JPH1035899A - 郵便物供給装置及び郵便物供給方法並びに郵便物区分装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取出部に一定の押し付け圧力を与えることに
より郵便物を良好に取り出すことが可能な郵便物区分装
置、郵便物供給装置及び郵便物供給方法を提供する。 【解決手段】 供給ピン２１及び搬送ベルト２２により
搬送された郵便物により取出ベルト２６に生じる押し付
け圧力値を圧力検知ピン２３で無段階検知する。次に、
この検知された押し付け圧力値に基づいて、所定の速度
変換テーブルにより供給ピン２１及び搬送ベルト２２を
駆動するＡＣサーボモータの適切な駆動速度を求める。
これにより、ほぼ無段階でＡＣサーボモータが駆動制御
され、供給ピン２１及び搬送ベルト２２の搬送制御がで
きるので、取出ベルト２６において一定の押し付け圧力
を得ることができ、郵便物を良好に取り出すことが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数の郵便物を搬
送供給する郵便物供給装置及び郵便物供給方法並びに搬
送供給された郵便物を区分する郵便物区分装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】郵便物を区分処理する郵便物区分装置等
には、当該区分される郵便物を供給する郵便物供給装置
が備えられている。

【０００３】この郵便物供給装置は、所定の圧力で押し
付けられた複数の郵便物を順次１通ずつ保持して取り出
す取出部と、この取出部に複数の郵便物を搬送供給する
供給部とを有して構成される。

【０００４】また、この郵便物供給装置の供給部は、搬
送ベルト及び供給ピンにより郵便物を搬送供給するよう
になっており、ここでの搬送駆動力は、インダクション
・モータ又はリバーシブル・モータ等が用いられる。

【０００５】また、この郵便物供給装置の取出部付近に
は、取出部に押し付けられる郵便物の圧力を検知する圧
力検知センサーが備えられ、この圧力検知センサーの検
知結果に応じて搬送駆動力のフィードバック制御がなさ
れ、これにより郵便物の搬送供給速度の調整が行われる
ようになっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】上記郵便物供給装置の
取出部において郵便物を良好に取り出すためには、取出
部に押し付けられる郵便物の圧力値がある一定の範囲の
値に維持される必要があるが、上記従来の郵便物供給装
置の圧力検知は、３段階程度の少段階の検知レベルでし
か行っていないため、押し付けられる郵便物の圧力値を
フィードバック制御によりある一定の範囲内に維持する
ことができず、従って良好な取り出し特性を得られない
という問題があった。

【０００７】また、上記搬送駆動力を与えるインダクシ
ョンモータ等は、所定の設定速度の維持能力や速度変化
に対する速応性がなく、このことも郵便物の圧力値を上
記ある一定の範囲内に維持するのが難しく、良好な取り
出し特性を得ることができないという原因になってい
た。

【０００８】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たものであり、取出部に一定の押し付け圧力を与えるこ
とにより郵便物を良好に取り出すことが可能な郵便物区
分装置、郵便物供給装置及び郵便物供給方法を提供する
ことを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の郵便物供給装置は、郵便物を保持する所定の
郵便物保持部に複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧
力を与える押付搬送手段と、この押付搬送手段により与
えられた郵便物の押し付け圧力値を無段階で検知する押
付圧力検知手段と、前記郵便物保持部を備え、この郵便
物保持部に与えられた押し付け圧力が所定の圧力値とな
った場合に前記押付搬送手段から供給された複数の郵便
物を順次１通ずつ保持して取り出す取出手段と、前記押
付圧力検知手段により検知された押し付け圧力値に基づ
いて、前記取出手段の郵便物保持部に与えられる押し付
け圧力が前記郵便物取り出しに必要な所定の押し付け圧
力値に保たれるよう前記押付搬送手段の搬送制御を無段
階に行う搬送制御手段とを有することを特徴とする。

【００１０】また、本発明の郵便物区分装置は、上記郵
便物供給装置に、前記取出手段から取り出された郵便物
の郵便情報を読み取る読取手段と、この読取手段での読
み取り結果に基づいて、前記郵便物を区分収納する区分
手段とを備えたことを特徴とする。

【００１１】これにより、郵便物保持部に与えられる押
し付け圧力が郵便物取り出しに必要な所定の押し付け圧
力値に保たれるよう郵便物の搬送制御がなされる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。

【００１３】図１は、本発明の実施の一形態に係る郵便
物区分装置の構成を示す外観図である。

【００１４】図１に示した郵便物区分装置１は、郵便物
に付与された郵便情報に基づいて郵便物を区分収納する
区分手段としての箱型状の装置本体１ａと、この装置本
体１ａにおける郵便区分に必要な郵便情報を郵便物から
読み取り装置本体１ａに当該郵便物を供給する供給系２
とを有して構成される。

【００１５】ここで、上記装置本体１ａは、供給系２を
通過してきた郵便物を搬送ベルト及びローラにより搬送
する本体側搬送部７と、この搬送部７から搬送されてき
た郵便物を郵便番号等の郵便情報に応じて振り分ける振
り分けゲート８と、この振り分けゲート８により振り分
けられる郵便物を各々収納する収納ポケット９ａを備え
た収納部９とを具備して構成される。

【００１６】また、上記供給系２は、区分されるべき郵
便物を複数供給する供給部３と、この供給部３から郵便
物を順次１通ずつ取り出す取出手段としての取出部４
と、この取出部４から取り出された郵便物を搬送する供
給側搬送部５と、この供給側搬送部５を経た郵便物に付
与された郵便番号等の郵便情報を読み取り、その郵便物
を装置本体１ａ側に送るスキャナ部６（読取手段）とを
具備して構成される。

【００１７】図２は、本発明の郵便物区分装置の供給部
３及び取出部４（郵便物供給装置）の詳細な構成を示す
外観図である。また、図３は、取出部４における郵便物
取り出し処理を説明する説明図である。

【００１８】上記供給部３は、複数の郵便物を搬送供給
する供給ピン２１及び搬送ベルト２２で構成されてお
り、また、上記取出部４は、供給ピン２１及び搬送ベル
ト２２により搬送供給された郵便物の押し付け圧力を検
知する圧力検知ピン２３と、搬送供給された郵便物をエ
アーにより吸引するメインチャンバー２４及びサブチャ
ンバー２５と、郵便物を取出穴２６ａ部分にメインチャ
ンバー２４の吸引力を利用して順次１通ずつ保持して取
り出す取出ベルト２６と、この取出ベルト２６を回転駆
動させる回転ローラ２７とを有して構成される。

【００１９】ここで、上記供給ピン２１及び搬送ベルト
２２は、複数の郵便物を搬送供給して取り出しベルト２
６に押し付け圧力を与える押付搬送手段として機能する
ものである。

【００２０】また、上記メインチャンバー２４及びサブ
チャンバー２５は、エアーによる吸引を行うための不図
示の吸引穴を設けており、常にエアーによる吸引を行う
ようになっている。

【００２１】上記取出ベルト２６は、回転ローラ２７に
より一定の速さで図の矢印方向に駆動されるようになっ
ている。また、取出ベルト２６には、郵便物保持部とし
ての取出穴２６ａが一定間隔で設けられており、この取
出穴２６ａとメインチャンバー２４の吸引穴とが一致し
た場合に、図３に示したように供給ピン２１及び搬送ベ
ルト２２から所定の押し付け圧力で押し付けられた郵便
物（Ｐ１，Ｐ２…）を１通ずつ保持するとともに、ベル
トの搬送力を利用して矢印方向に取り出すようになって
いる。尚、本装置では、例えば図３に示したように取出
ベルト２６において郵便物Ｐ１を取り出しているとき
に、続く２番目の郵便物Ｐ２が１番目の郵便物Ｐ１と重
ね取りされるのを防止するために、サブチャンバー２５
が２番目の郵便物Ｐ２をその吸引力により保持するよう
になっている。

【００２２】図４は、供給ピン２１及び搬送ベルト２２
から与えられる押し付け圧力を検知する圧力検知部４２
の構成例を示したものである。

【００２３】図４に示した圧力検知部４２は、先端に郵
便物が当接して押し付けられることによりその押し付け
圧力を無段階で検知する圧力検知ピン２３と、この圧力
検知ピン２３をスライド移動可能に挿通して支えるスラ
イドハウジング３１と、圧力検知ピン２３の後端に取り
付けられバネ定数ｋで伸縮するスプリング３２と、圧力
検知ピン２３のスライド量をそのままメータのスライド
量として電気的な値に変換するポテンショメータ３３と
を有して構成される。

【００２４】このような構成の圧力検知部４２におい
て、スプリング３２のバネ定数をｋとし、圧力検知ピン
２３のスライド量をｘとすれば、供給ピン２１及び搬送
ベルト２２から与えられる郵便物の押し付け圧力Ｆは、 Ｆ＝ｋｘ， である。従って、ポテンショメータ３３で得られる変換
電圧Ｖは、同様にｄを定数として Ｖ＝ｄｘ， で表すことができる。これにより、圧力検知部４２は、
押し付け圧力を無段階のアナログ信号として検知するこ
とができる。

【００２５】図５は、供給部３及び取出部４の制御系の
構成を現すブロック図である。

【００２６】図５に示したように、供給部３及び取出部
４の制御系は、全体の制御を行う主制御部４１と、押し
付け圧力を検知する圧力検知部４２と、この圧力検知部
４２で検知されたアナログの圧力検知データを例えば０
〜２５５までの８ｂｉｔのデジタルデータに変換するＡ
／Ｄ変換部４３と、駆動制御部４５と、この駆動制御部
４５に制御されて動作し、供給ピン２１及び搬送ベルト
２２に搬送力を与えるＡＣサーボモータ４６と、圧力検
知部４２により検知された押し付け圧力値とＡＣサーボ
モータ４６の駆動速度との関係を示す圧力／速度変換テ
ーブルを記憶する記憶部４４とを有して構成される。

【００２７】図６は、記憶部４４に記憶される圧力／速
度変換テーブルをグラフ化したものである。

【００２８】記憶部４４に記憶される速度変換テーブル
は、最適な押し付け圧力値Ｓを得るためのＡＣサーボモ
ータ４６の駆動速度と圧力検知部４２により検知された
押し付け圧力値との関係を示すものである。

【００２９】例えば、圧力検知部４２で検知された圧力
値が最適な押し付け圧力値Ｓと同値だった場合には、図
６に示したように、ＡＣサーボモータ４６の駆動すべき
速度は、０となる。また、圧力検知部４２で検知された
圧力値が０だった場合には、ＡＣサーボモータ４６の駆
動すべき速度は最大駆動速度Ａとなる。

【００３０】主制御部４１は、駆動制御部４５を制御し
て、上記のような変換テーブルに基づいてＡＣサーボモ
ータ４６を駆動制御することにより、郵便物の押し付け
圧力が郵便物取り出しに必要な所定の押し付け圧力値Ｓ
に保たれるよう供給ピン２１及び搬送ベルト２２の搬送
制御を行う。尚、圧力検知部４２で得られたアナログの
圧力検知データをＡ／Ｄ変換部４３でデジタル変換する
際に、その変換ｂｉｔ数を大きくすれば、上記速度変換
テーブルの関係から変換ｂｉｔ数に応じた大量の速度デ
ータが得られ、ＡＣサーボモータ４６の駆動速度をほぼ
無段階で制御することができる。また、上記速度変換テ
ーブルは、任意に変更可能であり、郵便物の状態や装置
の状態等に応じて最適な押し付け圧力値が得られるよう
に自由に設定できる。

【００３１】次に、フローチャートを参照して上記構成
の郵便物区分装置１の動作説明を行う。尚、以下では本
発明の特徴部分である供給部３及び取出部４（郵便物供
給装置）における供給、取り出し処理に係る動作を中心
に説明する。

【００３２】図７は、本発明の郵便物区分装置１の供給
部３及び取出部４における供給、取り出し処理を説明す
るフローチャートである。

【００３３】まず、区分されるべき郵便物が操作者によ
り供給部３にセットされ（Ｓ１）、主制御部４１の制御
下で、供給ピン２１及び搬送ベルト２２が搬送駆動され
ると（Ｓ２）、圧力検知部４２において取出部４に与え
られる押し付け圧力値の無段階検知が開始される（Ｓ
３）。

【００３４】次に、主制御部４１の制御下で、圧力検知
部４２で検知されたアナログの検知データがＡ／Ｄ変換
部４３で所定のｂｉｔ数のデジタル検知データに変換さ
れる（Ｓ４）。そして、このデジタルの検知データから
記憶部４４に記憶された変換テーブルに基づいて、ＡＣ
サーボモータ４６の適切な駆動速度が決定される（Ｓ
５）。

【００３５】ＡＣサーボモータ４６の適切な駆動速度が
決定されると、駆動制御部４５が主制御部４１の制御下
で、その決定された駆動速度でサーボモータ４６を駆動
制御する（Ｓ６）。尚、このとき、Ａ／Ｄ変換部４３に
おける変換ｂｉｔ数が大きければ略無段階での駆動制御
を行うことができる。

【００３６】このようにサーボモータ４６を駆動制御す
ることにより、供給ピン２１及び搬送ベルト２２が搬送
駆動され、取出部４に取出処理に必要な所定の押し付け
圧力値が与えられた場合には（Ｓ７）、最後に、取出部
４において取出処理が行われ郵便物が取り出される（Ｓ
８）。また、必要な押し付け圧力値が得られなかった場
合には、前記ステップＳ５、Ｓ６により、再度サーボモ
ータ４６を駆動制御する。

【００３７】このようにして、取出処理がなされた郵便
物は、取出部４から供給側搬送部５を経てスキャナ部６
に搬送される。そして、このスキャナ部６で読み取られ
た郵便番号等の郵便情報に基づいて、郵便物は本体側搬
送部７、振り分けゲート８を通過した後、収納部９の収
納ポケット９ａに区分収納される。

【００３８】以上詳述したように、本実施の形態による
郵便物区分装置１によれば、押し付け圧力値を無段階で
検知するとともに、この検知された押し付け圧力値に基
づいて、所定の速度変換テーブルによりＡＣサーボモー
タ４６の適切な駆動速度が求められ、これにより、ほぼ
無段階でＡＣサーボモータ４６が駆動制御され供給ピン
２１及び搬送ベルト２２の搬送制御ができるので、取出
部４において一定の押し付け圧力を得ることができ、郵
便物を良好に取り出すことが可能となる。

【００３９】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形実施が可能である。

【００４０】例えば、上記供給ピン２１及び搬送ベルト
２２の駆動手段は上記ＡＣサーボモータ４６に限らず、
ステッピング・モータ等であってもよい。

【００４１】また、上記圧力検知部４２における圧力検
知手段は、上記スプリング３２とポテンショメータ３３
とを用いたものに限らず、圧力検知素子等で直接圧力を
検知するようにしてもよい。

【００４２】

【発明の効果】以上詳述した本発明による郵便物供給装
置及び郵便物供給方法によれば、取出手段の郵便物保持
部に与えられる押し付け圧力値をほぼ無段階で制御でき
るので、郵便物取り出しに必要な所定の押し付け圧力値
を一定に保つことができ、郵便物を良好に取り出すこと
が可能となる。

【００４３】また、本発明による郵便物区分装置によれ
ば、上記郵便物供給装置及び郵便物供給方法により、区
分処理すべき郵便物が良好に取り出し供給されて区分処
理に供される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による郵便物区分装置の構成を示す外観
図

【図２】本発明による郵便物区分装置の供給部３及び取
出部４の詳細な構成を示す外観図

【図３】本発明による郵便物区分装置の取出部４におけ
る郵便物取り出し処理を説明する説明図

【図４】本発明による郵便物区分装置における押し付け
圧力を検知する圧力検知部分の構成例を示す図

【図５】本発明による郵便物区分装置の供給部３及び取
出部４の制御系の構成を現すブロック図

【図６】本発明による圧力／速度変換テーブルの変換特
性を示すグラフ

【図７】本発明による郵便物区分装置における郵便物の
供給、取り出し処理を説明するフローチャート

【符号の説明】

１ 郵便物区分装置 １ａ 装置本体 ２ 供給系 ３ 供給部 ４ 取出部 ５ 供給側搬送部 ６ スキャナ部 ７ 本体側搬送部 ８ 振り分けゲート ９ 収納部 ２１ 供給ピン ２２ 搬送ベルト ２３ 圧力検知ピン ２４ メインチャンバー ４１ 主制御部 ４２ 圧力検知部 ４４ 記憶部 ４５ 駆動制御部 ４６ サーボモータ

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送手段と、 この押付搬送手段により与えられた郵便物の押し付け圧
   力値を無段階で検知する押付圧力検知手段と、 前記郵便物保持部を備え、この郵便物保持部に与えられ
   た押し付け圧力を利用して前記押付搬送手段から供給さ
   れた複数の郵便物を順次１通ずつ保持して取り出す取出
   手段と、 前記押付圧力検知手段により検知された押し付け圧力値
   に基づいて、前記押付搬送手段の搬送制御を無段階に行
   うことで、前記取出手段の郵便物保持部に与えられる押
   し付け圧力の無段階制御を行う搬送制御手段とを有する
   ことを特徴とする郵便物供給装置。
2. 【請求項２】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送手段と、 この押付搬送手段により与えられた郵便物の押し付け圧
   力値を無段階で検知する押付圧力検知手段と、 前記郵便物保持部を備え、この郵便物保持部に与えられ
   た押し付け圧力が所定の圧力値となった場合に前記押付
   搬送手段から供給された複数の郵便物を順次１通ずつ保
   持して取り出す取出手段と、 前記押付圧力検知手段により検知された押し付け圧力値
   に基づいて、前記取出手段の郵便物保持部に与えられる
   押し付け圧力が前記郵便物取り出しに必要な所定の押し
   付け圧力値に保たれるよう前記押付搬送手段の搬送制御
   を無段階に行う搬送制御手段とを有することを特徴とす
   る郵便物供給装置。
3. 【請求項３】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送手段と、 この押付搬送手段を搬送力を与えて駆動する駆動手段
   と、 前記押付搬送手段により与えられた郵便物の押し付け圧
   力値を無段階で検知する押付圧力検知手段と、 前記郵便物保持部を備え、この郵便物保持部に与えられ
   た押し付け圧力が所定の圧力値となった場合に前記押付
   搬送手段から供給された複数の郵便物を順次１通ずつ保
   持して取り出す取出手段と、 前記押付圧力検知手段により検知された押し付け圧力値
   に基づいて前記駆動手段を駆動制御することにより、前
   記取出手段の郵便物保持部に与えられる押し付け圧力が
   前記郵便物取り出しに必要な所定の押し付け圧力値に保
   たれるよう前記押付搬送手段の搬送制御を無段階に行う
   搬送制御手段とを有することを特徴とする郵便物供給装
   置。
4. 【請求項４】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送手段と、 この押付搬送手段を搬送力を与えて駆動する駆動手段
   と、 前記押付搬送手段により与えられた郵便物の押し付け圧
   力値を検知する押付圧力検知手段と、 前記郵便物保持部を備え、この郵便物保持部に与えられ
   た押し付け圧力が所定の圧力値となった場合に前記押付
   搬送手段から供給された複数の郵便物を順次１通ずつ保
   持して取り出す取出手段と、 前記押付圧力検知手段により検知された押し付け圧力値
   と、前記駆動手段による前記押付圧力検知手段の駆動速
   度との関係を示す圧力／速度変換テーブルを記憶する記
   憶手段と、 この記憶手段に記憶された変換テーブルに基づいて前記
   駆動手段を駆動制御することにより、前記取出手段の郵
   便物保持部に与えられる押し付け圧力が前記郵便物取り
   出しに必要な所定の押し付け圧力値に保たれるよう前記
   押付搬送手段の搬送制御を行う搬送制御手段とを有する
   ことを特徴とする郵便物供給装置。
5. 【請求項５】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送手段と、 この押付搬送手段を搬送力を与えて駆動するサーボモー
   タと、 前記押付搬送手段により与えられた郵便物の押し付け圧
   力値に応じてスライド移動するスライド機構とこのスラ
   イド機構におけるスライド移動量を電気的な値に変換す
   るポテンショメータとを備えて前記押付搬送手段により
   与えられた郵便物の押し付け圧力値を検知する押付圧力
   検知手段と、 前記郵便物保持部を備え、この郵便物保持部に与えられ
   た押し付け圧力が所定の圧力値となった場合に前記押付
   搬送手段から供給された複数の郵便物を順次１通ずつ保
   持して取り出す取出手段と、 前記押付圧力検知手段により検知された押し付け圧力値
   と、前記サーボモータによる前記押付圧力検知手段の駆
   動速度との関係を示す圧力／速度変換テーブルを記憶す
   る記憶手段と、 この記憶手段に記憶された変換テーブルに基づいて前記
   サーボモータを駆動制御することにより、前記取出手段
   の郵便物保持部に与えられる押し付け圧力が前記郵便物
   取り出しに必要な所定の押し付け圧力値に保たれるよう
   前記押付搬送手段の搬送制御を行う搬送制御手段とを有
   することを特徴とする郵便物供給装置。
6. 【請求項６】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送ステップと、 この押付搬送ステップにおいて与えられた郵便物の押し
   付け圧力値を無段階で検知する押付圧力検知ステップ
   と、 前記郵便物保持部に与えられた押し付け圧力を利用して
   前記押付搬送ステップにより供給された複数の郵便物を
   順次１通ずつ保持して取り出す取出ステップと、 前記押付圧力検知ステップにより検知された押し付け圧
   力値に基づいて、前記押付搬送ステップにおける搬送制
   御を無段階に行うことで、前記郵便物保持部に与えられ
   る押し付け圧力の無段階制御を行う搬送制御ステップと
   からなることを特徴とする郵便物供給方法。
7. 【請求項７】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送ステップと、 この押付搬送ステップにおいて与えられた郵便物の押し
   付け圧力値を無段階で検知する押付圧力検知ステップ
   と、 前記郵便物保持部に与えられた押し付け圧力が所定の圧
   力値となった場合に前記押付搬送ステップにより供給さ
   れた複数の郵便物を順次１通ずつ保持して取り出す取出
   ステップと、 前記押付圧力検知ステップにより検知された押し付け圧
   力値に基づいて、前記郵便物保持部に与えられる押し付
   け圧力が前記郵便物取り出しに必要な所定の押し付け圧
   力値に保たれるよう前記押付搬送ステップにおける搬送
   制御を無段階に行う搬送制御ステップとからなることを
   特徴とする郵便物供給方法。
8. 【請求項８】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送ステップと、 この押付搬送ステップにおける郵便物搬送に要する搬送
   駆動力を与える駆動ステップと、 前記押付搬送ステップにおいて与えられた郵便物の押し
   付け圧力値を無段階で検知する押付圧力検知ステップ
   と、 前記郵便物保持部に与えられた押し付け圧力が所定の圧
   力値となった場合に前記押付搬送ステップにより供給さ
   れた複数の郵便物を順次１通ずつ保持して取り出す取出
   ステップと、 前記押付圧力検知ステップにより検知された押し付け圧
   力値に基づいて前記駆動ステップにおける搬送駆動速度
   を制御することにより、前記郵便物保持部に与えられる
   押し付け圧力が前記郵便物取り出しに必要な所定の押し
   付け圧力値に保たれるよう前記押付搬送ステップにおけ
   る搬送制御を無段階に行う搬送制御ステップとからなる
   ことを特徴とする郵便物供給方法。
9. 【請求項９】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部に
   複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押付
   搬送ステップと、 この押付搬送ステップにおいて郵便物搬送に要する搬送
   駆動力を与える駆動ステップと、 前記押付搬送ステップにおいて与えられた郵便物の押し
   付け圧力値を検知する押付圧力検知ステップと、 前記郵便物保持部に与えられた押し付け圧力が所定の圧
   力値となった場合に前記押付搬送ステップにより供給さ
   れた複数の郵便物を順次１通ずつ保持して取り出す取出
   ステップと、 前記押付圧力検知ステップにより検知された押し付け圧
   力値と、前記駆動ステップにおける郵便物搬送に要する
   搬送駆動速度との関係を示す圧力／速度変換テーブルを
   記憶する記憶ステップと、 この記憶ステップに記憶された変換テーブルに基づい
   て、前記駆動ステップにおける搬送駆動速度を制御する
   ことにより、前記郵便物保持部に与えられる押し付け圧
   力が前記郵便物取り出しに必要な所定の押し付け圧力値
   に保たれるよう前記押付搬送ステップにおける搬送制御
   を行う搬送制御ステップとからなることを特徴とする郵
   便物供給方法。
10. 【請求項１０】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部
    に複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押
    付搬送手段と、 この押付搬送手段により与えられた郵便物の押し付け圧
    力値を無段階で検知する押付圧力検知手段と、 前記郵便物保持部を備え、この郵便物保持部に与えられ
    た押し付け圧力が所定の圧力値となった場合に前記押付
    搬送手段から供給された複数の郵便物を順次１通ずつ保
    持して取り出す取出手段と、 前記押付圧力検知手段により検知された押し付け圧力値
    に基づいて、前記取出手段の郵便物保持部に与えられる
    押し付け圧力が前記郵便物取り出しに必要な所定の押し
    付け圧力値に保たれるよう前記押付搬送手段の搬送制御
    を無段階に行う搬送制御手段と、 前記取出手段から取り出された郵便物の郵便情報を読み
    取る読取手段と、 この読取手段での読み取り結果に基づいて、前記郵便物
    を区分収納する区分手段とを有することを特徴とする郵
    便物区分装置。
11. 【請求項１１】 郵便物を保持する所定の郵便物保持部
    に複数の郵便物を搬送供給して押し付け圧力を与える押
    付搬送手段と、 この押付搬送手段により与えられた郵便物の押し付け圧
    力値を検知する押付圧力検知手段と、 前記郵便物保持部を備え、この郵便物保持部に与えられ
    た押し付け圧力が所定の圧力値となった場合に前記押付
    搬送手段から供給された複数の郵便物を順次１通ずつ保
    持して取り出す取出手段と、 前記押付圧力検知手段により検知された押し付け圧力値
    と、前記押付搬送手段による郵便物の搬送速度との関係
    を示す圧力／速度変換テーブルを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された変換テーブルに基づいて、前
    記取出手段の郵便物保持部に与えられる押し付け圧力が
    前記郵便物取り出しに必要な所定の押し付け圧力値に保
    たれるよう前記押付搬送手段の搬送制御を行う搬送制御
    手段と、 前記取出手段から取り出された郵便物の郵便情報を読み
    取る読取手段と、 この読取手段での読み取り結果に基づいて、前記郵便物
    を区分収納する区分手段とを有することを特徴とする郵
    便物区分装置。