JPH1036236A - 歯磨剤組成物 - Google Patents
歯磨剤組成物Info
- Publication number
- JPH1036236A JPH1036236A JP19441896A JP19441896A JPH1036236A JP H1036236 A JPH1036236 A JP H1036236A JP 19441896 A JP19441896 A JP 19441896A JP 19441896 A JP19441896 A JP 19441896A JP H1036236 A JPH1036236 A JP H1036236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dentifrice
- granules
- dentifrice composition
- sodium
- granule
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 粘度を高くすることなく使用時における飛散
性を低減させた顆粒剤配合歯磨剤の提供。 【解決手段】 次の成分(A)及び(B) (A) 平均粒径が100〜500μmで、崩壊強度が0.1〜10g/
個である顆粒剤 (B) エーテル化度1.0〜2.0のカルボキシメチルセルロー
スアルカリ金属塩 を含有する歯磨剤組成物。
性を低減させた顆粒剤配合歯磨剤の提供。 【解決手段】 次の成分(A)及び(B) (A) 平均粒径が100〜500μmで、崩壊強度が0.1〜10g/
個である顆粒剤 (B) エーテル化度1.0〜2.0のカルボキシメチルセルロー
スアルカリ金属塩 を含有する歯磨剤組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時における飛
散が少なく、かつ使用感の良好な顆粒配合歯磨剤に関す
る。
散が少なく、かつ使用感の良好な顆粒配合歯磨剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】顆粒を歯磨剤に配合すると、粉末を配合
した場合より高い研磨力を有する一方、使用時に顆粒の
崩壊とともに研磨力が低下し、歯の表面に過度な磨損を
与えないことが知られており、従来、研磨性、歯垢等の
除去力、清浄効果の向上などを目的として、歯磨剤に顆
粒を配合することが行われている。
した場合より高い研磨力を有する一方、使用時に顆粒の
崩壊とともに研磨力が低下し、歯の表面に過度な磨損を
与えないことが知られており、従来、研磨性、歯垢等の
除去力、清浄効果の向上などを目的として、歯磨剤に顆
粒を配合することが行われている。
【0003】しかしながら、顆粒を配合した歯磨剤は、
使用時の飛散性が高いために、衣服、鏡、洗面台等が汚
れるだけでなく、歯ブラシにつけるときに飛び散り易く
顔にかかることがあるという問題がある。一方、使用時
の飛散を抑えるためにブラッシングの力や速度を抑制す
ると、顆粒を配合したことによる研磨効果等を十分に発
揮することができない。
使用時の飛散性が高いために、衣服、鏡、洗面台等が汚
れるだけでなく、歯ブラシにつけるときに飛び散り易く
顔にかかることがあるという問題がある。一方、使用時
の飛散を抑えるためにブラッシングの力や速度を抑制す
ると、顆粒を配合したことによる研磨効果等を十分に発
揮することができない。
【0004】かかる歯磨剤の飛散性を抑制するために、
製剤の粘度を高くすることが考えられるが、使用感やチ
ューブからの低温押出し性を著しく損なうという問題が
ある。
製剤の粘度を高くすることが考えられるが、使用感やチ
ューブからの低温押出し性を著しく損なうという問題が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は粘度
を高くすることなく使用時における飛散性を低減させた
顆粒剤配合歯磨剤を提供することを目的とする。
を高くすることなく使用時における飛散性を低減させた
顆粒剤配合歯磨剤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定のエーテル化度
のカルボキシメチルセルロース(以下、「CMC」とい
う)アルカリ金属塩を顆粒配合歯磨剤に配合することに
より、顆粒配合による効果を損なうことなく、歯磨剤使
用時の飛散を抑えることができることを見出し、本発明
を完成した。
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定のエーテル化度
のカルボキシメチルセルロース(以下、「CMC」とい
う)アルカリ金属塩を顆粒配合歯磨剤に配合することに
より、顆粒配合による効果を損なうことなく、歯磨剤使
用時の飛散を抑えることができることを見出し、本発明
を完成した。
【0007】すなわち本発明は、次の成分(A)及び(B) (A) 平均粒径が100〜500μmで、崩壊強度が0.1〜10g/
個である顆粒 (B) エーテル化度1.0〜2.0のCMCアルカリ金属塩 を含有することを特徴とする歯磨剤組成物を提供するも
のである。
個である顆粒 (B) エーテル化度1.0〜2.0のCMCアルカリ金属塩 を含有することを特徴とする歯磨剤組成物を提供するも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】(A)成分の顆粒の製造に用いられ
る一次粒子としては、一般に歯の研磨剤として使用され
ているものであれば、いずれも用いることができ、その
具体例としては、第二リン酸カルシウム、第三リン酸カ
ルシウム、ピロリン酸カルシウム、リン酸マグネシウ
ム、不溶性メタリン酸ナトリウム、シリカ、ハイドロキ
シアパタイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ゼオラ
イト、複合アルミノケイ酸塩、ベンガラ等の粉体又はこ
れらの混合物が挙げられる。これらの一次粒子の粒径は
0.1〜20μm程度、特に1〜5μm程度が好ましい。
る一次粒子としては、一般に歯の研磨剤として使用され
ているものであれば、いずれも用いることができ、その
具体例としては、第二リン酸カルシウム、第三リン酸カ
ルシウム、ピロリン酸カルシウム、リン酸マグネシウ
ム、不溶性メタリン酸ナトリウム、シリカ、ハイドロキ
シアパタイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ゼオラ
イト、複合アルミノケイ酸塩、ベンガラ等の粉体又はこ
れらの混合物が挙げられる。これらの一次粒子の粒径は
0.1〜20μm程度、特に1〜5μm程度が好ましい。
【0009】顆粒を製造するための結合剤としては、有
機結合剤及び無機結合剤のいずれを使用することもでき
る。かかる有機結合剤としては、例えばポリアクリル
酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等
の水溶性高分子、ヒドロキシエチルセルロース、CMC、
ヒドロキシプロピルセルロース、キサンタンガム、カラ
ギーナン等の多糖類、天然繊維、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメタク
リル酸メチル、ナイロン、シリコーン等の水不溶性高分
子、パラフィン、高級アルコール、ワックス等の油脂類
が挙げられる。また、無機結合剤としては、例えば塩化
ナトリウム、塩化カリウム等の水溶性金属塩、クエン酸
ナトリウム、酒石酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等
の有機酸の水溶性金属塩、コロイダルシリカ、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム、ベントナイト、モンモリロ
ナイト、カオリン、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウムゲル、アルミナゾル、炭
酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシ
ウム、水酸化マグネシウム等の非水溶性化合物が挙げら
れる。これらの結合剤は単独で又は2種以上を組み合わ
せて使用することができるが、歯磨剤中での顆粒の安定
性の点から、無機の非水溶性化合物を使用するのが好ま
しく、特にコロイダルシリカや合成ケイ酸アルミニウム
を使用するのが好ましい。その他、(A)成分の顆粒とし
ては、特開昭62-265214号公報に記載された粒径の大き
い粒状食塩、または特開平4-368319号公報に記載された
粒径の小さな粒状食塩を結合剤を用いて結合させた顆粒
状食塩を用いることができる。
機結合剤及び無機結合剤のいずれを使用することもでき
る。かかる有機結合剤としては、例えばポリアクリル
酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール等
の水溶性高分子、ヒドロキシエチルセルロース、CMC、
ヒドロキシプロピルセルロース、キサンタンガム、カラ
ギーナン等の多糖類、天然繊維、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメタク
リル酸メチル、ナイロン、シリコーン等の水不溶性高分
子、パラフィン、高級アルコール、ワックス等の油脂類
が挙げられる。また、無機結合剤としては、例えば塩化
ナトリウム、塩化カリウム等の水溶性金属塩、クエン酸
ナトリウム、酒石酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等
の有機酸の水溶性金属塩、コロイダルシリカ、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム、ベントナイト、モンモリロ
ナイト、カオリン、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウムゲル、アルミナゾル、炭
酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシ
ウム、水酸化マグネシウム等の非水溶性化合物が挙げら
れる。これらの結合剤は単独で又は2種以上を組み合わ
せて使用することができるが、歯磨剤中での顆粒の安定
性の点から、無機の非水溶性化合物を使用するのが好ま
しく、特にコロイダルシリカや合成ケイ酸アルミニウム
を使用するのが好ましい。その他、(A)成分の顆粒とし
ては、特開昭62-265214号公報に記載された粒径の大き
い粒状食塩、または特開平4-368319号公報に記載された
粒径の小さな粒状食塩を結合剤を用いて結合させた顆粒
状食塩を用いることができる。
【0010】(A)成分の顆粒は、平均粒径が100〜500μ
mであることが必要であるが、ここでいう平均粒径と
は、JIS標準ふるいを用いて、ふるい分け法による重量
分布について算出した幾可平均径をいう。
mであることが必要であるが、ここでいう平均粒径と
は、JIS標準ふるいを用いて、ふるい分け法による重量
分布について算出した幾可平均径をいう。
【0011】また、当該顆粒は、顆粒1個あたり0.1〜1
0gの荷重で崩壊すること、すなわち崩壊強度が0.1〜10
g/個であることが必要であり、特に1〜5g/個であるこ
とが好ましい。崩壊強度が0.1g/個より小さいと、歯垢
を除去することができず、また崩壊強度が10g/個を超え
ると、口中で異物としか感じられず、ブラッシングによ
ってもまったく崩壊せず、歯のエナメル質を傷つけるお
それがある。
0gの荷重で崩壊すること、すなわち崩壊強度が0.1〜10
g/個であることが必要であり、特に1〜5g/個であるこ
とが好ましい。崩壊強度が0.1g/個より小さいと、歯垢
を除去することができず、また崩壊強度が10g/個を超え
ると、口中で異物としか感じられず、ブラッシングによ
ってもまったく崩壊せず、歯のエナメル質を傷つけるお
それがある。
【0012】上記の平均粒径及び崩壊強度は、結合剤の
種類、組み合わせ、配合量、製造条件等を適宜変化させ
ることによってコントロールすることができる。
種類、組み合わせ、配合量、製造条件等を適宜変化させ
ることによってコントロールすることができる。
【0013】顆粒の製造方法としては、一般に用いられ
ている方法であればいずれを用いることもできるが、顆
粒の形状、崩壊強度、粒径等のコントロールを考慮する
と、特に噴霧造粒法が好ましく、また、引火性のものや
熱可塑性の結合剤を使用した場合は噴霧冷却法、押し出
し法、プレス法、切断法等が好ましい。
ている方法であればいずれを用いることもできるが、顆
粒の形状、崩壊強度、粒径等のコントロールを考慮する
と、特に噴霧造粒法が好ましく、また、引火性のものや
熱可塑性の結合剤を使用した場合は噴霧冷却法、押し出
し法、プレス法、切断法等が好ましい。
【0014】(A)成分の顆粒は、本発明の歯磨剤組成物
中に1〜50重量%、特に3〜30重量%配合するのが好ま
しい。また、顆粒はそれ単独でも研磨成分となり得る
が、通常歯磨剤組成物に使用されている研磨成分と併用
することもできる。
中に1〜50重量%、特に3〜30重量%配合するのが好ま
しい。また、顆粒はそれ単独でも研磨成分となり得る
が、通常歯磨剤組成物に使用されている研磨成分と併用
することもできる。
【0015】(B)成分のCMCアルカリ金属塩としては、CM
Cのナトリウム塩及びカリウム塩が挙げられるが、ナト
リウム塩がより好ましい。またCMCアルカリ金属塩のエ
ーテル化度は1.0〜2.0であることが必要であるが、1.2
〜1.8であるのがより好ましい。CMCアルカリ金属塩のエ
ーテル化度が1.0未満では、歯磨剤の飛散を抑えること
ができずまたエーテル化度が2.0を超えると、口中での
歯磨剤の分散性が悪く、泡立ち、感触が悪くなる。
Cのナトリウム塩及びカリウム塩が挙げられるが、ナト
リウム塩がより好ましい。またCMCアルカリ金属塩のエ
ーテル化度は1.0〜2.0であることが必要であるが、1.2
〜1.8であるのがより好ましい。CMCアルカリ金属塩のエ
ーテル化度が1.0未満では、歯磨剤の飛散を抑えること
ができずまたエーテル化度が2.0を超えると、口中での
歯磨剤の分散性が悪く、泡立ち、感触が悪くなる。
【0016】(B)成分のCMCアルカリ金属塩は、本発明の
歯磨剤組成物中に0.5〜3.0重量%、特に1〜2.5%配合
するのが好ましい。配合量が0.5重量%未満では、粘結
剤としての効果がでず配合量が3重量%を超えると、歯
磨剤の粘度が温度の影響を極端に強く受ける様になる。
歯磨剤組成物中に0.5〜3.0重量%、特に1〜2.5%配合
するのが好ましい。配合量が0.5重量%未満では、粘結
剤としての効果がでず配合量が3重量%を超えると、歯
磨剤の粘度が温度の影響を極端に強く受ける様になる。
【0017】本発明の歯磨剤組成物は、常法に従って、
例えば(A)成分の顆粒に(B)成分のCMCアルカリ金属塩、
及びCMCアルカリ金属塩以外の粘結剤、界面活性剤、甘
味料、薬効成分、香料、水等を適宜配合することによっ
て製造することができる。
例えば(A)成分の顆粒に(B)成分のCMCアルカリ金属塩、
及びCMCアルカリ金属塩以外の粘結剤、界面活性剤、甘
味料、薬効成分、香料、水等を適宜配合することによっ
て製造することができる。
【0018】本発明の歯磨剤組成物に配合し得るCMCア
ルカリ金属塩以外の粘結剤としては、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ヒドロキシエチルセルロース、増粘性シリ
カ、モンモリロナイト、カラギーナン、アルギン酸ナト
リウム、グアガム、ペクチン等が挙げられる。また界面
活性剤としては、アシルグルタミン酸ナトリウム、アシ
ルサルコシン酸ナトリウム等のアシルアミノ酸の塩類、
ラウリルリン酸ナトリウム等のアルキルリン酸の塩類、
蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル等が使用でき、薬効成分
としては、アラントイン、トラネキサム酸、ビタミン
E、ビタミンC、塩化ナトリウム、にがり、フッ化ナト
リウム、フッ化錫、カルバゾクロム、プロポリス、グリ
チルレチン酸、クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニ
ウム等が使用できる。
ルカリ金属塩以外の粘結剤としては、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ヒドロキシエチルセルロース、増粘性シリ
カ、モンモリロナイト、カラギーナン、アルギン酸ナト
リウム、グアガム、ペクチン等が挙げられる。また界面
活性剤としては、アシルグルタミン酸ナトリウム、アシ
ルサルコシン酸ナトリウム等のアシルアミノ酸の塩類、
ラウリルリン酸ナトリウム等のアルキルリン酸の塩類、
蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル等が使用でき、薬効成分
としては、アラントイン、トラネキサム酸、ビタミン
E、ビタミンC、塩化ナトリウム、にがり、フッ化ナト
リウム、フッ化錫、カルバゾクロム、プロポリス、グリ
チルレチン酸、クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニ
ウム等が使用できる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】試験例 表1に示すエーテル化度及び量のCMCナトリウムを用い
て下記組成の歯磨剤を調製し、それぞれについて、下記
方法に従って歯磨剤の飛散性を評価した。また歯磨剤の
粘度も測定し、表1に併せて示した。
て下記組成の歯磨剤を調製し、それぞれについて、下記
方法に従って歯磨剤の飛散性を評価した。また歯磨剤の
粘度も測定し、表1に併せて示した。
【0021】 (歯磨剤組成) (重量%) 顆粒剤* 20.0 グリセリン 10.0 ソルビット液 20.0 CMCナトリウム(表1) 表1に示す量 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 香料 0.8 精製水 バランス 計 100.0 *:粉末材料 ゼオライト、無水ケイ酸 平均粒径 200μm 崩壊強度 3.8g
【0022】(飛散性評価方法)図1に示す装置を用
い、歯磨剤を歯ブラシにつける際の歯磨剤の飛散を再現
し、各歯磨剤の飛散滴数を測定した。歯ブラシの先端の
ブリッスル4束だけを残し、他をすべて引き抜いたもの
を定速移動可能なロボットの台座に固定し、歯ブラシの
先端2mmが接触するように衝立を置いた。歯ブラシに歯
磨剤20±2mgをつけ、ロボットは1cm/sで定速移動させ
た。衝立を通過する際、ブリッスルのたわみからの開放
による反動で歯磨剤が飛散する。これを3回繰り返し、
平均値を飛散滴数とした。
い、歯磨剤を歯ブラシにつける際の歯磨剤の飛散を再現
し、各歯磨剤の飛散滴数を測定した。歯ブラシの先端の
ブリッスル4束だけを残し、他をすべて引き抜いたもの
を定速移動可能なロボットの台座に固定し、歯ブラシの
先端2mmが接触するように衝立を置いた。歯ブラシに歯
磨剤20±2mgをつけ、ロボットは1cm/sで定速移動させ
た。衝立を通過する際、ブリッスルのたわみからの開放
による反動で歯磨剤が飛散する。これを3回繰り返し、
平均値を飛散滴数とした。
【0023】
【表1】
【0024】 実施例1 配合処方例 (重量%) 顆粒剤* 20.0 グリセリン 10.0 ソルビット液 20.0 CMCナトリウム(エーテル化度1.3) 1.5 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 無水ケイ酸 5.0 サッカリンナトリウム 0.1 メチルパラベン 0.1 香料 0.8 精製水 バランス 計 100.0 *:粉末材料 炭酸カルシウム、無水ケイ酸 平均粒径 188μm 崩壊強度 4.1g
【0025】
【発明の効果】本発明の顆粒配合歯磨剤は、使用時にお
ける飛散が少なく、かつ使用感も良好である。
ける飛散が少なく、かつ使用感も良好である。
【図1】試験例で歯磨剤の飛散性の測定に用いた装置を
示す図である。
示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B) (A) 平均粒径が100〜500μmで、崩壊強度が0.1〜10g/
個である顆粒 (B) エーテル化度1.0〜2.0のカルボキシメチルセルロー
スアルカリ金属塩 を含有することを特徴とする歯磨剤組成物。 - 【請求項2】 (B)成分の配合量が0.5〜3.0重量%であ
る請求項1記載の歯磨剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19441896A JPH1036236A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 歯磨剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19441896A JPH1036236A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 歯磨剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1036236A true JPH1036236A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16324279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19441896A Pending JPH1036236A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 歯磨剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1036236A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6808700B2 (en) | 2001-03-14 | 2004-10-26 | Kao Corporation | Dentrifice comprising calcium carbonate granules |
JP2013147431A (ja) * | 2010-12-21 | 2013-08-01 | Kao Corp | 歯磨剤用顆粒 |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP19441896A patent/JPH1036236A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6808700B2 (en) | 2001-03-14 | 2004-10-26 | Kao Corporation | Dentrifice comprising calcium carbonate granules |
JP2013147431A (ja) * | 2010-12-21 | 2013-08-01 | Kao Corp | 歯磨剤用顆粒 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU692609B2 (en) | Oral compositions | |
EP0269966B1 (en) | Granular composition and dentifrice containing the same | |
JP3514777B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
MXPA97002006A (en) | Ora compositions | |
JPH0621053B2 (ja) | 歯磨剤 | |
JP2010275260A (ja) | 歯磨剤 | |
JP2857789B2 (ja) | 歯磨剤 | |
JP5689674B2 (ja) | 歯磨剤用顆粒の製造方法 | |
JP5800703B2 (ja) | 歯磨剤用顆粒 | |
JP3065675B2 (ja) | 顆粒剤及びこれを含有する口腔用組成物 | |
JP3170250B2 (ja) | 歯磨剤組成物 | |
JP5238304B2 (ja) | 歯磨剤 | |
JPH10316547A (ja) | 歯磨剤組成物 | |
JPH1036236A (ja) | 歯磨剤組成物 | |
JP5961456B2 (ja) | 歯磨剤用顆粒の製造方法 | |
JP2018104294A (ja) | 歯磨剤用顆粒及びこれを含有する歯磨剤組成物 | |
CN104394833B (zh) | 洁牙剂用颗粒的制造方法 | |
US5855869A (en) | Microparticulate abrasives | |
JP2013006784A (ja) | 歯磨剤組成物 | |
JP2020083831A (ja) | 歯磨剤組成物 | |
CN101439005B (zh) | 刷牙剂 | |
JPS6287507A (ja) | 歯磨剤 | |
JPH1135438A (ja) | 口腔用組成物 | |
JPH0796490B2 (ja) | 歯磨組成物 | |
JP2014237619A (ja) | 歯磨剤 |