JPH1037585A - ドアクローザ - Google Patents
ドアクローザInfo
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- JPH1037585A JPH1037585A JP21605896A JP21605896A JPH1037585A JP H1037585 A JPH1037585 A JP H1037585A JP 21605896 A JP21605896 A JP 21605896A JP 21605896 A JP21605896 A JP 21605896A JP H1037585 A JPH1037585 A JP H1037585A
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Abstract
低下を防止すること。 【解決手段】 作動油が封入充填されるシリンダ1にピ
ストン2を入れて高圧側の第1室11と低圧側の第2室
12とに仕切り、第2室12内に戻しばね3を装着した
形式のドアクローザにおいて、シリンダ1における第2
室12側の外側に可撓性の袋体5を液密に接続し、その
第2室12内と袋体5内とを連通路14を通じて連通さ
せ、シリンダ1における連通路14部分にはボール弁6
を設けると共に、シリンダ1及び袋体5内空間に気泡を
混入させずに作動油のみを充填する。
Description
ドアクローザの改良に関する。
封入されたシリンダと、シリンダを前方の第1室と後方
の第2室とに仕切るピストンと、オリフィスを介して第
1室と第2室とを連通させた導油路と、第2室内に装着
され、ピストンを第1室に向け付勢させる戻しばねと、
ピストンに設けられたラックと、ラックに噛み合うピニ
オンと、シリンダに支承されると共に、ピストン及び連
係アームが固定される回転軸と、前記導油路に並設さ
れ、第1室と第2室とをピストンを通じて連通させたバ
イパスと、バイパスに設けた逆流防止弁とから成るもの
を極く一般的なものとして挙げることができ、そのよう
なドアクローザは例えば実開平2−85780号公報に
開示されており公知である。
た従来のクローザにおいては、シリンダ内に作動油のみ
を封入充填すると、温度上昇による作動油の膨張でシリ
ンダの内圧が異常に高まり、O−リング装着部分から油
漏れを起こすことがある。
容積比で作動油量の3〜4%の緩衝用の空気をシリンダ
内に封入しておくのが普通である。この場合、温度上昇
による作動油の膨張を気泡を潰す形態で吸収する。
ダ中のオリフィス部分や高圧側である第1室に滞留する
と、次のような種々の不具合を生ずる。
ス部分を通過すると、作動油の粘性抵抗を利用したドア
クローザの本来の緩衝作用が損われ、扉が急激に閉るこ
とになるのではなはだ危険である。
能、すなわち、扉が風であおられた際のブレーキ機能も
作動油がオリフィスを通過する際の粘性抵抗を利用して
いるが、気泡がオリフィスを通過する際このバックチェ
ック機能が失われることは明らかである。
外側から開閉することにより扉を任意の閉鎖角度位置で
停止させるクローザのストッパーが提案されているが、
この場合気泡が第1室側にあれば気泡の圧縮分停止角度
がずれ込む、という不都合が生じる。
入れられる空気を排して作動油のみとしてあるに関わら
ず、油漏れをなくすようにし、また、混入空気の存在に
よって生ずる緩衝作用の低下あるいはクローザのストッ
パーにおける停止角度位置のずれを排除することを目的
として提案されたものである。
め、この発明のドアクローザは、作動油が封入されたシ
リンダと、シリンダを前方の第1室と後方の第2室とに
仕切るピストンと、オリフィスを介して第1室と第2室
とを連通させた導油路と、第2室内に弾装され、ピスト
ンを第1室に向け付勢させる戻しばねと、ピストンに設
けられたラックと、ラックに噛み合うピニオンと、シリ
ンダに支承されると共に、ピストン及び連係アームが固
定される回転軸と、前記導油路に並設され、第1室と第
2室とをピストンを通じて連通させたバイパスと、バイ
パスに設けた逆流防止弁とから成るドアクローザにおい
て、シリンダの第2室の外側に可撓性の袋体を液密に接
続し、その第2室内と袋体内とを連通路を通じて連通さ
せ、シリンダにおける連通路部分にはボール弁を設ける
と共に、シリンダ及び袋体内空間に気泡を混入させずに
作動油のみを充填したことを特徴とする。
この発明について説明する。図1において,符号1は作
動油が封入充填されたシリンダ、13はシリンダ1の後
方側底部を形成するシリンダキャップ、2はシリンダ1
内に挿入され、シリンダ1を前方の第1室11と後方の
第2室12とに仕切っているピストン、3はピストン2
を第1室11に向け付勢されるため、第2室12内に装
着された戻しばねである。
と低圧側の第2室12との間は、図示は省略してある
が、オリフィスを介入させた導油路で連通させてある。
てラック21が設けてあり、そのラック21にはピニオ
ン41が噛み合せてある。
る回転軸42が固設してあり、その回転軸42はシリン
ダ1に対し支承させてある。また、周知のように回転軸
42の外端には図示を省略した連係アームの1つが装着
される。
で、上記の導油路に並列に設けてあり、シリンダ1の第
1室11と第2室12との間を連通させてある。
ッドにボール弁(図示せず)が設けられており、扉閉鎖
時、すなわちピストン2が図1で左方に移動するときに
はこのボール弁が閉じてピストン2による第1室内の作
動油の加圧が可能になり、開扉時、すなわちピストン2
が右方に移動するときには、このボール弁が開いて第1
室内の作動油が第2室に容易に移動することができるよ
うになっている。
公知のところである。以下にこの発明の要部について説
明する。
側の第2室12の適当な個所(図示の実施例ではリアキ
ャップ13)に連通路14を穿設し、この連通路14の
外方開口部分には例えばゴム弾性材製の可撓性の袋体
(以下単に袋体という)5を液密に接続する。
通路14を通じて液密の状態を保って連通させる。袋体
5の形状は図示の有底円筒状に限らず、任意の形状に形
成することができる。
分14にはボール弁6が設けてある。ボール弁6は、中
央の仕切り部分に通孔64と、弁座65を有する円筒状
の弁本体61、球状の弁体62及び脱落防止ピン63よ
り成る。
はシリンダ1の連通路14にねじ合せ等により固定さ
れ、大径の外端側の内側には袋体5のフランジ状口部を
密接させるため、大気への通気孔71を有する有底円筒
状の保護筒7がねじ合せにより固定してある。図中、符
号8は弁本体61とシリンダ1との間に挟示させたOリ
ングである。
が封入充填されるので、袋体5の口部と弁本体61との
間は液密に固着しなければならない。その固着手段とし
ては、図示のような他部材(保護筒7)による挟着手段
の他、接着手段、加硫接着手段又はねじ止め手段など任
意の手段を選択することができる。
ンダ1内及び袋体5内には空気は積極的には封入され
ず、作動油のみが封入充填されている。
例によるクローザにおいて、図1の状態ではドアクロー
ザは不作動の常態にあって、ボール弁6の弁体62は弁
座65から外れ、脱落防止ピン63上に定座している。
てシリンダ1内の作動油がわずかに増量した場合、シリ
ンダ1の容量に対する余剰分は袋体5内に該袋体5の可
撓性または弾力性を利して流れ込む。
袋体は太鼓型に膨張し、或いは軸線方向に伸張する。反
対に、温度が下降した場合には袋体内の作動油はシリン
ダ1内に流入し、この場合袋体5は鼓型に収縮する。
準静的に行われ、シリンダ1及び袋体5内の閉鎖空間に
おける内圧は一様であり、圧力差は生じないので弁体6
2は弁座65に着座することはない。
場合、換言すればピストン2が後方に移動する場合、第
2室内の作動油はピストン2によって加圧される。
部をなす開口22が存在するとはいえ、その開口22を
除く部分が第2室内の作動油を加圧することには変りは
なく、あたかも地下鉄のホームに電車が進入するとき風
が吹くのと同じ原理だからである。
圧力の勾配が生じボール弁6が閉じる結果、第2室の圧
力上昇が袋体5の内部空間に伝達されてこれをいたずら
に膨張させることなく、あたかも袋体5及びシリンダ内
空間の気泡が無いドアクローザと同様に作動する。
と、戻しばね3の弾力によりピストン2は第1室内の作
動油を加圧しつつ前進し、そのため第1室内の作動油は
導油路及びオリフィスを通って第2室に流入する。
第2室内に更に高圧の第1室の作動油が流入する。
維持するので、上記扉開放時と同様に、第2室の圧力上
昇が袋体5の内部空間に伝達されてこれをいたずらに膨
張させることなく、あたかも袋体5及びシリンダ内空間
の気泡が無いドアクローザと同様に作動する。
ることなく、種々に変更して実施することができる。
してゴムを採用したが、これは所謂ベローズ、すなわち
薄肉金属製の蛇腹体を採用することができる。
によれば、シリンダ内には作動油の容積上の逃げとして
の空気が封入されていなくても、シリンダの第2室に連
通させた可撓性の袋体が備えられているので、温度の変
化による作動油の膨張、収縮はこの袋体によって吸収さ
れ、油漏れが生じることは全くない。
じる種々の不都合、例えば気泡がオリフィスを通過する
際に生じる緩衝作用の消失、バックチェック機能の消
失、或いはシリンダ内に組込んだ弁によるストッパー装
置の作動角度位置のずれ等を完全に防止することがで
き、クローザの信頼性を向上させることができる、等種
々の効果を奏する。
を示す縦断側面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 作動油が封入されたシリンダと、シリン
ダを前方の第1室と後方の第2室とに仕切るピストン
と、オリフィスを介して第1室と第2室とを連通させた
導油路と、第2室内に弾装され、ピストンを第1室に向
け付勢させる戻しばねと、ピストンに設けられたラック
と、ラックに噛み合うピニオンと、シリンダに支承され
ると共に、ピストン及び連係アームが固定される回転軸
と、前記導油路に並設され、第1室と第2室とをピスト
ンを通じて連通させたバイパスと、バイパスに設けた逆
流防止弁とから成るドアクローザにおいて、シリンダの
第2室の外側に可撓性の袋体を液密に接続し、その第2
室内と袋体内とを連通路を通じて連通させ、シリンダに
おける連通路部分にはボール弁を設けると共に、シリン
ダ及び袋体内空間に気泡を混入させずに作動油のみを充
填したことを特徴とするドアクローザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21605896A JP3784466B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ドアクローザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21605896A JP3784466B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ドアクローザ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037585A true JPH1037585A (ja) | 1998-02-10 |
JP3784466B2 JP3784466B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=16682623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21605896A Expired - Fee Related JP3784466B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ドアクローザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3784466B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9121217B1 (en) | 2001-07-13 | 2015-09-01 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
DE102010029024B4 (de) * | 2010-05-17 | 2016-04-28 | Geze Gmbh | Antrieb für einen Flügel einer Tür oder eines Fensters |
CN111491748A (zh) * | 2017-12-11 | 2020-08-04 | Cml国际有限公司 | 液压操作的旋转弯管机 |
CN115199166A (zh) * | 2022-06-02 | 2022-10-18 | 中国长江电力股份有限公司 | 两级活塞液压阻尼延时闭门器 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP21605896A patent/JP3784466B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9121217B1 (en) | 2001-07-13 | 2015-09-01 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
US9995076B1 (en) | 2001-07-13 | 2018-06-12 | Steven M. Hoffberg | Intelligent door restraint |
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CN115199166A (zh) * | 2022-06-02 | 2022-10-18 | 中国长江电力股份有限公司 | 两级活塞液压阻尼延时闭门器 |
CN115199166B (zh) * | 2022-06-02 | 2023-07-14 | 中国长江电力股份有限公司 | 两级活塞液压阻尼延时闭门器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3784466B2 (ja) | 2006-06-14 |
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