器等のスイッチ構造において、上記キートップは、
上記ストッパ部材の内側に位置して下端のストッパ面で
上記キースイッチのスイッチケース上面に当接する内部
ストッパ部材を有し、上記キースイッチのプランジャが
下限位置にあるときのプランジャの突出高さAと、上記
押圧面と上記内側ストッパ部材のストッパ面との間の段
差寸法A’とを同等に設定したことを特徴とする。請求
項5の発明は、上記キースイッチを包囲するように配置
した3個のネジにより、上記プリント基板を上記操作部
ケース2に固定したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面により詳
細に説明する。図1は本発明のスイッチ構造を適用した
電子機器の一例としての複写機の外観斜視図である。こ
の複写機の操作部10には、スイッチ11が配置されて
いる。このスイッチ11は図2の断面図に示した如き構
成を有し、本発明の要部をなすキートップは図3の裏面
斜視図に示した如き構成を有する。図2に示す様にこの
スイッチ11は、キートップ21を操作部ケース22の
上面(略水平な面)に形成した支持穴22a内に配置す
ると共に、キートップ21の本体23の下面から延びる
円筒状の外壁(ストッパ部材)24を、外壁24の下端
縁が、プリント基板P上に固定されたキースイッチ25
のスイッチケース25aの上面に当接可能な位置関係で
配置している。キートップ本体23は、上面が閉止した
円筒状部23aの下端縁にフランジ状に張り出し部23
bを設けて、この張り出し部23bを支持穴22aの下
側縁部に当接させて上方への抜落ちを防止している。ま
た、図3にも示す様に外壁24の内部には外壁24の下
端24a(図3では上端)よりも所定距離引っ込んだ位
置に押圧部材26の押圧面26aが位置している。この
押圧面26aは、図2の様にキースイッチ25のプラン
ジャ25bの上面に接してこれを押し下げる様に構成さ
れる。また、外壁24の下端縁24aはプランジャ25
bの外径側においてスイッチケース25aの上面に接す
ることにより、キートップ押下げ時のストッパとして機
能する。この例では、押圧部材26の押圧面26aは十
字形状となっているが、これは一例であり、円形の平坦
面であってもよい。
【0008】次に、図4はキートップの他の形態例の構
成を示す裏面からの斜視図であり、この形態例が上記形
態例と異なる点は、ストッパとして円筒状の外壁24を
用いる代わりに、十字状にクロスする2枚(4枚)の板
部材27の中心部に凹所28を設けてこの凹所底面を押
圧部材とすると共に、凹所以外の面(下端面)29をス
トッパ部材とした点である。押圧部材28と、ストッパ
部材29の下端面29aは、機能的には上記形態例の各
部と同等である。なお、以下の形態例の説明では説明の
便宜上主として図3に示したキートップを例に挙げて説
明する。図2において、キートップ21の本体23が押
し下げられることにより、押圧部材26の押圧面26a
がプランジャ25bを押下げると、次にストッパ部材2
4の下端面(ストッパ面24a)がキースイッチケース
25a上面に当たり、押下げ動作をストップさせる。こ
れ以上強くキートップ21を押したとしても、プランジ
ャ25bには強い力がかからない。ところで、押圧面2
6aとストッパ部材24のストッパ面24aとの間の段
差は、図5(a) (b) のようにプランジャ25bの動作下
限時の高さA寸法に一致させることが最も良いが、実際
には、段差がA寸法になるよう作ったとしても、どうし
ても部品バラツキが発生する。
【0009】図6(a) 乃至(d) は夫々キースイッチの自
然状態(非押圧状態)、動作上限、動作下限、押し切り
状態を示す略図であり、プランジャが押圧されて動作上
限の位置まで下がった時点でキースイッチは作動(O
N)するが、更に動作上限を越えて動作下限位置までの
間(動作範囲(ロ))では通常に作動する。つまり動作
範囲(ロ)の範囲がキースイッチの機構上最も無理なく
作動することができる範囲である。これに対して、(d)
に示す押しきり状態であってもスイッチは勿論作動状態
を維持し続けることはできるが、押し込み量が機械的な
許容限度を越えており、耐久性上問題である。上記キー
トップにおいて、寸法バラツキにより、上記キートップ
の段差寸法A’が、プランジャの動作下限時の高さ寸法
Aよりも小さい場合には、小さい程度にもよるが、最悪
の場合にもキートップを押し込んだ時に押圧面26aが
プランジャ25bを押し切るまで余裕を持って移動する
ことができる。但し、通常の寸法誤差の範囲は、上記動
作範囲(ロ)の範囲に止まるので、プランジャを押し切
るまでには至らず、従ってプランジャを押し切る前にス
トッパ面24aがスイッチケース25aの上面に当接し
てそれ以上の押下げを阻止する。つまり、寸法A’が寸
法Aよりも小さくなるバラツキが発生している場合に
は、このバラツキは十分に吸収され、過大な力がプラン
ジャに加わることを防止できる。逆に、段差寸法A’が
過大になると、ストッパ24aが先にスイッチケース上
面に当接することにより押圧面26aがプランジャ25
bを十分に押し込めない事態が発生するため問題である
が、通常のバラツキの範囲は上記動作範囲(ロ)に止ま
るので、ストッパ面24aのストッパ機能を有効に発揮
しつつ、押圧面26aが上記動作範囲内で有効にプラン
ジャを押圧してスイッチを作動させることが可能とな
る。
【0010】図7(a) 及び(b) は請求項5に対応する形
態例であり、ネジ3本によってキースイッチの近傍をネ
ジ止めすることにより補強した状態を示す。3本のネジ
30は図7(b) のように正三角形に配置するのが力のバ
ランス上最も安定する。ネジ4本以上であっても良い
が、コストを考えると3本の方が良い。各ネジ30は、
操作部ケース22下面とプリント基板P上面との間に配
置されたネジ止めボス部31の下面側から螺着されるこ
とにより、基板Pを操作部ケース22と固定する。
【0011】図8(a) (b) 及び(c) は請求項3に対応す
る形態例であり、この形態例は、回路基板Pの適所に予
め形成した係止穴23aにキートップ40の円筒状のス
トッパ部材41の下端から突出した爪42を差し入れて
係止するようにした構成が特徴的である。(b) では、こ
のキートップ40は、ストッパ部材41の下端縁に18
0度間隔で爪42を2個配置しているが、これは一例で
あり、何個配置してもよい。符号43はキースイッチ2
5のプランジャ25bを押圧する為の押圧部材である。
この形態例のストッパ部材41の下端縁41aはストッ
パ面を構成しており、このストッパ面41aが基板上面
と当接することにより、押圧部材43がプランジャ25
bを過剰に押し込むことが防止される。また、図示の様
に爪42は基板Pの肉厚よりも長く構成されている為、
キートップ40は(a) の非押圧状態から(b) の押圧状態
まで、(爪42の長さ)−(基板の肉厚)分だけ上下動
することができる。この形態例によれば、図11(b) の
寸法Bのバラツキに影響されることがない。即ち、キー
トップ40の上面と押圧面41aとの間の長さが一定で
あれば、上記寸法Bのバラツキに影響されずにキースイ
ッチを正常に作動させることができる。また、この形態
例は、プリント基板Pにキートップの爪42が係止され
ているため組み立て性が良い。即ち、従来のキートップ
の組み立てにおいては、操作部ケース22を裏返しして
キートップ40をケースの支持穴22aに入れ、次にプ
リント基板を乗せてネジ止めしている。特に、キートッ
プ表面に文字が印刷されている場合、キートップをケー
スにセットする時印刷面が下になるため見えないので文
字が逆の状態でセットされやすい。本形態例では、プリ
ント基板を裏返さずにキートップをプリント基板に差し
込めるため、組み付け時には常に印刷面が上となってお
り、従って誤セットが発生しない。また、キースイッチ
内にホコリ等が入ると接触不良を起こしやすくなるが、
キースイッチ全体がドーム上のキートップで覆われてい
るのでホコリが進入せず、接触不良を起こさない。通
常、ホコリ防止の為にキースイッチのプランジャとキー
トップとの間に防塵シートを介挿しているが、本形態例
によればそのような手間と、防塵シート分のコストが不
要となるためコストダウンにもなる。その他の機能、効
果は上記形態例と同様である。
【0012】次に、図9は、請求項4に対応する形態例
を示す図であり、このキートップ50においては外側に
位置する円筒状のストッパ部材41、爪42の形状は図
8の形態例と同じであるが、その内側に位置する押圧部
材53の外側に図2、図3、図4に示した如き内部スト
ッパ部材24、27が配置されている点が異なってい
る。この形態例によれば、ストッパ部材が内外2種類設
けられているので、ストッパ部材の寸法誤差に起因した
ストッパ機能の不良が発生しにくくなる。その他の機能
は上記形態例と同様である。また、内部ストッパ部材2
4、27のストッパ面(下端縁)と押圧部材53の押圧
面との間の段差寸法A’と、キースイッチのプランジャ
が下限位置にあるときのプランジャの突出高さAとを同
一に設定する構成は、図9の形態例に適用してもよい。
ところで、実開昭61−146824号公報には、図1
0に示した如き構成のスイッチ構造が開示されており、
キートップの下面から突出した円筒状の部材60が本形
態例におけるストッパ部材に類似するが如く思われる
が、この部材60は短尺である為、その下端縁全体が同
時にプリント基板の上面に接することはなく、キートッ
プ上面の中央部を強く押圧した時にはプランジャは下死
点でストップし、部材60はストッパとして機能し得な
い。従って、キースイッチはダメージを受ける。
【0013】また、キートップ上面の中心からずれた位
置を押圧した場合に初めて部材60の下面の一部が基板
上面に当接するが、この時プランジャは既に下死点に達
していることが多く、従ってキースイッチは押圧時の荷
重によりダメージを受ける。また、円筒状の部材60
は、極めて大径であり、キートップの中心部の押圧突起
からの距離が過大となるため、押圧位置のわずかなずれ
によってキートップが傾倒して、キースイッチに対する
押し込み不良が発生し易い。キースイッチはその中央部
を押圧されることが多いので、この従来例に於てはキー
スイッチがダメージを受けることを有効に防止できな
い。これに対して本発明のキートップはストッパ部材が
キースイッチのスイッチケースの上面に当接すると共
に、押圧部材の押圧面と、ストッパ部材のストッパ面と
が近接しているので、キートップの中心からずれた位置
が押されたとしても影響されることなくストッパ面は過
剰な押し込み防止の為のストッパとして有効に機能する
ことができる。また、特開平3−261015号公報に
はキートップが上方に復帰する際に作用するストッパに
ついて開示されているが、本発明ではキートップが下方
へ押し込まれる際のストッパを提案しており、本発明に
よりキースイッチの過剰な押し込みを防止しているの
で、両者は明らかに異なった技術である。また、ストッ
パ部材をキースイッチのケース上面に当接させる技術も
開示されていない。
【0014】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
キートップ21を強い力で押し込んだ場合に、キートッ
プ21の下面から下方へ突出したストッパ部材24、2
9のストッパ面24a,29がキースイッチケ−ス25
aの上面に当たり、ストッパーとなる。一方、プランジ
ャを押圧する押圧部材はストッパ面よりも引っ込んでい
るので、ストッパ面のストッパ作用によりプランジャを
過剰に押し込むことがなくなる。このため、組立て・部
品バラツキによる影響を受けず、プランジャ25bに大
きな負荷が加わらなくなる。よってキースイッチの破損
防止となる。請求項2の発明によれば、キートップから
下方へ延びるストッパ部材のストッパ面と、ストッパ部
材の内部に位置する押圧部材の押圧面との間の段差寸法
を、プランジャの動作下限時の突出高さ寸法と一致させ
ているため、段差寸法のバラツキまで吸収し、従って請
求項1の場合よりもさらに無理のない安定した押し込み
を実現できる。
【0015】請求項3の発明によれば、操作部ケース、
キースイッチ、プリント基板等の部品間の組み立てバラ
ツキによる影響を受けずにキートップのストップ機能を
発揮するため、キースイッチの破損を防止できる。ま
た、プリント基板にキートップの爪が係止されるため組
み立て性が良く、裏返しにして組立を行う必要がないの
で、キートップ表面の印刷文字を逆にして組み付ける等
の不具合がなくなる。更に、またキースイッチ内にホコ
リ等が入ると接触不良を起しやすくなるが、キースイッ
チ全体がドーム状のキートップで覆われているのでホコ
リが進入せず、接触不良を起こさない。請求項4の発明
によれば、請求項3の構成に対して、請求項1、2の構
成を組み合わせたので、各請求項特有の作用効果を併有
する。請求項5の発明によれば、キースイッチ近傍をネ
ジ3本以上で固定することにより、プリント基板を操作
部ケースに安定した状態で固定しているため、プリント
基板がたわまず、クラックも発生しないので、導通不良
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像形成装置の一例の外観斜
視図。
【図2】本発明の一形態例のスイッチ構造を示す断面
図。
【図3】一形態例のキートップの裏面斜視図。
【図4】キートップの他の形態例の構成を示す裏面から
の斜視図。
【図5】(a) 及び(b) は図1、図2の形態例におけるス
イッチ押圧動作を示す図。
【図6】(a) 乃至(d) はキースイッチのプランジャの動
作範囲の例を示す図。
【図7】(a) 及び(b) は請求項5に対応する形態例の説
明図。
【図8】(a) (b) 及び(c) は請求項3に対応する形態例
の説明図。
【図9】請求項4に対応する形態例の説明図。
【図10】従来例の欠点を説明する為の図。
【図11】(a) (b) 及び(c) は従来例の説明図。
【図12】キースイッチの構成図。
【符号の説明】
10 操作部、11 スイッチ、21 キートップ、2
2 操作部ケース、22a 支持穴,23 キートップ
の本体,24 外壁(ストッパ部材),24aストッパ
面、25 キースイッチ,25a スイッチケース,2
5b プランジャ、26 押圧部材、26a 押圧面、
27 板部材、28 凹所(押圧部材)、29 ストッ
パ部材、29a 下端面(ストッパ面)、30 ネジ、
40 キートップ、41 ストッパ部材、42 爪、4
3 押圧部材、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部ケースに設けた支持穴により上下
    方向に移動可能に支持されたキートップと、該支持穴直
    下位置に於てプリント基板上に固定されたキースイッチ
    とを備え、 上記キートップは、操作時に下方へ押圧される本体と、
    該本体の下面中央部に位置して下端のストッパ面で上記
    キースイッチのスイッチケース上面に当接するストッパ
    部材と、該ストッパ部材の中心部に位置してキースイッ
    チのプランジャに当接可能な押圧面を有した押圧部材
    と、を備え、 該押圧面は、該ストッパ面よりも所定距離上方に引っ込
    んでいることを特徴とする電子機器等のスイッチ構造。
  2. 【請求項2】 上記キースイッチのプランジャが下限位
    置にあるときのプランジャの突出高さAと、上記押圧面
    と上記ストッパ面との間の段差寸法A’とを同等に設定
    したことを特徴とする請求項1の電子機器等のスイッチ
    構造。
  3. 【請求項3】 操作部ケースに設けた支持穴により上下
    方向に移動可能に支持されたキートップと、該支持穴直
    下位置に於てプリント基板上に固定されたキースイッチ
    とを備え、 上記キートップは、操作時に下方へ押圧される本体と、
    該本体の下面に位置して下端のストッパ面で上記プリン
    ト基板の上面に当接するストッパ部材と、該ストッパ部
    材の中心部に位置してキースイッチのプランジャに当接
    可能な押圧面を有した押圧部材と、を備え、 該押圧面は、該ストッパ面よりも所定距離上方に引っ込
    んでおり、 上記ストッパ部材のストッパ面にはプリント基板に形成
    した係止穴に係止されると共に所定の範囲内でプリント
    基板に対するキートップの上下動を許容する爪が突設さ
    れていることを特徴とする電子機器等のスイッチ構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子機器等のスイッチ構
    造において、 上記キートップは、上記ストッパ部材の内側に位置して
    下端のストッパ面で上記キースイッチのスイッチケース
    上面に当接する内部ストッパ部材を有し、 上記キースイッチのプランジャが下限位置にあるときの
    プランジャの突出高さAと、上記押圧面と上記内側スト
    ッパ部材のストッパ面との間の段差寸法A’とを同等に
    設定したことを特徴とする電子機器等のスイッチ構造。
  5. 【請求項5】 上記キースイッチを包囲するように配置
    した3個のネジにより、上記プリント基板を上記操作部
    ケース2に固定したことを特徴とする請求項1、2、
    3、又は4記載の電子機器等のスイッチ構造。
JP8213034A 1996-07-24 1996-07-24 電子機器等のスイッチ構造 Pending JPH1040772A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7671291B2 (en) 2005-11-21 2010-03-02 Ricoh Company, Ltd. Operations panel and image forming apparatus
JP2010244768A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Sony Computer Entertainment Inc 電子機器
KR20220141538A (ko) * 2021-04-13 2022-10-20 윤명희 조절기의 택트스위치와 버튼의 결합구조

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