JPH1034928A - インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録ヘッドの製造方法

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JPH1034928A JP19333196A JP19333196A JPH1034928A JP H1034928 A JPH1034928 A JP H1034928A JP 19333196 A JP19333196 A JP 19333196A JP 19333196 A JP19333196 A JP 19333196A JP H1034928 A JPH1034928 A JP H1034928A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク吐出圧力発生素子でインク内に気泡を
形成させてインク液滴を吐出させるインクジェット記録
ヘッドであって、気泡の成長方向とインクの吐出方向と
がほぼ同一方向であり、前記インク吐出圧力発生素子
が、インク流路内に設けられているインクジェット記録
ヘッドにおいて、吐出周波数を高くでき、高速印字が可
能な構造をもつ記録ヘッドを提供する。 【解決手段】 インク吐出圧力発生素子とインク液滴吐
出用オリフィスの吐出面との距離OHと、インク流路の
高さLHとの関係が OH≦LH になるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録方式に用いる記録液小滴を発生するためのインクジェ
ット記録ヘッド及びインクジェット記録ヘッドの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式(液体噴射記録
方式)に適用されるインクジェット記録ヘッドは、一般
に微細な記録液吐出口(以下、オリフィスと称す)、液
流路およびその液流路の一部に設けられる液体吐出エネ
ルギー発生部を複数備えている。そして、このようなイ
ンクジェット記録ヘッドで高品位の画像を得るために
は、前記オリフィスから吐出される記録液小滴がそれぞ
れの吐出口より常に同じ体積、吐出速度で吐出されるこ
とが望ましい。これを達成する方法として、特開平4−
10940号〜特開平4ー10942号公報において
は、インク吐出圧力発生素子(電気熱変換素子)に記録
情報に対応して駆動信号を印加し、電気熱変換素子にイ
ンクの核沸騰を越える急激な温度上昇を与える熱エネル
ギーを発生させ、インク内に気泡を形成させ、この気泡
を外気と連通させてインク液滴を吐出させる方法が開示
されている。
【0003】このような方法を実現するためのインクジ
ェット記録ヘッドとしては、電気熱変換素子とオリフィ
スとの距離(以下、「OH距離」と称す。)が短い方が
望ましい。また、前記方法においては、OH距離がその
吐出体積をほぼ決定するため、OH距離を正確に、また
再現よく設定できることが必要である。
【0004】従来、インクジェット記録ヘッドの製造方
法としては、特開昭57−208255号公報および特
開昭57−208256号公報に記載されている方法、
すなわち、インク吐出圧力発生素子が形成された基板上
にインク流路およびオリフィス部からなるノズルを感光
性樹脂材料を使用してパターン形成して、この上にガラ
ス板などの蓋を接合する方法や、特開昭61−1549
47号公報に記載されている方法、すなわち強アルカリ
や有機溶剤等の液体に溶解可能な樹脂でインク流路パタ
ーンを形成し、このパターンをエポキシ樹脂などで被覆
してこの樹脂を硬化し、基板を切断後に前記溶解可能な
樹脂パターンを溶出除去する方法等がある。しかし、こ
れらの方法は、いずれも気泡の成長方向と吐出方向とが
異なる(ほぼ垂直)タイプのインクジェット記録ヘッド
の製造方法である。そして、このタイプのヘッドにおい
ては、基板を切断することによりインク吐出圧力発生素
子とオリフィスとの距離が設定されるため、インク吐出
圧力発生素子とオリフィスとの距離の制御においては、
切断精度が非常に重要なファクターとなる。しかしなが
ら、切断は公知のICウエハーを切断するダイシングソ
ウー等の機械的手段にて行うことが一般的であり、高い
精度の安定した加工を再現性良く実現することは難し
い。
【0005】気泡の成長方向と吐出方向とがほぼ同じタ
イプのインクジェット記録ヘッドの製造方法としては、
特開昭58−8658号公報に記載されている方法、す
なわち、基体とオリフィスプレートとなるドライフィル
ムとをパターニングされた別のドライフィルムを介して
接合し、フォトリソグラフィーによってオリフィスを形
成する方法や、特開昭62−264957号公報に記載
されている方法、すなわち、インク吐出圧力発生素子が
形成された基板と電鋳加工により製造されるオリフィス
プレートとをパターニングされたドライフィルムを介し
て接合する方法等がある。しかし、これらの方法では、
いずれもオリフィスプレートを薄く(例えば20μm以
下)かつ均一に作成することは困難であり、たとえ作成
できたとしても、インク吐出圧力発生素子が形成された
基板との接合工程はオリフィスプレートの脆弱性により
きわめて困難となる。
【0006】図15に従来の方法により得られたインク
ジェット記録ヘッドの断面図を模式的に示した。図にお
いて11は基板、14はインク吐出圧力発生素子、15
はそのインク吐出圧力発生素子にエネルギーを与えるた
めの電極、17は被覆樹脂層で、この樹脂層と基板とに
囲まれてインク流路が形成されており、基板上のインク
吐出圧力発生素子に相対する被覆樹脂層の位置にインク
吐出口18が設けられている。
【0007】被覆樹脂層(オリフィスプレート)の厚さ
は前述のように極端に薄くすることはできず、吐出圧力
発生素子はかなり薄くできるので、インク流路の高さ
(流路を形成する基板とオリフィスプレート内面との距
離)LHと、インク吐出口の吐出面(オリフィスプレー
トの外面)と吐出圧力発生素子の上面との距離(前記O
H)とは、OH≧LHの関係にある。したがって図15
に示す従来の製造方法で得られるインクジェット記録ヘ
ッドでは、OH距離を短くすると、インク流路の高さも
同時に低くなりインク吐出圧力発生素子へのインク供給
が必ずしも十分に行うことができず、特に吐出周波数を
早くするとこれが顕著になることから、高い周波数(1
0kHz以上)の駆動が困難である。このような問題に
対し、従来の製造方法では、インク供給口をできるだけ
インク吐出圧力発生素子に近づける方法 すなわち、高
さの低いインク流路を短くすることで対応してきたが、
精度の限界及び、インク流路としての役割(多数配列さ
れたノズル同士の干渉を避ける)などから自ずと設計に
制約があり、根本的な改善には至らなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の諸点
に鑑み成されたものであって、インク吐出圧力発生素子
とオリフィス間の距離をきわめて高精度で短くかつ再現
良く設定可能で、さらにインク流路が十分な容積を確保
でき抵抗が小さくインク吐出圧力発生素子にインクを供
給でき、吐出周波数を高くして、高速印字が可能なイン
クジェット記録ヘッドの製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
1. 本発明はインク吐出圧力発生素子でインク内に気
泡を形成させてインク液滴を吐出させインク吐出圧力発
生素子に対向する吐出口が配されているインクジェット
記録ヘッドであって、前記インク吐出圧力発生素子が、
インク流路内に設けられ、該インク吐出圧力発生素子と
インク液滴吐出用オリフィスの吐出面との距離OHと、
該インク流路の高さLHとの関係が OH≦LH になるように構成されていることを特徴とするインクジ
ェット記録ヘッド及び 2. インク吐出圧力発生素子でインク内に気泡を形成
させてインク液滴を吐出させインク吐出圧力発生素子に
対向する側に吐出口が配されているインクジェット記録
ヘッドの製造方法において、前記インク吐出圧力発生素
子が、インク流路内に設けられ、該インク吐出圧力発生
素子とインク液滴吐出用オリフィスの吐出面との距離O
Hと、該インク流路の高さLHとの関係が OH≦LH になるように構成することを特徴とするインクジェット
記録ヘッドの製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を
詳細に説明する。
【0011】図1から図13は、本発明の基本的な態様
を示すための模式図であり、本発明の方法に係わるイン
クジェット記録ヘッドの構成とその製法の手順の一例が
示されている。
【0012】まず、本発明の方法には、ガラス、セラミ
ックス、プラスチックあるいは金属等からなる基板が用
いられる。このような基板の材質は、本発明の本質では
なく、流路構成部材の一部として機能し、インク吐出発
生素子および、後述するインク流路、インク吐出口を形
成する材料層の支持体として機能し得るものであれば、
特に限定されるものではない。以下基板にSi基板(ウ
エハー)を用いた場合で説明する。
【0013】(1)基板1の両面に例えばプラズマCV
D装置により、後述する加工に必要な耐エッチングマス
ク2としてSiN(またはSiO2 等)を図1のように
成膜形成する。
【0014】(2)SiN膜が形成された基板1の片面
側を、インク供給口3を形成する位置に合わせ、フォト
リソグラフィー技術によりSiN膜を図2のようにパタ
ーン形成する。
【0015】(3)図2のように形成されたSiN膜の
パターンをエッチングマスクとしてSiを湿式エッチン
グを行う。エッチング方法は、公知の方法で基板1とし
て用いるウエハーの結晶方位を利用して、いわゆる異方
性エッチングを行うのが好ましい。ウエハー面に<10
0>、厚さ方向に<111>の結晶方位を持つ場合、ア
ルカリ系(KOH、TMAH、ヒドラジン等)の異方性
エッチングにより、約54.7°の角度でエッチングが
進行して図3に示すインク供給口3が形成される。
【0016】(4)インク供給口が形成された面と反対
面側のSiN膜をインク吐出圧力発生素子4’を形成す
るパターンに対応して、(2)と同様の方法で、図4の
ように吐出圧力発生素子形成部4をパターン形成する。
【0017】(5)(3)と同様の異方性エッチングに
より、図5のように所望の深さにエッチングする。本発
明は、ここがポントで、設計値がOH≦LHとなるよう
な深さにエッチング加工する。
【0018】(6)エッチングマスクとして用いたSi
N膜を除去する(図6)。但しエッチングマスク用のS
iN膜は必ずしも除去する必要はなく、形成されたまま
でもなんら問題はない。
【0019】上記手順において、基板の両面の加工工程
の順番は特に限定されるものではなく、任意に選ぶこと
ができる。
【0020】図7は、(1)〜(6)の処理で得られた
基板1の模式的斜視図である。
【0021】(7)(5)の異方性エッチングで凸状に
形成されたインク吐出圧力発生素子形成部4に合わせ
て、電気熱変換素子あるいは圧電素子等のインク吐出圧
力発生素子4’と、これらの素子を動作させるための制
御信号入力用電極5とを図8のように配置形成する。こ
のような、インク吐出圧力発生素子4’によって記録液
小滴を吐出させるための吐出エネルギーがインク液に与
えられ、記録が行われる。例えば、上記インク吐出圧力
発生素子4’として電気熱変換素子が用いられる時に
は、この素子が近傍の記録インク液を加熱することによ
り、記録インク液に状態変化を生起させ吐出エネルギー
を発生する。また、例えば、圧電素子が用いられる時
は、この素子の機械的振動によって、吐出エネルギーが
発生する。なお、特に図示していないが、一般に吐出圧
力発生素子及び電極の一部には耐久性の向上を目的とし
て、保護膜層等の各種機能層が設けることができる。
【0022】(8)(7)で得られたインク吐出圧力発
生素子4’電極5等を含む基板1上に、強アルカリや有
機溶剤等の液体に溶解可能な樹脂でインク流路パターン
6を図9のように形成する。最も一般的な手段としては
感光性材料で形成する手段が挙げられるが、スクリーン
印刷法等の手段でも形成は可能である。感光性材料を使
用する場合は、インク流路パターンが溶解可能であるた
め、ポジ型レジストか、あるいは溶解性変化型のネガ型
レジストの使用が可能である。
【0023】レジスト層の形成方法としては、基板1上
にインク供給口3を設けてある場合には、この感光性材
料を適当の溶剤に溶解し、PETなどのフィルム上に塗
布、乾燥していわゆるドライフィルムを作成し、ラミネ
ートによって形成することができる。ドライフィルムと
しては、ポリメチルイソプロピルケトン、ポリビニルケ
トン等のビニルケトン系光崩壊性高分子化合物を用いる
と効果的である。なお、インク供給口3を本工程より後
の工程で形成するような場合には、スピンコート法、ロ
ールコート法等で形成可能である。
【0024】(9)(8)でインク流路パターンを形成
した溶解可能な樹脂材料層6上に、さらに被覆樹脂層7
を図10に示すようにスピンコート法、ロールコート法
等で形成する。ここで、この被覆樹脂層7を形成する工
程において必要とされるのは、溶解可能な樹脂材料層6
のパターンを変形させない等の材料特性である。すなわ
ち、被覆樹脂層7を溶剤に溶解し、これをスピンコー
ト、ロールコート等で形成する場合、インク流路形成用
の溶解可能な前記樹脂材料を溶解しないような溶剤を選
択する必要がある。被覆樹脂層7として、さらに感光特
性を有するものであれば、図11に示すようなフォトマ
スク100を用いてインク吐出圧力発生素子4’に対応
してインク吐出口8と電極5の外部接続部9をフォトリ
ソグラフィーで容易にかつ精度良く形成することが可能
である(図12)。上記形成が行われた後、被覆樹脂層
7の特性に応じて、光硬化、熱硬化等の硬化を行う。被
覆樹脂層7の材料としては、エポキシ樹脂のカチオン重
合硬化物が構造材料として優れた強度、密着性、耐イン
ク性を有しており、好適である。
【0025】(10)溶解可能な樹脂材料層6を溶剤等
により溶解除去し、インクジェット記録ヘッドとしての
機能が完成する(図13)。
【0026】なお本発明の方法においてはOH≦LHと
なるような構造を取ることが必要条件であることからイ
ンク吐出圧力発生素子が形成される面側の形状は、イン
ク流路形成部10のみを掘込んだ図14に示す形状をと
ることも可能である。
【0027】以上述べたように本発明によれば、インク
吐出圧力発生素子とオリフィス間距離をきわめて高い精
度で短くかつ再現良く設定可能で、高品位記録で、高速
印字が可能なインクジェット記録ヘッドを提供すること
ができる。
【0028】
【実施例】以下、上記手順(1)〜(10)に従った本
発明の方法の実施例を述べる。基板として〈100〉面
のSi基板を使用した。
【0029】(1)まずウエハー両面にプラズマCVD
装置により耐エッチングマスク2としてSiNを約1μ
m成膜した。
【0030】(2)SiN膜を形成した基板の片面に、
インク供給口を形成する位置に合わせて公知のフォトリ
ソグラフィー技術により図2のようなパターン形成を行
った。
【0031】(3)ウエハーの結晶方位を利用してTM
AHの異方性エッチングにより約54.7°の角度でエ
ッチングを進行させ、インク供給口3を形成した。
【0032】(4)インク供給口を形成した面と反対側
の面に、インク吐出圧力発生素子4’を形成するパター
ンに対応して、フォトリソグラフィー技術によりSiN
膜を図4のようにパターン形成した。
【0033】(5)(3)と同様の異方性エッチングに
より深さ20μmにエッチングした。
【0034】(6)エッチングマスクとして用いたSi
N膜をCF4,O2プラズマエッチングを用いて除去し
た。
【0035】(7)インク吐出圧力発生素子4’とし
て、厚さ1500Åの電気熱変換素子(材盾HfB2
と、これに連結した制御信号入力用電極5を図8のよう
に配置した。
【0036】(8)電気熱変換素子が配置された面に、
ポジ型ドライフィルムから成る厚さ30μmの感光層を
ラミネーションによって形成し、電気熱変換素子を設け
た基板上の液体流路形成予定部分に公知の方法で厚さ2
0μmのレリーフの樹脂材料層6を形成した。
【0037】(9)次にエポキシ樹脂を主成分とする硬
化性材料をアプリケーターを用いて40μmの厚さに塗
布し、硬化させて図10に示す被覆樹脂層7を形成し
た。ついで図11に示すフォトマスクを用いて、インク
吐出口8と電極の外部接続部9をフォトリソグラフィー
により図12のように形成した。さらに、基板の両面か
ら3000mJ/cm2 の量の紫外線を照射してポジ型
ドライフィルムの樹脂材料層6を可溶化した。
【0038】(10)上記基板を5%荷性ソーダ水溶液
中に浸積し、超音波洗浄槽中で約10分間樹脂材料層の
溶解除去操作を行い、その後純水で5分間洗浄し乾燥し
た。
【0039】このようにして得られたインクジェット記
録ヘッドのOHおよびLHはそれぞれ20μmおよび5
0μmで、OH≧LHを満足し、吐出周波数を20kH
zで駆動しても印字のカスレ、インクの不吐出がない高
品位な印字が得られた。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によってもた
らされる効果としては、インク流路の容積を十分確保し
流路抵抗を小さく保持しながらインク吐出圧力発生素子
とオリフィス間の距離を小さくできるので、微小なイン
ク液滴を高い周波数の駆動においても吐出特性の安定、
信頼性の高いインクジェット記録ヘッドが容易な方法で
製造できること、また本発明の製造方法で得られるイン
クジェット記録ヘッドを用いた記録装置は高速、高精細
で極めて高品位な印字が可能であることが挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する、両面に耐エッチングマスク
を形成した基板の模式的断面図である。
【図2】図1に示す基板の耐エッチングマスクにインク
供給口のパターンを形成した状態を示す模式的断面図で
ある。
【図3】図2に示す基板に、異方性エッチングを行っ
た、状態を示す模式断面図である。
【図4】図3に示す基板のインク吐出圧力発生素子を形
成する面側に耐エッチングマスクをパターニングした状
態を示す模式的断面図である。
【図5】図4に示す基板を異方性エッチングした状態を
示す模式的断面図である。
【図6】図5に示す基板両面の耐エッチングマスクを除
去した状態を示す模式的断面図である。
【図7】図6の模式的斜視図である。
【図8】図6の基板にインク吐出圧力発生素子と電極を
形成した状態を示す模式的断面図である。
【図9】図8の基板に溶解可能な樹脂層でインク流路パ
ターンを形成した状態を示す模式的断面図である。
【図10】図9の基板に被覆樹脂層を形成した状態を示
す模式的断面図である。
【図11】図10の基板の被覆樹脂層にインク吐出口及
び電極の外部取り出し部用のパターン露光を行なう状態
を示す模式的模式的断面図である。
【図12】図11のパター露光された被覆樹脂層を現像
した状態を示す模式的模式的断面図である。
【図13】図12の基板の溶解可能な樹脂層を溶出除去
し、インク流路パターンを形成した状態を示す模式的断
面図である。
【図14】本発明の他の実施形態である基板を示す模式
的斜視図である。
【図15】従来のインクジェット記録ヘッドの態様を示
す模式的断面図である。
【符号の説明】
1,11 基板 2 耐エッチングマスク 3 インク供給口 4 インク吐出圧力発生素子形成部 4’,14 インク吐出圧力発生素子 5,15 電極 6 溶解可能な樹脂層で形成されたインク流路 7,17 被覆樹脂層 8,18 インク吐出口 9 電極の外部取り出し部 10 インク流路部 100 フォトマスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク吐出圧力発生素子でインク内に気
    泡を形成させてインク液滴を吐出させインク吐出圧力発
    生素子に対向する側に吐出口が配されているインクジェ
    ット記録ヘッドであって、前記インク吐出圧力発生素子
    が、インク流路内に設けられ、該インク吐出圧力発生素
    子と、インク液滴吐出用オリフィスの吐出面との距離O
    Hと、該インク流路の高さLHとの関係が、 OH≦LH になるように構成されていることを特徴とするインクジ
    ェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 インク吐出圧力発生素子でインク内に気
    泡を形成させてインク液滴を吐出させインク吐出圧力発
    生素子に対向する側に吐出口が配されているインクジェ
    ット記録ヘッドの製造方法において、前記インク吐出圧
    力発生素子が、インク流路内に設けられ、該インク吐出
    圧力発生素子と、インク液滴吐出用オリフィスの吐出面
    との距離OHと、該インク流路の高さLHとの関係が、 OH≦LH になるように構成することを特徴とするインクジェット
    記録ヘッドの製造方法。
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