JPH1036605A - レーザ印刷用ゴム強化ポリスチレン樹脂組成物及びレーザ印刷された成形体 - Google Patents

レーザ印刷用ゴム強化ポリスチレン樹脂組成物及びレーザ印刷された成形体

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JPH1036605A
JPH1036605A JP19017296A JP19017296A JPH1036605A JP H1036605 A JPH1036605 A JP H1036605A JP 19017296 A JP19017296 A JP 19017296A JP 19017296 A JP19017296 A JP 19017296A JP H1036605 A JPH1036605 A JP H1036605A
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JP
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weight
rubber
laser
hips
polystyrene resin
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JP19017296A
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Mutsumi Maeda
睦 前田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム強化ポリスチレンの成形体にレーザ印刷
法で模様を付す際の成形体の変形、印刷の変形、ムラを
改善する。 【解決手段】 ゴム含有率が2〜10重量%のゴム強化
ポリスチレン100重量部に対し、二酸化チタン0.1
〜5.0重量部と共に、ゴム粒子配向調整剤0.2〜
2.5重量部を加えた組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム強化ポリスチ
レン樹脂を用いたレーザ印刷用の樹脂組成物及びこの樹
脂組成物による射出成形体であって、レーザ印刷による
模様が付された成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンピュータ、ワードプロ
セッサー、タイプライター等のキーボード部品であるキ
ートップの製造において、プラスチックの射出成形体に
レーザー光線を照射して印刷する、レーザ印刷法が用い
られている。例えば特公昭62−59663号公報に
は、キー部材の製造において、レーザー光線の照射によ
って変色可能な充填材を配合したプラスチックの射出成
形体にレーザー光線を照射して印字することが開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
レーザプリント法のプラスチック素材としては、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリアセタール等が用いられて
いる。
【0004】一方、近年、材料費節減のため、プラスチ
ック素材としてゴム強化ポリスチレン樹脂(以下「HI
PS」という)を用いることへの要請が高まっている。
【0005】しかしながら、通常のHIPSを用いる
と、成形体の変形、印刷の変形、ムラが発生する問題が
ある。即ち、通常のHIPSを使用した場合、レーザ光
線を照射して印刷する時に、成形体表面が部分的に加熱
されることにより、HIPSを射出成形した時に生じた
ゴム粒子の配向が緩和し、印刷部分が変形を起こす。従
って、HIPSの成形体にレーザー光線を照射して印刷
する場合、ポリブチレンテレフタレートやポリアセター
ルを用いた場合には起こらない、成形品の変形、印刷の
変形、ムラという問題を解決しなければ、産業界の要求
に十分応えられるものではない。
【0006】本発明は、HIPSの成形体にレーザ印刷
法で模様を付す際の成形体の変形、印刷の変形、ムラを
改善することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、HIPS成形
体にレーザ印刷する際に発生する問題点を解決したもの
で、ゴム含有率が2〜10重量%のHIPS100重量
部に対し、ゴム粒子配向調整剤0.2〜2.5重量部、
レーザ照射によって変色可能な充填材0.1〜5.0重
量部を含有するHIPS組成物、及び、このHIPS組
成物の射出成形体であって、レーザ印刷による模様が付
されている、レーザ印刷された成形体である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、HIPSとは、
スチレンホモポリマーよりなる樹脂相中にゴム粒子が島
状に分布した構造の樹脂である。このゴム粒子の構造
は、ポリスチレンの内包粒子を含む、所謂サラミ構造又
はコアシェル構造を有するものである。
【0009】ゴムの種類は特に限定されるものではな
く、例えば、天然ゴム、ポリブタジエンゴム、ポリイソ
プレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合エラストマ
ー、スチレン−イソプレン共重合エラストマー、これら
エラストマーの水添物等が挙げられるが、一般的にはポ
リブタジエンゴムである。
【0010】本発明で用いるHIPSは、どのような製
法で製造されたものでも良く、ポリスチレンとゴムをブ
レンドして得られたものでも、ポリブタジエン等の合成
ゴムを溶解させたスチレンモノマーを加熱(50〜25
0℃)して重合(塊状重合・懸濁重合)して得られたも
のでもよい。
【0011】本発明で用いるHIPSは、ゴム含有率が
2〜10重量%のものである。ゴム含有率が2重量%未
満の場合、得られる製品の耐衝撃性が十分でなく、必要
な耐久性得られない。ゴム含有率が10重量%を超える
場合、製品の剛性が不十分で、変形を起こしやすい。本
発明において好ましいHIPSは、ゴム含有率が4〜8
重量%のものである。このHIPSにおけるゴム含有率
の調整は、市販HIPSを用いる場合、これにポリスチ
レンを混合することで行うことができる。
【0012】本発明におけるゴム粒子配向調整剤として
は、重量平均分子量が200〜20000の、鉱物油、
パラフィン油、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級
アルコール、高級アルコールを原料とするエーテル及び
エステル、又は、重合度2〜3のスチレンオリゴマー、
又は、スチレンモノマー、エチルベンゼンを用いること
ができる。重量平均分子量が200未満のものは、揮発
のため、射出成形時のモールドデポジットの原因にな
る。また、重量平均分子量が20000を超えると十分
なゴム粒子の配向調整が得られない。本発明におけるゴ
ム粒子配向調整剤として好ましいものは、重量平均分子
量が400〜10000の、鉱物油、パラフィン油、又
は、重合度2〜3のスチレンオリゴマー、又は、スチレ
ンモノマー、エチルベンゼンである。
【0013】本発明におけるゴム粒子配向調整剤は、H
IPS100重量部に対して0.2〜2.5重量部添加
することが必要である。この添加量が0.2未満の場
合、ゴム粒子の配向調整が不十分になって、レーザ印刷
時に成形体の変形、印刷の変形、ムラが発生する。ま
た、ゴム粒子配向調整剤の添加量が2.5重量部を超え
る場合、成形体の耐熱性が不十分になり、やはりレーザ
印刷時に成形体の変形、印刷の変形、ムラが発生する。
【0014】本発明のHIPS組成物は、レーザ照射に
よって変色可能な充填材(以下「充填材」という)を含
有しているもので、この充填材としては、例えば二酸化
チタン、カーボンブラック、酸化クロム、酸化ニッケル
等を用いることができる。中でも二酸化チタン又はカー
ボンブラックが好ましい。二酸化チタンの場合、本来白
色である箇所がレーザ照射によって黒色となり、カーボ
ンブラックの場合、本来黒色である部分がレーザ照射に
よって白色若しくは灰色となり、いずれの場合もコント
ラストのある鮮明なモノクロ表示によって模様を形成す
ることができる。尚、本発明において模様とは、文字、
記号、図形若しくはこれらの組み合わせをいう。
【0015】上記充填材の添加量は、HIPS100重
量部に対し、0.1〜5.0重量部であることが必要
で、好ましくは0.5〜2.0重量部である。充填材の
添加量が0.1未満の場合、印刷のコントラストが不鮮
明になる。充填材の添加量が、5.0を超える場合、製
品の耐衝撃性が不十分になる。
【0016】本発明のHIPS組成物による成形体の成
形は、通常の射出成形機を用いた射出成形により行うこ
とができ、この射出成形は、加圧ガスの圧入を伴う中空
射出成形であっても良い。
【0017】成形体へのレーザ印刷は従来と同様にして
行うことができ、使用できるレーザ光は可視光領域のも
のでも赤外線領域のものでも良い。例えば、炭酸ガスレ
ーザ、ヘリウム・ネオンレーザ、アルゴンレーザ等を用
いることができる。通常、これらのレーザ光は、レンズ
系で集光されて照射されるものである。
【0018】本発明のレーザ印刷された成形体は、例え
ば電気機器、電子機器、OA機器、オーディオ製品、自
動車、玩具、家具、洗面台、浴槽、便器、楽器等の内外
装部品として用いることができる。特に、本発明のレー
ザ印刷された成形体を、例えばコンピュータ、ワードプ
ロセッサー、タイプライター等のキーボード部品である
キートップとすると、キートップに不可欠なキー表示
(当該キーで印字される文字や図形)をレーザ印刷で容
易に設けることができると共に、耐久性の点でも優れる
ので好ましい。
【0019】本発明のHIPS組成物で射出成形した成
形体は、レーザ印刷を施す際の成形体の変形、印刷の変
形、ムラがなく、外観が極めて良好な製品が得られるも
のである。即ち、本発明のHIPS組成物体は、HIP
Sの成形体にレーザ印刷しようする産業界の要求を満足
するものである。
【0020】
【実施例】以下、実施例と比較例により、本発明を更に
詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではない。
【0021】実施例及び比較例で用いた原料は次の通り
である。
【0022】原料HIPS:旭化成工業社製「スタイロ
ン495」(ゴム添加量11重量%) ポリスチレン(PS):旭化成工業社製「スタイロン6
83」(ゴム添加なし) 尚、上記「原料HIPS」に上記「PS」を加えてゴム
含有率を調整したHIPSを「配合HIPS」として説
明する。
【0023】ゴム粒子配向調整剤(P−1):パラフィ
ン油(エッソ石油社製「クリストールJ352」) ゴム粒子配向調整剤(P−2):鉱物油(出光興産社製
「ダフニーオイルKP−88」)
【0024】実施例1 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタンを1重量部添加し、ブレンダーを用いて混
合した。この混合物をシリンダー温度220℃に調整し
た直径50mmの単軸押出機を用いて、HIPS組成物
を得た。このHIPS組成物より、55トン射出成形機
を用いて、90mm×55mm×3mmの板状試験片を
得た。
【0025】板状試験片を用い、デュポン式落錘衝撃試
験を行ったところ、破壊確率50%の衝撃値は30kg
・cmで、実用に耐えることが確認された。尚、本実施
例及び以下に述べる実施例及び比較例における「実用に
耐える」とは、例えば電気機器、電子機器、OA機器、
オーディオ製品、自動車、玩具、家具、洗面台、浴槽、
便器、楽器等の内外装部品としての実用に耐えることを
いう。
【0026】次に、この板状試験片にレーザ印刷を行っ
た。
【0027】レーザ印刷を付した部分を実体顕微鏡を用
いて観察したところ、印刷部、非印刷部のコントラスト
が良好で、しかもこの板状試験片に変形は認められなか
った。
【0028】実施例2 原料HIPS85重量%と、PS15重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタンを1重量部混合して得たHIPS組成物を
用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板状試
験片を用い、デュポン式落錘衝撃試験を行った。その結
果、破壊確率50%の衝撃値は60kg・cmで、実用
に耐えることが確認された。
【0029】次に、この板状試験片にレーザ印刷を行っ
た。
【0030】レーザ印刷を付した部分を実体顕微鏡を用
いて観察したところ、印刷部、非印刷部のコントラスト
が良好で、しかもこの板状試験片に変形は認められなか
った。
【0031】実施例3 原料HIPS30重量%と、PS70重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタンを1重量部混合して得たHIPS組成物を
用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板状試
験片を用い、デュポン式落錘衝撃試験を行った。その結
果、破壊確率50%の衝撃値は15kg・cmで、実用
に耐えることが確認された。
【0032】次に、この板状試験片にレーザ印刷を行っ
た。
【0033】レーザ印刷を付した部分を実体顕微鏡を用
いて観察したところ、印刷部、非印刷部のコントラスト
が良好で、しかもこの板状試験片に変形は認められなか
った。
【0034】比較例1 原料HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタン1重量部混合して得たHIPS組成物を用
いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板状試験
片は、剛性不足で、印刷を行う際に変形を生じた。
【0035】比較例2 原料HIPS15重量%と、PS85重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタンを1重量部混合して得たHIPS組成物を
用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板状試
験片を用い、デュポン式落錘衝撃試験を行った。その結
果、破壊確率50%の衝撃値は4kg・cmで、実用に
耐えないことが分かった。
【0036】実施例4 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を2.3重量
部、二酸化チタンを1重量部混合して得たHIPS組成
物を用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板
状試験片を用い、レーザ印刷を行って観察した。レーザ
印刷のコントラストは良好であった。
【0037】実施例5 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を0.4重量
部、二酸化チタン1重量部混合して得たHIPS組成物
を用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板状
試験片を用い、レーザ印刷を行って観察した。レーザ印
刷のコントラストは良好であった。
【0038】比較例3 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を2.7重量
部、二酸化チタンを1重量部混合して得たHIPS組成
物を用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板
状試験片にレーザ印刷を施したところ、変形が発生し
た。
【0039】比較例4 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を0.1重量
部、二酸化チタンを1重量部混合して得たHIPS組成
物を用いた以外は実施例1と同様に射出成形した板状試
験片を用い、レーザ印刷を行って観察した。レーザ印刷
は滲み、実用に耐えないものであった。
【0040】実施例6 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタンを0.5重量部混合して得たHIPS組成
物を用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板
状試験片を用い、レーザ印刷を行って観察した。レーザ
印刷のコントラストは良好であった。
【0041】実施例7 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタンを2重量部混合して得たHIPS組成物を
用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板状試
験片を用い、レーザ印刷を行って観察した。レーザ印刷
のコントラストは良好であった。
【0042】上記板状試験片を用い、デュポン式落錘衝
撃試験を行ったところ、破壊確率50%の衝撃値は25
kg・cmで、実用に耐えることが確認された。
【0043】比較例5 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタンを0.1重量部混合して得たHIPS組成
物を用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板
状試験片を用い、レーザ印刷を行って観察した。レーザ
印刷のコントラストは不鮮明であった。
【0044】比較例6 原料HIPS50重量%と、PS50重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−1を1重量部、
二酸化チタンを5.5重量部混合して得たHIPS組成
物を用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板
状試験片を用い、デュポン式落錘衝撃試験を行った。破
壊確率50%の衝撃値は5kg・cmで、実用に耐えな
いことが分かった。
【0045】実施例8 原料HIPS85重量%と、PS15重量%とからなる
配合HIPS100重量部に対し、P−2を1重量部、
二酸化チタンを1重量部混合して得たHIPS組成物を
用いた以外は実施例1と同様にして射出成形した板状試
験片を用い、デュポン式落錘衝撃試験を行った。その結
果、破壊確率50%の衝撃値は60kg・cmで、実用
に耐えることが確認された。
【0046】次に、この板状試験片にレーザ印刷を行っ
た。
【0047】レーザ印刷を付した部分を実体顕微鏡を用
いて観察したところ、印刷部、非印刷部のコントラスト
が良好で、しかもこの板状試験片に変形は認められなか
った。
【0048】
【発明の効果】本発明のHIPS組成物を射出成形して
得た成形品は、レーザ印刷法による印刷の際に、成形体
の変形、印刷の変形、ムラが発生せず、極めて良好な外
観の製品が得られるものである。即ち、本発明のHIP
S組成物は、HIPSの成形品にレーザ印刷しようする
産業界の要求を満足するものである。また、本発明のレ
ーザ印刷された成形体は、耐久性、印刷のコントラスト
の点で優れ、特にキートップ等として極めて有益なもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 51/04 LKN C08L 51/04 LKN // B29K 25:00 221:00 B29L 31:34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム含有率が2〜10重量%のゴム強化
    ポリスチレン樹脂100重量部に対し、ゴム粒子配向調
    整剤0.2〜2.5重量部、レーザ照射によって変色可
    能な充填材0.1〜5.0重量部を含有することを特徴
    とするレーザ印刷用ゴム強化ポリスチレン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 レーザ照射によって変色可能な充填材
    が、二酸化チタン又はカーボンブラックであることを特
    徴とする請求項1のレーザ印刷用ゴム強化ポリスチレン
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ゴム粒子配向調整剤の重量平均分子量が
    200〜20000であることを特徴とする請求項1又
    は2のゴム強化ポリスチレン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ゴム含有率が2〜10重量%のゴム強化
    ポリスチレン樹脂100重量部に対し、ゴム粒子配向調
    整剤0.2〜2.5重量部、レーザ照射によって変色可
    能な充填材0.1〜5.0重量部を含有したゴム強化ポ
    リスチレン樹脂組成物の射出成形体であって、レーザ印
    刷による模様が付されていることを特徴とするレーザ印
    刷された成形体。
  5. 【請求項5】 レーザ照射によって変色可能な充填材が
    二酸化チタン又はカーボンブラックであることを特徴と
    する請求項4のレーザ印刷された成形体。
  6. 【請求項6】 ゴム粒子配向調整剤の重量平均分子量が
    200〜20000であることを特徴とする請求項4又
    は5のレーザ印刷された成形体。
  7. 【請求項7】 キートップであることを特徴とする請求
    項4〜6いずれかのレーザ印刷された成形体。
JP19017296A 1996-07-19 1996-07-19 レーザ印刷用ゴム強化ポリスチレン樹脂組成物及びレーザ印刷された成形体 Withdrawn JPH1036605A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2352824A (en) * 1999-07-30 2001-02-07 Nokia Mobile Phones Ltd Laser markable material comprising TiO2 pigmented thermoplstic elastomer
US6689542B2 (en) * 1999-01-20 2004-02-10 Michelin Recherche Et Technique S.A. Process for making and an article marked using a laser

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