JPH1039082A - 原子炉出力監視装置 - Google Patents
原子炉出力監視装置Info
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- JPH1039082A JPH1039082A JP8189549A JP18954996A JPH1039082A JP H1039082 A JPH1039082 A JP H1039082A JP 8189549 A JP8189549 A JP 8189549A JP 18954996 A JP18954996 A JP 18954996A JP H1039082 A JPH1039082 A JP H1039082A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 APRMをR/B内に配置したシステム構成
でありながら耐環境性、高信頼性、高速伝送といった要
求を満足できるようにすること。 【解決手段】原子炉内に設置された複数のLPRM検出
器1からの出力信号であるLPRM検出器信号をもとに
原子炉出力を監視する原子炉出力監視装置であり、区分
間の電気的・物理的分離と独立要求を満足し、かつ、プ
ラント非常状態であっても最高温度が原子炉建屋内で非
常状態の温度管理が規定されているエリアのうちの最低
温度であるエリアにAPRM3を分散配置し、中央制御
室にAPRM3からのデータ信号を受け取り他システム
へのデータ伝送を司るAPRMインターフェース部5を
配置する。
でありながら耐環境性、高信頼性、高速伝送といった要
求を満足できるようにすること。 【解決手段】原子炉内に設置された複数のLPRM検出
器1からの出力信号であるLPRM検出器信号をもとに
原子炉出力を監視する原子炉出力監視装置であり、区分
間の電気的・物理的分離と独立要求を満足し、かつ、プ
ラント非常状態であっても最高温度が原子炉建屋内で非
常状態の温度管理が規定されているエリアのうちの最低
温度であるエリアにAPRM3を分散配置し、中央制御
室にAPRM3からのデータ信号を受け取り他システム
へのデータ伝送を司るAPRMインターフェース部5を
配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子炉の
原子炉出力監視装置に関する。
原子炉出力監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型軽水炉の原子炉出力監視装置
は、炉心の平均出力の計測、局部出力の計測を行うとと
もに、決められた設定値を出力が超えた場合に、トリッ
プ信号を原子炉緊急停止系に発する。
は、炉心の平均出力の計測、局部出力の計測を行うとと
もに、決められた設定値を出力が超えた場合に、トリッ
プ信号を原子炉緊急停止系に発する。
【0003】図10に示すように、原子炉内に設置され
た複数の核分裂電離箱(LPRM検出器)からの出力信
号(LPRM検出器信号)がメタルケーブル2を介して
平均出力演算等を行う信号処理部(APRM)3へ入力
される。APRM3は、原子炉建屋(R/B)から分離
された中央制御室(中操)に配置されていて、原子炉出
力を監視する上で必要な各種の処理、例えばLPRM検
出器信号読取り、LPRM検出器信号を取り込むための
マルチプレクシング、LPRM検出器信号等のA/D変
換、LPRM検出器信号のディジタルフィルタリング、
LPRM信号を用いた平均出力演算等を行う部分であ
る。
た複数の核分裂電離箱(LPRM検出器)からの出力信
号(LPRM検出器信号)がメタルケーブル2を介して
平均出力演算等を行う信号処理部(APRM)3へ入力
される。APRM3は、原子炉建屋(R/B)から分離
された中央制御室(中操)に配置されていて、原子炉出
力を監視する上で必要な各種の処理、例えばLPRM検
出器信号読取り、LPRM検出器信号を取り込むための
マルチプレクシング、LPRM検出器信号等のA/D変
換、LPRM検出器信号のディジタルフィルタリング、
LPRM信号を用いた平均出力演算等を行う部分であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来は
APRM3が中操に配置されていたため、LPRM検出
器数に相当する数のメタルケーブル2がR/Bから中操
の中央制御室にかけて設置されていた。また、APRM
3は複数のユニットで構成されていることから中央制御
室に相応の設置スペースが必要であった。上記課題は、
単純にAPRM3をR/Bに移動することだけでは解決
できない。R/B内は中央制御室に比べて環境条件が厳
しく、特に非常状態の場合は非常に厳しい環境となるこ
とが予想される。さらに、APRM3のトリップ判定機
能やバイパス機能はプラントの安全に関わる重要な機能
であり高信頼性が要求され、またAPRM3の信号処理
の中には高速応答が要求される処理も含まれているので
高速伝送が可能でなければならない。したがって、AP
RM3をR/B内に設置するためには、これらの課題を
解決しなければならない。
APRM3が中操に配置されていたため、LPRM検出
器数に相当する数のメタルケーブル2がR/Bから中操
の中央制御室にかけて設置されていた。また、APRM
3は複数のユニットで構成されていることから中央制御
室に相応の設置スペースが必要であった。上記課題は、
単純にAPRM3をR/Bに移動することだけでは解決
できない。R/B内は中央制御室に比べて環境条件が厳
しく、特に非常状態の場合は非常に厳しい環境となるこ
とが予想される。さらに、APRM3のトリップ判定機
能やバイパス機能はプラントの安全に関わる重要な機能
であり高信頼性が要求され、またAPRM3の信号処理
の中には高速応答が要求される処理も含まれているので
高速伝送が可能でなければならない。したがって、AP
RM3をR/B内に設置するためには、これらの課題を
解決しなければならない。
【0005】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、APRMをR/B内に配置しても耐環境
性、高信頼性、高速伝送といった要求を満足することが
でき、R/Bから中央制御室までのケーブル本数を削減
するとともに、中央制御室のスペース削減を図ることが
できる原子炉出力監視装置を提供することを目的とす
る。
れたもので、APRMをR/B内に配置しても耐環境
性、高信頼性、高速伝送といった要求を満足することが
でき、R/Bから中央制御室までのケーブル本数を削減
するとともに、中央制御室のスペース削減を図ることが
できる原子炉出力監視装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような手段を講じた。原子炉内に設
置された複数のLPRM検出器からの出力信号をもと
に、原子炉出力を求めるための原子炉出力監視装置にお
いて、区分間の電気的・物理的分離と独立要求を満足し
かつ、プラント非常状態であっても最高温度が、原子炉
建屋内で非常状態の温度管理が規定されているエリアの
うちの最低温度である原子炉建屋内のエリアに、LPR
M検出器信号と原子炉炉心流量(又は再循環流量)の読
みとり、マルチプレクシング、A/D変換、ディジタル
フィルタリング、平均出力演算および中央制御室へのデ
ータ伝送を行う信号処理部(APRM)を分散配置し、
中央制御室にAPRMからのデータ信号を受け取り他シ
ステムへのデータ伝送を司る伝送処理部(APRM−I
/F)を配置する。
成するために以下のような手段を講じた。原子炉内に設
置された複数のLPRM検出器からの出力信号をもと
に、原子炉出力を求めるための原子炉出力監視装置にお
いて、区分間の電気的・物理的分離と独立要求を満足し
かつ、プラント非常状態であっても最高温度が、原子炉
建屋内で非常状態の温度管理が規定されているエリアの
うちの最低温度である原子炉建屋内のエリアに、LPR
M検出器信号と原子炉炉心流量(又は再循環流量)の読
みとり、マルチプレクシング、A/D変換、ディジタル
フィルタリング、平均出力演算および中央制御室へのデ
ータ伝送を行う信号処理部(APRM)を分散配置し、
中央制御室にAPRMからのデータ信号を受け取り他シ
ステムへのデータ伝送を司る伝送処理部(APRM−I
/F)を配置する。
【0007】APRMを設置するエリアは、最高温度が
40℃以下に管理されているエリアを使用する。APR
Mは、中操よりも温度条件が高いR/B内に設置するた
め、APRM装内の温度上昇を最小に抑えることを目的
に、発熱量の多いLPRM検出器印加用の電源(HVP
S)をAPRMとは別設置とし、且つ、設置スペースを
抑えるため、APRMを1つのユニットにして、温度に
対する信頼性を向上させつつ設置スペースを抑えること
とした。
40℃以下に管理されているエリアを使用する。APR
Mは、中操よりも温度条件が高いR/B内に設置するた
め、APRM装内の温度上昇を最小に抑えることを目的
に、発熱量の多いLPRM検出器印加用の電源(HVP
S)をAPRMとは別設置とし、且つ、設置スペースを
抑えるため、APRMを1つのユニットにして、温度に
対する信頼性を向上させつつ設置スペースを抑えること
とした。
【0008】原子炉トリップに関わる設定値(例えば、
中性子束高、熱出力高や炉心流量急減)をAPRMに保
存し、原子炉トリップ演算をAPRM内でクローズして
行い、トリップ演算までの処理にシリアルデータ伝送を
介在させない様にし、回路を簡略化することにより信頼
性を向上させる。
中性子束高、熱出力高や炉心流量急減)をAPRMに保
存し、原子炉トリップ演算をAPRM内でクローズして
行い、トリップ演算までの処理にシリアルデータ伝送を
介在させない様にし、回路を簡略化することにより信頼
性を向上させる。
【0009】原子炉トリップに関わる設定値(例えば、
中性子束高、熱出力高や炉心流量急減)をAPRM−I
/Fに保存し、原子炉トリップ演算をAPRM−I/F
内で行うこととし、設定値変更管理は中操でのみ行うこ
とにより管理機能を強化する。
中性子束高、熱出力高や炉心流量急減)をAPRM−I
/Fに保存し、原子炉トリップ演算をAPRM−I/F
内で行うこととし、設定値変更管理は中操でのみ行うこ
とにより管理機能を強化する。
【0010】APRM〜APRM−I/F間の伝送にお
いて、原子炉トリップ信号をAPRMから他データと独
立に専用ラインでAPRM−I/Fに伝送し、APRM
−I/Fのデータ処理部を経由させずに出力すること
で、応答時間を速め、且つ、信頼性を向上させる。
いて、原子炉トリップ信号をAPRMから他データと独
立に専用ラインでAPRM−I/Fに伝送し、APRM
−I/Fのデータ処理部を経由させずに出力すること
で、応答時間を速め、且つ、信頼性を向上させる。
【0011】APRM〜APRM−I/F間の伝送にお
いて、APRMバイパス信号を、APRM−I/F内の
データ処理を経由させず他データと独立に専用ラインで
伝送し、APRM内に設定値変更のプロテクトロジック
を設け、バイパス信号が成立していないと運転員が設定
値変更をすることを許可しないようにして、信頼性を向
上させる。
いて、APRMバイパス信号を、APRM−I/F内の
データ処理を経由させず他データと独立に専用ラインで
伝送し、APRM内に設定値変更のプロテクトロジック
を設け、バイパス信号が成立していないと運転員が設定
値変更をすることを許可しないようにして、信頼性を向
上させる。
【0012】APRM〜APRM−I/F間の伝送にお
いて、原子炉モードSW信号を、APRM−I/F内の
データ処理を経由させず他データと独立に専用ラインで
伝送し、原子炉モードSWが“運転”位置の場合とそれ
以外の場合で、APRM内で中性子束高トリップ設定レ
ベルのセットアップ/セットダウンを自動的に行うロジ
ックを設け、信頼性を向上させる。
いて、原子炉モードSW信号を、APRM−I/F内の
データ処理を経由させず他データと独立に専用ラインで
伝送し、原子炉モードSWが“運転”位置の場合とそれ
以外の場合で、APRM内で中性子束高トリップ設定レ
ベルのセットアップ/セットダウンを自動的に行うロジ
ックを設け、信頼性を向上させる。
【0013】APRMにおいて、ディジタルフィルタリ
ング処理後のLPRM信号を、平均演算用のRAMと伝
送用の2ポートRAMに同時に並行して書き込み、複数
の2ボートRAMのデータを書き込み周期以内に読みと
り、シリアル変換して伝送することにより、LPRM信
号の欠損をなくし、平均処理を介さずに分散して処理す
ることにより高速伝送を可能にする。
ング処理後のLPRM信号を、平均演算用のRAMと伝
送用の2ポートRAMに同時に並行して書き込み、複数
の2ボートRAMのデータを書き込み周期以内に読みと
り、シリアル変換して伝送することにより、LPRM信
号の欠損をなくし、平均処理を介さずに分散して処理す
ることにより高速伝送を可能にする。
【0014】LPRM信号伝送用の2ポートRAMと、
LPRM信号更新周期よりは長い更新周期である平均演
算後の平均演算結果データ書き込み用のRAMとの2つ
のRAMのデータを、LPRM信号更新周期と同等以内
の周期で読みとり、データ伝送をLPRM信号と平均演
算結果をまとめて行うことにより、ケーブル本数を削減
し、且つデータ欠損をなくす。
LPRM信号更新周期よりは長い更新周期である平均演
算後の平均演算結果データ書き込み用のRAMとの2つ
のRAMのデータを、LPRM信号更新周期と同等以内
の周期で読みとり、データ伝送をLPRM信号と平均演
算結果をまとめて行うことにより、ケーブル本数を削減
し、且つデータ欠損をなくす。
【0015】APRMからAPRM−I/Fに伝送する
ため、APRM内でシリアル変換する場合に、アドレス
信号とデータ信号を1ブロックとして送り、伝送信号受
け側の装置がアドレス信号をディジタル/アナログ変換
後の出力チャンネルの選択ロジックとして処理すること
により、ソフトウェアを介さずに高速に専用信号のデー
タ受信できるようにした。
ため、APRM内でシリアル変換する場合に、アドレス
信号とデータ信号を1ブロックとして送り、伝送信号受
け側の装置がアドレス信号をディジタル/アナログ変換
後の出力チャンネルの選択ロジックとして処理すること
により、ソフトウェアを介さずに高速に専用信号のデー
タ受信できるようにした。
【0016】R/B内で保守・点検を行う際に、バイパ
ス前の設定値などの情報をバイパス信号により自動的に
記憶することで、変更した設定値などが保守・点検前の
状態に復旧されていることを、図9のフローに示す方法
で運転員が表示機能により確認できるようにする。
ス前の設定値などの情報をバイパス信号により自動的に
記憶することで、変更した設定値などが保守・点検前の
状態に復旧されていることを、図9のフローに示す方法
で運転員が表示機能により確認できるようにする。
【0017】APRM−I/Fと同じデータ受信機能
と、データをチェックしたり表示する機能や、APRM
に入力する請求項6〜8の信号の模擬信号を発生する機
能を有し、APRMのデータ機能をループで確認できる
保守・点検装置を具備する。
と、データをチェックしたり表示する機能や、APRM
に入力する請求項6〜8の信号の模擬信号を発生する機
能を有し、APRMのデータ機能をループで確認できる
保守・点検装置を具備する。
【0018】トリップ出力監視装置への出力信号は、R
/BのAPRMから専用伝送ラインで伝送した信号を中
央制御室で分岐したものとして原子炉緊急停止系への出
力と同時に出力でき、トリップ要因はAPRM−I/F
に設けた表示器により確認でき、トリップ信号とトリッ
プ出力監視装置の同時性を確保しつつ信号伝送ラインを
追加する必要のないようにした。
/BのAPRMから専用伝送ラインで伝送した信号を中
央制御室で分岐したものとして原子炉緊急停止系への出
力と同時に出力でき、トリップ要因はAPRM−I/F
に設けた表示器により確認でき、トリップ信号とトリッ
プ出力監視装置の同時性を確保しつつ信号伝送ラインを
追加する必要のないようにした。
【0019】プラント診断システムへの平均演算信号
は、データ読み込み、信号処理演算、トリップ演算、デ
ータ伝送を行うR/Bに設けたAPRMの処理周期より
も、データ読み込み、データ伝送しか行わなず負荷がA
PRMよりは軽い中央制御室のAPRM−I/Fの処理
周期を速くすることにより、データの欠損をなくす。
は、データ読み込み、信号処理演算、トリップ演算、デ
ータ伝送を行うR/Bに設けたAPRMの処理周期より
も、データ読み込み、データ伝送しか行わなず負荷がA
PRMよりは軽い中央制御室のAPRM−I/Fの処理
周期を速くすることにより、データの欠損をなくす。
【0020】他システムへの信号伝送処理部(DCF)
を2個設け、再循環流量制御系などのプラント制御系へ
の出力はAPRMより発し、記録計や指示系ヘの出力は
冗長構成としたDCFから発するようにする。
を2個設け、再循環流量制御系などのプラント制御系へ
の出力はAPRMより発し、記録計や指示系ヘの出力は
冗長構成としたDCFから発するようにする。
【0021】APRMとAPRM−I/Fとのデータ伝
送は、送信と受信を別の伝送ラインとし、APRMから
は常時信号を伝送し、APRM−I/Fからの信号はA
PRMが請求項6〜8に示したロジックが成立しない限
り受け付けず、APRM内にアクセスできないようにし
て、APRM−I/F故障時にAPRM機能が影響を受
けないようにした。
送は、送信と受信を別の伝送ラインとし、APRMから
は常時信号を伝送し、APRM−I/Fからの信号はA
PRMが請求項6〜8に示したロジックが成立しない限
り受け付けず、APRM内にアクセスできないようにし
て、APRM−I/F故障時にAPRM機能が影響を受
けないようにした。
【0022】APRM−I/FとDCFとのデータ伝送
は、送信と受信を別の伝送ラインとし、APRM−I/
Fからは常時信号を伝送し、DCFからの信号は、運転
員が確認用SW等でAPRM−I/Fを信号受け付け状
態としない限りAPRM−I/F内にアクセスできない
ようにして、DCF故障時にAPRM−I/F機能が影
響を受けないようにした。
は、送信と受信を別の伝送ラインとし、APRM−I/
Fからは常時信号を伝送し、DCFからの信号は、運転
員が確認用SW等でAPRM−I/Fを信号受け付け状
態としない限りAPRM−I/F内にアクセスできない
ようにして、DCF故障時にAPRM−I/F機能が影
響を受けないようにした。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1には本発明の原子炉出力監視装置のシ
ステム構成が示されている。R/B内に複数のAPRM
3が設置されていて、原子炉内に設置された複数のLP
RM検出器1からのLPRM検出器信号がメタルケーブ
ル2を介して接続された夫々対応するAPRM3に入力
されるようになっている。また、中操に複数のAPRM
−IF5がAPRM毎に設置されている。複数のAPR
M−IF5は、中操にAPRM3から光ファイバケーブ
ル4を介して伝送されてきたデータ信号を受取り他のシ
ステムへデータ信号を伝送する部分である。APRM−
IF5が他のシステムに応じて分配したデータ信号を他
のシステム毎に設けたDCF6で受け取り対応する他の
システムに伝送している。
て説明する。図1には本発明の原子炉出力監視装置のシ
ステム構成が示されている。R/B内に複数のAPRM
3が設置されていて、原子炉内に設置された複数のLP
RM検出器1からのLPRM検出器信号がメタルケーブ
ル2を介して接続された夫々対応するAPRM3に入力
されるようになっている。また、中操に複数のAPRM
−IF5がAPRM毎に設置されている。複数のAPR
M−IF5は、中操にAPRM3から光ファイバケーブ
ル4を介して伝送されてきたデータ信号を受取り他のシ
ステムへデータ信号を伝送する部分である。APRM−
IF5が他のシステムに応じて分配したデータ信号を他
のシステム毎に設けたDCF6で受け取り対応する他の
システムに伝送している。
【0024】図2にR/B内に設置した複数のAPRM
3の配置エリアを示している。同図に示すように、複数
のAPRM3は原子炉建屋(R/B)内で非常状態の温
度管理が規定されているエリアのうちの最低温度のエリ
アに設置する。例えば、R/B内において格納容器内雰
囲気モニタ機器設置エリアは最高温度が40℃以下に管
理されており、この場所にAPRM3を設置する。
3の配置エリアを示している。同図に示すように、複数
のAPRM3は原子炉建屋(R/B)内で非常状態の温
度管理が規定されているエリアのうちの最低温度のエリ
アに設置する。例えば、R/B内において格納容器内雰
囲気モニタ機器設置エリアは最高温度が40℃以下に管
理されており、この場所にAPRM3を設置する。
【0025】APRM3は、中操よりも温度条件が高い
R/B内に設置するため、APRM内の温度上昇を最小
に抑えるために、発熱量の多いLPRM検出器印加用の
電源(HVPS)8をAPRM3とは別に設置し、且
つ、設置スペースを抑えるためAPRM3を1つのユニ
ットにしている。
R/B内に設置するため、APRM内の温度上昇を最小
に抑えるために、発熱量の多いLPRM検出器印加用の
電源(HVPS)8をAPRM3とは別に設置し、且
つ、設置スペースを抑えるためAPRM3を1つのユニ
ットにしている。
【0026】APRM3では、メタルケーブル2を介し
て接続されたLPRM検出器1からのLPRM検出器信
号、及び原子炉炉心流量(又は再循環流量)を測定して
いる伝送器7からの流量信号をLPRM信号処理部61
で信号レベル調整してからAPRMデータ処理部32へ
渡す。APRMデータ処理部32が平均出力演算やトリ
ップ演算等の予定された各種演算を行い、その演算で得
られたデータ信号及びLPRM信号をLPRM信号伝送
処理部61から光ファイバケーブル4により中操のAP
RM−I/F5まで多重伝送する。
て接続されたLPRM検出器1からのLPRM検出器信
号、及び原子炉炉心流量(又は再循環流量)を測定して
いる伝送器7からの流量信号をLPRM信号処理部61
で信号レベル調整してからAPRMデータ処理部32へ
渡す。APRMデータ処理部32が平均出力演算やトリ
ップ演算等の予定された各種演算を行い、その演算で得
られたデータ信号及びLPRM信号をLPRM信号伝送
処理部61から光ファイバケーブル4により中操のAP
RM−I/F5まで多重伝送する。
【0027】APRM3のAPRMデータ処理部32
に、原子炉トリップに関わる設定値(中性子束高、熱出
力高や炉心流量急減)を保存し、原子炉トリップ演算を
APRM内でクローズして行う。これにより、トリップ
演算までの処理にシリアルデータ伝送を介在させない様
にすることができ、回路を簡略化することにより信頼性
を向上させることができる。
に、原子炉トリップに関わる設定値(中性子束高、熱出
力高や炉心流量急減)を保存し、原子炉トリップ演算を
APRM内でクローズして行う。これにより、トリップ
演算までの処理にシリアルデータ伝送を介在させない様
にすることができ、回路を簡略化することにより信頼性
を向上させることができる。
【0028】R/B内に設置したAPRM3でトリップ
演算を行っているので、そのトリップ演算の結果として
発生したトリップ信号は高速応答でかつ高信頼性で中操
へ伝送する必要がある。図3に示すように、R/BのA
PRM3と中操のAPRM−I/F5とを接続している
光ファイバーケーブル4をトリップ信号用光ファイバケ
ーブル11と他データ信号用光ファイバケーブル21と
で構成する。APRM3でトリップ処理を行い、トリッ
プ信号を他データ信号用光ファイバケーブル21と独立
に専用のトリップ信号用光ファイバケーブル11で中操
のAPRM−I/F5へ伝送する。APRM−I/F5
では、トリップ信号用光ファイバケーブル11で送られ
てくるトリップ信号はAPRM−I/F5のデータ処理
部23を経由させずに、光/電気変換部12を経由しデ
ィジタル信号出力部14より出力させる。
演算を行っているので、そのトリップ演算の結果として
発生したトリップ信号は高速応答でかつ高信頼性で中操
へ伝送する必要がある。図3に示すように、R/BのA
PRM3と中操のAPRM−I/F5とを接続している
光ファイバーケーブル4をトリップ信号用光ファイバケ
ーブル11と他データ信号用光ファイバケーブル21と
で構成する。APRM3でトリップ処理を行い、トリッ
プ信号を他データ信号用光ファイバケーブル21と独立
に専用のトリップ信号用光ファイバケーブル11で中操
のAPRM−I/F5へ伝送する。APRM−I/F5
では、トリップ信号用光ファイバケーブル11で送られ
てくるトリップ信号はAPRM−I/F5のデータ処理
部23を経由させずに、光/電気変換部12を経由しデ
ィジタル信号出力部14より出力させる。
【0029】APRM3では平均出力演算等で使用可能
なLPRM信号数が所定値以下になった場合、又は保守
等のために一時使用を停止するような場合に、そのAP
RM3にAPRMバイパス信号を与える。このAPRM
バイパス信号もトリップ信号と同様に専用ラインを使用
する構成にすることができる。図4に示すように、AP
RM−I/F5のデータ処理部23を経由させずにディ
ジタル信号入力部35から電気/光変換部34、バイパ
ス信号用光ファイバケーブル31を通してAPRM3へ
伝送する。APRM3の光/電気変換部33を通り、A
PRMデータ処理部32に入力される。
なLPRM信号数が所定値以下になった場合、又は保守
等のために一時使用を停止するような場合に、そのAP
RM3にAPRMバイパス信号を与える。このAPRM
バイパス信号もトリップ信号と同様に専用ラインを使用
する構成にすることができる。図4に示すように、AP
RM−I/F5のデータ処理部23を経由させずにディ
ジタル信号入力部35から電気/光変換部34、バイパ
ス信号用光ファイバケーブル31を通してAPRM3へ
伝送する。APRM3の光/電気変換部33を通り、A
PRMデータ処理部32に入力される。
【0030】ここで、図4に示すロジックによりAPR
M−I/F5のデータ処理部23が誤動作してもAPR
M3に保存している設定値の変更をプロテクトできるよ
うになっている。すなわち、APRM3のAPRMデー
タ処理部32にAPRM−I/F5のデータ処理部23
からデータ信号用光ファイバケーブル21を介して誤っ
て設定値の変更を許可する信号が入ってきても、バイパ
ス信号が成立していないと運転員が設定値変更をするこ
とを許可しないようにしている。
M−I/F5のデータ処理部23が誤動作してもAPR
M3に保存している設定値の変更をプロテクトできるよ
うになっている。すなわち、APRM3のAPRMデー
タ処理部32にAPRM−I/F5のデータ処理部23
からデータ信号用光ファイバケーブル21を介して誤っ
て設定値の変更を許可する信号が入ってきても、バイパ
ス信号が成立していないと運転員が設定値変更をするこ
とを許可しないようにしている。
【0031】APRM3のAPRMデータ処理部32
は、中性子束高トリップ設定レベルのセットアップ/セ
ットダウンを原子炉モードSW信号を使用して自動的に
行える様にしている。APRMバイパス信号と同様に、
原子炉モードSW信号を他データから独立した専用ライ
ンで伝送し、APRM3において原子炉モードSWが
“運転”位置の場合とそれ以外の場合とで中性子束高ト
リップ設定レベルをセットアップ/セットダウンする。
図5に示すように、原子炉モードSW信号をAPRM−
I/F5のデータ処理部23を経由させずにディジタル
信号入力部54から電気/光変換部52、バイパス信号
用光ファイバケーブル51を通してAPRM3へ送り、
APRM3で光/電気変換部53を通してAPRMデー
タ処理部32に入力される。中性子束高トリップ設定レ
ベルのセットアップ/セットダウンはこの原子炉モード
SW信号を使用して自動的に行われる。図5に示すロジ
ックによりれば、APRM−I/F5のデータ処理部2
3からの信号をAPRMデータ処理部32に原子炉モー
ドSW信号としては渡されないようにしていることか
ら、APRM−I/F5のデータ処理部23が誤動作し
ても、設定レベルが変更されることはない。
は、中性子束高トリップ設定レベルのセットアップ/セ
ットダウンを原子炉モードSW信号を使用して自動的に
行える様にしている。APRMバイパス信号と同様に、
原子炉モードSW信号を他データから独立した専用ライ
ンで伝送し、APRM3において原子炉モードSWが
“運転”位置の場合とそれ以外の場合とで中性子束高ト
リップ設定レベルをセットアップ/セットダウンする。
図5に示すように、原子炉モードSW信号をAPRM−
I/F5のデータ処理部23を経由させずにディジタル
信号入力部54から電気/光変換部52、バイパス信号
用光ファイバケーブル51を通してAPRM3へ送り、
APRM3で光/電気変換部53を通してAPRMデー
タ処理部32に入力される。中性子束高トリップ設定レ
ベルのセットアップ/セットダウンはこの原子炉モード
SW信号を使用して自動的に行われる。図5に示すロジ
ックによりれば、APRM−I/F5のデータ処理部2
3からの信号をAPRMデータ処理部32に原子炉モー
ドSW信号としては渡されないようにしていることか
ら、APRM−I/F5のデータ処理部23が誤動作し
ても、設定レベルが変更されることはない。
【0032】APRM3からLPRM検出器信号を平均
処理したデータを中操へ伝送するのとは別にAPRM3
から中操のAPRM−I/F5へ専用ラインを介してL
PRM検出器信号を平均処理を介さずに高速伝送するよ
うにする。図6に示すように、APRM3において、L
PRM信号処理部61の出力を平均演算用のRAM63
と伝送用の2ポートRAM62とに並列に書き込み、複
数の2ポートRAM62のデータを書き込み周期以内に
LPRM信号伝送処理部64で読み取る。そして、LP
RM信号伝送処理部64でLPRM検出器信号をシリア
ル変換してLPRM信号用光ファイバケーブル65を通
して光伝送する。
処理したデータを中操へ伝送するのとは別にAPRM3
から中操のAPRM−I/F5へ専用ラインを介してL
PRM検出器信号を平均処理を介さずに高速伝送するよ
うにする。図6に示すように、APRM3において、L
PRM信号処理部61の出力を平均演算用のRAM63
と伝送用の2ポートRAM62とに並列に書き込み、複
数の2ポートRAM62のデータを書き込み周期以内に
LPRM信号伝送処理部64で読み取る。そして、LP
RM信号伝送処理部64でLPRM検出器信号をシリア
ル変換してLPRM信号用光ファイバケーブル65を通
して光伝送する。
【0033】LPRM信号伝送処理部64で中操へ伝送
されるLPRM検出器信号は、平均処理を介さずに高速
伝送することから、LPRM検出器信号の欠損がなく、
かつ高速応答性も実現できる。
されるLPRM検出器信号は、平均処理を介さずに高速
伝送することから、LPRM検出器信号の欠損がなく、
かつ高速応答性も実現できる。
【0034】なお、LPRM信号伝送処理部64でシリ
アル変換を行う場合、伝送信号受け側の装置がゲートロ
ジックのみでソフトウェアを介さずにデータ受信できる
ようなデータフォーマットとする。
アル変換を行う場合、伝送信号受け側の装置がゲートロ
ジックのみでソフトウェアを介さずにデータ受信できる
ようなデータフォーマットとする。
【0035】R/B内で保守・点検を行う場合、変更し
た設定値などが保守・点検前の状態に復旧されているこ
とを確認できるようにする。例えば、R/B内で保守・
点検を行う際に、バイパス前の設定値をバイパス信号に
より自動的に記憶し、保守・点検のときに変更した設定
値が保守・点検前の状態に復旧されていることを運転員
が確認してからバイパス解除できるようにする。
た設定値などが保守・点検前の状態に復旧されているこ
とを確認できるようにする。例えば、R/B内で保守・
点検を行う際に、バイパス前の設定値をバイパス信号に
より自動的に記憶し、保守・点検のときに変更した設定
値が保守・点検前の状態に復旧されていることを運転員
が確認してからバイパス解除できるようにする。
【0036】図9のフローに示す方法で設定値の変更、
復旧を行うものとする。すなわち、中操のAPRM−I
/F5でAPRMバイパス信号を受信したら、現在AP
RM3で使用している設定値を記憶してから、現場(R
/B内)に設置されているAPRM3へAPRMバイパ
ス信号を送信する。
復旧を行うものとする。すなわち、中操のAPRM−I
/F5でAPRMバイパス信号を受信したら、現在AP
RM3で使用している設定値を記憶してから、現場(R
/B内)に設置されているAPRM3へAPRMバイパ
ス信号を送信する。
【0037】APRM3はAPRMバイパス信号を受信
するとバイパスランプを点灯させる。このバイパスラン
プの点灯を確認した作業員からキーSW「設定可」の指
示がAPRM3に与えられるので、APRM3ではキー
SW「設定可」の指示を受けてから設定値変更許可を出
力する。この設定値変更許可状態において設定値を変更
するなどして保守・点検の作業を実施することになる。
保守・点検完了後に作業員が変更した設定値を保守・点
検前の状態に設定値復旧して、キーSW「通常」の指示
をAPRM3へ与える。APRM3はキーSW「通常」
の指示を受けると、キーSW状態をAPRM−I/F5
へ伝送する。
するとバイパスランプを点灯させる。このバイパスラン
プの点灯を確認した作業員からキーSW「設定可」の指
示がAPRM3に与えられるので、APRM3ではキー
SW「設定可」の指示を受けてから設定値変更許可を出
力する。この設定値変更許可状態において設定値を変更
するなどして保守・点検の作業を実施することになる。
保守・点検完了後に作業員が変更した設定値を保守・点
検前の状態に設定値復旧して、キーSW「通常」の指示
をAPRM3へ与える。APRM3はキーSW「通常」
の指示を受けると、キーSW状態をAPRM−I/F5
へ伝送する。
【0038】APRM−I/F5では、保守・点検完了
後に復旧設定値のキーSW状態を受信すると、受信した
保守・点検完了後の復旧設定値と保守・点検開始前に記
憶した設定値とを表示部24に表示する。中操の運転員
は両設定値が一致していれば正しく設定値復旧が成され
ていると判断できる。表示部24の表示データにより設
定値が正しく復旧されていることを確認した運転員から
バイパス解除の指示を受けたAPRM−I/F5では、
APRM3に対してバイパス終了の信号を送信する。
後に復旧設定値のキーSW状態を受信すると、受信した
保守・点検完了後の復旧設定値と保守・点検開始前に記
憶した設定値とを表示部24に表示する。中操の運転員
は両設定値が一致していれば正しく設定値復旧が成され
ていると判断できる。表示部24の表示データにより設
定値が正しく復旧されていることを確認した運転員から
バイパス解除の指示を受けたAPRM−I/F5では、
APRM3に対してバイパス終了の信号を送信する。
【0039】APRM3ではバイパス終了信号を受信す
ると、バイパスランプを消灯すると共に設定値変更不許
可状態にしてから通常処理に入る。APRM−I/F5
と同じデータ受信機能と、データチェック機能と、表示
機能と、原子炉トリップ信号、APRMバイパス信号及
び原子炉モードSW信号の模擬信号を発生する機能とを
備えた保守・点検装置を構成する。この保守・点検装置
によりAPRM3のデータ送信機能をループで確認でき
るようにする。
ると、バイパスランプを消灯すると共に設定値変更不許
可状態にしてから通常処理に入る。APRM−I/F5
と同じデータ受信機能と、データチェック機能と、表示
機能と、原子炉トリップ信号、APRMバイパス信号及
び原子炉モードSW信号の模擬信号を発生する機能とを
備えた保守・点検装置を構成する。この保守・点検装置
によりAPRM3のデータ送信機能をループで確認でき
るようにする。
【0040】R/BのAPRM3から専用伝送ラインで
伝送したトリップ信号を中操で分岐し、原子炉緊急停止
系へ出力すると同時に、APRM−I/F5に設けた表
示部24に表示出力して確認できるようにする。図3に
示すように、APRM3ではトリップ処理を行い、トリ
ップ信号を他データ信号用光ファイバケーブル21から
独立させた専用のトリップ信号用光ファイバケーブル1
1で伝送する。この信号は、APRM3でトリップが発
生した場合要因の“OR”として出力され、各要因はA
PRM−I/F5の光/電気変換部22、データ処理部
23を経由し、APRM−I/F5の表示部24や、警
報出力(ANN)により確認できるようにする。これに
より、トリップ要因を中操にあるAPRM−I/F5に
設けた表示部24で確認でき、トリップ信号とトリップ
出力監視装置の同時性を確保しつつ信号伝送ラインを追
加する必要がない。
伝送したトリップ信号を中操で分岐し、原子炉緊急停止
系へ出力すると同時に、APRM−I/F5に設けた表
示部24に表示出力して確認できるようにする。図3に
示すように、APRM3ではトリップ処理を行い、トリ
ップ信号を他データ信号用光ファイバケーブル21から
独立させた専用のトリップ信号用光ファイバケーブル1
1で伝送する。この信号は、APRM3でトリップが発
生した場合要因の“OR”として出力され、各要因はA
PRM−I/F5の光/電気変換部22、データ処理部
23を経由し、APRM−I/F5の表示部24や、警
報出力(ANN)により確認できるようにする。これに
より、トリップ要因を中操にあるAPRM−I/F5に
設けた表示部24で確認でき、トリップ信号とトリップ
出力監視装置の同時性を確保しつつ信号伝送ラインを追
加する必要がない。
【0041】R/B内のAPRM3の処理周期よりも中
操のAPRM−I/F5の処理周期を速くすることによ
り、データの欠損をなくすようにする。図8に示すよう
に、中操に他システムへの信号伝送処理部(DCF)を
2個設け、再循環流量制御系(RFC)などのプラント
制御系への出力はR/B内のAPRM3より発し、記録
計や指示系ヘの出力は冗長構成としたDCFから発する
ように構成する。
操のAPRM−I/F5の処理周期を速くすることによ
り、データの欠損をなくすようにする。図8に示すよう
に、中操に他システムへの信号伝送処理部(DCF)を
2個設け、再循環流量制御系(RFC)などのプラント
制御系への出力はR/B内のAPRM3より発し、記録
計や指示系ヘの出力は冗長構成としたDCFから発する
ように構成する。
【0042】APRM3とAPRM−I/F5との間の
光多重データ伝送を送信と受信とで別の伝送ラインとす
る。そして、APRM3からはAPRM−I/F5に対
して常時信号を伝送できるようにし、APRM−I/F
5からAPRM3に対する伝送信号は図3、図4又は図
5に示したロジックが成立しない限り受け付けず、AP
RM3内にアクセスできないようにする。これにより、
APRM−I/F5が故障してもAPRM機能が影響を
受けないようにすることができる。例えば、図3に示す
ロジックによれば、トリップ信号はデータ処理部23の
処理を介さずに通過するので、データ処理部23が故障
してもAPRM3のトリップ機能には影響がない。図5
に示すロジックによれば、APRM−I/F5のデータ
処理部23が故障して誤った信号がAPRM3へ送信さ
れたとしても、原子炉モードSW信号の専用伝送ライン
51からAPRM3へ送信される原子炉モードSW信号
のロジックが成立していなければAPRM3の設定レベ
ル変更機能は動作しないので影響を受けない。
光多重データ伝送を送信と受信とで別の伝送ラインとす
る。そして、APRM3からはAPRM−I/F5に対
して常時信号を伝送できるようにし、APRM−I/F
5からAPRM3に対する伝送信号は図3、図4又は図
5に示したロジックが成立しない限り受け付けず、AP
RM3内にアクセスできないようにする。これにより、
APRM−I/F5が故障してもAPRM機能が影響を
受けないようにすることができる。例えば、図3に示す
ロジックによれば、トリップ信号はデータ処理部23の
処理を介さずに通過するので、データ処理部23が故障
してもAPRM3のトリップ機能には影響がない。図5
に示すロジックによれば、APRM−I/F5のデータ
処理部23が故障して誤った信号がAPRM3へ送信さ
れたとしても、原子炉モードSW信号の専用伝送ライン
51からAPRM3へ送信される原子炉モードSW信号
のロジックが成立していなければAPRM3の設定レベ
ル変更機能は動作しないので影響を受けない。
【0043】中操におけるAPRM−I/F5とDCF
6との間の光多重データ伝送を送信と受信とを別の伝送
ラインとする。APRM−I/F5からDCF6に対し
ては常時信号を伝送し、DCF6からAPRM−I/F
5に対する信号は、運転員がAPRM−I/F5に設置
した確認用SWでAPRM−I/F5を信号受け付け状
態としない限りAPRM−I/F5内にアクセスできな
いようにする。これにより、DCF6が故障した時にA
PRM−I/F5の機能が影響を受けないようにするこ
とができる。
6との間の光多重データ伝送を送信と受信とを別の伝送
ラインとする。APRM−I/F5からDCF6に対し
ては常時信号を伝送し、DCF6からAPRM−I/F
5に対する信号は、運転員がAPRM−I/F5に設置
した確認用SWでAPRM−I/F5を信号受け付け状
態としない限りAPRM−I/F5内にアクセスできな
いようにする。これにより、DCF6が故障した時にA
PRM−I/F5の機能が影響を受けないようにするこ
とができる。
【0044】APRM3に、LPRM信号伝送用の2ポ
ートRAMと平均演算結果データ書き込み用のRAMと
の2つのRAMを設ける。図7に示すように、APRM
3において、LPRM信号処理部61の出力を平均演算
用のRAM63と伝送用の2ポートRAM62とに並列
に書き込み、複数の2ポートRAM62のデータを書き
込み周期以内にLPRM信号伝送処理部64で読みと
り、シリアル変換を行い光伝送する。これと同時に、A
PRMデータ処理部32の出力をAPRM処理データ用
RAM67に書き込み、これをLPRM信号伝送処理部
64で読みとることにより、伝送ライン21でLPRM
データとともに伝送する。これにより、LPRM信号の
欠損をなくし平均処理を介さずに高速伝送することがで
き、しかも平均演算結果データを同一伝送ライン21を
介して中操へ伝送できる。
ートRAMと平均演算結果データ書き込み用のRAMと
の2つのRAMを設ける。図7に示すように、APRM
3において、LPRM信号処理部61の出力を平均演算
用のRAM63と伝送用の2ポートRAM62とに並列
に書き込み、複数の2ポートRAM62のデータを書き
込み周期以内にLPRM信号伝送処理部64で読みと
り、シリアル変換を行い光伝送する。これと同時に、A
PRMデータ処理部32の出力をAPRM処理データ用
RAM67に書き込み、これをLPRM信号伝送処理部
64で読みとることにより、伝送ライン21でLPRM
データとともに伝送する。これにより、LPRM信号の
欠損をなくし平均処理を介さずに高速伝送することがで
き、しかも平均演算結果データを同一伝送ライン21を
介して中操へ伝送できる。
【0045】LPRM信号の2ポートRAMへの書き込
みは、次の方法で通常のRAMによっても達成できる。
すなわち、クロック信号をもとにTTLなどのロジック
によって、LPRM信号処理部からの書き込みか、LP
RM伝送処理部の読み込みかを切換選択する方式とす
る。
みは、次の方法で通常のRAMによっても達成できる。
すなわち、クロック信号をもとにTTLなどのロジック
によって、LPRM信号処理部からの書き込みか、LP
RM伝送処理部の読み込みかを切換選択する方式とす
る。
【0046】LPRM信号伝送処理部では、LPRM信
号をDMAによって高速に転送できるように構成する。
原子炉トリップに関わる設定値(中性子束高、熱出力高
や炉心流量急減)をAPRM−I/F5に保存し、原子
炉トリップ演算をAPRM−I/F内で行うこととし、
設定値変更管理は中操でのみ行うこととする。これによ
り、管理機能を強化した原子炉出力監視装置を実現する
ことができる。
号をDMAによって高速に転送できるように構成する。
原子炉トリップに関わる設定値(中性子束高、熱出力高
や炉心流量急減)をAPRM−I/F5に保存し、原子
炉トリップ演算をAPRM−I/F内で行うこととし、
設定値変更管理は中操でのみ行うこととする。これによ
り、管理機能を強化した原子炉出力監視装置を実現する
ことができる。
【0047】なお、以上の説明では、耐ノイズ性を向上
させるため光伝送方式としているが、メタルケーブルに
よる伝送も採用できる。本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変形実施可能である。
させるため光伝送方式としているが、メタルケーブルに
よる伝送も採用できる。本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変形実施可能である。
【0048】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、L
PRM検出器信号を、R/Bに設置したAPRMより中
操のAPRM−I/Fへ高速に伝送することができる。
原子炉トリップ信号やその他の信号も、応答要求を満足
することができる。更に、特に重要な原子炉トリップに
関わる機能は、高い信頼性をもたせることができる。ま
た、APRMは、特殊設計を行わなくとも、非常状態の
環境に適合できる。
PRM検出器信号を、R/Bに設置したAPRMより中
操のAPRM−I/Fへ高速に伝送することができる。
原子炉トリップ信号やその他の信号も、応答要求を満足
することができる。更に、特に重要な原子炉トリップに
関わる機能は、高い信頼性をもたせることができる。ま
た、APRMは、特殊設計を行わなくとも、非常状態の
環境に適合できる。
【図1】本発明の原子炉出力監視装置のシステム全体構
成図である。
成図である。
【図2】本発明の原子炉出力監視装置におけるAPRM
の設置エリアを示す図である。
の設置エリアを示す図である。
【図3】本発明の原子炉出力監視装置における伝送ライ
ン構成及び信号の流れを示す図である。
ン構成及び信号の流れを示す図である。
【図4】本発明の原子炉出力監視装置におけるAPRM
バイパス信号の受付け判定ロジックを示す図である。
バイパス信号の受付け判定ロジックを示す図である。
【図5】本発明の原子炉出力監視装置における原子炉モ
ードSW信号の受付け判定ロジックを示す図である。
ードSW信号の受付け判定ロジックを示す図である。
【図6】本発明の原子炉出力監視装置におけるLPRM
信号の伝送方式を示す図である。
信号の伝送方式を示す図である。
【図7】本発明の原子炉出力監視装置におけるLPRM
信号の他の伝送方式を示す図である。
信号の他の伝送方式を示す図である。
【図8】本発明の原子炉出力監視装置における信号の他
システムとの取合いを示す図である。
システムとの取合いを示す図である。
【図9】本発明の原子炉出力監視装置における保守・点
検のフローを示す図である。
検のフローを示す図である。
【図10】従来の原子炉出力監視装置におけるAPRM
の配置位置を示す図である。
の配置位置を示す図である。
1…LPRM検出器 2…メタルケーブル 3…APRM 4…光ファイバーケーブル 5…APRM−IF 6…DCF 8…HVPS 23…APRM−IFデータ処理部 24…表示部 32…APRMデータ処理部
Claims (19)
- 【請求項1】 原子炉内に設置された複数のLPRM検
出器からの出力信号であるLPRM検出器信号をもとに
原子炉出力を監視する原子炉出力監視装置において、 区分間の電気的・物理的分離と独立要求を満足し、か
つ、プラント非常状態であっても最高温度が原子炉建屋
内で非常状態の温度管理が規定されているエリアのうち
の最低温度であるエリアに、LPRM検出器信号と原子
炉炉心流量又は再循環流量の読み取り、マルチプレクシ
ング、A/D変換、ディジタルフィルタリング、平均出
力演算及び中央制御室へのデータ伝送を行うAPRMを
分散配置し、中央制御室にAPRMからのデータ信号を
受け取り他システムへのデータ伝送を司るAPRMイン
ターフェース部を配置することを特徴とした原子炉出力
監視装置。 - 【請求項2】 APRMを設置するエリアは、最高温度
が40℃以下に管理されているエリアであることを特徴
とした請求項1記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項3】 発熱量の多いLPRM検出器印加用の電
源をAPRMとは別に設置してAPRM内の温度上昇を
抑え、且つ、APRMを1つのユニットにして設置スペ
ースを抑えることを特徴とした請求項1記載の原子炉出
力監視装置。 - 【請求項4】 原子炉トリップに関わる設定値をAPR
Mに保存し、原子炉トリップ演算をAPRM内でクロー
ズして行い、トリップ演算までの処理にシリアルデータ
伝送を介在させない様にしたことを特徴とした請求項1
記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項5】 原子炉トリップに関わる設定値をAPR
Mインターフェース部に保存し、原子炉トリップ演算を
APRMインターフェース部内で行うこととし、設定値
変更管理は中央制御室でのみ行うことを特徴とした請求
項1記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項6】 APRMからAPRMインターフェース
部へ伝送する原子炉トリップ信号を、他データから独立
した専用ラインで伝送し、APRMインターフェース部
のデータ処理部を経由せず原子炉トリップ信号を出力す
るようにしたことを特徴とした請求項1記載の原子炉出
力監視装置。 - 【請求項7】 APRMインターフェース部からAPR
Mへ伝送するAPRMバイパス信号を、APRMインタ
ーフェース部のデータ処理を経由せずに他データから独
立した専用ラインで伝送し、APRMに設定値変更のプ
ロテクトロジックを設け、専用ライン経由で伝送されて
くるバイパス信号が成立していなければ運転員が設定値
変更をすることを許可しないようにしたことを特徴とし
た請求項1記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項8】 APRMインターフェース部からAPR
Mへ伝送する原子炉モードSW信号を、APRMインタ
ーフェース部のデータ処理部を経由せずに他データから
独立した専用ラインで伝送し、原子炉モードSW信号が
“運転”位置の場合とそれ以外の場合とでAPRM内で
中性子束高トリップ設定レベルのセットアップ/セット
ダウンを自動的に行うロジックを設けたことを特徴とし
た請求項1記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項9】 APRMに平均演算用のLPRM信号を
記憶するRAMと伝送用のLPRM信号を記憶する2ポ
ートRAMとを設け、ディジタルフィルタリング処理後
のLPRM信号を平均演算用RAMと伝送用2ポートR
AMとに同時に並行して書き込み、伝送用2ポートRA
Mからはデータ書き込み周期以内にLPRM信号を読み
取りシリアル変換して伝送することを特徴とした請求項
1記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項10】 APRMからAPRMインターフェー
ス部へ伝送するLPRM信号のデータ伝送は、LPRM
信号専用のラインで行うことを特徴とした請求項9記載
の原子炉出力監視装置。 - 【請求項11】 APRMにLPRM信号更新周期より
は長い更新周期である平均演算値の平均演算結果データ
を書き込むための平均演算結果データ書き込み用RAM
を設け、この平均演算結果データ書き込み用RAMと伝
送用2ポートRAMとの2つのRAMのデータを、LP
RM信号更新周期と同等以内の周期で読み取り、LPR
M信号と平均演算結果とをまとめてデータ伝送すること
を特徴とした請求項9記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項12】 APRMからAPRMインターフェー
ス部に信号を伝送するためにAPRM内でシリアル変換
する場合、アドレス信号とデータ信号を1ブロックとし
たデータフォーマットに合わせて変換し、伝送信号受け
側の装置がアドレス信号をディジタル/アナログ変換後
の出力チャンネルの選択ロジックとして処理することを
特徴とした請求項10記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項13】 原子炉建屋内で保守・点検を行う際
に、バイパス前の設定値などの情報をバイパス信号によ
り自動的に記憶し、保守・点検の作業終了後まで保持し
ておいて表示することにより、保守・点検時に変更され
作業終了後に保守・点検前の状態に復旧させた設定値な
どの情報が保守点検前に記憶した設定値などの情報と一
致しているか否か運転員が表示データから確認できるよ
うにしたことを特徴とした請求項1記載の原子炉出力監
視装置。 - 【請求項14】 APRMインターフェース部と同じデ
ータ受信機能と、データをチェックしたり表示する機能
と、APRMに入力する各種信号の模擬信号を発生する
機能とを有し、APRMの機能をループで確認するよう
にした保守・点検装置。 - 【請求項15】 原子炉建屋内のAPRMからAPRM
インターフェース部へ専用伝送ラインで伝送したトリッ
プ信号を中央制御室で分岐して原子炉緊急停止系への出
力と同時にトリップ出力監視装置へ出力し、トリップ要
因はAPRMインターフェース部に設けた表示器により
確認できるようにしたことを特徴とした請求項1記載の
原子炉出力監視装置。 - 【請求項16】 APRMインターフェース部の処理周
期をAPRMの処理周期よりも速くしてAPRMインタ
ーフェース部からプラント診断システムへ平均演算信号
を送信することを特徴とする請求項1記載の原子炉出力
監視装置。 - 【請求項17】 APRMインターフェース部に他シス
テムとの信号授受を制御する信号伝送処理部を2個設
け、再循環流量制御系などのプラント制御系への出力は
APRMより発し、記録計や指示系ヘの出力は冗長構成
とした信号伝送処理部から発することを特徴とした請求
項1記載の原子炉出力監視装置。 - 【請求項18】 APRMとAPRMインターフェース
部との間のデータ伝送を送信と受信とで別々の伝送ライ
ンで行い、APRMからAPRMインターフェース部に
対して常時信号を伝送し、APRMインターフェース部
からAPRMに対しての信号はAPRMで所定のロジッ
クが成立しない限り受け付けず、APRM内にアクセス
できないようにしたことを特徴とした請求項1記載の原
子炉出力監視装置。 - 【請求項19】 APRMインターフェース部と他シス
テムとの信号授受を制御する信号伝送処理部との間のデ
ータ伝送を送信と受信とで別々の伝送ラインで行い、A
PRMインターフェース部から信号伝送処理部に対して
は常時信号を伝送し、信号伝送処理部からAPRMイン
ターフェース部に対する信号は、運転員がAPRMイン
ターフェース部を信号受け付け状態に操作しない限りA
PRMインターフェース部内にアクセスできないように
したことを特徴とした請求項1記載の原子炉出力監視装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8189549A JPH1039082A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 原子炉出力監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8189549A JPH1039082A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 原子炉出力監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1039082A true JPH1039082A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16243186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8189549A Pending JPH1039082A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 原子炉出力監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1039082A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011093088A1 (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-04 | 株式会社 東芝 | 炉心熱的制限値監視装置、炉心監視システムおよび炉心熱的制限値監視方法 |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP8189549A patent/JPH1039082A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011093088A1 (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-04 | 株式会社 東芝 | 炉心熱的制限値監視装置、炉心監視システムおよび炉心熱的制限値監視方法 |
JP2011153948A (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-11 | Toshiba Corp | 炉心熱的制限値監視装置、炉心監視システムおよび炉心熱的制限値監視方法 |
US9336911B2 (en) | 2010-01-28 | 2016-05-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Core thermal limit value monitoring device, core monitoring system and core thermal limit value monitoring method |
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