JPH10341025A - 縦形接合形電界効果トランジスタ - Google Patents

縦形接合形電界効果トランジスタ

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JPH10341025A
JPH10341025A JP16500797A JP16500797A JPH10341025A JP H10341025 A JPH10341025 A JP H10341025A JP 16500797 A JP16500797 A JP 16500797A JP 16500797 A JP16500797 A JP 16500797A JP H10341025 A JPH10341025 A JP H10341025A
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JP
Japan
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channel
gate
sic
thickness
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JP16500797A
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Hiroo Fuma
弘雄 夫馬
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チャネルのキャリア移動度の大きくオン抵抗の
小さいSiC を用いた新規構造の縦形接合形電界効果トラ
ンジスタを提供すること。 【解決手段】n+ 形4H-SiCから成る(0001)面を主面とす
る基板8の上に、順次、n形SiC から成るドレイン層
9、p形SiC から成るゲート層10が形成されている。
ゲート層10の一部には電流が狭窄される方向(x軸方
向)の厚さが1μmでゲート層10を完全に貫通する溝
30が形成され、その溝30を完全に充填し、溝30の
付近のゲート層10の表面に、全体としてT字形状に、
n形SiC 単結晶から成るチャネル層12が形成されてい
る。又、チャネル層12の表面部分にn形SiC 単結晶か
ら成るソース層13が形成され、ゲート層10の表面上
にp形SiC 単結晶から成るコンタクト層11が形成され
ている。各層はエピタキシャル成長により形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化ケイ素(SiC)
を用いた縦形接合形電界効果トランジスタに関する。特
に、大電力用電界効果トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン(Si)半導体を用いた電力
用トランジスタは産業用及び民生用に広く使用されてお
り、その性能はシリコン(Si)半導体の物性限界で決定さ
れる性能にかなり近い値となってきている。そこでさら
なる性能の向上のためにシリコン(Si)半導体より優れた
絶縁破壊特性をもつ炭化ケイ素(SiC) 単結晶半導体を用
いた縦形電力MOSFETが提案されている。
【0003】電力トランジスタに要求されることは、第
1にオフ時の耐圧が高く、第2にオン時のオン抵抗が低
いことである。この点に関して、SiC 半導体はその絶縁
破壊電界がシリコン(Si)に比べ約1桁高いという物性を
有する。このため、SiC を用いた電力トランジスタを完
成させるには、シリコンを用いた電力トランジスタに比
べてオン抵抗を大幅に低減させることが切に要求されて
いる(Silicon Carbide and Related Materials 1995 I
nstitute of Physics Publishing) 。
【0004】この目的を達成すべく、SiC を用いたMO
SFETが試作されている。このMOSFETのオン抵
抗は絶縁破壊電界とチャネル抵抗の和で決められる。M
OSFETの場合にはチャネルが絶縁体と半導体との界
面に形成されるが、界面での電子移動度は結晶中の電子
移動度に比べて低い。例えば、炭化ケイ素(SiC) MOS
FETで測定される電子移動度は70cm2/Vsであるのに対
して、SiC 結晶中の電子移動度は720cm2/Vs である(Ap
plied Physics Letter (Vol.65(11), 1994, pp1400) 。
従って、SiC を用いたMOSFETの場合にはチャネル
における電子移動度が未だ十分ではなく、実用には供さ
れていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者はチ
ャネルの電子移動度を向上させるためにMOS形以外の
FETの構造について検討した。その1つの候補に絶縁
体との界面を用いないpn接合を用いたトランジスタが
ある。このうちバイポーラトランジスタの場合には、電
子移動度を向上させることができるとしても、逆バイア
スされたpn接合を電流が流れるためにオン電圧が発生
し、結果的にオン抵抗を低下させることができないとい
う問題がある。
【0006】次の候補として、いわゆるノーマリーオン
型、デプレッションFETがある。この形のFETとし
てシリコン(Si)を用いたFETが知られている。例え
ば、特開昭53−138682号に記載の縦型接合形F
ETが知られている。このFETでは、図14に示すよ
うに、高抵抗シリコン(Si)基板1の表面のある領域にn
+ ソース領域3が拡散により形成され、そのソース領域
3の両側にp+ ゲート領域2が拡散により形成されてい
る。さらに、ソース領域3の上にソース電極4が、ゲー
ト領域2の上にゲート電極5が、基板1の裏面にドレイ
ン電極6が、それぞれ、形成されている。このFETで
は基板1とゲート領域2との間に逆バイアスが印加され
ることで、ソース層3の直下に両側のゲート領域2の空
乏層が張出しチャネルの厚さが制御される。
【0007】このように、このFETはチャネルが形成
される基板1とpn接合してチャネル幅を制御するゲー
ト領域2が不純物拡散で形成されている。しかしなが
ら、炭化ケイ素の場合には不純物の熱拡散速度が極めて
遅く、不純物拡散が実質的に使用できないために、この
Si−FETと同一構造を用いることができないという問
題がある。又、不純物拡散に代えて、イオン注入法によ
り上記構造のFETのゲート領域2を形成しようとして
も、ゲート領域2を深い領域(>500 nm)まで形成した
場合にはp型層に多くの欠陥が残留し、チャネル幅の制
御が可能なチャネルを有した上記構造の縦形接合形FE
Tを形成することは極めて困難である。このような理由
により炭化ケイ素を用いた縦形接合形FETは殆ど実現
されていない。
【0008】従って、本発明は上記の課題を解決するた
めに成されたものであり、その目的はチャネルにおける
キャリア移動度の大きい、従って、オン抵抗の小さい炭
化ケイ素を用いた新規構造の縦形接合形電界効果トラン
ジスタを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の作用効果】上記
課題を解決するための発明は、第1伝導形炭化ケイ素(S
iC) から成るチャネルが第2伝導形炭化ケイ素から成る
層の中において基板面と交差する方向に形成された縦形
接合形電界効果トランジスタにおいて、第1伝導形の炭
化ケイ素から成る基板と、この基板上にエピタキシャル
成長により形成された第1伝導形の炭化ケイ素から成る
ドレイン層と、ドレイン層上にエピタキシャル成長によ
り形成された第2伝導形の炭化ケイ素から成るゲート層
と、ゲート層の一部に開けられた溝を介してドレイン層
に接合すると共に溝及びこの溝の付近のゲート層の上面
にエピタキシャル成長により形成された第1伝導形の炭
化ケイ素から成るチャネル層と、チャネル層の表面に形
成された第1伝導形の炭化ケイ素から成るソース層とを
有することを特徴とする。
【0010】尚、チャネル層は主電流が流れる層であ
り、ゲート層はチャネル層とでpn接合を形成して、ゲ
ート電圧により空乏層をチャネル層に張り出すことで、
チャネルを狭窄させるための層の意味に使用している。
又、ソース層はキャリアをチャネル層に供給し、ドレイ
ン層はチャネル層からキャリアを受け、外部に出力する
層の意味で使用している。
【0011】上記のようにチャネル層がエピタキシャル
成長法により形成されていることから、チャネル層にお
けるキャリアの移動度を結晶内部におけるキャリアの移
動度と同程度に大きくすることができる。従って、FE
Tのオン抵抗を低下させることができる。又、ゲート層
に溝を形成してその溝にチャネル層を形成していること
から、チャネル層の厚さ、即ち、ゲート電圧により狭窄
される方向のチャネル層の寸法を正確に制御できるた
め、量産されるFETの特性を均一にすることができ
る。このように本願発明のFETは低損失、高耐圧、大
電力容量のトランジスタとすることができる。尚、チャ
ネル層に対して厚さの用語を用いているのは、チャネル
に対して長さと幅の概念があるので、本明細書では、電
流が狭窄される方向をチャネルの厚さと定義する。
【0012】尚、上記の発明において、炭化ケイ素は6
方晶系で、上記基板の主面及びエピタキシャル成長させ
る層の主面は(0001) 面が望ましい。
【0013】又、溝はリアクティブイオンエッチング
(RIE)法で形成されるのが望ましい。これによりチ
ャネル層の厚さを精度良く制御することができる。又、
チャネル層のキャリア濃度をドレイン層のキャリア濃度
よりも高くするのが望ましい。これによりFETの耐圧
をピンチオフ電圧よりも高くすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。なお本発明は下記実施例に限定され
るものではない。 (第1実施例)縦形接合形FETは、図1に示すよう
に、厚さ100 μm〜1000μm、不純物濃度 1×1018/cm3
〜1 ×1020/cm3のn+ 形4H-SiC単結晶から成る(0001)面
を主面とする基板8を有し、その基板8の上には、厚さ
10μm、不純物濃度 1×1016/cm3のn形SiC 単結晶から
成るドレイン層9が形成されている。そのドレイン層9
の上には、厚さ1.5 μm、不純物濃度 5×1017/cm3のp
形SiC 単結晶から成るゲート層10が形成されている。
ゲート層10の一部には電流が狭窄される方向(x軸方
向)の厚さが1μmでゲート層10を完全に貫通する溝
30が形成されいる。その溝30を完全に充填し、溝3
0の付近のゲート層10の表面に、全体としてT字形状
に、不純物濃度 1×1017/cm3のn形SiC 単結晶から成る
チャネル層12が形成されている。又、チャネル層12
の表面部分に不純物濃度 1×1019/cm3のn形SiC 単結晶
から成るソース層13が形成され、ゲート層10の表面
上に不純物濃度 1×1019/cm3のp形SiC 単結晶から成る
コンタクト層11が形成されている。さらに、n+ 基板
8の裏面にAlから成るドレイン電極7、ソース層13の
上にAlから成るソース電極16、コンタクト層11の上
にAlから成るゲート電極15が、それぞれ、形成されて
いる。
【0015】次に、上記構造のFETの製造方法につい
て、図2〜図10を参照して説明する。図2に示すよう
に、基板8の上にドレイン層9を次の条件でエピタキシ
ャル成長した。キャリアガスとしてH2ガス、反応ガスと
してSiH4, C3H8ガス、n形不純物ガスとして窒素ガスが
用いられた。成長温度は約1500℃である。ガスの流量
は、H2は10SLM 、SiH4は2 SCCM、C3H8は1.2 SCCM、N2
適宜加える。この場合の成長速度は1.5 μm/hであっ
た。このようにして、厚さ約10μm、不純物濃度1×10
16/cm3、n−SiC のドレイン層9が得られた。
【0016】次に、ドレイン層9の上にゲート層10を
次の条件でエピタキシャル成長した。成長条件は、ドレ
イン層9の成長条件に対して、不純物ガスとしてトリメ
チルアルミニウム(TMA)を用いたことが異なる。これに
より、厚さ1.5 μm、不純物濃度5 ×1017/cm3、p−Si
C のゲート層10が得られた。次に、TMA の流量を増加
し、他の成長条件はゲート層10と同一として、ベース
層10の上に、厚さ300nm 、不純物濃度1 ×1019/cm3
p−SiC から成るコンタクト層11が形成された。
【0017】次に、図2に示すように表面上に一様に形
成されたコンタクト層11の上に、CVD法により一様
にシリコン酸化膜17を約1μmの厚さに堆積した。次
に、シリコン酸化膜17をパターニングした後、そのシ
リコン酸化膜17をマスク材とし、露出されたコンタク
ト層11をRIE法によりエッチングした。これによ
り、図3に示すように、ゲート層10に対するコンタク
ト層11が形成された。
【0018】次に、シリコン酸化膜17を除去した後、
CVD法により、表面上一様に厚さ1μmにシリコン酸
化膜18を堆積した。次に、溝30の厚さ方向であるx
軸方向がゲート層10の<1-100> 方向となるように、シ
リコン酸化膜18をパターニングしてゲート層10の一
部を露出させた。次に、シリコン酸化膜18をマスクと
して、RIE法により露出されたゲート層10をエッチ
ングして、(1-100) 面を側壁面とする溝30が、図4に
示すように形成された。この溝30は、ゲート層10を
完全に貫通し、ドレイン層9の上面を0.1 μm程度エッ
チングするように形成された。
【0019】次に、マスクとして用いられたシリコン酸
化膜18を除去した後熱酸化し、その後、その熱酸化膜
の除去を行った。次に、N2ガスの流量を調整する他、ド
レイン層9の形成条件と同一条件で、図5に示すよう
に、表面上一様にn−SiC をエピタキシャル成長した。
その後、CVD法によりシリコン酸化膜19を表面上一
様に形成し、溝30及びその周辺部分とコンタクト層1
1の部分にシリコン酸化膜19が残るようにパターニン
グした。次に、そのシリコン酸化膜19をマスクとし
て、露出した下層のn−SiC をRIE法により除去し
た。これにより、図6に示すように、分離領域が形成さ
れる。
【0020】次に、シリコン酸化膜19を除去した後、
再び、CVD法により酸化シリコン膜20を表面上一様
に形成した。次に、溝30及びその周辺部分にシリコン
酸化膜20が残るようにパターニングした。その酸化シ
リコン膜20をマスクとして露出した下層のn−SiC を
RIE法により除去した。これにより、図7に示すよう
に、溝30及び溝30の周辺部のゲート層10の表面上
にn−SiC のT字形状のチャネル層12が形成された。
【0021】次に、シリコン酸化膜20を除去した後、
表面上一様にシリコン酸化膜21を堆積し、チャネル層
12の表面上の一部が露出するよに、シリコン酸化膜2
1をパターニングした。次に、そのシリコン酸化膜21
をマスクとして窒素イオンを注入し、図8に示すよう
に、n+ −SiC から成るソース層13をエピタキシャル
成長のチャネル層13に形成した。
【0022】次に、シリコン酸化膜21を除去した後、
再度、素子の保護膜となるシリコン酸化膜14を表面上
一様に形成し、ソース層13、コンタクト層11の表面
が露出するようにパターニングを行い、図10に示すよ
うに、露出したソース層13の表面にソース電極16
を、露出したコンタクト層11の表面にゲート電極15
を、それぞれ、形成した。又、基板8の裏面にドレイン
電極7を形成した。尚、各工程の途中に化学薬品による
浄化工程を行っても良い。また酸化、酸化膜の除去によ
る表面の洗浄工程を適宜行っても良い。
【0023】上記の構造のFETは絶縁耐圧600 V、10
0 A/cm2 の電流密度時のオン電圧0.2 Vが得られた。こ
のオン電圧はSiC を用いたMOSFETに比べて、1/
5に低下した。上記構造のFETにおいて、チャネル層
12の厚さ方向(x軸)を<1-100> 方向としているの
で、ゲート層10の溝30にチャネル層を形成する時、
溝30の側壁30a、30bの平坦度が向上する。よっ
て、チャネル層12の厚さを均一にすることができるた
めに、量産されるFET素子間の特性の不均一性を除去
することができる。
【0024】次に、設計すべきチャネル層12の厚さ
(w)及びチャネル層12の不純物濃度(N) の値を決定す
る方法について説明する。これらの値は、ゲート/ソー
ス間耐圧及びピンチオフ電圧(V) の設定値により決定さ
れる。具体的にはデバイスシミュレーション等の方法に
より決定されるが、チャネル層12の厚さ(W)及び不純
物濃度(N) の概算値を求める方法について次に説明す
る。ピンチオフ電圧は通常の使用範囲と考えられる−3
0V付近とした。チャネルに関して、簡単のため、図1
1に示す平面接合のpn接合を考える。印加電圧(V) と
空乏層厚さ(D) の関係は、次式で与えられる。
【0025】
【数1】 D=(2εV/qN)1/2 …(1) 但し、εはSiC の誘電率、q は電子の素電荷である。
(1)式から、−30vのピンチオフ電圧vと、不純物
濃度N とで決定される空乏層厚さD よりも、チャネル層
12の厚さW を薄く設計する必要があることが理解され
る。よって、チャネル層12の厚さW が薄い程、不純物
濃度N を大きくすることができる。
【0026】一方、チャネル幅1μmのチャネル層12
のシート抵抗(R□)は、次式で求められる。
【数2】 R□=1/( 1 μm・N μq) …(2) ここで、μは電子の移動度、qは電子の素電荷である。
【0027】電子移動度μと不純物濃度N との関係は次
式が成立することが知られている。
【数3】 μ=947/(1+(N/1.11×1018)0.59 …(3) よって、シート抵抗の逆数は、次式で表される。
【数4】 1/R□= 947qN・1μm /(1+(N/1.11×1018)0.59 …(4) となる。
【0028】(4)式から理解されることは、不純物濃
度N が大きい程、シート抵抗が小さくなり、オン電圧を
小さくすることが可能となる。前述したように、不純物
濃度N を大きくすると、同じピンチオフ電圧の場合に
は、チャネル層12の厚さW を薄くする必要がある。よ
って、チャネル抵抗を小さくするためには、不純物濃度
N を大きくすると共にチャネル層12の厚さW を製造限
界まで薄くすることが良いと考えられる。
【0029】チャネル層12の厚さW を変化させ、各厚
さW に対して、上記のようにピンチオフ電圧が−30V
となるようにチャネル層12の不純物濃度N を設計した
場合のオン電圧とソース・ドレイン間の絶縁耐圧をシミ
ュレートした。それらの結果を図12、図13に示す。
但し、チャネル層12の厚さW が、0.64,0.76,0.9 μm
の場合の不純物濃度N は、それぞれ、1.00×1017,4.00
×1016,2.00×1016/cm3である。チャネル層12の厚さ
W が大きくなるに従い、オン電圧が大きくなり、絶縁耐
圧が低下していることが理解される。
【0030】尚、ドレイン層9の不純物濃度は、およ
そ、1 ×1014/cm3〜 1×1017/cm3の範囲で、チャネル層
12の不純物濃度よりも低いことが必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例にかかる縦形接合形電
界効果トランジスタの構造を示した断面図。
【図2】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程を
説明するための素子の断面図。
【図3】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程を
説明するための素子の断面図。
【図4】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程を
説明するための素子の断面図。
【図5】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程を
説明するための素子の断面図。
【図6】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程を
説明するための素子の断面図。
【図7】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程を
説明するための素子の断面図。
【図8】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程を
説明するための素子の断面図。
【図9】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程を
説明するための素子の断面図。
【図10】同実施例にかかるトランジスタの各製造工程
を説明するための素子の断面図。
【図11】チャネル層の厚さ、抵抗を求めるためのモデ
ルを示した説明図。
【図12】チャネル層の厚さとオン電圧との関係をシミ
ュレーションにより得た特性図。
【図13】チャネル層の厚さと絶縁耐圧との関係をシミ
ュレーションにより得た特性図。
【図14】従来のSiを用いた縦形接合形FETの構造を
示した断面図。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…ゲート領域 3…ソース領域 4…ソース電極 5…ゲート電極 6…ドレイン電極 7…ドレイン電極 8…基板 9…ドレイン層 10…ゲート層 11…コンタクト層 12…チャネル層 13…ソース層 14…シリコン酸化膜 15…ゲート電極 16…ソース電極 30…溝 30a,30b…側壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1伝導形炭化ケイ素(SiC) から成るチ
    ャネルが第2伝導形炭化ケイ素から成る層の中において
    基板面と交差する方向に形成された縦形接合形電界効果
    トランジスタにおいて、 第1伝導形の炭化ケイ素から成る基板と、 この基板上にエピタキシャル成長により形成された第1
    伝導形の炭化ケイ素から成るドレイン層と、 前記ドレイン層上にエピタキシャル成長により形成され
    た第2伝導形の炭化ケイ素から成るゲート層と、 前記ゲート層の一部に開けられた溝を介して前記ドレイ
    ン層に接合すると共に前記溝及びこの溝の付近の前記ゲ
    ート層の上面にエピタキシャル成長により形成された第
    1伝導形の炭化ケイ素から成るチャネル層と、 前記チャネル層の表面に形成された第1伝導形の炭化ケ
    イ素から成るソース層とを有することを特徴とする縦形
    接合形電界効果トランジスタ。
JP16500797A 1997-06-06 1997-06-06 縦形接合形電界効果トランジスタ Pending JPH10341025A (ja)

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