JPH1037262A - 床パン - Google Patents
床パンInfo
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- JPH1037262A JPH1037262A JP19949096A JP19949096A JPH1037262A JP H1037262 A JPH1037262 A JP H1037262A JP 19949096 A JP19949096 A JP 19949096A JP 19949096 A JP19949096 A JP 19949096A JP H1037262 A JPH1037262 A JP H1037262A
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一つのサイズの元床パンから別のサイズの床
パンを容易に得ることができ、製造コストを安く抑える
ことができると共に商品管理も簡略化され、しかも、中
程部分が補強支持されて撓み変形し難い床パンを提供す
る。 【解決手段】 合成樹脂にて一体に形成される矩形状の
元床パン１の周縁に支持脚片２を垂設し、この元床パン
１の裏面に中心からずれた位置で矩形対向辺間にわたる
直線状のリブ脚片３を一体に垂設し、このリブ脚片３の
垂下寸法を前記支持脚片２の垂下寸法に略等しく形成
し、二つの同元床パン１をリブ脚片３の片側面４に沿っ
て各々切断分割し、リブ脚片３が残存する方の両元床パ
ン分割体５の切断分割端縁６同士を接合固着してなる。
パンを容易に得ることができ、製造コストを安く抑える
ことができると共に商品管理も簡略化され、しかも、中
程部分が補強支持されて撓み変形し難い床パンを提供す
る。 【解決手段】 合成樹脂にて一体に形成される矩形状の
元床パン１の周縁に支持脚片２を垂設し、この元床パン
１の裏面に中心からずれた位置で矩形対向辺間にわたる
直線状のリブ脚片３を一体に垂設し、このリブ脚片３の
垂下寸法を前記支持脚片２の垂下寸法に略等しく形成
し、二つの同元床パン１をリブ脚片３の片側面４に沿っ
て各々切断分割し、リブ脚片３が残存する方の両元床パ
ン分割体５の切断分割端縁６同士を接合固着してなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスルーム、トイ
レルーム等の組立式のユニットルームの床部分を構成す
る床パンに関するものである。
レルーム等の組立式のユニットルームの床部分を構成す
る床パンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図４に示す如く、矩形状の床
パン本体（イ）の周縁に全周にわたって支持脚片（ロ）
を一体に垂設すると共に、同周縁に全周にわたって立ち
上げリブ片（ハ）を一体に垂設してなり、合成樹脂にて
一体に形成した床パンは知られている。この場合、図４
（ａ）（ｂ）に示す床パンは、短手方向寸法Ａが８００
mm、長手方向寸法Ｂが１２００mmであり、図４（ｃ）
（ｄ）示す床パンは、短手方向寸法Ｃが８００mm、長手
方向寸法Ｄが１６００mmであり、この二つのサイズの床
パンが標準サイズとして一般に多く施工されている。
パン本体（イ）の周縁に全周にわたって支持脚片（ロ）
を一体に垂設すると共に、同周縁に全周にわたって立ち
上げリブ片（ハ）を一体に垂設してなり、合成樹脂にて
一体に形成した床パンは知られている。この場合、図４
（ａ）（ｂ）に示す床パンは、短手方向寸法Ａが８００
mm、長手方向寸法Ｂが１２００mmであり、図４（ｃ）
（ｄ）示す床パンは、短手方向寸法Ｃが８００mm、長手
方向寸法Ｄが１６００mmであり、この二つのサイズの床
パンが標準サイズとして一般に多く施工されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、各サイズ毎に型を作成して各型に
よって別々に床パンを製造しており、型数が多くて製造
コストが高くなると共に品番数や商品在庫数も多くなっ
て商品管理が大変なものであった。又、周縁の支持脚片
（ロ）によって支持される床パン本体（イ）の中程部分
がその上にかかる荷重等によって撓み変形し易く、特
に、長手方向寸法Ｄが１６００mmと長くなる図４（ｃ）
（ｄ）に示す床パンにおいては、撓み変形量が大きくな
って問題となるものであった。
来の技術においては、各サイズ毎に型を作成して各型に
よって別々に床パンを製造しており、型数が多くて製造
コストが高くなると共に品番数や商品在庫数も多くなっ
て商品管理が大変なものであった。又、周縁の支持脚片
（ロ）によって支持される床パン本体（イ）の中程部分
がその上にかかる荷重等によって撓み変形し易く、特
に、長手方向寸法Ｄが１６００mmと長くなる図４（ｃ）
（ｄ）に示す床パンにおいては、撓み変形量が大きくな
って問題となるものであった。
【０００４】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、一つのサイズの元床パンから別のサイズの床パンを
容易に得ることができ、型数が削減されて製造コストを
安く抑えることができると共に、一つのサイズの元床パ
ンとして在庫することによって、商品管理も簡略化さ
れ、しかも、中程部分が補強支持されて撓み変形し難い
床パンを提供することである。
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、一つのサイズの元床パンから別のサイズの床パンを
容易に得ることができ、型数が削減されて製造コストを
安く抑えることができると共に、一つのサイズの元床パ
ンとして在庫することによって、商品管理も簡略化さ
れ、しかも、中程部分が補強支持されて撓み変形し難い
床パンを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
床パンは、合成樹脂にて一体に形成される矩形状の元床
パンの周縁に支持脚片を垂設し、該元床パンの裏面に中
心からずれた位置で矩形対向辺間にわたる直線状のリブ
脚片を一体に垂設し、該リブ脚片の垂下寸法を前記支持
脚片の垂下寸法に略等しく形成し、二つの同元床パンを
リブ脚片の片側面に沿って各々切断分割し、リブ脚片が
残存する方の両元床パン分割体の切断分割端縁同士を接
合固着してなる。
床パンは、合成樹脂にて一体に形成される矩形状の元床
パンの周縁に支持脚片を垂設し、該元床パンの裏面に中
心からずれた位置で矩形対向辺間にわたる直線状のリブ
脚片を一体に垂設し、該リブ脚片の垂下寸法を前記支持
脚片の垂下寸法に略等しく形成し、二つの同元床パンを
リブ脚片の片側面に沿って各々切断分割し、リブ脚片が
残存する方の両元床パン分割体の切断分割端縁同士を接
合固着してなる。
【０００６】したがって、この場合、一つのサイズの元
床パンを二つ用意して、両元床パンをリブ脚片の片側面
に沿って各々簡単に切断分割することにより、該切断分
割されたリブ脚片が残存する方の両元床パン分割体の切
断分割端縁同士を接合固着して、別のサイズの床パンを
容易に得ることができ、又、同元床パンをそのまま施工
することもできる。それ故に、一つのサイズの元床パン
を作成する型だけで済み製造コストが安く抑えられると
共に、一つのサイズの元床パンとして在庫することによ
って商品管理も簡略化される。
床パンを二つ用意して、両元床パンをリブ脚片の片側面
に沿って各々簡単に切断分割することにより、該切断分
割されたリブ脚片が残存する方の両元床パン分割体の切
断分割端縁同士を接合固着して、別のサイズの床パンを
容易に得ることができ、又、同元床パンをそのまま施工
することもできる。それ故に、一つのサイズの元床パン
を作成する型だけで済み製造コストが安く抑えられると
共に、一つのサイズの元床パンとして在庫することによ
って商品管理も簡略化される。
【０００７】しかも、元床パンをそのまま施工した場
合、周縁が支持脚片によって支持される元床パンの中程
部分が、該支持脚片と略等しい垂下寸法を有するリブ脚
片によって補強支持されるので、同元床パンの中程部分
は撓み変形し難い。又、元床パン分割体を一体化して得
られる別のサイズの床パンとして施工した場合には、特
に、元床パンよりも長手方向寸法が長くなってもその略
中央部分に前記リブ脚片が対になって配置されることに
なるので、該略中央部分は効果的に補強支持されてその
部分の撓み変形が確実に防止される。
合、周縁が支持脚片によって支持される元床パンの中程
部分が、該支持脚片と略等しい垂下寸法を有するリブ脚
片によって補強支持されるので、同元床パンの中程部分
は撓み変形し難い。又、元床パン分割体を一体化して得
られる別のサイズの床パンとして施工した場合には、特
に、元床パンよりも長手方向寸法が長くなってもその略
中央部分に前記リブ脚片が対になって配置されることに
なるので、該略中央部分は効果的に補強支持されてその
部分の撓み変形が確実に防止される。
【０００８】本発明の請求項２記載の床パンは、上記請
求項１記載の床パンにおいて、元床パンの周縁にその全
周にわたって支持脚片を一体に垂設したことを特徴とす
る。したがって、この場合は特に、元床パンのまま施工
されても、或いは、元床パン分割体を一体化して得られ
る別のサイズの床パンとして施工されても、その周縁が
全周にわたって支持脚片により確実に支持される。
求項１記載の床パンにおいて、元床パンの周縁にその全
周にわたって支持脚片を一体に垂設したことを特徴とす
る。したがって、この場合は特に、元床パンのまま施工
されても、或いは、元床パン分割体を一体化して得られ
る別のサイズの床パンとして施工されても、その周縁が
全周にわたって支持脚片により確実に支持される。
【０００９】本発明の請求項３記載の床パンは、上記請
求項１記載の床パンにおいて、元床パンの周縁にその全
周にわたって立ち上げリブ片を一体に立設したことを特
徴とする。したがって、この場合は特に、元床パンの周
縁が全周にわたって立ち上げリブ片により補強されると
共に、同立ち上げリブ片によって周縁からの水漏れも確
実に防止される。
求項１記載の床パンにおいて、元床パンの周縁にその全
周にわたって立ち上げリブ片を一体に立設したことを特
徴とする。したがって、この場合は特に、元床パンの周
縁が全周にわたって立ち上げリブ片により補強されると
共に、同立ち上げリブ片によって周縁からの水漏れも確
実に防止される。
【００１０】本発明の請求項４記載の床パンは、上記請
求項１〜３のいずれか一つの請求項記載の床パンにおい
て、元床パンの短手方向寸法を８００mm、長手方向寸法
を１２００mmに各々形成し、リブ脚片の切断分割される
側の片側面から反対側の同元床パンの端縁までの距離寸
法を８００mmに形成したことを特徴とする。したがっ
て、この場合は特に、元床パンそのままで、短手方向寸
法が８００mm、長手方向寸法が１２００mmの床パンとし
て施工することができ、又、元床パン分割体を一体化し
て得られる別のサイズの床パンとして施工した際、該床
パンの短手方向寸法が８００mm、長手方向寸法が１６０
０（＝８００×２）mmとなって、標準サイズとして一般
に多く施工されている両サイズの床パンが得られて有効
である。
求項１〜３のいずれか一つの請求項記載の床パンにおい
て、元床パンの短手方向寸法を８００mm、長手方向寸法
を１２００mmに各々形成し、リブ脚片の切断分割される
側の片側面から反対側の同元床パンの端縁までの距離寸
法を８００mmに形成したことを特徴とする。したがっ
て、この場合は特に、元床パンそのままで、短手方向寸
法が８００mm、長手方向寸法が１２００mmの床パンとし
て施工することができ、又、元床パン分割体を一体化し
て得られる別のサイズの床パンとして施工した際、該床
パンの短手方向寸法が８００mm、長手方向寸法が１６０
０（＝８００×２）mmとなって、標準サイズとして一般
に多く施工されている両サイズの床パンが得られて有効
である。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の請求項１〜４全
てに対応する一実施形態を示しており、該実施形態の床
パンは、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、合成樹脂にて一
体に形成される矩形状の元床パン１の周縁に支持脚片２
を垂設し、該元床パン１の裏面に中心からずれた位置で
矩形対向辺間にわたる直線状のリブ脚片３を一体に垂設
し、該リブ脚片３の垂下寸法を前記支持脚片２の垂下寸
法に略等しく形成し、二つの同元床パン１をリブ脚片３
の片側面４に沿って（カットラインＣＬに沿って）各々
切断分割し、図１（ｃ）（ｄ）に示す如く、リブ脚片３
が残存する方の両元床パン分割体５の切断分割端縁６同
士を接合固着してなるものである。
てに対応する一実施形態を示しており、該実施形態の床
パンは、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、合成樹脂にて一
体に形成される矩形状の元床パン１の周縁に支持脚片２
を垂設し、該元床パン１の裏面に中心からずれた位置で
矩形対向辺間にわたる直線状のリブ脚片３を一体に垂設
し、該リブ脚片３の垂下寸法を前記支持脚片２の垂下寸
法に略等しく形成し、二つの同元床パン１をリブ脚片３
の片側面４に沿って（カットラインＣＬに沿って）各々
切断分割し、図１（ｃ）（ｄ）に示す如く、リブ脚片３
が残存する方の両元床パン分割体５の切断分割端縁６同
士を接合固着してなるものである。
【００１２】該実施形態の床パンにおいては、元床パン
１の周縁にその全周にわたって支持脚片２が一体に垂設
されると共に、同元床パン１の周縁にその全周にわたっ
て立ち上げリブ片７が一体に立設されている。又、図１
（ａ）（ｂ）に示す如く、元床パン１の短手方向寸法Ａ
が８００mm、長手方向寸法Ｂが１２００mmに各々形成さ
れ、リブ脚片３の切断分割される側の片側面４から反対
側の同元床パン１の端縁までの距離寸法Ｅが８００mmに
形成されている。したがって、この場合、図１（ｃ）
（ｄ）に示す如く、元床パン分割体５を一体化して得ら
れる床パンのサイズは、短手方向寸法Ｃが８００mm（＝
Ａ）、長手方向寸法Ｄが１６００mm（＝Ｅ×２）とな
る。
１の周縁にその全周にわたって支持脚片２が一体に垂設
されると共に、同元床パン１の周縁にその全周にわたっ
て立ち上げリブ片７が一体に立設されている。又、図１
（ａ）（ｂ）に示す如く、元床パン１の短手方向寸法Ａ
が８００mm、長手方向寸法Ｂが１２００mmに各々形成さ
れ、リブ脚片３の切断分割される側の片側面４から反対
側の同元床パン１の端縁までの距離寸法Ｅが８００mmに
形成されている。したがって、この場合、図１（ｃ）
（ｄ）に示す如く、元床パン分割体５を一体化して得ら
れる床パンのサイズは、短手方向寸法Ｃが８００mm（＝
Ａ）、長手方向寸法Ｄが１６００mm（＝Ｅ×２）とな
る。
【００１３】該実施形態の床パンは、バスルーム、トイ
レルーム等の組立式のユニットルームの床部分を構成す
るものであり、合成樹脂にて形成されて防水性を有し、
排水口（図示せず）が適宜位置に穿設されて施工される
ものである。又、元床パン１の周縁にその全周にわたっ
て立設される立ち上げリブ片７は、支持脚片２の垂下寸
法と略等しい程度の高さ寸法に形成されており、該立ち
上げリブ片７上にユニットルームの壁部分を構成する壁
パネル（図示せず）が載設固定される。
レルーム等の組立式のユニットルームの床部分を構成す
るものであり、合成樹脂にて形成されて防水性を有し、
排水口（図示せず）が適宜位置に穿設されて施工される
ものである。又、元床パン１の周縁にその全周にわたっ
て立設される立ち上げリブ片７は、支持脚片２の垂下寸
法と略等しい程度の高さ寸法に形成されており、該立ち
上げリブ片７上にユニットルームの壁部分を構成する壁
パネル（図示せず）が載設固定される。
【００１４】元床パン１の裏面に垂設されるリブ脚片３
は、同元床パン１の短辺側の端縁と平行となるように形
成されており、該リブ脚片３の両端部は支持脚片２と連
設されている。又、元床パン分割体５の切断分割端縁６
同士は、両側の立ち上げリブ片７の上面同士が連結金具
８で連結されることによって接合固着されている。この
場合、両切断分割端縁６間に防水性を有する接着剤を介
して接合固着することによって、元床パン分割体５を一
体化して得られる床パンとして施工する際の防水性を確
保することができる。
は、同元床パン１の短辺側の端縁と平行となるように形
成されており、該リブ脚片３の両端部は支持脚片２と連
設されている。又、元床パン分割体５の切断分割端縁６
同士は、両側の立ち上げリブ片７の上面同士が連結金具
８で連結されることによって接合固着されている。この
場合、両切断分割端縁６間に防水性を有する接着剤を介
して接合固着することによって、元床パン分割体５を一
体化して得られる床パンとして施工する際の防水性を確
保することができる。
【００１５】したがって、該実施形態の床パンにおいて
は、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、一つのサイズの元床
パン１を二つ用意して、両元床パン１をリブ脚片３の片
側面４に沿って各々簡単に切断分割することにより、図
１（ｃ）（ｄ）に示す如く、該切断分割されたリブ脚片
３が残存する方の両元床パン分割体５の切断分割端縁６
同士を接合固着して、別のサイズの床パンを容易に得る
ことができる。又、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、同元
床パン１をそのままの状態で施工することもできる。そ
れ故に、一つのサイズの元床パン１を作成する型だけで
済み製造コストが安く抑えられると共に、一つのサイズ
の元床パン１として在庫することによって商品管理も簡
略化される。
は、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、一つのサイズの元床
パン１を二つ用意して、両元床パン１をリブ脚片３の片
側面４に沿って各々簡単に切断分割することにより、図
１（ｃ）（ｄ）に示す如く、該切断分割されたリブ脚片
３が残存する方の両元床パン分割体５の切断分割端縁６
同士を接合固着して、別のサイズの床パンを容易に得る
ことができる。又、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、同元
床パン１をそのままの状態で施工することもできる。そ
れ故に、一つのサイズの元床パン１を作成する型だけで
済み製造コストが安く抑えられると共に、一つのサイズ
の元床パン１として在庫することによって商品管理も簡
略化される。
【００１６】しかも、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、元
床パン１をそのままの状態で施工した場合、周縁が支持
脚片２によって支持される元床パン１の中程部分が、該
支持脚片２と略等しい垂下寸法を有するリブ脚片３によ
って補強支持されるので、同元床パン１の中程部分は撓
み変形し難い。又、図１（ｃ）（ｄ）に示す如く、元床
パン分割体５を一体化して得られる別のサイズの床パン
として施工した場合には、特に、元床パン１の長手方向
寸法Ｂよりもこの場合の長手方向寸法Ｄが長くなっても
その略中央部分に前記リブ脚片３が対になって配置され
ることになるので、該略中央部分は効果的に補強支持さ
れてその部分の撓み変形が確実に防止される。しかも、
この場合、両リブ脚片３同士が面接触された状態で接合
固着されるので、該両リブ脚片３によって強固に支持さ
れる。又、合成樹脂にて一体に形成されたものが補強支
持されるということで、バスルーム等の高温となる部位
に施工される場合に特に有効となる。
床パン１をそのままの状態で施工した場合、周縁が支持
脚片２によって支持される元床パン１の中程部分が、該
支持脚片２と略等しい垂下寸法を有するリブ脚片３によ
って補強支持されるので、同元床パン１の中程部分は撓
み変形し難い。又、図１（ｃ）（ｄ）に示す如く、元床
パン分割体５を一体化して得られる別のサイズの床パン
として施工した場合には、特に、元床パン１の長手方向
寸法Ｂよりもこの場合の長手方向寸法Ｄが長くなっても
その略中央部分に前記リブ脚片３が対になって配置され
ることになるので、該略中央部分は効果的に補強支持さ
れてその部分の撓み変形が確実に防止される。しかも、
この場合、両リブ脚片３同士が面接触された状態で接合
固着されるので、該両リブ脚片３によって強固に支持さ
れる。又、合成樹脂にて一体に形成されたものが補強支
持されるということで、バスルーム等の高温となる部位
に施工される場合に特に有効となる。
【００１７】又、該実施形態の床パンにおいては、元床
パン１の周縁にその全周にわたって支持脚片２が一体に
垂設されているので、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、元
床パン１のまま施工されても、或いは、図１（ｃ）
（ｄ）に示す如く、元床パン分割体５を一体化して得ら
れる別のサイズの床パンとして施工されても、その周縁
が全周にわたって支持脚片２により確実に支持される。
しかも、元床パン１の周縁にその全周にわたって立ち上
げリブ片７が一体に立設されているので、元床パン１の
周縁が全周にわたって立ち上げリブ片７により補強され
ると共に、同立ち上げリブ片７によって周縁からの水漏
れも確実に防止される。
パン１の周縁にその全周にわたって支持脚片２が一体に
垂設されているので、図１（ａ）（ｂ）に示す如く、元
床パン１のまま施工されても、或いは、図１（ｃ）
（ｄ）に示す如く、元床パン分割体５を一体化して得ら
れる別のサイズの床パンとして施工されても、その周縁
が全周にわたって支持脚片２により確実に支持される。
しかも、元床パン１の周縁にその全周にわたって立ち上
げリブ片７が一体に立設されているので、元床パン１の
周縁が全周にわたって立ち上げリブ片７により補強され
ると共に、同立ち上げリブ片７によって周縁からの水漏
れも確実に防止される。
【００１８】更に、該実施形態の床パンにおいては、元
床パン１の短手方向寸法Ａが８００mm、長手方向寸法Ｂ
が１２００mmに各々形成され、リブ脚片３の切断分割さ
れる側の片側面４から反対側の同元床パン１の端縁まで
の距離寸法Ｅが８００mmに形成されているので、図１
（ａ）（ｂ）に示す如く、元床パン１そのままで、短手
方向寸法Ａが８００mm、長手方向寸法Ｂが１２００mmの
床パンとして施工することができ、又、図１（ｃ）
（ｄ）に示す如く、元床パン分割体５を一体化して得ら
れる別のサイズの床パンとして施工した際、該床パンの
短手方向寸法Ｃが８００mm、長手方向寸法Ｄが１６００
（＝８００×２）mmとなって、標準サイズとして一般に
多く施工されている両サイズの床パンが簡単に得られて
有効となっている。
床パン１の短手方向寸法Ａが８００mm、長手方向寸法Ｂ
が１２００mmに各々形成され、リブ脚片３の切断分割さ
れる側の片側面４から反対側の同元床パン１の端縁まで
の距離寸法Ｅが８００mmに形成されているので、図１
（ａ）（ｂ）に示す如く、元床パン１そのままで、短手
方向寸法Ａが８００mm、長手方向寸法Ｂが１２００mmの
床パンとして施工することができ、又、図１（ｃ）
（ｄ）に示す如く、元床パン分割体５を一体化して得ら
れる別のサイズの床パンとして施工した際、該床パンの
短手方向寸法Ｃが８００mm、長手方向寸法Ｄが１６００
（＝８００×２）mmとなって、標準サイズとして一般に
多く施工されている両サイズの床パンが簡単に得られて
有効となっている。
【００１９】図３は、本発明の請求項１、２に対応する
別の実施形態を示しており、該実施形態の床パンにおい
ては、元床パン１の周縁上面にその全周にわたって凹溝
９が形成されている。該凹溝９によっても床パン周縁か
らの水漏が防止されるものであり、又、同凹溝９には、
ユニットルームの壁部分を構成する壁パネル（図示せ
ず）が係合固定される。又、元床パン分割体５の切断分
割端縁５同士は、接着剤によってのみ接合固着されてい
る。
別の実施形態を示しており、該実施形態の床パンにおい
ては、元床パン１の周縁上面にその全周にわたって凹溝
９が形成されている。該凹溝９によっても床パン周縁か
らの水漏が防止されるものであり、又、同凹溝９には、
ユニットルームの壁部分を構成する壁パネル（図示せ
ず）が係合固定される。又、元床パン分割体５の切断分
割端縁５同士は、接着剤によってのみ接合固着されてい
る。
【００２０】又、該実施形態の床パンにおいては、図３
（ａ）（ｂ）に示す元床パン１の短手方向寸法Ａ、同長
手方向寸法Ｂ、或いは、図３（ｃ）（ｄ）に示す元床パ
ン分割体５を一体化して得られる別のサイズの床パンの
短手方向寸法Ｃ、同長手方向寸法Ｄは、いずれも、上記
実施形態における各寸法とは異なっている。なお、それ
以外は上記実施形態におけると同様に構成されており、
上記実施形態における請求項１、２に関連する作用効果
が同様に奏される。
（ａ）（ｂ）に示す元床パン１の短手方向寸法Ａ、同長
手方向寸法Ｂ、或いは、図３（ｃ）（ｄ）に示す元床パ
ン分割体５を一体化して得られる別のサイズの床パンの
短手方向寸法Ｃ、同長手方向寸法Ｄは、いずれも、上記
実施形態における各寸法とは異なっている。なお、それ
以外は上記実施形態におけると同様に構成されており、
上記実施形態における請求項１、２に関連する作用効果
が同様に奏される。
【００２１】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１記載の床
パンにおいては、一つのサイズの元床パンを作成する型
だけで済み製造コストが安く抑えられると共に、一つの
サイズの元床パンとして在庫することによって商品管理
も簡略化され、しかも、元床パンをそのまま施工した場
合、その中程部分がリブ脚片によって補強支持されて撓
み変形し難く、又、元床パン分割体を一体化して得られ
る別のサイズの床パンとして施工した場合には、特に、
元床パンよりも長手方向寸法が長くなってもその略中央
部分が対のリブ脚片によって効果的に補強支持されて同
略中央部分の撓み変形が確実に防止される。
パンにおいては、一つのサイズの元床パンを作成する型
だけで済み製造コストが安く抑えられると共に、一つの
サイズの元床パンとして在庫することによって商品管理
も簡略化され、しかも、元床パンをそのまま施工した場
合、その中程部分がリブ脚片によって補強支持されて撓
み変形し難く、又、元床パン分割体を一体化して得られ
る別のサイズの床パンとして施工した場合には、特に、
元床パンよりも長手方向寸法が長くなってもその略中央
部分が対のリブ脚片によって効果的に補強支持されて同
略中央部分の撓み変形が確実に防止される。
【００２２】又、本発明の請求項２記載の床パンにおい
ては、特に、元床パンのまま施工されても、元床パン分
割体を一体化して得られる別のサイズの床パンとして施
工されても、その周縁が全周にわたって支持脚片により
確実に支持される。
ては、特に、元床パンのまま施工されても、元床パン分
割体を一体化して得られる別のサイズの床パンとして施
工されても、その周縁が全周にわたって支持脚片により
確実に支持される。
【００２３】又、本発明の請求項３記載の床パンにおい
ては、特に、元床パンの周縁が全周にわたって立ち上げ
リブ片により補強されると共に、同立ち上げリブ片によ
って周縁からの水漏れも確実に防止される。
ては、特に、元床パンの周縁が全周にわたって立ち上げ
リブ片により補強されると共に、同立ち上げリブ片によ
って周縁からの水漏れも確実に防止される。
【００２４】又、本発明の請求項４記載の床パンにおい
ては、特に、標準サイズとして一般に多く施工されてい
る、短手方向寸法が８００mm、長手方向寸法が１２００
mmの床パンと、短手方向寸法が８００mm、長手方向寸法
が１６００mmの床パンとが、一つのサイズの元床パンか
ら得ることができて有効である。
ては、特に、標準サイズとして一般に多く施工されてい
る、短手方向寸法が８００mm、長手方向寸法が１２００
mmの床パンと、短手方向寸法が８００mm、長手方向寸法
が１６００mmの床パンとが、一つのサイズの元床パンか
ら得ることができて有効である。
【図１】本発明の一実施形態である床パンを示してお
り、（ａ）は該床パンの元床パンを示す平面図、（ｂ）
は（ａ）におけるＵ−Ｕ断面図、（ｃ）は元床パン分割
体を一体化して得られる床パンを示す平面図、（ｄ）は
（ｃ）におけるＶ−Ｖ断面図。
り、（ａ）は該床パンの元床パンを示す平面図、（ｂ）
は（ａ）におけるＵ−Ｕ断面図、（ｃ）は元床パン分割
体を一体化して得られる床パンを示す平面図、（ｄ）は
（ｃ）におけるＶ−Ｖ断面図。
【図２】同実施形態の元床パン分割体を一体化して得ら
れる床パンを示す斜視図。
れる床パンを示す斜視図。
【図３】本発明の別の実施形態である床パンを示してお
り、（ａ）は該床パンの元床パンを示す平面図、（ｂ）
は（ａ）におけるＷ−Ｗ断面図、（ｃ）は元床パン分割
体を一体化して得られる床パンを示す平面図、（ｄ）は
（ｃ）におけるＸ−Ｘ断面図。
り、（ａ）は該床パンの元床パンを示す平面図、（ｂ）
は（ａ）におけるＷ−Ｗ断面図、（ｃ）は元床パン分割
体を一体化して得られる床パンを示す平面図、（ｄ）は
（ｃ）におけるＸ−Ｘ断面図。
【図４】従来例である床パンを示しており、（ａ）
（ｃ）各々異なるサイズの床パンを示す平面図、（ｂ）
は（ａ）におけるＹ−Ｙ断面図、（ｄ）は（ｃ）におけ
るＺ−Ｚ断面図。
（ｃ）各々異なるサイズの床パンを示す平面図、（ｂ）
は（ａ）におけるＹ−Ｙ断面図、（ｄ）は（ｃ）におけ
るＺ−Ｚ断面図。
１ 元床パン ２ 支持脚片 ３ リブ脚片 ４ 片側面 ５ 元床パン分割体 ６ 切断分割端縁 ７ 立ち上げリブ片
【手続補正書】
【提出日】平成８年９月２７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
Claims (4)
- 【請求項１】 合成樹脂にて一体に形成される矩形状の
元床パンの周縁に支持脚片を垂設し、該元床パンの裏面
に中心からずれた位置で矩形対向辺間にわたる直線状の
リブ脚片を一体に垂設し、該リブ脚片の垂下寸法を前記
支持脚片の垂下寸法に略等しく形成し、二つの同元床パ
ンをリブ脚片の片側面に沿って各々切断分割し、リブ脚
片が残存する方の両元床パン分割体の切断分割端縁同士
を接合固着してなる床パン。 - 【請求項２】 元床パンの周縁にその全周にわたって支
持脚片を一体に垂設したことを特徴とする請求項１記載
の床パン。 - 【請求項３】 元床パンの周縁にその全周にわたって立
ち上げリブ片を一体に立設したことを特徴とする請求項
１記載の床パン。 - 【請求項４】 元床パンの短手方向寸法を８００mm、長
手方向寸法を１２００mmに各々形成し、リブ脚片の切断
分割される側の片側面から反対側の同元床パンの端縁ま
での距離寸法を８００mmに形成したことを特徴とする請
求項１〜３のいずれか一つの請求項記載の床パン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19949096A JPH1037262A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 床パン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19949096A JPH1037262A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 床パン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1037262A true JPH1037262A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16408686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19949096A Pending JPH1037262A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 床パン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1037262A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019131984A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 床パン |
| JP2019131985A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 床パン |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP19949096A patent/JPH1037262A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019131984A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 床パン |
| JP2019131985A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 床パン |
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