JPH1039904A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

Info

Publication number
JPH1039904A
JPH1039904A JP21550396A JP21550396A JPH1039904A JP H1039904 A JPH1039904 A JP H1039904A JP 21550396 A JP21550396 A JP 21550396A JP 21550396 A JP21550396 A JP 21550396A JP H1039904 A JPH1039904 A JP H1039904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
unit
backplane
slot
programmable controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21550396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Nakasone
康 中曾根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority to JP21550396A priority Critical patent/JPH1039904A/ja
Publication of JPH1039904A publication Critical patent/JPH1039904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自己のユニット構成をCPUモジュールにより
認識できるようにして、応用システムの安全性を高める
ためのプログラマブルコントローラを提供することにあ
る。 【解決手段】プログラマブルコントローラのCPUモジ
ュールにより、ユニット構成を認識手段が、バックプレ
ーン設けたスロット選択回路と、バックプレーンID回
路と、各I/Oモジュールに設けたデコード回路と、I
/OモジュールID回路とによってなるプログラマブル
コントローラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モジュール着脱が
可能なプログラマブルコントローラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、プログラマブルコントローラ
を応用したシステムの構築においては、プログラマブル
コントローラのユニットの構成に自由度を持たせるた
め、モジュール装着用のスロットを設けたバックプレー
ンに、着脱可能なモジュールを必要に応じて装着する形
態がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、プログ
ラマブルコントローラのユニットの構成に自由度がある
ため、様々な構成をとることが可能である。一方、前記
プログラマブルコントローラに実行させるアプリケーシ
ョンプログラムは、アプリケーションプログラマが別の
コンソール等で先行して作成可能であり、その際に前記
ユニットの構成をI/O割付け用ツールを使用し、シス
テムの構築仕様に合せて、一括定義するような例が多
い。
【0004】したがって、ユニットの構成をハードウェ
ア面とソフトウェア面の各々で定義する関係上、人為的
なミスによる双方の不一致がしばしば発生する。このよ
うな不一致の状態においてプログラマブルコントローラ
を起動すると、アプリケーションプログラムによる一連
の演算の前に行う入力制御と、演算の後に行う出力制御
の対象が異なるために、演算の処理の流れや、出力結果
が不正となる可能性がある。またシステムの稼働に悪影
響を及ぼしたり、不本意な大事故につながる恐れがあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題を
解決するためにねプログラマブルコントローラユニット
のモジュールを装着するバックプレーンに、スロット洗
濯回路と、バックプレーンID回路とを設け、バックプ
レーンのスロットに装着可能なI/Oモジュールにデコ
ード回路と、I/OモジュールID回路とを設けること
により、プログラマブルコントローラユニットに装着さ
れたCPUモジュールによって当該プログラマブユニッ
トのユニット構成を認識する手段を設ける。また、前記
ユニット構成の認識手段は、当該プログラマブルコント
ローラで制御の対象とするI/Oモジュールの数を増や
す目的で、増設ユニットにI/Oモジュールを装着した
場合でも、前記CPUモジュールによって全ユニットの
構成を認識可能とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係るプログラマブルコン
トローラの実施例について図に基づいて説明する。図1
はプログラマブルコントローラの構成を示すブロック図
である。プログラマブルコントローラは、1つのCPU
モジュール2と、複数のI/Oモジュール3とを、バッ
クプレーン1上に設けたスロットに装着することによ
り、1つのユニットを形成する。
【0007】バックプレーン1は、並列バス構成のアド
レスバス4と、データバス5と、コントロールバス6と
を有し、装着されたCPUモジュール2および各I/O
モジュール3に設けられたI/Oバスインターフェイス
に接続される。尚、本実施例のプログラマブルコントロ
ーラでは、バックプレーン1上の左端のスロットにCP
Uモジュール2を装着し、残りの任意のスロットには、
各種機能を有するI/Oモジュールを重に装着可能とす
る。またI/Oモジュールを装着しない空きスロットを
任意に設けることを可能とする。
【0008】CPUモジュール2はアプリケーションプ
ログラマが作成したアプリケーションプログラムに基づ
き、演算処理を実行すると共に、当該プログラマブルコ
ントローラに接続される外部機器との間で入・出力デー
タの授受を行うために、前記バックプレーン1を介し
て、I/Oモジュール3の読出しまたは書込み制御を行
う。
【0009】尚、前述のI/Oモジュールの一括読出し
を演算処理の直前に、また一括書込みを演算処理の直後
に、周期的に行わせるために、当該プログラマブルコン
トローラのユニット構成を、別のコンソール等で定義付
けた情報を、前記アプリケーションプログラムに付加す
る。
【0010】次に、図2は前記ブックプレーン1の詳細
を示すブロック図である。前記CPUモジュール2およ
び複数のI/Oモジュール3を装着するスロット用のコ
ネクタ 101をプリント基板上に配置する。以下説明のた
め、全スロット数を10とする。実際に全スロット数が異
なる場合は、後述するスロット選択回路 108およびバッ
クプレーンID回路は110 の構成に若干の変更を加える
ことにより対応可能である。
【0011】全スロット数が10の場合、図中に示すよう
に左から順に、「S0」〜「S9」のスロット番号を付
ける。各スロットに使用するコネクタ 101は、CPUモ
ジュール2およびI/Oモジュール3を装着することに
よって電気的に結合する多数の端子を有する。そして各
コネクタには直流電源を接続する他、左端のCPUモジ
ュール装着用スロットS0のコネクタから、各I/Oモ
ジュール装着用スロットS1〜S9のコネクタを順に渡
るように、アドレスバス 103、データバス 107および後
述するコントロールバスを接続し、終端側を終端器 112
に接続する。コントロールバスは、I/O選択信号 10
2、読出し信号 104、書込み信号 105、転送応答信号 10
6からなる。
【0012】I/O選択信号 102は、CPUモジュール
2が、I/Oモジュール3の制御を行う際に、アドレス
バス 103と同期して活性化する信号であり、制御対象が
I/Oモジュールのいづれかであることを明示する。
【0013】読出し信号 104および書込み信号は、CP
Uモジュール2が、I/Oモジュールに対して、読出し
もしくは書込みの制御を行う際に、CPUモジュールに
より活性化される信号であり、転送応答信号 106は、制
御対象のI/Oモジュール3が前記読出し制御に対して
データバス 107に有効なデータを出力したことを、もし
くは、前記書込み制御に対してデータバス 107から有効
なデータを入力したことを、CPUモジュールに伝える
ために、I/Oモジュールにより活性化される信号であ
る。
【0014】したがって、I/Oモジュール3は、前記
転送応答信号 106の活性タイミングを適宜遅延させるこ
とにより、その間CPUモジュールを待たせることが可
能であるが、CPUモジュールは永久待ちとならないよ
うに、規定時間内に転送応答が返らない場合は、その時
の読出しもしくは書込み制御を無効として強制終了させ
る。
【0015】スロット選択回路 108は、前記I/O選択
信号 102とアドレスバス 103の上位側アドレス信号、後
述する増設ユニット番号デコード用、例えば3ビットお
よびスロット番号デコード用4ビットの7ビットを入力
とし、前述の各スロットに1対1で対応付けしたスロッ
ト選択信号 109を出力とする。
【0016】上位側アドレス信号を使用することによ
り、各スロット位置に対して、固定長の相等しいアドレ
ス空間が分配される。ところで前記スロット選択信号 1
09は、バックプレーンの全スロット数だけ設けるが、最
も若いアドレトス空間に対応するものは、後述のバック
プレーンID回路 110に接続し、残りのアドレス空間に
対応するものは、アドレス値が高くなる順にI/Oモジ
ュール装着用スロットS1〜S9の各コネクタに接続す
る。
【0017】バックプレーン1上にスロット選択回路 1
08を設けることにより、各I/Oモジュールでのアドレ
スデコード回路の構成が簡単になることは言うまでもな
い。
【0018】バックプレーンID回路 110は、バツクプ
レーン1上の、全スロット数と、各スロットのモジュー
ル存在情報とを、バックプレーン識別データとして、C
PUモジュールによって確認可能とする。前述のよう
に、スロット選択回路 108より出力される、最もアドレ
ス値の若いアドレス空間に対応するスロット選択信号を
動作条件として接続し、読出し信号104、転送応答信号
106およびデータバス 107を接続することにより、CP
Uモジュールによる読出し制御が可能となる。
【0019】前記バックプレーン識別データは、対象と
なるバックプレーンの全スロット数を2進符号で表した
データと、各スロットのモジュールについて存在を
“1”,不在を“0”と表したビット列データとで構成
される1ワード情報として得られる。ここで、バックプ
レーンのスロット数を表す2進符号データは、バックプ
レーンID回路の入力端子を、プリント実装基板の配線
パターンにより、論理“1”レベルまたは論理“0”レ
ベルに接続して実現する。また各スロットのモジュール
存在情報を表すビット列データは、スロットS0〜S9
の各コネクタに1対1で接続されるモジュール存在信号
111を集合させることによって得る。
【0020】本実施例では、前記バックプレーン識別ベ
ータの1ワード情報の上位4ビットにスロット数を表す
2進符号データを与え、続くビットにスロットS0〜S
9の順で、モジュール存在情報のビット列データを与え
る。また、余ったビットは論理“0”となるように配線
パターンを接続する。余りのビットの情報は、当該スロ
ット自体が存在しないため、モジュールが存在しないこ
とと混同を避けるために無視する必要がある。そのため
上位4ビットのスロット数を確認することによって有効
部と無効部を明確にすることができる。また、モジュー
ル存在情報のビット列データの最上位ビットは、CPU
モジュール自身の存在状態を表す冗長ビットであるから
省略しても構わない。
【0021】図3は前述のバックプレーンに装着可能な
I/OモジュールのI/Oバスインターフェイスの構成
例を示すブロック図である。コネクタ 301は、バックプ
レーン上の任意のI/Oモジュール装着用スロットS1
〜S9に接続するためのものであり、最下部の基準電位
への接続 311は、I/Oモジュールがバックプレーンの
スロットに装着されている時に、前述のバックプレーン
ID回路 110の当該スロットのモジュール存在情報ビッ
トを「存在」を表す論理“1”に保つ。
【0022】I/Oバスインターフェイスには、バック
プレーンを介してCPUモジュールとデータを授受する
ため、スロット選択信号 309、アドレスバス 303、デー
タバス307、読出し信号 304書込み信号 305および転送
応答信号 306を設ける。尚、バックプレーン上のI/O
選択信号 102は、当該I/Oモジュールへのスロット選
択信号 109, 309の活性条件の1つであるため、I/O
モジュールには不要である。また、アドレスバス 303と
しては、当該I/Oモジュールが有するI/Oのワード
数に応じて、これをデコードするには必要な分だけ下位
アドレス信号を設ければよい。
【0023】デコード回路 313は、前述のデータバス 3
07を除く信号を接続し、スロット選択信号 309が活性と
なった時に、内部回路への読出し信号もしくは書込み信
号を有効とし、CPUモジュールから要求されたデータ
を出力もしくはCPUモジュールから渡されたデータを
入力するとともに、転送応答信号 306を活性状態にす
る。
【0024】I/OモジュールID回路 315は、CPU
モジュール2により当該I/Oモジュールを識別できる
ようにしたもので、前記デコード回路 313がアドレスを
デコードした結果出力される選択信号 314の1つを接続
する。
【0025】前述のように、本実施例では、CPUモジ
ュール2から見て、バツクプレーン上の各スロット位置
に対して固定長の相等しいアドレス空間が分配されてい
る。そこで各I/Oモジュールでは、対応するアドレス
空間のベースアドレスに対して読出し制御を行えば、当
該I/Oモジュールの識別データを確認できるように、
前述のデコード回路 313およびI/OモジュールID回
路 315を構成する。
【0026】I/Oモジュールの識別データは、I/O
モジュールに固有の識別コードその他プログラマブルコ
ントローラにとって必要と定めた付属情報を符号化し、
統一されたワードフォーマットで表現する。尚、I/O
モジュール識別データは、I/OモジュールID回路 3
15の入力端子を、プリント実装基板の配線パターンによ
り、論理“1”レベルまたは論理“0”レベルに接続し
て実現する。そのうち付属情報については、一部をロー
タリコードスイッチで発生させることも可能である。ま
た、当該I/Oモジュールに分配されているアドレス空
間に対して、全域をデュアルポートメモリ等で構成して
いるような例においては、I/Oモジュール上の内部回
路に識別データを設け、プログラマブルコントローラの
起動後、CPUモジュールによる確認が行われる前にア
ドレス空間のベースアドレスの領域に識別データを転送
しておけばよい。
【0027】以上述べたようなバックプレーンおよびI
/Oモジュールの構成によるプログラマブルコントロー
ラにおけるCPUモジュールの処理の流れを図5のフロ
ーチャートに基づいて説明する。尚、プログラマブルコ
ントローラのバックプレーン1には、左端のスロットに
CPUモジュールが装着され、残りのスロットの任意の
位置に、任意のI/Oモジュールが装着されているもの
とする。
【0028】プログラマブルコントローラに電源を投入
もしくはリセットすると、CPUモジュールは初期状態
から起動する。(A),(B) ここでCPU2のメモリ上のエラーフラグをOFFす
る。(C) CPUモジュールは、内部初期化処理後、I/Oのアド
レス空間のベースアドレスに対して読出し制御を行う。
これによってバックプレーンID回路 110からバックプ
レーン識別データが読出される。(D) CPUモジュールは前記バックプレーン識別データの上
位4ビットを分析し、自分が装着されているバックプレ
ーンのスロット数を認識する。(E) そして前記バックプレーン識別データのバックプレーン
スロット数情報を除いた残りのビット列のうち、上位か
ら、前記認識したスロット数分のビット列をモジュール
存在情報の有効分として抽出する。(F)
【0029】次に、前記有効なモジュール存在情報を上
位から1ビットずつ評価し、論理“1”であれば、該当
するスロット位置にI/Oモジュールが実在するため、
その位置に対応するI/Oアドレス空間のベースアドレ
スに対して読出し制御を行う。これによって当該スロッ
トに装着されたI/Oモジュールの識別データが読出さ
れる。(H),(I)
【0030】読出された1ワードの情報の最上位ビット
は、識別データが有効であることを表し、モジュール存
在情報との整合性を確認することができる。(J) そして、I/Oモジュール識別データの残りの情報から
当該I/Oモジュールの識別コードや付属情報を分析
し、必要に応じて当該I/Oモジュールに固有の初期化
処理や診断処理を行う。(K),(L)
【0031】次に、アプリケーションプログラムで定義
されているユニット構成バックプレーンの各スロットと
装着するI/Oモジュール種類との対応を表すI/O割
付け情報と一致しているか照合する。この照合確認は、
前述のモジュール存在情報のビットが“0”すなわち不
在の場合(スロットnはモジュール存在NOの場合)
や、存在であっても、識別データが無効の場合(識別デ
ータ有効NOの場合)にも行う。(M) 照合によって不一致となった場合は、原則としてアプリ
ケーションプログラムの実行禁止とするが、実行におい
て問題とならない場合もあるので、その判断を加えるこ
とも可能であり、問題となる場合のみ、エラーフラグを
ONする。(Q),(R) 問題なしの場合はエラーフラグを操作しない。
【0032】同様に、バックプレーン上の全てのスロッ
トについて処理を行う。(N),(O) その結果前記エラーフラグがONとなった場合は、アプ
リケーションプログラムを起動しないようにする。
(S),(T)
【0033】以上のような処理の流れによって、CPU
モジュールは、アプリケーションプログラムが作成した
アプリケーションプログラムに基づく演算処理やI/O
モジュールの制御を行う前に、当該プログラマブルコン
トローラのユニット構成を認識することができる。した
がって、人為的なミスによるプログラム上の定義と実体
とが異なるケースにおいて、アプリケーションプログラ
ムの実行を禁止することが可能となるため、誤動作や不
本意な大事故を防止できる。
【0034】尚、処理例では、プログラマブルコントロ
ーラの電源投入後やリセット後の処理を示したが、ユニ
ット構成の確認は、アプリケーションプログラムの実行
時などでも行えることは言うまでもなく、コンソール等
別の装置に実体のユニット構成情報を伝達し、コンソー
ル側で分かり易く画面表示するなどに利用可能である。
【0035】次に、前述のプログラマブルコントローラ
におけるユニット構成を認識する手段が、増設された複
数構成のユニットについても対応可能とする実施例につ
いて説明する。
【0036】図4は前述のプログラマブルコントローラ
1台を基本ユニットとし、複数の増設ユニットを接続し
た構成を示すブロック図である。この構成において、基
本ユニットおよび各増設ユニットに使用するバックプレ
ーン1は、前述したものと同じ構成であり、各ユニット
でスロット数が異なっていてもよい。基本ユニットの構
成は、バックプレーンの左端のスロットにCPUモジュ
ール2を装着し、ユニットを増設するための増設インタ
ーフェイスモジュール7を、I/Oモジュール装着用ス
ロット1つに装着する。また、各増設ユニットの構成
は、バックプレーンの左端のスロットにはCPUモジュ
ールの代わりに増設インターフェイスモジュール8を装
着する。そして、前記基本ユニットの増設インターフェ
イスモジュール8との間を図のように増設ケーブル9で
縦続接続する。
【0037】増設ケーブル9は並列バスで構成され、前
述のバックプレーン1を構成する信号のうち、アドレ
ス、データバス、読出し信号、書込み信号、転送応答信
号を引通す。また、各増設ユニットに設定されたユニッ
ト番号を2進符号で表現したデータを、基本ユニットの
増設インターフェイスモジュール7に転送するための直
列バスおよびその転送制御信号を付加する。
【0038】基本ユニットに装着された増設インターフ
ェイスモジュール7は、他のI/Oモジュールと同様
に、I/OモジュールID回路を備える。但しバックプ
レーン上のI/O選択信号 102と、アドレスバス 103の
全ての信号を入力することが、他のI/Oモジュールと
異なる点で、これはCPUモジュール2によるI/O制
御の対象が、基本ユニットであるか拡張ユニットのいず
れかであるかを解読するためである。すなわち、上位ア
ドレス信号うち、上位側例えば3ビット分でユニット番
号「0」〜「7」を表現し、残りでスロット番号を表現
するようにしておき、前記I/O選択信号 102が活性で
あり、ユニット番号「0」であれば基本ユニットを対象
とし、「1」〜「7」であれば増設ユニットを対象とす
る。
【0039】尚、基本ユニットと各増設ユニットとに、
共通のバックプレーンを支障なく使用可能とするため、
バックプレーン上に設けた前述のスロット選択回路 108
は、前記I/O選択信号 102が活性状態であり、さらに
上位アドレス信号によるユニット番号が「0」の時のみ
動作するように構成する。一方、各増設ユニットにおい
ては、CPUモジュール2により、当該増設ユニットが
I/O制御の対象となった時は、CPUモジュールに同
期するように、増設インターフェイスモジュール8によ
るI/O制御が行われる。この時、当該増設ユニットの
バックプレーン上で、I/O選択信号が活性状態にな
り、上位アドレス信号によるユニット番号が、増設ユニ
ットに設定されているユニット番号とは無関係に「0」
となるように、増設インターフェイスモジュール8を構
成すれば、前述の共通のバックプレーンを支障なく使用
可能となる。
【0040】以上のような基本ユニットと増設ユニット
によるプログラマブルコントローラの構成は、CPUモ
ジュール2から見たI/Oのアドレス空間の構造は、基
本ユニットのI/Oのアドレス空間に、それと等しい大
きさのアドレス空間をユニット「1」〜「7」の分だけ
連結してものとなる。したがって、各ユニットに対応す
る個々のアドレス空間のベースアドレスは、各々のユニ
ット番号を有するユニットのバックプレーンID回路を
指し、各ユニットを構成するI/Oモジュールのアドレ
ス空間についても、前述のようにバックプレーン上の各
スロット位置に対して固定長の相等しいアドレス空間と
して分割されており、それぞれのベースアドレスが当該
I/OモジュールのID回路を指すことになる。
【0041】CPUモジュールによる処理の流れは、基
本ユニットについては、前述と同様であるが、I/Oモ
ジュール装着スロットに増設インターフェイスモジュー
ル7が装着されていることを認識した場合は、増設ユニ
ットに対する構成を認識する処理を追加する。
【0042】この場合、CPUモジュール2は、増設イ
ンターフェイスモジュール7を初期化し、これを活性化
する。すると増設インターフェイスモジュール7は、増
設ケーブル中の直列バスを制御して、接続されている全
ての増設ユニットに設定されているユニット番号情報を
増設インターフェイスモジュール8を介して収集する。
CPUモジュール2は、収集されたユニット番号情報を
増設インターフェイスモジュール7より読出して分析
し、増設ユニットの有無や、設定により使用されている
ユニット番号が、自分のユニットに近いものからどのよ
うな順で接続されているかを認識する。また、並列バス
による制御の妨害となるユニッ番号の設定ミスによる重
複がないか確認する。
【0043】ユニット番号の設定に問題がないと判断し
た場合は、存在が認識されたユニット番号について、基
本ユニットと同様に、バックプレーンおよびこれに装着
された各I/Oモジュールについて処理を行う。そして
各増設ユニットの構成を認識し、アプリケーションプロ
グラム上で定義したユニット構成との照合を行う。
【0044】以上の処理によって、基本ユニットと増設
ユニットとにより規模を拡大したプログラマブルコント
ローラについて、1つのCPUモジュールによって全ユ
ニットの構成を認識することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。プログ
ラマブルコントローラを応用したシステムの起動時に、
当該プログラマブルコントローラのCPUモジュールが
アプリケーションプログラムの作成したプリケーション
プログラムを実行する前に、当該プログラマブルコント
ローラユニットのバックプレーンについて、I/Oモジ
ュールが装着されているスロット位置を認識し、そのI
/Oモジュールが何であるかを認識することによって、
アプリケーションプログラムで定義されたユニット構成
と照合し、不一致がないか確認することが可能となる。
したがって、プログラマブルコントローラを応用したシ
ステムの構築において、ハードウェアとソフトウェアと
の不一致が生じた場合に、アプリケーションプログラム
の実行を回避し、システムの誤動作や、これに起因する
不本意な重大事故を未然に防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プログラマブルコントローラのユニット構成を
示すブロック図である。
【図2】バックプレーンの実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】I/OモジュールのI/Oバスインターフェー
スの実施例を示すブロック図である。
【図4】増設されたプログラマブルコントローラのユニ
ット構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 バックプレーン 2 CPUモジュール 3 I/Oモジュール 7 増設インターフェイス 8 増設インターフェイス 9 増設ケーブル 101 コネクタ 301 コネクタ 102 I/O選択信号 103 アドレスバス 303 アドレスバス 104 読出し信号 304 読出し信号 105 書込信号 305 書込信号 106 転送応答信号 306 転送応答信号 107 データバス 307 データバス 108 スロット選択回路 109 スロット選択信号 309 スロット選択信号 110 バックプレーンID回路 111 モジュール存在信号 313 デコード回路 315 I/OモジュールID回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】本発明の一実施例を示すフローチャート図であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットに装着するI/Oモジュールの
    構成を自由に変えることが可能なプログラマブルコント
    ローラにおいて、CPUモジュールによりユニットの構
    成を認識する手段を設けたことを特徴とするプログラマ
    ブルコントローラ。
  2. 【請求項2】 ユニットの構成を認識する手段が、バッ
    クプレーンに設けたスロット選択回路と、バックプレー
    ンID回路と、各I/Oモジュールに設けたデコード回
    路と、I/OモジュールID回路とによって構成される
    請求項1記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 バックプレーンID回路は、I/Oモジ
    ュールを装着するスロット数が異なるバックプレーンに
    ついても対応可能とする請求項2記載のプログラマブル
    コントローラ。
  4. 【請求項4】 ユニットの構成を認識する手段が、増設
    インターフェイスと、増設ケーブルとによって増設され
    る複数台構成のユニットに対しても、前記CPUモジュ
    ールにより構成を認識することを可能とする請求項1記
    載のプログラマブルコントローラ。
JP21550396A 1996-07-26 1996-07-26 プログラマブルコントローラ Pending JPH1039904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21550396A JPH1039904A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 プログラマブルコントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21550396A JPH1039904A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 プログラマブルコントローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1039904A true JPH1039904A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16673482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21550396A Pending JPH1039904A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 プログラマブルコントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1039904A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052672A (ja) * 2012-09-04 2014-03-20 Keyence Corp プログラマブルコントローラ、プログラム作成支援装置、プログラム及び基本ユニット
JP5829737B1 (ja) * 2014-09-12 2015-12-09 三菱電機株式会社 プログラマブルコントローラ
JP5843932B1 (ja) * 2014-09-12 2016-01-13 三菱電機株式会社 プログラマブルコントローラ
JP2017068663A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社日立産機システム プログラマブルコントローラ
JP2017514246A (ja) * 2014-03-27 2017-06-01 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 汎用入力/出力(uio)を有する遠隔端末ユニット(rtu)及び関連する方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052672A (ja) * 2012-09-04 2014-03-20 Keyence Corp プログラマブルコントローラ、プログラム作成支援装置、プログラム及び基本ユニット
JP2017514246A (ja) * 2014-03-27 2017-06-01 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 汎用入力/出力(uio)を有する遠隔端末ユニット(rtu)及び関連する方法
JP5829737B1 (ja) * 2014-09-12 2015-12-09 三菱電機株式会社 プログラマブルコントローラ
JP5843932B1 (ja) * 2014-09-12 2016-01-13 三菱電機株式会社 プログラマブルコントローラ
JP2017068663A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 株式会社日立産機システム プログラマブルコントローラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5038320A (en) Computer system with automatic initialization of pluggable option cards
CA1335843C (en) Programmable option select
US7096377B2 (en) Method and apparatus for setting timing parameters
KR100224965B1 (ko) 다층 구조의 아이2씨 버스를 이용한 진단/제어 시스템
US20070266184A1 (en) Modular computer system and i/o module
CN100361118C (zh) 一种多cpu系统及其控制方法
JPH05197582A (ja) 動的再構成が可能な多数決システムを有するフォールト・トレラント処理装置
US4649514A (en) Computer revision port
JP3740746B2 (ja) 増設ユニットを備えるプログラマブルコントローラ
EP0104545A2 (en) Input and output port control unit
US4607347A (en) Microcomputer system employing program cartridges
JPH1039904A (ja) プログラマブルコントローラ
JPH0567028A (ja) 情報処理装置
EP1146421B1 (en) Removable electronic device to enhance the functionality of a main processor and control method therefor
US9807838B1 (en) System and method for providing downloadable custom LED blinking pattern for backplane controller or enclosure management controller
CN113792000B (zh) 一种含多协议通讯接口外设的微控制器芯片及其运行方法
EP0048848A2 (en) Device controlled by programmed modular controller means with selfchecking
JP2006510966A (ja) カプセル化ハードウェアの構成/制御
JP2008204104A (ja) メモリカード制御装置及び電子機器
JP3588139B2 (ja) インタフェース制御装置
JPH10247187A (ja) 1チップマイクロコンピュータ
JP2002244857A (ja) 制御装置
JPH0296853A (ja) 保有主記憶容量のチェック方式
JPH0592639A (ja) プリンタ
JPH09282897A (ja) Romライター装置