JPH1035162A - Icカード - Google Patents

Icカード

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JPH1035162A
JPH1035162A JP8198695A JP19869596A JPH1035162A JP H1035162 A JPH1035162 A JP H1035162A JP 8198695 A JP8198695 A JP 8198695A JP 19869596 A JP19869596 A JP 19869596A JP H1035162 A JPH1035162 A JP H1035162A
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    • G06K19/07769Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card comprising at least a second communication arrangement in addition to a first non-contact communication arrangement the further communication means being a galvanic interface, e.g. hybrid or mixed smart cards having a contact and a non-contact interface

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型化が阻害されない構成を有するICカー
ドを提供する。 【解決手段】 電気信号の入出力が行われる電極(1
6)を有する電子回路(10)と、前記電極に対応する
位置に孔部(34)を有し、前記電子回路に重ね合わせ
られるカード基体(30)と、一の面に外部機器と接続
可能な外部端子(44)を有し、他の面に前記外部端子
と導通している内部端子(46)を有し、かつ、電子部
品を有さない端子部材(40)とを備え、前記端子部材
は、前記内部端子が前記電極と接続するように前記孔部
へ配置され、前記電子回路は、前記端子部材を介して外
部機器と電気信号の授受を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部機器と電気的
に接続されることにより信号の授受を行うICカードに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のICカードには、リーダ
・ライタ等の外部機器と電気的に接続されることにより
信号の授受を行う接触式ICカードと、内部に無線通信
を行うための手段を備え、外部機器と接触せずに信号の
授受を行う非接触式ICカードとがある。非接触式IC
カードは、カードを取り出して外部機器に挿入する必要
がなく、取り扱いが便利であることから、スキー場のリ
フト券や、電車の定期券などとして幅広く社会で利用さ
れることが期待されている。一方、先に実用化が促進さ
れた接触式ICカードでは、既にリーダ・ライタの設置
等、相当の設備環境が整えられ、また、将来もその設備
の充実はますます図られるものと予想される。このため
に、非接触式ICカードにおいても、接触式ICカード
の設備環境を使用可能とし、ICカードの有用性、利便
性をさらに高めたいとの要求がある。
【0003】上記のような要求を受けて、例えば特開平
8−52968では、接触式、非接触式の双方の機能を
備えたICカード(以下「複合ICカード」という)が
開示されている。図7は、特開平8−52968で開示
された複合ICカードの断面図である。特開平8−52
968の複合ICカード100は、ICモジュール10
7と、カード本体102との2部材に大別される。カー
ド本体102は、熱可塑性シート103及び104、シ
ート103上に配置されたアンテナ105及びコンタク
ト端子115などから構成されている。アンテナ105
は、複合ICカード100の無線機能を果たす部位であ
る。シート104は、コンタクト端子115が配置され
る部位に、ICモジュール107を装着することが可能
な空洞部117を有している。
【0004】ICモジュール107は、集積回路チップ
108を有し、集積回路チップ108は、導電性接続ワ
イヤ109によって金属パッド110、111に電気的
に接続されている。パッド110、111は、外部機器
と複合ICカード100とが電気信号の授受を行う場合
に、外部機器と接続される接点であり、その形状は、I
SO規格7816に準拠している。コンタクト領域11
2は、パッド111と電気的に接続されており、ICモ
ジュール107がカード本体102に装着されたとき
に、コンタクト端子115と接触する部分である。
【0005】特開平8−52968では、ICモジュー
ルをカード本体102と別個独立に製造し、完成された
カード本体に後から装着する。これは、熱可塑性シート
103、104等を積み重ね熱圧着により成形する際
に、それぞれの部材の膨張係数の違いによりカード表面
に残留変形が生じ、不良品となることがあるからであ
る。特に、カードをISO規格7816に定められてい
る厚さ0.76mmに設定すると、カード本体の製造が
困難である旨が特開平8−52968において指摘され
ている。仮に、ICモジュール107をはじめからカー
ド本体102に組み込んだ状態で上記熱圧着を実施すれ
ば、残留変形が生じた場合に、カード本体102のみな
らず、高価なICモジュール107も使用できなくな
り、費用の損失が大きい。そこで、特開平8−5296
8では、良品のカード本体102にのみICモジュール
107を後から装着することにより、カード本体102
を製造する際の歩留まりの悪さに起因するカードの製造
コスト増大を極力抑制することとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−5
2968において指摘されているカード本体の製造時の
歩留まりの悪さは、今日の製造技術の躍進により急速に
改善されており、極めて近い将来克服されるものと思わ
れる。一方、前述した従来のICカードでは、ICモジ
ュール107は、集積回路チップ108を有しているた
めに、その厚みを薄くするのに一定の限界があった。つ
まり、カード本体102をいかに薄く製造したとして
も、ICチップが一定の厚みを有するために、ICモジ
ュール107が厚く、それを装着した部分に段差が生
じ、結局複合ICカードの全体を薄くできないという問
題があった。
【0007】そこで、本発明の課題は、カードの薄型化
が阻害されない構成を有するICカードを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、電気信号の入出力が行われ
る電極(16)を有する電子回路(10)と、前記電極
に対応する位置に孔部(34)を有し、前記電子回路に
重ね合わせられるカード基体(30)と、一の面に外部
機器と接続可能な外部端子(44)を有し、他の面に前
記外部端子と導通している内部端子(46)を有し、か
つ、電子部品を有さない端子部材(40)とを備え、前
記端子部材は、前記内部端子が前記電極と接続するよう
に前記孔部へ配置され、前記電子回路は、前記端子部材
を介して外部機器と電気信号の授受を行うことを特徴と
する。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ICカードにおいて、前記電子回路は、外部機器と非接
触の状態で信号の授受が可能である非接触式通信手段
(14)を有することを特徴とする。請求項3に係る発
明は、請求項1又は請求項2に記載のICカードにおい
て、前記電子回路は、同一機能を果たす回路部分を2組
以上有し、1の回路部分が機能しないときは、他の回路
部分を用いて動作することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
に係る実施形態について、さらに詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明に係る複合ICカード
の分解図であり、図2は、その断面の様子を示した図で
ある。図1に示されるように、本実施形態の複合ICカ
ード1は、ICモジュール10、下側カード基体20、
上側カード基体30及び端子部材40とから主に構成さ
れている。
【0011】ICモジュール10は、基板11に、電子
回路の配線パターン及びコイル14を形成し、その配線
パターに合わせてICチップ12、その他、接触式及び
非接触式ICカードの機能を果たすために必要とされる
電子部品18(例えばコンデンサー)を設けたものであ
る。ICチップ12は、例えば演算処理を行うCPU
と、そのCPUが取り扱うべきプログラムやデータが格
納されているEEPROMを含む集積回路である。コイ
ル14は、ICモジュール10が外部機器と無線信号の
授受を行う場合に、その無線信号を送受信するアンテナ
として使用する電子部品である。また、ICモジュール
10の表面に設けられている電極16は、ICモジュー
ル10が電気信号の入出力を行うために使用するもので
ある。なお、ICモジュール10は、電子部品又は回路
パターンが変質、故障等することを防止すべく、必要に
応じてその一部が樹脂封止されている。
【0012】下側カード基体20及び上側カード基体3
0は、ISO7816に準拠した外形のカードを取得す
るために、ICモジュール10に上下面から重ね合わさ
れる板状の部材である。下側カード基体20及び上側カ
ード基体30は、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカー
ボネイト(PC)、アクリロニトリル・ブタジエン・ス
チレン共重合(ABS)など一般にカード基体として使
用される材質から製造されている。下側カード基体20
には、ICモジュール10をはめ込むことが可能な凹部
22が設けてある。一方、上側カード基体30には、上
側カード基体30をICモジュール10に重ね合わせた
ときに、ICチップ12等が配置される凹部32(図2
参照)が設けてある。また、上側カード基体30には、
ICモジュール10の電極16に対応した位置に孔部3
4が設けてある。したがって、上側カード基体30をI
Cモジュール10に重ね合わせた場合には、電極16の
みが孔部34を通して外界に露出する。孔部34は、端
子部材40の外形に合わせた形状を有し、後から端子部
材40をその中に差し込むことが可能となっている。
【0013】図3は、端子部材40の上面及び断面を示
す図である。端子部材40は、基板42にスルーホール
48を介して電気的に接続されている表電極44、裏電
極46を形成した部材であり、電子部品を全く備えてい
ない部材である。基板42は、電子回路の一般的な基板
材料である、ガラスエポキシ樹脂(GE)、ポリイミド
樹脂(PI)又はフェノール樹脂等からなる部材であ
る。表電極44は、外部機器と接続されるべき電極であ
り、その形状パターンは、ISO規格7816に準拠し
ている。裏電極46は、ICモジュール10の電極16
と同一のパターンで配置された電極である。したがっ
て、裏電極46は、端子部材40が前述の孔部34に挿
入された状態において、電極16と接続される。
【0014】表電極44及び裏電極46は、共に、基板
側から順に銅箔、下地メッキ、金メッキからなる三層構
造を有している。ただし、裏電極46に関しては、銅箔
にメッキを施すことは必須の要件ではない。メッキを施
すことなく、裏電極46と電極16との間に導通をとる
ことが可能な場合もあるからである。図3に示すよう
に、端子部材40は、裏電極46を電極16に接続する
ように孔部34に配置される。この状態で外部機器の接
続端子が表電極44に接続されると、ICモジュール1
0は、端子部材40を介して外部機器と電気信号の授受
をすることが可能となる。なお、裏電極46から表電極
44までの端子部材40の厚みは、複合ICカード1の
完成品において、表電極44の表面が、上側カード基体
30の表面とほぼ同一平面上に並ぶように定めてある。
したがって、本実施形態では、端子部材40を備えたこ
とにより、複合ICカードの表面に段差が生じ、その外
観が損なわれる、あるいは、複合ICカードをリーダ・
ライタ等の外部機器に挿入する際に支障が生じることは
ない。
【0015】次に、複合ICカード1の製造方法につい
て説明する。図4は、複合ICカード1を製造する過程
を示す模式図である。図4に示すように、はじめに、I
Cモジュール10は、下側カード基体20の凹部22に
配置される。また、上側カード基体30は、そのICモ
ジュール10の上に、電極16が孔部24の中に位置
し、外部へ露出した状態となるように重ねられる(図4
(a))。なお、図4(a)に示す各部材の間には、接
着シート等の接着層(不図示)も配置される。次に、ダ
ミーモジュール60が孔部34の中に配置される(図4
(b))。ダミーモジュール60とは、端子部材40と
ほぼ同一の外形を有し、かつ、端子部材とほぼ同一の物
性であって、プレスを施した場合にも変形しない材質よ
りなる部材をいう。このようにダミーモジュール60を
用いるのは、この後に続くプレス行程により孔部34が
変形すること、また、電極16が損傷を受けたり、その
表面が汚れることを防止するためである。
【0016】次に、ダミーモジュールを備えた状態の複
合ICカード1は、プレスにかけられる(図4
(b))。これにより、ICモジュール10等は、前述
の接着層により相互に接着される。接着が終了した後
に、ダミーモジュールは孔部34より抜き取られる(図
4(c))。次に、孔部34に端子部材40が挿入さ
れ、裏電極46とICモジュール10の電極16とが接
続される。裏電極46と電極16の接続は、導電性部材
をそれらの間に配置することにより、又は超音波融着等
を実施することにより行うことが可能である。導電性部
材とは、例えば、異方性導電フィルム、導電性ペース
ト、又は半田をいう。本実施形態では、簡便性、接着
性、信頼性の点から異方性導電フィルム50を使用して
いる。
【0017】図5は、本実施形態で使用した異方性導電
フィルム50の詳細を示す断面図である。異方性導電フ
ィルム50は、厚みが数10μm程度(望ましくは30
μm程度)に形成された局部的に導通可能なフィルムで
ある。異方性導電フィルム50は、樹脂層50aと、こ
の樹脂層50a中に散在された導電性粒子50bとから
構成されている。樹脂層50aは、熱硬化性樹脂、熱可
塑性樹脂、又は両者の混合樹脂等により形成された層で
ある。また、導電性粒子50bは、金属膜被覆プラスチ
ック粒子等から構成されたものである。図5に示すよう
に、異方性導電性フィルム50を挟んで端子部材40を
ICモジュール10に押しつけると、裏電極46と電極
16とが対向する領域のフィルムが圧縮される。この結
果、裏電極46と電極16とは、導電粒子50bを介し
て電気的に接続される。
【0018】図6は、複合ICカード1を製造する過程
であって、図4に示すのとは異なるものを示す模式図で
ある。図6に示す製造方法は、ダミーモジュールを使用
しない点において、すなわち、図6(b)、(c)に示
す行程において、図4に示した製造方法と異なってい
る。すなわち、所定の位置関係に重ね合わさられたIC
モジュール10、上側カード基体30等(図6(a))
は、ダミーモジュールを孔部34の中に配置されること
なく、そのままプレスにかけられ、相互に接着される
(図6(b))。
【0019】プレスをかけられた結果、孔部34の縁
は、図6(c)に示すように変形する。そこで、次にル
ーター加工により孔部34の縁を再加工し、その形状を
端子部材40を挿入可能なものに整える(図6
(c))。孔部34の加工が終了した後は、図4(d)
と同様に端子部材40が孔部34に挿入され、裏電極4
6と電極16とが異方性導電性フィルム46を介して接
続される(図6(d))。
【0020】以上説明したように、本実施形態では、複
合ICカード1に端子部材40を取り付けることによ
り、複合ICカード1にJIS規格7816に準拠した
接続端子を付加している。これにより、複合ICカード
1は、コイル14を介しての非接触式による他、端子部
材40を介しての接触式により外部機器と信号の授受を
行うことが可能となっている。
【0021】端子部材40は、例えば特開平8−529
68に開示されているICモジュールと比較した場合
に、外部機器と接続可能な外部端子を有する点、及びカ
ード基材の孔部に設置される点において類似する。しか
し、端子部材40は、電子部品を全く搭載していない点
において、特開平8−52968のICモジュールと異
なる。つまり、端子部材40は、厚みが定まっている電
子部品を有さないために、基板42の厚みを増減させる
ことのみで、その全体の厚みを比較的自由に変更するこ
とが可能である。しかも、基板42の材料として適度な
強度、剛性を有するものを選択すれば、その厚みをIC
チップ等より薄くすることも可能である。したがって、
本実施形態では、ICカード全体の厚みに合わせて端子
部材40の厚みを調整することが容易であり、ICカー
ドの薄型化が進んでも、端子部材40を取り付けたため
に、ICカードの表面に段差が生じることはない。
【0022】また、本実施形態は、カード基体に設けた
孔部に、外部機器との接続を可能とする部材を後から配
置するという点においては、特開平8−52968、特
開平8−138022等に開示されている他の多くの接
触式ICカードと類似する構造を有する。したがって、
本実施形態のICカードは、それを製造するにあたり、
従来のICカードの製造設備を利用することが可能であ
り、安価に製造設備を整えられるという利点がある。
【0023】一方、ICモジュールをカード基体の孔部
に後付けする従来のICカードでは、例えば、採用する
ICチップの変更によりICモジュールが大型化すれ
ば、カード基体の設計変更等をも必要とし、作業が煩雑
となる。これに対して本実施形態は、端子部材40が一
切の電子部品を備えないことから、ICモジュール10
の電子回路に変更があっても、その他の部材に影響が及
ぶことはない。つまり、本実施形態は、従来のICカー
ドよりもICモジュール10の設計変更が自由に行え
る。
【0024】上記の結果、本実施形態では、例えばIC
モジュール10に同一の機能を果たすICチップ12を
2つ設け、何らかの原因により一方が動作不能に陥った
場合に、それに代えて他方を使用してICカードを動作
させることも可能である。つまり、ICモジュール10
の電子回路の一部又は全部を二重化することにより、I
Cカードの動作の信頼性を向上させられる。このような
電子回路を二重化は、そのままICモジュールの大型化
につながるため、従来構造のICカードでは、実現困難
であり、これが容易に実現可能である点において、本実
施形態は従来技術に対し優位な効果を奏しているといえ
る。
【0025】(その他の実施形態)なお、本発明は、上
記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態
は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された
技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効
果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技
術的範囲に包含される。例えば、上記実施形態において
は、ICモジュール10が接触式及び非接触式のICカ
ードとしての機能を備える場合について説明したが、本
発明の技術的思想は、接触式ICカードとしての機能の
みを備えるICカードにも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1に
係る発明によれば、ICカードの薄型化を阻害すること
なく、外部機器と接続されることにより電気信号の授受
を行うICカードを提供することが可能となった。請求
項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明が奏する
効果に加え、外部機器と非接触の状態で信号の授受が可
能であるICカードを提供することが可能となった。請
求項3に係る発明によれば、動作の信頼性が高いICカ
ードを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合ICカードの分解図である。
【図2】本発明に係る複合ICカードの断面の様子を示
した図である。
【図3】端子部材40の上面及び断面を示す図である。
【図4】本発明に係る複合ICカードを製造する過程を
示す模式図である。
【図5】異方性導電フィルム50の詳細を示す断面図で
ある。
【図6】本発明に係る複合ICカードを製造する過程で
あって、図4に示すのとは異なるものを示す模式図であ
る。
【図7】特開平8−52968で開示された複合ICカ
ードの断面図である。
【符号の説明】
1 複合ICカード 10 ICモジュール 11 基板 12 ICチップ 14 コイル 16 電極 18 電子部品 20 下側カード基体 22 凹部 30 上側カード基体 34 孔部 40 端子部材 42 基板 44 表電極 46 裏電極 50 異方性導電フィルム 60 ダミーモジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号の入出力が行われる電極を有す
    る電子回路と、 前記電極に対応する位置に孔部を有し、前記電子回路に
    重ね合わせられるカード基体と、一の面に外部機器と接
    続可能な外部端子を有し、他の面に前記外部端子と導通
    している内部端子を有し、かつ、電子部品を有さない端
    子部材とを備え、 前記端子部材は、前記内部端子が前記電極と接続するよ
    うに前記孔部へ配置され、 前記電子回路は、前記端子部材を介して外部機器と電気
    信号の授受を行うことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のICカードにおいて、 前記電子回路は、外部機器と非接触の状態で信号の授受
    が可能である非接触式通信手段を有することを特徴とす
    るICカード。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のICカー
    ドにおいて、 前記電子回路は、同一機能を果たす回路部分を2組以上
    有し、 1の回路部分が機能しないときは、他の回路部分を用い
    て動作することを特徴とするICカード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003044818A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Toppan Forms Co Ltd コンビネーション型icカードの製造方法

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JP2003044818A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Toppan Forms Co Ltd コンビネーション型icカードの製造方法

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