JPH10378A - 磁性体の分離装置 - Google Patents

磁性体の分離装置

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JPH10378A
JPH10378A JP8156588A JP15658896A JPH10378A JP H10378 A JPH10378 A JP H10378A JP 8156588 A JP8156588 A JP 8156588A JP 15658896 A JP15658896 A JP 15658896A JP H10378 A JPH10378 A JP H10378A
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JP
Japan
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liquid
tank
separation
drum
supply tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP8156588A
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English (en)
Inventor
Takashi Ito
高 伊藤
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Yutaka Giken Co Ltd
Original Assignee
Yutaka Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用後の研削液のように粒子状の磁性体が混入
した液から磁性体を分離するに際し、磁性体の沈殿を防
止して分離効率の向上をはかる。 【解決手段】磁性体が混入した液を分離槽1a内を一方
向に流しつつ、内側に磁石を配置したドラム3aの下部
を液中に浸漬して回転させることで磁性体を磁気吸着し
て分離する。分離槽1aの上流側に供給槽1bを設け、
この供給槽1bにアクチュエーター9bによって往復移
動される攪拌板8、或いはモーター3bによってドラム
3aと同時に駆動されるスクリュー軸11等の攪拌部材を
配置し、この攪拌部材によって供給槽1b内にある液を
流動させることで磁性体を浮遊させて沈殿を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削等によって発
生した粒子状の磁性体が混入した液から磁性体を分離す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼に代表される磁性体を研削加工する
に際し、多量の研削液(クーラント)が使用される。一
度使用した研削液には研削加工によって生じた磁性体の
粒子が混入しており、繰り返して使用する場合に仕上げ
面に悪影響を及ぼすことがある。このため、研削液に混
入した磁性体を分離することが行われている。
【0003】液中に混入した磁性体を分離する装置とし
ては、実開昭60−128742号公報に開示された技術があ
る。この技術に係る分離装置は、磁性体が混入されたダ
ーティ液を分離槽内の一方向に流すとともに、内側に磁
石を配した非磁性体のドラムの下部を分離槽内のダーテ
ィ液中に浸漬し、このドラムを回転させてダーティ液中
の磁性体を表面に磁気吸着させて分離するように構成し
たものである。
【0004】上記分離装置に於いて、外部からの液は直
接分離槽に供給されるものではなく、分離槽の上流側に
設けた導入室に供給されて滞留し、流れが乱れない状態
で分離槽に流入して該分離槽で磁性体が分離される。こ
の分離装置では、分離槽内を流れる液中に混入した磁性
体を磁気吸着して分離することが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記分離装置で
あっても全く問題がないわけではなく、装置の大型化に
伴って磁性体の沈殿する量が増大し、分離効率が低下す
るという問題がある。また配管の詰まりや槽底への固着
が生じるという問題がある。このため、分離装置や排出
側の配管等に対するメンテナンスを定期的に行うことが
必要となるという問題がある。
【0006】本発明は、液を攪拌することによって磁性
体の沈殿を防止した磁性体の分離装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る磁性体の分離装置は、粒子状の磁性体が
混入した液を流通させる分離槽と、下部が該分離槽に流
通する液中に浸漬され内部に磁石を配置したドラムとを
有し、前記ドラムを回転させて表面に磁性体を磁気吸着
して液から分離する磁性体の分離装置に於いて、分離槽
の上流側に磁性体が混入した液の供給を受ける供給槽を
設けると共に該供給槽に磁性体が混入した液を攪拌する
攪拌部材を設けて構成されるものである。
【0008】上記分離装置では、分離槽の上流側に磁性
体が混入した液の供給を受ける供給槽を設けると共に、
この供給槽に攪拌部材を設けて供給槽内の液を常時、或
いは所望時に攪拌することで、混入した磁性体を浮遊さ
せて沈殿を防止することが出来る。このため、磁性体の
沈殿に伴って発生する諸問題を解決して分離効率を向上
することが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、上記分離装置の好ましい実
施形態について図を用いて説明する。図1は第1実施例
に係る分離装置の正面図、図2は第1実施例に係る分離
装置の平面図、図3は第2実施例に係る分離装置の正面
図、図4は第2実施例に係る分離装置の平面図、図5は
攪拌部材の他の例を説明する図である。
【0010】先ず、図1,図2により第1実施例に係る
分離装置Aについて説明する。分離装置Aは、粒子状の
磁性体が混入した液から磁性体を分離するものであり、
容器1を有して構成されている。容器1の内部であって
略中央部位に分離槽1aが形成されており、該分離槽1
aに連続して上流側に供給槽1bが形成されると共に下
流側に排出槽1cが形成されている。
【0011】分離槽1aは円弧状の底板2によって規定
されており、磁性体が混入した液は供給槽1bから排出
槽1cに向けて矢印a方向に流れるように供給される。
また底板2と対向して、内側に図示しない磁石を設けた
ドラム3aが駆動モーター3bに駆動されて矢印b方向
に回転し得るように配置されている。
【0012】尚、ドラム3aの内側に設けられる磁石
は、該ドラム3aの回転に伴って回転し得るように構成
しても良く、ドラム3aの回転に関わらず回転不能に構
成しても良い。磁石が前記何れの方法で設けられていて
も液に混入した磁性体をドラムの表面に磁気吸着するこ
とが可能である。
【0013】分離槽1aの上方にはドラム3aの表面と
圧接して該表面に付着した液を絞る絞りローラー4が配
置されている。また絞りローラー4の下流側にはドラム
3aの表面と圧接して該表面に磁気吸着された磁性体を
掻き取って排除するシュート状の掻き板5が配置されて
いる。
【0014】供給槽1bは容器1の壁板と分離槽1aを
規定する円弧状の底板2の上流側の端部に設けた壁板6
によって規定され、該供給槽1bには磁性体が混入した
液の供給口7が開口している。
【0015】供給槽1bは、図示しない配管或いはホー
ス内を流通した磁性体が混入した液が供給口7から供給
されたとき、この液を一時滞留させて流れを静めた後、
分離槽1aに流す機能を有するものである。特に、装置
が大型化した場合、供給口7から供給された液をドラム
3aに均一に分布させる機能をも有する。このため、供
給槽1bでは液の速度が小さくなって粒子状の磁性体が
沈殿し易いという問題が生じている。
【0016】供給槽1bの内部には攪拌部材となる攪拌
板8及び該板8を駆動する駆動装置9が設けられてい
る。即ち、攪拌板8は供給槽1bの断面形状と略等しく
形成されており、表面には複数の穴8aが形成されてい
る。駆動装置9は、分離槽1aに配置されたドラム3a
の軸方向と平行に且つ該方向に移動可能に配置され複数
の攪拌板8を取り付けた軸9aと、軸9aを往復移動さ
せる例えばエアシリンダー等からなるアクチュエーター
9bとによって構成されている。
【0017】排出槽1cは、容器1の壁板と分離槽1a
を規定する円弧状の底板2の下流側の端部とによって規
定され、分離槽1aに於いて磁性体が分離した清浄な液
を滞留させて排出するものである。この排出槽1cには
排出口10が開口している。
【0018】上記の如く構成された分離装置Aでは、ド
ラム3aを回転させつつ、供給口7から供給槽1bに粒
子状の磁性体が混入した液を供給し、該槽1bに一時滞
留させることで液の流れを静めると、壁板6を越えた液
が分離槽1aに流入してドラム3aに磁気吸着され、該
ドラム3aの回転に伴って上方に移動し、掻き板5によ
って掻き取られて排出される。分離槽1aで混入した磁
性体が分離された液は排出槽1cに滞留し、排出口10か
ら配管或いはホースを介して再使用される。
【0019】供給槽1bにある液は、アクチュエーター
9bの常時或いは定期的作動に伴う攪拌板8の往復移動
によって攪拌されて流動する。このため、液の流動に伴
って質量の小さい粒子状の磁性体も浮遊し、供給槽1b
に沈殿することなく液と共に分離槽1aに流入する。
【0020】尚、供給槽1b内にある液を攪拌する目的
は磁性体の沈殿を防止することにあるため、液に磁性体
が沈殿することのない程度の流動を与えれば良い。即
ち、供給槽1b内の液を急激に攪拌する必要はなく、静
かにゆっくりと攪拌すれば良い。
【0021】上記の如く、攪拌板8によって供給槽1b
内の液を流動させて磁性体を浮遊させることで、装置の
大型化に関わらず磁性体の沈殿を防止することが可能と
なり、且つ磁性体を液中に拡散することが可能となる。
このため、ドラム3aによる磁性体の分離効率を向上さ
せることが可能である。
【0022】次に、図3,図4により第2実施例に係る
分離装置Bについて説明する。尚、図に於いて、前述し
た第1実施例と同一部分及び同一の機能を有する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0023】図に於いて、供給槽1bには攪拌部材とな
るスクリュー軸11が設けられている。このスクリュー軸
11はドラム3aを駆動するモーター3bとチェン12によ
って接続されている。従って、スクリュー軸11はモータ
ー3bによってドラム3aと同時に駆動されて供給槽1
b内にある磁性体が混入した液を攪拌することが可能で
ある。
【0024】上記の如く構成された分離装置Bであって
も、供給槽1b内の液を攪拌して該液に混入した磁性体
の沈殿を防止すると共に液中に均一に拡散させて分離効
率を向上することが可能である。
【0025】尚、攪拌部材としては前述の攪拌板8,ス
クリュー軸11に限定するものではなく、図5に示すよう
に、複数の羽根13aを有し且つ回転可能に構成した水車
13であっても良い。この水車13では、供給槽1b内の液
を攪拌して磁性体の沈殿を防止すると共に液中に均一に
拡散させて分離効率を向上することが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
分離装置では、分離槽の上流側に供給槽を設けると共に
該供給槽に攪拌部材を設けたので、この攪拌部材によっ
て供給槽内の液を常時或いは定期的に攪拌することで、
該液に混入した磁性体を浮遊させて沈殿を防止すると共
に液中に拡散させることが出来る。このため、分離装置
の分離効率を向上させることが出来ると共にメンテナン
スの必要性を少なくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る分離装置の正面図である。
【図2】第1実施例に係る分離装置の平面図である。
【図3】第2実施例に係る分離装置の正面図である。
【図4】第2実施例に係る分離装置の平面図である。
【図5】攪拌部材の他の例を説明する図である。
【符号の説明】
A,B 分離装置 1 容器 1a 分離槽 1b 供給槽 1c 排出槽 2 底板 3a ドラム 3b 駆動モーター 4 絞りローラー 5 掻き板 6 壁板 7 供給口 8 攪拌板 9 駆動装置 9a 軸 9b アクチュエーター 10 排出口 11 スクリュー軸 12 チェン 13 水車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子状の磁性体が混入した液を流通させ
    る分離槽と、下部が該分離槽に流通する液中に浸漬され
    内部に磁石を配置したドラムとを有し、前記ドラムを回
    転させて表面に磁性体を磁気吸着して液から分離する磁
    性体の分離装置に於いて、分離槽の上流側に磁性体が混
    入した液の供給を受ける供給槽を設けると共に該供給槽
    に磁性体が混入した液を攪拌する攪拌部材を設けたこと
    を特徴とする磁性体の分離装置。
JP8156588A 1996-06-18 1996-06-18 磁性体の分離装置 Pending JPH10378A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8156588A JPH10378A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 磁性体の分離装置

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JP8156588A JPH10378A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 磁性体の分離装置

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JPH10378A true JPH10378A (ja) 1998-01-06

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ID=15631052

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JP8156588A Pending JPH10378A (ja) 1996-06-18 1996-06-18 磁性体の分離装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200463969Y1 (ko) 2012-03-21 2012-12-04 강수동 마그네틱 칩 분리기
CN105170315A (zh) * 2015-10-19 2015-12-23 重庆长展机械有限公司 组合式磨削液铁屑分离装置
CN108855601A (zh) * 2018-04-23 2018-11-23 蔡秋菊 一种废弃木材与杂物分离装置

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