JPH10340938A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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Publication number
JPH10340938A
JPH10340938A JP15191097A JP15191097A JPH10340938A JP H10340938 A JPH10340938 A JP H10340938A JP 15191097 A JP15191097 A JP 15191097A JP 15191097 A JP15191097 A JP 15191097A JP H10340938 A JPH10340938 A JP H10340938A
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JP
Japan
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cassette
substrate
load lock
chamber
lock chamber
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Application number
JP15191097A
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English (en)
Inventor
Akinobu Yamaoka
明暢 山岡
Kazuhiro Shino
和弘 示野
Katsuji Toyama
克二 遠山
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのロードロック室を一体化すると共に、
独立していた2つのカセットエレベータを共用すること
によって、構造の簡素化を図る。 【解決手段】 1つのチャンバ40を2つに分割して一
体化した投入用ロードロック室41と払出用ロードロッ
ク室42を形成する。投入用ロードロック室41と払出
用ロードロック室42内にウェーハカセットを載置する
カセット台46、47を独立して回転させ、かつ同期し
て昇降させるカセット駆動機構を設ける。駆動機構はロ
−タリアクチュエータ53、54、カセットエレベータ
60からなりハウジング50内に収納する。ロ−タリア
クチュエータ53、54によって2つの駆動軸51、5
2を独立して回転させることによりカセット台46、4
7を回転させる。2つの駆動軸46、47を共通のカセ
ットエレベータ60によって昇降させることによりカセ
ット台46、47を同時に昇降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIや液晶ガラ
ス基板などの半導体を製造する半導体製造装置に係り、
特にカセットエレベータを有するロードロック室構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の半導体製造装置の概略構成
を示した平面図である。六角形をした搬送室1の周囲に
放射状に投入用ロードロック室2、加熱室3、第1処理
室4、第2処理室5、冷却室6、払出用ロードロック室
7が設けられ、搬送室1と投入用ロードロック室2、第
1処理室4、第2処理室5、払出用ロードロック室7間
にはそれぞれゲートバルブ8、9、10、11が設けら
れる。また投入用ロードロック室2には外部からウェー
ハカセット12を投入するためのゲートバルブ13が設
けられ、払出用ロードロック室7には外部へウェーハカ
セット12を払い出すためのゲートバルブ14が設けら
れている。
【0003】ここで、投入用ロードロック室2と払出用
ロードロック室7の2室を設ける場合、六角形搬送室1
の隣接した2辺にそれぞれ投入用ロードロック室2、払
出用ロードロック室7を1室づつ取り付けている。ま
た、カセットの投入、払出しを装置外部の同じ方向から
行う必要があるため、投入用ロードロック室2及び払出
用ロードロック室7の平面視断面形状は、図に示すよう
に、途中で屈曲させた左右非対称で複雑なものとなって
いる。
【0004】搬送室1にはウェーハ搬送ロボット17が
設けられている。このウェーハ搬送ロボット17は2組
の独立して駆動される搬送アーム18、19を具備して
いる。第1処理室4、第2処理室5はそれぞれ、2枚の
ウェーハ20を載置し得る処理ステージ(図示せず)を
有し、ウェーハ20を2枚一括して処理可能となってい
る。また、投入用ロードロック室2、払出用ロードロッ
ク室7にはカセットエレベータ(図示せず)がそれぞれ
設けられ、このカセットエレベータの昇降台となるカセ
ット台には前記ウェーハカセット12が載置されるよう
になっている。
【0005】投入用ロードロック室2の外側のゲートバ
ルブ13を介して、装置外部からウェーハカセット12
が投入用ロードロック室2内に投入され、前記カセット
台に載置される。カセットエレベータによりウェーハカ
セット12を昇降して、ウェーハカセット12内のウェ
ーハ20をウェーハ搬送ロボット17の搬送アーム1
8、19に位置合せし、ウェーハ搬送ロボット17の搬
送アーム18、19を内側のゲートバルブ8を介して投
入用ロードロック室2内に挿入し、ウェーハカセット1
2からウェーハ20を抜き取り、加熱室3に挿入して予
備加熱し、加熱後、ゲートバルブ9を介して第1処理室
4内に搬入し、搬入後、2枚のウェーハ20を処理ステ
ージに残して搬送アーム18、19を抜き取る。
【0006】第1処理室4内で2枚のウェーハ20の処
理が完了すると、ウェーハ搬送ロボット17により搬送
アーム18、19をゲートバルブ9を介して第1処理室
4内に挿入し、処理済みのウェーハ20を保持する。第
1処理室4から2枚のウェーハ20を搬出後、ゲートバ
ルブ10を介して第2処理室5内に搬入し、搬入後2枚
のウェーハ20を処理ステージに残して搬送アーム1
8、19を抜き取る。
【0007】2枚のウェーハ20の処理が完了すると、
ウェーハ搬送ロボット17により搬送アーム18、19
をゲートバルブ10を介して第2処理室5内に挿入し、
処理済みのウェーハ20を保持する。第2処理室5から
2枚のウェーハ20を搬出後、払出用ロードロック室7
に戻す前に、冷却室6で一旦冷却する。
【0008】冷却後、カセットエレベータにより払出用
ロードロック室7内のウェーハカセット12を昇降し
て、ウェーハカセット12内のウェーハ収納部をウェー
ハ搬送ロボット17の搬送アーム18、19に位置合せ
し、処理済みのウェーハ20を払出用ロードロック室7
のウェーハカセット12に内側のゲートバルブ11を介
して戻す。
【0009】その後、払出用ロードロック室7の外側の
ゲートバルブ14介して、装置外部へウェーハカセット
12を払い出す。
【0010】さて、図6に示すように隣接した投入用ロ
ードロック室2、払出用ロードロック室7の底部にはそ
れぞれハウジング25が設けられ、それらのハウジング
25内にカセット台21を昇降するカセットエレベータ
22が独立して設けられる。このカセットエレベータ2
2のカセット台21にはウェーハカセット12が載置さ
れる。カセットエレベータ22は、例えば電動ステージ
で構成され、電動ステージを動かして軸体23を昇降さ
せると、この軸体23の頂部に取り付けたカセット台2
1が昇降するようになっている。なお、軸体23は気密
性確保のためにベローズ24で覆われている。また、カ
セット台21は昇降するだけで、回転はしない。
【0011】上述したカセットエレベータ22を構成す
る軸体23を覆うベローズ24の具体的な構成を図7に
示す。ベローズ24は、その上部にロードロック室2ま
たは7の底部にベローズ24を取り付けるための上フラ
ンジ26を有し、下部に電動ステージに連結するための
下フランジ28を有する。また、中間部にベローズ24
の座屈を防止するための座屈防止用中間部材27を浮い
た状態で有する。この座屈防止用中間部材27の外周に
複数個の挿通孔30を開け、これらの挿通孔30に上フ
ランジ26に垂設したガイドシャフト29を挿通する。
ガイドシャフト29により座屈防止用中間部材27をガ
イドすることによって、ベローズ24の収縮時にベロー
ズ24の中間部が撓まないようにする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
製造装置では、投入用と払出用のロードロック室の2室
を設ける場合、六角形搬送チャンバの隣接した2辺にそ
れぞれ1室づつロードロック室を取り付けていたが、カ
セット投入、払出しを装置外部の同じ方向から行う必要
があるため、ロードロック室の形状は左右非対称で複雑
なものとなっていた。このためロードロック室を溶接で
製作する場合も、鋳物で製作する場合も製造コストが高
くなるばかりか、ロードロック室製作上、真空リークに
対する信頼性にも問題があった。
【0013】また、2つのロードロック室で独立したカ
セットエレベータを用いているためにエレベータ構造が
複雑であった。また、2つのベローズの座屈防止用中間
部材のガイド機構も、中間部材を浮かしてガイドシャフ
トによってガイドする構造であったため大層複雑になっ
ていた。その結果、装置全体の構造が複雑であった。
【0014】本発明の課題は、複数のロードロック室を
一体化することによって、上述した従来技術の問題点を
解消して、ロードロック室の構造を簡単にして信頼性を
向上できる半導体製造装置を提供することにある。ま
た、本発明の課題は、独立していた複数のカセットエレ
ベータを共用することによって、構造が簡単な半導体製
造装置を提供することにある。また、本発明の課題は、
複数の座屈防止用中間部材を共用して構成の簡素化を図
った半導体製造装置を提供することにある。さらに本発
明の課題は、複数の駆動軸及び共通の座屈防止用中間部
材を昇降するガイドを共用化することによって、構成の
簡素化を図った半導体製造装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板搬送ロボ
ットの制約上、同時に複数のロードロック室に基板が搬
送されることはないので、複数本の駆動軸を同期して昇
降させても支障はないという見地からなされたものであ
る。
【0016】本発明の半導体製造装置は、基板を処理す
る基板処理室と、1つのチャンバを複数に仕切って形成
され基板を収納した基板カセットを投入または払い出す
複数のロードロック室と、上記基板処理室、複数のロー
ドロック室を周上に連結し、該ロードロック室に投入さ
れた基板カセットから基板を抜き取って基板処理室に搬
送する一方、上記基板処理室で処理された処理済みの基
板を基板処理室からロードロック室に搬送して基板カセ
ットに収納する基板搬送ロボットを有する搬送室と、複
数のロードロック室にそれぞれ設けられ、上記基板カセ
ットを載置するカセット台と、各カセット台を支持する
複数の駆動軸と、上記ロードロック室の基板カセットか
ら基板を抜き取るとき、又はロードロック室の基板カセ
ットに処理済みの基板を収納するときに、カセット基板
における基板の収納位置を基板搬送ロボットの搬送可能
な位置に合わせるために、上記複数の駆動軸を軸方向に
同期して昇降させる共用のカセットエレベータとを備え
たものである。ここに複数のロードロック室は、いずれ
を投入用としたり、払出用としたりすることができる。
また、カセット台は昇降に加えて、さらに回転させるよ
うにしてもよい。
【0017】本発明は、特に複数のロードロック室が投
入用ロードロック室と払出用ロードロック室との2室で
構成される具体的な場合には、次のように構成すること
ができる。
【0018】基板を処理する基板処理室と、1つのチャ
ンバを2つに仕切って形成されたロードロック室であっ
て、未処理の基板を収納した基板カセットを外部から投
入される投入用ロードロック室、及び処理済みの基板を
収納した基板カセットを外部に払い出す払出用ロードロ
ック室と、基板処理室、投入用ロードロック室、及び払
出用ロードロック室を周上に連結し、投入用ロードロッ
ク室に投入された基板カセットから基板を抜き取って基
板処理室に搬送する一方、上記基板処理室で処理された
処理済みの基板を基板処理室から払出用ロードロック室
に搬送して基板カセットに収納する基板搬送ロボットを
有する搬送室と、投入用ロードロック室及び払出用ロー
ドロック室にそれぞれ設けられ、上記基板カセットを載
置する2つのカセット台と、投入用ロードロック室のカ
セット台に載置される基板カセットから基板を抜き取る
とき、及び払出用ロードロック室のカセット台に載置さ
れる基板カセットに処理済みの基板を収納するとき、2
つのカセット台を回転させて基板カセットの基板出入口
の向きを、基板搬送ロボットの向きに合わせる2本の駆
動軸と、2本の駆動軸をそれぞれ独立して回転させる2
つの回転駆動手段と、上記投入用ロードロック室の基板
カセットから基板を抜き取るとき、及び払出用ロードロ
ック室の基板カセットに処理済みの基板を収納するとき
に、カセット基板における基板の収納位置を基板搬送ロ
ボットの搬送可能な位置に合わせるために、上記2本の
駆動軸を軸方向に同期して昇降させる共用のカセットエ
レベータとを備える。
【0019】投入用ロードロック室内の基板カセットか
ら所望の基板を基板搬送ロボットによって抜き出すため
に、基板カセットを載置しているカセット台の駆動軸を
独立して回転させて、基板カセットの基板出入口の向き
を、基板搬送ロボットの向きに合わせる。その上で、共
用のカセットエレベータを作動して2本の駆動軸を軸方
向に同期して昇降させることにより、カセット台に載置
された基板カセットを昇降して、所望の基板が基板搬送
ロボットの搬送可能な高さ位置にくるようにする。
【0020】また、基板処理室から処理済みの基板を払
出用ロードロック室内の基板カセットに収納するため
に、共用のカセットエレベータを作動して2本の駆動軸
を軸方向に同期して昇降させることにより、払出用ロー
ドロック室内の基板カセットを昇降して、基板カセット
の基板収納位置を基板搬送ロボットの搬送可能な高さ位
置に合わせる。その上で基板カセットを載置しているカ
セット台の駆動軸を独立して回転させて、基板カセット
の基板出入口の向きを、基板搬送ロボットの向きに合わ
せる。
【0021】投入用ロードロック室と払出用ロードロッ
ク室とを、1つのチャンバを2つに仕切ることにより一
体に形成するので、両室を独立して形成する場合に比べ
て、室形状を簡素化できる。
【0022】また、投入用ロードロック室及び払出用ロ
ードロック室内の各基板カセットを昇降するカセットエ
レベータを1台で共用するようにしたので、駆動部の簡
素化が図れる。また、投入用ロードロック室及び払出用
ロードロック室内のカセット台を独立して回転できるよ
うにしたので、基板カセットに対する基板の出し入れが
容易になる。
【0023】上記具体的な発明において、2本の駆動軸
の周囲に駆動軸を覆うようにそれぞれ設けられ、駆動軸
の軸方向運動時の気密を確保するための2つのベローズ
と、2つのベローズの長手方向の中間に共通に設けられ
たベローズ座屈防止用中間部材と、上記2本の駆動軸の
回転を許容しつつ2本の駆動軸を連結するとともに、上
記カセットエレベータと連動して昇降するフランジと、
上記フランジ及びベローズ座屈防止用中間部材を上記カ
セットエレベータの昇降に伴って滑動させるガイドとを
備えることが好ましい。
【0024】カセットエレベータの作動による2つの駆
動軸の昇降により、駆動軸を覆う2つのベローズは伸縮
するが、ベローズの長手方向の中間に共通のベローズ座
屈防止用の中間部材が設けられているので、2つのベロ
ーズの座屈が同時に防止できる。また、カセットエレベ
ータが作動すると、フランジがガイド上を滑動して2本
の駆動軸を同期して昇降させる。このとき座屈防止用中
間部材も同じガイド上を滑動して昇降する。このように
フランジ及び座屈防止用中間部材のガイドを共用化する
ことにより部品点数が低減する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の半導体製造装置の
実施の形態を、基板をウェーハとした場合について説明
する。
【0026】図4は実施形態の枚葉型の半導体製造装置
の概略構成を示した平面図である。5角形をした搬送室
31の周囲に放射状に投入用ロードロック室41、加熱
室3、第1処理室4、第2処理室5、冷却室6、払出用
ロードロック室42が設けられ、搬送室31と投入用ロ
ードロック室41、第1処理室4、第2処理室5、払出
用ロードロック室42間にはそれぞれゲートバルブ8、
9、10、11が設けられる。また投入用ロードロック
室41には外部からウェーハカセット12を投入するた
めのゲートバルブ13が設けられ、払出用ロードロック
室42には外部へウェーハカセット12を払い出すため
のゲートバルブ14が設けられている。各室1、3〜
6、41、42は気密構造となっている。
【0027】ここに図示するように、未処理のウェーハ
20を収納したウェーハカセット12を外部から投入す
る投入用ロードロック室41と、処理済みのウェーハ2
0を収納したウェーハカセット12を外部に払い出す払
出用ロードロック室42とは、1つのチャンバ40の内
部を仕切壁43で2つに仕切って一体に形成される。1
つのチャンバ40の形状は直方体をしており、これを中
央部で仕切るようにしているため、投入用ロードロック
室41及び払出用ロードロック室42は左右対称で単純
な形状となっている。また、1つのチャンバ40を5角
形搬送室31の底辺に取り付けるだけで、投入用ロード
ロック室41及び払出用ロードロック室42がまとめて
取り付けられる。
【0028】チャンバ40は搬送室31の底辺に共通に
取り付けられるので、投入用ロードロック室41及び払
出用ロードロック室42の向きは平行になるので、装置
外部に対してカセットの投入、払出しは、室を途中から
屈曲させないでも、同じ方向から行えることになる。
【0029】他の室3〜6と異なり、投入用ロードロッ
ク室41及び払出用ロードロック室42の向きは搬送室
31の中心から出た放射線44上から幾分ずれることに
なる。このためウェーハ搬送ロボット17によるウェー
ハカセット12に対するウェーハ搬送にやや難が生じ
る。そこで、この難を解消するために、ウェーハカセッ
ト12を載置するカセット台は実線矢印で示すように回
転自在に設ける。ウェーハカセット12が投入用ロード
ロック室41に投入されたとき、あるいは払出用ロード
ロック室42から払い出されるときは、カセット台上の
ウェーハカセット12はロードロック室41、42の向
きと同じで真っ直ぐの向きで載置される。ウェーハカセ
ット12からウェーハを取り出したり、ウェーハカセッ
ト12にウェーハ20を入れるときは、ウェーハ搬送ロ
ボット17の搬送アーム18、19がウェーハ20を保
持しやすいように、またウェーハ20をウェーハカセッ
ト12に収納しやすいように、ウェーハカセット12の
ウェーハ出入口12aがウェーハ保持プレート45、4
6の延長線を向くように、カセット台を回転させる。
【0030】搬送室1にはウェーハ搬送ロボット17が
設けられている。このウェーハ搬送ロボット17は2組
の独立して駆動される搬送アーム18、19を具備して
いる。加熱室3、冷却室6には特に図示しないがウェー
ハ20が載置される載置台が設けられ、第1処理室4、
第2処理室5はそれぞれ、2枚のウェーハ20を載置し
得る処理ステージ(図示せず)を有し、ウェーハ20を
2枚一括して処理可能となっている。また、投入用ロー
ドロック室2、払出用ロードロック室7には共通のカセ
ットエレベータ(図示せず)が設けられ、このカセット
エレベータの昇降台となるカセット台には前記ウェーハ
カセット12が載置されるようになっている。
【0031】さて、図1に示すように1つのチャンバ4
0を仕切壁43で仕切って形成した投入用ロードロック
室41、払出用ロードロック室42内には、ウェーハカ
セットを載置するためのカセット台46、47がそれぞ
れ設けられる。カセット台46、47は、カセット駆動
機構によって回転及び昇降する。すなわち、カセット台
46、47は、独立して駆動される駆動軸51、52に
一端がそれぞれ取り付けられた2本のアーム48、49
の他端にそれぞれ取り付けられ、駆動軸51、52を中
心に水平面内で回転するようになっている。また、カセ
ット台46、47はカセットエレベータ60により同期
して昇降できるようになっている。
【0032】投入用ロードロック室41、払出用ロード
ロック室42の底部に共通のハウジング50が設けら
れ、そのハウジング50内に投入用ロードロック室41
及び払出用ロードロック室42内の2つのウェーハカセ
ットを独立して回転させるための2つのロ−タリアクチ
ュエータ53、54と、上記2つのウェーハカセットを
同期して昇降させるためのカセットエレベータ60が備
えられる。カセットエレベータ60は、例えば電力によ
りステージが昇降する電動ステージで構成する。
【0033】ロ−タリアクチュエータ53、54は、投
入用ロードロック室41と払出用ロードロック室42か
らハウジング50内に平行に挿入された駆動軸51、5
2の下端に取り付けられ、駆動軸51、52を独立して
回転させるようになっている。駆動軸51、52の周囲
には、各駆動軸51、52の軸方向運動時の気密を保持
して、両ロードロック室41、42内の雰囲気を確保す
るベローズ57、58が嵌められている。
【0034】ベローズ57、58の下端には下フランジ
55が取り付けられ、この下フランジ55はエレベータ
昇降部56を介してガイド59に滑動自在に嵌められ
る。エレベータ昇降部56はカセットエレベータ60に
取り付けられ、カセットエレベータ60の作動によりガ
イド59に沿って滑動して、2本の駆動軸51、52を
同期して上下動させ、投入用ロードロック室41及び払
出用ロードロック室42内のカセット台46、47を介
してウェーハカセットを同時に昇降できるようになって
いる。上記したエレベータ昇降部56が電動ステージの
ステージを構成する。
【0035】なお、下フランジ55とロ−タリアクチュ
エータ53、54との間にショックアブソーバ61、6
2を介在させて、カセットエレベータ60の下降時の衝
撃を吸収するようになっている。なお、投入用ロードロ
ック室41と払出用ロードロック室42の側面にはウェ
ーハカセットを投入または払い出すためのロードロック
室ドア71、72が取り付けられる。
【0036】上述した駆動軸回りの原理的な構成を図
2、図3に示す。図2において、2本の駆動軸51、5
2が上下方向に平行にかつ回転自在に設けられる。2本
の駆動軸51、52の上部にアーム48、49が取り付
けられ、下部に図示しないロ−タリアクチュエータがそ
れぞれ取り付けられて、2本の駆動軸51、52を回転
することによりアーム48、49を旋回して図示しない
ウェーハカセットを回転するようになっている。2本の
駆動軸51、52の周囲にベローズ57、58を装着
し、ベローズ57、58の上部に設けた共通の上フラン
ジ63を図示しないチャンバの底部に取り付け、ベロー
ズ57、58の下部に設けた2本の駆動軸51、52の
軸受となる共通の下フランジ55を図示しないカセット
エレベータに取り付け、カセットエレベータを動かすこ
とにより、下フランジ55を介して2本の駆動軸51、
52を同期して上下に動かし、ウェーハカセットを昇降
させるようになっている。また、ベローズ48、49の
中間部に、ベローズの座屈を防止する共通の中間部材6
4を取り付けてある。
【0037】図3に示すように、2本の駆動軸に沿って
共通ガイド59を設け、この共通ガイド59に下フラン
ジ55から延出したエレベータ昇降部56と、中間部材
64から延出したガイド係合部65とをそれぞれ係合し
て、共通ガイド59に沿って下フランジ55及び中間部
材64を滑動するようになっている。
【0038】図3(a) はガイド59に沿ってエレベータ
昇降部56、ガイド係合部65が下降した時のベローズ
57、58が伸長した状態を示し、図3(b) はガイド5
9に沿ってエレベータ昇降部56、ガイド係合部65が
上昇した時のベローズ57、58が収縮した状態を示し
ている。
【0039】上述したように実施の形態によれば、直方
体のチャンバを2つに仕切って投入用ロードロック室と
払出用ロードロック室とを形成するようにしたので、2
つの複雑な形状をしたロードロック室を独立して形成す
る場合に比べて、形状が簡単な直方体であるため、ロー
ドロック室を溶接で製作する場合も、鋳物で製作する場
合も製作工数は著しく短縮でき、製作コストも低減でき
る。また形状が単純であるため真空リークに対する信頼
性も高い。
【0040】また、一体化した投入用ロードロック室4
1と払出用ロードロック室42とを5角形をした搬送室
31の同一辺に連結したために、投入用ロードロック室
41と払出用ロードロック室42とが放射状位置から外
れ、そのままでは、ウェーハカセット12に対するウェ
ーハ20の出し入れがしずらくなる。しかし、実施の形
態では、カセット台を回転できるようにして、ウェーハ
20を出し入れするとき、ウェーハカセット12を回転
してウェーハカセットのウェーハ出入口12aをウェー
ハ保持プレートの延長線上に向けることができるように
したので、両ロードロック室の向きが平行で同じ方向を
向いていても、ウェーハの出し入れが容易になる。
【0041】また、投入用ロードロック室と払出用ロー
ドロック室のウェーハカセットを昇降させるカセットエ
レベータを共有したので、カセットエレベータ機構を簡
素化できる。
【0042】さらに、2つのベローズ座屈防止用中間部
材を連結して、ガイドに沿って滑動させるようにしたの
で、中間部材を浮かしてガイドシャフトによってガイド
するものに比べてガイドが安定するため、ベローズの座
屈をより有効に防止できる。
【0043】また、エレベータ昇降部が滑動するガイド
を中間部材のガイドにも利用したので、構成の簡素化を
図ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、投入用ロードロック室
と払出用ロードロック室を一体化したので、真空リーク
に対する信頼性を向上でき、装置も簡素化できる。ま
た、2つのベローズの座屈防止用中間部材を共用化し、
駆動軸と座屈防止用中間部材の昇降を案内するガイドも
共用化した場合には、装置の一層の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による半導体製造装置のロードロッ
ク室回りの斜視図である。
【図2】実施の形態によるカセット駆動機構の概略正面
図である。
【図3】実施の形態によるカセット駆動機構の側面図を
示し、(a) はカセットエレベータ下降時のベローズが伸
長した状態図、(b) はカセットエレベータ上昇時のベロ
ーズが収縮した状態図である。
【図4】実施の形態による半導体製造装置の全体を示す
平面図である。
【図5】従来例の半導体製造装置の全体を示す平面図で
ある。
【図6】従来例のカセット駆動機構の概略正面図であ
る。
【図7】従来例のベローズの斜視図である。
【符号の説明】
40 チャンバ 41 投入用ロードロック室 42 払出用ロードロック室 43 仕切壁 46、47 カセット台 51、52 駆動軸 53、54 ロ−タリアクチュエータ 55 下フランジ 56 エレベータ昇降部 57、58 ベローズ 60 カセットエレベータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を処理する基板処理室と、 1つのチャンバを複数に仕切って形成され、基板を収納
    した基板カセットを投入または払い出す複数のロードロ
    ック室と、 上記基板処理室、複数のロードロック室を周上に連結
    し、該ロードロック室に投入された基板カセットから基
    板を抜き取って基板処理室に搬送する一方、上記基板処
    理室で処理された処理済みの基板を基板処理室からロー
    ドロック室に搬送して基板カセットに収納する基板搬送
    ロボットを有する搬送室と、 複数のロードロック室にそれぞれ設けられ、上記基板カ
    セットを載置するカセット台と、 各カセット台を支持する複数の駆動軸と、 上記ロードロック室の基板カセットから基板を抜き取る
    とき、又はロードロック室の基板カセットに処理済みの
    基板を収納するときに、カセット基板における基板の収
    納位置を基板搬送ロボットの搬送可能な位置に合わせる
    ために、上記複数の駆動軸を軸方向に同期して昇降させ
    る共用のカセットエレベータとを備えたことを特徴とす
    る半導体製造装置。
  2. 【請求項2】上記複数の駆動軸の周囲に駆動軸を覆うよ
    うにそれぞれ設けられ、駆動軸の軸方向運動時の気密を
    確保するためのベローズと、 各ベローズの長手方向の中間に共通に設けられたベロー
    ズ座屈防止用中間部材と、 上記複数の駆動軸を連結するとともに、上記カセットエ
    レベータと連動して昇降するフランジと、 上記フランジ及びベローズ座屈防止用中間部材を上記カ
    セットエレベータの昇降に伴って滑動させるガイドとを
    備えた請求項1に記載の半導体製造装置。
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