JPH1037914A - バネ付き設定ボルト - Google Patents

バネ付き設定ボルト

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Publication number
JPH1037914A
JPH1037914A JP21403196A JP21403196A JPH1037914A JP H1037914 A JPH1037914 A JP H1037914A JP 21403196 A JP21403196 A JP 21403196A JP 21403196 A JP21403196 A JP 21403196A JP H1037914 A JPH1037914 A JP H1037914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
piping
spring
coil spring
supported
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21403196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nagakura
博 長倉
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP21403196A priority Critical patent/JPH1037914A/ja
Publication of JPH1037914A publication Critical patent/JPH1037914A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管内に配置する軸あるいは部材等の支持に
適用されるバネ付き設定ボルトに関するもので、配管の
高温時の熱伸びにより配管径が大きくなってもバネが伸
びて設定ボルトと配管内部材間の隙間を生ずることなく
確実に配管内支持部材を確実に支持することを目的とし
ている。 【解決手段】 配管3の外周の複数個所に穿設されたね
じ穴に螺入し、管を貫通して管中心方向に向けて螺入す
る設定ボルト11(11a〜11d)はその各ねじ部外
周に内径が各ボルトのねじ径よりも大きいコイルバネ2
(2a〜2d)が外挿される。そして配管内に配置され
る軸その他の被支持部材4をコイルバネを介して各設定
ボルトが支持する。各コイルバネは配管3の熱伸びによ
り配管径が変化してもコイルバネの押し付け力が作用す
るような長さに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管内に配設され
る軸あるいは部材等の支持に適用される設定ボルトに関
する。
【0002】
【従来の技術】図5、図6に従来のこの種の設定ボルト
の1例を示す。図5は断面正面図、図6は側断面図であ
る。
【0003】図において、1a,1b,1c,1dは配
管3の外周の複数個所(本例の場合4ケ所)に設けられ
たねじ穴に螺合し、管3を通して管外より管内中心方向
に向けて貫通される設定ボルト、4は管3内に挿入さ
れ、各設定ボルト1a,1b,1c,1dにより四方か
ら支持される軸その他の被支持部材である。
【0004】そして被支持部材4は配管内において四方
向から各設定ボルトの長さを調節することにより支持し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な従来の設定ボルトでは、工場内における常温での施工
時には、配管内部材を確実に支持していても、配管が高
温になったときに、配管の熱伸びにより、設定ボルトと
配管内部材の間にすき間が生じ、配管内部材を支持しな
くなる不具合が生じることがある。
【0006】本発明は上記従来技術の不具合点を解決
し、配管の熱伸びにより配管径が大きくなってもバネが
伸びて配管内部材を確実に支持する新たなバネ付き設定
ボルトを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明のバネ付き設定ボルトは、配管内に
配置される軸あるいは部材等を、管外周の複数個所に設
けたねじ穴に螺合し、管を通して支持する設定ボルトに
おいて、該設定ボルトのねじ径よりもコイル内径の大き
なコイルバネを、前記配管にねじ込んだ各設定ボルトの
ねじ部外周にそれぞれ嵌挿したことを特徴としている。
【0008】また、配管内に配置される軸あるいは部材
等を、管外周の複数個所に設けたねじ穴に螺合し、管を
通して支持する設定ボルトにおいて、各設定ボルトの先
端部中央に孔を穿設し、該各孔内に、バネの自然長が該
孔の深さよりも長いコイルバネをそれぞれ嵌挿すること
も効果的である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の好適と思
われる実施の形態につき説明する。
【0010】図1〜図3は本発明の第1の実施形態例を
示すもので、図1は配管内に配置された被支持部材の支
持状態を示す断面正面図、図2は同側断面図、図3
(a),(b),(c)は同例におけるコイルバネの取
付要領を示す説明図である。
【0011】これらの図において、11(11a,11
b,11c,11d)は配管3の外周の複数個所(図示
の場合は4ケ所)に穿設されたねじ穴に螺合し、管3を
貫通して管中心方向に向けて螺入される設定ボルトで、
その各ねじ部外周にはコイルバネ2(2a,2b,2
c,2d)がそれぞれ嵌挿されている。
【0012】そして各コイルバネの内径は、各設定ボル
トのねじ径よりも大きく構成されている。
【0013】4は配管3内に配置される例えば軸その他
の被支持部材である。
【0014】設定ボルト11(11a,11b,11
c,11d)を用いて配管3内に被支持部材4を支持す
るときは、コイルバネ2(2a,2b,2c,2d)を
各設定ボルトのねじ部に外挿する。
【0015】その際各コイルバネは、配管3の熱伸びに
より配管径が変化してもコイルバネの押し付け力が作用
するような長さに構成している。
【0016】次ぎに図3によりコイルバネの取付け要領
について説明する。 (1)まず図3(a)に示すように隣り合う2ケ所の設
定ボルト、11a,11bのネジ部にのみコイルバネ2
a,2bを嵌挿する。
【0017】(2)ついで図3(a)に示すように被支
持部材4を管3内にセットし、図示していないジャッキ
等により被支持部材4を矢印方向に押す。
【0018】(3)ジャッキによる押し付けにより、他
の設定ボルト11c,11dに残りのコイルバネ2c,
2dを入れる余裕空間ができたら、図3(c)に示すよ
う両コイルバネ2c,2dを設定ボルト11c,11d
のネジ部に嵌挿する。
【0019】(4)コイルバネ2c,2dを取り付けた
後、ジャッキによる押し付けを解除し、図1に示す状態
に各設定ボルト11a,11b,11c,11dをセッ
ティングする。
【0020】このように構成することにより上記第1の
実施形態例の場合、配管の熱伸びによって万一設定ボル
トと被支持部材との間に隙間が生じても、コイルバネに
より被支持部材は管内において確実に支持される。
【0021】つぎに、本発明の第2の実施形態例を図4
により説明する。図4は本例の場合の配管内に配置され
た被支持部材の支持状態を示す断面正面図である。
【0022】図において、11a′,11b′,11
c′,11d′は配管3の外周の複数個所(図示の場合
は4ケ所)に穿設されたねじ穴に螺合し、管を貫通して
管中心方向に向けて螺合される設定ボルトで、各設定ボ
ルトの先端側中央部には穴が穿設され、各穴内にはコイ
ルバネ2a′(2b′,2c′,2d′)が嵌挿され
る。
【0023】4は配管3内に配置される被支持部材で、
該被支持部材4は配管3の外側から螺入された各設定ボ
ルトによりコイルバネ2a′(2b′,2c′,2d′
は図示していない)を挿入した状態で支持される。
【0024】各設定ボルト11a′〜11d′の先端部
中心に穿設される穴の深さはこれに嵌挿される各コイル
バネの自然長より小さく(即ちコイルバネの自然長が該
穴の深さよりも長く)構成され、配管3の熱伸びによっ
て設定ボルトと被支持部材との間に隙間が生じた場合で
も、各コイルバネによって被支持部材は支持されるよう
にコイルバネの長さは設定されている。
【0025】このように構成した本発明の第2の実施形
態例の場合のコイルバネによる作用効果は前述の第1例
の場合と同様である。
【0026】ただし本例の場合には、前述第1例の場合
の図3に示すような配管内でのコイルバネ取付作業がな
く、配管の外部からコイルバネ内挿の設定ボルトを取付
けるだけで良く、作業性が格段に向上する。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明のバネ付き設定
ボルトによれば、配管の熱伸びによって、万一設定ボル
トと配管内で支持される被支持部材の間に隙間が生じて
も、コイルバネによって被支持部材は確実に支持される
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例の場合の被支持部材
の配管内での支持状態を示す正面断面図である。
【図2】同側断面図である。
【図3】(a),(b),(c)は同実施形態例の場合
のコイルバネの取付要領を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態例の場合の被支持部材
の配管内での支持状態を示す正面断面図である。
【図5】従来の設定ボルトによる被支持部材の支持状態
を示す正面断面図である。
【図6】同側断面図である。
【符号の説明】
11,11a,11b,11c,11d,11a′,1
1b′,11c′,11d′ 設定ボルト 2,2a,2b,2c,2d,2a′,(2b′,2
c′,2d′)コイルバネ 3 配管 4 被支持部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管内に配置される軸あるいは部材等
    を、管外周の複数個所に設けたねじ穴に螺合し、管を通
    して支持する設定ボルトにおいて、該設定ボルトのねじ
    径よりもコイル内径の大きなコイルバネを、前記配管に
    ねじ込んだ各設定ボルトのねじ部外周にそれぞれ嵌挿し
    たことを特徴とするバネ付き設定ボルト。
  2. 【請求項2】 配管内に配置される軸あるいは部材等
    を、管外周の複数個所に設けたねじ穴に螺合し、管を通
    して支持する設定ボルトにおいて、各設定ボルトの先端
    部中央に孔を穿設し、該各孔内に、バネの自然長が該孔
    の深さよりも長いコイルバネをそれぞれ嵌挿したことを
    特徴とするバネ付き設定ボルト。
JP21403196A 1996-07-26 1996-07-26 バネ付き設定ボルト Withdrawn JPH1037914A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21403196A JPH1037914A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 バネ付き設定ボルト

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JP21403196A JPH1037914A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 バネ付き設定ボルト

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JPH1037914A true JPH1037914A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16649137

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JP21403196A Withdrawn JPH1037914A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 バネ付き設定ボルト

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100958856B1 (ko) * 2009-08-24 2010-05-20 국태주 합성수지관을 이용한 부교
WO2015056837A1 (ko) * 2013-10-15 2015-04-23 주식회사 혁신 복합 다기능 피이 부잔교
JP2019194490A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 株式会社NejiLaw 位置可調固定支持部材及び支持構造
JP2022101689A (ja) * 2018-05-02 2022-07-06 株式会社NejiLaw 支持構造
JP2022106882A (ja) * 2018-05-02 2022-07-20 株式会社NejiLaw 支持構造

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