JPH10341135A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
- Publication number
- JPH10341135A JPH10341135A JP10066507A JP6650798A JPH10341135A JP H10341135 A JPH10341135 A JP H10341135A JP 10066507 A JP10066507 A JP 10066507A JP 6650798 A JP6650798 A JP 6650798A JP H10341135 A JPH10341135 A JP H10341135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- saw
- port
- acoustic wave
- surface acoustic
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/30—Time-delay networks
- H03H9/42—Time-delay networks using surface acoustic waves
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/70—Multiple-port networks for connecting several sources or loads, working on different frequencies or frequency bands, to a common load or source
- H03H9/72—Networks using surface acoustic waves
- H03H9/725—Duplexers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/05—Holders; Supports
- H03H9/0538—Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
- H03H9/0566—Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements for duplexers
- H03H9/0576—Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements for duplexers including surface acoustic wave [SAW] devices
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
- H03H9/6423—Means for obtaining a particular transfer characteristic
- H03H9/6433—Coupled resonator filters
- H03H9/6436—Coupled resonator filters having one acoustic track only
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/70—Multiple-port networks for connecting several sources or loads, working on different frequencies or frequency bands, to a common load or source
- H03H9/72—Networks using surface acoustic waves
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H2250/00—Indexing scheme relating to dual- or multi-band filters
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/0023—Balance-unbalance or balance-balance networks
- H03H9/0028—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices
- H03H9/0033—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having one acoustic track only
- H03H9/0042—Balance-unbalance or balance-balance networks using surface acoustic wave devices having one acoustic track only the balanced terminals being on opposite sides of the track
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/02535—Details of surface acoustic wave devices
- H03H9/02543—Characteristics of substrate, e.g. cutting angles
- H03H9/02551—Characteristics of substrate, e.g. cutting angles of quartz substrates
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
る必要がなく、小型で低損失であり、通過帯域内VSW
Rの劣化が生じ難い、2以上の帯域をカバーし得る弾性
表面波装置を提供する。 【解決手段】 入力端子IN1 ,IN2 に、それぞれ、
通過帯域が相対的に高い周波数領域にある第1のSAW
フィルタ22と、通過帯域が相対的に低い周波数領域に
ある第2のSAWフィルタ23とを接続し、第1,第2
のSAWフィルタ22,23の出力側を接続点24で接
続して出力端子OUTに接続し、第1のSAWフィルタ
22と接続点24との間に、反共振周波数が第1のSA
Wフィルタ22の通過帯域よりも高周波数側となるよう
に第1の一端子対SAW共振子26,27を接続し、第
2のSAWフィルタ23と接続点24との間に反共振周
波数が第2のSAWフィルタ23の通過帯域よりも高周
波数側となるように第2の一端子対SAW共振子25を
接続してなる弾性表面波装置21。
Description
ルタを組み合わせてなる弾性表面波装置に関し、より詳
細には、2以上の通過帯域を有するフィルタとして用い
ることができ、例えば移動体通信機器等に好適に利用可
能な弾性表面波装置に関する。
でおり、例えば、2つ以上の通信システムを持つマルチ
バンド対応の携帯電話が検討されている。このような携
帯電話を実現するには、2つ以上の帯域をカバーし得る
広帯域のバンドパスフィルタが必要となる。しかしなが
ら、2つ以上の帯域をカバーし得る、低損失かつ広帯域
のフィルタを単一の素子で実現することは困難であっ
た。
合わせて1つの部品とすることにより、2つ以上の帯域
をカバーし得るフィルタ装置を構成することが試みられ
ている。
は、複数のバンドパスフィルタを組み合わせてなる分波
器が開示されている。この先行技術に開示されている分
波器の構成を略図的に図1に示す。
帯域が相対的に高い周波数領域にある第1のバンドパス
フィルタ2と、通過帯域が相対的に低い周波数領域にあ
る第2のバンドパスフィルタ3とが、それぞれ、接続さ
れている。第1,第2のバンドパスフィルタ2,3の出
力端は、接続点4で接続されている。なお、第1,第2
のバンドパスフィルタ2,3のうち、少なくとも第2の
バンドパスフィルタ3がSAWフィルタにより構成され
ている。
少なくとも1個の一端子対SAW共振子5が直列接続さ
れている。一端子対SAW共振子5の反共振周波数は、
第1のバンドパスフィルタ2の通過帯域内または第1,
第2のバンドパスフィルタ2,3の通過帯域間に位置す
る。すなわち、一端子対SAW共振子5を用いることに
より、通過帯域の異なる第1,第2のバンドパスフィル
タ2,3のうち、通過帯域が相対的に低い周波数領域に
ある第2のバンドパスフィルタ3の高域側における減衰
量の拡大が図られるとされている。さらに、第2のバン
ドパスフィルタ3側のインピーダンス整合用外部回路を
簡略化することができるとされている。従って、インピ
ーダンス整合用伝送線路6を、第1のバンドパスフィル
タ2側に設けるだけでよく、第2のバンドパスフィルタ
3側にはインピーダンス整合のための大きな伝送線路を
形成する必要がない。
分波器において、第1のバンドパスフィルタ2側に、イ
ンピーダンス整合用の伝送線路6を接続する場合、所望
の電気長の伝送線路を形成するには比較的大きなスペー
スが必要となる。従って、分波器全体のサイズが大きく
なるという問題があった。
W装置用パッケージに上記先行技術に記載の構成を内蔵
した場合には、所望の特性インピーダンスを得るには伝
送線路6の幅を極端に細くする必要がある。その結果、
線路長分の抵抗損失により挿入損失が劣化するおそれが
あった。加えて、パッケージの面積または高さが大きく
なり、その点からもコストが増大するという問題もあっ
た。
を解消し、2以上のバンドパスフィルタを組み合わせる
ことにより2以上の帯域をカバーし得るように構成され
ている弾性表面波装置であって、インピーダンス整合の
ための伝送線路を用いる必要がなく、小型でかつ低損失
であり、さらに安価な弾性表面波装置を提供することに
ある。
願平8−58036号には、異なる通過帯域周波数特性
を有する2つのSAWフィルタの入力または出力を接続
点で接続し、さらに、通過帯域が高い周波数領域にある
SAWフィルタと接続点との間に、相手方SAWフィル
タのインピーダンスを高くするための手段として、一端
子対SAW共振子及びコンデンサを設けることにより、
挿入損失の低減及びインピーダンス整合用伝送線路の省
略を果たした弾性表面波装置が提案されている。この構
成を、図2を参照して説明する。
的に高い周波数領域にある第1のSAWフィルタ12
と、通過帯域が相対的に低い周波数領域にある第2のS
AWフィルタ13とが用いられている。第1,第2のS
AWフィルタ12,13は、出力側の接続点14で接続
されている。なお、IN1 ,IN2 は入力端を、OUT
は出力端を示す。従って、第1,第2のSAWフィルタ
12,13は、出力端側の接続点14と、入力端IN
1 ,IN2 との間で並列に接続されている。ここでは、
第1,第2のSAWフィルタ12,13と接続点14と
の間に、それぞれ、一端子対SAW共振子15,16が
直列に接続されている。さらに、一端子対SAW共振子
15と接続点14との間にコンデンサ17が直列に接続
されている。
ンサ17は、第1のSAWフィルタ12の出力側端子に
おいて、相手方フィルタすなわち第2のSAWフィルタ
13のインピーダンスを高くするための手段として設け
られており、該一端子対SAW共振子15及びコンデン
サ17により、第1,第2のSAWフィルタ12,13
の挿入損失の劣化が抑制され、第1のSAWフィルタ1
2において通過帯域よりも高周波数側における減衰量の
拡大が図られるとされている。さらに、第1,第2のS
AWフィルタ12,13、一端子対SAW共振子15,
16及びコンデンサ17を単一の圧電基板上に構成する
ことにより、小型化及び低コスト化を進めることが可能
であるとされている。
ば、インターデジタル電極構造により圧電基板上に構成
した場合、上記作用を果たすための十分な静電容量を得
るには、大きな面積を必要とし、圧電基板のサイズが大
きくならざるを得なかった。加えて、同一圧電基板上の
他のSAWフィルタ13などへの影響がないように、コ
ンデンサ17を構成しなければならないため、チップ上
における各素子の配置が複雑になるという問題もあっ
た。従って、インピーダンス整合用の伝送線路を用いる
必要はないものの、やはり、弾性表面波装置のチップサ
イズの低減には限界があった。
第2のSAWフィルタ13の損失の劣化をより低減する
ために、コンデンサ17の静電容量を小さくした場合に
は、通過帯域におけるVSWRが劣化するという問題も
あった。
表面波装置の問題点に鑑み、より一層小型に構成するこ
とができ、低損失であり、かつ通過帯域におけるVSW
Rなどの特性の劣化が生じ難い弾性表面波装置について
鋭意検討した結果、本発明をなすに至った。
のSAWフィルタを接続してなる弾性表面波装置であっ
て、通過帯域が相対的に高い周波数領域にある第1のS
AWフィルタと、通過帯域が相対的に低い周波数領域に
ある第2のSAWフィルタとを備え、第1,第2のSA
Wフィルタの一端が、それぞれ第1,第2の入力端また
は出力端とされており、第1,第2のSAWフィルタの
他端が接続点で接続され出力端または入力端とされてお
り、前記第1のSAWフィルタと前記接続点との間に直
列接続されており、かつ反共振周波数が第1のSAWフ
ィルタの通過帯域よりも高周波数側となるように構成さ
れている少なくとも1つの第1の一端子対SAW共振子
と、前記第2のSAWフィルタと前記接続点との間に直
列接続されており、かつ反共振周波数が第2のSAWフ
ィルタの通過帯域よりも高周波数側となるように構成さ
れている少なくとも1つの第2の一端子対SAW共振子
とをさらに備えることを特徴とする。
SAW共振子及び第2の一端子対SAW共振子のうち少
なくとも一方が複数段構成を有し、該複数段の一端子対
SAW共振子のうち、少なくとも1つの一端子対SAW
共振子のインターデジタルトランスデューサの波長が、
該複数段の一端子対SAW共振子の残りの一端子対SA
W共振子のインターデジタルトランスデューサの波長と
異なることを特徴とする。
端子対SAW共振子及び第2の一端子対SAW共振子の
うち少なくとも一方が複数段構成を有し、該複数段構成
の一端子対SAW共振子のうち、少なくとも1つの一端
子対SAW共振子の反射器の電極指の本数が、該複数段
の一端子対SAW共振子の残りの一端子対SAW共振子
の反射器の電極指の本数と異なることを特徴とする。
1,第2のSAWフィルタ、第1,第2の一端子対SA
W共振子は、同一圧電基板に構成され、それによってよ
り一層小型化が図られる。
性表面波装置を用いた通信機であって、一端側にアンテ
ナに接続される第1のポートと、他端側に送信機または
受信機に接続される第2,第3のポートが設けられてい
る弾性表面波装置と、前記弾性表面波装置の第2,第3
のポートに接続された送信または受信回路とを備え、前
記弾性表面波装置が、第1,第2のポート間に接続され
ており、通過帯域が相対的に高い周波数領域にある第1
のSAWフィルタと、第1,第3のポート間に接続され
ており、かつ通過帯域が相対的に低い周波数領域にある
第2のSAWフィルタと、第1のポートと第2のポート
との間において、前記第1のSAWフィルタに直列に接
続されており、かつ反共振周波数が第1のSAWフィル
タの通過帯域よりも高周波数側となるように構成されて
いる少なくとも1つの第1の一端子対SAW共振子と、
第1のポートと第3のポートの間において前記第2のS
AWフィルタに直列に接続されており、かつ反共振周波
数が第2のSAWフィルタの通過帯域よりも高周波側と
なるように構成されている少なくとも1つの第2の一端
子対SAW共振子とを備えることを特徴とする、通信機
である。
係る弾性表面波装置の非限定的な実施例につき説明す
る。
波装置の回路構成を示す図である。弾性表面波装置21
は、通過帯域が異なる第1のSAWフィルタ22と、第
2のSAWフィルタ23とを出力側で接続点24におい
て接続した構成を有する。すなわち、入力端IN1 に、
相対的に通過帯域が高周波数領域にある第1のSAWフ
ィルタ22が接続されており、入力端IN2 に相対的に
通過帯域が低周波数領域にある第2のSAWフィルタ2
3が接続されている。
面波装置の具体的な構成を示す模式的平面図であり、図
18は、該弾性表面波装置をパッケージ内に収納してな
る構造を示す断面図である。
置21は、矩形の圧電基板31を用いて構成されてい
る。圧電基板31は、チタン酸ジルコン酸鉛系セラミッ
クスなどの圧電セラミックス、あるいは水晶、LiTa
O3 、LiNbO3 などの圧電単結晶により構成するこ
とができ、本実施例では、36°Y−X LiTaO3
基板により構成されている。
N2 が導電膜を形成することにより構成されている。入
力端子IN1 には、第1のSAWフィルタ22が接続さ
れている。SAWフィルタ22は、3個のIDT22a
〜22cを有する。中央のIDT22bの一方のくし歯
電極が入力端IN1 に接続されており、他方のくし歯電
極は接地されている。また、IDT22a,22cの一
方のくし歯電極が接地されており、他方のくし歯電極
は、接続点32に接続されている。IDT22a〜22
cの設けられている領域の表面波伝搬方向両側には反射
器22d,22eが形成されている。
フィルタ23が接続されている。第2のSAWフィルタ
23は、3個のIDT23a〜23cを有する。中央の
IDT23bの一方のくし歯電極が接地されており、他
方のくし歯電極は、後述するSAW共振子25に接続さ
れている。IDT23a,23cの一方のくし歯電極が
接地されており、他方のくし歯電極が接続点33に接続
されており、該接続点33が入力端子IN2 に接続され
ている。
域の表面波伝搬方向両側には、反射器23d,23eが
形成されている。また、接続点32と接続点24との間
に一端子対SAW共振子26,27が直列に接続されて
いる。一端子対SAW共振子26は、IDT26aと、
IDT26aの表面波伝搬方向両側に配置された反射器
26b,26cとを有する。一端子対SAW共振子27
についても、同様に、中央に配置されたIDT27a
と、両側に配置された反射器27b,27cとを有す
る。一端子対SAW共振子27の一端が接続点24に接
続されている。
IDT23bの一方のくし歯電極と、接続点24との間
に、一端子対SAW共振子25が接続されている。一端
子対SAW共振子25は、中央に配置されたIDT25
aと、その両側に配置された反射器25b,25cとを
有する。
ている。上記圧電基板31上に形成された第1,第2の
SAWフィルタ22,23、一端子対SAW共振子25
〜27、入力端子IN1 ,IN2 及び出力端子OUT
は、何れも、圧電基板31上に、Alなどの導電性材料
をパターニングすることにより形成されている。
述した実施例の各素子を構成することにより、複数の通
過帯域を有する弾性表面波装置21の小型化を容易に図
ることができる。また、上記各電極は、Alなどの導電
性材料を圧電基板31上においてパターニングすること
により同時に形成することができるため、製造工程が煩
雑化することもない。
に示すように、通常の弾性表面波フィルタと同様にパッ
ケージに内蔵させることができる。すなわち、図18に
示す弾性表面波装置34では、絶縁性セラミックスより
なるパッケージ35内に弾性表面波装置21が収納され
ている。パッケージ35は、絶縁性セラミックスよりな
るセラミック基板35a上に矩形枠状の枠材35b,3
5cを積層してなるパッケージ本体35dを有する。パ
ッケージ本体35dの開口35e内に弾性表面波装置2
1が配置され、かつセラミック基板35aに固定されて
いる。弾性表面波装置21の入力端子、出力端子並びに
アース電位に接続される電極(図17に斜線のハッチン
グを付して示した電極)は、適宜、ボンディングワイア
36a,36bなどにより、パッケージ本体35dに形
成されている外部との接続のための電極に電気的に接続
される。なお、開口35eは、金属よりなる蓋材37に
より閉成されている。
性表面波装置21は、従来から慣用されている弾性表面
波装置をパッケージ化するためのパッケージ35を用い
て通常の弾性表面波装置と同様にパッケージ内蔵型電子
部品として提供することができる。
870〜885MHzであり、図4に、第1のSAWフ
ィルタ22の通過帯域内外の周波数振幅特性を示す。ま
た、図5(a)及び(b)は、第1のSAWフィルタ2
2の、それぞれ、入力側及び出力側におけるインピーダ
ンススミスチャートを示す。
域が810〜828MHzであり、図6に第2のSAW
フィルタ23の通過帯域内外の周波数振幅特性を示す。
また、図7(a)及び(b)は、第2のSAWフィルタ
23の、それぞれ、入力側及び出力側におけるインピー
ダンススミスチャートを示す図である。
と、接続点24との間には、複数段の一端子対SAW共
振子、すなわち第1の一端子対SAW共振子26,27
が直列に接続されている。ここで、一端子対SAW共振
子26,27は、その反共振周波数が、第1のSAWフ
ィルタ22の通過帯域よりも高周波数側に位置するよう
に、第1のSAWフィルタ22に直列に接続されてい
る。
SAW共振子27とは同様に構成されており、図8に一
端子対SAW共振子26の周波数振幅特性を代表して示
すこととする。
AWフィルタ22の出力側に、上記2段の一端子対SA
W共振子26,27を直列接続した構成の、それぞれ、
入力端及び出力端における通過帯域内外のインピーダン
ススミスチャートを示す図である。
ンピーダンススミスチャートを示す図5(b)と図9
(b)とを比較すると、図9(b)では、一端子対SA
W共振子26,27を接続したことにより、810〜8
28MHzにおけるインピーダンスが高くなっているこ
とがわかる。
Wフィルタ22が接続されている本実施例における第1
のSAWフィルタ22側における通過帯域内外の周波数
振幅特性及びVSWRを示す。ここで、接続点24とア
ース電位との間には、10nHのインピーダンス整合用
インダクタンス素子28が接続されている。また、第2
のSAWフィルタ23の入力側は50Ωで終端されてい
る。
の右側に示すスケールで拡大した特性であり、以下の図
12〜図16においても同様に、破線は拡大された周波
数振幅特性を示すものとする。
示したように、第1のSAWフィルタ12の出力側に一
端子対SAW共振子15を直列接続し、さらに5.5p
Fのコンデンサ17を直列接続した場合の、それぞれ、
入力側及び出力側の通過帯域内外のインピーダンススミ
スチャートを示す。ここで、一端子対SAW共振子15
としては、一端子対SAW共振子26と同一の特性のも
のが用いられている。
15及びコンデンサ17を接続したことにより、810
〜828MHzにおけるインピーダンスが、図9(b)
に示すインピーダンススミスチャートの場合と同様に高
くなっていることがわかる。しかしながら、図11
(b)に示すインピーダンススミスチャートでは、通過
帯域のインピーダンスでは、50Ω純抵抗から容量性へ
のインピーダンスのずれが、図9(b)に示すインピー
ダンススミスチャートの場合に比べて大きくなっている
ことがわかる。
おける第1のSAWフィルタ12側における通過帯域内
外の周波数振幅特性である。ここでは、並列接続点14
とアース電位との間には10nHのインピーダンス整合
用インダクタンス素子18が接続されており、かつ第2
のSAWフィルタ13の入力側は50Ωで終端されてい
る。
示す本実施例の弾性表面波装置では、一端子対SAW共
振子のみを用いることにより、SAWフィルタ及びコン
デンサを用いた従来例に比べて、挿入損失を同程度以下
に抑制し得ることがわかる。また、通過帯域におけるV
SWRについては、図10に示した本実施例の弾性表面
波装置の方が、図12に示した従来例に比べて小さく、
その差が0.5となっていることがわかる。さらに、図
10に示した本実施例の弾性表面波装置の周波数振幅特
性では、通過帯域における高周波数側の減衰量も、図1
2に示した従来例の場合に比べて約3dB大きいことが
わかる。
性表面波装置における第2のSAWフィルタ23の通過
帯域内外の周波数振幅特性を示す。ここで、並列接続点
24とアース電位との間には、10nHのインピーダン
ス整合用インダクタンス素子28が接続されており、か
つ第1のSAWフィルタ22の入力側は50Ωで終端さ
れている。
27を用い、第1のSAWフィルタ22の出力側の81
0〜828MHzにおけるインピーダンスを高めること
により、第2のSAWフィルタ23側においても、良好
な通過帯域特性及び減衰特性が得られていることがわか
る。
路図に従って接続された際の第1のSAWフィルタ側に
おける通過帯域内外の周波数振幅特性であり、ここで
は、2段の一端子対SAW共振子26,27のうち、一
方の一端子対SAW共振子のIDTの波長を他方の一端
子対SAW共振子のIDTの波長と異ならせ、周波数を
2.5MHz高くしている。また、並列接続点24とア
ース電位との間には、10nHのインピーダンス整合用
インダクタンス素子28が接続されており、かつ第2の
SAWフィルタ23の入力側は50Ωで終端されてい
る。
は、通過帯域内のリップルが低減されていることがわか
る。すなわち、一端子対SAW共振子では、IDTの両
側に備えられた反射器の影響により、第1のSAWフィ
ルタ22の通過帯域内にリップルが発生する。従って、
同一特性の一端子対SAW共振子26,27を直列接続
し2段構成とすると、そのリップルがより強く表れるこ
とになる。そこで、図14に示す変形例では、一端子対
SAW共振子26と、一端子対SAW共振子27との周
波数を異ならせることにより、上記通過帯域内のリップ
ルが相殺されており、結果として、通過帯域内リップル
が低減されている。なお、本変形例では、一端子対SA
W共振子26,27におけるIDTの波長を異ならせて
いたが、それに代えて、あるいはこれに加えて、一端子
対SAW共振子26の反射器の電極指の本数を、一端子
対SAW共振子27の反射器の電極指の本数と異ならせ
てもよく、同様に通過帯域内リップルを低減することが
できる。
波装置の通過帯域内外の周波数振幅特性を示す。この弾
性表面波装置は、第1のSAWフィルタ22の出力端
と、第2のSAWフィルタ23の出力端とを直接接続し
た構成を有し、図15は、この場合の第1のSAWフィ
ルタ22側における通過帯域内外の周波数振幅特性を示
す。なお、ここで、第1,第2のSAWフィルタの接続
点とアースとの間には、10nHインピーダンス整合用
インダクタンス素子が接続されており、かつ第2のSA
Wフィルタ23の入力側は50Ωで終端されている。
らかなように、図15に示す周波数振幅特性では、第1
のSAWフィルタにおける損失の劣化は小さいものの、
通過帯域内VSWRが大きくなり及び通過帯域の高周波
数側における減衰量が小さくなっていることがわかる。
較のために用意した弾性表面波装置の第2のSAWフィ
ルタ側における通過帯域内外の周波数振幅特性を示す。
ここで、並列接続点とアース電位との間には10nHの
インピーダンス整合用インダクタンス素子が接続されて
おり、かつ第1のSAWフィルタ22の入力側は50Ω
で終端されている。
かなように、図16では、第2のSAWフィルタ23に
おける挿入損失が大きいことがわかる。図19は、本発
明に係る弾性表面波装置を用いた構成された通信機の一
例を示す回路図である。
置21と、送信もしくは受信回路45,46とが備えら
れている。弾性表面波装置21は、アンテナ42に接続
される第1のポート21Aを有する。ポート21Aは、
入力端または出力端を構成する。また、弾性表面波装置
21は、第2,第3のポート21B,21Cを備える。
第2,第3のポート21B,21Cは、出力端または入
力端を構成するものである。
した実施例の弾性表面波装置と同様に、通過帯域が異な
る第1のSAWフィルタ22と、第2のSAWフィルタ
23とが構成されている。
相対的に高い周波数領域にあり、第2のSAWフィルタ
23は、通過帯域が相対的に低い周波数領域にある。前
述した第1のポート21Aと、第2のポート21Bとの
間には、上記第1のSAWフィルタ22が接続されてい
る。また、第1のSAWフィルタ22と直列に、少なく
とも1つの、本実施例では、2個の第1の一端子対SA
W共振子26,27が直列に接続されている。この一端
子対SAW共振子26,27は、反共振周波数が、第1
のSAWフィルタ22の通過帯域よりも高周波数側とな
るように構成されている。
21Cとの間には、上記第2のSAWフィルタ23が接
続されており、かつ第2のSAWフィルタ23と直列に
第2の一端子対SAW共振子25が接続されている。第
2の一端子対SAW共振子25は、その反共振周波数
が、第2のSAWフィルタ23の通過帯域よりも高周波
側となるように構成されている。また、第2の一端子対
SAW共振子25は、複数直列に接続されていてもよ
い。
に示した弾性表面波装置とほぼ同様に構成されているの
で、弾性表面波装置21の具体的な構成及び作用につい
ては、図3を参照して行った説明を引用することによ
り、省略する。
1の第1のポート21Aが、アンテナ42に対し、アン
テナ線43により接続されている。他方、第2,第3の
ポート21B,21Cが、送信または受信回路45,4
6に接続されている。なお、送信または受信回路とは、
送信回路及び受信回路のいずれであってもよいことを意
味する。すなわち、第2,第3のポート21B,21C
には、送信回路45,46が接続されてもよく、受信回
路45,46が接続されてもよく、送信回路45及び受
信回路46あるいは送信回路46及び受信回路45が接
続されていてもよい。このように、弾性表面波装置21
を用いることにより、小型であり、かつ弾性表面波装置
21の利点を活かした通信機を容易に構成することがで
きる。
装置では、通過帯域が異なる第1,第2のSAWフィル
タの一端が、それぞれ第1,第2の入力端または出力端
とされており、他端が接続点で接続されて出力端または
入力端とされている構成において、第1のSAWフィル
タと上記接続点との間に、反共振周波数が第1のSAW
フィルタの通過帯域よりも高周波数側となるように少な
くとも1つの第1の一端子対SAW共振子が接続されて
おり、第2のSAWフィルタと上記接続点との間に、そ
の反共振周波数が第2のSAWフィルタの通過帯域より
も高周波数側となるように少なくとも1つの第2の一端
子対SAW共振子が直列に接続されているため、第1の
一端子対SAW共振子により、第2のSAWフィルタの
通過帯域における第1のSAWフィルタのインピーダン
スが高められ、第2の一端子対SAW共振子により第1
のSAWフィルタの通過帯域における第2のSAWフィ
ルタのインピーダンスが高められる。従って、第1,第
2のSAWフィルタの挿入損失の劣化を抑制しつつ、そ
れぞれの通過帯域よりも高周波数側における減衰量の拡
大が図られる。
コンデンサとを用いた未だ公知ではない先行技術に記載
の構成では、コンデンサ構成部分により圧電基板サイズ
が大きくなるという問題があったのに対し、一端子対S
AW共振子を用いた本発明の構成によれば、圧電基板の
サイズを大きくすることなく、第1のSAWフィルタの
挿入損失の低減及び通過帯域内VSWRの劣化を抑制す
ることができる。
2の一端子対SAW共振子のうち、少なくとも一方を複
数段構成とし、該複数段の一端子対SAW共振子におい
て、少なくとも1つの一端子対SAW共振子のIDTの
波長を、他の一端子対SAW共振子のIDTの波長と異
ならせた場合には、第1のSAWフィルタの通過帯域内
リップルを効果的に低減することができる。
対SAW共振子を複数段備えた構成において、少なくと
も1つの一端子対SAW共振子の反射器の電極指の本数
を、他の一端子対SAW共振子の反射器の電極指の本数
と異ならせた場合においても、同様に、第1,第2のS
AWフィルタの通過帯域内リップルを効果的に低減する
ことができる。
AWフィルタ及び第1,第2の一端子対SAW共振子を
単一の圧電基板に構成した場合には、圧電基板10にお
いて、各素子を構成するための電極を容易に形成し得る
ため、製造工程を煩雑化させることなく、本発明の弾性
表面波装置を構成することができると共に、本発明に係
る弾性表面波装置の小型化及び低コスト化をより一層進
めることが可能となる。
の発明に係る弾性表面波装置を2つの送信または受信回
路と接続することにより、ダイバーシティ方式の通信機
に適した通信機を構成することができる。この場合、本
発明に係る弾性表面波装置を用いているため、通過帯域
近傍における素子域の減衰量を増大させることができ、
従って、選択度に優れた通信機を構成することができる
と共に、各SAWフィルタ及び一端子対SAW共振子を
単一の圧電基板上に構成することができるので、その場
合には、小型であり、かつ選択度に優れた通信機を容易
に構成することができる。
接続してなる従来の弾性表面波装置を説明するための回
路図。
接続してなる従来の弾性表面波装置の他の例を示す回路
図。
図。
ルタの周波数振幅特性を示す図。
ける第1のSAWフィルタの外側の2個のIDTを含む
側の端子とその反対側の端子におけるインピーダンスス
ミスチャートを示す図。
ルタの周波数振幅特性を示す図。
ける第2のSAWフィルタ側の2個の外側のIDTを含
む側の端子及びその反対側の端子におけるインピーダン
ススミスチャートを示す図。
AW共振子の周波数振幅特性を示す図。
実施例において、第1のSAWフィルタに第1の一端子
対SAW共振子2段を直列接続した構成の入力端及び出
力端におけるインピーダンススミスチャートを示す図。
ィルタ22側における周波数振幅特性及びVSWRを示
す図。
波装置において、第1のSAWフィルタの出力側に一端
子対SAW共振子を接続し、さらにコンデンサを直列接
続した場合の通過帯域内外のインピーダンススミスチャ
ートを示す図。
SAWフィルタ側における通過帯域内外の周波数振幅特
性及びVSWRを示す図。
る第2のSAWフィルタの周波数振幅特性及びVSWR
を示す図。
例における第1のSAWフィルタ側における周波数振幅
特性及びVSWRを示す図。
のSAWフィルタ側における周波数振幅特性及びVSW
Rを示す図。
のSAWフィルタ側における周波数振幅特性及びVSW
Rを示す図。
的な構造例を説明するための模式的平面図。
内に収納した構造を説明するための断面図。
れた通信機の一例を説明するための回路図。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のSAWフィルタを接続してなる弾
性表面波装置であって、 通過帯域が相対的に高い周波数領域にある第1のSAW
フィルタと、 通過帯域が相対的に低い周波数領域にある第2のSAW
フィルタとを備え、 第1,第2のSAWフィルタの一端が、それぞれ第1,
第2の入力端または出力端とされており、第1,第2の
SAWフィルタの他端が接続点で接続され出力端または
入力端とされており、 前記第1のSAWフィルタと前記接続点との間に直列接
続されており、かつ反共振周波数が第1のSAWフィル
タの通過帯域よりも高周波数側となるように構成されて
いる少なくとも1つの第1の一端子対SAW共振子と、 前記第2のSAWフィルタと前記接続点との間に直列接
続されており、かつ反共振周波数が第2のSAWフィル
タの通過帯域よりも高周波数側となるように構成されて
いる少なくとも1つの第2の一端子対SAW共振子とを
さらに備えることを特徴とする、弾性表面波装置。 - 【請求項2】 第1の一端子対SAW共振子及び第2の
一端子対SAW共振子のうち少なくとも一方が複数段構
成を有し、該複数段の一端子対SAW共振子のうち、少
なくとも1つの一端子対SAW共振子のインターデジタ
ルトランスデューサの波長が、該複数段の一端子対SA
W共振子の残りの一端子対SAW共振子のインターデジ
タルトランスデューサの波長と異なることを特徴とす
る、請求項1に記載の弾性表面波装置。 - 【請求項3】 前記第1の一端子対SAW共振子及び第
2の一端子対SAW共振子のうち少なくとも一方が複数
段構成を有し、該複数段構成の一端子対SAW共振子の
うち、少なくとも1つの一端子対SAW共振子の反射器
の電極指の本数が、該複数段の一端子対SAW共振子の
残りの一端子対SAW共振子の反射器の電極指の本数と
異なることを特徴とする、請求項1または2に記載の弾
性表面波装置。 - 【請求項4】 第1,第2のSAWフィルタ及び第1,
第2の一端子対SAW共振子が、単一の圧電基板に構成
されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに
記載の弾性表面波装置。 - 【請求項5】 一端側にアンテナに接続される第1のポ
ートと、他端側に送信機または受信機に接続される第
2,第3のポートが設けられている弾性表面波装置と、 前記弾性表面波装置の第2,第3のポートに接続された
送信または受信回路とを備え、 前記弾性表面波装置が、 第1,第2のポート間に接続されており、通過帯域が相
対的に高い周波数領域にある第1のSAWフィルタと、
第1,第3のポート間に接続されており、かつ通過帯域
が相対的に低い周波数領域にある第2のSAWフィルタ
と、 第1のポートと第2のポートとの間において、前記第1
のSAWフィルタに直列に接続されており、かつ反共振
周波数が第1のSAWフィルタの通過帯域よりも高周波
数側となるように構成されている少なくとも1つの第1
の一端子対SAW共振子と、 第1のポートと第3のポートの間において前記第2のS
AWフィルタに直列に接続されており、かつ反共振周波
数が第2のSAWフィルタの通過帯域よりも高周波側と
なるように構成されている少なくとも1つの第2の一端
子対SAW共振子とを備えることを特徴とする、通信
機。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06650798A JP3849289B2 (ja) | 1997-04-10 | 1998-03-17 | 弾性表面波装置 |
US09/056,273 US6057744A (en) | 1997-04-10 | 1998-04-07 | Surface acoustic wave device with mutiple pass bands |
CA002234513A CA2234513C (en) | 1997-04-10 | 1998-04-09 | Surface acoustic wave device |
EP98400891A EP0871288B1 (en) | 1997-04-10 | 1998-04-10 | Surface acoustic wave device |
KR1019980012809A KR100280611B1 (ko) | 1997-04-10 | 1998-04-10 | 탄성표면파장치 |
DE69841878T DE69841878D1 (de) | 1997-04-10 | 1998-04-10 | Akustische Oberflächenwellenanordnung |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9242797 | 1997-04-10 | ||
JP9-92427 | 1997-04-10 | ||
JP06650798A JP3849289B2 (ja) | 1997-04-10 | 1998-03-17 | 弾性表面波装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10341135A true JPH10341135A (ja) | 1998-12-22 |
JP3849289B2 JP3849289B2 (ja) | 2006-11-22 |
Family
ID=26407691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06650798A Expired - Lifetime JP3849289B2 (ja) | 1997-04-10 | 1998-03-17 | 弾性表面波装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6057744A (ja) |
EP (1) | EP0871288B1 (ja) |
JP (1) | JP3849289B2 (ja) |
KR (1) | KR100280611B1 (ja) |
CA (1) | CA2234513C (ja) |
DE (1) | DE69841878D1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6693501B2 (en) * | 2001-03-23 | 2004-02-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave apparatus using filters with overlapped propagation paths and communications unit |
US6731185B2 (en) | 2001-04-26 | 2004-05-04 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave device and communication apparatus |
US7479845B2 (en) | 1998-06-09 | 2009-01-20 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Branching filter package |
JP2009526450A (ja) * | 2006-02-06 | 2009-07-16 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | デュプレクサ |
KR100916741B1 (ko) * | 2009-03-24 | 2009-09-14 | 주식회사 엠티씨 | 하이브리드 필터를 포함하는 전송기 |
JP2010193135A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Epson Toyocom Corp | Sawデバイス |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19719467C2 (de) * | 1997-05-07 | 1999-08-19 | Siemens Matsushita Components | OFW-Duplexer |
US6222426B1 (en) * | 1998-06-09 | 2001-04-24 | Oki Electric Industry, Co., Ltd. | Branching filter with a composite circuit of an LC circuit and a serial arm saw resonator |
JP2000059176A (ja) * | 1998-08-06 | 2000-02-25 | Toshiba Corp | 弾性表面波素子 |
JP4415360B2 (ja) * | 2000-01-28 | 2010-02-17 | エプソントヨコム株式会社 | 縦結合弾性表面波フィルタ |
AU779050B2 (en) | 2000-02-02 | 2005-01-06 | Rutgers, The State University Of New Jersey | Programmable surface acoustic wave (SAW) filter |
JP3478264B2 (ja) | 2000-03-10 | 2003-12-15 | 株式会社村田製作所 | 弾性表面波装置 |
DE10012129A1 (de) * | 2000-03-13 | 2001-10-11 | Epcos Ag | Duplexer mit verbesserter Unterdrückung von Harmonischen |
JP2002353775A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-12-06 | Sanyo Electric Co Ltd | フィルタユニット及び該フィルタユニットを用いたデュプレクサ |
JP3528049B2 (ja) * | 2001-04-26 | 2004-05-17 | 株式会社村田製作所 | 弾性表面波装置、通信装置 |
CN100386005C (zh) * | 2002-01-24 | 2008-04-30 | 三菱麻铁里亚尔株式会社 | 印刷电路板及具有屏蔽结构的电子器件和无线通信装置 |
US6975180B2 (en) * | 2002-08-08 | 2005-12-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Surface acoustic wave filter, and antenna duplexer and communication equipment using the same |
CN100342581C (zh) * | 2003-04-25 | 2007-10-10 | 松下电器产业株式会社 | 天线双工器及其设计方法、制造方法和通信设备 |
EP1583254B1 (en) * | 2004-03-30 | 2009-06-17 | TDK Corporation | Diplexer and matching circuit |
WO2008108113A1 (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-12 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 弾性波フィルタ装置及びデュプレクサ |
US7821360B2 (en) * | 2008-08-28 | 2010-10-26 | Northrop Grumman Systems Corporation | Multi-channel surface acoustic wave filter device with voltage controlled tunable frequency response |
JP4816710B2 (ja) * | 2008-10-30 | 2011-11-16 | 株式会社村田製作所 | 分波器 |
JP6302394B2 (ja) * | 2014-10-21 | 2018-03-28 | 太陽誘電株式会社 | 分波器 |
US10541713B2 (en) * | 2015-06-29 | 2020-01-21 | Skyworks Solutions, Inc. | Multiplexers having hybrid circuits with resonators |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3388475B2 (ja) * | 1991-12-16 | 2003-03-24 | 富士通株式会社 | 分波器 |
DE69323163T2 (de) * | 1992-12-01 | 1999-06-02 | Japan Radio Co Ltd | Akustischer Oberflächenwellenfilter und mobiles Kommunikationssystem mit solchem Filter |
JP3139225B2 (ja) * | 1993-07-08 | 2001-02-26 | 株式会社村田製作所 | 弾性表面波フィルタ |
JP3259459B2 (ja) * | 1993-08-23 | 2002-02-25 | 株式会社村田製作所 | 分波器 |
JPH08265087A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 弾性表面波フィルタ |
US5632909A (en) * | 1995-06-19 | 1997-05-27 | Motorola, Inc. | Filter |
DE69614463T2 (de) * | 1995-07-25 | 2002-05-29 | Murata Manufacturing Co | Akustische Oberflächenwellenanordnung |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP06650798A patent/JP3849289B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-07 US US09/056,273 patent/US6057744A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-09 CA CA002234513A patent/CA2234513C/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-10 EP EP98400891A patent/EP0871288B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-10 KR KR1019980012809A patent/KR100280611B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-04-10 DE DE69841878T patent/DE69841878D1/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7479845B2 (en) | 1998-06-09 | 2009-01-20 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Branching filter package |
US7602263B2 (en) | 1998-06-09 | 2009-10-13 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Branching filter package |
US7679472B2 (en) | 1998-06-09 | 2010-03-16 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Branching filter package |
US7859362B2 (en) | 1998-06-09 | 2010-12-28 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Branching filter package |
US7893794B2 (en) | 1998-06-09 | 2011-02-22 | Oki Semiconductor Co., Ltd. | Branching filter package |
US6693501B2 (en) * | 2001-03-23 | 2004-02-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave apparatus using filters with overlapped propagation paths and communications unit |
EP2372910A1 (en) | 2001-03-23 | 2011-10-05 | Murata Manufacturing Co. Ltd. | Surface acoustic wave apparatus and communications unit |
US6731185B2 (en) | 2001-04-26 | 2004-05-04 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave device and communication apparatus |
JP2009526450A (ja) * | 2006-02-06 | 2009-07-16 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | デュプレクサ |
JP2010193135A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Epson Toyocom Corp | Sawデバイス |
KR100916741B1 (ko) * | 2009-03-24 | 2009-09-14 | 주식회사 엠티씨 | 하이브리드 필터를 포함하는 전송기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0871288B1 (en) | 2010-09-08 |
KR19980081296A (ko) | 1998-11-25 |
KR100280611B1 (ko) | 2001-02-01 |
EP0871288A3 (en) | 1999-06-16 |
EP0871288A2 (en) | 1998-10-14 |
JP3849289B2 (ja) | 2006-11-22 |
CA2234513A1 (en) | 1998-10-10 |
CA2234513C (en) | 2001-02-06 |
DE69841878D1 (de) | 2010-10-21 |
US6057744A (en) | 2000-05-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100434411B1 (ko) | 탄성 표면파 장치 | |
JP3849289B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
US8531252B2 (en) | Antenna duplexer and communication apparatus employing the same | |
EP0897218A2 (en) | Surface acoustic wave filter | |
US7515017B2 (en) | Surface acoustic wave device utilizing a terminal routing pattern | |
US7211925B2 (en) | Surface acoustic wave device and branching filter | |
JP2003289234A (ja) | 弾性表面波装置、通信装置 | |
JP3244032B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
JP4541853B2 (ja) | アンテナ分波器およびアンテナ分波器用表面弾性波フィルタ | |
JP3528049B2 (ja) | 弾性表面波装置、通信装置 | |
US8106725B2 (en) | Acoustic wave filter device | |
US6946772B2 (en) | Saw element, saw device and branching filter | |
JP4053038B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
JP3175581B2 (ja) | 弾性表面波装置 | |
JPH09135145A (ja) | 弾性表面波フィルタ | |
KR100697764B1 (ko) | 탄성 표면파 장치 | |
JPH08181566A (ja) | 弾性表面波フィルタ装置 | |
WO2003001668A1 (fr) | Dispositif a ondes acoustiques de surface | |
JP2000341085A (ja) | 平衡型横結合二重モードフィルタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050406 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051011 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060821 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908 Year of fee payment: 7 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |