JP3524756B2 - 透明体の検査方法、検査装置、および検査システム - Google Patents

透明体の検査方法、検査装置、および検査システム

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JP3524756B2
JP3524756B2 JP06933098A JP6933098A JP3524756B2 JP 3524756 B2 JP3524756 B2 JP 3524756B2 JP 06933098 A JP06933098 A JP 06933098A JP 6933098 A JP6933098 A JP 6933098A JP 3524756 B2 JP3524756 B2 JP 3524756B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI、超LSI
などの半導体装置あるいは液晶表示板を製造する際のゴ
ミよけとして使用されるペリクル膜、半導体用石英基
板、石英製露光原版(フォトマスク)等の透明体の表面
あるいは透明体内部を検査する検査方法、検査装置およ
び検査システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI、超LSIなどの半導体装置ある
いは液晶表示板などの製造においては、半導体ウエーハ
あるいは液晶用原版に光を照射して回路パターンを作成
するが、この場合に用いる露光原版にゴミが付着してい
ると、このゴミが光を吸収したり、光を曲げてしまうた
め、転写したパターンが変形したり、エッジががさつい
たものとなるほか、白地が黒く汚れたりして、寸法、品
質、外観などが損なわれ、半導体装置や液晶表示板など
の性能や製造歩留りの低下を来すという問題があった。
このため、これらの作業は通常クリーンルームで行われ
ているが、このクリーンルーム内部でも露光原版を完全
には清浄に保つことが難しいので、露光原版の表面にゴ
ミよけのため、露光用の光をよく透過させるペリクル膜
を粘着する方式が行われている。
【0003】このようなペリクルを用いれば、ゴミは露
光原版の表面上には直接付着せず、ペリクル膜上に付着
するため、リソグラフィー時に焦点を露光原版の結像面
にあるパターン上に合わせておけば、ペリクル膜上のゴ
ミは転写には無関係となる。このペリクル膜は、通常光
を良く透過するニトロセルロース、酢酸セルロース、変
性ポリビニルアルコール、フッ素系ポリマーなどからな
る透明なペリクル膜を、アルミニウム合金、ステンレ
ス、ポリエチレンなどからなる枠の上部にペリクル膜の
良溶媒を塗布し、風乾して接着するか、アクリル樹脂や
エポキシ樹脂などの接着剤で接着し、さらに枠の下側に
は露光原版に装着すための、ポリブテン樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂、アクリル樹脂などからなる粘着層、および
粘着層の保護を目的とした離型層で構成されている。
【0004】そして、このペリクルについてはその利用
目的から、当然ペリクル膜の内外表面やペリクル膜の内
部に異物などが存在してはならないので、厳密な検査が
行われている。
【0005】また、そもそも半導体用石英基板や回路パ
ターンを描いた石英製露光原版自体には、ペリクル膜と
同様に、あるいはそれ以上に透明性と欠陥のないものが
要求されるために、その透明体の表面あるいは透明体の
内部に存在する異物などの検査が厳重に実施されてい
る。
【0006】このような透明体の表面あるいは内部の検
査方法としては、例えば、従来のペリクル膜の検査方法
は、図5示したように、ペリクル膜Aを貼り付けた枠
を、ハンドリング用治具に取り付け、その治具を手で持
ち、検査用の暗室に入り、集光ランプBでスポットライ
トをペリクル膜Aの表面に当て、膜に付着している異
物、膜の中にある異物や欠陥、膜にしわや傷などがない
かを目視で検査していた。
【0007】しかし、この方法では、ペリクル膜の表面
やペリクル枠で反射した集光ランプのスポットライトが
作業者の目に当たるため、眩しくて目に負担がかかり、
目自体の健康にも悪く、長時間の検査が続けられず、作
業能率が低下するとともに、異物の見落としなどが発生
し、検出精度が低下する恐れがある。また、同様の現象
は、このようなペリクルに限られるものではなく、石英
基板や露光原版の検査でも起こっており、その解決が待
たれていた。
【0008】一方、目視によらない透明体の検査方法と
しては、レーザー光を照射し透明体表面あるいは内部に
存在する異物等からの散乱光をホトマルチプライヤーに
より検出する方法、または顕微鏡を備えた電荷結合素子
カメラ(以下、CCD(Charge Coupled Device) カメラ
とする場合がある。)により拡大された異物そのものを
検出する方法などが行われていた。
【0009】さらに、CCDカメラを使用した透明体の
欠陥検査方法(特開平4−344447号公報)等も提
案されている。この方法は、3方向から光を、同時に透
明体に照射し、傷、汚れといった欠陥からの散乱光をC
CDカメラにて検出する方法である。
【0010】しかしながら、第1の方法では、測定の再
現性は極めて高いが、例えばペリクルフレーム近傍(数
mm巾)部分については、フレームによるレーザー光の
干渉、レーザー光の強度分布(一般にガウス分布)によ
る分布の裾野部分のフレームによる散乱、レーザー光の
回折効果等により測定が不可能であるという問題点があ
る。また、第2の方法、すなわち顕微鏡を備えたCCD
カメラによる方法では、小さな粒子径の異物を検出する
ためには、顕微鏡の倍率を上げる必要があり、したがっ
て検査に膨大な時間を要するため実用性に乏しいという
問題点がある。
【0011】さらに、第3の方法、すなわち特開平4−
344447号公報に記載された方法では、傷、汚れと
いった2次元的な被検査物の検査には好適であるが、3
次元的な被検査物、例えば異物等を検査する場合は、光
の散乱形態が2次元的な被検査物とは著しく異なるため
うまく検査できないという問題点がある。さらには、透
明体がペリクルの場合、周辺部にフレームを備えている
ことから、この方法のように3方向から光を、同時に透
明体に照射して検査を行う方法では、周辺部近傍のペリ
クル膜の検査を行うことができず、ペリクルの検査には
適さないという問題点もある。このため、これらの方法
を行うための装置においても同様の問題点を有すること
になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点に鑑みなされたもので、作業者の目視検査による
目の負担を軽減し、かつ、合否判定が精度よく、簡単に
できるような効率的な透明体の検査方法を提供すること
を目的とする。また、本発明は、目視によらずかつ反射
光を用いた検査ではなく、さらに上述した従来の検査装
置が有する問題点の無い透明体の検査装置および検査シ
ステムを提供することをも目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するためになされたもので、本発明記載した発明は、
透明体に光を照射して、該透明体の表面あるいは透明体
内部の検査を行う方法において、該透明体に対して光源
の反対側から透過光を観察することによって、該透明体
の検査を行うことを特徴とする透明体の検査方法であ
る。
【0014】このように、透明体を透過してくる透過光
を観察するようにすれば、透明体表面の反射光を観察す
る場合のような眩しさがないので、目への負担がなく、
異物などの被検出物を見落とすこともなく、しかも検出
精度に優れ、検査能率も高くなる。
【0015】そして、観察方法を、目視検査とし検査
が、前記透明体の表面あるいは透明体中に存在する異物
を検出することとしたこのように、本発明は、特に目
視検査によって、透明体の表面あるいは透明体内部に存
在する異物などの検出を行う場合に、作業者が眩しくな
いので有効であり、しかも、例えば、Heレーザー異物
検査機等の機械検出よりも精度の高い検出が容易に可能
である。
【0016】さらに本発明の検査方法の検査対象を、
透明体である、ペリクル膜とすることができる。このよ
うに、本発明の検査方法の対象を、特に高い透明性とサ
ブミクロン以下の極小の異物などを排除する必要のある
ペリクル膜とすることによって、その有効性が発揮され
る。
【0017】そして、本発明記載した発明は、透明体
を検査位置まで移動し、固定する透明体移動手段と、こ
の透明体移動手段により検査位置で固定された透明体に
対しその一表面側に配置された光源から光を照射する光
照射手段と、上記透明体の反対表面側に位置し、上記透
明体を透過した上記光源からの光を検出する検出器を有
する検出手段とを具備することを特徴とする透明体の検
査装置である。このような検査装置を用いることによ
り、目視以外の手段により透明体の異物を検査する場合
に、短時間で多数の透明体を精度良く検査することが可
能となる。
【0018】この場合検出器はCCDカメラとするこ
とが好ましい。検出器をCCDカメラとすることによ
り、例えばペリクルの異物を検査する場合、ペリクルフ
レーム直近を目視による検査と同様に検査することがで
きるからである。
【0019】さらに、検出器として使用するCCDカメ
ラとしては、デジタルCCDカメラが好ましく、特に
量子効率10%以上、フルウエルキャパシティ3000
0エレクトロン以上、階調数256以上のデジタル電荷
結合素子カメラを用いることが好ましい。これは、感度
を示す量子効率、ダイナミックレンジを示すフルウエル
キャパシティ、および光量差の分解能を示す階調数が上
記範囲のデジタル電荷結合素子カメラは、検出器として
バランスが優れており、検出効率が良いからである。こ
のようなデジタル電荷結合素子カメラとしては、デジタ
ル冷却CCDカメラ、デジタルCCDラインセンサカメ
ラなどがその例として挙げられる。
【0020】さらにこの場合検出器の位置は、光照射
手段の光源からの光線束に直接照射されない位置に配置
されることが好ましい。このように配置されることによ
り、例えば検出器にCCDカメラを用いた場合、CCD
カメラの電荷が飽和することなく、精度よく異物の検査
を行うことができる。
【0021】なお、この場合当然のことではあるが、光
照射手段の光源からの光線束が透明体を照射する位置、
すなわち検査部位は、検出器の検出範囲内にある必要が
ある。検査部位が検出範囲内になければ異物を検出する
ことができず、検査装置としての機能を果たし得ないた
めである。
【0022】上記検出器が検出するのは検査対象であ
る透明体を透過した光であって、前記透明体の表面ある
いは内部に存在する異物により散乱された光である。本
発明による異物の検出は、光源からの光が透明体を透過
する際に透明体表面もしくは内部に存在する異物を照射
し、この異物により散乱した光を検出器により検出する
ことにより行われる。
【0023】また、上述の場合と同様に、本発明の検査
装置の検査対象である透明体を、ペリクル膜とすること
ができるさらに前記光源が、輝度5000ルクス以
上の高輝度ハロゲンランプであることが好ましい。高輝
度ハロゲンランプを光源に用いることにより、広い範囲
を照射することができ、かつ高く均一な照度を得ること
ができるため、レーザー光に比べて効率よく透明体を検
査することができるからである。
【0024】そして、本発明記載した発明は、 (a) 前記検査装置からなる検査装置部、 (b) 前記検査装置部の透明体移動手段、光照射手段、お
よび検出手段の位置を制御する制御部、 (c) 前記検出手段で検出された光を画像処理する画像処
理部、 (d) 前記透明体移動手段、前記光照射手段、および前記
検出手段の各手段の位置の制御に関する情報を前記制御
部に提供し、かつ画像処理部で処理された結果を解析す
る解析部、および (e) 解析部で解析された結果を表示する検査結果表示
部、を具備することを特徴とする透明体の検査システム
である。
【0025】このような検査システムとすることによ
り、検査装置部の検出器で検出された光が画像処理部で
画像処理され、解析部で解析されることにより、透明体
のどの位置にどのようなサイズの異物がどれだけあるか
を検査結果表示部にマップとして表示することが可能と
なり、この透明体が使用可能であるか否か、異物の除去
が必要であるか否か、どの位置の異物を除去すべきか等
の判断を容易にすることができる。
【0026】さらにこの場合、上記同様の理由から、
検査装置部の検出器は、CCDカメラであることが好ま
しくさらに検出器として使用するCCDカメラとして
は、デジタルCCDカメラが好ましく、特に量子効率1
0%以上、フルウエルキャパシティ30000エレクト
ロン以上、階調数256以上のデジタル電荷結合素子カ
メラを用いることが好ましい
【0027】さらにまた、上記検査装置部の検出器は
検査装置部の光源からの光線束が直接照射されない位置
に配置されることが好ましい。上述場合と同様の理由
により、検出手段における検出の精度が向上するためで
ある。なお、この場合も同様に、光源からの光が透明体
を照射する位置は、検出手段の検出範囲内に配置される
ことが前提である。
【0028】
【発明の実施の形態】まず、本発明の透明体の検査方法
につき詳述するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。本発明者らは、従来のペリクル膜から反射して
くる反射光を観察して被検出物を検査する方法では、作
業者の負担が大きく、検出限界にも限度があり、検査能
率も高いものではなかったが、これを改良するには、ペ
リクル膜を透過してくる透過光を目視により観察すれ
ば、透明体の表面あるいは内部に存在する異物などを容
易に、即座に、高精度で検出できることを見出し、本発
明を完成させたものである。
【0029】本発明の検査方法を図1に基づいて、ペリ
クル膜を検査する例について説明する。図1に示したよ
うに、暗室内部に設置したスタンドE上の集光ランプB
から発せられたスポットライト光路Cに対して、ペリク
ル膜Aを枠に貼り付けたペリクルを垂直方向にかざし
て、ペリクル膜を透過してきた透過光を、透過光の光路
外の位置から目視Dで観察すれば、反射光と異なり、光
路外から観察できるので眩しくなく、膜表面或は膜の内
部に存在する極小の異物などを容易に、短時間に検出す
ることができるようになった。
【0030】従来の検査方法では、図5に示したよう
に、ペリクル膜AにスポットライトCを当て、その反射
光を観察して膜表面或は膜の内部に存在する異物を検出
していたが、この方法では作業者が光の反射する側に居
るので、膜やペリクル枠で反射した光は、直接作業者の
目に当たってしまい、作業者は眩しくて極小の異物を確
認するのが困難であり、その時点で目に残像が残るた
め、検査能率が悪く、1枚の検査に3〜4分間もかかっ
ていた。また、作業者間に検査精度のバラツキが生じる
原因ともなっていた。
【0031】そして、本発明の検査方法では、直接光線
が目に当たることがなく、眩しくないので、目の負担が
減り、従来の方法よりも集光ランプの照度を強くするこ
とができるため、より一層極小異物を発見し易くなり、
1枚の検査時間が約1分半と従来の約半分の時間で済む
ようになり、検査能率が大幅に向上した。
【0032】また、透明体の表面或は内部に存在する異
物によって前方に散乱される散乱光を異物からの散乱光
として利用できるために、特にサブミクロンの異物に関
して、従来の反射光(後方散乱光)を利用する方法より
も、本質的に小さな0.1〜0.2μm程度の異物を容
易に発見できることを見出した。これにより、従来は約
0.3μmが検出限界とされていたが、それよりも小さ
い異物を見つけることができ、検出限界が0.2μmま
で向上し、ペリクル膜の品質向上に極めて有効な検査方
法であることが判った。
【0033】本発明の検査方法の光源については、特に
波長を限定するものではないが、目視による観察を主と
しているから、当然のことながら可視光線を中心とする
光源を使用することが好ましい。具体的には、高輝度ハ
ロゲンランプ、キセノンランプなどが挙げられ、また、
検査照度は特に制限はないが、5〜100万ルクス程度
であればよい。
【0034】本発明の検査方法の受光器については、透
明体の表面や内部に存在する異物からの散乱光を受光で
きるものであれば、特に限定するものではないが、検出
精度が高く、合否判定能力の高い作業者の目視が最も重
視される。作業者は透過光を観察するため、眩しくな
く、長時間の連続作業も行え、上記したように検出精度
も高くなった。
【0035】目視以外の受光器は、用いる光源あるいは
被検出物の種類や検出精度によって、適宜、受光素子を
選択すればよく、検査の自動化も可能である。このよう
な目視以外の受光器としては、可視光線ではCdS素
子、CCDなどが使用され、好ましくはデジタルCCD
であり、特に好ましくは量子効率10%以上、フルウエ
ルキャパシティ30000エレクトロン以上、階調数2
56以上のデジタル電荷結合素子カメラである。このよ
うなデジタル電荷結合素子カメラとしては、例えば、デ
ジタル冷却CCDカメラ、デジタルCCDラインセンサ
カメラ等を挙げることができる。
【0036】この目視あるいはその他の受光器の位置
は、透過光線の光路から外れた位置であれば、どのよう
な位置であっても構わないが、好ましくは、透過光線の
光路を中心とする光の進行方向に対して0°<θ≦90
°の角度の円錐内部とするのが異物を検出し易い。
【0037】次に、本発明の透明体の検査装置および検
査システムについて説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではないことは、上記本発明の検査方法の場
合と同様である。例えば、以下の例では検査対象である
透明体をペリクルとしているが、これはあくまで例示で
あり、これに限定されるものではない。
【0038】本発明者らは、従来の機械的検査で生じる
種々の問題点、例えばレーザー光をペリクルに照射し、
異物からの散乱光をフォトマルチプライヤで検出する場
合は、レーザー光の干渉、回折等によりペリクルフレー
ム直近部分の測定が不可能である等の問題点を解決すべ
く研究を重ねた結果、本発明を完成させるに至ったもの
である。
【0039】まず、本発明の検査装置を、図2に基づい
て説明する。図2に示す検査装置1は、被検査物である
ペリクル2を検査装置1内に移動し、検査される位置で
固定する透明体移動手段3と、この透明体移動手段3に
より検査される位置で固定されたペリクル2に対してそ
の一表面側(図2では下側)に位置する光照射手段4
と、ペリクル2の反対表面側に位置する検出手段5とか
ら構成される。
【0040】上記透明体移動手段3は、不図示のペリク
ルを保持する透明体保持部と、保持されたペリクルを移
動させる移動用ロボット6とからなる。この移動用ロボ
ット6は、検査装置1内にペリクル2を移動させ、検査
装置1内の光照射手段4と検出手段5との間の所定の検
査位置までペリクル2を移動させ、その位置でペリクル
2を固定できる機能を有するものであれば一般に用いら
れているものとすればよく、特に限定されるものではな
い。また、保持部もペリクル(透明体)を移動用ロボッ
ト6に保持させる機能を有するものであればいかなるも
のであってもよい。本実施形態では、保持部でペリクル
フレーム18を保持し、移動用ロボット6でペリクル2
を水平動自在にできるようにしている。
【0041】上記光照射手段4は、この光照射手段4を
検査装置1内に固定する固定盤7と、この固定盤7に立
設された光源支持棒8と、この光源支持棒8の上端部に
取り付けられた光源支持アーム9と、この光源支持アー
ム9の一端に取り付けられた光源10とからなる。
【0042】光源支持棒8は固定盤7に自軸を中心に回
動自在となるように取り付けられており、光源支持アー
ム9は光源支持アーム9の軸方向に摺動自在でかつ上下
方向に回動自在となるように光源支持棒8に取り付けら
れている。また、光源10も上下方向および左右方向の
両方向に回動自在で、ペリクル2側のあらゆる方向に光
線束11を照射できるように光源支持アーム9に取り付
けられている。したがって、光源10は、ペリクル2の
一表面側の位置であってペリクル2を検査する上で必要
なあらゆる位置に移動することが可能であり、かつ検査
する上で必要なあらゆる角度に光線束11を照射するこ
とができる。ここで光線束とは、光源から直線的に照射
され、途中で散乱等していない光線の束のことである。
【0043】本発明において、光源10としては後述す
る検出手段の検出器に検出可能な光を照射しうるもので
あれば特に限定されず、例えばハロゲンランプ、キセノ
ンランプ等を挙げることができる。なかでも、比較的広
範囲にわたって光線束を照射することが可能で、かつ高
く均一な照度を得ることができ、レーザ−光と比べて効
率のよい高輝度ハロゲンランプが好ましく、特に、検査
する上で必要な照度は5000ルクス以上であることか
ら、輝度が5000ルクス以上の高輝度ハロゲンランプ
が好ましい。さらに、検査時間の短縮化、検査精度の向
上等の点から、照度は1万〜100万ルクスであること
が好ましい。したがって、本発明においては、このよう
な照度が得られる光源が特に好ましい。
【0044】なお、本発明において光照射手段4は、上
述した例に限られるものでなく、光源10を、検査する
上で必要な位置に配置でき、かつ検査する上で必要な方
向に光線束11を照射できる機構を有するものであれば
いかなるものであってもよい。例えば、固定盤7が動く
ことにより光源10を移動させる機構となっていてもよ
い。
【0045】次に、検出手段5は、この検出手段5を固
定する固定部12と、この固定部12に立設された検出
器支持棒13と、この検出器支持棒13にその一端が取
り付けられた検出器支持アーム14と、この検出器支持
アーム14に取り付けられた検出器15とからなる。
【0046】検出器支持棒13は、固定部12に図2に
おいて図面に垂直方向、すなわち手前側から奥手側方向
に摺動自在に取り付けられている。検出器支持アーム1
4は、検出器支持棒13の軸方向に摺動自在となるよう
に検出器支持棒13に取り付けられており、検出器15
は、検出器支持アーム14の軸方向に摺動自在となるよ
うに検出器支持アーム14に取り付けられており、かつ
検出器15の検出範囲16がペリクル2側のあらゆる方
向に向くように上下方向及び左右方向に回動自在に取り
付けられている。したがって、検出器15は、光源10
から照射されペリクル2内の異物からの散乱光を検出す
るのに必要ないかなる位置に移動することも可能であ
り、その位置で検出器15の検出範囲16を異物からの
散乱光を検出するのに必要な方向に向けることができ
る。
【0047】本発明において検出器15は、用いる光源
あるいは被検出物の種類や検出精度によって適宜選択す
ればよいが、ペリクルフレームの直近部分をも検査で
き、かつその後のデータ処理が容易なCCDカメラが好
ましく、特にデジタルCCDカメラが好ましい。このよ
うなデジタルCCDカメラの中でも、特に量子効率10
%以上、フルウエルキャパシティ30000エレクトロ
ン以上、階調数256以上のデジタル電荷結合素子カメ
ラを用いることが好ましい。
【0048】これは、感度を示す量子効率、ダイナミッ
クレンジを示すフルウエルキャパシティ、および光量差
の分解能(ADユニット=フルウエルキャパシティ/階
調数)を示す階調数が上記範囲のデジタル電荷結合素子
カメラは、検出器としてバランスが優れており、検出効
率が良いからである。このようなデジタルCCDカメラ
の具体例としては、デジタル冷却CCDカメラ(例え
ば、C4880−16(浜松ホトニクス社製、商品
名))、デジタルCCDラインセンサカメラ(例えば、
テクノス3000H(テクノス社製、商品名))などが
挙げられる。
【0049】なお、本発明において、検出手段5は、上
述した例に限られるものではなく、検出器15を検出に
必要な位置に移動でき、検出器15の検出範囲16を異
物からの散乱光を検出するのに必要な方向に向けること
が可能な機構を有するものであればいかなるものであっ
てもよい。例えば、固定部12が移動して検出器15を
検査に必要な位置に移動させる機構であってもよいし、
検出器支持棒13が自軸を中心として回動することによ
り検出器15を移動させる機構となっていてもよい。
【0050】次に、本発明の検査装置を用いたペリクル
の検査について、図2を用いて説明する。まず、検査対
象であるペリクル2を透明体移動手段3の保持部により
移動用ロボット6に保持させる。ペリクル2は、移動用
ロボット6により検査装置1内の所定の検査位置に移動
され、固定される。光源10は、光源支持棒8および光
源支持アーム9の働きにより所定の位置に移動され、次
いで光源10からの光線束11がペリクル2のペリクル
膜17上の検査される部位を照射するように光源10を
回動させる。
【0051】次いで、検出器15は、検出器支持棒13
の固定部12上の摺動、検出器支持アーム14の検出器
支持棒13上の摺動、さらには検出器15の検出器支持
アーム14上の摺動により、光源10の光線束11から
ややはずれた位置(光源10からの光線束に直接照射さ
れない位置)に配置され、さらに上記ペリクル膜17上
の検査される部位を、検出器15の検出範囲16内に入
るように検出器15を回動させる。このように配置して
検出することにより、光源10の光線束11に検出器1
5が直接照射されることがなく、したがって例えば検出
器15がCCDカメラであった場合でも、電荷の飽和が
おこらずに精度良くペリクル膜17の内部もしくは表面
上の異物による散乱光を検出することができる。
【0052】また、図3に示すようにペリクルフレーム
18の直近を検査するために、光源10からの光線束1
1がペリクルフレーム18と交差する場合は、光源1
0、ペリクル膜17上の検査位置(光線束11がペリク
ル膜17を照射する位置)および検出器15がほぼ直線
となるような位置に検出器15を配置する。ただし、こ
の場合検出器15は、光線束11がペリクルフレーム1
8によりさえぎられ、光線束11が検出器15を直接照
射しない位置に配置される。次いで、ペリクル膜17上
の検査位置を検出器15の検査範囲16内に入るように
検出器15を回動させる。
【0053】このようにして検出することにより、光源
10からの光線束11がペリクルフレーム18に当たっ
ても、その反射光等により検出器15の精度が低下する
(例えば、検出器15がCCDカメラであった場合は電
荷の飽和)ことなく異物を検出することができる。ま
た、ペリクルフレーム18を照射して散乱した光は、ペ
リクル膜17の内部もしくは表面上の異物を照射して散
乱した光に対してコントラストが大きくとれることか
ら、異物の検出に際して大きな問題とはならない。
【0054】最後に、本発明の透明体の検査システムに
ついて図4を用いて説明する。図4中20は、上述した
本発明の検査装置を有する検査装置部である。この検査
装置部20の透明体移動手段3、光照射手段4および検
出手段5は、制御部30により制御されている。検査装
置部20の検出器15により検出されたペリクル2の異
物からの散乱光は、画像処理部40にて画像処理され、
その散乱光の強度が記録される。さらに、各手段間の相
対的な位置関係からペリクル2上のどの位置に異物が存
在するかが特定される。
【0055】なお、この例においては検出器15がCC
Dカメラであるため、CCDカメラコントローラー部4
1が設けられており、このCCDカメラコントローラー
部41によりCCDカメラ(検出器15)が制御されて
いる。
【0056】画像処理された結果は、解析部50に送ら
れ解析される。また、この解析部50には、透明体移動
手段3、光照射手段4および検出手段5の検査に際して
の最適な位置関係についての情報が集積されている。検
査を開始する際には、この解析部50がまず集積された
情報に基づいて計算を行い、上記各手段が検査に際して
最適な位置関係をとるように解析部50から制御部30
に情報が提供され、制御部30により各手段の位置関係
が最適となるように制御される。
【0057】解析部50により解析された結果は、例え
ばペリクル2のどの位置にどの程度の大きさの異物があ
るといった情報として検査結果表示部60に例えばマッ
プとして表示される。
【0058】上記制御部30、画像処理部40、解析部
50、および検査結果表示部60は、通常それぞれコン
ピューターにより構成されるものであり、この場合解析
部50はホストコンピューターとして働くことになる。
【0059】
【実施例】以下、本発明の検査方法の実施例と比較例を
示す。 (実施例)先ず、クリーンルーム(クラス:1〜10程
度)内部に、外光を完全に遮断できる暗室を設けた。暗
室内部もクリーンルームと同様のクリーン度が得られる
ように設備した。暗室は、検査に必要なスペースとし
て、検査に使用する光源からの光が検査自体を妨害しな
い程度の広さとした。検査用光源には、スポット式の高
輝度ハロゲンランプYP150−1(山田光学(株)製
商品名)を用意し、検査台上に設置し、照度を50万ル
クスに設定した。検査対象の透明体として、半導体リソ
グラフィ用ペリクルを用意し、このペリクル膜を、点灯
したランプの光路内部に、光路に対して垂直に置き、光
線が透過してきた側からペリクル膜面を目視で観察し、
異物を検査した。18個の試料について検査した結果を
表1に示す。
【0060】(比較例1)従来の検査方法で検査した。
ペリクルを光路内部に置き、光線が反射してきた側(光
源側)からペリクル膜面を目視で観察し、異物を検査し
た。実施例で検査した18個の試料について検査した結
果を表1に併記した。
【0061】(比較例2)目視検査を行ったペリクル
を、He−Neレーザー異物検査装置により、異物の反
射光を受光器にて検知し、異物のサイズと個数を求め、
その結果を表1に併記した。
【0062】
【表1】
【0063】以上のように検査方法を比較した結果、従
来の反射光を使用した検査方法では、0.3μmが検出
限界であるのに対して、本発明の透過光による検査方法
では、0.3μm以下の異物サイズも検出可能であるこ
とが判明した。
【0064】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0065】例えば、上記説明では透明体をペリクル膜
とし、被検査物を異物として説明したが、本発明はこれ
らに限定されるものではなく、透明体としては、例え
ば、半導体用石英基板、半導体回路パターン露光原版、
光学レンズ、光学セルなどを挙げることができ、被検査
物としては、透明体の表面あるいは内部に存在する傷、
欠陥、気泡、凸部、凹部、歪み、その他の光学的に検出
される物などであれば、本発明はこれらのいずれに対し
ても高精度の検出能力を有している。
【0066】
【発明の効果】本発明の透明体の検査方法によれば、透
明体の表面あるいは内部に存在する異物などを検出する
のに、透明体を透過してきた透過光を透過してきた側か
ら目視観察することで、作業者にとっては眩しくないの
で極小異物の発見が容易になり、高精度の検出、検査時
間の短縮が可能となり、目の負担も軽減され、検査能率
が大幅に向上した。さらに本発明の透明体の検査装置お
よび検査システムによれば、透明体の表面あるいは内部
に存在する異物などを反射光を用いずに検出することが
できるので、異物の見落とし等なく多数の透明体を検査
することができる。したがって、本発明を用いることに
より、多数の透明体の異物に関する検査を高精度で行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査方法を示す説明図である。
【図2】本発明の検査装置を示す概略構成図である。
【図3】本発明の検査装置の使用例を示す概略構成図で
ある。
【図4】本発明の検査システムを示す概略構成図であ
る。
【図5】従来の検査方法を示す説明図である。
【符号の説明】
A…ペリクル膜(透明体)、 B…集光ランプ(光
源)、C…スポットライト光路、 D…目、 E…スタ
ンド、1…検査装置、 2…ペリクル(透明体)、 3
…透明体移動手段、4…光照射手段、 5…検出手段、
6…移動用ロボット、 7…固定盤、8…光源支持
棒、 9…光源支持アーム、 10…光源、 11…光
線束、12…固定部、 13…検出器支持棒、 14…
検出器支持アーム、15…検出器、 16…検出範囲、
17…ペリクル膜、18…ペリクルフレーム、 20
…検査装置部、 30…制御部、40…画像処理部、
41…CCDカメラコントローラー部、50…解析部、
60…検査結果表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−16945(JP,A) 特公 昭63−52696(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G03F 1/00 - 1/16

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペリクル膜に光を照射して、該ペリクル
    の表面あるいはペリクル膜内部の検査を行う方法にお
    いて、該ペリクル膜に対して光源の反対側から透過光を
    観察するとともに、ペリクルフレームの直近を検査する
    ために、光源、ペリクル膜上の検査位置、検出器が直線
    となるような位置で、かつ光線束がペリクルフレームに
    よりさえぎられ、光線束が直接照射しない位置に検出器
    を配置して、該ペリクル膜の検査を行うことを特徴とす
    ペリクル膜の検査方法。
  2. 【請求項2】 検査が、前記ペリクル膜表面あるいは
    リクル膜内部に存在する異物を検出することであること
    を特徴とする請求項に記載のペリクル膜の検査方法。
  3. 【請求項3】 ペリクル膜を検査位置まで移動し、固定
    するペリクル膜移動手段と、このペリクル膜移動手段に
    より検査位置で固定されたペリクル膜に対しその一表面
    側に配置された光源から、検査する位置に移動すること
    が可能であり、かつ検査する角度に光を照射することが
    できる光照射手段と、前記ペリクル膜の反対表面側に位
    置し、前記ペリクル膜を透過した前記光源からの光を検
    する位置に移動でき、検出する方向に向けることが可
    能な検出器を有する検出手段とを具備することを特徴と
    するペリクル膜の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記検出器が、電荷結合素子カメラであ
    ることを特徴とする請求項記載のペリクル膜の検査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電荷結合素子カメラが、量子効率1
    0%以上、フルウエルキャパシティ30000エレクト
    ロン以上、階調数256以上のデジタル電荷結合素子カ
    メラであることを特徴とする請求項記載のペリクル膜
    の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記検出器は、前記光源からの光線束に
    直接照射されない位置に配置されることを特徴とする請
    求項から請求項までのいずれか一項に記載のペリク
    ル膜の検査装置。
  7. 【請求項7】 前記検出器は、前記ペリクル膜を透過し
    た光であって、前記ペリクル膜の表面あるいは内部に存
    在する異物により散乱された光を検出することを特徴と
    する請求項から請求項までのいずれか一項に記載の
    ペリクル膜の検査装置。
  8. 【請求項8】 前記光源が、輝度5000ルクス以上の
    高輝度ハロゲンランプである請求項から請求項まで
    のいずれか一項に記載のペリクル膜の検査装置。
  9. 【請求項9】 (a) 請求項3から請求項8までのいずれ
    か一項に記載の検査装置からなる検査装置部、 (b) 前記検査装置部のペリクル膜移動手段、光照射手
    段、および検出手段の位置を制御する制御部、 (c) 前記検出手段で検出された光を画像処理する画像処
    理部、 (d) 前記ペリクル膜移動手段、前記光照射手段、および
    前記検出手段の各手段の位置の制御に関する情報を前記
    制御部に提供し、かつ画像処理部で処理された結果を解
    析する解析部、および (e) 解析部で解析された結果を表示する検査結果表示
    部、 を具備することを特徴とするペリクル膜の検査システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記検出手段の検出器が、電荷結合素
    子カメラであることを特徴とする請求項記載のペリク
    ル膜の検査システム。
  11. 【請求項11】 前記電荷結合素子カメラが、量子効率
    10%以上、フルウエルキャパシティ30000エレク
    トロン以上、階調数256以上のデジタル電荷結合素子
    カメラであることを特徴とする請求項10記載のペリク
    ル膜の検査システム。
  12. 【請求項12】 前記解析部からの情報に基づき前記制
    御部が、前記ペリクル膜移動手段、前記光照射手段、お
    よび前記検出手段の位置関係を制御して、前記検出手段
    の検出器の位置を、前記光照射手段の光源からの光線束
    が直接照射しない位置に配置することを特徴とする請求
    から請求項11までのいずれか一項に記載のペリク
    ル膜の検査システム。
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