JPH10191558A - 高圧電源装置 - Google Patents
高圧電源装置Info
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- JPH10191558A JPH10191558A JP8347653A JP34765396A JPH10191558A JP H10191558 A JPH10191558 A JP H10191558A JP 8347653 A JP8347653 A JP 8347653A JP 34765396 A JP34765396 A JP 34765396A JP H10191558 A JPH10191558 A JP H10191558A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高圧電源装置において電源電圧Vc,Vb
(図3)の立上がりの遅れによる所望としない高圧出力
の発生を防ぎ、また回路の破壊などの不具合の発生を防
ぐ。 【解決手段】 低圧の交流信号を高圧の交流信号に増幅
するトランスT1を含む増幅回路と、この増幅回路に低
圧の交流信号を入力する駆動回路と、増幅回路からの出
力が所望の電圧、若しくは、電流と成るように駆動回路
を制御する制御回路1,2とを有する。駆動回路にVa
の電力を供給する第1の電力供給回路と、第1の電力供
給回路からのVa電力供給を受けて制御回路1,2へV
dの電力供給を行う第2の電力供給回路4と、制御回路
1,2にVc,Vb(図3)の電力供給を行う第3の電
力供給回路とを有する。第2の電力供給回路4は第3の
電力供給回路からの電力供給が所定の電圧に達した時、
若しくは、所定の電圧近傍に達した時に、制御回路1、
2への電力供給を停止する。
(図3)の立上がりの遅れによる所望としない高圧出力
の発生を防ぎ、また回路の破壊などの不具合の発生を防
ぐ。 【解決手段】 低圧の交流信号を高圧の交流信号に増幅
するトランスT1を含む増幅回路と、この増幅回路に低
圧の交流信号を入力する駆動回路と、増幅回路からの出
力が所望の電圧、若しくは、電流と成るように駆動回路
を制御する制御回路1,2とを有する。駆動回路にVa
の電力を供給する第1の電力供給回路と、第1の電力供
給回路からのVa電力供給を受けて制御回路1,2へV
dの電力供給を行う第2の電力供給回路4と、制御回路
1,2にVc,Vb(図3)の電力供給を行う第3の電
力供給回路とを有する。第2の電力供給回路4は第3の
電力供給回路からの電力供給が所定の電圧に達した時、
若しくは、所定の電圧近傍に達した時に、制御回路1、
2への電力供給を停止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ等の画像形成装置に好適な高圧電源装置
に関する。
写機、プリンタ等の画像形成装置に好適な高圧電源装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は電子写真方式の複写機等に用いら
れている従来の高圧電源装置の回路例を示す。本図にお
いて、Tr1,Tr2はトランジスタ、T1は高圧トラ
ンス、C1,C2,C3はコンデンサ、R1,R2,R
3,R4,R5は抵抗、D1はダイオード、Va,V
b,Vcは低圧電源電圧である。また、1は高圧出力を
制御する公知のPWM(パルス幅変調)制御回路、2は
トランジスタTr2と抵抗R4からなる電流増幅器兼信
号反転回路、および3は高圧が出力される出力端であ
る。
れている従来の高圧電源装置の回路例を示す。本図にお
いて、Tr1,Tr2はトランジスタ、T1は高圧トラ
ンス、C1,C2,C3はコンデンサ、R1,R2,R
3,R4,R5は抵抗、D1はダイオード、Va,V
b,Vcは低圧電源電圧である。また、1は高圧出力を
制御する公知のPWM(パルス幅変調)制御回路、2は
トランジスタTr2と抵抗R4からなる電流増幅器兼信
号反転回路、および3は高圧が出力される出力端であ
る。
【0003】以上の構成において、通常は、PWM制御
回路1が出力するPWM信号を受けて、電流増幅器兼信
号反転回路2がそのPWM信号を反転し、反転したPW
M信号を電流増幅する。この電流増幅されたPWM信号
をトランジスタTr1が受けて高圧トランスT1の一次
巻線への電力供給をスイッチングする。この電力の供給
はコンデンサC2に蓄えられた電源電圧Vaからの供給
電力によって行われ、また消費された電力の補充はこの
電源電圧Vaによって行われる。
回路1が出力するPWM信号を受けて、電流増幅器兼信
号反転回路2がそのPWM信号を反転し、反転したPW
M信号を電流増幅する。この電流増幅されたPWM信号
をトランジスタTr1が受けて高圧トランスT1の一次
巻線への電力供給をスイッチングする。この電力の供給
はコンデンサC2に蓄えられた電源電圧Vaからの供給
電力によって行われ、また消費された電力の補充はこの
電源電圧Vaによって行われる。
【0004】ここで、トランジスタTr1がONした時
に、高圧トランスT1の回生巻線l2には図中の矢印の
方向に電流が流れ、抵抗R2,ダイオードD1を介して
トランジスタTr1のベース端に電流が供給される。こ
れによってトランジスタTr1のベース端には、電源電
圧Vbから抵抗R4を介して供給される電流と上記の回
生巻線l2から供給される電流の和が流れ込むことにな
る。
に、高圧トランスT1の回生巻線l2には図中の矢印の
方向に電流が流れ、抵抗R2,ダイオードD1を介して
トランジスタTr1のベース端に電流が供給される。こ
れによってトランジスタTr1のベース端には、電源電
圧Vbから抵抗R4を介して供給される電流と上記の回
生巻線l2から供給される電流の和が流れ込むことにな
る。
【0005】ところで、トランジスタTr1のコレクタ
にはこのトランジスタがONした場合、比較的大きな電
流が流れることになる。従って、この電流をエミッタ側
に流し込む上でも、トランジスタTr1の上記ベース端
に流れ込む電流を大きくしてやる必要があり、上記の回
生巻線l2からの電流供給はそのために必要な電流を補
給するものである。次にトランジスタTr1がOFFし
た場合は、高圧トランスT1の一次巻線l1のインダク
タンスとコンデンサC1との共振現象によってトランジ
スタTr1のコレクタ端に大きな電圧(フライバック電
圧)が発生する。
にはこのトランジスタがONした場合、比較的大きな電
流が流れることになる。従って、この電流をエミッタ側
に流し込む上でも、トランジスタTr1の上記ベース端
に流れ込む電流を大きくしてやる必要があり、上記の回
生巻線l2からの電流供給はそのために必要な電流を補
給するものである。次にトランジスタTr1がOFFし
た場合は、高圧トランスT1の一次巻線l1のインダク
タンスとコンデンサC1との共振現象によってトランジ
スタTr1のコレクタ端に大きな電圧(フライバック電
圧)が発生する。
【0006】このフライバック電圧の発生によって、高
圧トランスT1の高圧出力巻線l3のダイオードD2側
の端子にはマイナス側の高圧波形が表れる。ダイオード
D2はこのマイナス電圧を整流するので、出力端3のコ
ンデンサC3にはマイナスの高圧が充電される形とな
る。
圧トランスT1の高圧出力巻線l3のダイオードD2側
の端子にはマイナス側の高圧波形が表れる。ダイオード
D2はこのマイナス電圧を整流するので、出力端3のコ
ンデンサC3にはマイナスの高圧が充電される形とな
る。
【0007】以上はマイナスの直流高圧電源の例を説明
したが、プラスの高圧電源に対しても同様の説明ができ
る。
したが、プラスの高圧電源に対しても同様の説明ができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の高
圧電源においては、以下に説明するように、電源電圧V
a,Vb,Vcの立上がりタイミングによっては、所望
としない高圧出力が出力端に発生する場合や、回路に故
障が生じる場合があった。
圧電源においては、以下に説明するように、電源電圧V
a,Vb,Vcの立上がりタイミングによっては、所望
としない高圧出力が出力端に発生する場合や、回路に故
障が生じる場合があった。
【0009】1)各電源の立上がり時間がVa<Vb,
Vcの場合(即ち、Vaの立上がり時間に対してVb,
Vcの立上がり時間が遅い場合) この場合は、電源電圧Vbからの電力供給がないのでト
ランジスタTr2の動作に係わらずトランジスタTr1
はOFF状態である。しかしながら、電源電圧Vaが立
上がった瞬間にVaからの電流は抵抗R1を通ってコン
デンサC2、及び、高圧トランスT1の一次巻線l1を
通ってコンデンサC1に流れ込む為、瞬間的に高圧トラ
ンスT1は駆動された動作となる。
Vcの場合(即ち、Vaの立上がり時間に対してVb,
Vcの立上がり時間が遅い場合) この場合は、電源電圧Vbからの電力供給がないのでト
ランジスタTr2の動作に係わらずトランジスタTr1
はOFF状態である。しかしながら、電源電圧Vaが立
上がった瞬間にVaからの電流は抵抗R1を通ってコン
デンサC2、及び、高圧トランスT1の一次巻線l1を
通ってコンデンサC1に流れ込む為、瞬間的に高圧トラ
ンスT1は駆動された動作となる。
【0010】これによって、回生巻線l2には図中の矢
印の方向の電流が流れ、トランジスタTr1をONさ
せ、一次巻線l1の電流を増大、回生巻線l2からの電
流も増えるため、トランジスタTr1の電流は更に増加
する。これによって更に回生巻線l2からの電流は増加
するが、一次巻線l1の電流は電源電圧Vaと抵抗R1
とによって決る電流値に達したところで飽和する。これ
によって、回生巻線l2からの電流は低下し、トランジ
スタTr1はOFF状態に切換わる。
印の方向の電流が流れ、トランジスタTr1をONさ
せ、一次巻線l1の電流を増大、回生巻線l2からの電
流も増えるため、トランジスタTr1の電流は更に増加
する。これによって更に回生巻線l2からの電流は増加
するが、一次巻線l1の電流は電源電圧Vaと抵抗R1
とによって決る電流値に達したところで飽和する。これ
によって、回生巻線l2からの電流は低下し、トランジ
スタTr1はOFF状態に切換わる。
【0011】トランジスタTr1がOFFすると、一次
巻線l1とコンデンサC1との共振により、フライバッ
ク電圧がトランジスタTr1のコレクタ端に発生し、同
時に出力端3にはマイナス高電圧が発生する。一次巻線
l1とコンデンサC1とは共振状態にあるため、一次巻
線l1からコンデンサC1への充電、コンデンサC1か
ら一次巻線l1への放電が繰返され、これによって回生
巻線l2からの電流によってトランジスタTr1がON
/OFFする。この結果、出力端3には電源電圧Vb,
Vcが立上がり、PWM制御回路1が正常に動作するま
での一時的な期間、高圧出力が発生することがあった。
巻線l1とコンデンサC1との共振により、フライバッ
ク電圧がトランジスタTr1のコレクタ端に発生し、同
時に出力端3にはマイナス高電圧が発生する。一次巻線
l1とコンデンサC1とは共振状態にあるため、一次巻
線l1からコンデンサC1への充電、コンデンサC1か
ら一次巻線l1への放電が繰返され、これによって回生
巻線l2からの電流によってトランジスタTr1がON
/OFFする。この結果、出力端3には電源電圧Vb,
Vcが立上がり、PWM制御回路1が正常に動作するま
での一時的な期間、高圧出力が発生することがあった。
【0012】2)各電源の立上がり時間がVa=Vb<
Vcの場合(Vcだけが遅い場合) この場合は、電源電圧Vcが立上がり、PWM制御回路
1が動作を始めるまでの間、トランジスタTr1のベー
ス電流の供給が電源電圧Vbから行われるため、トラン
ジスタTr1は常にON状態にあり、電源電圧Vaから
の電力は抵抗R1、高圧トランスT1の一次巻線l1、
トランジスタTr1を通ってグランドに流れ込む。通
常、抵抗R1はコンデンサC2への電力の供給が充分間
に合うように小さな値に設定されているので、電源電圧
Vcが何等かの事由によって立上がらなかった場合は、
上記抵抗R1が電力オーバーにより破損したり、一次巻
線l1が焼損したりする場合があった。
Vcの場合(Vcだけが遅い場合) この場合は、電源電圧Vcが立上がり、PWM制御回路
1が動作を始めるまでの間、トランジスタTr1のベー
ス電流の供給が電源電圧Vbから行われるため、トラン
ジスタTr1は常にON状態にあり、電源電圧Vaから
の電力は抵抗R1、高圧トランスT1の一次巻線l1、
トランジスタTr1を通ってグランドに流れ込む。通
常、抵抗R1はコンデンサC2への電力の供給が充分間
に合うように小さな値に設定されているので、電源電圧
Vcが何等かの事由によって立上がらなかった場合は、
上記抵抗R1が電力オーバーにより破損したり、一次巻
線l1が焼損したりする場合があった。
【0013】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、所望としない高圧出力の発生を防ぐこ
とができ、また回路の破壊などの不具合の発生を防ぐこ
とができる高圧電源装置を提供することにある。
で、その目的は、所望としない高圧出力の発生を防ぐこ
とができ、また回路の破壊などの不具合の発生を防ぐこ
とができる高圧電源装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、高圧トランスを駆動する駆動電力を供給
する低電圧電源と、この低電圧電源からの電力供給を受
けてその高圧トランスを駆動する駆動回路を制御する制
御回路(高圧電源制御回路)と、この制御回路への電力
供給を行う電力供給回路と、その制御回路に電力を供給
するもう一つの追加の低電圧電源(第2の電源供給手
段)とを有し、追加の低電圧電源からの電力供給が所定
の電圧に達した時、若しくは、所定の電圧近傍に達した
時には、追加の電圧電源からの制御回路への電力供給を
停止するよう構成されている。
め、本発明は、高圧トランスを駆動する駆動電力を供給
する低電圧電源と、この低電圧電源からの電力供給を受
けてその高圧トランスを駆動する駆動回路を制御する制
御回路(高圧電源制御回路)と、この制御回路への電力
供給を行う電力供給回路と、その制御回路に電力を供給
するもう一つの追加の低電圧電源(第2の電源供給手
段)とを有し、追加の低電圧電源からの電力供給が所定
の電圧に達した時、若しくは、所定の電圧近傍に達した
時には、追加の電圧電源からの制御回路への電力供給を
停止するよう構成されている。
【0015】本発明は、この構成により、高圧トランス
の駆動電圧が立上がる時は追加の低電圧電源から常に制
御回路の電源が供給されているので、所望としない高圧
出力の発生を防ぐことができ、また何等かの事由により
高圧電源制御回路の電源が供給されない場合でも追加の
電圧電源からの電力供給により高圧電源制御回路の動作
が保証されるので、回路の破壊などの不具合の発生を防
止できる。
の駆動電圧が立上がる時は追加の低電圧電源から常に制
御回路の電源が供給されているので、所望としない高圧
出力の発生を防ぐことができ、また何等かの事由により
高圧電源制御回路の電源が供給されない場合でも追加の
電圧電源からの電力供給により高圧電源制御回路の動作
が保証されるので、回路の破壊などの不具合の発生を防
止できる。
【0016】更に詳細には、本発明の高圧電源装置は、
低圧の交流信号を高圧の交流信号に増幅するトランスを
含む増幅手段と、該増幅手段に低圧の交流信号を入力す
る駆動手段と、前記増幅手段からの出力が所望の電圧、
若しくは、電流と成るよう前記駆動手段を制御する制御
手段と、前記駆動手段に電力を供給する第1の電力供給
手段と、該第1の電力供給手段からの電力供給を受けて
前記制御手段への電力供給を行う第2の電力供給手段
と、前記制御手段に電力供給を行う第3の電力供給手段
とを有し、前記第2の電力供給手段は前記第3の電力供
給手段からの電力供給が所定の電圧に達した時、若しく
は、所定の電圧近傍に達した時に、前記制御手段への電
力供給を停止するよう構成されていることを特徴とす
る。
低圧の交流信号を高圧の交流信号に増幅するトランスを
含む増幅手段と、該増幅手段に低圧の交流信号を入力す
る駆動手段と、前記増幅手段からの出力が所望の電圧、
若しくは、電流と成るよう前記駆動手段を制御する制御
手段と、前記駆動手段に電力を供給する第1の電力供給
手段と、該第1の電力供給手段からの電力供給を受けて
前記制御手段への電力供給を行う第2の電力供給手段
と、前記制御手段に電力供給を行う第3の電力供給手段
とを有し、前記第2の電力供給手段は前記第3の電力供
給手段からの電力供給が所定の電圧に達した時、若しく
は、所定の電圧近傍に達した時に、前記制御手段への電
力供給を停止するよう構成されていることを特徴とす
る。
【0017】本発明はその好適な実施形態として前記第
2の電力供給手段は、前記第1の電力供給手段からの電
力がコレクタに供給されるトランジスタと、該トランジ
スタのベースにその一端が接続され、その他端が前記第
1の電力供給手段につながれた第1の抵抗と、前記トラ
ンジスタのベースとグランド間に接続するツェナダイオ
ードと、前記トランジスタのエミッタとグランド間に接
続する第2の抵抗と、前記トランジスタのエミッタに接
続して前記制御手段へ電力を出力するダイオードとを有
することを特徴とすることができる。
2の電力供給手段は、前記第1の電力供給手段からの電
力がコレクタに供給されるトランジスタと、該トランジ
スタのベースにその一端が接続され、その他端が前記第
1の電力供給手段につながれた第1の抵抗と、前記トラ
ンジスタのベースとグランド間に接続するツェナダイオ
ードと、前記トランジスタのエミッタとグランド間に接
続する第2の抵抗と、前記トランジスタのエミッタに接
続して前記制御手段へ電力を出力するダイオードとを有
することを特徴とすることができる。
【0018】前記第3の電力供給手段の電源電圧V3が
前記第1の電力供給手段の電源電圧V1よりも遅れて立
上がった場合には、前記電源電圧V3の電源ラインへの
前記第2の電力供給手段からの電源電圧V2の電力供給
は、その立上がってきた電源電圧V3が前記ツェナ電圧
Vzに達するまで行われ、該電源電圧V3がツェナ電圧
Vzを越えると前記ダイオードの作用によって前記第2
の電力供給手段からの電力供給は中止される。
前記第1の電力供給手段の電源電圧V1よりも遅れて立
上がった場合には、前記電源電圧V3の電源ラインへの
前記第2の電力供給手段からの電源電圧V2の電力供給
は、その立上がってきた電源電圧V3が前記ツェナ電圧
Vzに達するまで行われ、該電源電圧V3がツェナ電圧
Vzを越えると前記ダイオードの作用によって前記第2
の電力供給手段からの電力供給は中止される。
【0019】そして、前記制御手段は、前記第3の電力
供給手段と前記第2の電力供給手段とに接続し高圧出力
を制御するためのPWM信号を出力するPWM制御回路
と、前記第3の電力供給手段と前記第2の電力供給手段
とに接続し前記PWM制御回路の前記PWM信号を増幅
し反転して前記駆動手段に出力する電流増幅器兼信号反
転回路とを有することを特徴とすることができる。前記
電流増幅器兼信号反転回路はトランジスタと、前記第3
の電流供給手段と接続する抵抗とからなることを特徴と
するができる。
供給手段と前記第2の電力供給手段とに接続し高圧出力
を制御するためのPWM信号を出力するPWM制御回路
と、前記第3の電力供給手段と前記第2の電力供給手段
とに接続し前記PWM制御回路の前記PWM信号を増幅
し反転して前記駆動手段に出力する電流増幅器兼信号反
転回路とを有することを特徴とすることができる。前記
電流増幅器兼信号反転回路はトランジスタと、前記第3
の電流供給手段と接続する抵抗とからなることを特徴と
するができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態における回路構
成例を示す。本図の装置は図3のような高圧電源装置の
制御回路(PWM制御回路1および/または電流増幅器
兼信号反転回路2)の電源ラインに接続する追加の低電
圧電源4であり、例えば外部から入力する電源電圧Vc
が予期せぬ事由により供給されなかったり、その電源電
圧Vcの立上がりが電源電圧Vbよりも遅れた場合に、
電源電圧Vd(即ちVa)からの電力供給によって電源
電圧Vcを補うことができる。
成例を示す。本図の装置は図3のような高圧電源装置の
制御回路(PWM制御回路1および/または電流増幅器
兼信号反転回路2)の電源ラインに接続する追加の低電
圧電源4であり、例えば外部から入力する電源電圧Vc
が予期せぬ事由により供給されなかったり、その電源電
圧Vcの立上がりが電源電圧Vbよりも遅れた場合に、
電源電圧Vd(即ちVa)からの電力供給によって電源
電圧Vcを補うことができる。
【0022】図1の構成を説明すると、トランジスタT
r11のコレクタに電源電圧Vaが接続し、そのベース
とコレクタ間に抵抗R11が接続し、そのベースとグラ
ンド間にツェナダイオードZD11が接続している。ま
た、そのトランジスタTr11のエミッタにはダイオー
ドD11と一端が続地の抵抗R12とが並列接続してい
る。ダイオードD11から出力する電源電圧Vdは、図
3の電源電圧Vcの電源ラインおよび/または電源電圧
Vbの電源ラインに接続している。
r11のコレクタに電源電圧Vaが接続し、そのベース
とコレクタ間に抵抗R11が接続し、そのベースとグラ
ンド間にツェナダイオードZD11が接続している。ま
た、そのトランジスタTr11のエミッタにはダイオー
ドD11と一端が続地の抵抗R12とが並列接続してい
る。ダイオードD11から出力する電源電圧Vdは、図
3の電源電圧Vcの電源ラインおよび/または電源電圧
Vbの電源ラインに接続している。
【0023】図1の構成において、電源電圧Vaが立上
がり始めると、トランジスタTr11のベース端に抵抗
R11を介して電流が供給される。これによってトラン
ジスタTr11は能動状態、更には、ON状態となり、
トランジスタTr11のエミッタ抵抗R12に電流が供
給される。この電流によってトランジスタTr11のエ
ミッタ端には電源電圧VaからトランジスタTr11の
ベース=エミッタ間電圧VBE分低下した電圧が発生す
る。この電圧をダイオードD11を介して電源電圧Vd
として供給するように構成している。
がり始めると、トランジスタTr11のベース端に抵抗
R11を介して電流が供給される。これによってトラン
ジスタTr11は能動状態、更には、ON状態となり、
トランジスタTr11のエミッタ抵抗R12に電流が供
給される。この電流によってトランジスタTr11のエ
ミッタ端には電源電圧VaからトランジスタTr11の
ベース=エミッタ間電圧VBE分低下した電圧が発生す
る。この電圧をダイオードD11を介して電源電圧Vd
として供給するように構成している。
【0024】ここで、トランジスタのベース=エミッタ
間電圧VBEは通常0.7[V]程度と小さいために、ほ
ぼ無視することができ、この電源電圧Vdを図3の電源
電圧Vcおよび/または電源電圧Vbの電源ラインに接
続すれば、電源電圧Vc,Vbは電源電圧Vaの立上が
りと同時に立上がる電源となる。
間電圧VBEは通常0.7[V]程度と小さいために、ほ
ぼ無視することができ、この電源電圧Vdを図3の電源
電圧Vcおよび/または電源電圧Vbの電源ラインに接
続すれば、電源電圧Vc,Vbは電源電圧Vaの立上が
りと同時に立上がる電源となる。
【0025】ところで、トランジスタTr11のベース
に接続されたツェナダイオードZD11はそのツェナ電
圧Vzが供給されるべき電源電圧Vb,Vcよりも低い
電圧のものが選ばれており、これによって、出力される
電源電圧Vdは最大値で上記ツェナ電圧Vzで抑えられ
るようになっている。従って、電源電圧Vb,Vcが電
源電圧Vaよりも遅れて立上がった場合には、電源電圧
Vb,Vcの電源ラインへの電源電圧Vdからの電力供
給は、その立上がってきた電源電圧Vb,Vcが上記ツ
ェナ電圧Vzに達するまで行われ、ツェナ電圧Vzを越
えるとダイオードD11の作用によってその電力供給は
ストップされる。
に接続されたツェナダイオードZD11はそのツェナ電
圧Vzが供給されるべき電源電圧Vb,Vcよりも低い
電圧のものが選ばれており、これによって、出力される
電源電圧Vdは最大値で上記ツェナ電圧Vzで抑えられ
るようになっている。従って、電源電圧Vb,Vcが電
源電圧Vaよりも遅れて立上がった場合には、電源電圧
Vb,Vcの電源ラインへの電源電圧Vdからの電力供
給は、その立上がってきた電源電圧Vb,Vcが上記ツ
ェナ電圧Vzに達するまで行われ、ツェナ電圧Vzを越
えるとダイオードD11の作用によってその電力供給は
ストップされる。
【0026】この立上がりの様子を示したのが図2であ
る。本図に示すように電源電圧Vaが先ず立上がり始め
ると電源電圧Vdも同様に立上がり始める。この電源電
圧Va,Vdが上記ツェナ電圧Vzに達すると電源電圧
Vdはこのツェナ電圧Vzに維持される。続いて、遅れ
て立上がり始めた電源電圧Vb,Vcが上記ツェナ電圧
Vzに達すると、電源電圧Vdの電力供給は停止され、
立上がってきた電源電圧Vb,Vcからの電力供給に切
換わり、電圧はその電源電圧Vb,Vcの増加に合わせ
上昇する。
る。本図に示すように電源電圧Vaが先ず立上がり始め
ると電源電圧Vdも同様に立上がり始める。この電源電
圧Va,Vdが上記ツェナ電圧Vzに達すると電源電圧
Vdはこのツェナ電圧Vzに維持される。続いて、遅れ
て立上がり始めた電源電圧Vb,Vcが上記ツェナ電圧
Vzに達すると、電源電圧Vdの電力供給は停止され、
立上がってきた電源電圧Vb,Vcからの電力供給に切
換わり、電圧はその電源電圧Vb,Vcの増加に合わせ
上昇する。
【0027】以上説明したような電源供給の補助回路
(追加の低電圧電源)を高圧電源装置に設けることによ
って、トランスT1を駆動するパワー系の電源供給が立
上がると同時に,電源制御系の電力供給を常に行うこと
ができるので、予期しえない事由による電源供給タイミ
ングのずれによって起きる高圧電源装置の異常出力や回
路破損を防止することができる。
(追加の低電圧電源)を高圧電源装置に設けることによ
って、トランスT1を駆動するパワー系の電源供給が立
上がると同時に,電源制御系の電力供給を常に行うこと
ができるので、予期しえない事由による電源供給タイミ
ングのずれによって起きる高圧電源装置の異常出力や回
路破損を防止することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を得ることができる。
以下の効果を得ることができる。
【0029】(1)トランスの駆動電圧が立上がる時は
常に高圧電源制御回路の電源が供給されているので、所
望としない高圧出力の発生を防ぐことができる。
常に高圧電源制御回路の電源が供給されているので、所
望としない高圧出力の発生を防ぐことができる。
【0030】(2)何等かの事由により制御回路の電源
が供給されない場合でも駆動電圧からの電力供給により
制御回路の動作が保証されるので、回路の破壊などの不
具合の発生を防ぐことができる。
が供給されない場合でも駆動電圧からの電力供給により
制御回路の動作が保証されるので、回路の破壊などの不
具合の発生を防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施形態の回路構成例を示す回路図
である。
である。
【図2】本発明の一実施形態の回路動作を示す特性図で
ある。
ある。
【図3】従来の回路構成を示す回路図である。
1 PWM制御回路 2 電流増幅器兼信号反転回路 3 出力端 4 追加の低電圧電源(第2の電力供給回路) l1 一次巻線 I2 回生巻線 l3 高圧巻線 Va,Vb,Vc,Vd 電源電圧 Tr1,Tr1,Tr11 トランジスタ C1,C2,C3 コンデンサ R1,R2,R3,R4,R5,R11,R12 抵抗 D1,D2,D11 ダイオード ZD11 ツェナダイオード T1 高圧トランス
Claims (6)
- 【請求項1】 低圧の交流信号を高圧の交流信号に増幅
するトランスを含む増幅手段と、 該増幅手段に低圧の交流信号を入力する駆動手段と、 前記増幅手段からの出力が所望の電圧、若しくは、電流
と成るよう前記駆動手段を制御する制御手段と、 前記駆動手段に電力を供給する第1の電力供給手段と、 該第1の電力供給手段からの電力供給を受けて前記制御
手段への電力供給を行う第2の電力供給手段と、 前記制御手段に電力供給を行う第3の電力供給手段とを
有し、 前記第2の電力供給手段は前記第3の電力供給手段から
の電力供給が所定の電圧に達した時、若しくは、所定の
電圧近傍に達した時に、前記制御手段への電力供給を停
止するよう構成されていることを特徴とする高圧電源装
置。 - 【請求項2】 前記第2の電力供給手段は、 前記第1の電力供給手段からの電力がコレクタに供給さ
れるトランジスタと、 該トランジスタのベースにその一端が接続され、その他
端が前記第1の電力供給手段につながれた第1の抵抗
と、 前記トランジスタのベースとグランド間に接続するツェ
ナダイオードと、 前記トランジスタのエミッタとグランド間に接続する第
2の抵抗と、 前記トランジスタのエミッタに接続して前記制御手段へ
電力を出力するダイオードとを有することを特徴とする
請求項1に記載の高圧電源装置。 - 【請求項3】 前記第3の電力供給手段の電源電圧V3
が前記第1の電力供給手段の電源電圧V1よりも遅れて
立上がった場合には、前記電源電圧V3の電源ラインへ
の前記第2の電力供給手段からの電源電圧V2の電力供
給は、その立上がってきた電源電圧V3が前記ツェナ電
圧Vzに達するまで行われ、該電源電圧V3がツェナ電
圧Vzを越えると前記ダイオードの作用によって前記第
2の電力供給手段からの電力供給は中止されることを特
徴とする請求項2に記載の高圧電源装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、 前記第3の電力供給手段と前記第2の電力供給手段とに
接続し高圧出力を制御するためのPWM信号を出力する
PWM制御回路と、 前記第3の電力供給手段と前記第2の電力供給手段とに
接続し前記PWM制御回路の前記PWM信号を増幅し反
転して前記駆動手段に出力する電流増幅器兼信号反転回
路とを有することを特徴とする請求項1ないし3のいず
れかに記載の高圧電源装置。 - 【請求項5】 前記電流増幅器兼信号反転回路はトラン
ジスタと、前記第3の電流供給手段と接続する抵抗とか
らなることを特徴とする請求項4に記載の高圧電源装
置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の高
圧電源装置は、電子写真方式の記録装置の高圧電源装置
であることを特徴とする高圧電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347653A JPH10191558A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 高圧電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8347653A JPH10191558A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 高圧電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10191558A true JPH10191558A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18391678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8347653A Pending JPH10191558A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 高圧電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10191558A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003047239A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-14 | Canon Inc | 電源装置 |
CN106685227A (zh) * | 2015-11-05 | 2017-05-17 | 中国船舶重工集团公司第七二三研究所 | 一种高电压输入两路输出高功率密度阵面电源 |
CN113687683A (zh) * | 2021-09-06 | 2021-11-23 | 武汉职业技术学院 | 一种预稳压电路 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP8347653A patent/JPH10191558A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003047239A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-14 | Canon Inc | 電源装置 |
JP4652629B2 (ja) * | 2001-08-01 | 2011-03-16 | キヤノン株式会社 | 電源装置 |
CN106685227A (zh) * | 2015-11-05 | 2017-05-17 | 中国船舶重工集团公司第七二三研究所 | 一种高电压输入两路输出高功率密度阵面电源 |
CN106685227B (zh) * | 2015-11-05 | 2019-04-16 | 中国船舶重工集团公司第七二三研究所 | 一种高电压输入两路输出高功率密度阵面电源 |
CN113687683A (zh) * | 2021-09-06 | 2021-11-23 | 武汉职业技术学院 | 一种预稳压电路 |
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