JPH1037137A - 折畳式可変標識 - Google Patents

折畳式可変標識

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JPH1037137A
JPH1037137A JP8190496A JP19049696A JPH1037137A JP H1037137 A JPH1037137 A JP H1037137A JP 8190496 A JP8190496 A JP 8190496A JP 19049696 A JP19049696 A JP 19049696A JP H1037137 A JPH1037137 A JP H1037137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標識を幕状となし枠体を広げることにより、
複数の標識のうちの選択した標識の表示が行えるもので
ある。 【解決手段】 支柱1に対して摺動自在に取付けられた
スライダ3を上下動させるモータ2と、前記スライダの
上下動によって左右方向に広がりあるいは狭まる一対の
ロール支持枠7,8と、該ロール支持枠に回転自在に取
付けられた標識幕10が巻かれている供給ロール9およ
び巻取ロール11と、少なくとも前記巻取ロールを前記
標識幕を巻き取る方向に回転させるモータ12とを具備
したことを特徴とする折畳式可変標識である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路標識や広告用
標識等の種々の告知、警告を行うための告知用もしくは
警告用であって、標識体を幕状となし枠体を折り畳むこ
とにより標識幕を巻き込むことができる折畳式可変標識
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における道路標識としては、各種の
規制表示や警戒表示を記載した金属製の標識板を支柱に
取付けたものであり、この標識体を、例えば、道路工事
区間手前のガードレールの支柱に取付けて、自動車の運
転者に告知あるいは警告を与えるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の道路標識において、道路工事を告知するような一時
的に設置する標識にあっては、道路工事を行う前に前記
標識を設置し、また、工事が終了すると標識を取り外す
ものであるため、重く大きい金属板の標識を道路を横断
して中央分離帯に持ち運ぶ必要があった。
【0004】また、工事の開始から終了までを運転者に
告知するには、多種の図柄の標識を工事区間手前から多
数設置しなければならず、その設置・回収が非常に煩雑
になるといった問題があった。
【0005】そこで、以上の点を解決するために、工事
告知用の多可変の標識を道路に沿って500mピッチで
設置する方法も考えられるが、道路標識のサイズに見合
った大きさの可変標識を設置することは道路の景観を著
しく損ねるといった問題があった。
【0006】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、複数の標識を一体の
幕状となし枠体を広げることで必要とする標識を表示で
き、折り畳むことによって道路景観を損ねることのない
折畳式可変標識を提供せんとするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の折畳式可変標識
は、前記した目的を達成せんとするもので、その手段
は、支柱に対して摺動自在に取付けられたスライダと、
前記スライダを上下動することによって左右方向に広が
りあるいは狭まる一対のロール支持枠と、該ロール支持
枠に回転自在に取付けられた標識幕が巻かれている供給
ロールおよび巻取ロールと、少なくとも前記巻取ロール
を前記標識幕を巻き取る方向に回転させる回転駆動機構
とを具備したものである。
【0008】また、前記支柱にモータを取付け、該モー
タによって前記スライダを上下動するようにし、さら
に、前記ロール支持枠にモータを取付け、該モータによ
って巻取ロールを回転させ、標識幕を巻き取るように
し、また、供給ロールおよび巻取ロールの回転を阻止す
る電磁ブレーキあるいは電磁クラッチ等の回転阻止手段
を前記ロール支持枠に取付けることが望ましい。
【0009】さらに、前記標識幕には複数の標識の内の
特定の標識を認識するためのマークおよび表示位置を認
識するためのマークが施され、かつ、これらのマークを
検出するための位置検出器を取付けることが望ましい。
【0010】複数の標識が表示され、かつ、前記標識と
標識との間に無表示部が形成された標識幕と、該標識幕
を互いに巻き取る方向に回転力が付与された一対のロー
ルと、該ロールを支持し狭めたり広げたりできるロール
支持枠と、該ロール支持枠に対して前記ロールを回転不
能な状態にロック可能なロック手段とを具備したもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る折畳式可変標
識の実施の形態を図面と共に説明する。図1〜図8は第
1の実施の形態を示し、1は高速道路等に敷設されたガ
ードレールAの支柱A1 に取付金具Bを介して固定設置
された支柱である。
【0012】2は前記支柱1の後部下方に取付金具1a
を介して固定されたモータにして、該モータ2の出力軸
はネジ棒2aによって形成されている。3は前記支柱1
にスライド自在に嵌挿されたスライダにして、前記ネジ
棒2aが螺合されるナット3aが固定されている。ま
た、スライダ3の前記ナット3aが固定された反対側に
は一対のリンク杆4の一端が軸支されている。
【0013】5は前記スライダ3の少し上方における前
記支柱1に軸支された一対の第1の水平杆にして、該水
平杆5の略中央に前記リンク杆4の先端が軸支されてい
る。また、支柱1の上方には一対の第2の水平杆6の一
端が軸支されている。そして、第1および第2の水平杆
5,6の先端にはロール支持枠7,8が軸支されてい
る。
【0014】従って、図2、図3の状態からモータ2を
駆動してネジ棒2aがナット3aを下方に移動させる方
向に回転すると、スライダ3が下降してリンク杆4を介
して水平杆5が支柱1との軸支点を支点としてハの字状
に変位し、ロール支持枠7,8を下方内側に変位させ
る。このロール支持枠7,8が変位すると、水平杆6も
水平杆5と同様にハの字状に変位して図6の状態を介し
て図7および図8の状態に折り畳められる。
【0015】また、この状態からモータ3を前記した方
向とは反対方向に回転させると、スライダ3が上昇する
ので、リンク杆4を介して水平杆5が水平方向に変位し
て、図6の状態を介して図2、図3の状態に変位しロー
ル支持枠7,8の間隔は上昇しながら広げられる。
【0016】9は前記ロール支持枠7に両端が回転自在
に軸支された供給ロールにして、内部にスプリングが内
蔵されていて図4において常時半時計方向に回転力を付
与している。すなわち、後述する標識幕10を常時巻き
取る方向にバネ付勢されている。
【0017】10は図2、図3の如くロール支持枠7,
8が広げられている状態で1つの道路標識を表す文字や
図柄が複数(例えば7種類)印刷等によって表示された
標識幕10にして、前記供給リール9に巻かれている。
【0018】11は前記ロール支持枠8に回転自在に軸
支された巻取リールにして、前記標識幕10の引き出し
端が止着されている。12は前記ロール支持枠8の下端
に取付けられた枠体8aに固定されたモータにして、そ
の出力軸に歯車12aが固定されている。そして、この
歯車12aと前記巻取ロール11の下端に固定された歯
車11aとが噛合されている。なお、モータ12、歯車
12aおよび歯車11aにより巻取ロール11の回転駆
動機構を構成する。
【0019】13は前記ロール支持枠7,8に取付けら
れた枠体7a,8aにそれぞれ固定された電磁ソレノイ
ドからなる回転阻止手段にして、通電すると可動鉄心1
3aが引っ込む構成となっている。14は供給ロール9
と巻取ロール11の下端に固定されたストッパ円板にし
て、外周面に多数の凹部14aが形成されている。そし
て、この凹部14aに前記電磁ソレノイド13における
可動鉄心13aの先端が入り込んでいる。
【0020】この可動鉄心13aの先端が凹部14aに
入り込むと供給ロール9および巻取ロール11はみだり
に回転することがなく、また、電磁ソレノイド13に通
電して可動鉄心13aを吸引して、先端を凹部14aか
ら離脱させると供給ロール9および巻取ロール11は回
転可能となる。
【0021】15は前記枠体9aに支持板15aを介し
て固定された光センサあるいは近接センサ等の位置検出
器にして、標識幕10の裏面に形成された標識認識およ
び表示位置マークを検出する。すなわち、標識幕10の
標識内容と標識幕10を広げた状態での表示(停止)位
置を示すマークを位置検出器15によって検出するもの
である。
【0022】なお、図1において、16はリモコンから
の光を受光する受光器、17は該受光器16がリモコン
からの光を受光すると、前記モータ2,12、電磁ソレ
ノイド13および位置検出器15を制御するためのコン
トロールボックスである。また、リモコンは光の他に電
波によって行ってもよい。さらに、図8において、1b
は折り畳んだ状態において、水平杆6を当接させてロー
ル支持枠7,8が平行状態を保つようにするためのスト
ッパ杆である。
【0023】次に、前記した構成に基づいて動作を説明
するに、図7、図8に示す如く折り畳まれた状態から、
標識幕10を広げる動作について説明する。先ず、本発
明の折畳式可変標識が高速道路の中央分離帯に設置され
ている場合には、自動車を前記折畳式可変標識の設置さ
れている場所の手前の路側帯に移動して、リモコン装置
を操作して希望する標識信号を受光器16に向かって送
信する。
【0024】この信号は受光器16を介してコントロー
ルボックス17に送出され、該コントロールボックス1
7は電磁ソレノイド13に通電して可動鉄心13aをス
トッパ円板14の凹部14aより離脱させる。次いで、
モータ12を回転させて供給ロール9の内部スプリング
のバネ力に抗して標識幕10を巻取ロール11側に巻き
取ると共に位置検出器15よりの出力信号を監視する。
【0025】そして、前記リモコンによって選択した標
識を示す標識幕10の裏面に形成された標識認識マーク
(例えば、3ビットのコード信号)を検出した時点でモ
ータ12を停止させる。この時、表示しようとする標識
は供給ロール9側に巻き取られている。この状態におい
て、巻取ロール11側の電磁ソレノイド13への通電を
遮断して、可動鉄心13aをストッパ円板14の凹部1
4aに係合させて巻取ロール11の回転を停止状態とす
る。
【0026】次いで、モータ2に通電を行ってネジ棒2
aを回転させてスライダ3を上昇させる。このスライダ
3が上昇するとリンク杆4を介して水平杆5が水平方向
に変位するので、ローラ支持枠7,8は左右に開き、こ
れに伴って水平杆6も水平方向に変位する。この時、供
給ロール9に巻き取られている標識幕10は引き出され
る。そして、スライダ3の上昇位置を図示しない検出器
によって監視し、該検出器が所定位置高さまで達したこ
とを検出するとモータ2への通電が遮断される。
【0027】また、同じ位置検出器15によって、標識
幕10の裏面下部の図示しない表示位置マーク(例え
ば、3ビット+1ビットのコード信号)を検出したと
き、供給ロール9側の電磁ソレノイド13への通電を遮
断して、可動鉄心13aをストッパ円板14の凹部14
aに係合させて供給ロール11の回転を停止状態として
標識の表示制御を終了する。なお、位置検出器15によ
る供給ロール9の事前ロックは、ローラ支持枠7,8が
左右に広がる途中で突風によって標識幕10が弛んだ場
合に対処するためである。
【0028】一方、広げられている標識幕10を閉じる
には、前記と逆の動作をさせることにより、図7、図8
の如く折り畳むことができる。この時、標識幕10は供
給ロール9の内部スプリングのバネ力によって自動的に
巻き取られる。なお、標識幕10の巻き取りはリモート
コントロールにより、あるいは、タイマー動作によって
も行うことができる。また、標識幕10の標識を変更す
る場合には、一旦、標識幕10を閉じた後に、前記した
動作によって行ってもよく、あるいは、表示状態におい
て行ってもよい。
【0029】なお、前記した実施の形態では、1項目を
無表示として、2項目〜7項目を可変する場合を例示し
たが、中間の4項目を無表示とし前後3項目の可変時間
を短縮することも可能である。さらに、モータ12に代
えて後述する図15、図16に示す如く手巻きハンドル
によって、巻取ロール11を回転し、表示を可変するこ
とも可能である。
【0030】次に、図9の第2の実施の形態について説
明する。前記した実施の形態にあっては、1つのスライ
ダ3をネジ棒2aによって上下動させることにより、ロ
ール支持枠7,8を開閉するようにしたので、スライダ
3が上昇した場合にはロール支持枠7,8も左右に移動
しながら広げられ、スライダ3が下降した場合にはロー
ル支持枠7,8が同じく左右に移動しながら折り畳まれ
る。
【0031】本実施の形態にあっては、ネジ棒2aを上
下方向において逆ネジとし、各ネジ部にスライダ3,
3′を螺合させると共に、各スライダ3,3′にリンク
杆4,4′を軸支させたものである。このように構成す
ることにより、ネジ棒2aが回転するとスライダ3が上
昇するときはスライダ3′は下降し、また、ネジ棒2a
が逆方向に回転するとスライダ3は下降し、スライダ
3′は上昇する。従って、ロール支持枠7,8の開閉は
平行移動して折り畳まれたり、広げられたりする以外は
前記した第1の実施の形態と同じ動作である。
【0032】次に、図10〜図12の第3の実施の形態
について説明する。この実施の形態にあっては、図10
に示すように標識幕10を広げた状態で車線規制や道路
工事等を表示する1320mm幅の警戒標識の場合と、標識幕
10を途中まで巻き込んだ状態で禁止標識等を表示する
930mm 幅の標識の場合および標識幕10を完全に巻き込
んだ無表示の場合との3段階で使用するものである。
【0033】この実施の形態と前記した第1の実施の形
態と相違する点は、水平杆6を3段にしたこと、スライ
ダ3の上下動を図11に示すラックアンドピニオン機構
19によって行っていること、および、供給ロール9、
巻取ロール11の回転を阻止する電磁ソレノイド13と
ストッパ円板14に変えて電磁ブレーキ18としたこ
と、さらに、標識幕10を完全に巻き込んだ状態におい
て図12に示す収納機構20によって収納した点で相違
する。
【0034】次に、ラックアンドピニオン機構19につ
いて説明する。モータ2は架台19aを介して支柱1に
水平方向に取付けられ、出力軸は減速機2bを介してピ
ニオン2cが連結されている。そして、このピニオン2
cには上端がスライダ3に取付けられたラック19bに
噛合されている。なお、3bはリンク杆4を軸支するリ
ンク取付部である。
【0035】このように構成したラックアンドピニオン
機構19にあっては、モータ2が回転するとピニオン2
cが回転してラック19bが上下動する。これにより、
ラック19bの先端に軸支されたスライダ3が上下動し
て、リンク杆4を介して水平杆5,6が回動されて、前
記した第1の実施の形態と同じようにロール支持枠7,
8が左右方向に開閉しながら変位する。なお、ラックア
ンドピニオン機構19を収容するコントロールボックス
17より上方に突出しているラック19bは蛇腹状の覆
い19d(図10を参照)によって覆うことでゴミの付
着を防止している。
【0036】次に、折り畳まれた標識幕10を収納する
収納機構20について説明する。前記したコントロール
ボックス17の上面と支柱1の上端とに2分割された縦
長の箱体20aが開閉自在に取付けられ、この箱体20
aの下端には前記コントロールボックス17内に臨んで
歯車20bがそれぞれ固定されている。そして、この歯
車20bと噛合する歯車20cを有する減速機付きモー
タ20dがコントロールボックス17内に取付けられて
いる。なお、箱体20aの上下片には支柱1を避けるた
めの切欠20a1 が形成されている。
【0037】このように構成した収納機構20にあって
は、図10の実線および外側の2点鎖線の標識幕10が
表示状態にあると、箱体20aは図12の実線の如く左
右に開かれた状態にあり、図10の内側の2点鎖線のよ
うに標識幕10が完全に折り畳められた状態において、
モータ20dを回転すると歯車20cを介して歯車20
bが回転する。
【0038】従って、この歯車20bに固定されている
2分割された箱体20aは図12の2点鎖線のように閉
じられて、ロール支持枠7,8を含んで標識幕10は箱
体20a内に収容される。この状態においては、標識幕
10が外部に露出していないので、自動車よりの排気ガ
スや風雨によって表示面が汚れるのを防止できる。ま
た、箱体20aの前面に文字を表示したり、美麗な装飾
を施すこともできる。
【0039】次に、図13、図14の第4の実施の形態
について説明する。前記した実施の形態にあっては、1
枚の標識幕10のみによる表示について説明したが、例
えば、道路工事の規制開始地点までの距離を順次表示す
る等の如く、1つの標識に対して一部が異なる表示を組
み合わせて表示する必要が生じる場合がある。
【0040】そこで、本実施の形態にあっては、前後方
向に供給ロール9,9′とモータ12と図示しないモー
タとによって標識幕10,10′を巻き取る巻取ロール
11,11′とを配置し、それぞれ前後のロールに巻か
れている標識幕10,10′を一部または全面で重ね合
わせ(全面で重ね合わせる場合には、前面側に位置する
標識幕10′に、後面に位置する標識幕10の標識を表
示する部分を透明とする)、必要に応じて2つの標識幕
10,10′の表示を同時に表わすようにしたものであ
る。
【0041】図13は工事中であることを表示する後面
の標識幕10の下側に、工事規制開始地点までの距離
(1500m先)を表示する前面の標識幕10′を上下
に同時に表示したものであり、前面の標識幕10′の表
示を変えることで工事規制開始地点までの距離(例え
ば、1000m先、500m先など)を可変表示できる
ものである。なお、図14において、21は後面標識幕
10と前面標識幕10′とを分離して、スムーズな移動
ができるようにするための幕ガイドである。このような
構成により、標識幕同士の組み合わせによる多可変の表
示を行うことが可能である。
【0042】次に、図15、図16の第5の実施の形態
について説明する。この実施の形態にあっては、前記し
た図9に示した第2の実施の形態における折畳式可変標
識を使用すると共に、前記した全ての実施の形態が路上
に起立した支柱1に対して標識を取付けたのに対して、
本実施の形態は路上に直接載置して使用するものであ
る。
【0043】21は支柱1の中間にネジ棒2aを跨いで
支柱1に固定された取付金具21aを介して軸支された
支持柱、22、23は一端がロール支持枠7,8の下端
に2つ折り可能に軸支された脚杆にして、その他端は前
記支持柱21の下端にスペーサ24を介して軸支されて
いる。また、ネジ棒2aの上端にはハンドル25が取付
けられ、これを回転することによりネジ棒2aが回転し
てスライダ3,3′が上下動してロール支持枠7,8が
左右方向に平行移動するようになっている。
【0044】このように構成した本実施の形態にあって
は、支持柱21の下端を後方に移動させながら、脚杆2
2,23を2つ折りの状態から一本の棒状に延ばすこと
により、ロール支持枠7,8は支持柱21と脚杆22,
23によって後方に傾いた状態で路上に起立させること
ができる。
【0045】なお、26は巻取ロール11を巻き取るた
めのハンドルにして、該ハンドル26の下端に形成した
歯車26aは、巻取ロール11の上端に取付けられた歯
車11bと噛合している。従って、ハンドル26を回転
することにより巻取ロール11は回転して標識幕10を
巻き取ることができる。
【0046】また、供給ロール9および巻取ロール11
の上端には前記したストッパ円板14が取付けられ、か
つ、このストッパ円板14に対応してバネ付勢されたピ
ン27が取付けられ、標識幕10を巻き取り、所定の表
示を行った状態で、ピン27をバネ力に抗してストッパ
円板14の凹部14a内に挿入することにより、供給ロ
ール9および巻取ロール11の回転を阻止することがで
きる。
【0047】次に、第6の実施の形態を図17、図18
と共に説明する。前記した第5の実施の形態はハンドル
26を回転することにより巻取ロール11を回転させて
供給ロール9の巻き力に抗して標識幕10を巻き取り表
示内容を変更するものであるが、本実施の形態は巻取ロ
ール11内にも標識幕10を常時巻き取る方向にバネ付
勢するスプリングを内蔵する。
【0048】また、ハンドル25を回転してロール支持
枠7,8を狭めたり広げたりすることにより標識幕10
の表示を変更するものである。すなわち、ロール支持枠
7,8が狭められている状態から、巻取ロール11側の
ピン27をストッパ円板14の凹部14aに挿入して回
転不能状態とする。
【0049】一方、供給ロール9側のピン27をストッ
パ円板14の凹部から離脱させた状態とし、この状態に
おいてハンドル25を回転してロール支持枠7,8を広
げると、供給ロール9に巻かれている標識幕10が引き
出され、ロール支持枠7,8が完全に広げられた状態で
供給ロール9側に巻かれていた標識幕10の表示がロー
ル支持枠7,8の間に表示される。
【0050】また、前記とは逆に巻取ロール11を回転
可能状態となし、供給ロール9を回転不能状態となし、
この状態でロール支持枠7,8を広げることにより、巻
取ロール11に巻かれている標識幕10が供給ロール9
に巻かれて巻取ロール11側に巻かれていた標識幕10
の表示が行われる。
【0051】なお、この実施の形態にあっては、標識幕
10に表示される標識10aと標識10aの間に無表示
部分10bを形成する必要がある。すなわち、ロール支
持枠7,8を狭めた状態において、該ロール支持枠7,
8は重ならず平行状態となっているため、標識10aが
狭めた状態において前面に残ると次に広げた場合に、前
記狭めた時に表示されている標識10aが残って表示さ
れてしまう。
【0052】そこで、狭められた状態で無表示部分10
bが前面に表れるようにしておけば、次の引き出し時
に、図17に示すように標識10aの両端に無表示部分
10bが両側に表れて標識10aの残りが表れることが
なくなる。なお、前記したハンドル25およびネジ棒2
aは必ずしも必要ではなく、人手によってロール支持枠
7,8を狭めたり広げたりすることも可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明は前記した如く、ロール支持枠を
広げたり狭めたりして標識幕の標識の表示と無表示とが
行えると共に、手動またはモータによって標識を可変制
御できるので、多可変で道路景観を損なうことのない細
身の標識を提供できる。
【0054】また、供給ロールおよび巻取ロールの回転
を阻止する回転阻止手段を取付けたので、風によって標
識幕が吹き出されたりすることがなく、さらに、標識幕
に個々の標識を認識するためのマークおよび表示位置を
認識するためのマークが施され、かつ、これらのマーク
を検出するための位置検出器が取付けられているので、
遠隔操作によってどの標識を表示するかを選択するのみ
で希望する標識の表示が全自動で行われる。
【0055】さらに、供給ロールと巻取ロールの何れか
一方の回転を阻止した状態で、該ロール間を狭めたり広
げたりすることにより、標識幕の移動が行われ標識の表
示内容を可変できるので、簡易な手段で標識の表示を可
変できる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折畳式可変標識の使用状態を示す
表面図である。
【図2】同上の標識幕の一部を切欠した状態の拡大正面
図である。
【図3】同上の裏面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】標識幕の巻取り機構を示す側面図である。
【図6】ロール支持枠を狭める途中の状態を示す背面図
である。
【図7】標識幕を完全に巻き取った状態の正面図であ
る。
【図8】同上の標識幕を取り除いた状態の拡大正面図で
ある。
【図9】第2の実施の形態を示す背面図である。
【図10】第3の実施の形態を示す正面図である。
【図11】同上のスライダを昇降させるための機構を示し
(a) は正面図、(b) は側面図である。
【図12】標識幕を収納する収納機構の平面図である。
【図13】第4の実施の形態を示す正面図である。
【図14】同上の平面図である。
【図15】第5の実施の形態を示す背面図である。
【図16】同上の側面図である。
【図17】第6の実施の形態を示す正面図である。
【図18】同上に使用する標識幕の正面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 モータ 3 スライダ 7,8 ロール支持枠 9 供給ロール 10 標識幕 10a 標識 10b 無表示部分 11 巻取ロール 12 モータ 13 電磁ソレノイド 14 ストッパ円板 15 位置検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に対して摺動自在に取付けられたス
    ライダと、前記スライダを上下動することによって左右
    方向に広がりあるいは狭まる一対のロール支持枠と、該
    ロール支持枠に回転自在に取付けられた標識幕が巻かれ
    ている供給ロールおよび巻取ロールと、少なくとも前記
    巻取ロールを前記標識幕を巻き取る方向に回転させる回
    転駆動機構とを具備したことを特徴とする折畳式可変標
    識。
  2. 【請求項2】 前記支柱にモータを取付け、該モータに
    よって前記スライダを上下動するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の折畳式可変標識。
  3. 【請求項3】 前記ロール支持枠にモータを取付け、該
    モータによって巻取ロールを回転させ、標識幕を巻き取
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の折畳式可
    変標識。
  4. 【請求項4】 供給ロールおよび巻取ロールの回転を阻
    止する電磁ブレーキあるいは電磁クラッチ等の回転阻止
    手段を前記ロール支持枠に取付けたことを特徴とする請
    求項1記載の折畳式可変標識。
  5. 【請求項5】 前記標識幕には複数の標識の内の特定の
    標識を認識するためのマークおよび表示位置を認識する
    ためのマークが施され、かつ、これらのマークを検出す
    るための位置検出器が取付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の折畳式可変標識。
  6. 【請求項6】 複数の標識が表示され、かつ、前記標識
    と標識との間に無表示部が形成された標識幕と、該標識
    幕を互いに巻き取る方向に回転力が付与された一対のロ
    ールと、該ロールを支持し狭めたり広げたりできるロー
    ル支持枠と、該ロール支持枠に対して前記ロールを回転
    不能な状態にロック可能なロック手段とを具備したこと
    を特徴とする折畳式可変標識。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110241753A (zh) * 2019-06-24 2019-09-17 重庆交通大学 一种立交桥用警示装置
CN113047190A (zh) * 2021-04-08 2021-06-29 项木水 一种具备超速控制平稳通行功能的道路减速带装置

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