JPH1040413A - ボリューム・データ計算方法及び装置並びにボリューム・データ可視化方法及び装置 - Google Patents

ボリューム・データ計算方法及び装置並びにボリューム・データ可視化方法及び装置

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JPH1040413A
JPH1040413A JP8154612A JP15461296A JPH1040413A JP H1040413 A JPH1040413 A JP H1040413A JP 8154612 A JP8154612 A JP 8154612A JP 15461296 A JP15461296 A JP 15461296A JP H1040413 A JPH1040413 A JP H1040413A
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grid point
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Abstract

(57)【要約】 【課題】残差を考慮して、セル中心において定義された
ボリューム・データを格子点に割り振る方法を提供す
る。 【解決の手段】各々位置及びIDが対応付けられて記憶
されている複数の格子点により構成される複数のセルの
各中心におけるボリューム・データから、前記複数の格
子点におけるボリューム・データを計算する方法におい
て、あるセルを構成する各格子点におけるボリューム・
データを補間して求められる、当該セル内部の点におけ
る値の、和と当該セルの中心におけるボリューム・デー
タの差である残差を、所定の重み関数にて重み付けし、
重み付けされた残差を当該セルの全領域について累積
し、当該累積を全てのセルについて実施し、その結果を
まとめたものが0となるように、各格子点におけるボリ
ューム・データを求めることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にデータの可
視化処理の一部に関し、より具体的には、残差をできる
だけ小さくするように、セル中心で定義されたボリュー
ム・データをセルの格子点におけるボリューム・データ
に割り振る方法に関する。
【0002】現在、多くのデータの可視化アルゴリズム
は、ボリューム・データがボリューム・セルの格子点に
おいて定義されていること前提としている。例えば、Lo
rensenとClineによるMarching cubesアルゴリズムは、
各ボリューム・セルを検査し、所定のしきい値を超えた
か又は下回ったデータを有する格子点の配置状況から、
当該ボリューム・セルを通過する等値面の位相を決定す
る(Lorensen, W., and Cline, H.E.,"Marching Cubes:
A High Resolution 3-D Surface Construction Algoli
sm," Computer Graphics, Vol.21, No.4,1987.Mathemat
ics of Computation,Vol.38,No.157,pp.181-199)。流
線を計算する場合には、ベクトル・データ値は、要素内
の格子点のデータ値を用いて補間される(Haimes,R.,Gi
les,M.,and Darmofal,D.,"Visual3-A Software Environ
ment for Flow Visualization,"VKI Lecture Series on
Computer Graphics and Flow Visualization on CFD,1
991)。
【0003】しかし、数値シミュレーション・アルゴリ
ズムによっては、ボリューム・セルの中心において変数
を定義する場合がある。このような場合、先に示したよ
うな可視化アルゴリズムを適用するには、次のような方
法にて、ボリューム・セルの中心におけるデータを格子
点におけるデータに変換しなければならない。すなわ
ち、Shepardにより提案された、距離の逆数により重み
付けする方法(Franke,R.,"Scattered Data Interpolat
ion: Tests of Some Methods," Mathematics of Comput
ation, Vol.38,No.157,pp.181-199)と、外挿法(Vanke
irsbilck, P. andDecomink,H.,"Higher Order Upwind F
inite Volume Schemes with ENO-properties for Gener
al Unstructured Meshes," AGRAD Report 787,1992)で
ある。
【0004】前者において、i番目のノードにおけるデ
ータ値Si pointは、次のようにして与えられる。
【数9】 ここで、Scellはセル中心におけるデータ値、Wcell
格子点とセル中心の距離の逆数値、数9におけるAは、
格子点iを共有するボリューム・セルに関する和をそれ
ぞれ意味する。
【0005】後者の方法は、要素の中心において見積も
られる勾配ベクトル∇Scellに基づき、Si pointは次の
ようにして与えられる。
【数10】 ここで、数10の第2項のカッコは内積を示しており、
カッコ内の第1項はセル中心から格子点へのベクトルを
表している。また、∇Scellは後のスカラー関数Scell
の勾配を意味する。セル中心から格子点へ外挿する場
合、各ノードに対し異なった値が格子点を共有するボリ
ューム・セル各々から生成される。このような状況にお
いて、通常とられるアプローチは、各ボリューム・セル
からの寄与を平均化し、単一の値を生成するものであ
る。
【0006】一般に、求められた格子点におけるデータ
により張られるデータ空間は、もともとのセル中心にお
けるデータにより張られるものとは異なる。上述の方法
は、この差による残差を考慮していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】よって、本願発明の目
的は、残差を考慮して、セル中心において定義されたボ
リューム・データを格子点に割り振る方法を提供するこ
とである。
【0008】より具体的には、
【数11】 (Ni(u,v,w)は格子点iに対する補間関数、Sk cell
はセルkにおけるセル中心のボリューム・データ、積分
はセルk全体にわたる積分を示す。)をより小さくする
ような割り振りを行う方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本願発明は以下のように構成される。すなわち、
各々位置及びIDが対応付けられて記憶されている複数
の格子点により構成される複数のセルの各中心における
ボリューム・データから、前記複数の格子点におけるボ
リューム・データを計算する方法において、あるセルを
構成する各格子点におけるボリューム・データを補間し
て求められる、当該セル内部の点における値の、和と当
該セルの中心におけるボリューム・データの差である残
差を、所定の重み関数にて重み付けし、重み付けされた
残差を当該セルの全領域について累積し、当該累積を全
てのセルについて実施し、その結果をまとめたものが0
となるように、各格子点におけるボリューム・データを
求めることを特徴とするボリューム・データ計算方法で
ある。適切な重み関数を選択することにより、より残差
を少ない割り振りが可能となる。
【0010】本発明の他の態様としては、各々位置及び
IDが対応付けられて記憶されている複数の格子点によ
り構成される複数のセルの各中心におけるボリューム・
データから、前記複数の格子点におけるボリューム・デ
ータを計算する方法において、ある格子点jを共有する
複数のセルのうちあるセルkを構成する格子点iにおけ
るボリューム・データSi pointと当該格子点iに対応し
且つ当該セル内部の点(u,v,w)における所定の補間関
数Ni(u,v,w)との積を当該セルkを構成する全ての格
子点について加算した結果とセルkの中心におけるボリ
ューム・データSk cellとの差を残差Rk(u,v,w)と
し、格子点jに対応する所定の重み関数Mj(u,v,w)と
した時に、全ての格子点jについて、
【数12】 (Cj cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
る。)が成立するように、Si pointを求めることを特徴
とする格子点におけるボリューム・データを計算する方
法がある。
【0011】本願発明のさらに他の態様としては、各々
位置及びIDが対応付けられて記憶されている複数の格
子点により構成される複数のセルの各中心におけるボリ
ューム・データから、前記複数の格子点におけるボリュ
ーム・データを計算し、当該計算されたボリューム・デ
ータを可視化する方法であって、ある格子点jを共有す
る複数のセルのうちあるセルkを構成する格子点iにお
けるボリューム・データSi pointと当該格子点iに対応
し且つ当該セル内部の点(u,v,w)における所定の補間
関数Ni(u,v,w)との積を当該セルkを構成する全ての
格子点について加算した結果とセルkの中心におけるボ
リューム・データSk cellとの差を残差Rk(u,v,w)と
し、格子点jに対応する所定の重み関数Mj(u,v,w)と
した時に、全ての格子点jについて、
【数13】 (Cj cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
る。)が成立するように、Si pointを求めるステップ
と、求められた前記Si pointに可視化処理を施し、表示
装置に表示するステップとを含むボリューム・データ可
視化方法がある。
【0012】さらに他の態様としては、各々位置及びI
Dが対応付けられて記憶されているM個の格子点により
構成される複数のセルの各中心におけるボリューム・デ
ータから、M個の格子点におけるボリューム・データを
計算し、当該計算されたボリューム・データを可視化す
る方法において、ある格子点jを共有する複数のセルの
うちあるセルkを構成する格子点iに対応し且つ当該セ
ル内部の点(u,v,w)における所定の補間関数Ni(u,v,
w)と、格子点jに対応する所定の重み関数Mj(u,v,
w)との積を、当該セルkの全領域について、各格子点
j、各セルk及びセルkを構成する各格子点iごとに積
分する積分ステップと、格子点jに対応する所定の重み
関数Mj(u,v,w)と、セルkの中心におけるボリューム
・データSk cellとの積を、セルkの全領域について、
各セルkごとに積分し、各積分値を各格子点jごとに加
算する積分加算ステップと、各格子点jについて、同一
の格子点に対する、積分ステップにより求められた積分
値をまとめ、M行M列の行列の第j行の当該格子点ID
番目の列の要素として記憶するステップと、行列の逆行
列を求め、jについて前記積分加算ステップにより求め
られた積分加算値を第j行の要素とするM行1列の行列
と掛算するステップと、各格子点におけるボリュ−ム・
データである、掛算により生成されたM行1列の行列の
各要素の値に可視化処理を施し、表示装置に表示するス
テップとを含むボリューム・データ可視化方法がある。
【0013】また、セルが6面体であって、所定の補間
関数を、
【数14】 (ui,vi,wiは、あるセルkを構成する格子点iに
より変化する数)とすることも考えられる。
【0014】また、所定の重み関数を、格子点jに対応
する補間関数とすることも考えられる。
【0015】さらに、所定の重み関数wo、
【数15】 をすることも考えられる。
【0016】以下の説明を参照すれば、以上の方法を実
施する装置、及び以上の方法を実施するプログラムを格
納した記憶デバイスとして具現化することは、当業者に
より容易に実施可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
[発明の原理]最初に、本発明の原理を説明する。なお、
前段階として各セルのセル中心におけるボリューム・デ
ータは計算済みであり、各格子点については、全体の中
におけるID及びあるセルの中におけるID、そして、
その位置が記憶されているとする。
【0018】まず、図1のように、あるセルkの中のi
番目の格子点のデータをSi pointとする。この値を求め
ることが本発明の目的の一つである。このセルk内部の
点(局所座標(u,v,w))におけるデータSは、以下の
とおりになる。但し、説明を簡単にするためにSはスカ
ラ・データであると仮定する。
【数16】 ここで、nはセルkを構成する格子点の数であり、Ni
(u,v,w)は、第i番目の格子点における補間関数を表
す。このiは、このセルkの中での番号であることに注
意されたい。
【0019】図1のように、セルが6面体である場合に
は、補間関数Ni(u,v,w)としては以下のような三次元
線形補間関数を用いる。
【数17】 この(u,v,w)は、6面体セルの内部で定義された局所
座標であり、それぞれ−1から+1までの値を取るもの
とする。iは先に述べたように格子点の番号を表し、
(ui,vi,wi)は以下のような値を取る。
【表1】
【0020】図1に示すように、セルkのセル中心にお
けるボリューム・データはSk cellであり、格子内部の
点(u,v,w)における残差は、以下のように表現され
る。
【数18】
【0021】本願発明では、検討対象の領域全体にわた
る、上記残差とある格子点において定義される重み関数
を乗じたものの積分が0になるようにする。すなわち、
以下のような関係である。
【数19】 jは検討対象の領域全体におけるID番号、Mj(u,v,
w)は格子点jにおける重み関数、mはセルの総数であ
る。
【0022】ここまでの格子点jとセルk、そしてセル
kの中の格子点IDであるiの関係を整理すると図2の
ようになる。図2は説明を簡単にするために、2次元で
示している。この領域には、9個の格子点、4つのセル
がある。格子点には、領域全体の中のIDが1から9ま
で付されている。と同時に、各セルa乃至dの中におけ
る格子点のIDは、図2のように、丸の中の数字で表さ
れる。そして、jは図2のように4つのセルa乃至dに
共有される格子点であり、ここでは全体の中のIDは5
である。この格子点jは、セルaの中のIDは4であ
り、セルbにおけるIDは3であり、セルcにおけるI
Dは2であり、セルdにおけるIDは1である。
【0023】数19では、Mjにて重み付けされた残差
Rkをセルkの全領域について積分したものを、全て
(m個)のセルについてまとめることになっているが、
格子点jについての重み関数は、通常、格子点jを共有
しないセルでは0にする。よって、数19は以下のよう
に変更される。
【数20】 j cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
る。
【0024】そして、数18にて述べたRk(u,v,w)を
数20に代入すると、以下のようになる。
【数21】
【0025】ここで数21において示されたMj(u,v,
w)がどのような関数にするかを考える。第1の例とし
ては、Mj(u,v,w)=Nj(u,v,w)とすることが考えら
れる。この例を図3のaに示す。実際は3次元の関数で
あるが、図に表す関係上1次元(u)のみ示している。
uが−1から1まで変化すると、Njは直線的に減少す
るような関数である。但し、先に示したように、Nに付
されているサフィックスは、あるセルの中におけるID
を示し、Mに付されているサフィックスは、領域全体の
中におけるIDを示しているので、jをセルの中におけ
るIDに変換する必要がある。図2の例では、j=5で
あり、j=5の格子点はセルaではID4の格子点であ
り、セルbではID3の格子点、セルcではID2の格
子点、そしてセルdではID1の格子点に対応するの
で、積分対象のセルに合わせて用いる関数を変える。
【0026】第2の例としては、以下のような関数が考
えられる。
【数22】 maxは、2つのうち小さくない方の値を用いることを
示す。これを一次元の例で示すと、図3のb(太線)の
ようになる。このbは、一旦減少するが、これはこのよ
うな図にするために強調された形になっているが、実際
には減少幅はこれより小さく、ほとんど無視できる。数
22の特徴は、セル中心の点(u=0)の重みを重くし
ている点、又は少なくともNjよりも大きいということ
である。すなわち、前段階として得られているセル中心
における点の値を重要視していることになる。
【0027】各格子点について数21による連立一次方
程式を解くと、各格子点におけるボリューム・データが
求まる。以上説明した本発明の原理は、微分方程式の解
を数値的に求めるために本来の関数を近似し、その近似
された関数と本来の関数との誤差(残差)を重み関数を
用いて全変数領域にわたって積分したものが0になるよ
うにするという、有限要素法における重み付き残差法に
起源を有するものである。しかし、この有限要素法にお
いては、ボリューム・セルの中心におけるデータが与え
られた時に格子点におけるデータを計算するということ
については記載及び示唆したものは存在しない。有限要
素法における重み付き残差法については、O.C.Zienkiew
icz and K.Morgan,"FINITE ELEMENT AND APPROXIMATIO
N",A Wiley-Interscience Publication John Wiley & S
ons, 1983 等に記載されている。
【0028】[本発明の処理]以上述べた本発明の原理に
従い、実施される処理ステップの説明を図4を用いて行
う。ステップ100にて処理が開始し、まず各セルのセ
ル中心におけるボリューム・データ、各格子点について
は全体の中におけるID及びあるセルの中におけるI
D、及びその位置である領域情報が入力される(ステッ
プ110)。また、インデックスjを初期化(j=1)
する。そして、すべてのjについて、以下の処理を行う
ために、jが格子点の数Mを超えるM+1以上になって
いるかを検査する(ステップ120)。Mを超えない
間、各k,iについて、以下の計算を行う(ステップ1
30)。すなわち、
【数23】
【数24】 である。先に述べたように、ある格子点jが決まると、
その格子点jを共有するセルkが決まる。そして、セル
kを構成する格子点iも定まる。よって、数23では、
あるセルkごとに、各格子点iについての積分を行う。
数24では、格子点jからセルkが決まり、そのkごと
に積分し、すべてのkについて加算する。ここで注意す
べき点は、数23は予め決められた関数の積の積分であ
るから一定値を持つように見えるが、セルの形状はそれ
ぞれ異なるので、積分を行う時に値が異なる。全てのセ
ルの形状が同じであれば、同一になる。
【0029】そして、同一の格子点を意味するiについ
て数23をまとめて、M×Mの行列Aの第j行の当該格
子点ID番目の列に記憶する(ステップ140)。先に
述べたように、iはあるセルの中のIDである。よっ
て、iが異なっても、全領域の中のIDは同一である場
合がある。例えば、図2のID2の格子点は、丸2と丸
1のセル中IDが付されている。よって、格子点2(j
=2)は、i=2の場合とi=1の場合があるので、こ
れらの場合の数wの値を加算する。そして、行列Aの第
j行第2列の場所に値を記憶する。あるjについて、格
子点jを共有するセルkを構成する各格子点について
は、その格子点ID番目の列に、加算された値又は数2
3の値が記憶され、残りの列には0が記憶される。
【0030】さらに、数24の値をM行1列の行列bの
第j行の要素として記憶する(ステップ150)。そし
て、jを1インクリメントして、ステップ120に戻
る。
【0031】このような処理を繰り返し、全てのjにつ
いてステップ130及び140が実施されると、行列A
の逆行列A-1を求める(ステップ170)。これは、通
常の行列の演算である。その後、A-1b(通常の掛算)
を求めると、各格子点におけるボリューム・データが、
求められたM行1列の当該格子点IDに対応する行に記
憶される(ステップ180)。
【0032】以上のようにして数21により定められた
式を分解して求められた各格子点におけるボリューム・
データを、従来技術の項で参照したような文献に述べら
れた方法に適用すれば、ボリューム・データの可視化処
理が実施される。この可視化処理は本発明の主要課題で
はないので、これ以上詳しく述べない。可視化処理が行
われると、その結果をコンピュータに接続されている出
力装置、例えば表示装置であるCRTやLCD、又印刷
装置に出力する。これにより、ユーザはボリューム・デ
ータの意味を視覚にて捕えることができるようになる。
【0033】以上の説明は一例であってこれに限定され
るものではない。すなわち、行列Aを計算する際に、j
行のある要素は、数23を全て計算してからまとめる処
理を行うとしたが、まとめる必要があるものから数23
を計算するようにしてもよい。また、数23と数24の
計算の順番は任意であり、行列Aと行列bの作成順番も
任意である。jも1から順に計算する必要はない。この
行列A及び行列bを計算する処理は、複数プロセッサに
よる並列処理が可能である。
【0034】以上は、ボリューム・データがスカラデー
タであることを前提とした説明であったが、ベクトル・
データになっても処理は同様である。すなわち、ベクト
ル・データの各要素ごとに上述の処理を実施することに
なる。例えば、3次元であれば、3種類のデータについ
て、それぞれ以上の処理を実施するものである。
【0035】[本発明の装置]本発明の処理を実施する装
置は、専用の装置を設けても、またコンピュータ・プロ
グラムような形態にて実施し、一般的なコンピュータに
て実行するようにしてもよい。専用の装置の例を図5に
示す。この場合、領域情報格納装置200と、入力装置
210と、格子点ボリューム・データ計算装置220
と、可視化処理装置230と、表示装置240により構
成される。また、格子点ボリューム・データ計算装置2
20は、積分装置221と、積分換加算置223と、制
御装置225と、行列A用のワークエリア227と、行
列A-1用のワークエリア229と、行列b用のワークエ
リア224を含む。
【0036】先に示されたように、領域情報は、各セル
のセル中心におけるボリューム・データ、各格子点につ
いては全体の中におけるID及びあるセルの中における
ID、及びその位置である。これは、入力装置210に
て入力される。そして、この領域情報格納装置200に
格納される情報を用いて、積分装置221が数23の計
算を行う。同様に、積分加算装置223が数24の計算
を行う。制御装置225は、積分装置221及び積分加
算装置223により必要とされるi,j,kの更新を行
い、行列A用ワークエリア227の所定の位置に積分装
置221からのデータを記憶し、行列b用のワークエリ
ア224の所定の位置に積分加算装置223からのデー
タを記憶する。制御装置225はまた、行列Aと行列b
の全ての要素が計算されると、行列A-1用のワークエリ
ア229に行列A-1を計算して記憶する。最後に、制御
装置225は、A-1bを計算して、例えば、領域情報格
納装置200に格納する。他の記憶装置を設けて記憶す
るようにしてもよい。このように計算された各格子点に
おけるボリューム・データは、可視化処理装置230に
おいて所望の可視化処理され、表示装置240にてユー
ザに結果が示される。
【0037】図5の装置は一例であって、これに限定さ
れるものではない。表示装置の代わりに印刷装置を設け
るようにしてもよい。また、制御装置225の他に、行
列の掛け算を行うような装置を設けてもよい。入力装置
210は、キーボードのような装置であってもよいが、
フロッピー・ディスク駆動装置等のように他の装置にお
いて計算されたデータを持ち運び、本装置にて処理でき
るように入力する形態のものでもよい。
【0038】また、通常のコンピュータの例としては図
6のようになる。すなわち、通常CPU300と、メモ
リ310と、ハードディスク・ドライブ(HDD)34
0、マウス330、キーボード320、表示装置35
0、印刷装置360、フロッピー・ディスク装置370
とが、バスにて接続されているような装置である。CP
U300は、図4に示された処理をメモリ310に記憶
されたデータ及びプログラムにて実施する。HDD34
0は、領域情報や、メモリ310にロードされるべきプ
ログラム及びデータを記憶する。キーボード320やマ
ウス330により、領域情報を入力することも、FDD
370により他の計算機から計算された領域情報を入力
することもできる。CPU300及びメモリ310にて
領域情報と本発明により計算されたデータとにより可視
化処理を行うためのプログラムをHDD340に記憶し
ておき、各格子点におけるデータが計算されてから、メ
モリにロードして実行するようにすることもできる。そ
の結果は、表示装置350や印刷装置360に出力する
ことができる。
【0039】このコンピュータの構成も一例であって、
FDDの代わりに光磁気(MO)ドライブ等の補助記憶
装置を設けること、CPUを複数設けること、キャッシ
ュメモリを設けること、等は任意である。
【0040】また、上述のような本発明の方法を実施す
るプログラムをプログラミングし、そのプログラムを記
憶媒体、記憶装置、記憶デバイスに記憶することは、通
常実施されることであって、本発明を理解した当業者に
は容易であると解する。
【0041】
【効果】以上述べたように、残差を考慮して、セル中心
において定義されたボリューム・データを格子点に割り
振る方法を提供することができた。
【0042】より具体的に、27個の6面体格子から構
成される領域にて、
【数25】 を基準に本発明の効果を示す。これは、各セルにおける
残差を当該セル全領域にて積分したものである。
【0043】
【表2】
【0044】このように、従来技術によって計算した場
合、先に示した重み関数に補間関数を用いる例1の場
合、重み関数に新たな関数を導入した例2の場合(α=
0.6の場合)を見ると、絶対値の平均において、例1
でも例2でもオーダーが異なるほど改善されている。特
に例2の場合には、4桁も改善されていることが分か
る。このように本発明にて求められた格子点におけるデ
ータを用いると、残差の提言したボリューム・データを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】6面体セルの例を示した図である。
【図2】本発明の処理を理解するための2次元における
例を示した図である。
【図3】重み関数を1次元で示した図である。
【図4】本発明の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明を実施した装置の一例を示す図である。
【図6】通常のコンピュータの一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
200 領域情報格納装置 210 入力装置 220 格子点ボリューム・データ計算装置 230 可視化処理装置 240 表示装置 221 積分装置 223 積分加算装置 224 行列b用ワークエリア 225 制御装置 227 行列A用ワークエリア 229 行列A-1用ワークエリア
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】現在、多くのデータの可視化アルゴリズム
は、ボリューム・データがボリューム・セルの格子点に
おいて定義されていること前提としている。例えば、
LorensenとClineによるMarching cubesアルゴリズム
は、各ボリューム・セルを検査し、所定のしきい値を超
えたか又は下回ったデータを有する格子点の配置状況か
ら、当該ボリューム・セルを通過する等値面の位相を決
定する(Lorensen, W.,and Cline, H.E.,"Marching Cub
es: A High Resolution 3-D Surface Construction Alg
olism," Computer Graphics, Vol.21, No.4,1987.Mathe
matics of Computation,Vol.38,No.157,pp.181-199)。
流線を計算する場合には、ベクトル・データ値は、要素
内の格子点のデータ値を用いて補間される(Haimes,R.,
Giles,M., and Darmofal,D.,"Visual3-A Software Envi
ronment for Flow Visualization,"VKI Lecture Series
on Computer Graphics and Flow Visualization on CF
D,1991)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】後者の方法は、要素の中心において見積も
られる勾配ベクトル∇Scellに基づき、Si pointは次の
ようにして与えられる。
【数10】 ここで、数10の第2項のカッコは内積を示しており、
カッコ内の第1項はセル中心から格子点へのベクトルを
表している。また、∇Scellは後のスカラー関数Scell
の勾配を意味する。セル中心から格子点へ外挿する場
合、各ノードに対し異なった値が格子点を共有するボリ
ューム・セル各々から生成される。このような状況にお
いて、通常とられるアプローチは、各ボリューム・セル
からの寄与を平均化し、単一の値を生成するものであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本願発明は以下のように構成される。すなわち、
各々位置及びIDが対応付けられて記憶されている複数
の格子点により構成される複数のセルの各中心における
ボリューム・データから、前記複数の格子点におけるボ
リューム・データを計算する方法において、あるセルを
構成する各格子点におけるボリューム・データを補間し
て求められる、当該セル内部の点における値と、当該セ
ルの中心におけるボリューム・データの差である残差
を、所定の重み関数にて重み付けし、重み付けされた残
差を当該セルの全領域について累積し、当該累積を全て
のセルについて実施し、その結果をまとめたものが0と
なるように、各格子点におけるボリューム・データを求
めることを特徴とするボリューム・データ計算方法であ
る。適切な重み関数を選択することにより、より残差
少ない割り振りが可能となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、所定の重み関数
【数15】 をすることも考えられる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】ここで数21において示されたMj(u,v,
w)どのような関数にするかを考える。第1の例とし
ては、Mj(u,v,w)=Nj(u,v,w)とすることが考えら
れる。この例を図3のaに示す。実際は3次元の関数で
あるが、図に表す関係上1次元(u)のみ示している。
uが−1から1まで変化すると、Njは直線的に減少す
るような関数である。但し、先に示したように、Nに付
されているサフィックスは、あるセルの中におけるID
を示し、Mに付されているサフィックスは、領域全体の
中におけるIDを示しているので、jをセルの中におけ
るIDに変換する必要がある。図2の例では、j=5で
あり、j=5の格子点はセルaではID4の格子点であ
り、セルbではID3の格子点、セルcではID2の格
子点、そしてセルdではID1の格子点に対応するの
で、積分対象のセルに合わせて用いる関数を変える。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】第2の例としては、以下のような関数が考
えられる。
【数22】 maxは、2つのうち小さくない方の値を用いることを
示す。これを一次元の例で示すと、図3のb(太線)の
ようになる。このbは、一旦減少する。但し、これはこ
のような図にするために強調された形になっており、実
際には減少幅はこれより小さく、ほとんど無視できる。
数22の特徴は、セル中心の点(u=0)の重みを重く
している点、又は少なくともNjよりも大きいというこ
とである。すなわち、前段階として得られているセル中
心における点の値を重要視していることになる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】各格子点について数21による連立一次方
程式を解くと、各格子点におけるボリューム・データが
求まる。以上説明した本発明の原理は、微分方程式の解
を数値的に求めるために本来の関数を近似し、その近似
された関数と本来の関数との誤差(残差)を重み関数
して用いて全変数領域にわたって積分したものが0にな
るようにするという、有限要素法における重み付き残差
法に起源を有するものである。しかし、この有限要素法
においては、ボリューム・セルの中心におけるデータが
与えられた時に格子点におけるデータを計算するという
ことについては記載及び示唆したものは存在しない。有
限要素法における重み付き残差法については、O.C.Zien
kiewicz and K.Morgan,"FINITE ELEMENT AND APPROXIMA
TION",AWiley-Interscience Publication John Wiley &
Sons, 1983 等に記載されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】[本発明の処理]以上述べた本発明の原理に
従い、実施される処理ステップの説明を図4を用いて行
う。ステップ100にて処理が開始し、まず各セルのセ
ル中心におけるボリューム・データ、各格子点について
は全体の中におけるID及びあるセルの中におけるI
D、及びその位置である領域情報が入力される(ステッ
プ110)。また、インデックスjを初期化(j=1)
する。そして、すべてのjについて、以下の処理を行う
ために、jが格子点の数Mを超えるM+1以上になって
いるかを検査する(ステップ120)。Mを超えない
間、各k,iについて、以下の計算を行う(ステップ1
30)。すなわち、
【数23】
【数24】 である。先に述べたように、ある格子点jが決まると、
その格子点jを共有するセルkが決まる。そして、セル
kを構成する格子点iも定まる。よって、数23では、
あるセルkごとに、各格子点iについての積分を行う。
数24では、格子点jからセルkが決まり、そのkごと
に積分し、すべてのkについて加算する。ここで注意す
べき点は、数23は予め決められた関数の積の積分であ
るから一定値を持つように見えるが、セルの形状はそれ
ぞれ異なるので、積分を行う時に値が異なる、という点
である。全てのセルの形状が同じであれば、同一にな
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】このような処理を繰り返し、全てのjにつ
いてステップ130及び140が実施されると、行列A
の逆行列A-1を求める(ステップ170)。これは、通
常の行列の演算である。その後、A-1b(通常の掛算)
を求めると、各格子点におけるボリューム・データが、
求められたM行1列行列の当該格子点IDに対応する行
に記憶される(ステップ180)。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】[本発明の装置]本発明の処理を実施する装
置は、専用の装置を設けても、またコンピュータ・プロ
グラムような形態にて実施し、一般的なコンピュータに
て実行するようにしてもよい。専用の装置の例を図5に
示す。この場合、領域情報格納装置200と、入力装置
210と、格子点ボリューム・データ計算装置220
と、可視化処理装置230と、表示装置240により構
成される。また、格子点ボリューム・データ計算装置2
20は、積分装置221と、積分加算装置223と、制
御装置225と、行列A用のワークエリア227と、行
列A-1用のワークエリア229と、行列b用のワークエ
リア224を含む。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このように、従来技術によって計算した場
合、先に示した重み関数に補間関数を用いる例1の場
合、重み関数に新たな関数を導入した例2の場合(α=
0.6の場合)を見ると、絶対値の平均において、例1
でも例2でもオーダーが異なるほど改善されている。特
に例2の場合には、4桁も改善されていることが分か
る。このように本発明にて求められた格子点におけるデ
ータを用いると、残差の低減したボリューム・データを
得ることができる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々位置及びIDが対応付けられて記憶さ
    れている複数の格子点により構成される複数のセルの各
    中心におけるボリューム・データから、前記複数の格子
    点におけるボリューム・データを計算する方法におい
    て、 あるセルを構成する各格子点におけるボリューム・デー
    タを補間して求められる、当該セル内部の点における値
    の、和と当該セルの中心におけるボリューム・データの
    差である残差を、所定の重み関数にて重み付けし、重み
    付けされた残差を当該セルの全領域について累積し、当
    該累積を全てのセルについて実施し、その結果をまとめ
    たものが0となるように、各格子点におけるボリューム
    ・データを求めることを特徴とするボリューム・データ
    計算方法。
  2. 【請求項2】各々位置及びIDが対応付けられて記憶さ
    れている複数の格子点により構成される複数のセルの各
    中心におけるボリューム・データから、前記複数の格子
    点におけるボリューム・データを計算する方法におい
    て、 ある格子点jを共有する複数のセルのうちあるセルkを
    構成する格子点iにおけるボリューム・データSi point
    と当該格子点iに対応し且つ当該セル内部の点(u,v,
    w)における所定の補間関数Ni(u,v,w)との積を当該
    セルkを構成する全ての格子点について加算した結果と
    前記セルkの中心におけるボリューム・データSk cell
    との差を残差Rk(u,v,w)とし、前記格子点jに対応す
    る所定の重み関数Mj(u,v,w)とした時に、全ての格子
    点jについて、 【数1】 (Cj cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
    る。)が成立するように、Si pointを求めることを特徴
    とする格子点におけるボリューム・データを計算する方
    法。
  3. 【請求項3】各々位置及びIDが対応付けられて記憶さ
    れている複数の格子点により構成される複数のセルの各
    中心におけるボリューム・データから、前記複数の格子
    点におけるボリューム・データを計算し、当該計算され
    たボリューム・データにより表された状態を表示する方
    法であって、 ある格子点jを共有する複数のセルのうちあるセルkを
    構成する格子点iにおけるボリューム・データSi point
    と当該格子点iに対応し且つ当該セル内部の点(u,v,
    w)における所定の補間関数Ni(u,v,w)との積を当該
    セルkを構成する全ての格子点について加算した結果と
    前記セルkの中心におけるボリューム・データSk cell
    との差を残差Rk(u,v,w)とし、前記格子点jに対応す
    る所定の重み関数Mj(u,v,w)とした時に、全ての格子
    点jについて、 【数2】 (Cj cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
    る。)が成立するように、Si pointを求めるステップ
    と、 求められた前記Si pointに可視化処理を施し、表示装置
    に表示するステップとを含むボリューム・データ可視化
    方法。
  4. 【請求項4】各々位置及びIDが対応付けられて記憶さ
    れているM個の格子点により構成される複数のセルの各
    中心におけるボリューム・データから、前記M個の格子
    点におけるボリューム・データを計算し、当該計算され
    たボリューム・データを可視化する方法において、 ある格子点jを共有する複数のセルのうちあるセルkを
    構成する格子点iに対応し且つ当該セル内部の点(u,v,
    w)における所定の補間関数Ni(u,v,w)と、前記格子
    点jに対応する所定の重み関数Mj(u,v,w)との積を、
    当該セルkの全領域について、各格子点j、各セルk及
    びセルkを構成する各格子点iごとに積分する積分ステ
    ップと、 前記格子点jに対応する所定の重み関数Mj(u,v,w)
    と、前記セルkの中心におけるボリューム・データSk
    cellとの積を、前記セルkの全領域について、各セルk
    ごとに積分し、各積分値を各格子点jごとに加算する積
    分加算ステップと、 各格子点jについて、同一の格子点に対する、前記積分
    ステップにより求められた積分値をまとめ、M行M列の
    行列の第j行の当該格子点ID番目の列の要素として記
    憶するステップと、 前記行列の逆行列を求め、jについて前記積分加算ステ
    ップにより求められた積分加算値を第j行の要素とする
    M行1列の行列と掛算するステップと、 各格子点におけるボリュ−ム・データである、前記掛算
    により生成されたM行1列の行列の各要素の値に可視化
    処理を施し、表示装置に表示するステップとを含むボリ
    ューム・データ可視化方法。
  5. 【請求項5】前記セルが6面体であって、前記所定の補
    間関数が、 【数3】 (ui,vi,wiは、あるセルkを構成する格子点iに
    より変化する数)であることを特徴とする請求項3又は
    4記載のボリューム・データ可視化方法。
  6. 【請求項6】前記所定の重み関数が、前記格子点jに対
    応する補間関数であることを特徴とする請求項5記載の
    ボリューム・データ可視化方法。
  7. 【請求項7】前記所定の重み関数が、 【数4】 であることを特徴とする請求項5記載のボリューム・デ
    ータ可視化方法。
  8. 【請求項8】各々位置及びIDが対応付けられて記憶さ
    れている複数の格子点により構成される複数のセルの各
    中心におけるボリューム・データから、前記複数の格子
    点におけるボリューム・データを計算する装置におい
    て、 ある格子点jを共有する複数のセルのうちあるセルkを
    構成する格子点iにおけるボリューム・データSi point
    と当該格子点iに対応し且つ当該セル内部の点(u,v,
    w)における所定の補間関数Ni(u,v,w)との積を当該
    セルkを構成する全ての格子点について加算した結果と
    前記セルkの中心におけるボリューム・データSk cell
    との差を残差Rk(u,v,w)とし、前記格子点jに対応す
    る所定の重み関数Mj(u,v,w)とした時に、全ての格子
    点jについて、 【数5】 (Cj cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
    る。)が成立するように、Si pointを求める手段を含
    む、格子点におけるボリューム・データを計算する装
    置。
  9. 【請求項9】各々位置及びIDが対応付けられて記憶さ
    れている複数の格子点により構成される複数のセルの各
    中心におけるボリューム・データから、前記複数の格子
    点におけるボリューム・データを計算し、当該計算され
    たボリューム・データを可視化する装置であって、 ある格子点jを共有する複数のセルのうちあるセルkを
    構成する格子点iにおけるボリューム・データSi point
    と当該格子点iに対応し且つ当該セル内部の点(u,v,
    w)における所定の補間関数Ni(u,v,w)との積を当該
    セルkを構成する全ての格子点について加算した結果と
    前記セルkの中心におけるボリューム・データSk cell
    との差を残差Rk(u,v,w)とし、前記格子点jに対応す
    る所定の重み関数Mj(u,v,w)とした時に、全ての格子
    点jについて、 【数6】 (Cj cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
    る。)が成立するように、Si pointを求める手段と、 求められた前記Si pointに可視化処理を施し、表示装置
    に表示させる手段とを含むボリューム・データ可視化装
    置。
  10. 【請求項10】各々位置及びIDが対応付けられて記憶
    されているM個の格子点により構成される複数のセルの
    各中心におけるボリューム・データから、前記M個の格
    子点におけるボリューム・データを計算し、当該計算さ
    れたボリューム・データを可視化する装置において、 ある格子点jを共有する複数のセルのうちあるセルkを
    構成する格子点iに対応し且つ当該セル内部の点(u,v,
    w)における所定の補間関数Ni(u,v,w)と、前記格子
    点jに対応する所定の重み関数Mj(u,v,w)との積を、
    当該セルkの全領域について、各格子点j、各セルk及
    びセルkを構成する各格子点iごとに積分する積分手段
    と、 前記格子点jに対応する所定の重み関数Mj(u,v,w)
    と、前記セルkの中心におけるボリューム・データSk
    cellとの積を、前記セルkの全領域について、各セルk
    ごとに積分し、各積分値を各格子点jごとに加算する積
    分加算手段と、 各格子点jについて、同一の格子点に対する、前記積分
    手段により求められた積分値をまとめ、M行M列の行列
    の第j行の当該格子点ID番目の列の要素として記憶す
    る手段と、 前記行列の逆行列を求め、jについて前記積分加算手段
    により求められた積分加算値を第j行の要素とするM行
    1列の行列と掛算する手段と、 各格子点におけるボリュ−ム・データである、前記掛算
    により生成されたM行1列の行列の各要素の値に可視化
    処理を施し、表示装置に表示させる手段とを含むボリュ
    ーム・データ可視化装置。
  11. 【請求項11】各々位置及びIDが対応付けられて記憶
    されている複数の格子点により構成される複数のセルの
    各中心におけるボリューム・データから、前記複数の格
    子点におけるボリューム・データを、コンピュータに計
    算させるプログラム・コード手段を含む記憶デバイスで
    あって、 前記プログラム・コード手段が、 ある格子点jを共有する複数のセルのうちあるセルkを
    構成する格子点iにおけるボリューム・データSi point
    と当該格子点iに対応し且つ当該セル内部の点(u,v,
    w)における所定の補間関数Ni(u,v,w)との積を当該
    セルkを構成する全ての格子点について加算した結果と
    前記セルkの中心におけるボリューム・データSk cell
    との差を残差Rk(u,v,w)とし、前記格子点jに対応す
    る所定の重み関数Mj(u,v,w)とした時に、全ての格子
    点jについて、 【数7】 (Cj cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
    る。)が成立するように、Si pointを、コンピュータに
    計算させるプログラム・コード手段を含む、記憶デバイ
    ス。
  12. 【請求項12】コンピュータに、各々位置及びIDが対
    応付けられて記憶されている複数の格子点により構成さ
    れる複数のセルの各中心におけるボリューム・データか
    ら、前記複数の格子点におけるボリューム・データを計
    算させ、当該計算されたボリューム・データを可視化さ
    せるプログラム・コード手段を含む記憶デバイスであっ
    て、 前記プログラム・コード手段が、 ある格子点jを共有する複数のセルのうちあるセルkを
    構成する格子点iにおけるボリューム・データSi point
    と当該格子点iに対応し且つ当該セル内部の点(u,v,
    w)における所定の補間関数Ni(u,v,w)との積を当該
    セルkを構成する全ての格子点について加算した結果と
    前記セルkの中心におけるボリューム・データSk cell
    との差を残差Rk(u,v,w)とし、前記格子点jに対応す
    る所定の重み関数Mj(u,v,w)とした時に、全ての格子
    点jについて、 【数8】 (Cj cellは、格子点jを共有する全てのセルを意味す
    る。)が成立するように、Si pointを、コンピュータに
    求めさせるプログラム・コード手段と、 コンピュータに、求められた前記Si pointに可視化処理
    を施させ、表示装置に表示させるプログラム・コード手
    段とを含む記憶デバイス。
  13. 【請求項13】コンピュータに、各々位置及びIDが対
    応付けられて記憶されているM個の格子点により構成さ
    れる複数のセルの各中心におけるボリューム・データか
    ら、前記M個の格子点におけるボリューム・データを計
    算させ、当該計算されたボリューム・データを可視化さ
    せるプログラム・コード手段を含む記憶デバイスであっ
    て、 前記プログラム・コード手段が、 コンピュータに、ある格子点jを共有する複数のセルの
    うちあるセルkを構成する格子点iに対応し且つ当該セ
    ル内部の点(u,v,w)における所定の補間関数Ni(u,v,
    w)と、前記格子点jに対応する所定の重み関数Mj(u,
    v,w)との積を、当該セルkの全領域について、各格子
    点j、各セルk及びセルkを構成する各格子点iごとに
    積分させる積分プログラム・コード手段と、 コンピュータに、前記格子点jに対応する所定の重み関
    数Mj(u,v,w)と、前記セルkの中心におけるボリュー
    ム・データSk cellとの積を、前記セルkの全領域につ
    いて、各セルkごとに積分させ、各積分値を各格子点j
    ごとに加算させる積分加算プログラム・コード手段と、 各格子点jについて、同一の格子点に対する、前記積分
    プログラム・コード手段及びコンピュータにより求めら
    れた積分値をコンピュータにまとめさせ、M行M列の行
    列の第j行の当該格子点ID番目の列の要素としてコン
    ピュータに記憶させるプログラム・コード手段と、 コンピュータに、前記行列の逆行列を求めさせ、jにつ
    いて前記積分加算プログラム・コード手段及びコンピュ
    ータにより求められた積分加算値を第j行の要素とする
    M行1列の行列と掛算させるプログラム・コード手段
    と、 コンピュータに、各格子点におけるボリュ−ム・データ
    である、前記掛算により生成されたM行1列の行列の各
    要素の値に可視化処理を施させ、表示装置に表示させる
    プログラム・コード手段とを含む記憶デバイス。
  14. 【請求項14】コンピュータに、各々位置及びIDが対
    応付けられて記憶されているM個の格子点により構成さ
    れる複数のセルの各中心におけるボリューム・データか
    ら、前記M個の格子点におけるボリューム・データを計
    算させるプログラム・コード手段を含む記憶デバイスで
    あって、 前記プログラム・コード手段が、 コンピュータに、ある格子点jを共有する複数のセルの
    うちあるセルkを構成する格子点iに対応し且つ当該セ
    ル内部の点(u,v,w)における所定の補間関数Ni(u,v,
    w)と、前記格子点jに対応する所定の重み関数Mj(u,
    v,w)との積を、当該セルkの全領域について、各格子
    点j、各セルk及びセルkを構成する各格子点iごとに
    積分させる積分プログラム・コード手段と、 コンピュータに、前記格子点jに対応する所定の重み関
    数Mj(u,v,w)と、前記セルkの中心におけるボリュー
    ム・データSk cellとの積を、前記セルkの全領域につ
    いて、各セルkごとに積分させ、各積分値を各格子点j
    ごとに加算させる積分加算プログラム・コード手段と、 各格子点jについて、同一の格子点に対する、前記積分
    プログラム・コード手段及びコンピュータにより求めら
    れた積分値をコンピュータにまとめさせ、M行M列の行
    列の第j行の当該格子点ID番目の列の要素としてコン
    ピュータに記憶させるプログラム・コード手段と、 コンピュータに、前記行列の逆行列を求めさせ、jにつ
    いて前記積分加算プログラム・コード手段及びコンピュ
    ータにより求められた積分加算値を第j行の要素とする
    M行1列の行列と掛算させるプログラム・コード手段
    と、 前記掛算により生成されたM行1列の行列の各要素の値
    を各格子点におけるボリュ−ム・データとしてコンピュ
    ータに出力させるプログラム・コード手段とを含む記憶
    デバイス。
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