JPH1040354A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH1040354A
JPH1040354A JP8189531A JP18953196A JPH1040354A JP H1040354 A JPH1040354 A JP H1040354A JP 8189531 A JP8189531 A JP 8189531A JP 18953196 A JP18953196 A JP 18953196A JP H1040354 A JPH1040354 A JP H1040354A
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JP
Japan
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image signal
computer
image
communication system
binarization
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JP8189531A
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English (en)
Inventor
Takashi Ogamichi
隆司 小河路
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合周辺装置で読み取った原稿の画信号の内
容をコンピュータ側でも確認できるようにする。 【解決手段】 PC2と複合周辺装置1とからなる通信
システムにおいて、その複合周辺装置1が、原稿から画
情報を読み取るスキャナと、スキャナによって読み取っ
た画情報を公衆回線網5を介して送信及び公衆回線網5
を介して画情報を受信するネットワークコントロールユ
ニット及びモデムと、それによって受信した画情報を記
録する画像蓄積装置と、PC2と通信可能に接続するP
C・I/Fを備えており、スキャナによって読み取った
画信号をPC2へ伝送して、PC2は表示部にその画信
号を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ等のコンピュータと、ファクシミリ,プリン
タ,及びイメージスキャナ等の複合周辺装置とをデータ
通信可能に接続した通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インタフェースを介して外部のコ
ンピュータを接続し、その外部のコンピュータから出力
された画像データをインタフェースを介して入力し、そ
の画像データを画像編集機能によって編集する複写機等
の複合周辺装置(例えば、特開平3−89766号公報
参照)があった。
【0003】また、ホストコンピュータを接続し、その
ホストコンピュータから取り込んだデータをファクシミ
リ送信し、ファクシミリ受信したデータをホストコンピ
ュータへ保存させるファクシミリ装置等の複合周辺装置
(例えば、特開平4−290058号公報参照)があっ
た。
【0004】さらに、他のファクシミリ装置とコンピュ
ータとを接続し、他のファクシミリ装置との間で通常の
画像データのファクシミリ送受信を行ない、コンピュー
タとの間で指令コマンドに基づく画像データの送受信を
行ない、コンピュータからの指令コマンドによって他の
ファクシミリ装置とのファクシミリ送受信とコンピュー
タとの画像データの送受信の2つの動作モードを選択的
に切り換えるファクシミリ装置等の複合周辺装置(例え
ば、特開平5−30265号公報参照)があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の複合周辺装置では、複合周辺装置の原稿読み取
り手段で読み取った原稿の画信号の処理は複合周辺装置
側の画像処理手段によって個別に行なわれるので、コン
ピュータが接続されていてもそのコンピュータ側のユー
ザが複合周辺装置で読み取った画信号の内容を確認する
ことができないという問題があった。
【0006】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、複合周辺装置で読み取った原稿の画信号の内容
をコンピュータ側でも確認できるようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、コンピュータと、原稿から画情報を読み
取る原稿読み取り手段と、その手段によって読み取った
画情報を通信回線を介して送信及び通信回線を介して画
情報を受信する通信手段と、その手段によって受信した
画情報を記録する記録手段と、上記コンピュータと通信
可能に接続する接続インタフェース手段とを備えた複合
周辺装置とからなる通信システムにおいて、上記複合周
辺装置に、上記原稿読み取り手段によって読み取った画
信号を前記コンピュータへ伝送する伝送手段を設けたも
のである。
【0008】また、上記複合周辺装置に、上記伝送する
画信号を量子化後の多値レベルにする手段を設けるとよ
い。さらに、上記コンピュータに、上記複合周辺装置か
ら伝送された画信号を記憶する手段を設けるとよい。
【0009】また、上記コンピュータに、上記複合周辺
装置から伝送された多値レベルの画信号を2値化処理す
る手段を設けるとよい。さらに、上記コンピュータに、
上記2値化処理のアルゴリズムを複数種類設定する手段
を設けるとよい。
【0010】また、上記コンピュータに、上記複数種類
の2値化処理のアルゴリズム中から外部指示によって選
択されたアルゴリズムと画像処理パラメータとに基づい
て上記2値化処理を行なう手段を設けるとよい。
【0011】さらに、上記コンピュータに、上記複数種
類の2値化処理のアルゴリズム中から適切なアルゴリズ
ムと画像処理パラメータとを選択し、その選択したアル
ゴリズムと画像処理パラメータとに基づいて上記2値化
処理を行なう手段を設けるとよい。
【0012】また、上記コンピュータに、上記2値化処
理のアルゴリズムと画像処理パラメータを選択するとき
の優先条件を設定する手段を設けるとよい。さらに、上
記コンピュータに、上記優先条件を圧縮データ量を少な
くする2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメータ
を選択する条件にする手段を設けるとよい。
【0013】また、上記コンピュータに、上記優先条件
を画像品質を低下させない2値化処理のアルゴリズムと
画像処理パラメータを選択する条件にする手段を設ける
とよい。さらに、上記コンピュータに、上記画信号の任
意の領域単位に前記2値化処理のアルゴリズムと画像処
理パラメータとを選択する手段を設けるとよい。
【0014】また、上記コンピュータに上記2値化処理
した画信号を上記複合周辺装置へ返送する手段を設け、
上記複合周辺装置に上記コンピュータから返送された画
信号を所定の宛先へ送信する手段を設けるとよい。さら
に、上記コンピュータに、上記2値化処理した画信号を
表示する手段を設けるとよい。
【0015】また、上記コンピュータに、上記2値化処
理した画信号の圧縮データ量を算出して表示する手段を
設けるとよい。さらに、上記コンピュータに、上記算出
した圧縮データ量に応じた通信所要時間を合わせて表示
する手段を設けるとよい。
【0016】この発明による通信システムは、コンピュ
ータと通信可能に接続すると共に、原稿から画情報を読
み取る原稿読み取り、その読み取った画情報を通信回線
を介して送信及び通信回線を介して画情報を受信し、そ
の受信した画情報を記録する複合周辺装置が、原稿から
読み取った画信号をコンピュータへ伝送するので、複合
周辺装置で読み取った原稿の画信号の内容をコンピュー
タ側でも容易に確認することができ、コンピュータ側で
その画信号の画像品質を把握して画像処理を行なうこと
が可能になる。
【0017】また、複合周辺装置がコンピュータへ伝送
する画信号を量子化後の多値レベルにするようにすれ
ば、コンピュータ側で複合周辺装置によって読み取った
画信号を多値レベルで受け取ることができ、画像処理を
行なうときの処理負担を軽減することができる。
【0018】さらに、コンピュータが複合周辺装置から
伝送された画信号を記憶するようにすれば、複合周辺装
置側の画信号を記憶するメモリ容量の消費量を低減する
ことができる。
【0019】また、コンピュータが複合周辺装置から伝
送された多値レベルの画信号を2値化処理するようにす
れば、複合周辺装置で読み取った原稿の画信号をファク
シミリ送信する前にその送信画像品質をコンピュータ側
で容易に確認することができる。
【0020】さらに、コンピュータが2値化処理のアル
ゴリズムを複数種類設定するようにすれば、その中から
種々の原稿の画信号に対して最適な2値化処理のアルゴ
リズムを選択して画像処理を行なうことができる。
【0021】また、コンピュータが複数種類の2値化処
理のアルゴリズム中から外部指示によって選択されたア
ルゴリズムと画像処理パラメータとに基づいて2値化処
理を行なうようにすれば、コンピュータのユーザに好み
の2値化処理のアルゴリズムを選択させることができ
る。
【0022】さらに、コンピュータが複数種類の2値化
処理のアルゴリズム中から適切なアルゴリズムと画像処
理パラメータとを選択し、その選択したアルゴリズムと
画像処理パラメータとに基づいて2値化処理を行なうよ
うにすれば、コンピュータが原稿の画信号に応じて最適
な2値化処理のアルゴリズムを自動的に選択して2値化
処理を行なうことができ、ユーザの作業負担を軽減でき
る。
【0023】また、コンピュータが2値化処理のアルゴ
リズムと画像処理パラメータを選択するときの優先条件
を設定するようにすれば、ユーザによって設定された優
先条件に基づいて原稿の画情報の2値化処理のアルゴリ
ズムを自動的に切り換えることができる。
【0024】さらに、コンピュータが圧縮データ量を少
なくする2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメー
タを選択する優先条件にすれば、圧縮後の2値化データ
量が最も少なくなるような2値化処理のアルゴリズムと
最適画像処理パラメータとを自動的に選択することがで
きる。
【0025】また、コンピュータが画像品質を低下させ
ない2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメータを
選択する優先条件にすれば、2値化画像品質が最も良好
になるような2値化処理のアルゴリズムと最適画像処理
パラメータとを自動的に選択することができる。
【0026】さらに、コンピュータが画信号の任意の領
域単位に2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメー
タとを選択するようにすれば、1ページ中に文字と写真
等の異なる性質の情報が混在している原稿の画信号に対
しても最適な画像処理を行なえる。
【0027】また、コンピュータが2値化処理した画信
号を複合周辺装置へ返送して、複合周辺装置がコンピュ
ータから返送された画信号を所定の宛先へ送信するよう
にすれば、複合周辺装置側のハードウェア及びソフトウ
ェア構成のファームウェアで画像処理品質が一意的に決
定してしまうことがなく、コンピュータ側で送信画像品
質を良好にして複合周辺装置によるファクシミリ送信を
行なわせることができる。
【0028】さらに、コンピュータが2値化処理した画
信号を表示するようにすれば、コンピュータ側で画信号
の画像処理の妥当性や黒筋等の画像劣化状況を容易に確
認することができる。
【0029】また、コンピュータが2値化処理した画信
号の圧縮データ量を算出して表示するようにすれば、コ
ンピュータ側で2値化処理後の画信号の圧縮後のデータ
量に基づく通信所要時間を容易に求めることができる。
【0030】さらに、コンピュータが算出した圧縮デー
タ量に応じた通信所要時間を合わせて表示するようにす
れば、コンピュータ側で2値化処理後の画信号の圧縮後
のデータ量に基づく通信所要時間を容易に確認すること
ができ、画像処理方式の違いによる送信時間の変化も容
易に確認することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。従来のパーソナルコン
ピュータを接続したファクシミリ装置等の複合周辺装置
においては、原稿読み取り手段によって読み取った原稿
画信号を自機の画像処理手段によって2値化した後にそ
のデータの符号化を行ない、網制御装置を介して符号化
データを公衆回線網に送出することによってファクシミ
リ送信を行なっていた。
【0032】したがって、画像処理の内容は複合周辺装
置側のファームウェアによって一意的に決定してしま
う。すなわち、画像処理品質は複合周辺装置側の性能に
よって制約されることになり、例えば低価格設定の複合
周辺装置においては画像処理手段の簡素化によって高品
位な画像品質を望めないという懸念があった。
【0033】そこで、この発明の通信システムでは、複
合周辺装置側で読み取った原稿の画像の画像処理等をパ
ーソナルコンピュータ側で実行することにより、上記制
約を回避し、且つ複合周辺装置側のファームウェアに左
右されない柔軟な処理を適応的に行なえるようにする。
【0034】図1はこの発明の一実施形態である通信シ
ステムの構成を示す図である。ファクシミリ装置等の複
合周辺装置(MFP)1は、バイセントロニクスケーブ
ル等の通信ケーブル3を介してパーソナルコンピュータ
(PC)2と接続し、アナログ(PSTN)又はデジタ
ル(ISDN)等の公衆回線網5を介して他のファクシ
ミリ装置4とファクシミリ通信可能に接続している。
【0035】PC2は、通信ケーブル6を介してローカ
ルエリアネットワーク(LAN)9と接続し、そのLA
N9上には他のパーソナルコンピュータ(PC)7や、
レーザプリンタ等のプリンタ8が接続されている。
【0036】そして、MFP1は通常のファクシミリ機
能によってファクシミリ装置4との間で画情報のファク
シミリ送受信を行なうと共に、各機能ユニットがバイセ
ントロニクスケーブル等の通信ケーブル3によって接続
されたPC2のスキャナ,プリンタ,モデムとして機能
することもできる。
【0037】図2は、図1に示した複合周辺装置の内部
構成を示すブロック図である。このMFP1は、制御部
11,システムメモリ12,パラメータメモリ13,ス
キャナ14,プロッタ15,操作パネル16,符号化復
号化部17,画像蓄積装置18,モデム19,ネットワ
ークコントロールユニット(NCU)20,パーソナル
コンピュータインタフェース(PC・I/F)21,及
びシステムバス22からなる。
【0038】制御部11は、CPU,ROM,及びRA
M等からなるマイクロコンピュータであり、この複合周
辺装置の各部の制御処理,ファクシミリ伝送制御手順処
理,及びこの発明に係る各種の処理を行なうシステム制
御部である。システムメモリ12は、制御部11が実行
する制御処理プログラム及び処理プログラムを実行する
ときに必要な各種データなどを記憶すると共に、制御部
11のワークエリアを構成するメモリである。
【0039】パラメータメモリ13は、G3ファクシミ
リ装置に固有な各種の情報を記憶するためのメモリであ
る。スキャナ14は、原稿から所定の解像度で原稿像を
操作して各種画像処理を行なう画像読取装置である。
【0040】プロッタ15は、スキャナ14によって画
像処理されたデータ又は他のファクシミリ装置4から受
信したデータを所定の解像度で記録紙に記録するレーザ
プリンタ,インクジェットプリンタ等の印刷装置であ
る。操作パネル16は、この複合周辺装置1を操作する
ための各種の操作キーを備えたキーボード等の操作部
と、各種メッセージを表示するLCD等のディスプレイ
である表示部とからなる。
【0041】符号化復号化部17は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化する処理を行なう。画像蓄積装置18は、
符号化圧縮された状態の画情報を記憶するためのハード
ディスク装置,光ディスク装置等の記憶装置である。
【0042】モデム19は、G3ファクシミリのモデム
機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやり
取りするための低速モデム機能(V.21モデム),及
び主に画情報をやり取りするための高速モデム機能
(V.29モデム,V.27terモデム)を備えてい
る。
【0043】NCU20は、この複合周辺装置1を公衆
回線に接続するためのものであり、自動発着信機能を備
えた網制御装置である。PC・I/F21は、この複合
周辺装置1をPC2にデータ通信可能に接続するための
インタフェースである。
【0044】システムバス22は、上記制御部11,シ
ステムメモリ12,パラメータメモリ13,スキャナ1
4,プロッタ15,操作パネル16,符号化復号化部1
7,画像蓄積装置18,モデム19,NCU20,及び
PC・I/F21を接続した通信線であり、これらの各
機能部間での各種のデータのやり取りを行なう。また、
NCU20とモデム19との間のデータのやり取りは直
接行なう。
【0045】図3は、図1に示したパーソナルコンピュ
ータ2の内部構成を示すブロック図である。このPC2
は、制御部31,入力部32,表示部33,記憶部3
4,インタフェース(I/F)35,ローカルエリアネ
ットワークインタフェース(LAN・I/F)36,及
びシステムバス37からなる。
【0046】制御部31は、CPU,ROM,及びRA
M等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、このPC
2全体の制御を司り、この発明に係る各種の処理を行な
う。入力部32は、各種の操作情報を入力するキーボー
ドやマウス等の入力装置である。表示部33は、この発
明に係る画信号や設定時の各種のメッセージ等を表示す
るLCD等の表示装置である。
【0047】記憶部34は、画信号等を記憶するハード
ディスク装置,フロッピディスク装置,光ディスク装置
等の記憶装置である。I/F35は、複合周辺装置1と
データ通信可能に接続するインタフェースである。LA
N・I/F36は、LANを介して接続された他のパー
ソナルコンピュータ等の端末装置と通信可能に接続す
る。システムバス37は、上記各部間で各種のデータを
やり取りする通信線である。
【0048】すなわち、上記複合周辺装置1のスキャナ
14が、原稿から画情報を読み取る原稿読み取り手段に
相当する。上記モデム19とNCU20がスキャナ14
によって読み取った画情報を通信回線を介して送信及び
通信回線を介して画情報を受信する通信手段に相当す
る。上記画像蓄積装置18がNCU20によって受信し
た画情報を記録する記録手段に相当する。上記PC・I
/F21がPC2と通信可能に接続する接続インタフェ
ース手段に相当する。
【0049】上記複合周辺装置1の制御部11とPC・
I/F21が、スキャナ14によって読み取った画信号
をPC2へ伝送する伝送手段の機能を果たす。上記複合
周辺装置1の制御部11が、上記伝送する画信号を量子
化後の多値レベルにする手段の機能を果たす。
【0050】上記PC2の記憶部34が、上記複合周辺
装置1から伝送された画信号を記憶する手段の機能を果
たす。上記PC2の制御部31が、上記複合周辺装置1
から伝送された多値レベルの画信号を2値化処理する手
段の機能を果たす。
【0051】上記PC2の制御部31と記憶部34が、
上記2値化処理のアルゴリズムを複数種類設定する手段
の機能を果たす。上記PC2の制御部31が、上記複数
種類の2値化処理のアルゴリズム中から外部指示によっ
て選択されたアルゴリズムと画像処理パラメータとに基
づいて上記2値化処理を行なう手段の機能を果たす。
【0052】上記PC2の制御部31が、上記複数種類
の2値化処理のアルゴリズム中から適切なアルゴリズム
と画像処理パラメータとを選択し、その選択したアルゴ
リズムと画像処理パラメータとに基づいて上記2値化処
理を行なう手段の機能を果たす。
【0053】上記PC2の制御部31と入力部32が、
上記2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメータを
選択するときの優先条件を設定する手段の機能を果た
す。上記PC2の制御部31と入力部32が、上記優先
条件を圧縮データ量を少なくする2値化処理のアルゴリ
ズムと画像処理パラメータを選択する条件にする手段の
機能を果たす。
【0054】上記PC2の制御部31と入力部32が、
上記優先条件を画像品質を低下させない2値化処理のア
ルゴリズムと画像処理パラメータを選択する条件にする
手段の機能を果たす。上記PC2の制御部31と入力部
32が、上記画信号の任意領域単位に上記2値化処理ア
ルゴリズムと画像処理パラメータとを選択する手段の機
能を果たす。
【0055】上記PC2の制御部31とI/F35が、
上記2値化処理した画信号を上記複合周辺装置1へ返送
する手段の機能を果たす。上記複合周辺装置1の制御部
11とモデム19とNCU20が、上記PC2から返送
された画信号を所定の宛先へ送信する手段の機能を果た
す。
【0056】上記PC2の表示部33が、上記2値化処
理した画信号を表示する手段の機能を果たす。上記PC
2の制御部31と表示部33が、上記2値化処理した画
信号の圧縮データ量を算出して表示する手段の機能を果
たす。上記PC2の制御部31と表示部33が、上記算
出した圧縮データ量に応じた通信所要時間を合わせて表
示する手段の機能を果たす。
【0057】次に、この通信システムの処理について説
明する。図4は図1に示した通信システムにおける処理
を示すフローチャートである。この処理は、MFPが、
ステップ(図中「S」で示す)1で初期化処理を実行
し、ステップ2へ進んでファクシミリ送信(FAX)と
複写(Copy)のいずれかの動作モードを設定し、ス
テップ3へ進んで原稿読み取り開始か否かを判断する。
【0058】ステップ3の判断で原稿読み取り開始な
ら、ステップ4へ進んで原稿読み取りを行ない、ステッ
プ5へ進んでその読み取った画信号を量子化し、ステッ
プ6へ進んでPCにその画信号の量子化後の多値レベル
にしてデータ伝送し、ステップ7へ進む。
【0059】ステップ7〜10(図中破線枠で囲む)の
処理はPC側の処理であり、PCは複合周辺装置から画
信号を受信すると、ステップ7でその画信号(画像デー
タ)を記憶部に格納し、ステップ8へ進んでその画信号
に2値化画像処理を施し、ステップ9へ進んでその2値
化画信号を表示部に表示し、ステップ10へ進んでMF
Pへ2値化画信号をデータ伝送して、ステップ11へ進
む。
【0060】ステップ11からは再び複合周辺装置側の
処理であり、ステップ11でFAX送信モードか否かを
判断して、FAX送信モードならステップ12へ進んで
2値化画信号を符号化し、ステップ13へ進んでNCU
によってモデムを介して宛先へファクシミリ送信処理を
して、この処理を終了する。また、ステップ11の判断
でコピーモードならステップ14へ進んで2値化画信号
をコピー処理して、この処理を終了する。
【0061】この処理では、原稿のコピー又はファクシ
ミリ送信が指示されると、MFP1側のスキャナ14で
読み取った原稿画信号を制御部11によって量子化後の
多値レベルにし、PC・I/F21によってその量子化
後の多値レベルの画信号をPC2へ伝送する。
【0062】PC2側では、その多値画信号を記憶部3
4に一時記憶し、制御部31によってその多値画信号を
2値化し、その2値化後の画信号をI/F35によって
MFP1へ伝送する。この際、PC2側の表示部33上
に2値化後の画像を表示することにより、画像品質の確
認を容易に行なうことができる。
【0063】MFP1では、制御部11がPC2から伝
送された2値化後の画信号を受信すると動作モードに応
じて処理を行なう。例えば、コピーモード時にはPC2
から受信した2値化画信号をプロッタ15へ転送してコ
ピー動作を行なう。また、ファクシミリ送信モード時に
は2値化画信号を符号化復号化部17によって符号化し
た後、NCU20によるモデム19を介して所定の宛先
へファクシミリ送信動作を行なう。
【0064】この処理は、複合周辺装置1において操作
者によってファクシミリ送信又はコピーのいずれかのモ
ードが入力され、ファクシミリ送信のときには宛先のフ
ァクシミリ番号(送信先のファクシミリ装置の電話番
号)が入力されると、そのファックスモードあるいはコ
ピーモードを設定し、スタートの指示に基づいてスキャ
ナ14によって原稿の画像を読み取り、その画信号を画
像蓄積装置18に一旦格納した後、制御部11によって
その画信号を量子化し、その量子化後の多値レベルにし
てPC・I/F21を介してPC2へ伝送する。
【0065】PC2は、複合周辺装置1から伝送された
多値レベルの画信号をI/F35によって受信すると、
その画信号を記憶部34に記憶し、制御部31がその画
信号を予め決められた2値化処理アルゴリズムに基づい
て2値化処理し、その2値化後の画信号を表示部33に
表示し、操作者の確認作業後の伝送指示に基づいてI/
F35を介して複合周辺装置1へ返送する。
【0066】複合周辺装置1は、PC・I/F21によ
ってPC2から受信した2値化後の画信号を一旦画像蓄
積装置18に記憶し、コピーモードを設定しているとき
には、その2値化後の画信号をプロッタ15へ送って記
録紙に印刷する。また、ファックスモードのときには、
NCU20が指定された宛先へ発呼し、符号化復号化部
17によって画像蓄積装置18に格納された画信号を符
号化し、それをモデム19によって変調して宛先へ送信
する。
【0067】このようにして、MFP1側のスキャナ1
4で読み取った原稿画信号をPC2に伝送するので、P
C2側で読み取り画像品質を容易に把握して品質を劣化
させないように適切な画像処理を行なうことができる。
また、その画信号をPC2側の記憶部34に記憶するの
で、MFP1側のメモリ容量を節約することができる。
【0068】また、MFP1側のスキャナ14で読み取
った原稿画信号をPC2側で2値化処理するので、ファ
クシミリ送信に先立って送信画像品質を確認することが
できる。さらに、MFP1側のスキャナ14で読み取っ
た原稿画信号をPC2側で2値化処理して再度MFP1
へ伝送して所定の宛先へファクシミリ送信するので、M
FP1側のファームウェアによらずに適応的な画像処理
を施すことができる。
【0069】さらにまた、PC2側の表示部33に2値
化処理後の読み取り画信号を表示することにより、PC
2側の操作者が読み取り画像品質の良否を容易に確認す
ることができる。
【0070】したがって、例えば、スタンドアローン型
ファクシミリ装置等の複合周辺装置で読み取った画信号
の画像処理をPC側で実行することにより、処理の高精
度化を図ると共に処理内容の柔軟性を向上することがで
きる。
【0071】次に、上記PC2側に複数種類の2値化処
理のアルゴリズムを設定し、その中から任意のアルゴリ
ズムを選択して2値化処理を行なうときの処理について
説明する。図5はそのときの処理を示すフローチャート
である。
【0072】この処理は、予めPC側に複数種類の2値
化処理アルゴリズムと画像処理パラメータとを記憶して
おく。そして、MFPが、ステップ(図中「S」で示
す)21で初期化処理を実行し、ステップ22へ進んで
ファクシミリ送信(FAX)と複写(Copy)のいず
れかの動作モードを設定し、ステップ23へ進んで原稿
読み取り開始か否かを判断する。
【0073】ステップ23の判断で原稿読み取り開始な
ら、ステップ24へ進んで原稿読み取りを行ない、その
読み取った画信号を量子化し、ステップ25へ進んでそ
の量子化後の多値レベルにしてPCへデータ伝送し、ス
テップ26へ進む。
【0074】ステップ26〜31(図中破線枠で囲む)
の処理はPC側の処理であり、PCは複合周辺装置から
画信号を受信すると、ステップ26でその画信号を記憶
部に格納し、ステップ27へ進んで予め記憶されている
複数種類の2値化処理のアルゴリズムの中から選択され
た2値化処理アルゴリズムと画像処理パラメータとを設
定する。
【0075】そして、ステップ28へ進んでそのアルゴ
リズムとパラメータとによって画信号に2値化画像処理
を施し、ステップ29へ進んでその2値化画信号を表示
部に表示し、ステップ30へ進んで2値化画像品質がO
Kである指示が入力されたか否かを判断して、OK指示
がなければ再びステップ27へ進んで次に選択されたア
ルゴリズムとパラメータとによって2値化処理をし、O
K指示があればステップ31へ進んでMFPへ2値化画
信号をデータ伝送して、ステップ32へ進む。
【0076】ステップ32からは再び複合周辺装置側の
処理であり、ステップ32でFAX送信モードか否かを
判断して、FAX送信モードならステップ33へ進んで
2値化画信号を符号化し、ステップ34へ進んでNCU
によってモデムを介して宛先へファクシミリ送信処理を
して、この処理を終了する。また、ステップ32の判断
でコピーモードならステップ35へ進んで2値化画信号
をコピー処理して、この処理を終了する。
【0077】この処理では、PC2側の記憶部34に予
め複数種類の2値化処理アルゴリズムと画像処理パラメ
ータを記憶して設定しておく。例えば、表1に示すよう
なフォーマットのテーブル形式で、複数種類の2値化画
像処理のアルゴリズムと画像処理パラメータを格納す
る。
【0078】
【表1】
【0079】PC2の制御部31は、その中から任意に
選択されたアルゴリズムに基づいて2値化処理を行な
う。つまり、入力部32から操作者による外部指示によ
って指定された2値化処理アルゴリズム及び画像処理パ
ラメータとを上記テーブルから読み出し、そのアルゴリ
ズムとパラメータとに基づいて記憶部34に記憶した画
信号を2値化処理する。
【0080】このようにして、PC2側に予め複数種類
の2値化処理アルゴリズムとそれらの画像処理パラメー
タとを選択可能に記憶するので、PC2側でMFP1側
のファームウェアに左右されずに原稿の内容に応じて最
適な2値化処理を選択することができる。
【0081】さらに、PC2側の操作者が任意の2値化
処理アルゴリズム及び画像処理パラメータを選択するこ
とができるので、より適応的な好みの画像処理の設定が
可能になる。すなわち、PC2側の操作者は表示部33
に表示される2値化処理画像を確認しながら原稿に応じ
た最適な処理方式を設定することができる。
【0082】次に、上記PC2側で画信号に応じて複数
種類の2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメータ
の中から最適なアルゴリズムとパラメータとを自動的に
選択して2値化する処理と、画信号の任意の領域単位に
2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメータを選択
して2値化する処理について説明する。図6はそのとき
の処理を示すフローチャートである。
【0083】この処理は、予めPC側に複数種類の2値
化処理アルゴリズムと画像処理パラメータとを記憶して
おく。そして、MFPが、ステップ(図中「S」で示
す)41で初期化処理を実行し、ステップ42へ進んで
ファクシミリ送信(FAX)と複写(Copy)のいず
れかの動作モードを設定し、ステップ43へ進んで原稿
読み取り開始か否かを判断する。
【0084】ステップ43の判断で原稿読み取り開始な
ら、ステップ44へ進んで原稿読み取りを行ない、その
読み取った画信号を量子化し、ステップ45へ進んでそ
の量子化後の多値レベルにしてPCへデータ伝送し、ス
テップ46へ進む。
【0085】ステップ46〜52(図中破線枠で囲む)
の処理はPC側の処理であり、PCは複合周辺装置から
画信号を受信すると、ステップ46でその画信号を記憶
部に格納し、ステップ47へ進んで予め記憶されている
複数種類の2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメ
ータの中から最適の2値化処理アルゴリズムと画像処理
パラメータと選択して設定する。また、この設定は操作
者の入力指定又はPCの制御部が自動的に判断した画信
号の任意の領域毎(例えば、写真画像と文字画像)に行
なう。
【0086】そして、ステップ48へ進んでそのアルゴ
リズムとパラメータとによって画信号に2値化画像処理
を施し、ステップ49へ進んでその2値化画信号を表示
部に表示し、ステップ50へ進んで2値化画像品質がO
Kである指示が入力されたか否かを判断して、OK指示
がなければステップ51へ進んで操作者による画像処理
の内容の微調整を行なった後、再びステップ48へ進ん
で再度選択されたアルゴリズムとパラメータとによって
2値化処理をし、OK指示があればステップ52へ進ん
でMFPへ2値化画信号をデータ伝送して、ステップ5
3へ進む。
【0087】ステップ53からは再び複合周辺装置側の
処理であり、ステップ53でFAX送信モードか否かを
判断して、FAX送信モードならステップ54へ進んで
2値化画信号を符号化し、ステップ55へ進んでNCU
によってモデムを介して宛先へファクシミリ送信処理を
して、この処理を終了する。また、ステップ53の判断
でコピーモードならステップ56へ進んで2値化画信号
をコピー処理して、この処理を終了する。
【0088】この処理では、PC2の制御部31が記憶
部34に記憶した画信号の内容に基づいて記憶部34に
記憶されている複数種類の2値化処理アルゴリズムと画
像処理パラメータの中から最適なアルゴリズムとパラメ
ータを選択する。その際、異なる内容の画信号毎、例え
ば写真画像と文字画像にそれぞれ最適な2値化処理アル
ゴリズムと画像処理パラメータを選択する。これは、P
C2側に画信号を多値レベルで記憶しているので、その
任意領域単位に画像処理を容易に行なうことができる。
【0089】PC2の制御部31は、その選択したアル
ゴリズムに基づいて2値化処理を行なう。つまり、上記
テーブルから画信号の内容に最適な2値化処理アルゴリ
ズム及び画像処理パラメータとを読み出し、そのアルゴ
リズムとパラメータとに基づいて記憶部34に記憶した
画信号を2値化処理する。
【0090】さらに、PC2の制御部31は、表示部3
3に2値化後の画像を表示して、操作者によって入力部
32から画像処理の微調整の指示入力があると、その指
示内容に応じて画像処理の内容をチューニングして再度
2値化処理を実行する。
【0091】このようにして、PC2側で画信号の内容
に応じて複数種類の2値化処理アルゴリズムとそれらの
画像処理パラメータとの中から最適なアルゴリズムとパ
ラメータを選択して2値化処理を実行するので、PC2
側の画像処理を自動的に行なうことができ、操作者の作
業負担を軽減することができる。
【0092】また、PC2側で画信号の任意領域単位に
2値化処理アルゴリズム及び画像処理パラメータを選択
することができるので、文字や写真が混在した原稿の画
信号についてもそれぞれ良好な画像処理を行なうことが
できる。
【0093】次に、上記PC2側で画信号をファクシミ
リ送信するときの通信時間を確認できるようにする処理
について説明する。図7はそのときの処理を示すフロー
チャートである。
【0094】この処理は、予めPC側に複数種類の2値
化処理アルゴリズムと画像処理パラメータとを記憶して
おく。そして、MFPが、ステップ(図中「S」で示
す)61で初期化処理を実行し、ステップ62へ進んで
ファクシミリ送信(FAX)と複写(Copy)のいず
れかの動作モードを設定し、ステップ63へ進んで原稿
読み取り開始か否かを判断する。
【0095】ステップ63の判断で原稿読み取り開始な
ら、ステップ64へ進んで原稿読み取りを行ない、その
読み取った画信号を量子化し、ステップ65へ進んでそ
の量子化後の多値レベルにしてPCへデータ伝送し、ス
テップ66へ進む。
【0096】ステップ66〜73(図中破線枠で囲む)
の処理はPC側の処理であり、PCは複合周辺装置から
画信号を受信すると、ステップ66でその画信号を記憶
部に格納し、ステップ67へ進んで予め記憶されている
複数種類の2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメ
ータの中から最適の2値化処理アルゴリズムと画像処理
パラメータと選択して設定する。また、この設定は操作
者の入力指定又はPCの制御部が自動的に判断した画信
号の任意の領域毎(例えば、写真画像と文字画像)に行
なう。
【0097】そして、ステップ68へ進んでそのアルゴ
リズムとパラメータとによって画信号に2値化画像処理
を施し、ステップ69へ進んで画信号の圧縮データ量と
ファクシミリ送信時の所要通信時間とを算出し、ステッ
プ70へ進んでその2値化画信号と圧縮データ量と所要
通信時間とを表示部に表示し、ステップ71へ進んで2
値化画像品質とデータ量と通信時間とがそれぞれOKで
あるか否かの総合判定がOKである指示が入力されたか
否かを判断する。
【0098】ステップ71の判断でOK指示がなけれ
ば、ステップ72へ進んで操作者による画像処理の内容
の微調整を行なった後、再びステップ68へ進んで再度
選択されたアルゴリズムとパラメータとによって2値化
処理をし、OK指示があればステップ73へ進んでMF
Pへ2値化画信号をデータ伝送して、ステップ74へ進
む。
【0099】ステップ74からは再び複合周辺装置側の
処理であり、ステップ74でFAX送信モードか否かを
判断して、FAX送信モードならステップ75へ進んで
2値化画信号を符号化し、ステップ76へ進んでNCU
によってモデムを介して宛先へファクシミリ送信処理を
して、この処理を終了する。また、ステップ74の判断
でコピーモードならステップ77へ進んで2値化画信号
をコピー処理して、この処理を終了する。
【0100】この処理では、PC2の制御部31が記憶
部34に記憶した画信号の内容に基づいて、その任意領
域単位に複数種類の2値化処理アルゴリズムと画像処理
パラメータの中から最適なアルゴリズムとパラメータを
選択し、その選択したアルゴリズムに基づいて2値化処
理を行なう。
【0101】そして、その2値化後の画信号の圧縮デー
タ量とファクシミリ送信時の所要通信時間を算出し、表
示部33に2値化後の画像と共に、圧縮データ量と所要
通信時間を表示して、操作者によって入力部32から画
像処理の微調整の指示入力があると、その指示内容に応
じて画像処理の内容をチューニングして再度2値化処理
とデータ量と通信時間の算出処理を実行する。
【0102】このようにして、PC2側で2値化処理後
の画信号の圧縮データ量と複合周辺装置1によるファク
シミリ送信時の所要通信時間(送信時間)とを算出して
表示部33に表示するので、PC2側の操作者は送信時
間を確認しながら画像処理の内容を設定することができ
る。
【0103】したがって、例えば、中間調画像の場合に
は、画像品質と送信時間は背反する傾向にあるが、その
両者をファクシミリ送信に先立って確認することがで
き、そのどちらを優先するかを選択することができ、操
作者の意向に反った良好なファクシミリ送信を容易に行
なうことができる。
【0104】次に、上記PC2側で画信号を2値化処理
するアルゴリズムとパラメータを設定するときに参照す
べき優先条件を設定したときの処理について説明する。
図8はそのときの処理を示すフローチャートである。
【0105】この処理は、予めPC側に複数種類の2値
化処理アルゴリズムと画像処理パラメータとを記憶して
おく。そして、MFPが、ステップ(図中「S」で示
す)81で初期化処理を実行し、ステップ82へ進んで
ファクシミリ送信(FAX)と複写(Copy)のいず
れかの動作モードを設定し、ステップ83へ進んで原稿
読み取り開始か否かを判断する。
【0106】ステップ83の判断で原稿読み取り開始な
ら、ステップ84へ進んで原稿読み取りを行ない、その
読み取った画信号を量子化し、ステップ85へ進んでそ
の量子化後の多値レベルにしてPCへデータ伝送し、ス
テップ86へ進む。
【0107】ステップ86〜94(図中破線枠で囲む)
の処理はPC側の処理であり、PCは複合周辺装置から
画信号を受信すると、ステップ86でその画信号を記憶
部に格納し、ステップ87へ進んで2値化処理のアルゴ
リズムと画像処理パラメータを選択するときの優先条件
を設定し、ステップ88へ進んで予め記憶されている複
数種類の2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメー
タの中から上記優先条件に基づいて最適の2値化処理ア
ルゴリズムと画像処理パラメータと選択して設定する。
また、この設定は操作者の入力指定又はPCの制御部が
自動的に判断した画信号の任意の領域毎(例えば、写真
画像と文字画像)に行なう。
【0108】そして、ステップ89へ進んでそのアルゴ
リズムとパラメータとによって画信号に2値化画像処理
を施し、その圧縮データ量を算出し、その圧縮データ量
に基づく複合周辺装置におけるファクシミリ送信時の所
要通信時間(所要送信時間)を算出し、ステップ90へ
進んでその2値化画信号と所要通信時間とを表示部に表
示し、ステップ91へ進んで2値化画像品質がOKであ
る指示が入力されたか否かを判断する。
【0109】ステップ91の判断でOK指示がなけれ
ば、ステップ93へ進んで操作者による画像処理の内容
の微調整を行なった後、再びステップ89へ進んで再度
選択されたアルゴリズムとパラメータとによって2値化
処理をし、OK指示があればステップ92へ進んで所要
通信時間がOKである指示が入力されたか否かを判断す
る。
【0110】ステップ92の判断でOK指示がなけれ
ば、ステップ93へ進んで操作者による画像処理の内容
の微調整を行なった後、再びステップ89へ進んで再度
選択されたアルゴリズムとパラメータとによって2値化
処理をし、OK指示があればステップ94へ進んでMF
Pへ2値化画信号をデータ伝送して、ステップ95へ進
む。
【0111】ステップ95からは再び複合周辺装置側の
処理であり、ステップ95でFAX送信モードか否かを
判断して、FAX送信モードならステップ96へ進んで
2値化画信号を符号化し、ステップ97へ進んでNCU
によってモデムを介して宛先へファクシミリ送信処理を
して、この処理を終了する。また、ステップ95の判断
でコピーモードならステップ98へ進んで2値化画信号
をコピー処理して、この処理を終了する。
【0112】この処理では、PC2の制御部31は、入
力部32からの指示入力に基づいて2値化処理時の複数
種類の2値化処理アルゴリズムと画像処理パラメータの
中から選択するアルゴリズムとパラメータの優先条件を
予め記憶部34に記憶する。
【0113】その際、ファクシミリ送信時の通信時間を
早めたいときには、画信号の圧縮データ量を少なくする
2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメータを選択
する優先条件にし、良好な画像品質でファクシミリ送信
したいときには、画像品質を低下させない2値化処理の
アルゴリズムと画像処理パラメータを選択する優先条件
に設定する。
【0114】圧縮データ量を少なくするには、白・黒の
孤立画素を極力少なくするデータ圧縮率の高い2値化処
理を行なう。例えば、MTF補正の強度を弱めて孤立点
が発生しにくくする画像処理パラメータを優先して選択
する。また、孤立点除去処理の強度を強める画像処理パ
ラメータを優先して選択する。さらに、中間調の場合に
は、誤差拡散法は不規則な孤立画素が非常に発生しやす
いのでディザ処理を優先して選択する。
【0115】一方、画像品質を優先する場合には、MT
F補正の強度を強める画像処理パラメータを優先して選
択する。また、中間調の場合には、誤差拡散法を優先し
て選択する。
【0116】そして、いずれの場合にも、操作者が表示
部33上に表示された2値化処理画像と所要通信時間と
を確認して、入力部32から最適な2値化画像処理アル
ゴリズムを選択し、その画像処理パラメータを中庸点に
選択すると、制御部31はその指示内容に応じて画像処
理の内容をチューニングして再度2値化処理とデータ量
と通信時間の算出処理を実行する。
【0117】このようにして、PC2側で2値化処理時
に選択する2値化処理アルゴリズムと画像処理パラメー
タの優先選択条件を設定できるので、原稿の画像の内容
に応じて自動的に画像品質とファクシミリ送信時間の短
縮とを両立させることができる。
【0118】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る通信システムによれば、ファクシミリ,プリンタ,及
びイメージスキャナ等の複合周辺装置で読み取った原稿
の画信号の内容をコンピュータ側でも容易に確認するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である通信システムの構
成を示す図である。
【図2】図1に示した複合周辺装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1に示したパーソナルコンピュータの内部構
成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した通信システムにおける処理を示す
フローチャートである。
【図5】図1に示した通信システムにおける他の処理を
示すフローチャートである。
【図6】図1に示した通信システムにおけるまた他の処
理を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した通信システムにおけるさらに他の
処理を示すフローチャートである。
【図8】図1に示した通信システムにおけるさらにまた
他の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:複合周辺装置(MFP) 2,7:パーソナルコンピュータ(PC) 3,6:通信ケーブル 4:ファクシミリ装置 5:公衆回線網 8:プリンタ 9:ローカルエリアネットワーク(LAN) 11,31:制御部 12:システムメモリ 13:パラメータメモリ 14:スキャナ 15:プロッタ 16:操作パネル 17:符号化復号化部 18:画像蓄積装置 19:モデム 22,37:システムバス 20:ネットワークコントロールユニット(NCU) 21:パーソナルコンピュータインタフェース(PC・
I/F) 32:入力部 33:表示部 34:記憶部 35:インタフェース(I/F) 36:ローカルエリアネットワークインタフェース(L
AN・I/F)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータと、原稿から画情報を読み
    取る原稿読み取り手段と、該手段によって読み取った画
    情報を通信回線を介して送信及び通信回線を介して画情
    報を受信する通信手段と、該手段によって受信した画情
    報を記録する記録手段と、前記コンピュータと通信可能
    に接続する接続インタフェース手段とを備えた複合周辺
    装置とからなる通信システムにおいて、 前記複合周辺装置に、前記原稿読み取り手段によって読
    み取った画信号を前記コンピュータへ伝送する伝送手段
    を設けたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信システムにおいて、 前記複合周辺装置に、前記伝送する画信号を量子化後の
    多値レベルにする手段を設けたことを特徴とする通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の通信システムにお
    いて、 前記コンピュータに、前記複合周辺装置から伝送された
    画信号を記憶する手段を設けたことを特徴とする通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記複合周辺装置から伝送された
    多値レベルの画信号を2値化処理する手段を設けたこと
    を特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記2値化処理のアルゴリズムを
    複数種類設定する手段を設けたことを特徴とする通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記複数種類の2値化処理のアル
    ゴリズム中から外部指示によって選択されたアルゴリズ
    ムと画像処理パラメータとに基づいて前記2値化処理を
    行なう手段を設けたことを特徴とする通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記複数種類の2値化処理のアル
    ゴリズム中から適切なアルゴリズムと画像処理パラメー
    タとを選択し、該選択したアルゴリズムと画像処理パラ
    メータとに基づいて前記2値化処理を行なう手段を設け
    たことを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記2値化処理のアルゴリズムと
    画像処理パラメータを選択するときの優先条件を設定す
    る手段を設けたことを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記優先条件を圧縮データ量を少
    なくする2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメー
    タを選択する条件にする手段を設けたことを特徴とする
    通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の通信システムにおい
    て、 前記コンピュータに、前記優先条件を画像品質を低下さ
    せない2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメータ
    を選択する条件にする手段を設けたことを特徴とする通
    信システム。
  11. 【請求項11】 請求項6乃至10のいずれか一項に記
    載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記画信号の任意の領域単位に前
    記2値化処理のアルゴリズムと画像処理パラメータとを
    選択する手段を設けたことを特徴とする通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項4乃至11のいずれか一項に記
    載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記2値化処理した画信号を前記
    複合周辺装置へ返送する手段を設け、 前記複合周辺装置に、前記コンピュータから返送された
    画信号を所定の宛先へ送信する手段を設けたことを特徴
    とする通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項4乃至12のいずれか一項に記
    載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記2値化処理した画信号を表示
    する手段を設けたことを特徴とする通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項4乃至13のいずれか一項に記
    載の通信システムにおいて、 前記コンピュータに、前記2値化処理した画信号の圧縮
    データ量を算出して表示する手段を設けたことを特徴と
    する通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の通信システムにおい
    て、 前記コンピュータに、前記算出した圧縮データ量に応じ
    た通信所要時間を合わせて表示する手段を設けたことを
    特徴とする通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6643028B1 (en) 1998-12-02 2003-11-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for storing image of original and image processing apparatus
JP2006065582A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Matsushita Electric Works Ltd 検査・計測用プログラムの作成方法
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