JPH1037760A - エンジンの駆動装置 - Google Patents

エンジンの駆動装置

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Publication number
JPH1037760A
JPH1037760A JP20764696A JP20764696A JPH1037760A JP H1037760 A JPH1037760 A JP H1037760A JP 20764696 A JP20764696 A JP 20764696A JP 20764696 A JP20764696 A JP 20764696A JP H1037760 A JPH1037760 A JP H1037760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
crankshaft
drive shaft
flywheel
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP20764696A
Other languages
English (en)
Inventor
Goichi Kitagawa
五一 北川
Naotake Fujita
直丈 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
H K S KK
HKS Co Ltd
Original Assignee
H K S KK
HKS Co Ltd
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Publication date
Application filed by H K S KK, HKS Co Ltd filed Critical H K S KK
Priority to JP20764696A priority Critical patent/JPH1037760A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのクランク軸に大径のフライホイー
ルを設置できるとともに、駆動装置自体をコンパクト化
できるようにすること。 【解決手段】 クランク軸12にフライホイール18が
設置され、クランク軸を支持するクランク軸軸受部2
0、21、22がフライホイールの両側に配置されたエ
ンジン10であって、クランク軸と平行して駆動軸26
が配設され、この駆動軸がリダクションギア27を介し
てクランク軸に連結され、駆動軸を支持する駆動軸軸受
部35、36がフライホイールの片側に配置されたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンに設置さ
れてクランク軸の動力を減速して出力するエンジンの駆
動装置に係り、特に、エンジンのフライホイールと駆動
軸との位置関係を改良したエンジンの駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】駆動装置は、搭載されるエンジンのレイ
アウトにより、クランク軸と駆動軸とを直結したもの、
又は、クランク軸と駆動軸とを並列配置し、これらの両
軸をギア等を介して連結したものに大別される。このう
ち、後者における第1、第2の従来技術を図3、図4に
それぞれ示す。
【0003】図3における第1従来技術では、エンジン
1は、クランク軸2がクランクケース3に横置き配置さ
れ、このクランク軸2に、エンジン1において発生する
動力のトルク変動、回転変動等を吸収するためのフライ
ホイール4が設置されている。クランク軸2は、クラン
クケース3内に設けられた 2個のクランク軸軸受部2A
(一方のみ図示)と、ギアハウジング8に設けられたク
ランク軸軸受部2Bにより軸支される。
【0004】一方、駆動装置5は、駆動軸6がクランク
軸2の上方に平行に配置され、クランク軸2と駆動軸6
との間に、クランク軸2に発生した動力を駆動軸6へ伝
えるためのリダクションギア7が設けられている。駆動
軸6は、フライホイール4の両側に位置する軸受部6
a、6bにより、それぞれクランクケース3、ギアハウ
ジング8に軸支されている。
【0005】また、図4に示す第2従来技術は、第1従
来技術と略同様な構成であり、同様な部分は同一の符号
を用いて説明を省略するが、エンジン1のクランク軸2
と駆動装置5の駆動軸6との軸間距離を第1従来技術と
比べて長く設定し、その分、フライホイール9を大径化
したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3に示す
第1従来技術では、駆動軸6を支持する駆動軸軸受部6
a及び6bがクランク軸2上のフライホイール4の両側
に配置されている位置関係から、駆動軸6との干渉を防
止するために、フライホイール4の大径化が制限されて
いる。
【0007】また、図4に示す第2従来技術では、大径
のフライホイール9を採用するものの、このフライホイ
ール9と駆動軸6との干渉を防止するために、クランク
軸2と駆動軸6との軸間距離を長く設定した結果、ギア
ハウジング8が大型化し、駆動装置5をコンパクトに構
成することができない。
【0008】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、エンジンのクランク軸に大径のフラ
イホイールを設置できるとともに、駆動装置自体をコン
パクト化できるエンジンの駆動装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、クランク軸にフライホイールが設置され、このクラ
ンク軸を支持するクランク軸軸受部が上記フライホイー
ルの両側に配置されたエンジンであって、上記クランク
軸と平行して駆動軸が配設され、この駆動軸がリダクシ
ョンギアを介して上記クランク軸に連結され、上記駆動
軸を支持する駆動軸軸受部が、上記フライホイールの片
側に配置されたものである。
【0010】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。駆動軸を支持する駆動軸軸受部が、エンジンのクラ
ンク軸に設置されたフライホイールの片側に配置された
ことから、フライホイールを駆動軸に干渉させることな
く、大径化でき、この大径のフライホイールにより、エ
ンジンにて発生した動力のトルク変動、回転変動を効果
的に吸収できる。
【0011】また、大径フライホイールをエンジンのク
ランク軸に取り付けた場合においても、駆動軸軸受部が
フライホイールの片側に配置されたので、クランク軸と
駆動軸との軸間距離を大きな寸法とする必要がなく、駆
動装置自体をコンパクト化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るエンジン
の駆動装置の一つの実施の形態が適用された駆動装置を
エンジンとともに示す部分断面図である。図2は、図1
の一部を拡大して示す断面図である。
【0013】図1に示すエンジン10は、水平対向2気
筒4サイクルエンジンであり、クランクケース11にク
ランク軸12が横置き配置されるとともに、クランクケ
ース11に水平に対向させて形成されたピストン14が
往復移動可能に収容されている。これらのピストン14
は、コネクティングロッド15を用いてクランク軸12
に連結される。図示しない燃焼室での混合ガスの爆発に
よりピストン14が往復直線運動し、このピストン14
の往復直線運動がコネクティングロッド15を介し、ク
ランク軸12の回転運動に変換されて、クランク軸12
から動力が出力される。
【0014】上記クランク軸12は、図2にも示すよう
に、クランクケース11に順次連設されたフロントカバ
ー16及びギアハウジング17内まで延在され、この延
在部にフライホイール18がビス19を用いて結合され
る。フライホイール18は、エンジン10にて発生する
動力のトルク変動や回転変動等を吸収するものである。
【0015】また、クランク軸12は、図1及び図2に
示すように、クランクケース11に設置されたクランク
軸軸受部20及び21、並びにフロントカバー16に設
置されたクランク軸軸受部22により回転自在に軸支さ
れる。これらのクランク軸軸受部20、21及び22
は、フライホイール18の両側に配置される。
【0016】上述のようなエンジン10に搭載された駆
動装置25は、駆動軸26、リダクションギア27及び
衝撃吸収機構28を有して構成され、エンジン10のク
ランク軸12にて発生した動力を減速して出力するもの
である。
【0017】上記駆動軸26は、クランク軸12の上方
に、このクランク軸12と平行して配置される。この駆
動軸26に、図1に示す軸受部29を介して、リダクシ
ョンギア27が回転自在に配設される。このリダクショ
ンギア27は、クランク軸12の上記延在部に結合され
たピニオンギア30と常時噛み合い、クランク軸12の
動力を、回転数を減速して駆動軸26側へ伝達可能とす
るものである。
【0018】上記衝撃吸収機構28は、ドグクラッチ3
1及び複数枚の皿ばね32を有してなる。ドグクラッチ
31が駆動軸26の外周にスプライン結合されるととも
に、このドグクラッチ31の爪33がリダクションギア
27の爪34に噛み合い可能に設けられる。また、皿ば
ね32は、駆動軸26の外周に遊嵌され、ドククラッチ
31の爪33がリダクションギア27の爪34に噛み合
うようにドグクラッチ31にばね力を付与する。この状
態で、リダクションギア27は、ドグクラッチ31を介
し駆動軸26に回転一体に連結され、エンジン10にて
発生した動力は、エンジン10のクランク軸12から、
駆動装置25のピニオンギア30及びリダクションギア
27を経て駆動軸26へ伝達される。
【0019】上述の衝撃吸収機構28は、エンジン10
のクランク軸12にて発生する動力のトルク変動又は回
転変動が大きなときに、ドグクラッチ31の爪33とリ
ダクションギア27の爪34とが相対的に滑り、ドグク
ラッチ31が皿ばね32のばね力に抗して皿ばね32側
へ移動して、上記大きなトルク変動又は回転変動に付随
して発生する衝撃を吸収し、例えばリダクションギア2
7及びピニオンギア30の破損等を防止する。
【0020】ところで、図1及び図2に示すように、駆
動軸26は、フロントカバー16に設けられた駆動軸軸
受部35と、ギアハウジング17に設けられた駆動軸軸
受部36にて軸支される。これらの駆動軸軸受部35及
び36は、クランク軸12に結合されたフライホイール
18の片側、つまりフライホイール18よりも駆動軸2
6の先端側に配置される。
【0021】このように、駆動軸26を支持する駆動軸
軸受部35及び36が、エンジン10のクランク軸12
に設置されたフライホイール18の片側に配置されたこ
とから、フライホイール18を駆動軸26に干渉させる
ことなく大径化でき、この大径のフライホイール18に
より、エンジン10にて発生した動力のトルク変動、回
転変動を良好に吸収できる。
【0022】また、大径のフライホイール18をエンジ
ン10のクランク軸12に取り付けた場合においても、
駆動軸軸受部35及び36がフライホイール18の片側
に配置されたので、クランク軸12と駆動軸26との軸
間距離を大きな寸法とする必要がなく、フロントカバー
16及びギアハウジング17を小型化して、駆動装置2
5自体をコンパクト化できる。
【0023】尚、上記実施の形態では、エンジン10が
水平対向2気筒4サイクルエンジンの場合を述べたが、
エンジンにて発生する動力のトルク変動や回転変動が大
きなエンジン、例えば1気筒2サイクルエンジン等に適
用しても良い。また、上記駆動装置25は、自動車用、
船舶推進用或いは飛行機用に適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るエンジンの
駆動装置によれば、エンジンのクランク軸に大径のフラ
イホイールを設置できるとともに、駆動装置自体をコン
パクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るエンジンの駆動装置の一
つの実施の形態が適用された駆動装置をエンジンととも
に示す部分断面図である。
【図2】図2は、図1の一部を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】図3は、エンジンの駆動装置の第1従来技術を
示す断面図である。
【図4】図4は、エンジンの駆動装置の第2従来技術を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 エンジン 12 クランク軸 18 フライホイール 20、21、22 クランク軸軸受部 25 駆動装置 26 駆動軸 27 リダクションギア 35、36 駆動軸軸受部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸にフライホイールが設置さ
    れ、このクランク軸を支持するクランク軸軸受部が上記
    フライホイールの両側に配置されたエンジンであって、 上記クランク軸と平行して駆動軸が配設され、この駆動
    軸がリダクションギアを介して上記クランク軸に連結さ
    れ、上記駆動軸を支持する駆動軸軸受部が、上記フライ
    ホイールの片側に配置されたことを特徴とするエンジン
    の駆動装置。
JP20764696A 1996-07-19 1996-07-19 エンジンの駆動装置 Pending JPH1037760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20764696A JPH1037760A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 エンジンの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20764696A JPH1037760A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 エンジンの駆動装置

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JPH1037760A true JPH1037760A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16543233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20764696A Pending JPH1037760A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 エンジンの駆動装置

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