JPH1040707A - 灯具のバルブ固定構造 - Google Patents

灯具のバルブ固定構造

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Publication number
JPH1040707A
JPH1040707A JP8191056A JP19105696A JPH1040707A JP H1040707 A JPH1040707 A JP H1040707A JP 8191056 A JP8191056 A JP 8191056A JP 19105696 A JP19105696 A JP 19105696A JP H1040707 A JPH1040707 A JP H1040707A
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JP
Japan
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bulb
set spring
lamp
valve
mounting hole
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Application number
JP8191056A
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English (en)
Inventor
Shoichi Fukazawa
捷一 深沢
Masahiro Kusaya
雅弘 草谷
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフレクタ等にバルブソケットを固定するた
めのフィクチャをネジにより固定する構成では、部品点
数が多く、かつ組付工数が多く、組付けの作業が煩雑に
なる。 【解決手段】 灯具本体部としてのリフレクタ6に設け
られたバルブ取付穴7に対してバルブソケット12を当
接させ、かつ、全体がコ字状に曲げ形成されてその両端
の嵌合端部111がリフレクタ6の固定壁18に設けた
嵌合穴21に嵌入されて起伏回動可能とされたセットス
プリング11によりバルブソケット12をリフレクタ6
に弾接固定させる。セットスプリング11の嵌合端部1
11と中間部112との間の部分に固定壁18の係止穴
22に係止される係止部113が設けられ、この係止部
112と嵌合端部111との間の部分がバルブソケット
12に当接されて弾接力を付与する当接部114として
構成される。当接部114が短く構成されるためにその
弾性力が高められ、セットスプリングの作業性が良く、
かつ固定力が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は灯具にバルブ(電
球)を固定するための構造に関し、特にバルブを灯具ボ
ディあるいはリフレクタ等の灯具本体部に固定するため
のバルブ固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両用灯具では、バルブを交
換するための必要性から灯具ボディやリフレクタ等の灯
具本体部の背面側に設けたバルブ取付穴を利用してバル
ブを着脱可能にした固定構造が採用されている。例え
ば、図10はその一例を示す概略斜視図であり、灯具ボ
ディ内に内装されているリフレクタ101のバルブ取付
穴102に円環状の取付部103を一体に設け、この取
付部103に対してフィクチャ104をネジ105によ
り固定している。このフィクチャ104は円形浅皿状に
形成され、その底面部106には取着するバルブを挿通
させるための挿通穴107が開設され、かつこの挿通穴
107の円周複数箇所には係合用切欠き108が形成さ
れている。
【0003】このような固定構造では、前記バルブ取付
穴102に装着される図外のバルブは、バルブソケット
に一体化され、このバルブソケットに設けたボス部を前
記フィクチャ104の挿通穴107内に嵌入させ、かつ
ボス部の円周複数箇所に突設した係合片をフィクチャ1
04の係合用切欠きに108係合させ、その上でバルブ
を軸回りに小角度回動させることで、係合片がフィクチ
ャとバルブ取付穴の端面との間に挟持され、バルブソケ
ットをフィクチャに固定することができる。バルブを離
脱するときは逆の操作を行えばよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このバルブ固定構造で
は、フィクチャをリフレクタにネジにより固定している
ため、複数のネジが必要とされる分、構成部品点数が増
えることになり、コストを削減する上では好ましいもの
ではない。また、複数のネジを締結するための作業が必
要であり、灯具の組付け工数が多くなるという問題があ
る。
【0005】本発明の目的は、部品点数を削減し、かつ
組付け作業を簡略化したバルブ固定構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、灯具本体部に
設けられたバルブ取付穴に対してバルブの一部が当接さ
れ、かつ、全体がコ字状に曲げ形成されてその両端部が
灯具本体部に嵌合支持されたセットスプリングの前記両
端部と中間部との間の部分に灯具本体部に係止される係
止部が設けられ、この係止部と両端部との間の部分がバ
ルブの背面側から当接されて弾接力を付与してバルブの
固定を行う構成とされる。この場合、例えば、バルブ取
付穴の周囲の少なくとも2箇所に固定壁が立設され、こ
れら固定壁の一部にセットスプリングの各端部が嵌入さ
れる嵌合穴が設けられ、他の一部にセットスプリングの
係止部が係合される係合穴が設けられる構成とされる。
また、セットスプリングの両端部と係止部は、それぞれ
バルブ取付穴の中心を挟んで互いに反対側に位置され
る。
【0007】また、本発明は、灯具本体部に設けられた
バルブ取付穴に対してバルブの一部が当接され、かつ、
全体がコ字状に曲げ形成されてその両端部が灯具本体部
に嵌合支持されたセットスプリングの中間部がバルブの
背面側から弾性的に当接されて固定を行う構成とされ
る。あるいは、灯具本体部に設けられたバルブ取付穴に
対してバルブの一部が当接され、かつこのバルブに対し
て背面側から外部コネクタが接続され、全体がコ字状に
曲げ形成されてその両端部が前記灯具本体部に嵌合支持
されたセットスプリングの中間部が前記外部コネクタの
背面側から弾性的に当接されて前記バルブおよび外部コ
ネクタの固定を行う構成とされる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を単灯型の自動車用前
照灯に適用した第1の実施形態の正面図であり、図2は
そのAA線垂直断面図である。灯具ボディ1の前面開口
縁にはシール溝2が形成され、このシール溝2にはレン
ズ3の周縁部4がシール剤5によって封止状態に固定さ
れ、このレンズ3により前記灯具ボディ1の内部に灯室
が画成される。この灯室内には樹脂成形により形成され
てその表面が反射面処理されたリフレクタ6が内装され
ており、図示を省略したエイミング機構によって上下、
左右方向に傾動位置を調整することができる。また、こ
のリフレクタ6の背面にはバルブ取付穴7が開設されて
おり、前記灯具ボディ1の背面に設けた開口8内におい
て外部に露呈されている。このリフレクタ6のバルブ取
付穴7には詳細を後述するようにバルブ9が着脱可能と
され、前記灯具ボディ1の開口8に嵌着されたゴムキャ
ップ10によりバルブ9と開口8との間が封止される。
【0009】前記バルブ取付穴7におけるバルブ9の固
定構造を図3の分解斜視図に示す。前記バルブ9はバル
ブソケット12に取着されており、このバルブソケット
12をセットスプリング11により前記リフレクタ6の
バルブ取付穴7に固定することでバルブ9がリフレクタ
6に取着される。このバルブソケット12には前記リフ
レクタ6の背面に当接された状態で係合支持される係合
部13と、前記バルブ9に電気的に接続されるコネクタ
部14とが設けられている。前記係合部13は、内部に
バルブ9が挿入支持されて前記バルブ取付穴に挿入可能
な円筒状をしたボス15と、このボス15の外周面に径
方向に突出された円板状の係合板16とで構成され、こ
の係合板16の円周複数箇所、ここでは3箇所には径方
向に突出形成された係合片17が設けられる。また、前
記コネクタ部14には図示を省略する車載電源側のコー
ドに接続されたコネクタが接続可能とされている。
【0010】一方、前記リフレクタ6のバルブ取付穴7
の周囲には、バルブ取付穴の径方向に対応する位置にそ
れぞれ対をなす固定壁18が立設される。また、これら
固定壁18で囲まれる領域には、前記バルブ取付穴7の
周囲のリフレクタ6の背面が凹設されており、これによ
り前記バルブソケットの係合板16と係合片17を収納
可能な収納凹部19が形成されている。この収納凹部1
9では、前記係合片17を収納する複数個の係合溝20
が周方向に配置されているため、前記バルブソケット1
2のボス15をバルブ取付穴7に挿入したときには、係
合板16と係合片17とが収納凹部19に収納され、こ
のときに係合片17が係合溝20に収納されるため、こ
の状態でバルブソケット12をその軸回り方向に規制す
ることが可能となる。
【0011】前記一対の固定壁18はその外形状はそれ
ぞれバルブ取付穴7を挟んで対称とされる緩やかな傾斜
の山型に形成されており、それぞれ対向する一方の裾部
には小径の嵌合穴21が開設され、他方の裾部にはこれ
よりも大径の係止穴22が開設されている。なお、両固
定壁18の対向する嵌合穴21を結ぶ線と、同じく対向
する係止穴22を結ぶ線は前記バルブ取付穴7の中心を
挟む両側位置に配置されるように設定される。一方、前
記バルブソケット12を固定するための前記セットスプ
リング11は、比較的に弾性力の大きな針金で構成さ
れ、全体がコ字状に曲げ形成される。そして、両端部は
外側に向けて略直角に曲げ形成されて嵌合端部111と
して形成される。さらに、これら嵌合端部111と中間
部112との間には、その一部を外側に向けて円弧状に
曲げ形成された係止部113が構成される。そして、こ
の係止部113と前記嵌合端部111との間の部分は若
干下向きに突出されるく字状に曲げ形成された当接部1
14として構成される。なお、前記中間部112はセッ
トスプリング11を係脱させる際に手で操作を行う部分
であり、したがってこの中間部112は操作部として構
成される。
【0012】この固定構造では、図4(a)に示すよう
に、セットスプリング11の嵌合端部111は固定壁1
8の内側から各嵌合穴21に嵌入される。これにより、
セットスプリング11はこの嵌合端部111を支点とし
てその中間部112をバルブ取付穴7に対して起伏状態
に回動させることができる。また、セットスプリング1
1をリフレクタ6の背面に近接させる方向に回動させた
ときには、係止部113は固定壁18の内面に沿って移
動され、セットスプリング11の所定の回動位置におい
て固定壁18の係止穴22に弾性的に嵌入され、係止状
態とされる。なお、セットスプリング11の中間部11
2を前記と反対のリフレクタ6から離す方向に所定以上
の力で操作すれば、係止部113を係止穴22から離脱
させ、前記係止状態を解除することが可能である。
【0013】しかる上で、バルブ9を取着したバルブソ
ケット12をバルブ取付穴7に装着する。このときは、
バルブ9およびボス15をリフレクタ6の背面側からバ
ルブ取付穴7に挿入させる。そして、バルブソケット1
2の係合板16と係合片17をバルブ取付穴の周囲の収
納凹部19と収納溝20に進入させる。これにより、バ
ルブソケット12はリフレクタ6に対する軸の位置が設
定され、さらに係合片が係合溝に収納されることでその
周方向の位置も設定される。
【0014】続いて、図4(b)に示すように、両端の
嵌合端部111が固定壁18の嵌合穴21に嵌入されて
いるセットスプリング11をバルブソケット12の背後
側からリフレクタ方向に回動操作する。この回動操作に
よって、先ずセットスプリング11の当接部114がバ
ルブソケット12の係合板16の背面に当接される。こ
のとき、当接部114は係合板16の中心線上の位置、
換言すればバルブ取付穴7およびバルブ9の中心を通る
直径線上において係合板16に当接される。さらにセッ
トスプリング11を回動操作すると、当接部114は弾
性変形され、かつその際の弾性力によって係合板16を
収納凹部19の底面、すなわちリフレクタ6に向けて押
圧する。そして、当接部114が所定量だけ弾性変形さ
れると、その端部に位置されている係止部113が固定
壁18の係止穴22にまで到達され、係止部113が係
止穴22に係合される。
【0015】これにより、図5(a),(b)に平面図
と側面図を示すように、セットスプリング11は固定壁
18によって嵌合端部111と係止部113との二箇所
がそれぞれ係止された状態となり、前記した回動操作力
を解除しても、セットスプリング11はこの状態が保持
される。したがって、この状態では当接部114はバル
ブソケット12の係合板16をリフレクタ6に対して押
圧し、バルブソケット12をリフレクタ6に固定支持さ
せる。また、このときセットスプリング11の中間部1
12はバルブソケット12のコネクタ部14の背面に当
接され、この部分においてもバルブソケット12はリフ
レクタ6に押圧され、固定支持されることになる。
【0016】このように、この構成では、フィクチャや
これを固定するためのネジが不要であり、リフレクタ6
に対してセットスプリング11が設けられるのみである
ため、部品点数が低減でき、しかもその組付工数は極め
て少なく組付けの作業性は極めて良好である。また、こ
の実施形態においては、セットスプリング11の嵌合端
部111とこれに近い位置の係止部113との間の長さ
の短い当接部114においてバルブソケット12を弾圧
固定させることになるので、この当接部114が撓み難
い状態となり、セットスプリング11にバネ力の小さい
材料を用いた場合においても、この当接部114におけ
る弾性変形性を低下させ、バルブソケット12に対する
押圧力を増大することができ、強固な固定が可能とな
る。しかしながら、その一方でセットスプリング11を
回動操作する際には、嵌合端部111から最も遠い位置
の中間部112において手操作により行うため、当接部
114に生じる大きなバネ力にかかわらず、小さい操作
力によって行うことができ、操作性が改善されることに
なる。
【0017】図6は本発明の第2の実施形態の要部を示
す斜視図、図7(a),(b)はその正面方向、側面方
向からそれぞれ見た図である。この実施形態では、リフ
レクタ6のバルブ取付穴7の周囲に同心円状の内壁2
3、中壁24、外壁25を立設し、内壁23、中壁2
4、外壁25と順次その高さを高くしている。そして、
内壁23の端面にはバルブソケット12の係合板16が
当接されるようにし、中壁24はその内周面に係合板1
6の周縁部が当接されるとともに、その周方向複数箇所
に切り欠き24aを設けてバルブソケット12の係合片
17が嵌合されるようにする。さらに、外壁25にはバ
ルブ取付穴7の軸心を通る径位置よりも僅かに偏位され
た位置において、バルブ取付穴7を径方向に挟む位置に
それぞれ嵌合穴26が開設される。また、この嵌合穴2
6は後述するようにバルブソケット12がバルブ取付穴
7に取り付けられる際に、一体に形成されているコネク
タ部14の長さ方向に対して直交する方向にそれぞれ設
けられる。なお、前記中壁24には、前記嵌合穴26に
対向する位置に、径方向の細幅の切り欠き27が形成さ
れている。
【0018】一方、セットスプリング11Aは両端部の
幅寸法が中間部112Aよりも狭められたコ字状に曲げ
形成された線材で構成され、前記両端部にはそれぞれ外
方向に曲げ形成された嵌合端部111Aが形成される。
また、中間部112Aは端部方向に向けて幾分湾曲する
ように形成される。なお、嵌合端部111Aから中間部
112Aまでの長さは、前記バルブソケット12のコネ
クタ部14のソケット軸方向の高さ寸法にほぼ等しく、
あるいは若干長く形成されている。
【0019】この構成では、セットスプリング11Aの
両端部を把持し、これを弾性変形させて狭めながら、嵌
合端部111Aを外壁25の嵌合穴26に内側から位置
させ、その後に把持を解除することで、その弾性力によ
って嵌合端部111Aは嵌合穴26に嵌入される。この
とき、中壁24に設けられた細幅の切り欠き27によっ
て嵌合端部111Aが中壁24に干渉されることが防止
され、その嵌入が可能とされる。次いで、内壁23にバ
ルブソケット12の係合板16を当接させ、かつ係合片
17を中壁24内に進入させる。これにより、バルブソ
ケット12はバルブ取付穴7に対する軸位置と周方向位
置が設定される。その上で、セットスプリング11Aの
中間部112Aを回動操作し、バルブソケット12のコ
ネクタ部14を覆う位置まで移動させる。
【0020】これにより、セットスプリング11Aの中
間部112Aはコネクタ部14の外面に当接され、外側
に弾性変形されながらコネクタ部14の背後位置まで移
動される。したがって、このセットスプリング11Aの
中間部112Aにおける弾性力によってコネクタ部1
4、すなわちバルブソケット12は内壁23の端面に押
圧されることになり、この押圧力によってバルブソケッ
ト12はリフレクタ6に固定支持されることになる。こ
のため、中間部112Aの全体で固定を行うことになる
ため、大きな固定力を得ることができる。また、このと
きにセットスプリング11Aの嵌合端部111Aと嵌合
穴26は、バルブ取付穴7の中心径位置よりもコネクタ
部14が延長される側に偏位されており、かつ中間部1
12Aはバルブ取付穴7の中心位置を越えた位置まで回
動されることにより、いわゆるトグル機構が構成され、
セットスプリング11Aがバルフソケット12から外れ
ることはなくなる。また、この偏位により、嵌合端部1
11Aからコネクタ部14の外面と角部までの距離は角
部の方が長くなるため、セットスプリング11Aの中間
部112Aがこの角部を乗り越える際にクリック感が生
じ、セットスプリングの操作に節度が与えられ、操作性
が良好なものとなる。さらに、第1の実施形態のような
セットスプリングの中間部を係止するための係止穴を設
ける必要がなく、構成が簡略化できる。
【0021】図8(a),(b)は前記した第2の実施
形態の変形例を示しており、図7に対応した正面図と側
面図である。この実施形態では、セットスプリング11
Bは前記セットスプリング11Aと略同様に形成されて
おり、かつリフレクタ6側においても各壁23〜25が
同様に形成されている。ただし、セットスプリング11
Bの嵌合端部111Bを階段状に曲げ形成して段部11
5を形成し、この段部115が中壁24の端面に当接さ
れるように構成する一方、中壁24の端面の一部には、
前記段部115の移動範囲内の位置に山型の突起28を
形成している。そして、セットスプリング11Bをバル
ブソケット12のコネクタ部14に向けて回動操作させ
る際に、段部115が山型突起28を乗り越えさせるこ
とで、クリック感を生じさせ、セットスプリング11B
の操作に節度を与え、操作性を良好なものとしている。
また、段部115がこの山形突起28を乗り越えること
で、セットスプリング11Bがコネクタ部14から外れ
ることが防止される。
【0022】図9(a),(b)は本発明の第3の実施
形態の部分分解斜視図と一部破断正面図であり、前記第
2の実施形態と等価な部分には同一符号を付してある。
この実施形態では、リフレクタ6は前記第2の実施形態
と同様にバルブ取付穴7の周囲に内壁23、中壁24、
外壁25を形成し、外壁25には嵌合穴26を形成し、
略コ字状をしたセットスプリング11Aの両端部を嵌合
させている。そして、前記バルブ取付穴7には、その口
金部に前記各実施形態と略同様に構成された係合板16
および係合片17を有するバルブ9Aを装着する。ま
た、このバルブ9Aはその口金部にはバルブフィラメン
トに電気接続される電極9aが一体的に形成されてお
り、この電極9aに嵌合される外部コネクタ29および
これに接続されたコード31によって車載電源からの通
電が行われるように構成されている。そして、このバル
ブ9Aの装着に際しては、バルブ9Aの発光部(球部)
をバルブ取付穴7に挿通させ、係合板16を内壁23の
端面に当接させ、係合片17を中壁24の円周方向複数
箇所に設けた切欠き24aに嵌入させる。そして、背面
方向に突出されている電極9aには軸方向の背面側から
外部コネクタ29を嵌合させ、しかる上で前記セットス
プリング11Aを外部コネクタ29の背面側にまで回動
し、この外部コネクタ29の背面に設けられた直線溝3
0に前記セットスプリング11Aの中間部が係合される
ようにする。
【0023】これにより、図9(b)のように、外部コ
ネクタ29はセットスプリング11Aによりバルブ9A
に弾接されて電極9aに対する嵌合状態が保持されると
ともに、外部コネクタ29とバルブ9Aは一体的にリフ
レクタ6に対して弾接され、両者は一体的にリフレクタ
6に固定されることになる。なお、この場合には外部コ
ネクタ29から引き出されているコード31の反対側か
らセットスプリング11Aを回動させて係止させるよう
にすることが好ましい。この第3の実施形態において
も、セットスプリング11Aの中間部の全体で固定を行
うため、大きな固定力が得られるとともに、第1の実施
形態のようなセットスプリングを係止させるための係止
穴を灯具本体部に設ける必要がなくなり、固定構造の構
成を簡易化し、低コスト化が実現できるとともに、セッ
トスプリングの操作性を良好なものにすることができ
る。
【0024】ここで、前記した各実施形態では、リフレ
クタを灯具本体部としてそのバルブ取付穴にバルブソケ
ットを固定する例を示しているが、灯具ボディを灯具本
体部としてこれに設けたバルブ取付穴にバルブソケット
を固定する場合でも同様に本発明を適用することができ
る。さらに、本発明は2つのバルブが1つの灯具ボディ
に内装された前照灯、或いは車両用灯具以外の灯具のバ
ルブ固定構造としても適用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コ字状に
形成されたセットスプリングを、灯具本体部に嵌合され
た両端部と中間部との間に係止部を設け、この係止部を
灯具本体部に係止させたときに、係止部と両端部との間
に設けた当接部をバルブの一部に当接させてその固定を
行うので、フィクチャやその固定用のネジは不要とな
り、部品点数が低減できるとともにその組付作業を簡略
化することができる。また、セットスプリングにおいて
は、バルブに当接されてこれに弾接力を付与するための
当接部の長さはセットスプリングの両端部と係止部との
間の長さとなるため、例えばセットスプリングの弾性力
を小さくした場合においてもその当接力を大きくでき、
セットスプリングによるバルブの固定力を高めることが
でき、その一方で、セットスプリングをバルブに当接さ
せるための作業を容易に行うことができる。
【0026】また、セットスプリングの中間部をバルブ
の一部に当接させる構成とすることで、中間部の全体で
固定を行うため、大きな固定力が得られるとともに、セ
ットスプリングを係止させるための係止部を灯具本体部
に設ける必要がなく、固定構造の構成を簡易化し、低コ
スト化が実現できるとともに、セットスプリングの操作
性を改善することができる。さらに、セットスプリング
によりバルブと外部コネクタとを一体的に固定すること
で、外部コネクタの嵌合力を高めて両者間での電気接続
の信頼性を高めることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第1の実施形態の灯具の正
面図である。
【図2】図1のAA線拡大断面図である。
【図3】第1の実施形態の要部の部分分解斜視図であ
る。
【図4】図3の組み立て状態を示す斜視図である。
【図5】組み立て状態の平面図と正面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の斜視図である。
【図7】第2の実施形態の正面図と側面図である。
【図8】第2の実施形態の変形例の正面図と側面図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施形態の部分分解斜視図と一
部破断正面図である。
【図10】従来のバルブ固定構造の一例の部分分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 灯具ボディ 3 レンズ 6 リフレクタ 7 バルブ取付穴 9,9A バルブ 11,11A,11B セットスプリング 12 バルブソケット 14 コネクタ部 16 係合板 18 固定壁 21 嵌合穴 22 係止穴 23 内壁 24 中壁 25 外壁 26 嵌合穴 27 切り欠き 28 山型突起 29 外部コネクタ 30 直線溝 31 コード 111 嵌合端部 112 中間部 113 係止部 114 当接部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具ボディやリフレクタ等の灯具本体部
    に設けられたバルブ取付穴に対してバルブの一部が当接
    され、かつ、全体がコ字状に曲げ形成されてその両端部
    が前記灯具本体部に嵌合支持されたセットスプリングの
    前記両端部と中間部との間の部分に灯具本体部に係止さ
    れる係止部が設けられ、この係止部と前記両端部との間
    の部分が前記バルブに背面側から当接されてその弾接力
    により前記バルブが灯具本体部に固定されることを特徴
    とする灯具のバルブ固定構造。
  2. 【請求項2】 バルブ取付穴の周囲の少なくとも2箇所
    に固定壁が立設され、これら固定壁の一部にセットスプ
    リングの各端部が嵌入される嵌合穴が設けられ、他の一
    部にセットスプリングの係止部が係合される係合穴が設
    けられる請求項1の灯具のバルブ固定構造。
  3. 【請求項3】 セットスプリングの両端部と係止部は、
    それぞれバルブ取付穴の中心を挟んで互いに反対側に位
    置される請求項2の灯具のバルブ固定構造。
  4. 【請求項4】 灯具ボディやリフレクタ等の灯具本体部
    に設けられたバルブ取付穴に対してバルブの一部が当接
    され、かつ、全体がコ字状に曲げ形成されてその両端部
    が前記灯具本体部に嵌合支持されたセットスプリングの
    中間部が前記バルブの背面側から弾性的に当接されて前
    記バルブが前記灯具本体部に固定されることを特徴とす
    る灯具のバルブ固定構造。
  5. 【請求項5】 灯具ボディやリフレクタ等の灯具本体部
    に設けられたバルブ取付穴に対してバルブの一部が当接
    され、かつこのバルブに対して背面側から外部コネクタ
    が接続され、全体がコ字状に曲げ形成されてその両端部
    が前記灯具本体部に嵌合支持されたセットスプリングの
    中間部が前記外部コネクタの背面側から弾性的に当接さ
    れて前記バルブおよび外部コネクタが前記灯具本体部に
    固定されることを特徴とする灯具のバルブ固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109827153A (zh) * 2017-11-23 2019-05-31 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种直插式灯泡组件

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CN109827153A (zh) * 2017-11-23 2019-05-31 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种直插式灯泡组件

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