JP4042542B2 - 画像読取符号化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばイメージスキャナー(以下、スキャナーという。)やディジタル複合装置の画像読取部などの、原稿画像を読み取って画像データに変換し、所定の符号化方式を用いて符号化する画像読取符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コピー、プリンタ及びスキャナー機能付きファクシミリ装置であるディジタル複合装置と、パーソナルコンピュータなどの複数のクライアント装置とがローカルエリアネットワーク(以下、LANという。)を介して接続してなるLANシステムが実用化されている。この従来技術のLANシステムにおいて、ディジタル複合装置内のスキャナーは、原稿画像を読み取り画像データに変換した後、各クライアント装置に対応する画像メモリ内のメモリボックスに格納し、各クライアント装置からの転送指示要求信号に応答して画像メモリ内のメモリボックスから画像データを読み出して対応するクライアント装置に対してLANを介して転送を行う。
【0003】
以上のようなLANシステムにおいて、原稿画像の画像データを画像メモリに記憶するときに、所定の固定の圧縮率をもって符号化して記憶していた。また、ユーザが、原稿の種類に応じて圧縮方式を変更して画像データを記憶していた。例えば、写真画像であれば、JBIG方式を用いて画像データを圧縮して符号化する一方、文字画像のときは、MMR方式を用いて画像データを圧縮して符号化していた。
【0004】
さらに、例えば、特許文献1においては、「原稿画像を読取って得られた画像データを記憶保存するとき、メモリのオーバーフローが発生したと制御部が判断すると、自動的に圧縮率を変更してメモリへの記憶保存のやり直しをする画像記録装置」が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−065474号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像データの画像に応じて、自動的に最適な符号化方式を選択して符号化する画像読取符号化装置がなかった。
【0007】
本発明の目的は以上の問題点を解決し、画像データの画像に応じて、自動的に符号化方式を選択して符号化する画像読取符号化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る画像読取符号化装置は、原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取手段と、上記変換された画像データの画像が文字画像であるか否かを判断する判断手段と、上記変換された画像データの画像が文字画像であるとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて符号化する一方、上記変換された画像データの画像が文字画像でないとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて符号化する符号化手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
上記画像読取符号化装置において、上記符号化手段は、上記変換された画像データの画像が文字画像でないとき、予め設定された画像品質に対応したパラメータに従って、上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて符号化することを特徴とする。
【0010】
また、第2の発明に係る画像読取符号化装置は、原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取手段と、上記変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて符号化し、上記符号化された画像データが予め設定されたデータのファイルサイズ又はページ数以上となったとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて符号化する符号化手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
上記画像読取符号化装置において、上記符号化手段により変換された画像データがJPEG2000のLossy方式を用いて符号化されたとき、上記符号化された画像データの画像を表示装置に表示する表示手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
さらに、上記画像読取符号化装置において、上記符号化手段により変換された画像データがJPEG2000のLossy方式を用いて符号化されたとき、上記符号化された画像データの画像を画像記録装置を用いて記録する記録手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態について説明する。
【0014】
<実施形態>
図1は、本発明に係る実施形態である、コピー、プリンタ及びスキャナー機能付きのファクシミリ装置であるディジタル複合装置20を備えたLANシステムの構成を示すブロック図である。
【0015】
この実施形態に係るLANシステムは、複数N台のクライアントパーソナルコンピュータ30−1乃至30−N(以下、総称して符号30を付す。)と、公衆電話回線Lを介して公衆電話網80に接続されたディジタル複合装置20と、インターネット90に接続されたルータ装置60とがLAN70を介して接続されて構成されてなる。各クライアントパーソナルコンピュータ30からルータ装置60やメールサーバ装置(図示せず。)を介してインターネット90に接続することにより、ホームページの閲覧や電子メールの送受信を行うことができ、また、各クライアントパーソナルコンピュータ30は、ディジタル複合装置20に対してアクセスすることにより、当該装置20が有するコピー、プリンタ、スキャナー及びファクシミリの各機能を共通に利用することができるように構成されている。
【0016】
現在、JPEG2000(Joint Photographic Expert Group 2000)という圧縮方式が規格化されている。この圧縮方式はJPEG規格委員会が西暦2000年に制定した圧縮方式であって、ISO15444で国際規格に制定されている。JPEG2000はLossless方式(損失が無い)とLossy方式(損失がある)の2種類の方式をサポートしている。ここで、前者のLossless方式は復号化時に画像データを完全に復元できないが圧縮率が高いが、後者のLossy方式は復号化時に画像データを完全に復元できるものである。本実施形態に係るディジタル複合装置20においては、JPEG2000方式を用いて圧縮符号化処理を実行する。
【0017】
本実施形態に係るディジタル複合装置20は、原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取部2を備え、主制御部1は、上記変換された画像データの画像が文字画像であるか否かを判断し(図4のステップS1,S2)、上記変換された画像データの画像が文字画像であるとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて圧縮符号化する(ステップS3)一方、上記変換された画像データの画像が文字画像でない写真画像であるとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて圧縮符号化する(ステップS4)ことを特徴としている。ここで、主制御部1は、上記変換された画像データの画像が文字画像でない写真画像であるとき、予め設定された画像品質に対応したパラメータに従って、上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて圧縮符号化する(ステップS9)。
【0018】
また、主制御部1は、変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて圧縮符号化し(図5のステップS13)、上記圧縮符号化された画像データが予め設定されたデータのファイルサイズ又はページ数以上となったとき(ステップS14でYES)上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて圧縮符号化する(ステップS18)ことを特徴としている。
【0019】
さらに、主制御部1は、画像データがJPEG2000のLossy方式を用いて圧縮符号化され(図6のステップS24でYES)事前確認キーが押下されたとき(ステップS23でYES)、上記圧縮符号化された画像データの画像を表示部4に表示し(ステップS25)、さらに試しプリントキーが押下されたとき(ステップS26でYES)上記圧縮符号化された画像データの画像を画像記録部3を用いて試しプリント処理を実行して印刷する(ステップS27)ことを特徴としている。
【0020】
図2は、図1のクライアントパーソナルコンピュータ30の構成を示すブロック図である。
【0021】
図2において、クライアントパーソナルコンピュータ30は、公知のパーソナルコンピュータである外部端末装置であって、画像データや文字データの生成や記録、格納などの処理を実行する。クライアントパーソナルコンピュータ30は、例えば、ディジタル複合装置20の画像読取部2のスキャナーにより走査された画像データを送信又は受信する外部端末装置として用いられる。主制御部101は具体的にはCPUで構成されており、バス113を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。このクライアントパーソナルコンピュータ30において、画像読取部及び画像記録部(図示せず。)はオプションで設けられる。表示部104は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該クライアントパーソナルコンピュータ30の動作状態を表示したり、送信すべき原稿の画像データ、及び受信した画像データの表示を行う。操作部105は、例えばキーボードであり、文字データや指示コマンドを入力するためのものである。
【0022】
ROM106は、当該クライアントパーソナルコンピュータ30の動作に必要であって主制御部101によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM107は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部101のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、ハードディスクドライブ108は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、実行するアプリケーションプログラムや画像メモリを格納する。
【0023】
図3は、図1のディジタル複合装置20の構成を示すブロック図である。
【0024】
図3において、ディジタル複合装置20は、従来のG3方式等のファクシミリ通信機能に加えて、コピー、プリンタ、及びスキャナーの各機能、並びに画像データの圧縮符号化機能を備えている。主制御部1は具体的にはCPUで構成されており、バス13を介して以下のハードウェア各部と接続されていてそれらを制御するほか、後述する種々のソフトウェアの機能を実行する。画像読取部2は、CCD等を利用したスキャナーで原稿を読み取り、白黒2値に変換したドット画像データを出力する。画像記録部3は例えば電子写真方式等のプリンタ装置であり、画像読取部2により走査されて変換された画像データや他のファクシミリ装置からファクシミリ通信により受信した画像データをハードコピーとしてプリントアウトして記録したり、文字データを記録する。
【0025】
表示部4は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、当該ディジタル複合装置20の動作状態を表示したり、送信すべき原稿の画像データ、及び受信した画像データの表示を行う。操作部5は、当該ディジタル複合装置20を操作するために必要な文字キー、ダイヤル用テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、及び各種のファンクションキー等を備える。なお、上述の表示部4をタッチパネル方式とすることにより、この操作部5の各種キーの内の一部又は全部を代用するように構成してもよい。
【0026】
ROM6は、当該ディジタル複合装置20の動作に必要であって主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納し、本実施形態では、少なくとも、図4に図示された原稿種類に基づく圧縮方式の自動設定処理を備えた画像読取処理と、図5に図示されたファイルサイズ又はページ数に基づく圧縮方式の自動設定処理を備えた画像読取処理と、図6に図示された画像の表示及び確認処理とのプログラムを含む。RAM7は、SRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。なお、RAM7としてフラッシュメモリを使用した場合には、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にもそのデータの内容が失われない。
【0027】
画像メモリ8はDRAM等で構成され、送信すべき画像データ又は受信した画像データ、もしくは走査されて変換された画像データを記憶する。ここで、画像メモリ8は、原稿画像データをページ単位で一時的に記憶するためのページバッファ領域8aを備える。さらに、ハードディスクドライブ9は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、種々のデータやプログラムを格納する。
【0028】
ファックスモデム10は、公衆電話回線Lに接続され、通常のファクシミリ通信用のファックスモデムの機能を有するモデムである。NCU(ネットワーク制御回路:Network Control Unit)11はアナログの公衆電話回線Lの直流ループなどの閉結及び開放の動作を行いかつ自動ダイヤル機能を有するハードウェア回路であり、必要に応じてファックスモデム10を公衆電話回線Lに接続する。ここで、NCU11は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端末起動信号、通常の電話呼出信号の検出を行うとともに、必要に応じて発信電話番号通知サービスにおける1次応答信号及び2次応答信号を発信することができる。なお、NCU11を所定のターミナルアダプタ及びDSU(加入者線終端装置:Digital Service Unit)を介して、ベースバンド伝送方式のデジタル回線(例えば、ISDN回線)に接続するようにしてもよい。
【0029】
さらに、LANインターフェース12は、LAN70に接続され、LAN70からの信号やデータを受信する一方、LAN70に対して信号やデータを送信して信号変換やプロトコル変換などのLAN通信に係るインターフェース処理を実行する。
【0030】
以上のように構成されたディジタル複合装置20のファクシミリ通信機能において、各クライアントパーソナルコンピュータ30−1乃至30−Nから転送されたドット画像データ、又は画像読取部2により読み取られたドット画像データはファクシミリ通信の規格で定められているMH,MR,MMR等の符号化方式に従ってソフトウェアにより符号化された後、相手先のファクシミリ装置に送信される一方、逆に相手先のファクシミリ装置から受信した符号化データもソフトウェアにより画像データに復号化された後、画像メモリ8に格納され、必要に応じて画像記録部3でプリントされる。
【0031】
図4は、図3の主制御部1によって実行される、原稿種類に基づく圧縮方式の自動設定処理を備えた画像読取処理を示すフローチャートである。
【0032】
図4において、まず、ステップS1で原稿種類は文字であるか否かが判断され、ステップS1でNOであるとき、ステップS2において原稿種類は写真であるか否かが判断される。ここで、ステップS1でYESであるときは、ステップS3においてJPEG2000のLossless方式の圧縮方式を選択した後、ステップS6に進む。また、ステップS2でYESであるとき、ステップS4においてJPEG2000のLossy方式の圧縮方式を選択した後、ステップS6に進む。さらに、ステップS2でNOであるとき、ステップS5においてJPEG2000のLossy方式の圧縮方式を選択した後、ステップS6に進む。なお、原稿種類の判断処理は、例えば、画像データの多値データの分布が2つの値に集中しているとき、文字画像であると判断し、そうでないとき、写真画像などの文字画像以外の画像であると判断することができる。
【0033】
ステップS6において画像読取部2を用いて原稿を読み取って原稿画像データに変換し、ページバッファ領域8aに原稿画像データを格納する。次いで、ステップS7において選択した圧縮方式はLossless方式であるか否かが判断され、YESのときはステップS8に進む一方、NOのときはステップS9に進む。ステップS8においては、選択したLossless圧縮方式でページバッファ領域8a内の原稿画像データを圧縮符号化して画像メモリ8に格納し、ステップS10に進む。また、ステップS9においては、選択したLossy方式で予め設定された画像品質に対応したパラメータに従ってページバッファ領域8a内の原稿画像データを圧縮符号化して画像メモリ8に格納し、ステップS10に進む。さらに、ステップS10では、全ページの原稿の読み取りが完了したか否かが判断され、NOのときはステップS1に戻る一方、YESのときは当該画像読取処理を終了する。
【0034】
図5は、図3の主制御部1によって実行される、ファイルサイズ又はページ数に基づく圧縮方式の自動設定処理を備えた画像読取処理を示すフローチャートである。
【0035】
図5において、まず、ステップS11においてJPEG2000のLossless方式の圧縮方式を選択し、ステップS12において画像読取部2を用いて原稿を読み取って原稿画像データに変換し、ページバッファ領域8aに原稿画像データを格納する。次いで、ステップS13において、選択したLossless圧縮方式でページバッファ領域8aの原稿画像データを圧縮して画像メモリ8に格納し、ステップS14において圧縮された原稿画像データは予め設定されたデータのファイルサイズ又はページ数になったか否かが判断される。NOのときはステップS15に進む一方、YESのときはステップS17に進む。ステップS15において1ページの画像データの圧縮及び蓄積が完了したか否かが判断され、YESのときはステップS16に進む一方、NOのときはステップS13に戻る。さらに、ステップS16において全ページの原稿の読み取りが完了したか否かが判断され、NOのときはステップS11に戻る一方、YESのときは当該画像読取処理を終了する。
【0036】
次いで、ステップS17においては、画像メモリ8に蓄積途中の画像データを削除し、ステップS18においてLossy方式で予め設定された画像品質に対応したパラメータに従ってページバッファ領域8aの原稿画像データを圧縮符号化して画像メモリ8に格納し、ステップS19において全ページの原稿の読み取りが完了したか否かが判断され、NOのときはステップS1に戻る一方、YESのときは当該画像読取処理を終了する。
【0037】
図6は、図3の主制御部1によって実行される、画像の表示及び確認処理を示すフローチャートである。
【0038】
図6において、まず、ステップS21において選択された圧縮方式で、読み取った画像データを圧縮して画像メモリ8に蓄積し、ステップS22において全ページの原稿の圧縮及び蓄積処理が完了したか否かが判断され、YESのときはステップS23に進む一方、NOのときはステップS21に戻る。次いで、ステップS23において操作部5内の事前確認キーが押下されたか否かが判断され、YESのときはステップS24に進む一方、NOのときはステップS28に進む。ステップS24において蓄積された画像データにLossy方式で圧縮符号化された画像データがあるか否かが判断され、YESのときはステップS25に進む一方、NOのときはステップS28に進む。さらに、ステップS25において読み取った画像データの画像をプレビュー画面で表示部4に表示し、ステップS26において操作部5内の試しプリントキーが押下されたか否かが判断され、YESのときはステップS27に進む一方、NOのときはステップS28に進む。ステップS27では、試しプリント処理が実行され、Lossy方式で圧縮符号化された画像データの画像を画像記録部3を用いて印刷してステップS28に進む。
【0039】
次いで、ステップS28においてファクシミリ送信処理を実行するか否かが判断され、YESのときはステップS29に進む一方、NOのときはステップS31に進む。ステップS29においては、ファクシミリ送信処理を実行し、ステップS30において全ページのファクシミリ送信処理が完了したか否かが判断され、NOのときはステップS29に戻る一方、YESのときは当該画像の表示及び確認処理を終了する。また、ステップS31においては、コピープリント処理を実行し、ステップS32において全ページのコピープリント処理が完了したか否かが判断され、NOのときはステップS31に戻る一方、YESのときは当該画像の表示及び確認処理を終了する。
【0040】
以上説明したように、本実施形態によれば、主制御部1は、上記変換された画像データの画像が文字画像であるか否かを判断し(図4のステップS1,S2)、上記変換された画像データの画像が文字画像であるとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて圧縮符号化する(ステップS3)一方、上記変換された画像データの画像が文字画像でない写真画像であるとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて圧縮符号化する(ステップS4)。従って、最適な圧縮符号化方式を選択して、圧縮符号化方式の切り替えを自動的に実行することができ、迅速に画像処理を実行することができ、操作性を大幅に向上できる。ここで、主制御部1は、上記変換された画像データの画像が文字画像でない写真画像であるとき、予め設定された画像品質に対応したパラメータに従って、上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて圧縮符号化する(ステップS9)。従って、特に、ユーザが圧縮パラメータを指定する必要がないので、ユーザの入力無しに画像処理を自動化でき、迅速に実行できる。
【0041】
また、主制御部1は、変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて圧縮符号化し(図5のステップS13)、上記圧縮符号化された画像データが予め設定されたデータのファイルサイズ又はページ数以上となったとき(ステップS14でYES)上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて圧縮符号化する(ステップS18)。従って、圧縮符号化後の画像データのサイズをなるべく圧縮して圧縮符号化でき、特に、必要に応じてメモリ量を節約できる。
【0042】
さらに、主制御部1は、画像データがJPEG2000のLossy方式を用いて圧縮符号化され(図6のステップS24でYES)事前確認キーが押下されたとき(ステップS23でYES)、上記圧縮符号化された画像データの画像を表示部4に表示する(ステップS25)。従って、圧縮符号化された画像データの画像を試行的に表示することができ、圧縮符号化後の画像をユーザが確認でき、操作性を向上できる。特に、圧縮符号化による画像への影響を画面上で見たいときに有効である。さらに、試しプリントキーが押下されたとき(ステップS26でYES)上記圧縮符号化された画像データの画像を画像記録部3を用いて試しプリント処理を実行して印刷する(ステップS27)。従って、圧縮符号化された画像データの画像を試行的に印刷することができ、圧縮符号化後の画像をユーザが確認でき、操作性を向上できる。特に、圧縮符号化による画像への影響を記録紙上で見たいときに有効である。
【0043】
<変形例>
以上の実施形態においては、ディジタル複合装置20の例について述べているが、本発明はこれに限らず、スキャナー機能を有する画像読取符号化装置に広く適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように第1の発明に係る画像読取符号化装置によれば、原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取手段と、上記変換された画像データの画像が文字画像であるか否かを判断する判断手段と、上記変換された画像データの画像が文字画像であるとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて符号化する一方、上記変換された画像データの画像が文字画像でないとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて符号化する符号化手段とを備える。従って、最適な符号化方式を選択して、符号化方式の切り替えを自動的に実行することができ、迅速に画像処理を実行することができ、操作性を大幅に向上できる。
【0045】
上記画像読取符号化装置において、上記符号化手段は、上記変換された画像データの画像が文字画像でないとき、予め設定された画像品質に対応したパラメータに従って、上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて符号化する。従って、特に、ユーザが圧縮パラメータを指定する必要がないので、ユーザの入力無しに画像処理を自動化でき、迅速に実行できる。
【0046】
また、第2の発明に係る画像読取符号化装置によれば、原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取手段と、上記変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて符号化し、上記符号化された画像データが予め設定されたデータのファイルサイズ又はページ数以上となったとき上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて符号化する符号化手段とを備える。従って、符号化後の画像データのサイズをなるべく圧縮して符号化でき、特に、必要に応じてメモリ量を節約できる。
【0047】
上記画像読取符号化装置において、上記符号化手段により変換された画像データがJPEG2000のLossy方式を用いて符号化されたとき、上記符号化された画像データの画像を表示装置に表示する表示手段をさらに備える。従って、符号化された画像データの画像を試行的に表示することができ、符号化後の画像をユーザが確認でき、操作性を向上できる。特に、符号化による画像への影響を画面上で見たいときに有効である。
【0048】
さらに、上記画像読取符号化装置において、上記符号化手段により変換された画像データがJPEG2000のLossy方式を用いて符号化されたとき、上記符号化された画像データの画像を画像記録装置を用いて記録する記録手段をさらに備える。従って、符号化された画像データの画像を試行的に印刷することができ、符号化後の画像をユーザが確認でき、操作性を向上できる。特に、符号化による画像への影響を記録紙上で見たいときに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態である、コピー、プリンタ及びスキャナー機能付きのファクシミリ装置であるディジタル複合装置20を備えたLANシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のクライアントパーソナルコンピュータ30の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1のディジタル複合装置20の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3の主制御部1によって実行される、原稿種類に基づく圧縮方式の自動設定処理を備えた画像読取処理を示すフローチャートである。
【図5】 図3の主制御部1によって実行される、ファイルサイズ又はページ数に基づく圧縮方式の自動設定処理を備えた画像読取処理を示すフローチャートである。
【図6】 図3の主制御部1によって実行される、画像の表示及び確認処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…主制御部、
2…画像読取部、
4…表示部、
5…操作部、
6…ROM、
7…RAM、
8…画像メモリ、
8a…ページバッファ領域、
9…ハードディスクドライブ、
10…ファックスモデム、
11…NCU、
12…LANインターフェース、
13…バス、
20…ディジタル複合装置、
30,30−1乃至30−N…クライアントパーソナルコンピュータ(クライアントパーソナルコンピュータ)、
70…ローカルエリアネットワーク(LAN)。

Claims (3)

  1. 原稿画像を読み取って画像データに変換して出力する画像読取手段と、
    上記変換された画像データをJPEG2000のLossless方式を用いて符号化して画像メモリに格納し、上記符号化された画像データが予め設定されたデータのファイルサイズ又はページ数以上となったときに、上記画像メモリに格納された画像データを削除した後、上記変換された画像データをJPEG2000のLossy方式を用いて符号化する符号化手段とを備えたことを特徴とする画像読取符号化装置。
  2. 上記符号化手段により変換された画像データがJPEG2000のLossy方式を用いて符号化されたとき、上記符号化された画像データの画像を表示装置に表示する表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項記載の画像読取符号化装置。
  3. 上記符号化手段により変換された画像データがJPEG2000のLossy方式を用いて符号化されたとき、上記符号化された画像データの画像を画像記録装置を用いて記録する記録手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取符号化装置。
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