JPH1037830A - 内燃機関 - Google Patents
内燃機関Info
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- JPH1037830A JPH1037830A JP20923096A JP20923096A JPH1037830A JP H1037830 A JPH1037830 A JP H1037830A JP 20923096 A JP20923096 A JP 20923096A JP 20923096 A JP20923096 A JP 20923096A JP H1037830 A JPH1037830 A JP H1037830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- cylinder
- intake
- cylinders
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インジェクタの数を低減することによる低コ
スト化と、各気筒毎の混合気の均一化との両立を図る。 【解決手段】 吸気のタイミングが連続しないよう組み
合わされた2つのグループのシリンダ群、即ち、第1,
第4シリンダ11,14と第2,第3シリンダ12に
は、第1および第2マニホルド24,26がそれぞれ接
続される。各マニホルド24,26とスロットルボディ
22との間には、第1および第2空気溜まり室28,2
9が接続される。両室28,29には、燃料を噴射する
インジェクタ31,32が取り付けられている。この構
成により、どのシリンダによっても均一な吸気条件を得
ることができ、燃料を各空気溜まり室28,29に供給
することで、各室内に滞留する空気に燃料を均一に供給
することもできる。従って、均一な混合気を各シリンダ
に送ることが可能で、しかもインジェクタは2つです
む。
スト化と、各気筒毎の混合気の均一化との両立を図る。 【解決手段】 吸気のタイミングが連続しないよう組み
合わされた2つのグループのシリンダ群、即ち、第1,
第4シリンダ11,14と第2,第3シリンダ12に
は、第1および第2マニホルド24,26がそれぞれ接
続される。各マニホルド24,26とスロットルボディ
22との間には、第1および第2空気溜まり室28,2
9が接続される。両室28,29には、燃料を噴射する
インジェクタ31,32が取り付けられている。この構
成により、どのシリンダによっても均一な吸気条件を得
ることができ、燃料を各空気溜まり室28,29に供給
することで、各室内に滞留する空気に燃料を均一に供給
することもできる。従って、均一な混合気を各シリンダ
に送ることが可能で、しかもインジェクタは2つです
む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、気筒内に空気と
燃料の混合気を吸い込み、気筒内でその混合気を燃焼さ
せる内燃機関に関する。
燃料の混合気を吸い込み、気筒内でその混合気を燃焼さ
せる内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関では、吸気の効率を
高めるために、吸気系統に様々な工夫がなされている。
かかる工夫の一つとして、実開昭63−130628号
公報記載の吸気装置が提案されている。これは、多気筒
エンジンの吸気タイミングの離れた気筒を集めて2つの
ブロックに分け、各ブロックの気筒群に2つの吸気チャ
ンバをそれぞれ吸気管で接続したものである。この構成
によれば、各気筒毎の吸気の干渉を避けることができる
ことから、吸気の体積効率を高めることができる。
高めるために、吸気系統に様々な工夫がなされている。
かかる工夫の一つとして、実開昭63−130628号
公報記載の吸気装置が提案されている。これは、多気筒
エンジンの吸気タイミングの離れた気筒を集めて2つの
ブロックに分け、各ブロックの気筒群に2つの吸気チャ
ンバをそれぞれ吸気管で接続したものである。この構成
によれば、各気筒毎の吸気の干渉を避けることができる
ことから、吸気の体積効率を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術を含めた一般の内燃機関では、各気筒毎にインジェ
クタが配置されており、このため、気筒数だけインジェ
クタが必要となり、コスト高であるといった問題があ
る。そこで、インジェクタを減らす試みが様々になされ
ているが、インジェクタを気筒数より少ない数にする
と、各気筒毎に吸入される混合気が不均一となる問題が
生じた。
技術を含めた一般の内燃機関では、各気筒毎にインジェ
クタが配置されており、このため、気筒数だけインジェ
クタが必要となり、コスト高であるといった問題があ
る。そこで、インジェクタを減らす試みが様々になされ
ているが、インジェクタを気筒数より少ない数にする
と、各気筒毎に吸入される混合気が不均一となる問題が
生じた。
【0004】この発明の内燃機関は、上記問題に鑑みて
なされたもので、インジェクタの数を低減することによ
る低コスト化と、各気筒毎の混合気の均一化との両立を
図ることを目的としている。
なされたもので、インジェクタの数を低減することによ
る低コスト化と、各気筒毎の混合気の均一化との両立を
図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】前
述した課題を解決するための手段として、以下に示す構
成をとった。
述した課題を解決するための手段として、以下に示す構
成をとった。
【0006】即ち、第1の発明の内燃機関は、吸気のタ
イミングが連続しないよう組み合わされた複数のグルー
プの気筒群にそれぞれ接続される複数組の吸気管群と、
該吸気管群への吸気量を制御するスロットルバルブを内
蔵する吸気管部と、該スロットルバルブ内蔵の吸気管部
と前記各組の吸気管群との間にそれぞれ設けられる複数
の空気溜まり部と、該複数の空気溜まり部にそれぞれ設
けられ、該空気溜まり部内に燃料を噴射する燃料噴射手
段とを備えることを、その要旨としている。
イミングが連続しないよう組み合わされた複数のグルー
プの気筒群にそれぞれ接続される複数組の吸気管群と、
該吸気管群への吸気量を制御するスロットルバルブを内
蔵する吸気管部と、該スロットルバルブ内蔵の吸気管部
と前記各組の吸気管群との間にそれぞれ設けられる複数
の空気溜まり部と、該複数の空気溜まり部にそれぞれ設
けられ、該空気溜まり部内に燃料を噴射する燃料噴射手
段とを備えることを、その要旨としている。
【0007】この構成によれば、空気溜まり部に燃料噴
射手段を設けることで、各気筒毎に燃料噴射手段を設け
る必要がない。このため、燃料噴射手段は気筒数よりも
少ない数に減らすことができ、最も少ない場合で、空気
溜まり部の数だけですむ。また、燃料噴射手段により空
気溜まり部内に燃料が噴射されることから、空気溜まり
部内に滞留される空気に燃料は均等に混ぜられて、均一
な混合気となって各気筒に送られる。その上、気筒への
吸気管群が、吸気のタイミングが連続しないよう組み合
わされた複数のグループ毎に分けられていることから、
各気筒毎の吸気の干渉は避けられ、この点からも均一な
混合気を各気筒に送ることが可能となる。
射手段を設けることで、各気筒毎に燃料噴射手段を設け
る必要がない。このため、燃料噴射手段は気筒数よりも
少ない数に減らすことができ、最も少ない場合で、空気
溜まり部の数だけですむ。また、燃料噴射手段により空
気溜まり部内に燃料が噴射されることから、空気溜まり
部内に滞留される空気に燃料は均等に混ぜられて、均一
な混合気となって各気筒に送られる。その上、気筒への
吸気管群が、吸気のタイミングが連続しないよう組み合
わされた複数のグループ毎に分けられていることから、
各気筒毎の吸気の干渉は避けられ、この点からも均一な
混合気を各気筒に送ることが可能となる。
【0008】したがって、燃料噴射手段の数を低減する
ことができ、低コスト化を図ることができ、しかも、各
気筒毎に吸入される混合気を均一なものとすることがで
きるといった効果を奏する。
ことができ、低コスト化を図ることができ、しかも、各
気筒毎に吸入される混合気を均一なものとすることがで
きるといった効果を奏する。
【0009】上記構成の内燃機関において、前記各組の
吸気管群は、各吸気管を集合する吸気マニホルドから構
成することができる。この構成によれば、複数の吸気管
群を単体とすることができ、しかも、両空気溜まり部と
の接続部を1つの管路とすることができる。
吸気管群は、各吸気管を集合する吸気マニホルドから構
成することができる。この構成によれば、複数の吸気管
群を単体とすることができ、しかも、両空気溜まり部と
の接続部を1つの管路とすることができる。
【0010】これら構成の内燃機関は、吸気バルブの閉
時期を通常より遅らせることによるアトキンソンサイク
ルで運転を行なう構成とすることもできる。吸気バルブ
の閉時期を遅らせる制御を行なうと、気筒からはいった
ん吸い込んだ空気が吹き返される。吹き返された空気は
空気溜まり部内に滞留され、燃料噴射手段により空気溜
まり部内に燃料が噴射されることから、空気溜まり部内
に滞留される空気、即ち、上流からの新気と、気筒から
吹き返えされる吹き返しガスとが混合されたガスに燃料
は均等に混ぜられる。この結果、燃料は均一な混合気と
して各気筒に送られる。
時期を通常より遅らせることによるアトキンソンサイク
ルで運転を行なう構成とすることもできる。吸気バルブ
の閉時期を遅らせる制御を行なうと、気筒からはいった
ん吸い込んだ空気が吹き返される。吹き返された空気は
空気溜まり部内に滞留され、燃料噴射手段により空気溜
まり部内に燃料が噴射されることから、空気溜まり部内
に滞留される空気、即ち、上流からの新気と、気筒から
吹き返えされる吹き返しガスとが混合されたガスに燃料
は均等に混ぜられる。この結果、燃料は均一な混合気と
して各気筒に送られる。
【0011】また、この構成によれば、気筒への吸気管
群が、吸気のタイミングが連続しないよう組み合わされ
た複数のグループ毎に分けられていることから、各気筒
への吸気は、一方のグループ側の気筒、他方のグループ
側の気筒と順に切り換えてなされる。このため、ひとつ
の気筒からの吹き返しガスが、吸気行程にある他の気筒
の吸気(スロットルバルブからの新気)と干渉すること
を防ぐことができる。この結果、この点からも均一な混
合気を各気筒に送ることが可能となる。
群が、吸気のタイミングが連続しないよう組み合わされ
た複数のグループ毎に分けられていることから、各気筒
への吸気は、一方のグループ側の気筒、他方のグループ
側の気筒と順に切り換えてなされる。このため、ひとつ
の気筒からの吹き返しガスが、吸気行程にある他の気筒
の吸気(スロットルバルブからの新気)と干渉すること
を防ぐことができる。この結果、この点からも均一な混
合気を各気筒に送ることが可能となる。
【0012】したがって、吸気バルブの閉時期を通常よ
り遅らせることによるアトキンソンサイクルで運転を行
なう場合においても、各気筒毎に吸入される混合気を均
一なものとすることができる。
り遅らせることによるアトキンソンサイクルで運転を行
なう場合においても、各気筒毎に吸入される混合気を均
一なものとすることができる。
【0013】第2の発明の内燃機関は、吸気のタイミン
グが連続しないよう組み合わされた複数のグループの気
筒群にそれぞれ接続される複数組の吸気管群と、該吸気
管群への吸気量を制御するスロットルバルブを内蔵する
吸気管部と、該スロットルバルブ内蔵の吸気管部と前記
各組の吸気管群との間にそれぞれ設けられる複数の空気
溜まり部と、上記スロットルバルブより下流でかつ前記
複数の空気溜まり部より上流の位置に設けられ、燃料を
噴射する燃料噴射手段とを備える。
グが連続しないよう組み合わされた複数のグループの気
筒群にそれぞれ接続される複数組の吸気管群と、該吸気
管群への吸気量を制御するスロットルバルブを内蔵する
吸気管部と、該スロットルバルブ内蔵の吸気管部と前記
各組の吸気管群との間にそれぞれ設けられる複数の空気
溜まり部と、上記スロットルバルブより下流でかつ前記
複数の空気溜まり部より上流の位置に設けられ、燃料を
噴射する燃料噴射手段とを備える。
【0014】この構成によれば、空気溜まり部より上流
の位置に燃料噴射手段を設けることで、空気黙り部の数
より燃料噴射手段の数を減らすことができ、最も少ない
場合で、1つですむ。また、燃料噴射手段により空気溜
まり部より上流側に燃料が噴射されることから、空気溜
まり部内では、滞留している空気に上記燃料が均一に混
ざり、均一な混合気が各気筒に送られる。その上、気筒
への吸気管群が、吸気のタイミングが連続しないよう組
み合わされた複数のグループ毎に分けられていることか
ら、各気筒毎の吸気の干渉は避けられ、この点からも均
一な混合気を各気筒に送ることが可能となる。
の位置に燃料噴射手段を設けることで、空気黙り部の数
より燃料噴射手段の数を減らすことができ、最も少ない
場合で、1つですむ。また、燃料噴射手段により空気溜
まり部より上流側に燃料が噴射されることから、空気溜
まり部内では、滞留している空気に上記燃料が均一に混
ざり、均一な混合気が各気筒に送られる。その上、気筒
への吸気管群が、吸気のタイミングが連続しないよう組
み合わされた複数のグループ毎に分けられていることか
ら、各気筒毎の吸気の干渉は避けられ、この点からも均
一な混合気を各気筒に送ることが可能となる。
【0015】したがって、燃料噴射手段の数を低減する
ことができ、低コスト化を図ることができ、しかも、各
気筒毎に吸入される混合気を均一なものとすることがで
きるといった効果を奏する。
ことができ、低コスト化を図ることができ、しかも、各
気筒毎に吸入される混合気を均一なものとすることがで
きるといった効果を奏する。
【0016】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0017】図1は、この発明の第1実施例としてのエ
ンジン10の概略構成を示す説明図である。このエンジ
ン10は、ガソリンを燃料として動力を出力する内燃機
関であって、4つのシリンダ11,12,13,14を
直列に配設した直列型のシリンダブロック16と、各シ
リンダ11,12,13,14に空気を供給する吸気装
置20とを備える。
ンジン10の概略構成を示す説明図である。このエンジ
ン10は、ガソリンを燃料として動力を出力する内燃機
関であって、4つのシリンダ11,12,13,14を
直列に配設した直列型のシリンダブロック16と、各シ
リンダ11,12,13,14に空気を供給する吸気装
置20とを備える。
【0018】吸気装置20は、スロットルボディ22
と、2本のマニホルド24,26と、スロットルボディ
22と各マニホルド24,26との間にそれぞれ設けら
れる2つの空気溜まり室28,29とを備える。
と、2本のマニホルド24,26と、スロットルボディ
22と各マニホルド24,26との間にそれぞれ設けら
れる2つの空気溜まり室28,29とを備える。
【0019】スロットルボディ22は、図示しないアク
セルに連動するスロットルバルブ22aと、その開度を
検出する図示しないスロットルセンサとを備える吸気管
路である。
セルに連動するスロットルバルブ22aと、その開度を
検出する図示しないスロットルセンサとを備える吸気管
路である。
【0020】第1のマニホルド24は、スロットルボデ
ィ22を通過した空気を第1番目のシリンダ11と第4
番目のシリンダ14とに分配供給するもので、図示しな
いシリンダヘッドの吸気ポートを介して第1番目のシリ
ンダ11および第4番目のシリンダ14に接続される。
第2のマニホルド26は、スロットルボディ22を通過
した空気を第2番目のシリンダ12と第3番目のシリン
ダ13とに分配供給するもので、図示しないシリンダヘ
ッドの吸気ポートを介して第2番目のシリンダ12およ
び第3番目のシリンダ13に接続される。
ィ22を通過した空気を第1番目のシリンダ11と第4
番目のシリンダ14とに分配供給するもので、図示しな
いシリンダヘッドの吸気ポートを介して第1番目のシリ
ンダ11および第4番目のシリンダ14に接続される。
第2のマニホルド26は、スロットルボディ22を通過
した空気を第2番目のシリンダ12と第3番目のシリン
ダ13とに分配供給するもので、図示しないシリンダヘ
ッドの吸気ポートを介して第2番目のシリンダ12およ
び第3番目のシリンダ13に接続される。
【0021】第1の空気溜まり室28は、一方の開口端
28aをスロットルボディ22と、他方の開口端28b
を第1のマニホルド24の吸入口24iとそれぞれ接続
して設けられており、内部が空洞となった部屋状のもの
である。この第1の空気溜まり室28は、スロットルボ
ディ22から供給された空気を一旦貯留して、第1のマ
ニホルド24側に送る。第2の空気溜まり室29は、一
方の開口端(第1の空気溜まり室28の開口端28aと
集合して同じものとなっている)28aをスロットルボ
ディ22と、他方の開口端29bを第2のマニホルド2
6の吸入口26iとそれぞれ接続して設けられており、
内部が空洞となった部屋状のものである。この第2の空
気溜まり室29は、スロットルボディ22から供給され
た空気を一旦貯留して、第2のマニホルド26側に送
る。
28aをスロットルボディ22と、他方の開口端28b
を第1のマニホルド24の吸入口24iとそれぞれ接続
して設けられており、内部が空洞となった部屋状のもの
である。この第1の空気溜まり室28は、スロットルボ
ディ22から供給された空気を一旦貯留して、第1のマ
ニホルド24側に送る。第2の空気溜まり室29は、一
方の開口端(第1の空気溜まり室28の開口端28aと
集合して同じものとなっている)28aをスロットルボ
ディ22と、他方の開口端29bを第2のマニホルド2
6の吸入口26iとそれぞれ接続して設けられており、
内部が空洞となった部屋状のものである。この第2の空
気溜まり室29は、スロットルボディ22から供給され
た空気を一旦貯留して、第2のマニホルド26側に送
る。
【0022】第1および第2の空気溜まり室28,29
には、燃料を噴射する第1および第2のインジェクタ3
1,32が取り付けられており、これらインジェクタ3
1,32により第1および第2の空気溜まり室28,2
9内に燃料が供給される。第1および第2の空気溜まり
室28,29内で空気と燃料の混合気が生成され、第1
のマニホルド24から第1番目のシリンダ11および第
4番目のシリンダ14に、第2のマニホルド26から第
2番目のシリンダ12および第3番目のシリンダ13に
その混合気がそれぞれ供給される。なお、上記インジェ
クタ31,32からは、それぞれクランク角が360度
の間隔で、吸気行程に同期して独立に燃料が噴射され
る。
には、燃料を噴射する第1および第2のインジェクタ3
1,32が取り付けられており、これらインジェクタ3
1,32により第1および第2の空気溜まり室28,2
9内に燃料が供給される。第1および第2の空気溜まり
室28,29内で空気と燃料の混合気が生成され、第1
のマニホルド24から第1番目のシリンダ11および第
4番目のシリンダ14に、第2のマニホルド26から第
2番目のシリンダ12および第3番目のシリンダ13に
その混合気がそれぞれ供給される。なお、上記インジェ
クタ31,32からは、それぞれクランク角が360度
の間隔で、吸気行程に同期して独立に燃料が噴射され
る。
【0023】図2は、このエンジン10に使用されるク
ランクシャフト40の正面図である。図示するように、
クランクシャフト40は、回転の中心軸となるクランク
ジャーナル42と、図示しないコンロッドが取り付けら
れるクランクピン44と、回転のバランスをよくするた
めのバランスウェイト46等を備える。このクランクシ
ャフト40の取り付け角度は、第1番目のシリンダ11
と第4番目のシリンダ14とが上死点にあるとき、第2
番目のシリンダ12と第3番目のシリンダ13とが下死
点の位置となるように定められており、これにより、エ
ンジン10の点火順序は、第1番目のシリンダ11、第
3番目のシリンダ13、第4番目のシリンダ14、第2
番目のシリンダ12の順になる。なお、この明細書で
は、第1番目のシリンダ11,第2番目のシリンダ1
2,第3番目のシリンダ13,第4番目のシリンダ14
を、#1,#2,#3,#4とそれぞれ必要に応じて呼
ぶ。
ランクシャフト40の正面図である。図示するように、
クランクシャフト40は、回転の中心軸となるクランク
ジャーナル42と、図示しないコンロッドが取り付けら
れるクランクピン44と、回転のバランスをよくするた
めのバランスウェイト46等を備える。このクランクシ
ャフト40の取り付け角度は、第1番目のシリンダ11
と第4番目のシリンダ14とが上死点にあるとき、第2
番目のシリンダ12と第3番目のシリンダ13とが下死
点の位置となるように定められており、これにより、エ
ンジン10の点火順序は、第1番目のシリンダ11、第
3番目のシリンダ13、第4番目のシリンダ14、第2
番目のシリンダ12の順になる。なお、この明細書で
は、第1番目のシリンダ11,第2番目のシリンダ1
2,第3番目のシリンダ13,第4番目のシリンダ14
を、#1,#2,#3,#4とそれぞれ必要に応じて呼
ぶ。
【0024】図3は、以上のように構成されたエンジン
10が搭載される車両50の前部の概略構成図である。
図示するように、上記エンジン10は、車両50の前部
に横置きに載置され、図示しないギヤを介して車軸52
に動力を伝達する。この車両50には、エンジン10の
燃料噴射制御、空燃比制御、点火時期制御等を実行する
電子制御ユニット(以下、エンジンECUと呼ぶ)54
が搭載される。エンジンECU54は、エンジン10を
アトキンソンサイクルで運転を行なうべく、吸気バルブ
の閉時期を遅らせる制御を行なっている。
10が搭載される車両50の前部の概略構成図である。
図示するように、上記エンジン10は、車両50の前部
に横置きに載置され、図示しないギヤを介して車軸52
に動力を伝達する。この車両50には、エンジン10の
燃料噴射制御、空燃比制御、点火時期制御等を実行する
電子制御ユニット(以下、エンジンECUと呼ぶ)54
が搭載される。エンジンECU54は、エンジン10を
アトキンソンサイクルで運転を行なうべく、吸気バルブ
の閉時期を遅らせる制御を行なっている。
【0025】アトキンソンサイクルで運転されるエンジ
ン10において、吸気の流れがどのように変化するか
を、図4ないし図7を用いて説明する。前述したように
エンジン10の点火順序は、#1−#3−#4−#2で
あることから、まず、第1番目のシリンダ11で吸気が
なされた状態を図4に示した。この図4に示すように、
第1番目のシリンダ11が吸気行程となると、スロット
ルボディ22から送られ、第1のインジェクタ31によ
り燃料の混合された空気(混合気)Aが、第1番目のシ
リンダ11内の負圧によりそのシリンダ11内に吸入さ
れる。このとき、直前に吸気行程となった気筒、ここで
は、第2番目のシリンダ12から、吸入バルブの遅閉制
御のためにいったん吸い込んだ混合気Bが吹き返され
る。また、第1の空気溜まり室28と第2の空気溜まり
室29とに滞留している混合気Cが第1番目のシリンダ
11内に吸入される。
ン10において、吸気の流れがどのように変化するか
を、図4ないし図7を用いて説明する。前述したように
エンジン10の点火順序は、#1−#3−#4−#2で
あることから、まず、第1番目のシリンダ11で吸気が
なされた状態を図4に示した。この図4に示すように、
第1番目のシリンダ11が吸気行程となると、スロット
ルボディ22から送られ、第1のインジェクタ31によ
り燃料の混合された空気(混合気)Aが、第1番目のシ
リンダ11内の負圧によりそのシリンダ11内に吸入さ
れる。このとき、直前に吸気行程となった気筒、ここで
は、第2番目のシリンダ12から、吸入バルブの遅閉制
御のためにいったん吸い込んだ混合気Bが吹き返され
る。また、第1の空気溜まり室28と第2の空気溜まり
室29とに滞留している混合気Cが第1番目のシリンダ
11内に吸入される。
【0026】次に、第3番目のシリンダ13が吸気行程
に移る。図5に示すように、第3番目のシリンダ13が
吸気行程となると、スロットルボディ22から送られ、
第2のインジェクタ32により燃料の混合された空気
(混合気)Aが、第3番目のシリンダ13内の負圧によ
りそのシリンダ13内に吸入される。このとき、直前に
吸気行程となった気筒、ここでは、第1番目のシリンダ
11から、吸入バルブの遅閉制御のためにいったん吸い
込んだ混合気Bが吹き返される。また、第1の空気溜ま
り室28と第2の空気溜まり室29とに滞留している混
合気Cが第3番目のシリンダ13内に吸入される。
に移る。図5に示すように、第3番目のシリンダ13が
吸気行程となると、スロットルボディ22から送られ、
第2のインジェクタ32により燃料の混合された空気
(混合気)Aが、第3番目のシリンダ13内の負圧によ
りそのシリンダ13内に吸入される。このとき、直前に
吸気行程となった気筒、ここでは、第1番目のシリンダ
11から、吸入バルブの遅閉制御のためにいったん吸い
込んだ混合気Bが吹き返される。また、第1の空気溜ま
り室28と第2の空気溜まり室29とに滞留している混
合気Cが第3番目のシリンダ13内に吸入される。
【0027】次に、第4番目のシリンダ14が吸気行程
に移る。図6に示すように、第4番目のシリンダ14が
吸気行程となると、スロットルボディ22から送られ、
第2のインジェクタ32により燃料の混合された空気
(混合気)Aが、第4番目のシリンダ14内の負圧によ
りそのシリンダ14内に吸入される。このとき、直前に
吸気行程となった気筒、ここでは、第3番目のシリンダ
13から、吸入バルブの遅閉制御のためにいったん吸い
込んだ混合気Bが吹き返される。また、第1の空気溜ま
り室28と第2の空気溜まり室29とに滞留している混
合気Cが第4番目のシリンダ14内に吸入される。
に移る。図6に示すように、第4番目のシリンダ14が
吸気行程となると、スロットルボディ22から送られ、
第2のインジェクタ32により燃料の混合された空気
(混合気)Aが、第4番目のシリンダ14内の負圧によ
りそのシリンダ14内に吸入される。このとき、直前に
吸気行程となった気筒、ここでは、第3番目のシリンダ
13から、吸入バルブの遅閉制御のためにいったん吸い
込んだ混合気Bが吹き返される。また、第1の空気溜ま
り室28と第2の空気溜まり室29とに滞留している混
合気Cが第4番目のシリンダ14内に吸入される。
【0028】次に、第2番目のシリンダ12が吸気行程
に移る。図7に示すように、第2番目のシリンダ12が
吸気行程となると、スロットルボディ22から送られ、
第1のインジェクタ31により燃料の混合された空気
(混合気)Aが、第2番目のシリンダ12内の負圧によ
りそのシリンダ内に吸入される。このとき、直前に吸気
行程となった気筒、ここでは、第4番目のシリンダ14
から、吸入バルブの遅閉制御のためにいったん吸い込ん
だ混合気Bが吹き返される。また、第1の空気溜まり室
28と第2の空気溜まり室29とに滞留している混合気
Cが第4番目のシリンダ14内に吸入される。
に移る。図7に示すように、第2番目のシリンダ12が
吸気行程となると、スロットルボディ22から送られ、
第1のインジェクタ31により燃料の混合された空気
(混合気)Aが、第2番目のシリンダ12内の負圧によ
りそのシリンダ内に吸入される。このとき、直前に吸気
行程となった気筒、ここでは、第4番目のシリンダ14
から、吸入バルブの遅閉制御のためにいったん吸い込ん
だ混合気Bが吹き返される。また、第1の空気溜まり室
28と第2の空気溜まり室29とに滞留している混合気
Cが第4番目のシリンダ14内に吸入される。
【0029】こうして、#1−#3−#4−#2の順に
全シリンダに対する吸気行程が終了して、この一連の行
程を繰り返す。
全シリンダに対する吸気行程が終了して、この一連の行
程を繰り返す。
【0030】以上のように構成された本実施例のエンジ
ン10では、インジェクタ31,32が2つですむこと
から、従来の技術に比べてインジェクタの数を低減する
ことができる。したがって、低コスト化を図ることがで
きる効果を奏する。
ン10では、インジェクタ31,32が2つですむこと
から、従来の技術に比べてインジェクタの数を低減する
ことができる。したがって、低コスト化を図ることがで
きる効果を奏する。
【0031】また、前述したように、各シリンダ11〜
14の吸気のタイミングが、第1の空気溜まり室28に
続くシリンダ11,12と、第2の空気溜まり室29に
続くシリンダ13,14とで切り換わって移行すること
から、各シリンダ11〜14に吸入される新気が互いに
干渉するようなこともない。
14の吸気のタイミングが、第1の空気溜まり室28に
続くシリンダ11,12と、第2の空気溜まり室29に
続くシリンダ13,14とで切り換わって移行すること
から、各シリンダ11〜14に吸入される新気が互いに
干渉するようなこともない。
【0032】さらに、従来の次のような不具合も解消さ
れる。従来、直前に吸気行程となったシリンダからの吹
き返しガスが隣接したシリンダに吸入されたり、あるい
は遠くに離れているシリンダに吸入されたりというよう
に、吹き返しガスの流れる距離がシリンダによって不均
一になることがあった。これに対して、この実施例のエ
ンジン10では、図4ないし図7を用いて説明したよう
に、吹き返しガスは、いったん第1または第2の空気溜
まり室28,29に戻されてから、吹き返しのあったシ
リンダを含まない側のマニホルド(第1または第2のマ
ニホルド24,26)側のシリンダに吸入されることか
ら、吹き返しガスの流れる距離がどのシリンダによって
も均一となる。
れる。従来、直前に吸気行程となったシリンダからの吹
き返しガスが隣接したシリンダに吸入されたり、あるい
は遠くに離れているシリンダに吸入されたりというよう
に、吹き返しガスの流れる距離がシリンダによって不均
一になることがあった。これに対して、この実施例のエ
ンジン10では、図4ないし図7を用いて説明したよう
に、吹き返しガスは、いったん第1または第2の空気溜
まり室28,29に戻されてから、吹き返しのあったシ
リンダを含まない側のマニホルド(第1または第2のマ
ニホルド24,26)側のシリンダに吸入されることか
ら、吹き返しガスの流れる距離がどのシリンダによって
も均一となる。
【0033】また、図4ないし図7を用いて説明したよ
うに、スロットルバルブ22aからの新気が流れる空気
溜まり室28(または29)と、吹き返しガスの戻され
る空気溜まり室29(または28)とは相違することか
ら、吹き返しガスがスロットルバルブ22aからの新気
と干渉することがない。
うに、スロットルバルブ22aからの新気が流れる空気
溜まり室28(または29)と、吹き返しガスの戻され
る空気溜まり室29(または28)とは相違することか
ら、吹き返しガスがスロットルバルブ22aからの新気
と干渉することがない。
【0034】これらの結果、どのシリンダ11〜14に
よっても均一な吸気条件が得られる。しかも、この実施
例のエンジン10では、インジェクタ31,32により
第1および第2の空気溜まり室28,29内に燃料が噴
射されることから、第1または第2の空気溜まり室2
8,29内に滞留される空気に燃料は均等に混ぜられ
て、均一な混合気となって各シリンダ11〜14に送ら
れる。
よっても均一な吸気条件が得られる。しかも、この実施
例のエンジン10では、インジェクタ31,32により
第1および第2の空気溜まり室28,29内に燃料が噴
射されることから、第1または第2の空気溜まり室2
8,29内に滞留される空気に燃料は均等に混ぜられ
て、均一な混合気となって各シリンダ11〜14に送ら
れる。
【0035】したがって、この実施例のエンジン10で
は、各シリンダ11〜14毎に吸入される混合気を均一
なものとすることができる効果を奏する。このため、空
燃比制御の精度が高まり、排出ガス中のエミッションの
低減を図ることができる。
は、各シリンダ11〜14毎に吸入される混合気を均一
なものとすることができる効果を奏する。このため、空
燃比制御の精度が高まり、排出ガス中のエミッションの
低減を図ることができる。
【0036】この発明の第2実施例について次に説明す
る。図8は、この発明の第2実施例としてのエンジン1
10の概略構成を示す説明図である。このエンジン11
0は、ガソリンを燃料として動力を出力する内燃機関で
あって、シリンダブロック116と吸気装置120とを
備える。シリンダブロック116は、第1実施例のシリ
ンダブロック16と同様のもので、4つのシリンダ11
1,112,113,114を備える。
る。図8は、この発明の第2実施例としてのエンジン1
10の概略構成を示す説明図である。このエンジン11
0は、ガソリンを燃料として動力を出力する内燃機関で
あって、シリンダブロック116と吸気装置120とを
備える。シリンダブロック116は、第1実施例のシリ
ンダブロック16と同様のもので、4つのシリンダ11
1,112,113,114を備える。
【0037】吸気装置120は、スロットルボディ12
2と、そのスロットルボディ122とシリンダヘッドの
各吸気ポートとの間を接続する吸気マニホルド123と
を備える。スロットルボディ122は、第1実施例のス
ロットルボディ22と同様のものである。
2と、そのスロットルボディ122とシリンダヘッドの
各吸気ポートとの間を接続する吸気マニホルド123と
を備える。スロットルボディ122は、第1実施例のス
ロットルボディ22と同様のものである。
【0038】吸気マニホルド123は、入力側は1本の
管路123aであり、その1本の管路123aを2本の
管路123b,123cに分岐し、さらに、それら2本
の管路123b,123cをそれぞれ2本の管路123
d,123eまたは123f,123gに分岐した構造
である。なお、上記2本の管路123b,123c部分
は、太径となって容積が拡大されており、第1および第
2の空気溜まり部128,129を形成している。
管路123aであり、その1本の管路123aを2本の
管路123b,123cに分岐し、さらに、それら2本
の管路123b,123cをそれぞれ2本の管路123
d,123eまたは123f,123gに分岐した構造
である。なお、上記2本の管路123b,123c部分
は、太径となって容積が拡大されており、第1および第
2の空気溜まり部128,129を形成している。
【0039】吸気マニホルド123の入力側の管路12
3aは、スロットルボディ122に接続され、出力側の
4本の管路123d,123e,123f,123g
は、シリンダヘッドの各シリンダに対応する吸気ポート
(図示せず)に接続される。詳細には、図中最も左側の
管路123dに第1番目のシリンダ111が、左側から
2番目の管路123eに第2番目のシリンダ112が、
左側から3番目の管路123fに第3番目のシリンダ1
13が、最も右側の管路123gに第4番目のシリンダ
114がそれぞれ接続されている。
3aは、スロットルボディ122に接続され、出力側の
4本の管路123d,123e,123f,123g
は、シリンダヘッドの各シリンダに対応する吸気ポート
(図示せず)に接続される。詳細には、図中最も左側の
管路123dに第1番目のシリンダ111が、左側から
2番目の管路123eに第2番目のシリンダ112が、
左側から3番目の管路123fに第3番目のシリンダ1
13が、最も右側の管路123gに第4番目のシリンダ
114がそれぞれ接続されている。
【0040】こうした構成の吸気マニホルド123によ
れば、スロットルボディ122から送られてきた空気
は、管路123aを通って管路123b,123cに分
岐し、管路123b,123c内の第1および第2の空
気溜まり部128,129に溜えられる。その後、第1
および第2の空気溜まり部128,129内から、管路
123d,123e,123f,123gにそれぞれ分
岐して、各シリンダ111ないし114に送られる。
れば、スロットルボディ122から送られてきた空気
は、管路123aを通って管路123b,123cに分
岐し、管路123b,123c内の第1および第2の空
気溜まり部128,129に溜えられる。その後、第1
および第2の空気溜まり部128,129内から、管路
123d,123e,123f,123gにそれぞれ分
岐して、各シリンダ111ないし114に送られる。
【0041】上記第1および第2の空気溜まり部12
8,129、即ち、吸気マニホルド123の管路123
b,123c部分には、燃料を噴射する第1および第2
のインジェクタ131,132が取り付けられており、
デリバリパイプ133から送られてきた燃料が両インジ
ェクタ131,132により第1および第2の空気溜ま
り部128,129内に供給される。第1および第2の
空気溜まり部128,129内で空気と燃料の混合気が
生成され、第1の空気溜まり部128内の混合気は第1
番目または第2番目のシリンダ111,112に、第2
の空気溜まり部129内の混合気は第3番目または第4
番目のシリンダ113,114にそれぞれ供給される。
なお、上記インジェクタ131,132からは、それぞ
れクランク角が360度の間隔で、吸気行程に同期して
独立に燃料が噴射される。
8,129、即ち、吸気マニホルド123の管路123
b,123c部分には、燃料を噴射する第1および第2
のインジェクタ131,132が取り付けられており、
デリバリパイプ133から送られてきた燃料が両インジ
ェクタ131,132により第1および第2の空気溜ま
り部128,129内に供給される。第1および第2の
空気溜まり部128,129内で空気と燃料の混合気が
生成され、第1の空気溜まり部128内の混合気は第1
番目または第2番目のシリンダ111,112に、第2
の空気溜まり部129内の混合気は第3番目または第4
番目のシリンダ113,114にそれぞれ供給される。
なお、上記インジェクタ131,132からは、それぞ
れクランク角が360度の間隔で、吸気行程に同期して
独立に燃料が噴射される。
【0042】図9は、このエンジン110に使用される
クランクシャフト140の正面図である。図示するよう
に、クランクシャフト140は、第1実施例と同様に、
クランクジャーナル142,クランクピン144,バラ
ンスウェイト146等を備える。このクランクシャフト
140の取り付け角度は、第1番目のシリンダ111と
第2番目のシリンダ112とが上死点にあるとき、第3
番目のシリンダ113と第4番目のシリンダ114とが
下死点の位置となるように定められており、これによ
り、エンジン110の点火順序は、#1−#3−#2−
#4の順になる。
クランクシャフト140の正面図である。図示するよう
に、クランクシャフト140は、第1実施例と同様に、
クランクジャーナル142,クランクピン144,バラ
ンスウェイト146等を備える。このクランクシャフト
140の取り付け角度は、第1番目のシリンダ111と
第2番目のシリンダ112とが上死点にあるとき、第3
番目のシリンダ113と第4番目のシリンダ114とが
下死点の位置となるように定められており、これによ
り、エンジン110の点火順序は、#1−#3−#2−
#4の順になる。
【0043】図10は、以上のように構成されたエンジ
ン110が搭載される車両150の前部の概略構成図で
ある。図示するように、上記エンジン110は、車両1
50の前部に横置きに載置される。このエンジン110
のクランクシャフト140は、プラネタリギヤ160や
モータ162,モータ164と接続されており、エンジ
ン110,モータ162およびモータ164は、図示し
ないギヤを介して車軸152に動力を伝達する。この車
両150には、エンジン10の燃料噴射制御、空燃比制
御、点火時期制御等を実行する電子制御ユニット(以
下、エンジンECUと呼ぶ)154と、モータ162,
164を駆動制御する電子制御ユニット(以下、モータ
ECUと呼ぶ)166が搭載される。
ン110が搭載される車両150の前部の概略構成図で
ある。図示するように、上記エンジン110は、車両1
50の前部に横置きに載置される。このエンジン110
のクランクシャフト140は、プラネタリギヤ160や
モータ162,モータ164と接続されており、エンジ
ン110,モータ162およびモータ164は、図示し
ないギヤを介して車軸152に動力を伝達する。この車
両150には、エンジン10の燃料噴射制御、空燃比制
御、点火時期制御等を実行する電子制御ユニット(以
下、エンジンECUと呼ぶ)154と、モータ162,
164を駆動制御する電子制御ユニット(以下、モータ
ECUと呼ぶ)166が搭載される。
【0044】両ECU154,166は、通信により、
種々の情報をやり取りしながら、エンジン110につい
て吸気バルブの閉時期を遅らせる制御を行なって、エン
ジン110をアトキンソンサイクルで運転し、そのエン
ジン110の発生トルクと車両要求負荷との過不足分を
モータ162,164の発電負荷あるいは駆動トルクに
より調整している。
種々の情報をやり取りしながら、エンジン110につい
て吸気バルブの閉時期を遅らせる制御を行なって、エン
ジン110をアトキンソンサイクルで運転し、そのエン
ジン110の発生トルクと車両要求負荷との過不足分を
モータ162,164の発電負荷あるいは駆動トルクに
より調整している。
【0045】以上のように構成された第2実施例のエン
ジン110では、第1実施例と同様、インジェクタ13
1,132が2つですむことから、従来の技術に比べて
インジェクタの数を低減して、低コスト化を図ることが
できる効果を奏する。
ジン110では、第1実施例と同様、インジェクタ13
1,132が2つですむことから、従来の技術に比べて
インジェクタの数を低減して、低コスト化を図ることが
できる効果を奏する。
【0046】また、このエンジン110においては、エ
ンジン110の点火順序は、#1−#3−#2−#4で
あることから、吸気のタイミングは、第1の空気溜まり
部128に続くシリンダ111,112と、第2の空気
溜まり部129に続くシリンダ113,114とで順に
切り換わって移ることになる。このため、各シリンダ1
11〜114に吸入される新気が互いに干渉するような
ことがなく、各シリンダ111〜114からの吹き返し
ガスの流れる距離が不均一になることがない。さらに
は、スロットルバルブ122aからの新気とシリンダ1
11〜114からの吹き返しガスとが干渉することがな
い。
ンジン110の点火順序は、#1−#3−#2−#4で
あることから、吸気のタイミングは、第1の空気溜まり
部128に続くシリンダ111,112と、第2の空気
溜まり部129に続くシリンダ113,114とで順に
切り換わって移ることになる。このため、各シリンダ1
11〜114に吸入される新気が互いに干渉するような
ことがなく、各シリンダ111〜114からの吹き返し
ガスの流れる距離が不均一になることがない。さらに
は、スロットルバルブ122aからの新気とシリンダ1
11〜114からの吹き返しガスとが干渉することがな
い。
【0047】図11に、隣り合ったシリンダ、ここで
は、第1番目のシリンダ111と第2番目のシリンダ1
12における吸気量が、クランク角の変化に従ってどの
ように変化するかを示した。この図からも、吸気のタイ
ミングは、360度の等間隔の吸気となることから、図
中、斜線で示した分量の吹き返しの混合気が効率よく、
しかも規則正しく隣のシリンダへ吸い込まれることがわ
かる。
は、第1番目のシリンダ111と第2番目のシリンダ1
12における吸気量が、クランク角の変化に従ってどの
ように変化するかを示した。この図からも、吸気のタイ
ミングは、360度の等間隔の吸気となることから、図
中、斜線で示した分量の吹き返しの混合気が効率よく、
しかも規則正しく隣のシリンダへ吸い込まれることがわ
かる。
【0048】これらの結果、どのシリンダ111〜11
4によっても均一な吸気条件が得られる。しかも、この
実施例のエンジン110では、インジェクタ131,1
32により第1および第2の空気溜まり部128,12
9内に燃料が噴射されることから、第1または第2の空
気溜まり部128,129内に滞留される空気に燃料は
均等に混ぜられて、均一な混合気となって各シリンダ1
11〜114に送られる。
4によっても均一な吸気条件が得られる。しかも、この
実施例のエンジン110では、インジェクタ131,1
32により第1および第2の空気溜まり部128,12
9内に燃料が噴射されることから、第1または第2の空
気溜まり部128,129内に滞留される空気に燃料は
均等に混ぜられて、均一な混合気となって各シリンダ1
11〜114に送られる。
【0049】したがって、この第2実施例のエンジン1
10では、第1実施例と同様に、各シリンダ毎に供給さ
れる混合気を均一なものとすることができる効果を奏す
る。このため、空燃比制御の精度が高まり、排出ガス中
のエミッションの低減を図ることができる。
10では、第1実施例と同様に、各シリンダ毎に供給さ
れる混合気を均一なものとすることができる効果を奏す
る。このため、空燃比制御の精度が高まり、排出ガス中
のエミッションの低減を図ることができる。
【0050】なお、この第2実施例のエンジン110
は、モータ162,164からの動力とともに車軸15
2を駆動する、いわゆるハイブリッド車に搭載されるこ
とで、エンジン回転数の最大値を比較的低回転に制限し
てもよく、このため、エンジン110をアトキンソンサ
イクルで運転を行なう構成とすることが容易である。し
たがって、アトキンソンサイクルを採用することで、高
効率を実現することができる。
は、モータ162,164からの動力とともに車軸15
2を駆動する、いわゆるハイブリッド車に搭載されるこ
とで、エンジン回転数の最大値を比較的低回転に制限し
てもよく、このため、エンジン110をアトキンソンサ
イクルで運転を行なう構成とすることが容易である。し
たがって、アトキンソンサイクルを採用することで、高
効率を実現することができる。
【0051】この発明の第3実施例について次に説明す
る。図12は、この発明の第3実施例としてのエンジン
210の概略構成を示す説明図である。図12に示すよ
うに、このエンジン210は、第2実施例のエンジン1
10と比較して、インジェクタの数とその配設位置が相
違するだけで、その他の構成については同一の構成を備
える。なお、図中、第2実施例と同一の部分には同じ番
号を付けた。
る。図12は、この発明の第3実施例としてのエンジン
210の概略構成を示す説明図である。図12に示すよ
うに、このエンジン210は、第2実施例のエンジン1
10と比較して、インジェクタの数とその配設位置が相
違するだけで、その他の構成については同一の構成を備
える。なお、図中、第2実施例と同一の部分には同じ番
号を付けた。
【0052】インジェクタ231は、吸気マニホルド1
23のスロットルボディ122側の管路123aに一つ
取り付けられているだけである。デリバリパイプ233
から送られてきた燃料は、インジェクタ231により吸
気マニホルド123の上流側に噴射され、吸気マニホル
ド123内の第1および第2の空気溜まり部128,1
29に至る。第1および第2の空気溜まり部128,1
29内で空気と燃料の混合気が生成され、第1の空気溜
まり部128内の混合気は第1番目または第2番目のシ
リンダ111,112に、第2の空気溜まり部129内
の混合気は第3番目または第4番目のシリンダ113,
114にそれぞれ供給される。
23のスロットルボディ122側の管路123aに一つ
取り付けられているだけである。デリバリパイプ233
から送られてきた燃料は、インジェクタ231により吸
気マニホルド123の上流側に噴射され、吸気マニホル
ド123内の第1および第2の空気溜まり部128,1
29に至る。第1および第2の空気溜まり部128,1
29内で空気と燃料の混合気が生成され、第1の空気溜
まり部128内の混合気は第1番目または第2番目のシ
リンダ111,112に、第2の空気溜まり部129内
の混合気は第3番目または第4番目のシリンダ113,
114にそれぞれ供給される。
【0053】以上のように構成された第3実施例のエン
ジン210によれば、インジェクタ231が1つですむ
ことから、低コスト化を図ることができる効果を奏す
る。また、インジェクタ231により、第1および第2
の空気溜まり部128,129より上流側に燃料が噴射
されることから、第1および第2の空気溜まり部12
8,129内では、滞留している空気に上記燃料が均一
に混ざる。この結果、均一な混合気が各シリンダ111
〜114に送られる。一方、吸気については、第2実施
例と同様に、どのシリンダ111〜114についても均
一な吸気条件が得られる。したがって、第2実施例と同
様に、各シリンダ111〜114毎に供給される混合気
を均一なものとすることができる効果を奏する。このた
め、空燃比制御の精度が高まり、排出ガス中のエミッシ
ョンの低減を図ることができる。
ジン210によれば、インジェクタ231が1つですむ
ことから、低コスト化を図ることができる効果を奏す
る。また、インジェクタ231により、第1および第2
の空気溜まり部128,129より上流側に燃料が噴射
されることから、第1および第2の空気溜まり部12
8,129内では、滞留している空気に上記燃料が均一
に混ざる。この結果、均一な混合気が各シリンダ111
〜114に送られる。一方、吸気については、第2実施
例と同様に、どのシリンダ111〜114についても均
一な吸気条件が得られる。したがって、第2実施例と同
様に、各シリンダ111〜114毎に供給される混合気
を均一なものとすることができる効果を奏する。このた
め、空燃比制御の精度が高まり、排出ガス中のエミッシ
ョンの低減を図ることができる。
【0054】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない種々なる態様により実施する
ことが可能であり、例えば次のような変形も可能であ
る。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない種々なる態様により実施する
ことが可能であり、例えば次のような変形も可能であ
る。
【0055】(1)第1ないし第3実施例では、エンジ
ンは、吸気バルブの閉時期を通常より遅らせることによ
るアトキンソンサイクルで運転を行なうものであった
が、これに換えて、オットサイクルで運転を行なう構成
とすることもできる。
ンは、吸気バルブの閉時期を通常より遅らせることによ
るアトキンソンサイクルで運転を行なうものであった
が、これに換えて、オットサイクルで運転を行なう構成
とすることもできる。
【0056】(2)第1ないし第3実施例は、4気筒の
直列型のエンジンであったが、これに換えて、他の気筒
数、5気筒、6気筒、8気筒、12気筒等のエンジンと
してもよい。また、直列型のエンジンに換えて、V型あ
るいは水平対向型のエンジンとしてもよい。
直列型のエンジンであったが、これに換えて、他の気筒
数、5気筒、6気筒、8気筒、12気筒等のエンジンと
してもよい。また、直列型のエンジンに換えて、V型あ
るいは水平対向型のエンジンとしてもよい。
【0057】(3)上記第1または第2実施例では、各
空気溜まり室に1つのインジェクタを設けたが、これに
換えて、各空気溜まり室に複数のインジェクタを設ける
構成としてもよい。この場合、気筒数を4気筒から6気
筒、8気筒というようにさらに多気筒とすることで、各
空気溜まり室に2つ以上のインジェクタを設けても、各
気筒の数だけインジェクタを設けるよりインジェクタ数
を低減することができるという効果を奏する。
空気溜まり室に1つのインジェクタを設けたが、これに
換えて、各空気溜まり室に複数のインジェクタを設ける
構成としてもよい。この場合、気筒数を4気筒から6気
筒、8気筒というようにさらに多気筒とすることで、各
空気溜まり室に2つ以上のインジェクタを設けても、各
気筒の数だけインジェクタを設けるよりインジェクタ数
を低減することができるという効果を奏する。
【0058】(4)上記第1ないし第3実施例では、エ
ンジンの全シリンダを2つのシリンダ群に分けて、それ
らシリンダ群に接続される吸気管群を2組に、その吸気
管群に接続される空気溜まり部の数を2つとしたが、こ
れに換えて、エンジンの全シリンダを3つ以上のシリン
ダ群に分けて、それらシリンダ群に接続される吸気管群
を3つ以上の数に、また、空気溜まり部の数を3つ以上
としてもよい。この場合、エンジンが例えば、6気筒、
8気筒、12気筒といった気筒数の多い場合に適用する
ことができ、この構成によってもインジェクタの数を気
筒数より少なくすることができる。
ンジンの全シリンダを2つのシリンダ群に分けて、それ
らシリンダ群に接続される吸気管群を2組に、その吸気
管群に接続される空気溜まり部の数を2つとしたが、こ
れに換えて、エンジンの全シリンダを3つ以上のシリン
ダ群に分けて、それらシリンダ群に接続される吸気管群
を3つ以上の数に、また、空気溜まり部の数を3つ以上
としてもよい。この場合、エンジンが例えば、6気筒、
8気筒、12気筒といった気筒数の多い場合に適用する
ことができ、この構成によってもインジェクタの数を気
筒数より少なくすることができる。
【図1】この発明の第1実施例としてのエンジン10の
概略構成を示す説明図である。
概略構成を示す説明図である。
【図2】エンジン10に使用されるクランクシャフト4
0の正面図である。
0の正面図である。
【図3】エンジン10が搭載される車両50の前部の概
略構成図である。
略構成図である。
【図4】第1番目のシリンダ11が吸気行程にあるとき
の混合気の流れを示す説明図である。
の混合気の流れを示す説明図である。
【図5】第2番目のシリンダ12が吸気行程にあるとき
の混合気の流れを示す説明図である。
の混合気の流れを示す説明図である。
【図6】第3番目のシリンダ13が吸気行程にあるとき
の混合気の流れを示す説明図である。
の混合気の流れを示す説明図である。
【図7】第4番目のシリンダ14が吸気行程にあるとき
の混合気の流れを示す説明図である。
の混合気の流れを示す説明図である。
【図8】この発明の第2実施例としてのエンジン110
の概略構成を示す説明図である。
の概略構成を示す説明図である。
【図9】エンジン110に使用されるクランクシャフト
140の正面図である。
140の正面図である。
【図10】エンジン110が搭載される車両150の前
部の概略構成図である。
部の概略構成図である。
【図11】第1番目のシリンダ111と第2番目のシリ
ンダ112における吸気量が、クランク角の変化に従っ
てどのように変化するかを示すグラフである。
ンダ112における吸気量が、クランク角の変化に従っ
てどのように変化するかを示すグラフである。
【図12】この発明の第3実施例としてのエンジン21
0の概略構成を示す説明図である。
0の概略構成を示す説明図である。
10…エンジン 11,12,13,14…シリンダ 16…シリンダブロック 20…吸気装置 22…スロットルボディ 22a…スロットルバルブ 24,26…マニホルド 28,29…空気溜まり室 31,32…インジェクタ 40…クランクシャフト 42…クランクジャーナル 44…クランクピン 46…バランスウェイト 50…車両 52…車軸 54…エンジンECU 110…エンジン 111,112,113,114…シリンダ 116…シリンダブロック 120…吸気装置 122…スロットルボディ 122a…スロットルバルブ 123…吸気マニホルド 128,129…空気溜まり部 131,132…インジェクタ 133…デリバリパイプ 140…クランクシャフト 142…クランクジャーナル 144…クランクピン 146…バランスウェイト 150…車両 152…車軸 154…エンジンECU 160…プラネタリギヤ 162,164…モータ 166…モータECU 210…エンジン 212…インジェクタ
Claims (4)
- 【請求項1】 吸気のタイミングが連続しないよう組み
合わされた複数のグループの気筒群にそれぞれ接続され
る複数組の吸気管群と、 該吸気管群への吸気量を制御するスロットルバルブを内
蔵する吸気管部と、 該スロットルバルブ内蔵の吸気管部と前記各組の吸気管
群との間にそれぞれ設けられる複数の空気溜まり部と、 該複数の空気溜まり部にそれぞれ設けられ、該空気溜ま
り部内に燃料を噴射する燃料噴射手段とを備える内燃機
関。 - 【請求項2】 前記各組の吸気管群は、各吸気管を集合
する吸気マニホルドから構成される請求項1記載の内燃
機関。 - 【請求項3】 吸気バルブの閉時期を通常より遅らせる
ことによるアトキンソンサイクルで運転を行なう請求項
1または2記載の内燃機関。 - 【請求項4】 吸気のタイミングが連続しないよう組み
合わされた複数のグループの気筒群にそれぞれ接続され
る複数組の吸気管群と、 該吸気管群への吸気量を制御するスロットルバルブを内
蔵する吸気管部と、 該スロットルバルブ内蔵の吸気管部と前記各組の吸気管
群との間にそれぞれ設けられる複数の空気溜まり部と、 上記スロットルバルブより下流でかつ前記複数の空気溜
まり部より上流の位置に設けられ、燃料を噴射する燃料
噴射手段とを備える。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20923096A JPH1037830A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20923096A JPH1037830A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 内燃機関 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037830A true JPH1037830A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16569517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20923096A Pending JPH1037830A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | 内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1037830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170043656A (ko) * | 2014-09-02 | 2017-04-21 | 하얼빈 엔지니어링 유니버시티 | 기체연료 엔진의 흡기 장치와 연료가스 분사 제어 방법 |
JP2021042677A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | 日野自動車株式会社 | インテークマニホールド |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP20923096A patent/JPH1037830A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170043656A (ko) * | 2014-09-02 | 2017-04-21 | 하얼빈 엔지니어링 유니버시티 | 기체연료 엔진의 흡기 장치와 연료가스 분사 제어 방법 |
JP2017525893A (ja) * | 2014-09-02 | 2017-09-07 | ハルビン エンジニアリング ユニバーシティ | ガス燃料エンジンの吸気装置及び燃料ガス噴射制御方法 |
JP2021042677A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | 日野自動車株式会社 | インテークマニホールド |
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