JPH1038815A - 欠陥検査装置及び欠陥検査方法 - Google Patents

欠陥検査装置及び欠陥検査方法

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JPH1038815A
JPH1038815A JP21198196A JP21198196A JPH1038815A JP H1038815 A JPH1038815 A JP H1038815A JP 21198196 A JP21198196 A JP 21198196A JP 21198196 A JP21198196 A JP 21198196A JP H1038815 A JPH1038815 A JP H1038815A
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JP21198196A
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English (en)
Inventor
Fumitomo Hayano
史倫 早野
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は欠陥検査装置に関し、欠陥があると判
定されたペリクルの良否判定を効率的に行い得るように
する。 【解決手段】ペリクルフレームに貼り付けられたペリク
ルに所定の光束を照射する光照射手段と、光束をペリク
ルに照射した際に得られる該ペリクルからの光を受光す
る受光手段(18)と、受光手段によつて得られる受光
信号(S1)に基づいてペリクルの欠陥箇所を検出する
欠陥検出手段(22)と、欠陥検出手段によつて得られ
る欠陥箇所の位置データを記憶する記憶手段(24)
と、ペリクル全面について欠陥検査が終了した後、記憶
手段に記憶されている欠陥箇所の位置データに基づいて
欠陥箇所の再検査順序を決定し、該再検査順序を表示す
る順序決定手段(22)とを設けるようにし、その再検
査順序に従つて欠陥箇所を再検査するようにすれば、欠
陥の確率が高い順にペリクルを再検査することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は欠陥検査装置及び欠
陥検査方法に関し、特に半導体露光工程で使用されるフ
オトマスク(又はレチクル)に対して装着されるペリク
ルの欠陥を検査する欠陥検査装置に適用して好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体露光工程においては、露光
基板であるウエハをウエハステージ上に載置し、光源か
らの光束をフオトマクスを介して当該ウエハ上に照射す
ることにより、フオトマスクに形成された回路パターン
をウエハ上に投影露光するようになされている。その
際、原盤に相当するフオトマスクにゴミ等の異物が付着
すると、その異物がそのままウエハ上に転写されてしま
うので、ペリクルと呼ばれる保護膜をフオトマスクに対
して装着することにより当該フオトマスクに異物が付着
しないようにし、これによつてウエハへの異物転写を防
止するようになされている。
【0003】ここでこのペリクルについて、図8を用い
て具体的に説明する。図8(A)に示すように、ペリク
ル1は厚さ数μmの光透過性を有する薄膜からなり、通
常、フオトマスク2の保護範囲を囲うように形成された
ペリクルフレーム3に貼設されており、フオトマスク2
に対してはペリクルフレーム3を介して接着剤4で接着
されるようになされている。この場合、接着剤4は、図
8(B)に示すように、ペリクル購入段階で既にペリク
ルフレーム3の下面に付着されており、その表面には当
該接着剤4を保護するバツクシート5が貼り付けられて
いる。
【0004】このようなペリクル1は、通常、ゴミ等の
異物が付着しないように収納ケース(図示せず)に密閉
収納された状態で単品で販売されており、半導体露光業
者は、このような状態のペリクル1を購入してフオトマ
スク2に装着する。このためペリクル1をフオトマスク
2に装着する場合には、まずペリクルフレーム3を把持
して収納ケースからペリクル1を取り出し、次にバツク
シート5の端部に設けられた摘まみ部5Aを掴んで当該
バツクシート5を引き剥がして接着剤4を露出させ、こ
の後、当該ペリクル1をフオトマスク2の表面に押し当
てる。これにより最終的に図8(A)に示すような状態
でペリクル1はフオトマスク2に対して装着される。
【0005】因みに、ペリクル1をフオトマスク2に装
着する前には、通常、欠陥検査装置を用いた欠陥検査を
行い、当該ペリクル1に欠陥があるか否かを検査するよ
うになされている。なぜならペリクル1に例えば異物付
着による欠陥があると、露光時にその異物がウエハ上に
転写されてしまうことがあるからである。特にペリクル
1の内側面(すなわちフオトマスク側の面)に異物が付
着している場合には、その異物がフオトマスク2の上に
落下するおそれがあり、ウエハ上に転写される確率も非
常に高くなる。
【0006】このような欠陥検査装置による欠陥検査を
行つた結果、欠陥が検出された場合には、そのペリクル
1の使用を中止するようになされている。なお、欠陥が
検出されたペリクル1は即不良として廃棄されず、オペ
レータが顕微鏡等を用いて目視検査(以下、これをレビ
ユーと呼ぶ)を行い、露光に際して問題となる欠陥であ
れば、そのとき始めて廃棄処分にするようになされてい
る。このように欠陥が検出されたペリクル1を即廃棄処
分としない理由は、欠陥検査装置においては、ペリクル
フレーム3やその周辺を誤つて異物として検出してしま
うことがあり、本来欠陥でないものまで欠陥として検出
してしまうことがあるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで欠陥検査装置
において誤検出されるものとしては、一般に接着剤のは
み出し部分が多い。図9に示すように、ペリクル1はペ
リクルフレーム3に対して接着剤6を使用して貼設され
ており、欠陥検査装置ではこの接着剤6のはみ出し部分
6Aを誤つて異物として誤検出することが多い。この接
着剤6には接着剤4のように粘性の高いものではなく、
粘性の低いものが使用されており、へらのような部材で
接着剤6よりも薄く引き延ばされた後、ペリクル1が押
し当てられて貼り付けられる。このような貼付け工程の
ため、ほとんどのペリクル1で接着剤6のはみ出し部分
6Aが存在する。このはみ出し部分6Aのはみ出し量6
Bはペリクル毎に異なるが、多いものでペリクルフレー
ム3の内側から約 0.5〔mm〕程度もある。
【0008】欠陥検査装置によつてこのはみ出し部分6
Aを本当の異物7と同じように異物として検出した場
合、異物として検出されたからには上述のようなレビユ
ーを行つて異物か否かを確認しなければならない。はみ
出し部分6Aの位置はペリクル毎に異なるので、オペレ
ータは経験的にも異物か否かといつたことが分からず、
その都度レビユーを行わなければならない。このレビユ
ーの結果、異物として判定されていた箇所が全てはみ出
し部分6Aであれば、そのペリクル1は良品として扱わ
れるし、1箇所でも露光に際して問題となる程度の異物
が検出されれば不良品として扱われる。
【0009】ところでペリクル1は上述したように収納
ケースに密閉収納されているので異物が付着している確
率は低く、異物として検出された箇所のうち本当の異物
の割合は低い。従つてレビユーによつて接着剤6のはみ
出し部分6Aばかりを確認することになり、無駄な時間
を費やしてしまうおそれがある。特に何箇所もレビユー
を行つた後、一番最後のレビユーで露光に際して問題と
なる異物が検出された場合には、それまでのレビユーに
要した時間が無駄になり、最も非効率的である。なぜな
ら露光に際して問題となる異物が最初に検出されれば、
それ以降のレビユーを行う迄もなく、そのペリクル1は
不良品となるからである。このように従来の場合には、
欠陥があると判定されたペリクルの良否判定が非効率的
に行われているといつた問題があつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、欠陥があると判定されたペリクルの良否判定を効率
的に行い得る欠陥検査装置及び欠陥検査方法を提案しよ
うとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、欠陥検査装置10又は40におい
て、ペリクルフレーム3に貼り付けられたペリクル1に
所定の光束L1又はL3を照射する光照射手段13又は
44と、光束L1又はL3をペリクル1に照射した際に
得られる該ペリクル1からの光を受光する受光手段18
又は46と、受光手段18又は46によつて得られる受
光信号S1又はS10に基づいてペリクル1の欠陥箇所
を検出する欠陥検出手段22又は51と、欠陥検出手段
22又は51によつて得られる欠陥箇所の位置データを
記憶する記憶手段24又は56と、ペリクル全面につい
て欠陥検査が終了した後、記憶手段24又は56に記憶
されている欠陥箇所の位置データに基づいて欠陥箇所の
再検査順序を決定し、該再検査順序を表示する順序決定
手段22又は51とを設けるようにした。このように欠
陥箇所の位置データに基づいて欠陥箇所の再検査順序を
決定するようにしたことにより、欠陥箇所の再検査に欠
陥確立に応じた優先順位を付けることができる。またそ
の決定した再検査順序に従つて欠陥箇所を再検査すれ
ば、欠陥確率の高い順にペリクル1を再検査することが
できる。
【0012】また本発明においては、ペリクルフレーム
3に貼り付けられたペリクル1の欠陥を検査する欠陥検
査方法において、所定の光束L1又はL3をペリクル1
に照射し、該ペリクル1からの光を受光することにより
該ペリクル1の欠陥箇所を検出し、ペリクル全面につい
て欠陥検査が終了した後、検出した欠陥箇所の位置に基
づいて該欠陥箇所の再検査順序を決定し、決定した再検
査順序に基づいてペリクルを再検査するようにした。こ
のように欠陥箇所の位置に基づいて欠陥箇所の再検査順
序を決定し、決定した再検査順序に基づいて再検査する
ようにしたことにより、欠陥確率の高い順にペリクル1
を再検査することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0014】(1)第1実施例 図1において、10は全体として第1実施例による欠陥
検査装置を示し、検査対象であるペリクル1に対して所
定の光束を照射し、これによつて得られるペリクル1か
らの光を受光して当該ペリクル1の欠陥を検査するよう
になされている。まず図8に示したようなペリクルフレ
ーム3に貼り付けられたペリクル1はステージ11上に
載置される。因みに、この欠陥検査装置10ではフオト
マスクに装着される前のペリクル1を検査するため、こ
のステージ11上にはバツクシート5が付いたままの状
態のペリクル1が載置される。このステージ11は駆動
部12によつて図中示すY軸方向に沿つて移動可能な構
成を有し、欠陥検査に合わせてペリクル1をY軸方向に
移動し得るようになされている。
【0015】一方、ステージ11の斜め上方には、欠陥
検査用の光束としてレーザ等の光ビームL1を出射する
光源13が設けられている。この光源13から出射され
た光ビームL1は図示せぬビーム拡大器等で適当な大き
さのビーム径に変換された後、ガルバノスキヤナーミラ
ー又はポリゴンスキヤナーミラー等からなる偏向走査器
14に入力される。偏向走査器14に入力された光ビー
ムL1は当該偏向走査器14によつて反射され、走査レ
ンズ15を介して集光された後、ペリクル1上に照射さ
れる。これによりペリクル1上には所定の大きさの光ス
ポツトが形成される。この光スポツトは偏向走査器14
の反射角度を変えることにより図中示すX軸方向に移動
し、かくしてペリクル1上にX軸方向の走査線16を形
成する。この欠陥検査装置10では、この光スポツトの
X軸方向の走査に並行して当該光スポツトを走査する速
度よりも遅い速度でステージ11をY軸方向に移動する
ようになされており、これにより光スポツトをY軸方向
にも移動してペリクル全面を光スポツトによつて走査し
得るようになされている。
【0016】ところでペリクル1にゴミ等の異物17が
付着していると、上述のような光スポツトが照射された
とき、正反射光以外の反射光(以下、これを散乱光と呼
ぶ)L2が発生する。この欠陥検査装置10では、この
ペリクル1からの散乱光L2を検出することにより異物
付着による欠陥を検出するようになされている。このた
めこの欠陥検査装置10には光ビームの正反射位置とは
異なる位置に受光素子18が設けられており、この受光
素子18によつて異物からの散乱光L2を検出するよう
になされている。
【0017】まず異物17からの散乱光L2は受光レン
ズ19に入力され、ここで集光された後、受光素子18
に入力される。なお、受光レンズ19と受光素子18と
の間には、走査線16と共役な位置にスリツト20が設
けられており、当該走査線16以外で発生する散乱光
(例えばペリクル1を透過した光ビームL1がステージ
11に当たり、その結果発生する散乱光等)を遮光する
ようになされている。これにより異物以外からの散乱光
を受光して誤検出することを未然に回避することができ
る。
【0018】受光素子18はフオトマルチプライヤ又は
シリコンフオトダイオード等からなり、受光した散乱光
L2を光電変換することにより光量に応じた信号レベル
の受光信号を発生する。この欠陥検査装置10では後述
するような欠陥検査回路が設けられており、当該欠陥検
査回路によつて受光信号を解析することによりペリクル
1上の欠陥箇所を検出する。なお、図1においては特に
図示していないが、欠陥検査装置10にはペリクル1の
観察手段として顕微鏡が設けられており、欠陥検査後に
欠陥として検出された箇所に顕微鏡を合わせて目視検査
いわゆるレビユーを行えるようになされている。
【0019】ここで図2において、この欠陥検査装置1
0の回路構成を示す。この欠陥検査装置10には、図2
に示すような欠陥検査回路21が設けられており、この
欠陥検査回路21によつて異物付着によるペリクル1の
欠陥を検出する。まず受光素子18によつて検出された
散乱光L2の受光量を表す受光信号S1は制御部22に
入力される。また偏向走査器14から出力されるミラー
偏向角信号S2も制御部22に入力される。さらに図1
においては特に図示しなかつたがこの欠陥検査装置10
にはステージ11のY軸方向の位置を計測する測長器2
3が設けられており、当該測長器23によつて検出され
たステージ11のY方向位置信号S3も制御部22に入
力されるようになされている。なお、制御部22に対し
てはこれ以外にもキーボード26から入力された各種情
報も入力されるようになされている。
【0020】制御部22は受光信号S1の信号レベルを
調べることにより異物付着の有無を検出すると共に、そ
の異物の大きさを検出する。この場合、散乱光の光量と
異物の大きさとは相関関係があり、光量が大きい程、大
きな異物となる。このため受光信号S1の信号レベルを
調べれば、異物付着の有無だけでなく、その大きさも検
出することができる。
【0021】また制御部22は測長器23から出力され
るY方向位置信号S3及び偏向走査器14から出力され
るミラー偏向角信号S2に基づいて、異物付着が検出さ
れた箇所のXY座標(すなわち異物付着箇所の位置デー
タ)を検出する。この場合、Y方向位置信号S3はステ
ージ11のY軸方向の位置すなわちY座標を表してお
り、ミラー偏向角信号S2は光スポツトのX軸方向の位
置すなわちX座標を表しており、これらの信号S2、S
3を使用すれば異物付着箇所の位置データを容易に検出
することができる。制御部22はこのようにして得た異
物検出箇所の位置データ及びその異物の大きさデータ等
を検査データS4として記憶部24に供給し、当該記憶
部24に記憶させる。
【0022】制御部22は受光信号S1に基づいてこの
ような検出処理を順次行うことによりペリクル全面につ
いて異物検出を行う。このため検査終了後には、ペリク
ル全面についての検査データS4が記憶部24に記憶さ
れていることになる。なお、このような検出処理の途中
で露光に際して完全に問題となる程に大きな異物が検出
された場合には、その時点でモニタ25に警告を表示
し、検査を終了する。これにより欠陥検査を効率化し得
る。なぜなら露光に際して完全に問題となる程に大きな
異物であれば、以降検査を続行するまでもなくそのペリ
クル1は不良であるからである。
【0023】また制御部22はペリクル全面についての
検査が終了した後、記憶部24に記憶されている検査デ
ータS4に基づいて、欠陥として検出された箇所の再検
査順序(すなわちレビユー順序)を決定する。まず制御
部22は記憶部24に記憶されている検査データS4の
うち欠陥箇所を表す位置データを読み出し、当該位置デ
ータに基づいて欠陥箇所を2次元平面上に展開して図3
に示すような欠陥箇所マツプ30を作成し、モニタ25
に表示する。なお、図3においては斜線部分31が欠陥
があると判定された箇所を示しており、また一番外側の
枠線32が欠陥検査装置10の検査範囲を示している。
さらに図中示される枠線33は実際に表示されるもので
はなく以下の説明のために付されたものであり、ペリク
ルフレーム3の内周を示している。
【0024】この欠陥箇所マツプ30において、枠線3
3よりも外側にある欠陥箇所はペリクルフレーム3を異
物として検出したものであるので、この部分をレビユー
する必要はない。これに対して枠線33よりも内側にあ
る欠陥箇所は異物である可能性があるので、この部分に
ついてはレビユーを行う必要がある。しかしながらこの
枠線33よりも内側にある欠陥箇所には、接着剤6のは
み出し部分6A(図9参照)も含まれているので、レビ
ユーを闇雲に行つたのではペリクル良否判定の効率が悪
くなるおそれがある。
【0025】例えば欠陥箇所34、35はペリクル1の
中心に近く、孤立しているので異物である可能性が高
い。また欠陥箇所36はペリクルフレーム3に近いがペ
リクル1の中心方向に突出しているので、これもまた異
物の可能性が高い。これに対して欠陥箇所37はペリク
ルフレーム3に沿つた方向に連続しているので、接着剤
6のはみ出し部分6Aである可能性が高い。従つて欠陥
箇所34、35或いは36を先にレビユーし、欠陥箇所
37のようにペリクルフレーム3に沿つた方向に所定長
以上連続した欠陥箇所を後にレビユーするようにすれ
ば、ペリクル良否判定を効率的に行えると思われる。な
ぜなら欠陥箇所34、35或いは36をレビユーしたと
き、露光に際して問題となる異物であることが判定され
れば、その時点で以降のレビユーを中止することができ
るからである。このように欠陥の位置と欠陥である確率
(以下、これを単に欠陥確立と呼ぶ)とは相関関係があ
り、制御部22はその相関関係に基づいてレビユーの順
序を決定する。
【0026】ここで制御部22によるレビユー順序の決
定手順を図4に示す。まず始めにステツプSP1から入
つたステツプSP2において、制御部22はペリクルフ
レーム3の近傍に存在する連続した欠陥箇所に内接する
判定領域Aを作成する(図3参照)。次のステツプSP
3では、その作成した判定領域Aの縦、横の大きさ及び
中心位置の座標を求める。但し、この判定領域Aは欠陥
箇所に依存するので、必ずしもペリクルフレーム3の内
周33から求まるペリクルの中心座標と一致するとは限
らない。
【0027】次のステツプSP4では、作成した判定領
域A内に欠陥箇所が存在するか否かを検出し、欠陥箇所
が存在すればその欠陥箇所は異物である可能性が高いの
でステツプSP5に進んでモニタ25にその部分を優先
的にレビユーするように表示し、欠陥箇所が存在しなけ
ればステツプSP6に進む。例えば図3に示したように
異物の可能性が高い欠陥箇所34、35は判定領域A内
に存在するので、ステツプSP4において肯定結果とな
り、優先的レビユーとなる。
【0028】このステツプSP5における優先的レビユ
ーの表示を受けて、オペレータは上述したような顕微鏡
を用いて該当欠陥箇所をレビユーし、その良否判定結果
をキーボード26を用いて入力する。その結果、ステツ
プSP7において露光時に問題となる致命的欠陥(例え
ば 100μm以上の異物等)であることが判定された場合
には、ステツプSP8に進んで不良ペリクルとして処理
を中止し、小さい異物等で致命的欠陥でなければステツ
プSP6に進んで処理を続行する。
【0029】ステツプSP6では、判定領域Aを所定量
(例えば 0.1mm)ずつ大きくし、欠陥箇所が現れるま
で拡大する。その結果、欠陥箇所が現れた場合には、次
のステツプSP9に進み、ここで欠陥箇所の領域を判定
する。すなわちペリクルフレーム3に沿つた方向に所定
長以上(例えば 0.5mm)連続しているか否か判定す
る。その結果、所定長以上連続していなければその欠陥
箇所は異物である可能性が高いのでステツプSP10に
進んでモニタ25にその部分を優先的にレビユーするよ
うに表示し、当該方向に所定長以上連続していればステ
ツプSP11に進む。例えば図3に示したように異物の
可能性が高い欠陥箇所36はペリクル1の中心方向に突
出しているので、ステツプSP9において否定結果とな
り、優先的レビユーとなる。これとは逆に接着剤6のは
み出し部分6Aの可能性が高い欠陥箇所37は所定長以
上連続しているので、ステツプSP9において肯定結果
となる。
【0030】このステツプSP10における優先的レビ
ユーの表示を受けて、オペレータは顕微鏡を用いて該当
欠陥箇所をレビユーし、その良否判定結果をキーボード
26を用いて入力する。その結果、ステツプSP12に
おいて露光時に問題となる致命的欠陥であることが判定
された場合には、ステツプSP13に進んで不良ペリク
ルとして処理を中止し、小さい異物等で致命的欠陥でな
ければステツプSP6に進んで処理を続行する。
【0031】一方、ステツプSP11では、所定長以上
連続している欠陥箇所を接着剤6のはみ出し部分6Aと
判定し、その部分のリストアツプだけを行つてレビユー
順序を後に回し、再びステツプSP6に戻つて処理を続
行する。以降処理を続行しても所定長以上連続する欠陥
箇所だけが検出されるようであれば、リストアツプして
後に回した欠陥箇所をレビユーするようにモニタ25に
表示して処理を終了する。
【0032】以上の構成において、この欠陥検査装置1
0では、光源13から出力された光ビームL1をペリク
ル1に照射し、当該ペリクル1からの散乱光L2を受光
素子18によつて検出する。受光素子18によつて検出
された受光信号S1は制御部22に供給される。制御部
22は受光信号S1に基づいてペリクル1に異物付着に
よる欠陥があるか否か検出すると共に、異物の大きさを
検出し、さらに異物付着が検出された欠陥箇所の位置デ
ータを測長器23からのY方向位置信号S3及び偏向走
査器14からのミラー偏向角信号S2に基づいて検出す
る。そして制御部22は検出した異物の大きさ及び位置
データを検査データS4として記憶部24に記憶する。
この欠陥検査装置10では、このような検出処理を繰り
返すことにより、ペリクル全面の欠陥検査を行う。
【0033】ペリクル全面の欠陥検査が終了すると、制
御部22は記憶部24に記憶されている検査データS4
のうち欠陥箇所の位置データを読み出し、当該位置デー
タを2次元平面に展開して欠陥箇所マツプ30を作成す
る。そして制御部22はこの欠陥箇所マツプ30に基づ
いて再検査として行うレビユーの順序を決定する。まず
始めに制御部22はこの欠陥箇所マツプ30に基づい
て、ペリクルフレーム3の近傍に存在する連続した欠陥
箇所に内接する判定領域Aを設定する。次に設定した判
定領域A内に孤立した欠陥箇所があるか否か判定し、該
当する欠陥箇所が存在すれば、その欠陥箇所を最優先に
レビユーするように決定し、その指示をモニタ25に表
示する。これを受けてオペレータが顕微鏡を用いてその
欠陥箇所をレビユーし、その結果、露光に際して問題と
なる致命的欠陥であればその時点でペリクル1を不良と
判定する。
【0034】これに対して欠陥箇所が致命的欠陥でなか
つた場合、或いは判定領域A内に孤立した欠陥箇所がな
かつた場合には、制御部22は判定領域Aを欠陥箇所が
現れるまで拡大する。そして判定領域A内に欠陥箇所が
現れたら、その欠陥箇所がペリクルフレーム3に沿つた
方向に所定長以上連続する欠陥であるか否か判定する。
その結果、所定長以上連続する欠陥でなければ、それを
優先的にレビユーするように決定し、その指示をモニタ
25に表示する。これを受けたオペレータは同じように
レビユーを行つて致命的な欠陥であるか否か調べる。一
方、所定長以上連続する欠陥であれば、その部分のリス
トアツプだけを行つてレビユー順序を後回しにし、再び
判定領域Aを拡大して欠陥箇所の領域を判定する。以降
これを繰り返した結果、所定長以上連続する欠陥だけが
検出されるようであれば、リストアツプしておいた欠陥
箇所をレビユーするようにモニタ25に表示する。
【0035】このようにして判定領域Aを設定し、当該
判定領域A内にある孤立した欠陥箇所を最優先にレビユ
ーするように決定することにより、異物付着による欠陥
の可能性が最も高い欠陥箇所を最初にレビユーすること
ができる。これによりそのレビユーの結果、致命的欠陥
であることが分かれば、そのペリクル1を不良と判定
し、それ以降の良否判定を行わなくても良くなり、効率
的に良否判定を行うことができる。
【0036】また判定領域A内に孤立した欠陥箇所がな
かつた場合やレビユーの結果、孤立した欠陥箇所が致命
的欠陥でなかつた場合、欠陥箇所が現れるまで判定領域
Aを順次拡大する。そしてその現れた欠陥箇所の領域を
判定し、ペリクルフレーム3に沿つた方向に所定長以上
連続していなければその欠陥箇所を先にレビユーするよ
うにし、所定長以上連続していればその欠陥箇所を最後
にレビユーするようにする。これにより接着剤6のはみ
出し部分6Aと思われる部分よりも先に、異物付着によ
る欠陥の可能性が高い部分をレビユーすることができ、
欠陥の可能性が低い部分を最後にレビユーして効率的に
良否判定することができる。
【0037】このようにして検出した欠陥箇所の位置に
基づいてレビユーの順序を決定するようにしたことによ
り、欠陥箇所のレビユーに欠陥確率に応じた優先順位を
付けることができる。またその順序に従つて欠陥箇所を
レビユーすれば、欠陥確率が高い順にレビユーを行うこ
とができ、効率的にペリクル1の再検査を行つて効率的
にペリクル1の良否判定を行うことができる。
【0038】以上の構成によれば、検出した欠陥箇所の
位置に基づいてレビユーの順序を決定し、そのレビユー
順序に従つてレビユーを行うようにしたことにより、欠
陥確率が高い順に欠陥箇所のレビユーを行つて効率的に
ペリクル1の良否判定を行うことができる。かくするに
つき欠陥があると判定されたペリクル1の良否判定を効
率的に行い得る欠陥検査装置及び欠陥検査方法を実現し
得る。
【0039】(2)第2実施例 図5において、40は全体として第2実施例による欠陥
検査装置を示し、この実施例の場合にも、ペリクル1に
対して所定の光束を照射し、これによつて得られるペリ
クル1からの光を受光して当該ペリクル1の欠陥を検査
するようになされている。但し、この実施例の場合に
は、受光手段として撮像素子を用いることによりペリク
ル1からの光を受光するようにする。
【0040】まず図8に示したようなペリクルフレーム
3に貼り付けられたペリクル1はステージ41上に載置
される。このステージ41は駆動部42及び43によつ
て図中示すX軸方向及びY軸方向に移動可能な構成を有
し、欠陥検査に合わせてペリクル1をX軸方向及びY軸
方向に移動し得るようになされている。なお、後述する
ようにこの欠陥検査装置40ではステツプ方式でステー
ジ41を移動してペリクル1を検査するが、その際、ス
テージ41を瞬時に加速及び減速して移動することによ
り全体としての検査時間を短くするようにしている。こ
のように瞬時に加速及び減速したとき、ペリクル1がス
テージ41上で動いてしまうおそれがあるので、ステー
ジ41にはペリクル1を吸着保持する吸着部(図示せ
ず)が設けられている。
【0041】一方、ステージ41の斜め上方には、レー
ザや水銀ランプ等からなる光源44が設けられており、
当該光源44から欠陥検査用の光束である光ビームL3
を出射するようになされている。この光源44から出射
される光ビームL3はステージ41上に載置されたペリ
クル1に照射される。この光ビームL3の照射位置の鉛
直上方には対物レンズ45が設けられており、さらにそ
の上方には照射位置の物体が結像する共役位置に撮像素
子46が設けられている。撮像素子46としては2次元
CCDが用いられており、光ビームL3が照射されるペ
リクル1上の照射位置を2次元的に撮像し得るようにな
されている。この場合、撮像範囲としては撮像素子46
の大きさと対物レンズ45の倍率で決定される。このた
めこの欠陥検査装置40では、少なくともこの撮像範囲
よりも広い範囲を光ビームL3によつて照射し得るよう
になされている。但し、照射範囲を広くし過ぎると輝度
が下がるので、照射範囲としては輝度の低下が問題とな
らない程度の大きさに設定されている。
【0042】またこの欠陥検査装置40の場合には、撮
像素子46と対物レンズ45との間にミラー47を介挿
し得るようになされており、このミラー47によつて照
射位置の像を接眼レンズ48に対しても導けるようにな
つている。これにより接眼レンズ48を覗いて欠陥とし
て判定された箇所を目視によつてレビユーすることがで
きる。
【0043】この欠陥検査装置40でペリクル1の欠陥
を検査する場合には、まず駆動部42及び43を駆動し
てステージ41を移動することにより、ペリクル1の四
隅のうちいずれかを撮像素子46の撮像範囲に入れ、そ
の部分を撮像する。これが終了したら撮像素子46の一
視野分だけステージ41をX軸方向に移動して次の撮像
ポイントを撮像範囲に入れ、その部分を撮像する。これ
を順に繰り返してペリクル1の端まで行つたら今度は一
視野分だけステージ41をY軸方向に移動して次の撮像
ポイントを撮像範囲に入れ、その部分を撮像する。これ
が終了したら先程とは逆に−X軸方向に1視野分だけス
テージ41を移動して次の撮像ポイントを撮像範囲に入
れ、その部分を撮像する。これを順に繰り返して行くこ
とにより、この欠陥検査装置40では、ペリクル1の全
面を撮像する。なお、撮像した際にペリクル1に異物が
付着していれば、その異物部分で散乱光が発生するの
で、所定レベル以上の輝度で撮像された部分が異物付着
箇所ということになる。
【0044】ここで図6において、この欠陥検査装置4
0の回路構成を示す。この欠陥検査装置40には、図6
に示すような欠陥検査回路50が設けられており、この
欠陥検査回路50によつて異物付着によるペリクル1の
欠陥を検出する。まず上述した撮像素子46によつて得
られたペリクル1の撮像信号S10は制御部51に入力
される。また図5においては特に図示しなかつたがこの
欠陥検査装置40にはステージ41のX軸方向の位置を
計測するX方向測長器52とステージ41のY軸方向の
位置を計測するY方向測長器43が設けられており、当
該X方向測長器52及びY方向測長器53で検出された
ステージ41のX方向位置信号S11及びY方向位置信
号S12も制御部51に入力されるようになされてい
る。なお、この欠陥検査装置40の場合にも、制御部5
1に対してはこれ以外にもキーボード54から入力され
た各種情報も入力されるようになされている。
【0045】制御部51はまず撮像素子46からの撮像
信号S10をモニタ55に供給して当該モニタ55に撮
像したペリクル1の画像を表示する。また制御部51は
撮像信号S10に基づいてペリクル1に付着している異
物を検出する。その場合、まず制御部51は撮像信号S
10の信号レベルを調べることにより異物付着の有無を
検出すると共に、その異物の大きさを検出する。第1実
施例でも述べたように、散乱光の光量と異物の大きさと
は相関関係があり、光量が大きい程、大きな異物とな
る。このため撮像信号S10の信号レベルを調べれば、
異物付着の有無だけでなく、その大きさも検出すること
ができる。
【0046】なお、光源44として輝度の高いレーザを
用いた場合、光ビームの光量分布は一般にガウスビーム
と呼ばれる分布になり、光ビームの中心が最も光量が大
きく、光ビームの周辺に行くに従つて光量が下がるよう
になる。従つてペリクル1を照射したとき、照射位置に
形成される光スポツトの光量分布もこれと同じようにな
り、中心の光量が大きく、周辺に行くに従つて光量が下
がる。このため異物が存在した場合、光スポツトの中心
と周辺とでは照射光量の違いにより同じ異物であつても
散乱光の光量が異つて違う大きさの異物として検出され
るおそれがある。このため制御部51は異物を検出する
際に撮像信号S10の信号レベルに電気的補正(すなわ
ち視野中心から周辺に向かうに従つて信号レベルを増幅
する)を施すことによりこれを回避して正確に異物の大
きさを検出する。
【0047】また制御部51はX方向測長器52及びY
方向測長器53からのX方向位置信号S11及びY方向
位置信号S12に基づいて、検出された異物の付着箇所
を検出する。この場合、X方向位置信号S11及びY方
向位置信号S12はそれぞれ撮像素子46が撮像した撮
像範囲のX座標及びY座標を示しており、これにより撮
像素子46で撮像したペリクル1上の位置が分かる。ま
た撮像素子46内のどの画素で受光したかによつてその
撮像範囲内での位置が分かる。制御部51はこれらの情
報を利用して異物付着の位置を検出する。
【0048】制御部51はこのようにして検出した異物
の大きさデータ及び位置データを検査データS13とし
て記憶部56に供給し、当該記憶部56に記憶させる。
制御部51は撮像信号S10に基づいてこのような検出
処理を順次行うことにより、ペリクル全面について異物
検出を行う。このため検査終了後には、ペリクル全面に
ついての検査データS13が記憶部56に記憶されてい
ることになる。なお、このような検出処理の途中で露光
に際して完全に問題となる程に大きな異物が検出された
場合には、その時点でモニタ55に警告を表示し、検査
を終了する。
【0049】またこの実施例の場合にも、ペリクル全面
についての検査が終了した後、制御部51は記憶部56
に記憶されている検査データS13に基づいて欠陥とし
て検出された箇所の再検査順序(すなわちレビユー順
序)を決定する。まず制御部51は記憶部56に記憶さ
れている検査データS13のうち欠陥箇所を表す位置デ
ータを読み出し、当該位置データに基づいて欠陥箇所を
2次元平面上に展開して図3に示したような欠陥箇所マ
ツプ30を作成し、モニタ55に表示する。そして制御
部51はこの欠陥箇所マツプ30に対して第1実施例の
場合と同様に判定領域Aを設定して欠陥箇所のレビユー
順序を決定する。
【0050】ここで制御部51によるレビユー順序の決
定手順を図7に示す。まず始めにステツプSP20から
入つたステツプSP21において、制御部51はペリク
ルフレーム3の近傍に存在する連続した欠陥箇所に内接
する判定領域Aを作成する(図3参照)。次のステツプ
SP22では、その作成した判定領域Aの縦、横の大き
さ及び中心位置の座標を求める。但し、この判定領域A
は欠陥箇所に依存するので、必ずしもペリクルフレーム
3の内周33から求まるペリクルの中心座標と一致する
とは限らない。
【0051】次のステツプSP23では、作成した判定
領域A内に孤立した欠陥箇所が存在するか否かを検出
し、欠陥箇所が存在すればその欠陥箇所は異物である可
能性が高いのでステツプSP24に進んでモニタ55に
その部分を優先的にレビユーするように表示し、欠陥箇
所が存在しなければステツプSP25に進む。例えば図
3に示したように異物の可能性が高い欠陥箇所34、3
5は判定領域A内に存在するので、ステツプSP23に
おいて肯定結果となり、優先的レビユーとなる。
【0052】ステツプSP24で優先的レビユーの表示
をした後、次のステツプSP26では、駆動部42、4
3を駆動してその欠陥箇所を撮像範囲に入れて撮像し、
モニタ55に表示する。これを受けてオペレータはモニ
タ55を見てその欠陥箇所をレビユーする。なお、正確
にレビユーしたい場合には、ミラー47を撮像素子46
と対物レンズ45の間に入れ、接眼レンズ48を用いて
レビユーする。このようにしてオペレータは欠陥箇所を
レビユーし、その良否判定結果をキーボード54を用い
て入力する。その結果、ステツプSP27において露光
時に問題となる致命的欠陥であることが判定された場合
には、ステツプSP28に進んで不良ペリクルとして処
理を中止し、小さい異物等で致命的欠陥でなければステ
ツプSP25に進んで処理を続行する。
【0053】ステツプSP25では、判定領域Aを所定
量(例えば 0.1mm)ずつ大きくし、欠陥箇所が現れる
まで拡大する。その結果、欠陥箇所が現れた場合には、
次のステツプSP29に進み、ここで欠陥箇所の領域を
判定する。すなわちペリクルフレーム3に沿つた方向に
所定長以上(例えば 0.5mm)連続しているか否か判定
する。その結果、所定長以上連続していなければその欠
陥箇所は異物である可能性が高いのでステツプSP30
に進んでモニタ55にその部分を優先的にレビユーする
ように表示し、当該方向に所定長以上連続していればス
テツプSP31に進む。例えば図3に示したように異物
の可能性が高い欠陥箇所36はペリクル1の中心方向に
突出しているので、ステツプSP29において肯定結果
となり、優先的レビユーとなる。これとは逆に接着剤6
のはみ出し部分6Aの可能性が高い欠陥箇所37は所定
長以上連続しているので、ステツプSP29において肯
定結果となる。
【0054】ステツプSP30で優先的レビユーの表示
をした後、次のステツプSP32では、駆動部42、4
3を駆動してその欠陥箇所を撮像範囲に入れて撮像し、
モニタ55に表示する。これを受けてオペレータはモニ
タ55を見るか、又は接眼レンズ48を覗いてその欠陥
箇所をレビユーし、その良否判定結果をキーボード54
を用いて入力する。その結果、ステツプSP33におい
て露光時に問題となる致命的欠陥であることが判定され
た場合には、ステツプSP34に進んで不良ペリクルと
して処理を中止し、小さい異物等で致命的欠陥でなけれ
ばステツプSP25に進んで処理を続行する。
【0055】一方、ステツプSP31では、所定長以上
連続している欠陥箇所を接着剤6のはみ出し部分6Aと
判定し、その部分のリストアツプだけを行つてレビユー
順序を後に回し、再びステツプSP25に戻つて処理を
続行する。以降処理を続行しても所定長以上連続する欠
陥箇所だけが検出されるようであれば、リストアツプし
て後に回した欠陥箇所をレビユーするようにモニタ55
に表示して処理を終了する。
【0056】以上の構成において、この欠陥検査装置4
0では、光源44から出力された光ビームL3をペリク
ル1に照射し、当該照射位置を撮像素子46によつて撮
像する。この撮像素子46によつて得られた撮像信号S
10は制御部51に供給される。制御部51は撮像信号
S10に基づいてペリクル1に異物付着による欠陥があ
るか否かを検出すると共に、異物の大きさを検出し、さ
らに異物付着が検出された欠陥箇所の位置データをX方
向測長器52及びY方向測長器53からのX方向位置信
号S11及びY方向位置信号S12に基づいて検出す
る。そして制御部51は検出した異物の大きさ及び位置
データを検査データS13として記憶部56に記憶す
る。この欠陥検査装置40では、このような検出処理を
繰り返すことによりペリクル全面の欠陥検査を行う。
【0057】ペリクル全面の欠陥検査が終了すると、制
御部51は記憶部56に記憶されている検査データS1
3のうち欠陥箇所の位置データを読み出し、当該位置デ
ータを2次元平面に展開して欠陥箇所マツプ30を作成
する。そして制御部51はこの欠陥箇所マツプ30に基
づいて再検査として行うレビユーの順序を決定する。ま
ず始めに制御部51はこの欠陥箇所マツプ30に基づい
て、ペリクルフレーム3の近傍に存在する連続した欠陥
箇所に内接する判定領域Aを設定する。次に設定した判
定領域A内に孤立した欠陥箇所があるか否か判定し、該
当する欠陥箇所が存在すれば、その欠陥箇所を最優先に
レビユーするように決定し、その指示をモニタ55に表
示すると共に、その欠陥箇所を撮像素子46で撮像して
モニタ55に表示する。これを受けてオペレータがモニ
タ55を見るか又は接眼レンズ48を覗くことによつて
欠陥箇所をレビユーし、その結果、露光に際して問題と
なる致命的欠陥であればその時点でペリクル1を不良と
判定する。
【0058】これに対して欠陥箇所が致命的欠陥でなか
つた場合、或いは判定領域A内に孤立した欠陥箇所がな
かつた場合には、制御部51は判定領域Aを欠陥箇所が
現れるまで拡大する。そして判定領域A内に欠陥箇所が
現れたら、その欠陥箇所がペリクルフレーム3に沿つた
方向に所定長以上連続する欠陥であるか否か判定する。
その結果、所定長以上連続する欠陥でなければ、それを
優先的にレビユーするように決定し、その指示をモニタ
55に表示する。これを受けたオペレータは同じように
レビユーを行つて致命的欠陥であるか否か調べる。一
方、所定長以上連続する欠陥箇所であれば、その部分の
リストアツプだけを行つてレビユー順序を後回しにし、
再び判定領域Aを拡大して欠陥箇所の領域を判定する。
以降これを繰り返した結果、所定長以上連続する欠陥だ
けが検出されるようであれば、リストアツプしておいた
欠陥箇所をレビユーするようにモニタ55に表示する。
【0059】このようにして判定領域Aを設定し、当該
判定領域A内にある孤立した欠陥箇所を最優先にレビユ
ーするように決定することにより、異物付着による欠陥
の可能性が最も高い欠陥箇所を最初にレビユーすること
ができる。これによりそのレビユーの結果、致命的欠陥
であることが分かれば、そのペリクル1を不良と判定
し、それ以降の良否判定を行わなくても良くなり、効率
的に良否判定を行うことができる。
【0060】また判定領域A内に孤立した欠陥箇所がな
かつた場合やレビユーの結果、孤立した欠陥箇所が致命
的欠陥でなかつた場合、欠陥箇所が現れるまで判定領域
Aを順次拡大する。そしてその現れた欠陥箇所の領域を
判定し、ペリクルフレーム3に沿つた方向に所定長以上
連続していなければその欠陥箇所を先にレビユーするよ
うにし、所定長以上連続していればその欠陥箇所を最後
にレビユーするようにする。これにより接着剤6のはみ
出し部分6Aと思われる部分よりも先に、異物付着によ
る欠陥の可能性が高い部分をレビユーすることができ、
欠陥の可能性が低い部分を最後にレビユーして効率的に
良否判定することができる。
【0061】また欠陥箇所をレビユーするようにモニタ
55に表示した後、その欠陥箇所を撮像素子46で撮像
してモニタ55に表示するようにしたことにより、第1
実施例のように顕微鏡を合わせなくても、モニタ55を
見るだけで欠陥箇所のレビユーを行うことができる。さ
らにこれに加えてミラー47及び接眼レンズ48を設る
ようにしたことにより、簡易な構成で欠陥箇所を目視し
得、正確にレビユーすることもできる。
【0062】このようにして検出した欠陥箇所の位置に
基づいてレビユーの順序を決定するようにしたことによ
り、欠陥箇所のレビユーに欠陥確率に応じた優先順位を
付けることができる。またその順序に従つて欠陥箇所を
レビユーすれば、欠陥確率が高い順にレビユーを行うこ
とができ、効率的にペリクル1の再検査を行つて効率的
にペリクル1の良否判定を行うことができる。
【0063】以上の構成によれば、検出した欠陥箇所の
位置に基づいてレビユーの順序を決定し、そのレビユー
順序に従つてレビユーを行うようにしたことにより、欠
陥確率が高い順に欠陥箇所のレビユーを行つて効率的に
ペリクル1の良否判定を行うことができる。かくするに
つき欠陥があると判定されたペリクル1の良否判定を効
率的に行い得る欠陥検査装置及び欠陥検査方法を実現し
得る。
【0064】(3)他の実施例 なお上述の第2実施例においては、撮像素子46として
2次元CCDを用いた場合について述べたが、本発明は
これに限らず、撮像素子46として1次元CCDを用い
るようにしても良い。例えばX軸方向に画素が並んだ1
次元CCDを用いた場合には、以下のような手順によつ
てペリクル全体を撮像するようにすれば良い。すなわち
ペリクル1の四隅のうちいずれかを撮像素子46の撮像
範囲に入れ、その部分をまず撮像する。これが終了した
ら撮像素子46の幅(すなわちCCDの幅)だけステー
ジ41をX軸方向に移動して次の撮像ポイントを撮像範
囲に入れ、その部分を撮像する。これを順に繰り返して
ペリクル1の端まで行つたら今度は1画素分だけステー
ジ41をY軸方向に移動して次の撮像ポイントを撮像範
囲に入れ、その部分を撮像する。これが終了したら先程
とは逆に−X軸方向に撮像素子46の幅だけステージ4
1を移動して次の撮像ポイントを撮像範囲に入れ、その
部分を撮像する。これを順に繰り返して行くことによ
り、ペリクル全面を撮像し得る。
【0065】因みに、異物が付着した箇所の位置を検出
する場合には、2次元CCDの場合と同様に何番目の画
素で異物からの散乱光を検出したかを調べれば良い。同
様に撮像信号S10の信号レベルに対して電気的補正を
行う場合には、X軸方向についてのみ電気的補正を行え
ば良い。なお、1次元CCDを用いた場合には、そもそ
もX軸方向にだけ画素があるので、X軸方向に長く、Y
軸方向に短いスリツト状の光ビームを用いるようにすれ
ば良い。
【0066】また上述の第2実施例においては、撮像素
子46と接眼レンズ48とで対物レンズ45を共通に使
用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
撮像素子46と接眼レンズ48とで対物レンズを切り換
えるようにしても良い。例えば撮像素子46で撮像する
場合には、視野サイズ優先の対物レンズを使用し、接眼
レンズ48で目視によるレビユーを行う場合には、解像
度優先の大きい開口率の対物レンズを使用するようにし
ても良い。
【0067】また上述の実施例においては、ペリクル1
の再検査としてオペレータによる目視検査を行つた場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、画像処理技
術を用いて欠陥検査装置が自動的再検査を行うようにし
ても良い。特に第2実施例による欠陥検査装置40の場
合には、撮像素子46によつて画像を取り込んでいるの
で、画像処理によるペリクル再検査を容易に行い得る。
【0068】また上述の実施例においては、フオトマス
ク2に装着する前のペリクル1を検査するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、フオトマ
スク2に装着されたペリクル1を検査するようにしても
良い。その場合には、ステージ11又は41上にフオト
マスク2に装着された状態のペリクル1を載置すれば良
い。
【0069】また上述の実施例においては、ペリクル1
の形状が矩形型の場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、ペリクルとしては円形やその他の形状であつ
ても良い。要は、ペリクルフレームに貼り付けられたペ
リクルであれば本発明を広く適用し得る。
【0070】また上述の実施例においては、ペリクル1
の欠陥が異物付着によるものとして説明したが、本発明
はこれに限らず、ペリクル1の欠陥がキズ等によるもの
であつても良い。要は、欠陥として検出された箇所の位
置に基づいてレビユーすなわち再検査の順序を決定し、
その順序に従つてペリクルの欠陥箇所を再検査するよう
にすれば、欠陥有りと判定されたペリクルの良否判定を
効率的に行うことができる。
【0071】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定の光
束をペリクルに照射し、該ペリクルからの光を受光する
ことにより該ペリクルの欠陥箇所を検出し、ペリクル全
面について欠陥検査が終了した後、検出した欠陥箇所の
位置に基づいて該欠陥箇所の再検査順序を決定するよう
にしたことにより、決定した再検査順序に基づいてペリ
クルを再検査すれば、欠陥確率の高い順にペリクルを再
検査することができ、欠陥があると判定されたペリクル
の良否判定を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による欠陥検査装置の構成を示す斜
視図である。
【図2】その欠陥検査装置の回路構成を示すブロツク図
である。
【図3】欠陥箇所の位置データに基づいて作成された欠
陥箇所マツプを示す略線図である。
【図4】レビユー順序の決定手順を示すフローチヤート
である。
【図5】第2実施例による欠陥検査装置の構成を示す斜
視図である。
【図6】第2実施例による欠陥検査装置の回路構成を示
すブロツク図である。
【図7】第2実施例によるレビユー順序の決定手順を示
すフローチヤートである。
【図8】ペリクルフレームに貼り付けられたペリクルの
構造を示す斜視図である。
【図9】接着剤のはみ出し部分の説明に供するペリクル
の断面図である。
【符号の説明】
1……ペリクル、2……フオトマスク、3……ペリクル
フレーム、4、6……接着剤、5……バツクシート、6
A……接着剤のはみ出し部分、7、17……異物、1
0、40……欠陥検査装置、11、41……ステージ、
13、44……光源、18……受光素子、22、51…
…制御部、24、56……記憶部、25、55……モニ
タ、30……欠陥箇所マツプ、34〜37……欠陥箇
所、46……撮像素子、47……ミラー、48……接眼
レンズ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペリクルフレームに貼り付けられたペリク
    ルに所定の光束を照射する光照射手段と、 前記光束を前記ペリクルに照射した際に得られる該ペリ
    クルからの光を受光する受光手段と、 前記受光手段によつて得られる受光信号に基づいて前記
    ペリクルの欠陥箇所を検出する欠陥検出手段と、 前記欠陥検出手段によつて得られる欠陥箇所の位置デー
    タを記憶する記憶手段と、 前記ペリクル全面について欠陥検査が終了した後、前記
    記憶手段に記憶されている前記欠陥箇所の位置データに
    基づいて前記欠陥箇所の再検査順序を決定し、該再検査
    順序を表示する順序決定手段とを具えることを特徴とす
    る欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】前記欠陥箇所を目視によつて再検査するた
    めの観察手段を具えることを特徴とする請求項1に記載
    の欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】前記順序決定手段は、 前記ペリクルフレーム近傍に存在する連続した欠陥箇所
    に内接する領域を設定し、該領域内の孤立した欠陥箇所
    を前記再検査順序の最優先にすることを特徴とする請求
    項1に記載の欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】前記順序決定手段は、 前記領域を順次拡大し、該領域内に現れた欠陥箇所のう
    ち前記ペリクルフレームに沿つた方向に所定長以上連続
    しない欠陥箇所の再検査順序を先にし、該方向に所定長
    以上連続する欠陥箇所の再検査順序を後にすることを特
    徴とする請求項3に記載の欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】ペリクルフレームに貼り付けられたペリク
    ルの欠陥を検査する欠陥検査方法において、 所定の光束を前記ペリクルに照射し、該ペリクルからの
    光を受光することにより該ペリクルの欠陥箇所を検出
    し、 前記ペリクル全面について欠陥検査が終了した後、検出
    した前記欠陥箇所の位置に基づいて該欠陥箇所の再検査
    順序を決定し、 決定した前記再検査順序に基づいて前記ペリクルを再検
    査することを特徴とする欠陥検査方法。
  6. 【請求項6】再検査として前記欠陥箇所を目視検査する
    ことを特徴とする請求項5に記載の欠陥検査方法。
  7. 【請求項7】前記ペリクルフレーム近傍に存在する連続
    した欠陥箇所に内接する領域を設定し、該領域内の孤立
    した欠陥箇所を前記再検査順序の最優先にすることを特
    徴とする請求項5に記載の欠陥検査方法。
  8. 【請求項8】前記領域を順次拡大し、該領域内に現れた
    欠陥箇所のうち前記ペリクルフレームに沿つた方向に所
    定長以上連続しない欠陥箇所の再検査順序を先にし、該
    方向に所定長以上連続する欠陥箇所の再検査順序を後に
    することを特徴とする請求項7に記載の欠陥検査方法。
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