JPH1036723A - 組成物、方法および使用 - Google Patents

組成物、方法および使用

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JPH1036723A
JPH1036723A JP9107424A JP10742497A JPH1036723A JP H1036723 A JPH1036723 A JP H1036723A JP 9107424 A JP9107424 A JP 9107424A JP 10742497 A JP10742497 A JP 10742497A JP H1036723 A JPH1036723 A JP H1036723A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な耐水性、耐光性および光学濃度をもつ
鮮明な画像を形成し、支持体に速やかに固着し、かつノ
ズルの目詰まりを起こさないインキ組成物を提供する。 【解決手段】 (i)低融点固体、有機溶剤、または水
と1種もしくはそれ以上の水溶性有機溶剤との混合物を
含む媒質;および(ii)式(1)のアゾチオフェン: 【化1】 (式中、R、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、
所望により置換されたアルキルまたはアルケニルであ
る);を含むインキ組成物。また式(1)のアゾチオフ
ェンと他のアゾチオフェンとの、およびアゾ染料との混
合物を含有するインキ、これらのインキを用いてテキス
タイル材料をインキジェットプリンティングする方法、
式(1)のアゾチオフェンを含有するインキおよびトナ
ー樹脂組成物を用いて支持体をインキジェットプリンテ
ィングする方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷法および画像
形成法に用いるのに適した組成物およびその溶液、特に
紙、プラスチック、テキスタイル、金属およびガラスな
どの支持体をインキジェットプリンティングなどの印刷
法で着色するのに適したもの、ならびに電子写真法に用
いるのに適したもの、たとえばトナーに関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】インキ
ジェットプリンティングは、インキ滴を連続的に、また
は要求に応じて、細いノズルから紙、プラスチック、テ
キスタイル、金属またはガラスなどの支持体上に直接
に、熱的にまたは振動しているピエゾ結晶の作用により
射出することによる、ノンインパクト型印刷法である。
インキは水性、溶剤(solvent)型またはホットメルト
型のいずれであってもよく、良好な耐水性、耐光性およ
び光学濃度をもつ鮮明な、フェザリングのない画像を形
成し、支持体に速やかに固着し、かつノズルの目詰まり
を起こさないことが要求される。
【0003】電子写真法による複写機または印刷機は、
一般に有機光導電体(OPC)および現像剤またはトナ
ーを含む。OPCは一般に導電性支持体、電荷発生層お
よび電荷運搬層を含む。導電性支持体は金属ドラム、一
般にアルミニウムドラム、または金属化ポリマーフィル
ム、一般にアルミニウム化ポリエステルである。電荷発
生層は電荷発生材料(CGM)、および結合剤樹脂、一
般にポリカーボネートを含む。電荷運搬層は電荷運搬材
料(CTM)、および結合剤樹脂、一般にポリカーボネ
ートを含む。現像剤またはトナーは、トナー樹脂、着色
剤および所望により電荷制御剤(CCA)を含む。トナ
ー樹脂は一般にスチレンもしくは置換スチレンのポリマ
ー、またはスチレン−ブタジエンコポリマーである。着
色剤は一般に染料もしくは顔料またはその混合物であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様によれ
ば、(i)式(1)のアゾチオフェン:
【化4】 (式中、R、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、
所望により置換されたアルキルまたはアルケニルであ
る);および(ii)低融点固体、有機溶剤、または水
と1種もしくはそれ以上の水溶性有機溶剤との混合物を
含む媒質;を含むインキ組成物が提供される。
【0005】R、R1、R2およびR3が表すアルキル基
は、好ましくはC1-12−アルキル、より好ましくはC
1-6−アルキル、特にC1-4−アルキルであり、それらは
それぞれ所望により置換されていてもよい。R、R1
2およびR3が表すアルキル基は直鎖または分枝鎖アル
キル基であってよい。R、R1、R2およびR3が表すア
ルケニル基は、好ましくはC2-12−アルケニル、より好
ましくはC2-6−アルケニル、特にC2-3−アルケニルで
あり、それらはそれぞれ所望により置換されていてもよ
い。
【0006】基R、R1、R2およびR3のいずれかが所
望により置換されている場合、好ましい置換基は−O
H、C1-4−アルコキシ、−CN、フェニル、C1-4−ア
ルキルCO−、C1-4−アルキルC(O)O−、C1-4
アルコキシCO−、HOC1-4−アルコキシCO−、お
よび−OH、−NH2−または−NO2で置換されたフェ
ニルから選択される。
【0007】式(1)の好ましいアゾチオフェン染料
は、R1およびR2がそれぞれ独立してC1-4−アルキル
またはC2-3−アルケニルであり、かつRおよびR3がそ
れぞれ独立してC1-4−アルキルであるものである。特
に好ましい式(1)のアゾチオフェンは、R1およびR2
が両方ともエチルであり、かつRおよびR3が両方とも
メチルであるものである。
【0008】式(1)の染料は、式(2)の2−アミノ
チオフェン:
【化5】 をジアゾ化し、そして式(3)の芳香族アミン:
【化6】 とカップリングさせることにより製造できる(これらの
式中、R、R1、R2およびR3は前記に定義したもので
ある)。ジアゾ化およびカップリングは常法により実施
でき、アゾチオフェンは既知の手法で単離できる。式
(1)のアゾチオフェンは種々の結晶形態で存在し、本
発明のアゾチオフェンの定義には、熱処理、溶剤処理、
再結晶または播種(seeding)などの確立した処理法に
より生成する可能性のある結晶形態が包含されるものと
する。
【0009】本発明の第2態様によれば、(i)低融点
固体、有機溶剤、または水と1種もしくはそれ以上の水
溶性有機溶剤との混合物を含む媒質;ならびに(ii)
式(1)のアゾチオフェン、および式(4)のアゾチオ
フェン:
【化7】 (式中:R4は−CN、−Cl、−Br、−NO2、C
1-4−アルキルカルボニル、フェニルカルボニル、C1-4
−アルキルスルホニル、−COC1-4−アルキル、−C
ONH2、−CONH(C1-4−アルキル)または−CO
N(C1-4−アルキル)2であり;R5は−H、C1-4−ア
ルキル、フェニルまたは−COC1-4−アルキルであ
り;R6は−H、C1-4−アルキル、フェニル、−N
2、−CN、−Cl、−Br、−COC1-4−アルキ
ル、−CONH2、−CONH(C1-4−アルキル)また
は−CON(C1-4−アルキル)2であり;R7は−H、
1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、−Cl、−B
r、−NHCOC1-4−アルキルまたは−NHSO2
1-4−アルキルであり;R8は−H、C1-4−アルキルま
たはC1-4−アルコキシであり;そしてR9およびR10
それぞれ独立して−H、C1-4−アルキル、C2-4−アル
ケニル、または下記のもので置換されたC1-4−アルキ
ルである:−OH、C1-4−アルコキシ、−CN、フェ
ニル、C1-4−アルキルCO−、C1-4−アルコキシCO
−、HOC1-4−アルコキシ、C1-4−アルコキシ−C
1-4−アルコキシ、C1-4−アルコキシ−C1-4−アルコ
キシCO−、−ClもしくはC1-4−アルコキシCO
O)を含む染料混合物;を含むインキ組成物が提供され
る。
【0010】式(4)の好ましい染料は、R4が−N
2、−CNまたはC1-4−アルキルカルボニルであり、
5が−HまたはC1-4−アルキルであり、R6が−NO2
または−CNであり、R7がC1-4−アルキルまたは−N
HCOC1-4−アルキルであり、R8が−HまたはC1-4
−アルコキシであり、R9およびR10がそれぞれ独立し
てC1-4−アルキルである染料である。式(4)の特に
好ましい染料は、R4が−NO2であり、R5が−Hであ
り、R6が−NO2であり、R7が−CH3、−C25、−
NHCOCH3、−NHCOC25、−NHCOC37
または−NHCOCH(CH33であり、R8が−Hま
たは−OCH3であり、R9およびR10が両方とも−C2
5である染料である。
【0011】染料混合物は物理的混合物として、同時結
晶化または同時合成により製造できる。式(1)と式
(4)の染料の混合物は、好ましくは式(1)の染料3
0%〜70%および式(4)の染料70%〜30%、よ
り好ましくは式(1)の染料40%〜60%および式
(4)の染料60%〜40%、特に式(1)の染料45
%〜55%および式(4)の染料55%〜45%を含
む。
【0012】本発明の第3態様によれば、(i)低融点
固体、有機溶剤、または水と1種もしくはそれ以上の水
溶性有機溶剤との混合物を含む媒質;ならびに(ii)
式(1)のアゾチオフェン、および式(5)のアゾ化合
物:
【化8】 (式中:R11、R12およびR13はそれぞれ独立して−C
N、−NO2、−Clまたは−Brであり;R14は−
H、C1-4−アルキル、−Cl、−Br、−NHCOC
1-4−アルキルまたは−NHSO21-4−アルキルであ
り;R15は−H、C1-4−アルキルまたはC1-4−アルコ
キシであり;そしてR9およびR10は前記に定義したも
のである)を含む染料混合物;を含むインキ組成物が提
供される。
【0013】式(5)の第1の好ましい染料は、R11
よびR13が−CNであり、R12が−NO2であり、R14
が−CH3であり、R15が−Hであり、かつR9およびR
10が両方とも−C25である染料である。式(5)の第
2の好ましい染料は、R11が−CNであり、R12が−N
2であり、R13が−Brであり、R14が−NHCOC
3であり、R15が−Hであり、かつR9およびR10が両
方とも−C25である染料である。
【0014】式(1)と式(5)の染料の混合物は、好
ましくは式(1)の染料5%〜50%および式(5)の
染料95%〜50%、より好ましくは式(1)の染料1
0%〜45%および式(5)の染料90%〜55%を含
む。
【0015】第1の好ましい染料混合物は、式(1)に
おいてR1およびR2がそれぞれ独立してC1-4−アルキ
ル、好ましくはメチルもしくはエチル、またはC2-3
アルケニルであり、かつRおよびR3がそれぞれ独立し
てC1-4−アルキル、好ましくはメチルもしくはエチル
である染料5%〜15%、ならびに式(5)においてR
11が−CNであり、R12が−NO2であり、R13が−B
rであり、R14が−NHCOCH3であり、R15が−H
であり、かつR9およびR10が両方とも−C25である
染料95%〜85%を含む。
【0016】第2の好ましい染料混合物は、式(1)に
おいてR1およびR2がそれぞれ独立してC1-4−アルキ
ル、好ましくはメチルもしくはエチル、またはC2-3
アルケニルであり、かつRおよびR3がそれぞれ独立し
てC1-4−アルキル、好ましくはメチルもしくはエチル
である染料35%〜45%、および式(5)においてR
11およびR13が−CNであり、R12が−NO2であり、
14が−CH3であり、R15が−Hであり、かつR9およ
びR10が両方とも−C25である染料65%〜55%を
含む。
【0017】本発明のインキ組成物は、好ましくはイン
キの全重量に対して0.5%〜20%、より好ましくは
0.5%〜15%、特に1〜3%(重量)の式(1)の
染料、または式(1)と(4)の染料の混合物、または
式(1)と(5)の染料の混合物を含有する。
【0018】本発明の第1、第2および第3態様のイン
キ組成物の媒質は、液体または低融点固体であってよ
い。液体媒質は、好ましくは水と1種もしくはそれ以上
の水溶性有機溶剤との混合物、または有機溶剤である。
水性インキ組成物は、一般にオフィス用または家庭用の
印刷機に用いられ、これに対し溶剤型のインキ組成物は
工業用の連続印刷機に用いられる。式(1)の染料、な
らびに式(1)と(4)、および式(1)と(5)の染
料の混合物は好ましくは媒質中に微細に分散するか、ま
たはより好ましくは媒質に完全に溶解して溶液を形成す
る。
【0019】液体媒質が水と1種またはそれ以上の水溶
性有機溶剤との混合物を含む場合、水と水溶性有機溶剤
の重量比は好ましくは99:1〜1:99、より好まし
くは99:1〜50:50、特に95:5〜80:20
である。水溶性有機溶剤は好ましくは下記のものから選
択される:C1-4−アルカノール類、たとえばメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、n−ブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノ
ールおよびイソブタノール;環状アルカノール類、たと
えばシクロヘキサノールおよびシクロペンタノール;ア
ミド類、たとえばジメチルホルムアミドおよびジメチル
アセトアミド;ケトン類もしくはケトンアルコール類、
たとえばアセトンおよびジアセトンアルコール;エーテ
ル類、たとえばテトラヒドロフランおよびジオキサン;
オリゴ−もしくはポリ−アルキレングリコール類、たと
えばジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコー
ル;C2−C6−アルキレン基を含むアルキレングリコー
ル類もしくはチオグリコール類、たとえばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、および
チオジグリコール;ポリオール類、たとえばグリセリン
および1,2,6−ヘキサントリオール;多価アルコー
ルのC1-4−アルキルエーテル類、たとえば2−メトキ
シエタノール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノー
ル、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、2−
[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エタノール
および2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]
エタノール;複素環式ケトン類、たとえば2−ピロリド
ンおよびN−メチル−2−ピロリドン;または上記の水
溶性有機溶剤2種以上を含有する混合物、たとえばチオ
ジグリコールと第2のグリコール、またはジエチレング
リコールと2−ピロリドン。
【0020】好ましい水溶性有機溶剤は、2−ピロリド
ン;N−メチル−ピロリドン;アルキレン−およびオリ
ゴ−アルキレングリコール類、たとえばエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル;多価アルコールの低級アルキルエーテル類、たとえ
ば2−メトキシ−2−エトキシ−2−エトキシエタノー
ル;ならびに最高500の分子量をもつポリエチレング
リコール類である。好ましい具体的な溶剤混合物は、水
とジエチレングリコールおよび/または2−ピロリドン
もしくはN−メチルピロリドンの、それぞれ重量比75
〜95:25〜5および60〜80:0〜20:0〜2
0の二成分または三成分混合物である。
【0021】媒質が水と1種またはそれ以上の水溶性有
機溶剤との混合物を含む場合、それは水の蒸発を阻止す
るための保湿剤、および真菌、細菌および/または藻類
が溶液中で増殖するのを阻止するための防腐剤をも含有
することが好ましい。好適な保湿剤の例は、プロパン−
1,2−ジオール、ブタン−1,2−ジオール、ブタン
−2,3−ジオールおよびブタン−1,3−ジオール、
尿素、カプロラクタムおよびポリエチレングリコールで
ある。
【0022】媒質が水および1種またはそれ以上の水溶
性有機溶剤を含む場合、それは好ましくは分散剤および
脱泡剤を含有する。好適な分散剤には、たとえばリグノ
スルホネート類、ナフタリン、スルホン酸/ホルムアル
デヒド縮合物、およびフェノール/クレゾール/スルフ
ァニル酸/ホルムアルデヒド縮合物が含まれる。分散剤
は好ましくはインキ組成物の全重量に対して0.05〜
20%存在する。好適な脱泡剤には、たとえばノナノー
ルおよびケイ素系鉱油が含まれる。脱泡剤は、好ましく
はインキ組成物の全重量に対して0.05〜20%存在
する。
【0023】以上の好ましいものからみて、好ましいイ
ンキ組成物は: (a)0.5〜20部の染料または染料混合物; (b)2〜60部の水溶性有機溶剤(1種またはそれ以
上); (c)1〜95部の水; (d)0.5〜20部の分散剤;および (e)0.05〜2部の脱泡剤を含み、(a)+(b)
+(c)+(d)+(e)=100部である。
【0024】成分(a)〜(e)のほかに、上記のイン
キはインキジェット用インキ配合物に一般に用いられる
他の成分、たとえば生物致死薬、界面活性剤、粘度調整
剤、腐食防止剤およびコゲーション(kogation)低下用
添加物を含有できる。他の好適なインキ媒質の例は米国
特許第4,963,189号、米国特許第4,703,
113号、米国特許第4,626,284号、欧州特許
公開第4,251,50A号に示され、これらは本明細
書に参考として含まれる。
【0025】液体媒質が有機溶剤を含む場合、溶剤は好
ましくはケトン類、アルカノール類、脂肪族炭化水素、
エステル類、エーテル類、アミド類またはその混合物か
ら選択される。脂肪族炭化水素を溶剤として用いる場
合、極性溶剤、たとえばアルコール、エステル、エーテ
ルまたはアミドを添加することが好ましい。好ましい溶
剤には、ケトン類、特にメチルエチルケトン、およびア
ルカノール類、特にエタノールおよびn−プロパノール
が含まれる。液体媒質が有機溶剤である場合、より希薄
なインキを調製するために使用できる濃縮物を調製しう
るために、またインキの使用中に液体媒質が蒸発した場
合に染料が沈殿する機会を最小限に抑えるために、染料
は約10%以上の溶解度をもつことが好ましい。
【0026】溶剤型インキ組成物は、迅速な乾燥時間が
要求される場合、また特には、疎水性支持体、たとえば
プラスチック、金属またはガラス上に印刷する場合に用
いられる。インキ組成物の媒質が低融点固体を含む場
合、その固体の融点は好ましくは60〜125℃であ
る。好適な低融点固体には、長鎖脂肪酸およびアルコー
ル類、好ましくはC18-24鎖をもつもの、またはスルホ
ンアミド類が含まれる。式(1)の染料、または式
(1)と(4)の染料の混合物、または式(1)と
(5)の染料の混合物を、低融点固体中に溶解させても
よく、または微細に分散させてもよい。
【0027】媒質は好ましくは液体媒質、より好ましく
は水と1種またはそれ以上の水溶性有機溶剤との混合物
である。インキ組成物のpHは好ましくは7未満、より
好ましくは2〜6.5、特に4〜6である。
【0028】本発明の第4態様によれば、インキ組成物
が本発明の第1、第2または第3態様につき前記に定め
たものであることを特徴とする、インキジェットプリン
ターを用いてインキ組成物で支持体に印刷する方法が提
供される。前記のインキ組成物を付与するのに適した方
法は、インキを溜めから小さなオリフィスを通して射出
することによって小さなインキ滴となし、これらのイン
キ滴が支持体の方へ向かうようにすることを含む。この
方法は、一般にインキジェットプリンティングと呼ば
れ、本発明のインキに好ましいインキジェットプリンテ
ィングは圧電式インキジェットプリンティングおよび熱
インキジェットプリンティングである。熱インキジェッ
トプリンティングの場合、オリフィスに隣接した抵抗器
により、支持体と溜めの間を相対移動する際に、プログ
ラミングされたパルス状の熱が溜め内のインキに付与さ
れる。
【0029】インキジェットプリンティング法に用いら
れる支持体は、好ましくは紙、プラスチック、テキスタ
イル材料、金属またはガラスであり、より好ましくは
紙、プラスチックまたはテキスタイル材料である。好ま
しいテキスタイル材料は、天然、半合成または合成材料
である。天然テキスタイル材料の例には、羊毛、絹、毛
髪およびセルロース材料、特に木綿、ジュート、大麻、
亜麻およびリネンが含まれる。合成および半合成材料の
例には、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリアクリロ
ニトリル類およびポリウレタン類が含まれる。
【0030】好ましい紙は普通(plain)紙および処理
紙であり、酸性、アルカリ性または中性のいずれであっ
てもよい。特に好ましい支持体には、オーバーヘッドプ
ロジェクター用スライド、普通紙および処理紙、ならび
に合成または半合成テキスタイル材料、たとえばポリエ
ステルが含まれる。本方法に用いられる好ましいインキ
組成物は前記に述べたものである。
【0031】本発明の第5態様によれば、本発明の第
1、第2または第3態様によるインキ組成物で、または
本発明の第4態様の方法により印刷した紙、オーバーヘ
ッドプロジェクター用スライドまたはテキスタイル材料
が提供される。
【0032】本発明の第6態様によれば、本発明の第
1、第2または第3態様によるいずれかのインキ組成物
でテキスタイル材料を着色する方法であって: i)インキ組成物をインキジェットプリンティングによ
りテキスタイル材料に付与し、そして ii)テキスタイル材料を50〜250℃の温度で加熱
して染料を材料に固着させる;工程を含む方法が提供さ
れる。
【0033】インキジェットプリンティングによるテキ
スタイル材料の着色法は、好ましくは水溶性の酸および
増粘剤を含む前処理用の水性組成物でテキスタイル材料
を前処理したのち、前処理したテキスタイル材料から水
を除去して乾燥した前処理テキスタイル材料となし、こ
れを前記の工程i)でインキジェットプリンティングす
ることを含む。前処理用組成物は、好ましくは増粘剤を
含有する水中の酸の溶液を含む。
【0034】酸は、布帛の表面に7未満のpH、好まし
くは2〜6の範囲のpHを与えるために前処理用組成物
中に存在する。布帛表面の酸性媒質は、7を越えるpH
の場合に起こりうるように染色過程で染料の発色団が分
解することがないのを保証する。酸は好ましくは不揮発
性の酸、より好ましくは不揮発性の有機酸、たとえばク
エン酸または酒石酸である。酸は前処理用組成物中に、
2〜6の範囲のpHを与えるのに十分な濃度で存在す
る。酸がクエン酸または酒石酸である場合、前処理用組
成物の全重量に対して1%〜5%の濃度を採用するのが
好都合である。
【0035】増粘剤は、セルロース反応性染料の通常の
印刷用の印刷ペーストの調製に用いるのに適したいかな
る増粘剤であってもよい。好適な増粘剤には、アルギン
酸塩、特にアルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、モ
ノガラクタム系増粘剤、多糖類およびセルロース系増粘
剤が含まれる。増粘剤の量は、濃度と粘度の関係に応じ
て広い範囲内で変化し得る。しかし10〜1000mP
a.s、好ましくは10〜100mPa.sの粘度(ブ
ルックフィールドRVF粘度計で測定)を与えるのに十
分な増粘剤が好ましい。アルギン酸塩系増粘剤について
は、この範囲は前処理用組成物の全重量に対して10〜
20重量%を用いることにより得られる。
【0036】前処理用組成物の残部は好ましくは水であ
るが、テキスタイル材料への染料の固着を補助するため
に、または染料が固着前に着色領域から非着色領域へ拡
散(移染)するのを阻止することにより印刷の鮮明度を
高めるために、他の成分を添加してもよい。固着促進剤
の例は、カチオン性ポリマー、たとえばジシアンアミド
/フェノールホルムアルデヒド/塩化アンモニウム縮合
物、たとえばMATEXIL(商標)FC−PN(IC
Iから入手できる)の50%水溶液であり、これはテキ
スタイル材料および染料に対する強い親和性をもつ。移
染防止剤の例は、低分子量アクリル樹脂、たとえばポリ
アクリレート類、たとえばポリ(アクリル酸)およびポ
リ(ビニルアクリレート)である。
【0037】本発明方法の前処理段階で、前処理用組成
物をテキスタイル材料に均一に付与することが好まし
い。深く浸透した印刷または濃色が要求される場合、前
処理用組成物が材料全体に均一に分散するように、好ま
しくはバジングまたはこれに類する方法で付与する。し
かし表面的な印刷が必要であるにすぎない場合には、前
処理用組成物を印刷法、たとえばスクリーン印刷または
ローラー印刷、インキジェットプリンティングまたはバ
ー塗布法によりテキスタイル材料の表面に付与できる。
【0038】本発明方法の前処理段階において、いずれ
か好適な乾燥法で、好ましくは材料の温度が100℃を
越えないように、たとえば熱風暴露により、または直接
加熱、たとえば赤外線照射またはマイクロ波照射によ
り、前処理テキスタイル材料から水を除去してもよい。
【0039】テキスタイル材料へのインキ組成物の付
与、すなわち本発明方法の工程(i)は、要求に応じた
滴下(drop on demand,DOD)または
連続流のいずれのインキジェットプリンティングによっ
ても行うことができる。インキジェットプリンティング
法がインキ滴の帯電および電気的に制御された屈折を伴
う場合、インキ滴に付与される電荷を増強および安定化
するために、組成物は好ましくは導電性材料、たとえば
イオン化した塩をも含有する。この目的に適した塩類
は、鉱酸のアルカリ金属塩である。
【0040】インキ組成物を付与したのち、染料をテキ
スタイル材料に固着するために熱をかける前に、印刷し
たテキスタイル材料から比較的低い温度(<100℃)
で水を除去することが一般に望ましい。これにより染料
が印刷領域から非印刷領域へ拡散するのは最小限に抑え
られることが認められたからである。前処理したテキス
タイル材料については、水の除去は好ましくは熱によ
り、たとえば熱風または赤外線もしくはマイクロ波に暴
露することにより行われる。
【0041】本発明方法の工程(ii)では、好ましく
は低温乾燥により水を除去したのち、染料をテキスタイ
ル材料に固着させるために、印刷したテキスタイル材料
を乾熱または蒸気熱に最高20分間暴露することにより
100〜200℃の温度で短期間の熱処理を施す。蒸気
(湿)熱処理を採用する場合は印刷した材料を100〜
105℃で5〜15分間保持するのが好ましいが、乾熱
処理を採用する場合は印刷した材料を140〜160℃
に2〜8分間保持するのが好ましい。
【0042】テキスタイル材料を放冷したのち、テキス
タイル材料を乾燥させる前に、固着していない染料、ま
たは前処理用組成物および染料用組成物の他の成分を、
水中および界面活性剤水溶液中での一連の高温および低
温洗浄を伴う洗浄操作によりテキスタイル材料から除去
できる。本発明の第6態様による方法に用いるのに好ま
しいテキスタイル材料は、本発明の第4態様につき前記
に定めたものである。
【0043】本発明の第7態様によれば、本発明の第6
態様による方法で着色したテキスタイル材料、特に合成
または半合成テキスタイル材料が提供される。
【0044】本発明の第8態様によれば、染料が式
(1)の染料、または式(1)と(4)の染料の混合
物、または式(1)と(5)の染料の混合物であること
を特徴とする、トナー樹脂および染料を含むトナー樹脂
組成物が提供される。
【0045】トナー樹脂は、好ましくは熱可塑性樹脂、
たとえばスチレンまたは置換スチレンのポリマーまたは
コポリマー、たとえばポリスチレンまたはスチレン−ブ
タジエンコポリマー、特にスチレン−アクリルコポリマ
ー、たとえばスチレン−メタクリル酸ブチルコポリマー
である。他の好適なトナー樹脂には、ポリエステル類、
ポリ酢酸ビニル、ポリアルケン類、ポリ塩化ビニル、ポ
リウレタン類、ポリアミド類、シリコーン類、エポキシ
樹脂およびフェノール樹脂が含まれる。トナー樹脂の例
は、R.M.ScharfertによるElectro
photography(フォーカル・プレス)、米国
特許第5143809号、英国特許第2090008
号、米国特許第4206064号および米国特許第44
07928号に示され、これらは本明細書に参考として
含まれる。
【0046】トナー樹脂組成物は、好ましくはトナー樹
脂組成物の全重量に対して0.1%〜20%、より好ま
しくは3%〜10%の、式(1)の染料、式(1)と
(4)の染料の混合物、または式(1)と(5)の染料
の混合物を含有する。
【0047】トナー樹脂組成物は、当技術分野で既知の
いずれかの方法で調製できる。それは一般にトナー樹脂
を、電荷制御剤(CCA)(任意成分)、および式
(1)の染料、式(1)と(4)の染料の混合物、また
は式(1)と(5)の染料の混合物と混合することを伴
うものであり、ボールミル内で樹脂の融点より高い温度
において混練することにより行われる。一般にこれは、
CCA(任意成分)と染料をトナー樹脂全体に均一に分
散させるために、溶融したトナー樹脂組成物を120〜
200℃の温度で数時間混合することを伴う。次いでト
ナー樹脂を冷却し、破砕し、粒子の平均直径が好ましく
は20μm未満、高分解エレクトロリプログラフィー用
としてはより好ましくは1〜10μmになるまで微粉砕
する。こうして得た粉末状トナー樹脂組成物をそのまま
使用してもよく、またはたとえば好適なブレンディング
機内での混合により不活性固体希釈剤、たとえば微細シ
リカで希釈してもよい。
【0048】トナー中にCCAが存在する場合、それは
トナーの全重量に対して0.1〜5%存在することが好
ましい。CCAはいずれかの既知の陽電荷または陰電荷
制御剤であってよい。陰電荷制御剤の例には、アゾ染料
の金属錯体、好ましくはクロム(III)、コバルト
(III)および鉄(III)との2:1錯体が含まれ
る。好ましいアゾ染料は1−フェニルアゾ−2−ナフト
ール染料である。陽CCAの例には、ニグロシン染料、
フェナジン類、トリフェニルメタン染料、芳香族オルト
ヒドロキシカルボン酸の2:1クロム錯体、たとえばB
ONTRON(商標)E81およびBONTRON(商
標)E82(オリエント・ケミカル・インダストリーズ
から入手できる)、ならびにハロゲン化アルキルピリジ
ニウム、たとえば塩化セチルピリジニウムが含まれる。
トナーの色がCCAの存在によって著しくは影響されな
いように、トナー中に用いるCCAは無色であるか、ま
たは実質的に無色であることが好ましい。
【0049】CCAの他の好適な例は国際特許出願公開
第WO 94/23344号に記載されており、これは
本明細書に参考として含まれる。本発明を以下の実施例
によってさらに説明する。実施例中のすべての部および
%は別途明記しない限り重量による。
【0050】
【実施例】
実施例1 次式の化合物の製造:
【化9】 亜硝酸ナトリウム(3.22g)を濃硫酸(20c
3)に添加し、混合物を70℃に加熱し、次いで5℃
に冷却した。さらに濃硫酸(15cm3)を添加したの
ち、酢酸とプロピオン酸の86:14混合物(25cm
3)を添加した。次いで2−アミノ−3−アセチル−5
−ニトロチオフェン(8.5g)を0℃より低い温度で
徐々に添加し、混合物を−2℃〜0℃で2時間、次いで
0℃〜2℃で3時間撹拌し、この時点でジアゾ化が完了
した。次いでこの溶液を3−N,N−ジエチルアミノア
セトアニリド(10.3g)、メタノール(75c
3)、砕き氷(180g)およびスルファミン酸
(1.0g)の混合物に添加した。温度を0〜5℃に維
持し、酢酸ナトリウム溶液の添加によりpHを1〜2に
維持した。混合物を0〜5℃で2時間撹拌し、次いで生
成物を濾過により単離し、水で洗浄した。乾燥後の収量
12.9g。
【0051】実施例2〜15 次式の染料:
【化10】 (式中、置換基A〜Gは表1に示される)を実施例1に
記載したものと同様な方法で製造できる。
【0052】
【表1】
【0053】実施例16〜21 式(5)の染料(置換基R9〜R15は表2に示される)
は、次式のアニリン:
【化11】 をジアゾ化し、そしてこのジアゾ塩を次式の化合物:
【化12】 とカップリングさせることにより製造できる。
【0054】
【表2】
【0055】実施例22 上記の実施例に記載した染料およびその混合物を含有す
る以下のインキ組成物を、表3に示す配合に従って調製
できる。表中の数字はインキ組成物の全重量に対する重
量部を表す。表3において配合物AおよびBは以下のイ
ンキ媒質を表す。部はインキ組成物の全重量に対する重
量部である。配合物A グリセリン 10.0部; 2−ピロリドン 5.0部; ノナノール(脱泡剤) 0.5部; リグノスルホネート(分散剤) 5.0部;および プロキセル(Proxel、商標)GXL 0.1部; (ゼネカ社から入手できる生物致死薬)配合物B エチレングリコール 10.0部; N−メチルピロリドン 5.0部; ディスパーゾル(Dispersol)ナトリウム 5.0部; (ゼネカ社から入手できる分散剤) プロキセルGXL(ゼネカ社から入手できる生物致死薬) 0.1部;および ノナノール 0.5部;
【0056】表3に示す各インキ組成物は100部であ
り、残部は水である(すなわち100−染料部数−配合
物部数)。表3に示す各インキ組成物は、インキジェッ
トプリンターを用いて紙などの支持体に付与できる。
【0057】
【表3】 インキ配合物中に染料混合物を用いる場合、混合物中の
染料の重量比を表3の“下記実施例からの染料”と表示
する欄のかっこ内に示す。たとえば混合物1(50
%)、16(50%)は、実施例1からの染料と実施例
16からの染料の50:50混合物を表す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)低融点固体、有機溶剤、または水
    と1種もしくはそれ以上の水溶性有機溶剤との混合物を
    含む媒質;および(ii)式(1)のアゾチオフェン: 【化1】 (式中、R、R1、R2およびR3はそれぞれ独立して、
    所望により置換されたアルキルまたはアルケニルであ
    る)を含むインキ組成物。
  2. 【請求項2】 R、R1、R2およびR3がそれぞれ独立
    してアルキルまたはアルケニルである、請求項1記載の
    インキ組成物。
  3. 【請求項3】 (i)請求項1記載の媒質;ならびに
    (ii)請求項1記載の式(1)のアゾチオフェン、お
    よび式(4)のアゾチオフェン: 【化2】 (式中:R4は−CN、−Cl、−Br、−NO2、C
    1-4−アルキルカルボニル、フェニルカルボニル、C1-4
    −アルキルスルホニル、−COC1-4−アルキル、−C
    ONH2、−CONH(C1-4−アルキル)または−CO
    N(C1-4−アルキル)2であり;R5は−H、C1-4−ア
    ルキル、フェニルまたは−COC1-4−アルキルであ
    り;R6は−H、C1-4−アルキル、フェニル、−N
    2、−CN、−Cl、−Br、−COC1-4−アルキ
    ル、−CONH2、−CONH(C1-4−アルキル)また
    は−CON(C1-4−アルキル)2であり;R7は−H、
    1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、−Cl、−B
    r、−NHCOC1-4−アルキルまたは−NHSO2
    1-4−アルキルであり;R8は−H、C1-4−アルキルま
    たはC1-4−アルコキシであり;そしてR9およびR10
    それぞれ独立して−H、C1-4−アルキル、C2-4−アル
    ケニル、または下記のもので置換されたC1-4−アルキ
    ルである:−OH、C1-4−アルコキシ、−CN、フェ
    ニル、C1-4−アルキルCO−、C1-4−アルコキシCO
    −、HOC1-4−アルコキシ、C1-4−アルコキシ−C
    1-4−アルコキシ、C1-4−アルコキシ−C1-4−アルコ
    キシCO−、−ClもしくはC1-4−アルコキシCO
    O)を含む染料混合物:を含むインキ組成物。
  4. 【請求項4】 (i)請求項1記載の媒質;ならびに
    (ii)請求項1記載の式(1)のアゾチオフェン、お
    よび式(5)のアゾ化合物: 【化3】 (式中:R11、R12およびR13はそれぞれ独立して−C
    N、−NO2、−Clまたは−Brであり;R14は−
    H、C1-4−アルキル、−Cl、−Br、−NHCOC
    1-4−アルキルまたは−NHSO21-4−アルキルであ
    り;R15は−H、C1-4−アルキルまたはC1-4−アルコ
    キシであり;そしてR9およびR10は請求項3に定義し
    たものである)を含む染料混合物:を含むインキ組成
    物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載のイン
    キ組成物であって: (a)0.5〜20部の染料(1種またはそれ以上); (b)2〜60部の水溶性有機溶剤(1種またはそれ以
    上); (c)1〜95部の水; (d)0.5〜20部の分散剤;および (e)0.05〜2部の脱泡剤を含み、(a)+(b)
    +(c)+(d)+(e)=100部である組成物。
  6. 【請求項6】 インキ組成物が7未満のpHを有する、
    請求項1〜4のいずれか1項記載のインキ組成物。
  7. 【請求項7】 インキ組成物が請求項1〜6のいずれか
    1項記載のものであることを特徴とする、インキジェッ
    トプリンターを用いてインキ組成物で支持体に印刷する
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項記載のイン
    キ組成物でテキスタイル材料を着色する方法であって: i)インキ組成物をインキジェットプリンティングによ
    りテキスタイル材料に付与し、そして ii)テキスタイル材料を50〜250℃の温度で加熱
    して染料を材料に固着させる:工程を含む方法。
  9. 【請求項9】 染料が式(1)の染料、式(1)と
    (4)の染料の混合物、または式(1)と(5)の染料
    の混合物であり、それらの染料が請求項1〜4のいずれ
    か1項記載のものであることを特徴とする、トナー樹脂
    および染料を含むトナー樹脂組成物。
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