JPH1039591A - バイアス発生装置 - Google Patents

バイアス発生装置

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JPH1039591A
JPH1039591A JP8193501A JP19350196A JPH1039591A JP H1039591 A JPH1039591 A JP H1039591A JP 8193501 A JP8193501 A JP 8193501A JP 19350196 A JP19350196 A JP 19350196A JP H1039591 A JPH1039591 A JP H1039591A
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JP
Japan
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signal
output
bias
voltage
circuit
Prior art date
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JP8193501A
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English (en)
Inventor
Koji Doi
浩嗣 土井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の現像バイアス装置は、プラスとマイナ
スの2種類の高圧電源を必要とし、更にプラス側のスイ
ッチ回路、マイナス側のスイッチ回路が必要になるなど
回路構成が複雑で、且つ、それらが高圧回路で構成され
るために基板上の沿面距離が必要となるなど、基板の大
型化が避けられなかった。。 【解決手段】 1は3値バイアス波形のパルス部に相当
する交流高圧を発生する交流高圧電源、2は外部信号に
よってオン、オフ制御される双方向スイッチ回路、3は
オーバーシュートをクリップするオーバーシュートクリ
ップ回路、4はアンダーシュートクリップ回路、5はタ
イミング信号発生回路、6は現像DC発生回路、7は出
力端である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真方
式の複写機、プリンタに用いられる現像バイアスの発生
装置に関し、特に、3種類の電圧値を周期的に繰返す交
流高圧出力を発生するバイアス発生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年の電子写真方式の複写機やプリンタ
に関する高画質化技術の一つとして、現像スリーブに印
加する現像バイアスに、3種類の電圧値を周期的に繰返
すAC波形にDCバイアスを重畳する3値バイアスを用
いる方法が利用され始めている。
【0003】図11に、このバイアスを発生する従来回
路の回路ブロック図を示す。
【0004】図11に於いて、21は所望とされるバイ
アス波形のプラス側のピーク電圧に相当する直流高圧を
発生するプラス高圧電源、22は同様にマイナス側のピ
ーク電圧に相当する直流高圧を発生するマイナス高圧電
源、23はスイッチ点Cにプラス高圧電源21からの出
力をスイッチするプラス側スイッチ回路、24はスイッ
チ点Cにマイナス高圧電源22からの出力をスイッチす
るマイナス側スイッチ回路、25はスイッチ点Cの電圧
を中間電圧に収束させるために、そのオーバーシュート
を防止すべくグランドレベルにクリップするクリップ回
路、26は出力端に現像用の直流高圧を発生するための
現像DC高圧回路、Cはスイッチ点Cへの前記現像DC
の進入を防止し、出力端にスイッチ点Cに発生した交流
電圧を伝達するカップリングコンデンサである。
【0005】また、27はプラス側スイッチ回路23、
マイナス側スイッチ回路24、クリップ回路25にそれ
ぞれの動作タイミング信号を発生するタイミング信号発
生回路である。
【0006】以上の構成において、プラス側スイッチ回
路23、マイナス側スイッチ回路24、クリップ回路2
5はタイミング信号発生回路27からのタイミング信号
によって制御され、その制御信号と出力波形との関係を
示したのが図12のタイミングチャートである。先ず、
図12の(b)に示されるプラス側タイミング信号がオ
ンレベルになることによって、プラス側スイッチ回路2
3がオン状態となり、プラス高圧電源21の出力がスイ
ッチ点Cに接続される。
【0007】これによって、スイッチ点Cの電圧は、プ
ラス高圧電源の出力電圧+Vまで上昇し、プラス側スイ
ッチ信号がオフレベルに切換わるまでこの電圧に固定さ
れる。続いて、プラス側スイッチ信号が所定時間の後に
オフレベルに切換わると、同時にマイナス側スイッチ信
号が図12(c)に見られるようにオンレベルに切換わ
り、スイッチ点Cはプラス高圧電源21から切り離さ
れ、同時にマイナス高圧電源22に接続される。
【0008】これによって、スイッチ点Cの電圧はマイ
ナス高圧電源22の出力電圧−Vまで下降し、マイナス
側スイッチ信号がオフレベルに切換わるまでこの電圧に
固定される。次に、マイナス側スイッチ信号がオフレベ
ルに切換わると、同時にプラス側スイッチ信号がオンレ
ベルに切換わり、これによって、マイナス側スイッチ回
路24がオフし、プラス側スイッチ回路23がオンされ
る。
【0009】以上の動作は出力が所望の3値バイアス波
形となるように繰返され、その後スイッチ点Cの電圧を
中間値電圧にするためにクリップ信号が図12(d)に
見られるようにオンレベルに切換わる。これによって、
クリップ回路25がオン状態となり、スイッチ点Cの電
圧はグランドレベルまで上昇したところでクリップされ
る。前述のクリップ信号はプラス側スイッチ信号が次に
オンされるまで(または、それ以前に)オフ状態とな
り、以上の動作を繰返すことによって図12(a)に見
られるような所望の3値バイアス波形が出力端に出力さ
れる。
【0010】ところで、以上のような従来の装置に於い
ては、プラス側スイッチ回路23やマイナス側スイッチ
回路24には、その破損を防ぐために電流リミッタ回路
が取り付けられており、これによって、如何なる負荷状
態に於いても各スイッチに流れる電流は前記電流リミッ
タの制限電流値となり、各スイッチの破損を防止してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のような現像バイ
アス装置は、その回路構成上、以下に列挙するような欠
点が有った。
【0012】1)プラスとマイナスの2種類の高圧電源
を必要とし、更にプラス側のスイッチ回路、マイナス側
のスイッチ回路が必要になるなど回路構成が複雑で、且
つ、それらが高圧回路で構成されるために基板上の沿面
距離が必要となるなど、基板の大型化が避けられなかっ
た。
【0013】2)同上の理由により、装置のコストアッ
プが避けられなかった。
【0014】3)上記3値バイアス回路では、各スイッ
チ回路に電流リミッタ回路が用いられているため、負荷
のショート状態を負荷電流の増大によって検出すること
が出来なかった。また、これによって、ショート保護回
路は、現像DC回路からその負荷電流の増大を検出して
3値バイアス回路の駆動を停止するものとなっており、
3値バイアス回路単独では動作しないなど、必ずしも最
適な検出方法とはなっていなかった。
【0015】よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、
簡易かつ廉価な構成にも拘わりなく3値バイアス出力が
得られるバイアス発生装置を提供することにある。
【0016】また、本発明の第2の目的は、出力のショ
ート状態を的確に検出して、装置の信頼性および出力側
への安全性を向上させたバイアス発生装置を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るバイアス発生装置は、外部制御によ
って交流の周波数および出力タイミングが制御される交
流高圧発生手段と、バイアス信号を外部に出力する出力
端と、前記交流高圧発生手段と前記出力端との間に接続
され、前記交流高圧発生手段からの出力信号を前記出力
端に出力する外部制御可能なスイッチ手段と、前記交流
高圧発生手段および前記スイッチ手段の動作を予め定め
られた態様で行わせるよう制御信号を発生するタイミン
グ信号発生手段とを有し、前記出力端からの出力バイア
スが3種類の電圧値を周期的に繰返す3値バイアス交流
高圧となるように、前記タイミング信号発生手段からの
信号によって前記交流高圧発生手段および前記スイッチ
手段を制御するようにしたものである。ここで、前記出
力端と前記スイッチ手段との間に、プラス電圧をグラン
ドレベルに引きこむ外部制御可能なオーバーシュートク
リップ手段と、マイナス電圧をグランドレベル若しく
は、低電圧レベルに引きこむ外部制御可能なアンダーシ
ュートクリップ手段とを設けると共に、該オーバーシュ
ートクリップ手段と該アンダーシュートクリップ手段の
動作タイミングを前記タイミング信号発生手段によって
制御するよう前記タイミング信号発生手段を構成し、前
記出力端からの出力バイアスが、その中間電圧出力時に
オーバーシュート、アンダーシュートを起こさないよう
前記オーバーシュートクリップ手段と前記アンダーシュ
ートクリップ手段とを動作させるようにすることが可能
である。さらに、前記オーバーシュートクリップ手段に
電流が流れたことを検出する電流検出手段と、前記電流
検出手段からの検出信号に応答し、所定の期間を表す期
間信号を出力する期間信号発生手段と、前記期間信号発
生手段からの期間信号を受け、前記スイッチ手段をオフ
するよう前記スイッチ手段の制御信号を停止させる信号
停止手段とを設け、前記オーバーシュートクリップ手段
がオーバーシュートをクリップしたことを検出して前記
交流高圧発生手段から前記出力端への電力供給を所定期
間停止させるようにすることができる。
【0018】本発明に係るその他のバイアス発生装置
は、外部制御によって交流の周波数および出力タイミン
グが制御される交流高圧発生手段と、バイアス信号を外
部に出力する出力端と、前記交流高圧発生手段と前記出
力端との間に接続され、外部制御によって前記交流高圧
発生手段から前記出力端方向に流れる交流高圧出力をス
イッチするプラススイッチ手段と、前記プラススイッチ
手段と並列に接続され、外部制御によって前記出力端か
ら前記交流高圧電源方向に流れる交流高圧出力をスイッ
チするマイナススイッチ手段とを設け、前記出力端から
の出力バイアスが所望の3値バイアス波形となるよう
に、前記タイミング信号発生手段からの信号によって前
記交流高圧発生手段、前記プラススイッチ手段および前
記マイナススイッチ手段を制御するようにしたものであ
る。ここで、前記出力端と前記プラススイッチ手段、前
記マイナススイッチ手段との間に、プラス電圧をグラン
ドレベルに引きこむ外部制御可能なオーバーシュートク
リップ手段を設け、該オーバーシュートクリップ手段の
動作タイミングを前記タイミング信号発生手段によって
制御するよう前記タイミング信号発生手段を構成し、前
記出力端からの出力バイアスが、その中間電圧出力時に
オーバーシュートを起こさないよう前記オーバーシュー
トクリップ手段を動作させるようにすることが可能であ
る。さらに、前記オーバーシュートクリップ手段に電流
が流れたことを検出する電流検出手段と、前記電流検出
手段からの検出信号に応答し、所定の期間を表す期間信
号を出力する期間信号発生手段と、前記期間信号発生手
段からの期間信号を受け、前記プラススイッチ手段をオ
フするよう前記プラススイッチ手段の制御信号を停止さ
せる信号停止手段とを設け、前記オーバーシュートクリ
ップ手段がオーバーシュートをクリップしたことを検出
して前記交流高圧発生手段から前記出力端への電力供給
を所定期間停止させることができる。
【0019】さらに、本発明に係るその他のバイアス発
生装置は、生成したバイアス波形の立上がり時間および
立下がり時間が予め定められた規定時間以上になったこ
とを検出して出力の異常を検出する異常出力検出手段
と、前記異常出力検出手段からの検出信号を受けて、所
定の期間を表す期間信号を出力する期間信号発生手段
と、前記期間信号発生手段からの信号を受けて、前記バ
イアス波形の駆動信号を前記期間信号の出力期間中停止
させる駆動停止手段とを設け、生成したバイアス波形の
立上がり時間および立下がり時間が、予め定められた規
定時間以上となった時に、所定の期間バイアス出力を停
止させるようにしたものである。好適には、前記バイア
ス波形の駆動信号が、前記交流高圧発生手段の制御信号
である。また、前記バイアス波形の駆動信号が、前記交
流高圧発生手段を出力側に接続するスイッチ手段の制御
信号である。さらに、前記バイアス波形の駆動信号が、
バイアス波形を生成するための高圧スイッチ手段の制御
信号である。あるいは、前記バイアス波形の駆動信号
が、バイアス波形を生成するための高圧電源の駆動信号
である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例では、
3値バイアス回路の小型化、および、コストダウンを可
能とするために、以下の構成を採る。
【0021】1)外部制御によってその周波数、及び、
出力タイミングが制御される交流高圧発生手段と、バイ
アス信号を外部に出力する出力端と、前記交流高圧発生
手段と前記出力端との間に接続され、前記交流高圧発生
手段からの出力信号を前記出力端にスイッチする外部制
御可能なスイッチ手段と、前記交流高圧発生手段の出力
動作、及び、その周波数動作、前記スイッチ手段のスイ
ッチ動作を予め定められたタイミング、及び、周波数で
行わせるよう制御信号を発生するタイミング信号発生手
段とを設けることにより、前記交流高圧発生手段から前
記出力端へ出力される交流高圧の伝達を制御して出力端
に表れるバイアス波形を所望の3値バイアス波形に生成
する。
【0022】2)上記1)の構成に於いて、前記出力端
と前記スイッチ手段との間に、プラス電圧をグランドレ
ベルに引きこむ外部制御可能なオーバーシュートクリッ
プ手段と、マイナス電圧をグランドレベル若しくは、低
電圧レベルに引きこむ外部制御可能なアンダーシュート
クリップ手段とを設けるとともに、該オーバーシュート
クリップ手段と該アンダーシュートクリップ手段の動作
タイミングを前記タイミング信号発生手段によって制御
するよう構成し、所定のタイミングで前記オーバーシュ
ートクリップ手段、前記アンダーシュートクリップ手段
を動作させることによって、中間電圧出力の前後で発生
するオーバーシュートやアンダーシュートを防止する。
【0023】3)上記2)の構成に於いて、前記オーバ
ーシュートクリップ手段に電流が流れたことを検出する
電流検出手段と、前記電流検出手段からの検出信号に応
答し、所定の期間を表す期間信号を出力する期間信号発
生手段と、前記期間信号発生手段からの期間信号を受
け、前記スイッチ手段をオフするよう前記スイッチ手段
の制御信号を停止させる信号停止手段とを設け、前記オ
ーバーシュートクリップ手段がオーバーシュートをクリ
ップしたことを検出して前記交流電圧発生手段から前記
出力端への電力供給を所定期間停止させるようにするこ
とによって、前記交流高圧発生手段のロスを最小限に抑
えることが出来る。
【0024】4)外部制御によってその周波数、及び、
出力タイミングが制御される交流高圧発生手段と、バイ
アス信号を外部に出力する出力端と、前記交流高圧発生
手段と前記出力端との間に接続され、外部制御によって
前記交流高圧発生手段から前記出力端方向に流れる交流
高圧出力をスイッチするプラススイッチ手段と、前記プ
ラススイッチ手段と並列に接続され、外部制御によって
前記出力端から前記交流高圧電源方向に流れる交流高圧
出力をスイッチするマイナススイッチ手段とを設け、前
記交流高圧発生手段から前記出力端へ出力される交流高
圧の伝達を制御して出力端に表れるバイアス波形を所望
の3値バイアス波形に生成する。
【0025】5)上記4)の構成に於いて、前記出力端
と前記プラススイッチ手段、前記マイナススイッチ手段
との間に、プラス電圧をグランドレベルに引きこむ外部
制御可能なオーバーシュートクリップ手段を設け、該オ
ーバーシュートクリップ手段の動作タイミングを前記タ
イミング信号発生手段によって制御するよう前記タイミ
ング信号発生手段を構成することによって、所定のタイ
ミングで前記オーバーシュートクリップ手段を動作させ
ることによって、中間電圧出力の前後で発生するオーバ
ーシュートを防止する。
【0026】6)上記5)の構成に於いて、前記オーバ
ーシュートクリップ手段に電流が流れたことを検出する
電流検出手段と、前記電流検出手段からの検出信号に応
答し、所定の期間を表す期間信号を出力する期間信号発
生手段と、前記期間信号発生手段からの期間信号を受
け、前記プラススイッチ手段をオフするよう前記プラス
スイッチ手段の制御信号を停止させる信号停止手段とを
設け、前記オーバーシュートクリップ手段がオーバーシ
ュートをクリップしたことを検出して前記交流高圧発生
手段から前記出力端への電力供給を所定期間停止させる
ようにすることによって、前記交流高圧発生手段のロス
を最小限に抑えることが出来る。
【0027】7)生成したバイアス波形の立上がり、立
下がり時間が予め定められた規定時間以上になったこと
を検出して出力の異常を検出する異常出力検出手段と、
前記異常出力検出手段からの検出信号を受けて、所定の
期間を表す期間信号を出力する第二の期間信号発生手段
と、前記第二の期間信号発生手段からの信号を受けて、
前記バイアス波形の駆動信号を前記期間信号の出力期間
中停止させる駆動停止手段とを設け、生成したバイアス
波形の立上がり、立下がり時間が、予め定められた規定
時間以上となった時に、所定の期間バイアス出力を停止
させるようにすることによって、出力の異常を的確に検
出することが可能となり、装置の信頼性、及び、外部へ
の安全性を向上することが出来る。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0029】実施例1 図1の(a)に、本発明の一実施例による現像バイアス
装置の回路ブロック図を示す。本図中、1は所望とする
3値バイアス波形のパルス部に相当する交流高圧を発生
する交流高圧電源、2は外部信号によってオン、オフ制
御される双方向に電流を流し得る双方向スイッチ回路、
3は外部信号によりその動作をオン、オフ制御され、中
間電位に対するオーバーシュートをクリップするオーバ
ーシュートクリップ回路、4は外部信号によりその動作
をオン、オフ制御され、中間電位に対するアンダーシュ
ートをクリップするアンダーシュートクリップ回路、5
は交流高圧電源1の交流波形発振回路、及び、双方向ス
イッチ回路2、オーバーシュートクリップ回路3、アン
ダーシュートクリップ回路4のそれぞれの動作タイミン
グを制御すべくタイミング信号を発生するタイミング信
号発生回路、6は現像DC発生回路、7は出力端、Cは
コンデンサ、Rは抵抗である。
【0030】以下に、上記回路の動作説明する行う。
【0031】図2は、第一の実施例の回路図を説明する
タイミング・チャートである。先ず(a)は交流高圧電
源からの出力であり、タイミング信号発生回路5からの
信号を受けて指定された周期で発信された矩形波の交流
高圧出力である。
【0032】次に、図2(b)は双方向スイッチ回路2
の制御信号であり、高圧交流出力がロウレベルからハイ
レベルに切換わるあるタイミングでOFFからONに切
換わり、所定の期間オン状態を続け、交流高圧出力がハ
イレベルからロウレベルに切換わるあるタイミングでオ
フされる。上記(b)の信号により、双方向スイッチ回
路2は所定の期間オン状態となり、これによって、カッ
プリングコンデンサCに例えば、(e)に示すような交
流高圧波形が出力される。
【0033】一方、オーバーシュートクリップ回路制御
信号(c)は、上述の交流高圧出力(e)を得るために
双方向スイッチ回路2がオンすると同時にオフ状態と成
るが、交流高圧出力(e)から不用なオーバーシュート
電圧を取除くために、交流高圧出力がロウレベルからハ
イレベルに変化する所定のタイミングでオン状態に変化
する。これを受けてオーバーシュートクリップ回路3は
オン状態となり、交流高圧出力(e)のオーバーシュー
ト部分(図中、丸枠内)は、3値バイアス出力(f)に
示すように中間値電圧でクリップされる。
【0034】更に、アンダーシュートクリップ回路制御
信号(d)は、双方向スイッチ回路2がオンされた直後
に発生するアンダーシュート(交流高圧出力(e)丸枠
内に図示)をクリップすべく、双方向スイッチ回路2が
オン状態に変化してからしばらくの間(図中では、双方
向スイッチ回路2がオンした後、交流高圧出力がハイレ
ベルからロウレベルに最初に変化する時まで)ハイレベ
ルを続け、その後に、ロウレベルに変化する。
【0035】これに従ってアンダーシュートクリップ回
路4は動作し、交流高圧出力(e)に図示するアンダー
シュートは3値バイアス出力(f)のごとくクリップさ
れる。また、アンダーシュートクリップ回路制御信号
(d)は予め設定された適当なタイミング(図では、双
方向スイッチ回路2がオフするのと同時のタイミング)
で再びハイレベルに切換わる。
【0036】以上の動作を繰返すことによって、カップ
リングコンデンサCには(f)に示す様な3値バイアス
波形が出力され、出力端7には、前記3値バイアス波形
に現像DC発生回路6からのDCバイアスが重畳された
現像バイアス出力が出力される。
【0037】図3に、本実施例を更に詳細に表す回路ブ
ロック図を示す。本図に示すように、双方向スイッチ回
路2はダイオードスイッチで構成されており、この回路
その物が交流高圧電源1の出力と同様に振動するためフ
ローティング回路で構成されている。
【0038】従って、タイミング信号発生回路5からの
信号は、絶縁トランスT1を駆動すべくドライブ回路8
によって増幅され、この増幅された信号は絶縁信号とな
ってトランスT1の2次側に出力される。この絶縁信号
によってトランジスタTr1がオンすれば、双方向スイ
ッチ2はオン状態となり、交流高圧電源1からの交流高
圧出力は双方向スイッチ回路2から出力される。
【0039】オーバーシュートクリップ回路3は高圧ダ
イオードD1と高圧トランジスタTr2、高圧トランジ
スタTr2を駆動するためのドライブ回路9から構成さ
れており、タイミング信号発生回路5からの信号をドラ
イブ回路9で増幅して高圧トランジスタTr2をオンさ
せることによって、高圧ダイオードD1のアノード側の
信号は高圧トランジスタTr2のエミッタ端と同様の電
圧にクリップされる。ところで、高圧ダイオードD1は
そのアノード側がマイナスに変化した時に、高圧トラン
ジスタTr2のコレクタにそのマイナス電圧がかからな
いように取り付けられている。
【0040】また、アンダーシュートクリップ回路4
は、高圧ダイオードD2、高圧トランジスタTr3、絶
縁トランスT2、ドライブ回路10などで構成されてお
り、高圧トランジスタTr3のエミッタ側が双方向スイ
ッチ回路2の出力にしたがって振動することからフロー
ティング回路と成るように構成されている。
【0041】そのため、タイミング信号発生回路5から
の信号はドライブ回路10によって増幅され、その増幅
信号が絶縁トランスT2を駆動してその2次側に絶縁さ
れたタイミング信号を発生するように成っている。この
絶縁されたタイミング信号は、高圧トランジスタTr3
をオン状態とし、これによって、高圧トランジスタTr
3のエミッタ側は、高圧ダイオードD2のアノード側の
電圧にクリップされる。
【0042】図4は、図3に示した実施例のブロック図
に於いて、アンダーシュートクリップ回路4をより簡単
な構成に変更したものである。この場合、pnpの高圧
トランジスタTr4、高圧ダイオードD3、ドライブ回
路11などから構成されている。次に、この動作を説明
する。
【0043】ドライブ回路11はタイミング信号発生回
路5からの2値信号を反転すると共に、電圧Vとそれ以
下の電圧(例えば、グランド)との2値信号に変換す
る。一方、高圧トランジスタTr4のエミッタ端子は電
圧Vに接続されている。
【0044】以上の構成によって、タイミング信号発生
回路5からの出力がハイレベルに成った時にドライブ回
路11からの信号はロウレベルとなり、この時、高圧ト
ランジスタTr4はオン状態となるため、高圧ダイオー
ドD3のカソードの電圧は高圧トランジスタTr4のエ
ミッタ側の電圧Vにクリップされる。この時、電圧Vを
交流高圧出力の振幅より充分小さくすれば、この電圧V
はグランドレベルと同等と見ることができ、結果、所望
の3値バイアス波形を得ることが出来る。
【0045】実施例2 図1の(b)は、第二の実施例を説明する回路のブロッ
ク図を示す。本図に於いて、1,3,5,6,7,Cは
[実施例1]と同様なので説明を省略する。図中12は
交流高圧電源1からの出力のうち、正方向(交流高圧電
源1からカップリングコンデンサCへの方向)の電圧電
流をスイッチするプラススイッチ回路、13はカップリ
ングコンデンサCから交流高圧電源1への方向の電圧電
流をスイッチするマイナススイッチ回路である。
【0046】図5に、この動作を説明するタイミング・
チャートを示す。タイミング信号発生回路5からの信号
によって交流電圧電源1からその出力周波数及び、出力
タイミングが設定付けられた交流高圧波形が出力される
(図中、(a))。この出力はプラススイッチ回路1
2、マイナススイッチ回路13に入力されるが、両スイ
ッチがオフしている間は、カップリングコンデンサC、
または、出力端7には前記交流高圧出力は伝達されな
い。
【0047】ここで、図5中の(g)のように、交流高
圧出力がロウレベルからハイレベルに切換わるタイミン
グに同期してプラススイッチ制御信号がロウレベルから
ハイレベルに切換わるとプラススイッチ回路12がオン
状態となり、カップリングコンデンサCには交流高圧出
力がプラスに転じた時点からの電圧が発生する。
【0048】一方、交流高圧出力の立下がりに同期し
て、マイナススイッチ制御信号(h)が立上がると、マ
イナススイッチ回路13がオン状態となり、これによっ
て、カップリングコンデンサCに蓄えられた電化が交流
電圧電源方向に流出する。この結果、カップリングコン
デンサCへの電圧は、高圧交流電圧と同様にマイナス電
圧となり、以降、プラス方向への変化は、プラススイッ
チ回路を通って、マイナス方向への変化はマイナススイ
ッチ回路を通って変化し、カップリングコンデンサCに
は交流高圧出力が伝達される(図中、(j))。
【0049】また、プラススイッチ制御信号(g)は、
所定の期間オン状態を維持し、交流高圧出力がプラスに
転じたある時点でオフ状態に切換わる。これによって、
カップリングコンデンサCへの信号は、例えば、(j)
の丸枠に示すようなオーバーシュートを発生する。そこ
で、このオーバーシュートが発生する直前のタイミング
でオーバーシュートクリップ回路制御信号(i)をロウ
レベルからハイレベルに切換え、オーバーシュートクリ
ップ回路3を動作させる。
【0050】これによって、交流高圧出力は、3値バイ
アス出力信号(f)に示すように丸枠内のオーバーシュ
ートが無くなった、所望の3値バイアス波形となる。
【0051】ところで、オーバーシュートクリップ回路
3はプラス電圧を出力するまでの所定の期間オン状態を
続けるが、本実施例ではプラススイッチ制御信号がロウ
レベルからハイレベルに切換わるのに同期してオフ状態
に成るようにオーバーシュートクリップ回路制御信号
(i)を切換えている。
【0052】実施例3 上記の実施例1および実施例2に示した例では、双方向
スイッチ回路2または、プラススイッチ回路12がオン
したまま交流高圧出力のプラス電圧をクリップしている
期間が比較的長く存在するため、交流高圧電源1の一次
回路の負担が大きくなる問題がある。図6はこれを配慮
した場合の実施例の回路ブロック図で、以下この説明を
行う。
【0053】図6に於いて、14はオーバーシュートク
リップ回路3がオーバーシュート電圧をクリップした際
に流れる電流を検出する電流検出回路、15は電流検出
回路14からの瞬時的な信号を検出し、所定期間の信号
を出力する期間信号回路、16は期間信号回路15から
の信号を受け双方向スイッチ回路2のオン信号をロウレ
ベルに引き込む信号引き込み回路である。
【0054】以上の回路の接続によって、オーバーシュ
ートクリップ回路がオーバーシュートをクリップすると
電流検出回路14がクリップした電流を検出し、この検
出信号によって期間信号回路15が期間信号を発生す
る。発生した期間信号は信号引き込み回路16をオンさ
せ、双方向スイッチ回路2の制御信号をロウレベルに引
き込む。これによって、双方向スイッチ回路2はオフ状
態となり、交流高圧電源1の出力はカップリングコンデ
ンサCから切り離される。
【0055】一方、前述の期間信号は、オーバーシュー
トのクリップ動作が始まってから双方向スイッチ回路2
の制御信号がロウレベルに変化するまでよりも長い期
間、且つ、所望の3値バイアス出力の一周期よりも充分
短い期間に設定されているため、一度双方向スイッチ回
路2がオフすると、次の周期まで前記回路がオンするこ
とはないように成っている。
【0056】以上は、主に実施例1を変更した場合を例
に説明したが、電流検出回路14、期間信号回路15、
信号引き込み回路16を同様に接続し、信号引き込み回
路16をプラススイッチ回路12の制御信号を引き込む
ように接続すれば、実施例2の場合にも同様に用いるこ
とが出来る。
【0057】実施例4 図7は、3値バイアス回路に於いて、出力端のショート
状態を検出し、3値バイアス出力を停止させる安全回路
を実現した実施例である。以下に、本実施例の特徴を説
明する。
【0058】図7に於いて、17はカップリングコンデ
ンサCへの入力電圧を検出し、その入力電圧の立上がり
時間がある規定の時間以上であることを検出し、その検
出信号を出力する異常出力検出回路、18は前記異常出
力検出回路17からの検出信号を受けて所定の時間3値
バイアス出力を停止させるための信号を発生する停止信
号発生回路、19は前記停止信号発生回路18からの停
止信号を受けて、3値バイアスの駆動信号を停止させる
駆動停止回路、20は現像器の等価負荷で、数十から数
百[pF]の容量負荷である。
【0059】図7の構成に於いて、出力端7に接続され
た容量負荷20が予期し得ない何等かの原因でショート
すると、出力端7は図中の破線の様にグランドに接続さ
れる形となり、本来カップリングコンデンサCと負荷容
量20との直列容量に対して入力されていた3値バイア
ス波形は、カップリングコンデンサCを負荷として入力
されるようになる。
【0060】ところで、カップリングコンデンサCは入
力される3値バイアス波形に対して比較的小さなインピ
ーダンスとなるように数千から数万[pF]に設定され
ており、この為、ショート時の3値バイアス出力の負荷
容量は、正常時数十から数百[pF]だった物が、数千
から数万[pF]に変化する。これによって、カップリ
ングコンデンサCに入力される3値バイアス波形は正常
時図8(a)のようであったものが、図9(a)のよう
に、その立上がりがなまった形に変化する。
【0061】従って、波形がなまったことを異常出力検
出回路17で検出し、これによって停止信号発生回路1
8を動作させ、駆動停止回路19によって3値バイアス
波形の駆動を停止させれば、3値バイアスの放電による
外部への、または、装置自体のダメージを的確に回避す
ることが出来る。
【0062】図10は、本実施例の特徴である異常出力
検出回路17、停止信号発生回路18、駆動停止回路1
9を更に詳細に表した説明図を示す。
【0063】図10において、異常出力検出回路17に
示されたA点はカップリングコンデンサCに接続される
点で、A点の電圧は抵抗R3,R1,R2によって分圧
され、コンパレータQ1,Q2に入力されている。ま
た、前記コンパレータQ1,Q2にはそれぞれ基準電圧
E1,E2が入力されており、更に、その出力はワイヤ
ード・オア接続されている。
【0064】以上の回路の動作を説明するのが図8
(a),(b),(d)で、負荷状態が正常である場
合、分圧されたA点の波形は(a)の実線に示されたよ
うな3値バイアス波形となる。
【0065】一方、前述の基準電圧E1,E2はE1<
E2の関係で、E1は3値バイアス波形の中間値レベル
よりも高く、E2は3値バイアス波形のプラスピーク値
よりも低いように設定されており、これによって、ワイ
ヤード・オア接続された前記コンパレータの出力は、
(b)に示されるように3値バイアスの分圧波形が電圧
E1からE2、または、E2からE1に変化するまでの
期間ハイインピーダンスとなる。この結果、前記コンパ
レータQ1,Q2に接続された抵抗R4、および、コン
デンサC1から成る積分回路の出力は(d)に示される
ような三角波となる。
【0066】一方、以上出力検出回路17の出力である
前記三角波は、停止信号発生回路18中に示されるダイ
オードD4、抵抗R5、コンデンサC2から成る時定数
回路に入力される。ここで、抵抗R4は前記三角波の入
力インピーダンスを形成するため、更には、停止信号の
出力期間を長くするために比較的大きく設定されてい
る。また、この時定数回路の出力はコンパレータQ3に
入力されており、その基準電圧E3は、抵抗R6,R
7,R8、トランジスタTr5、電圧Vsによって設定
されている。
【0067】すなわち、コンパレータQ3の出力がロウ
インピーダンスと成っている時は、トランジスタTr5
はオフ状態であるため、基準電圧E3は電圧Vsを抵抗
R6,R7で分圧した高い値E3Hとなり、コンパレー
タQ3の出力がハイインピーダンスに反転した時には、
トランジスタTr5がオン状態となるため、電圧Vsを
抵抗R6と抵抗R7,R8の並列抵抗とで分圧した低い
値E3Lとなる。
【0068】ところで、基準電圧E3Hは図8に示すよ
うに、異常出力検知回路17が出力する正常負荷時の三
角波の波高値よりも高くなるように設定されている。
【0069】図9に負荷ショート時の異常出力検出回路
17、停止信号発生回路18の動作を説明する各部信号
波形を示す。本図の(a)に示すように、出力がショー
トした場合、A点の電圧波形は立上がり、及び、立下が
りがなまった状態となる。これによって、異常出力検知
回路17中のコンパレータQ1,Q2の出力端のインピ
ーダンスは、(b)に示すように比較的長い期間ハイイ
ンピーダンスとなり、結果、異常出力検知回路17の出
力する三角波の波高値は、(d)に示すように正常負荷
時のそれと比べて高い値となる。
【0070】一方、停止信号発生回路18内のコンパレ
ータQ3の基準電圧E3Hは、(c)に示されるように
前記異常時の三角波の波高値より低く設定されているた
め、前記コンパレータQ3の出力は、ロウインピーダン
スからハイインピーダンスに切換わり、駆動停止回路1
9内のトランジスタTr6をオンさせる。前記駆動停止
回路内のトランジスタTr6のコレクタ端子は、3値バ
イアスの駆動信号に接続されているため、トランジスタ
Tr6がオンすることによって、3値バイアス出力は停
止する。
【0071】一方、同時に、停止信号発生回路18内の
トランジスタTr5もオン状態となるため、コンパレー
タQ3の基準電圧はE3Lに低下し、他方の入力電圧
(ダイオードD4、抵抗R5、コンデンサC2からなる
積分回路の出力)が前記電圧E3Lに低下するまで停止
信号が出力される。(d′),(e),(f)はこの時
の信号の様子を示すもので、(d′)はこの場合の異常
出力検出回路17の出力信号、(e)は停止信号発生回
路18内の積分回路の出力、(f)は停止信号である。
図に示すように、異常出力検出回路17の出力(d′)
に従って積分回路の出力(e)は上昇し、やがて基準電
圧E3Hに到達する。
【0072】これによって、停止信号発生回路18から
停止信号(f)が出力され3値バイアス出力は停止す
る。続いて、積分回路の出力(e)はコンデンサC2と
抵抗R5との時定数に従って低下し、これが基準電圧E
3Lに到達することによってコンパレータQ3の出力が
反転し、停止信号(f)が解除される。
【0073】以上のように、積分回路の放電時定数、及
び、基準電圧E3H,E3Lによって、停止信号の出力
期間Tsが設定され、3値バイアス発生装置の出力は前
記期間Tsによる間欠動作となる。
【0074】以上説明したように、3値バイアス発生装
置に、装置内で生成した3値バイアスの立上がり、立下
がり時間を検出し、その時間の異常変化を検出すること
によって負荷の異常状態を検出する異常出力検出回路
と、前記異常出力検出回路からの信号を受けて、3値バ
イアス出力を所定期間停止させるべくその停止期間信号
を発生する停止信号発生回路と、前記停止信号発生回路
からの信号を受けて、3値バイアス駆動信号を停止させ
る駆動停止回路とを設けることによって、3値バイアス
回路の負荷異常を的確に検出し、速やかに間欠動作に移
行させることが出来る。
【0075】ところで、図7では、3値バイアスの駆動
停止方法として、交流高圧発生回路1を停止させるため
に、交流高圧発生回路の制御信号を停止させるよう構成
したが、3値バイアスの駆動停止方法はこれに限られた
ものではなく、スイッチ回路2の制御信号や、実施例2
における図1(b)のプラススイッチ回路12とマイナ
ススイッチ回路13の制御信号、更には、従来回路に用
いた場合は、図11のプラス側スイッチ回路23とマイ
ナス側スイッチ回路24の制御信号、または、プラス高
圧電源21とマイナス高圧電源22の動作を停止させる
ようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、以
下の効果を得ることができる。
【0077】(1)単一の交流高圧電源によって交流信
号を発生しておき、その信号の出力端への伝達をスイッ
チ回路によってタイミング制御することによって、簡単
な構成で3値バイアス出力を得ることができるため、大
幅な部品の削減が可能となり、小型化、コストダウンが
実現できる。
【0078】(2)3値バイアス発生回路において、波
形生成部での生成波形を観測し、その立上がり、立下が
り時間が遅くなったことを検出して、所定の時間3値バ
イアスの発生を停止させるようにしたので、出力のショ
ート状態を的確に検出することが可能となり、装置の信
頼性、出力側への安全性を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による回路のブロック図であ
る。
【図2】実施例1に於ける回路動作を説明する信号波形
図である。
【図3】実施例1に於けるより詳細な回路ブロック図で
ある。
【図4】図3の回路を別の形に構成した回路ブロック図
である。
【図5】実施例2に於ける回路動作を説明する信号波形
図である。
【図6】実施例3に於ける回路ブロック図である。
【図7】実施例4に於ける回路ブロック図である。
【図8】実施例4に於ける回路動作を説明する信号波形
図である。
【図9】実施例4に於ける回路動作を説明する信号波形
図である。
【図10】実施例4に於けるより詳細な回路ブロック図
である。
【図11】従来回路を説明する回路のブロック図であ
る。
【図12】従来回路の動作を説明する信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1 交流高圧電源 2 双方向スイッチ回路 3 オーバーシュートクリップ回路 4 アンダーシュートクリップ回路 5 タイミング信号発生回路 6 現像DC回路 7 出力端 12 プラススイッチ回路 13 マイナススイッチ回路 14 電流検出回路 15 期間信号回路 16 信号引きこみ回路 17 異常出力検出回路 18 停止信号発生回路 19 駆動停止回路 20 容量負荷

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部制御によって交流の周波数および出
    力タイミングが制御される交流高圧発生手段と、 バイアス信号を外部に出力する出力端と、 前記交流高圧発生手段と前記出力端との間に接続され、
    前記交流高圧発生手段からの出力信号を前記出力端に出
    力する外部制御可能なスイッチ手段と、 前記交流高圧発生手段および前記スイッチ手段の動作を
    予め定められた態様で行わせるよう制御信号を発生する
    タイミング信号発生手段とを有し、 前記出力端からの出力バイアスが3種類の電圧値を周期
    的に繰返す3値バイアス交流高圧となるように、前記タ
    イミング信号発生手段からの信号によって前記交流高圧
    発生手段および前記スイッチ手段を制御するようにした
    ことを特徴とするバイアス発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記出力端と前記ス
    イッチ手段との間に、プラス電圧をグランドレベルに引
    きこむ外部制御可能なオーバーシュートクリップ手段
    と、マイナス電圧をグランドレベル若しくは、低電圧レ
    ベルに引きこむ外部制御可能なアンダーシュートクリッ
    プ手段とを設けると共に、該オーバーシュートクリップ
    手段と該アンダーシュートクリップ手段の動作タイミン
    グを前記タイミング信号発生手段によって制御するよう
    前記タイミング信号発生手段を構成し、前記出力端から
    の出力バイアスが、その中間電圧出力時にオーバーシュ
    ート、アンダーシュートを起こさないよう前記オーバー
    シュートクリップ手段と前記アンダーシュートクリップ
    手段とを動作させるようにしたことを特徴とするバイア
    ス発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記オーバーシュー
    トクリップ手段に電流が流れたことを検出する電流検出
    手段と、前記電流検出手段からの検出信号に応答し、所
    定の期間を表す期間信号を出力する期間信号発生手段
    と、前記期間信号発生手段からの期間信号を受け、前記
    スイッチ手段をオフするよう前記スイッチ手段の制御信
    号を停止させる信号停止手段とを設け、前記オーバーシ
    ュートクリップ手段がオーバーシュートをクリップした
    ことを検出して前記交流高圧発生手段から前記出力端へ
    の電力供給を所定期間停止させるようにしたことを特徴
    とするバイアス発生装置。
  4. 【請求項4】 外部制御によって交流の周波数および出
    力タイミングが制御される交流高圧発生手段と、 バイアス信号を外部に出力する出力端と、 前記交流高圧発生手段と前記出力端との間に接続され、
    外部制御によって前記交流高圧発生手段から前記出力端
    方向に流れる交流高圧出力をスイッチするプラススイッ
    チ手段と、 前記プラススイッチ手段と並列に接続され、外部制御に
    よって前記出力端から前記交流高圧電源方向に流れる交
    流高圧出力をスイッチするマイナススイッチ手段とを設
    け、 前記出力端からの出力バイアスが所望の3値バイアス波
    形となるように、前記タイミング信号発生手段からの信
    号によって前記交流高圧発生手段、前記プラススイッチ
    手段および前記マイナススイッチ手段を制御するように
    したことを特徴とするバイアス発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記出力端と前記プ
    ラススイッチ手段、前記マイナススイッチ手段との間
    に、プラス電圧をグランドレベルに引きこむ外部制御可
    能なオーバーシュートクリップ手段を設け、該オーバー
    シュートクリップ手段の動作タイミングを前記タイミン
    グ信号発生手段によって制御するよう前記タイミング信
    号発生手段を構成し、前記出力端からの出力バイアス
    が、その中間電圧出力時にオーバーシュートを起こさな
    いよう前記オーバーシュートクリップ手段を動作させる
    ようにしたことを特徴とするバイアス発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記オーバーシュー
    トクリップ手段に電流が流れたことを検出する電流検出
    手段と、前記電流検出手段からの検出信号に応答し、所
    定の期間を表す期間信号を出力する期間信号発生手段
    と、前記期間信号発生手段からの期間信号を受け、前記
    プラススイッチ手段をオフするよう前記プラススイッチ
    手段の制御信号を停止させる信号停止手段とを設け、前
    記オーバーシュートクリップ手段がオーバーシュートを
    クリップしたことを検出して前記交流高圧発生手段から
    前記出力端への電力供給を所定期間停止させるようにし
    たことを特徴とするバイアス発生装置。
  7. 【請求項7】 生成したバイアス波形の立上がり時間お
    よび立下がり時間が予め定められた規定時間以上になっ
    たことを検出して出力の異常を検出する異常出力検出手
    段と、 前記異常出力検出手段からの検出信号を受けて、所定の
    期間を表す期間信号を出力する期間信号発生手段と、 前記期間信号発生手段からの信号を受けて、前記バイア
    ス波形の駆動信号を前記期間信号の出力期間中停止させ
    る駆動停止手段とを設け、 生成したバイアス波形の立上がり時間および立下がり時
    間が、予め定められた規定時間以上となった時に、所定
    の期間バイアス出力を停止させるようにしたことを特徴
    とするバイアス発生装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記バイアス波形の
    駆動信号が、前記交流高圧発生手段の制御信号であるこ
    とを特徴とするバイアス発生装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記バイアス波形の
    駆動信号が、前記交流高圧発生手段を出力側に接続する
    スイッチ手段の制御信号であることを特徴とするバイア
    ス発生装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記バイアス波形
    の駆動信号が、バイアス波形を生成するための高圧スイ
    ッチ手段の制御信号であることを特徴とするバイアス発
    生装置。
  11. 【請求項11】 請求項7において、前記バイアス波形
    の駆動信号が、バイアス波形を生成するための高圧電源
    の駆動信号であることを特徴とするバイアス発生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168999A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Kyocera Mita Corp 現像装置および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009168999A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Kyocera Mita Corp 現像装置および画像形成装置

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