JPH1037822A - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JPH1037822A
JPH1037822A JP9092942A JP9294297A JPH1037822A JP H1037822 A JPH1037822 A JP H1037822A JP 9092942 A JP9092942 A JP 9092942A JP 9294297 A JP9294297 A JP 9294297A JP H1037822 A JPH1037822 A JP H1037822A
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JP
Japan
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hole
valve
plug
seat
seat member
Prior art date
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Pending
Application number
JP9092942A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kushida
丈夫 串田
Hideya Kikuchi
英弥 菊地
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座と弁体との間の密封性の低下を防止す
る。 【解決手段】 プラグ3の下孔31の下端部内周面に雌
ねじ部36を形成し、シート部材2の上端部外周面に雄
ねじ部26を形成する。この雄ねじ部26を雌ねじ部3
6に螺合させることによって、シート部材2をプラグ3
に連結固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料噴射装置に
用いられる圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料噴射装置は、燃料タンクの
燃料をフィードポンプで高圧ポンプに送り、高圧ポンプ
で高圧に加圧する。高圧に加圧された燃料は、コモンレ
ールを介して各燃料噴射ノズルに圧送され、各燃料噴射
ノズルからエンジンの燃焼室に噴射される。また、燃焼
タンクとコモンレールとの間には圧力制御弁が設けられ
ており、この圧力制御弁によってコモンレール内の燃料
が所定の圧力を越えるのを防止するようになっている。
【0003】ところで、上記燃料噴射装置に用いられる
圧力制御弁は、弁座を有するシート部材と、プラグと、
これらシート部材とプラグとの間に配置される弁体とを
有しており、シート部材はハウジングに形成された取付
孔の底部側に挿入され、プラグは取付孔の開口部側に螺
合される。そして、プラグをねじ込んでシート部材を取
付孔の底面に押し付けることにより、シート部材をハウ
ジングに固定するとともに、プラグをハウジングに固定
するようになっている。(特開平8−189445号公
報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プラグでシ
ート部材を押圧することによって両者を固定すると、プ
ラグによる押圧力によってシート部材が変形し、ひいて
は弁座が変形する。このため、着座時における弁座と弁
体との間の密封性が低下し、それらの間から燃料が漏れ
てしまうという問題があった。この結果、エンジンが低
速回転しているときにコモンレール内の燃料が所定の圧
力に達しなくなってしまうという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、ハウジングの取付孔の底
部側に挿入されるシート部材と、上記取付孔の開口側端
部に螺合固定されるプラグと、上記シート部材と上記プ
ラグとの間に配置される弁体とを備え、上記シート部材
には上記弁体が着座する弁座が設けられた圧力制御弁に
おいて、上記シート部材を上記プラグに連結固定したこ
とを特徴としている。この場合、上記シート部材を上記
プラグに螺合することによって連結固定するようにして
もよく、また上記シート部材の上記弁座より上記取付孔
の底部側の内部にガイド孔を形成し、上記弁体に上記ガ
イド孔に摺動自在に嵌合するガイド部を形成するように
してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図3を参照して説明する。図1はこの発明の
一実施の形態を示すものであり、この実施の形態の圧力
制御弁Aは、ハウジング1、シート部材2およびプラグ
3を備えている。
【0007】上記ハウジング1は、圧力制御弁A独自の
ものであってもよく、あるいはコモンレールに用いられ
るハウジング等で兼用させてもよい。ここでは、エンジ
ンブロックがハウジング1として用いられている。ハウ
ジング1には、その上端面に開口する取付孔11が形成
されている。この取付孔11の開口側の端部には、雌ね
じ部12が形成されている。また、取付孔11は、通路
孔13を介して燃料噴射装置のコモンレール(図示せ
ず)に接続されている。取付孔11は、燃料噴射装置の
高圧ポンプ(図示せず)に接続されることもある。
【0008】上記シート部材2は、取付孔11の底部側
に油密に嵌合されており、その内部には、下端面から上
端面に向かって順次、ガイド孔21、上方へ向かうにし
たがって拡径するテーパ孔状の弁座22および収納孔2
3がそれぞれ形成されている。ガイド孔21の下端開口
部は、シート部材2の下端面に溶接等によって固定され
た遮蔽板24によって密閉されている。また、シート部
材2の外周面には、ガイド孔21に連通した横孔25が
形成されている。したがって、ガイド孔21は、横孔2
5、取付孔11および孔13を介してコモンレールまた
は高圧ポンプに接続されている。
【0009】上記プラグ3は、下側の小径部3Aと、上
側の大径部3Bとを有しており、小径部3Aの下側の外
周面には雄ねじ部31が形成されている。そして、プラ
グ3は、小径部3Aを取付孔11の開口側に油密に嵌合
させるとともに、雄ねじ部31を雌ねじ部12に螺合さ
せ、大径部3Bがハウジング1の上面に突き当たるよう
に締め付けることによってハウジング1に固定されてい
る。
【0010】プラグ3の内部には、下端面から上方へ向
かって延びる下孔32と、上端面から下方へ向かって延
びる上孔33とがそれぞれ形成されている。この下孔3
2と上孔33とは、隔壁部34によって隔てられている
が、隔壁部34に形成された連通孔35を介して連通さ
せられている。また、下孔32の下端部内周面には、雌
ねじ部36が形成されており、この雌ねじ部36にシー
ト部材2の上端部外周面に形成された雄ねじ部26を螺
合させることにより、プラグ3にシート部材2が連結固
定されている。固定された状態においては、シート部材
2の下端部が取付孔11の底面から上方へ離れている。
【0011】シート部材2とプラグ3とが一体的に固定
されることにより、それらの内部には、収納孔23と下
孔32とによって区画される収納室Rが形成されてい
る。この収納室Rには、弁体4が上下方向へ移動自在に
収容されている。この弁体4の中間部には、下方へ向か
うにしたがって小径になる弁部41が形成されており、
この弁部41が弁座22に着座すると圧力制御弁Aが閉
状態になる。勿論、弁部41が弁座22から上方へ離間
(以下、リフトという。)すると、圧力制御弁Aが開状
態になり、孔13から取付孔11内に流入した燃料が横
孔25、ガイド孔21および弁座22と弁部41との間
を通って収納室R内に流入する。収納室R内に流入した
燃料は、連通孔35、継手Pを介して燃料タンクTに戻
される。
【0012】上記弁体4には、弁部41に続く下端部に
小径部42とガイド部43とが順次形成されている。小
径部42はガイド孔21より小径になっている。したが
って、燃料は、ガイド孔21の内周面と小径部42との
間を通って流れる。一方、ガイド部43は、横孔25よ
り下側のガイド孔21に摺動自在に挿入されている。こ
れにより、弁部41が上下方向へ直動するようになって
いる。
【0013】上記収納室R内には、内ばね51と外ばね
52とが配置されている。内ばね51は、ばね受け53
を介して弁体4を下方へ付勢し、外ばね52は弁体4を
直接下方へ付勢している。そして、これらのばね51,
52の付勢力によって弁体4が弁座22に着座させられ
るようになっている。ただし、上記ばね受け53には、
軸54が連結固定されており、軸54の上端部は隔壁部
34を貫通して上孔33内に突出し、そこにはアーマチ
ュア55が固定されている。このアーマチュア55は、
ソレノイド56の磁力によって上方へ磁気吸引されるよ
うになっており、ソレノイド56の磁力は、内ばね51
の付勢力より大きくなっている。したがって、ソレノイ
ド56に通電すると、ばね受け53が弁体4から上方へ
離間し、内ばね51の付勢力が弁体4に作用しなくな
る。
【0014】このように、この圧力制御弁Aでは、開弁
圧を2段階に変えることができるが、エンジンがアイド
リング回転以上の速度で回転しているときには、ソレノ
イド56に対する通電を停止し、開弁圧を内外のばね5
1,52によって決定される比較的高圧の所定の通常開
弁圧にする。一方、エンジンの始動時には、ソレノイド
56に通電し、外ばね52によってのみ決定される比較
的低圧の始動時開弁圧にする。
【0015】上記構成の圧力制御弁Aにおいては、シー
ト部材2がプラグ3に螺合固定されているから、シート
部材2をプラグ3で取付孔11の底面に押圧固定する必
要がない。したがって、シート部材2には取付孔11の
底面に押圧固定するための押圧力が作用することがな
い。押圧力が作用しないのであるから、シート部材2、
ひいては弁座22が変形することがない。よって、弁座
22と弁部41との間の密封性を高度なものにすること
ができ、ポンプの停止時にそれらの間から燃料が漏れる
のを防止することができる。
【0016】また、同様の理由によりガイド孔21が変
形することがない。したがって、ガイド部43は常にガ
イド孔21内を円滑に摺動することができる。よって、
圧力制御弁Aが作動不良を引き起こすのを未然に防止す
ることができる。
【0017】次に、図2、図3にそれぞれ示すこの発明
の他の実施の形態について説明する。なお、以下の実施
の形態においては、上記実施の形態と同様な部分に同一
符号を付してその説明を省略し、異なる構成部分につい
てのみ説明する。
【0018】図2に示す圧力制御弁Bは、開弁圧の切換
を上記圧力制御弁Aのソレノイド56に代えて油圧を用
いるようにしたものであり、上記上孔33内には、ピス
トン57が摺動自在に設けられている。このピストン5
7により、上孔33の内部が、下側の高圧室58と、上
側の低圧室59とに区分されている。高圧室58は、方
向切換弁60により、燃料噴射装置のフィードポンプ
(図示せず)と燃料タンクTとのいずれかに切り替えて
接続されるようになっている。一方、低圧室59は、継
手Pを介して燃料タンクTに接続されている。
【0019】上記ピストン57には、上記軸54が連結
固定されている。したがって、高圧室58にフィードポ
ンプから燃料を供給してピストン57を上方へ移動させ
ると、これに追随してばね受け53が上方へ移動し、内
ばね51が弁体4から切り離される。
【0020】また、この実施の形態の圧力制御弁Bにお
いては、シート部材2に収納室Rに連通した戻し孔27
を形成するとともに、ハウジング1に戻し通路14を形
成し、収納室R内に流入した燃料を戻し孔27および戻
し通路14を介して燃料タンクTに戻すようになってい
る。
【0021】また、図3に示す圧力制御弁Cにおいて
は、下孔32の上端部に上孔33が直接開口しており、
上孔33の下端部には調節ねじ61が螺合されている。
この調節ねじ61と弁体4との間には1つのばね62だ
けしか配置されていないが、調節ねじ61の位置を調節
することにより、ばね62の付勢力を調節し、ひいては
圧力制御弁Cの開弁圧を調節することができるようにな
っている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3に係
る発明によれば、シート部材が変形し、ひいては弁座が
変形するのを防止することができる。したがって、弁体
の着座時における弁座と弁部との間の密封性を高度なも
のに維持することができ、それらの間から燃料が漏れる
のを防止することができるという効果が得られる。請求
項3に係る発明によれば、弁体を常に円滑に移動させる
ことができ、これによって圧力制御弁に作動不良が発生
するのを防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】この発明の他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図3】この発明のさらに他の実施の形態を示す断面図
である。
【符号の説明】
A 圧力制御弁 B 圧力制御弁 C 圧力制御弁 1 ハウジング 2 シート部材 3 プラグ 4 弁体 11 取付孔 21 ガイド孔 43 ガイド部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの取付孔の底部側に挿入され
    るシート部材と、上記取付孔の開口側端部に螺合固定さ
    れるプラグと、上記シート部材と上記プラグとの間に配
    置される弁体とを備え、上記シート部材には上記弁体が
    着座する弁座が設けられた圧力制御弁において、上記シ
    ート部材を上記プラグに連結固定したことを特徴とする
    圧力制御弁。
  2. 【請求項2】 上記シート部材が上記プラグに螺合され
    ることによって連結固定されていることを特徴とする請
    求項1に記載の圧力制御弁。
  3. 【請求項3】 上記シート部材の上記弁座より上記取付
    孔の底部側の内部にガイド孔が形成され、上記弁体に上
    記ガイド孔に摺動自在に嵌合するガイド部が形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力制
    御弁。
JP9092942A 1997-03-27 1997-03-27 圧力制御弁 Pending JPH1037822A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101478777B1 (ko) * 2010-10-15 2015-01-02 쯔지앙 산화 컴퍼니 리미티드 전기 밸브 및 그의 정지 장치
WO2015055410A1 (de) * 2013-10-15 2015-04-23 Continental Automotive Gmbh Ventilanordnung
JP2015094346A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 株式会社ケーヒン 圧力調整弁装置

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