JPH1037574A - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JPH1037574A
JPH1037574A JP19363496A JP19363496A JPH1037574A JP H1037574 A JPH1037574 A JP H1037574A JP 19363496 A JP19363496 A JP 19363496A JP 19363496 A JP19363496 A JP 19363496A JP H1037574 A JPH1037574 A JP H1037574A
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JP
Japan
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door
hinge
plate
frame
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP19363496A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ishiguro
敦 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI ROLL KOKI KK
Original Assignee
FUJI ROLL KOKI KK
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Publication date
Application filed by FUJI ROLL KOKI KK filed Critical FUJI ROLL KOKI KK
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Publication of JPH1037574A publication Critical patent/JPH1037574A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部を開閉する戸を、蝶番を介して開口部
の枠に取付ける際に、座ぐり加工を必要とせず、戸の左
右位置の調節を容易にする蝶番を得ようとする。 【解決手段】 上部翼板11の板状部11aの1端に円
筒部11bを形成する。板状部11aの他端には、L形
に折曲げた先端部11cを形成し、これに横長の孔13
を設ける。下部翼板18の板状部18aの1端に円筒部
18bを形成する。板状部18aには横長の孔13を設
ける。両翼板の円筒部11b、18bに軸17を挿通し
て蝶番とする。上下の翼板の板状部11a、18aは、
蝶番を閉じたとき、軸方向において重なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室、物入れ等に
設けた開口部の側部に戸を回動自在に取付けるための蝶
番に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に例示するように、壁1に設けた
開口部2により2つの部屋を通じさせたり、壁の奥に物
入れを設けることが行なわれている。開口部2を開閉す
るには、開口部2を囲む枠3に蝶番4により戸5を取付
けて行なう。
【0003】蝶番4は、図11に略示するように、それ
ぞれ釘孔4aを設けた翼板4b、4cの1側を丸めて円
筒部4d、4dを形成し、これらに軸4eを挿通して各
翼板を相互に回動できるようにしたものであり、翼板4
b、4cは、開くと図12のように180°又はそれ以
上に広がり、畳むと図13のように両翼板が重なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図14のように、翼板
4bを枠3の側面に、翼板4cを戸5の側端面に木ねじ
6で取付けると、戸を閉じた場合に、枠3、戸5の間に
翼板2枚分の間隙gが形成される。
【0005】枠又は戸の製作誤差により、取付けた戸5
と開口部の枠との間隙g′(図10)が大きくなる場合
は、戸5の横方向位置を調節(チリ調節)して間隙g′
を許容値に納めなければならない。そのためには、図1
7のように、枠3に凹部7を座ぐり形成し、この凹部に
嵌合する金属のブロック8を造り、これにねじ孔8aと
ねじ通し孔8bとを形成する。このブロック8を図18
(図17のb−b断面図)のように、凹部7に嵌着し、
ねじ孔8aに、頭部にフランジ9aを持つねじ9を螺入
する。ねじ9を回動してフランジ9aとブロック8との
間隙を適宜に調節し、翼板4bの孔4fにねじ9の頭を
入れ、フランジ9aで翼板4bを支持しながら孔4a、
8bに木ねじ6を通して枠3にねじ込み、翼板4bを枠
3に固定する。これにより戸と蝶番側の枠3との間隙が
調節され、これと反対側の戸と枠との間隙g′も調節さ
れる。
【0006】開口部2を戸5で閉じたときに、図14の
ように、間隙gの値が翼板4b、4cの並んだ厚さにま
で大きくなると、間隙の大きさが目立って美観を損なう
ことになる。
【0007】又、図15に誇張して示すように、製作誤
差のため、枠3の蝶番取付け面が傾斜することがある。
これに戸を取付ける際に修整ができるようにするため
に、蝶番の両翼板4b、4cを閉じたとき両翼板の間
に、図16に示すように、間隙を設けて蝶番を製作して
いる。この間隙量は、両翼板の厚さが2mmのとき1mmの
程度である。この間隙の存在により、前記の間隙gは更
に大きくなる。そこで従来は、図16のように枠3を座
ぐって翼板4bを埋込んでいた。この座ぐり工作は面倒
である。
【0008】又、間隙g′(図10)を調節するために
凹部7を形成してブロック8を嵌着する工作も、面倒な
ので避けたい。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の蝶番は、軸を
嵌入させる円筒部を1端に形成した2つの翼板を、軸に
関して上下に、且つ蝶板を閉じたとき各翼板が軸方向に
おいて全体又は少なくとも一部が重なる位置に設け、上
部の翼板の板状部は先端をL形に折曲げ、この折曲げた
先端部及び下部翼板の板状部に横の長孔を設けて構成し
たものである。
【0010】2枚の翼板は、蝶番を閉じたときに軸方向
において重なるから、戸を閉じたときに、戸と枠との間
隙gは翼板1枚分だけの大きさ又はそれより少し大きい
程度になり、従来の2枚分の大きさの半分となるから、
外観を著しく悪くすることが避けられる。
【0011】枠3が傾斜した場合の戸の取付け修整がで
きるようにするために、図15に示したような、従来の
蝶番が両翼板の間に間隙を設けた構造をこの発明の蝶番
にも、図8のようにして実施することができる。この場
合は、両翼板は、図9のように、軸方向において一部が
重なりを外れるようになるが、従来よりは外観は良くな
る。
【0012】又、L形に折曲げた翼板に取付け用の木ね
じを挿通する横の長孔を設けたから、この翼板を戸の裏
面に沿って取付けると、ねじをゆるめて戸を横に移動さ
せることにより戸の横位置の調節を行なうことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図9は、本発明により構成
した蝶番の実施の形態を例示する。図1は蝶番の正面
図、図2は図1のc−c断面図、図3は蝶番の分解斜視
図、図4は蝶番を戸、枠に取付けて開口を閉じた状態を
示す斜視図、図5は戸を閉じた場合の戸、枠の図14と
同様の横断面図、図6、7は上下の円筒部と翼板との別
の構成を示す平面図、図8は枠の製作誤差を修整して戸
を取付ける状態を示す図15と同様の断面図、図9はこ
の蝶番を畳んだ状態の平面図である。
【0014】本発明による蝶番Aの上部翼板11は、板
状部11aの1端を丸めて円筒部11bを形成し、他端
を直角に折曲げて先端部11cとしている。円筒部11
bの1つの直径は、板状部11aの厚さの中心に合致す
る。先端部11cには横長のねじ通し孔13と円形の固
定ねじ通し孔14とを穿設する。15は円筒部11bの
上端部に打込み固定して、この端部を塞ぐ塞片である。
16は円筒形のカバー片で、上面に軸17を通す孔16
aを穿設し、側面に下部翼板18の板状部18aの上端
縁に係合する切込み16bを形成する。軸17の中間部
には、カバー片16の上端面を介して上部翼板の円筒部
11bの下端に当接する鍔17aを形成し、下部側面に
は、下部翼板の端部を丸めて形成した円筒部18bと板
状部18aとの間に形成した小間隙19に入る小突起1
7bを形成する。この小突起17bは、軸17の側面を
薄くつまむようにプレスすることにより容易に形成でき
る。下部翼板18は、上部翼板11から折曲げた先端部
11cを除いた外は、上部翼板と同様の形態のものであ
り、その板状部18aに上部翼板のねじ通し孔と同様の
ねじ通し孔13、14を形成し、下端に無頭ねじ20を
螺合させるねじ孔21を形成している。但し、鍔17a
を持つ軸17、カバー片16、無頭ねじ21等により、
後述するような戸の高さ調節をする構成は、従来も行な
われていたもので、図11の従来の蝶番4でも利用して
いる。
【0015】この蝶番Aは、図2に示すように組立てら
れる。即ち下部翼板18の円筒部18bに軸17を嵌合
させ、軸17の下端をねじ孔21に螺合した無頭ねじ2
0に突当てる。このとき小突起17bは円筒部の小間隙
19に進入して軸17が回動しないようにする。次にカ
バー片16を軸17に嵌合し、軸17の鍔部17aに載
せる。カバー片の切込み16bは板状部18aに係合さ
せる。これにより鍔部17aが円筒部18bに沿って昇
降しても軸17、鍔部17aは外からは見えなくなる。
更にこの上方で上部翼板11の円筒部11bを軸17に
嵌合し、円筒部11bの上端に塞片15を嵌着する。こ
れにより図1の形態の蝶番Aが組立てられる。
【0016】この蝶番Aは、図4のようにして枠3、戸
5に取付けられる。即ち、下部翼板18は、横長のねじ
通し孔13に木ねじ(又はタッピングねじ)を通して枠
3に取付けられ、上部翼板11は折曲げた先端部11c
を戸の内面5aに当接させて横長の孔13に木ねじ等を
挿通して戸5に取付けられる。戸5の開口2内での前後
位置は、下部翼板18の横長の孔13に挿通した木ねじ
等をゆるめて翼板18の前後位置を調節した後、ゆるめ
た木ねじ等を緊締し、更に丸いねじ通し孔14に木ねじ
等を挿入して緊締し調節位置を安定に固定する。戸5の
開口内での左右位置は、上部翼板11の折曲げた先端部
11cについて同様にして調節することができ、調節終
了後は、丸いねじ通し孔14を通して緊締した木ねじ等
により調節位置を安定に固定する。上下の翼板、軸、カ
バー片は、分離自在であるが、上記のようにして戸を取
付けたときは、戸の重さのため蝶番が分解してしまうこ
とはない。戸5の高さを調節するには、下部翼板18に
おいて無頭ねじ20を円筒部18bにねじ込んで軸17
を押上げれば、軸の鍔部17aがカバー片16を介して
上部翼板11の円筒部11bを押上げるから、先端部1
1cに固定された戸5の位置を上げることができる。戸
の位置を下げるには、予めねじ孔21にねじ込んでおい
た無頭ねじ20を下降させる。
【0017】上記の例は、円筒部11b、18bの1つ
の直径を板状部11a、18aの厚さの中心に合致させ
たものであるが、図6、図7(枠及び枠に取付けられる
板状部は鎖線で示した。各図において(a)は戸を閉じ
た場合、(b)は戸を開いた場合を示す。)のように、
上下の翼板11、18の軸17側の面が軸17の左側又
は右側に接する形態にしてもよい。こうしても上下に位
置する板状部11a、18aは軸方向において重なるか
ら、戸を閉じたときの間隙gを小さくすることができ
る。この場合は円筒部11b、18bが左右に移動する
ことになるが、移動量は微小であるから、外観上の相違
は殆んど視覚されない。板状部と円筒部との位置関係が
同一にはならないけれども、図6、図7の中間位置にお
いても上下の翼板を重ねて蝶番を構成することができ
る。
【0018】枠3の製作誤差のため図8のように蝶番取
付面が傾斜した場合の修整を蝶番によって行なうには、
図15の従来例のように、両翼板の間に間隙を置かなけ
ればならないが、この場合も、図9に見るように、両翼
板11、18の軸方向の重なりは一部が外れるだけで、
従来のように枠と戸との間隙を大きくしてしまうことは
ない。従って枠を座ぐって翼板を取付ける工作は不要で
ある。
【0019】
【発明の効果】
(1) 蝶番を閉じたときの上下の翼板の軸方向の重なり厚
さは小さいから、従来のように枠に座ぐり加工して翼板
を埋込む必要がない。従って工作が容易である。
【0020】(2) 上部翼板の折曲げた先端部を戸の内面
に当接させ、長孔により左右位置を調節して戸を取付け
るから、戸と枠との間隙調節(チリ調節)を行ない易
い。
【0021】(3) チリ調節のため、従来のように枠に座
ぐり加工を施して、これに別に製作した金属のブロック
を取付ける面倒な工作が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蝶番の正面図。
【図2】図1のc−c断面図。
【図3】蝶番の分解斜視図。
【図4】蝶番を戸、枠に取付けて戸を閉じた状態を示す
斜視図。
【図5】戸を閉じた場合の戸、枠の横断面図。
【図6】蝶番の別例を示す図14と同様の断面図で、
(a)は戸を閉じた状態を、(b)は戸を開いた状態を
示す。
【図7】蝶番の更に別例を示す図6と同様の断面図で、
(a)は戸を閉じた状態を、(b)は戸を開いた状態を
示す。
【図8】枠の製作誤差を修整して戸を取付ける状態を示
す図15と同様の平面図。
【図9】この蝶番を畳んだ状態の平面図。
【図10】戸で開閉する一般の開口部を例示する正面
図。
【図11】従来の蝶番の正面図。
【図12】この蝶番を開いたときの平面図。
【図13】この蝶番を閉じたときの平面図。
【図14】図10のa−a拡大断面図。
【図15】従来の蝶番により枠の製作誤差を修正して戸
を取付ける状態を示す、枠、戸を切断した平面図。
【図16】蝶番取付けのための座ぐり加工を示す図14
と同様の断面図。
【図17】従来の間隙調節構造を示す分解斜視図。
【図18】この構造を示す図17のb−b位置における
断面図。
【符号の説明】
1 壁 2 開口部 3 枠 4 蝶番 4a 釘孔 4b、4c 翼板 4d 円筒部 4e 軸 4f 孔 5 戸 5a 内面 6 木ねじ 7 凹部 8 ブロック 8a ねじ孔 8b ねじ通し孔 9 ねじ 9a フランジ 10 木ねじ 11 上部翼板 11a 板状部 11b 円筒部 11c 先端部 12 円筒部 13、14 ねじ通し孔 15 塞片 16 カバー片 16a 孔 16b 切込み 17 軸 17a 鍔部 17b 小突起 18 下部翼板 18a 板状部 18b 円筒部 19 小間隙 20 無頭ねじ 21 ねじ孔 A 本発明による蝶番

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部(11a)の1端に円筒部(11
    b)を形成し、この板状部(11a)の他端をL形に折
    曲げて形成した先端部(11c)に横長のねじ通し孔
    (13)を設けた上部翼板(11)と、横長のねじ通し
    孔(13)を設けた板状部(18a)の1端に円筒部
    (18b)を形成した下部翼板(18)とを、両円筒部
    に挿通した軸(17)により回動自在に連結し、各翼板
    は蝶番を閉じたとき、少なくとも一部が軸方向において
    重なることを特徴とする蝶番。
JP19363496A 1996-07-23 1996-07-23 蝶 番 Pending JPH1037574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19363496A JPH1037574A (ja) 1996-07-23 1996-07-23 蝶 番

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19363496A JPH1037574A (ja) 1996-07-23 1996-07-23 蝶 番

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JPH1037574A true JPH1037574A (ja) 1998-02-10

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ID=16311215

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JP19363496A Pending JPH1037574A (ja) 1996-07-23 1996-07-23 蝶 番

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JP (1) JPH1037574A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003298247A (ja) * 2002-03-30 2003-10-17 Nohmi Bosai Ltd 操作盤
KR100666539B1 (ko) * 2005-09-21 2007-01-09 현대자동차주식회사 자동차 베이스 아웃사이드 미러 구조
KR20200110910A (ko) * 2019-03-18 2020-09-28 주식회사 커널시스텍 도어 힌지장치

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