JPH10340840A - 半導体基板の位置合わせ方法 - Google Patents

半導体基板の位置合わせ方法

Info

Publication number
JPH10340840A
JPH10340840A JP9149238A JP14923897A JPH10340840A JP H10340840 A JPH10340840 A JP H10340840A JP 9149238 A JP9149238 A JP 9149238A JP 14923897 A JP14923897 A JP 14923897A JP H10340840 A JPH10340840 A JP H10340840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alignment
mark
semiconductor substrate
film
thermal wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9149238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2937171B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Yamada
義明 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9149238A priority Critical patent/JP2937171B2/ja
Publication of JPH10340840A publication Critical patent/JPH10340840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2937171B2 publication Critical patent/JP2937171B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7073Alignment marks and their environment
    • G03F9/7084Position of mark on substrate, i.e. position in (x, y, z) of mark, e.g. buried or resist covered mark, mark on rearside, at the substrate edge, in the circuit area, latent image mark, marks in plural levels
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7049Technique, e.g. interferometric
    • G03F9/7053Non-optical, e.g. mechanical, capacitive, using an electron beam, acoustic or thermal waves

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】Al合金膜22に覆われた位置合わせ用マーク
41aを検出し半導体基板の位置合わせする半導体基板
の位置合わせ方法において、検出できない通常の光セン
サでない方法で位置合わせマーク41aを検出する。 【解決手段】励起用レーザ光15をステップ状に走査
し、励起用レーザ光15によりこの位置合わせマーク4
1aを横切るとき、内部のサーマルウェーブの伝播によ
るサーマルウェーブ像を画像に変換し、その画像のピー
ク値を位置合わせマーク41aとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の位置
合わせ方法に関し、特に、半導体基板上に形成される位
置合わせマークが平坦化された表面や荒れて凹凸が激し
い表面をもつ導電体膜で覆われている半導体基板の位置
合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、半導体装置は、半導体基板(以下
ウェハと記す)に回路パターンなどの所定パターンを多
数層重ね合わせて形成し製作される。また、ウェハ表面
における各層の重ね合わせは、回路パターンが形成され
たレチクルが露光装置に位置決めされ、レチクルとは別
にウェハ表面に形成された所定の形状の位置合わせ用マ
ークにアライメント光を照射することによりマークの位
置を検出しウェハの位置合せが行なわれる。云換えれ
ば、その位置合わせ用マークの位置をアライメント光で
検出しパターン原版となるレチクルとの相対的な位置合
わせを行なうことよってなされている。
【0003】レチクルは露光装置のレチクルステージに
載置され露光装置に対して所定の位置にに位置決めさ
れ、ウェハの一領域である半導体チップはアライメント
センサーに対して合わされる。その後、レチクルの像を
基にベースライン(Off Axisのアライメントス
コープにより規程されるアライメント用の基線,また、
この基線によるアライメント位置と露光位置との距離)
を加味してステージを移動してウェハが位置決めされ
る。
【0004】従って、ステージの移動距離を精密に測定
し得る光干渉計をもつ露光装置におけるOff Axi
sの半導体基板の位置合せ方法では、ウェハの一領域で
ある半導体チップをアライメントセンサに対して合わせ
ることであるが、この位置合わせするために半導体チッ
プに形成された位置合わせ用マークを高い精度で検出し
なければならない。言い換えれば、半導体基板の位置合
わせ精度は、この位置合わせ用マークを如何に精度良く
検出するかにかかっている。
【0005】図4は従来の半導体基板の位置合せ方法の
一例を説明するための図である。この検出方法の一例と
しては、例えば、図4に示すように、レーザ光40を位
置合わせ用マーク41にスキャン照射し、回折や散乱さ
れた光を検知して行なっていた。この方法ぱ、LSA法
と呼ばれ最も一般的であり幅広く利用されている。しか
しながら、位置合わせ用マーク41が凹又は凸形状であ
るかあるいは表面が荒れたり非対称となった場合には、
この方法では正確に位置合わせするのは困難である。
【0006】このレーザ光の他に、ハロゲンランプを光
源とする波長帯域幅の広い光で照明した位置合わせ用マ
ークを画像処理するFIA法と呼ばれる方法や、ウェハ
上に回折格子状の位置合わせ用マークを形成し、このマ
ークに周波数をわずかに変えたレーザー光を2方向から
照射し、発生した2つの回折光を干渉させ、その位相か
ら位置合わせ用マークの位置情報を検出するLIAと呼
ばれる方法があり、これらの方法はLSA法に比べ、ウ
ェハの表面が荒れていたりマークが非対称でも位置合わ
せが比較的容易にできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5(a)および
(b)は位置合わせ用マーク上にAl合金膜が施された
状態を示す図である。近年、半導体装置製造過程におい
ては、図5に示すように、シリコン基板36上に形成さ
れた酸化膜37を写蝕し位置合わせ用マーク41aを形
成し、さらに、酸化膜37上に配線金属となるAl合金
膜38を形成してから、このAl合金膜38の段差被覆
性を改善するためにAl合金膜を成膜中に加熱したりあ
るいは成膜後に加熱してAlを流動化させることが行な
われている。
【0008】ここで、Al合金膜38を流動化後に、フ
ォトレジスト膜39を形成し露光してAl合金膜38を
選択的にエッチングし配線を形成しなければならない。
この配線形成のためのフォトリソグラフィの際に、位置
合わ操作するのに位置合わせ用マーク41aを使用する
ことになるが、この位置合わせ用マーク41aはAl合
金膜38で覆われているので、Al合金膜38が流動化
して形成される窪み35をマークとして利用せざる得な
かった。
【0009】しかしながら、金属膜の流動化で形成され
る窪み35の中心C1 は位置合わせ用マーク41aの中
心C2 とズレが生じ、正確な位置合わせができないとい
う問題があった。また、金属膜の流動化で必ずしも表面
が円滑でなく、図5(b)に示すように、Al合金膜3
8の表面が荒れることがある。この場合は検出光にノイ
ズを含み精度良く窪みを検出することができない。さら
に、AL合金膜をCMPなどで平坦化した場合、金属膜
中はアライメント光であるレーザ光や紫外光は通さない
ので金属膜下の位置合わせ用マーク41aの段差を検出
ができない。
【0010】従って、本発明の目的は、金属膜で覆われ
た位置合わせ用マークを検出でき精度良く位置合せでき
る半導体基板の位置合せ方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、導電膜
に覆われる半導体基板上の位置合わせ用マークの位置を
検出し前記半導体基板を位置決めする半導体基板の位置
合せ方法において、前記半導体基板をステップ状に移動
させながら前記位置合わせマーク近傍に励起用レーザ光
を走査し、前記励起用レーザ光による局部的に熱せられ
た熱源より発生するサーマルウェーブの伝播による表面
温度の変化を前記励起用レーザ光の照射点と同一の位置
に照射される検出用レーザ光の反射光の変化として測定
し、この反射光の変化をサーマルウェーブ信号の波形と
して捉え、該サーマルウェーブ信号の波形のピーク位置
を前記位置合わせマーク位置とする半導体基板の位置合
わせ方法である。前記励起レーザ光は、フォトレジスト
を感光させず該フォトレジストを透過する波長をもつこ
とが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態における半導
体基板の位置合わせ方法を説明するためのアライメント
装置を示す図である。本発明の半導体基板の位置合わせ
方法に使用されるOff−Axis方式のアライメント
装置は、図1に示すように、励起用レーザ1aから出射
されたレーザ光である励起用レーザ光がAO変調素子2
およびビームエキスパンダー3ならびにダイクロイック
ミラー4を介してオートフォオーカス5と対物レンズ6
に透過し微小なスポットに形成し基板8に入射する投光
光学系1が備えられている。
【0014】また、このアライメント装置は、検出用レ
ーザ9aから出射される検出用レーザ光がビームエキス
パンダー10と偏光ビームスプリッタ11と入/4板1
2とダイクロイックミラー4とを透過しオートフォーカ
ス5により自動焦点合わせされ対物レンズ6に入射され
XYステージ7上の基板8の表面に集光する検出光学系
9が備えられている。
【0015】さらに、このアライメント装置は、投光光
学系1からの微小なスポット径のレーザ光の入射により
発生するサーマルウェーブの伝播によって検出用レーザ
光の反射光を対物レンズ6とダイクロイックミラー4と
入/4板12と偏光ビームスプリッタ11およびフィル
ター13を通して入射させ光強度を計測するフォトディ
テクタ14が備えられている。
【0016】励起用レーザ光と検出用レーザ光とは各々
の光軸が一致しており、全く同じ位置に集光スポットと
して入射する。励起用レーザ光の一部は基板8に入射し
た後、その一部が吸収され、基板8内部にサーマルウェ
ーブ(熱の伝搬)とプラズマウェーブ(電子−正孔対の
伝搬)が発生し、サーマルウェーブは基板8の表面下の
構造により伝播の様子が変化し、その表面下の構造の違
いにより等温線が変化し基板8の表面の温度が変化す
る。また、その基板表面の温度の変化により表面の光反
射率が変化するので、検出用レーザ光を照射しその反射
光の変化をフォトディテクタ14により検出する。
【0017】図2は図1のアライメント装置の動作作用
を説明するための図である。上述したサーマルウェーブ
の伝播の様子は、図2に示すように、励起用レーザ光1
5がフォトレジスト膜23を透過しAl合金膜22に吸
収され周期的なサーマルウェーブが等温線に示すように
伝播する。図2(a)のようにシリコン基板20上のシ
リコン酸化膜21の無い場所での表面温度T1 は、図2
(b)のようにシリコン酸化膜21の有る場所での表面
温度T2 より低くなる。この表面温度の違いによりを入
光される検出用レーザ光の反射率の変動するので、反射
光の光強度の変化を図1のフォトディテクタ14により
測定すればAl合金膜に覆われた位置合わせ用マークで
も検出できる。
【0018】図3は本発明の一実施の形態における位置
合せ用マークを検出する方法を説明するための図であ
る。上述したようにサーマルウェーブの伝播による表面
温度の変化およびその温度変化による光反射率の変化を
利用して位置合わせ用マークの検出方法を説明する。こ
こで、図3に示すように、位置合わせ用マーク41a上
のAl合金膜がCMPで平坦化された場合について説明
する。
【0019】まず、図3に示すように、図1のXYステ
ージ7をステッピングさせシリコン基板20の表面に励
起用レーザ光15を走査する。このことにより、シリコ
ン基板20の表面の各ポイトの表面温度の変化する。そ
して、図1のフォトディテクタ14が反射する検出用レ
ーザ光を入光し、シリコン基板20の表面下の構造変化
をサーマルウェーブ像(表面温度の変化により検出用レ
ーザ光の反射光の変化)としてディスプレイに描くこと
が可能となる。
【0020】すなわち、検出用レーザ光の反射率をフォ
トディテクタ14の信号レベルとしてとらえたものを図
3の下に示してある。この曲線はスムーズイングをかけ
てなめらかにしたものである。このフォトディテクタ1
4の信号レベルの変化をXY両方向にステップスキャン
させて、反射光レベルを画像に変換することにより、位
置合わせ用マーク41aのパターンのシリコン酸化膜2
1の肩である端部は検出できないとしてもパターンの中
央C0 を位置決めすることは可能となる。なお、Al合
金膜22の上にフォトレジスト膜23があるが、フォト
レジスト膜23は光を通すのでAl合金膜22の表面の
反射率の測定をプローブレーザ光により行なうことにな
る。
【0021】次に本発明の第1の実施例について図1を
再度参照して説明する。1MHzまだは10MHzに変
調された励起用アルゴンレーザ光(波長はシリコン酸化
膜への吸収とフォトレジストが感光しない程度に488
nmから520nmの単色光とした。)がAO変調素子
2,ビームエキスパターン3,ダイクロイックミラー4
を介した後、オートフォーカス5と対物レンズ6を通し
てウェハである基板8の表面に直径1μmのスポット光
として自動フォーカスされて入射する。
【0022】He−Neレーザからなる検出用レーザ9
から出射された検出用レーザ光(波長633nm)はビ
ームエキスパンダー10,偏光ビームスプリッタ11,
入/4板12,ダイクロックミラー4を介した後励起用
レーザー同様オートフォーカス5と対物レンズ6を通し
て基板8の表面に直径1μmのスポット光として自動フ
ォーカスされて入射する。
【0023】基板8から反射された検出用レーザ光は対
物レンズ6、ダイクロイックミラー4,入/4板12,
偏光ビームスプリッタ11,He−Neフィルター13
を通してフォトディテクタ14に入射する。ここで、励
起用レーザ光と検出用レーザ光とは各々の光軸が一致し
ているため、全く同じ位置に入射する。
【0024】実施の形態で説明したように励起用レーザ
光で基板8の表面近傍で発生したサーマルウェーブの伝
播の違いによる基板8表面温度の変化を検出用レーザ光
の反射率の変化としてフォトディテクタ14により検出
する。なお、このとき、XYステージ7をステッピサイ
ズ0.025μmでステッピングさせて各ポイントの表
面温度の変化を測定することにより、基板8の表面下の
構造変化をサーマルウェーブ像として描くことが可能と
なり、この像により基板8の表面下にある位置合わせ用
マークの位置を検出する。
【0025】次に、この実施例における位置合わせ動作
を図3を参照して説明する。まず、図3に示すように、
シリコン酸化膜21で形成された凹型の位置合わせ用マ
ーク41aがAl合金膜22により埋込まれて表面が完
全に平坦化され、その表面にはフォトレジスト膜23が
形成されている状態である。この状態のシリコン基板2
0上に矢印の方向(X軸方向とする)にXYステージを
0.025μmピッチでステップスキャンさせる。そし
て、各ステップでのサーマルウェーブ信号すなわち反射
光の強度を測定する。
【0026】ここで、Al合金膜22の下にシリコン酸
化膜21の無い場所では、Al合金膜22が直接シリコ
ン基板20に接続されているので、熱電導度が良くサー
マルのように、XとYそれぞれ独立したパターンを用意
する必要は無い。この方向で求めた像の空間分解能はス
テップピッチできまるので0.025μmとなるが、ス
テージのステップ精度も0.025μm程度であるので
位置合わせ精度は3σで0.05μm程度である。この
ように、位置合わせ用マークがはっきり光学的に検出可
能であり、従来技術を用い光学的に位置合わせを行なう
としても、その精度は3σで0.05μm程度であり本
発明の方法と位置の検出精度は同等である。
【0027】したがって本発明を用いれば、光学的に位
置合わせマークを検出できない場合においても従来技術
とほぼ同等の位置精度で位置合わせが可能となる。ま
た、本実施例においては、位置合わせ専用のマークを使
用する場合について説明したが、必ずしも専用のマーク
を使用する必要はなく、チップ内での位置が明確でさえ
あれば製品チップ内の素子と配線あるいは配線間を接続
するコンタクトホールのようなパターンを用いてもよ
い。ただし、周辺に同じ様なパターンがあると間違う可
能性があるので周辺には他にパターンがない所を選んだ
ほうが良い。
【0028】なお、サーマルウェーブがシリコン基板2
0にまで伝播しやすくAl合金22の表面での温度上昇
は小さいのに対し、Al合金膜22の下にシリコン酸化
膜21の有る場所ではシリコン酸化膜21の熱伝導度が
Al合金膜22の約6%と小さいため、サーマルウェー
ブの伝播がシリコン酸化膜21でゆるやかとなり、結果
としてシリコン酸化膜21のない場所よりもAl合金2
2の表面温度が高くなる。
【0029】次に、Y軸方向に0.025μmステップ
させるごとに同じようにX軸方向のフォトディテクタの
信号レベルの変化を測定する。このような位置合わせ用
パターン近傍で0.025μmメッシュの信号レベルを
測定し信号レベルを画像に変換すれば光学的には見えな
い位置合わせ用パターンを検出することが可能である。
サーマルウェーブ信号ではシリコン酸化膜21のパター
ンの界面をはっきりとらえることはできないが、パター
ンの中心を検出が可能である。この方向ではパターンの
中心のXY座標が同時に検出できる。
【0030】次に、本発明の第2の実施例について図1
および図3を参照して説明する。この実施例は前述の実
施例と同じアライメント装置を用い、図3と同じ位置合
わせ用マークを用いて行なうが、この実施例においては
X方向の位置合わせを行なうためにX方向に0.025
μmピッチでステップスキャンしてサーマルウェーブの
信号を検出するが、Y方向は0.025μmピッチでは
なく、0.1〜0.5μmピッチで3〜10回X方向に
スキャンさせその平均値から位置合わせ用マークのX座
標(図3のC0 )を求め、Y座標は逆にY方向に0.0
25μmピッチでステップスキャンを3〜10回行ない
その平均値から求める。この方法ではX方向とY方向と
別に2回スキャンするが、スキャン回数が実施例1より
も少なくて良いので短時間でマークの位置を検出して位
置合わせが可能である。
【0031】この際用いる位置合わせ用マークはXYと
も同じマークを用いても良いがX座標を検出するにはY
方向に長い長方形を逆にY座標を検出するにはX方向に
長い長方形のパターンを用いたほうが良い。
【0032】これまでの例は位置合わせ用マークがAl
合金22で埋込まれ完全に平坦化されている例について
説明してきたがAl合金22で埋込まれている必要は無
く、W(シリコン酸化膜の126倍の熱伝導率)のよう
な高融点金属やシリコン(シリコン酸化膜の120倍の
熱伝導率)のような半導体で埋込まれその全面に金属膜
が形成され表面が平坦化されている場合についても本発
明により位置合わせが可能である。
【0033】また、位置合わせ用マークは凹型である必
要は無く凸型のマークでも良い。さらに、マークの下は
シリコンのような基板でなくてもよく、高融点金属ある
いはそのシリサイドやAl合金のような金属で形成され
た配線でも良い。
【0034】これまでの実施例では位置合わせ用マーク
の表面が埋込まれその上に形成された金属膜の表面が完
全に平坦化され光学的には全くマークの位置を検出でき
ない場合について説明してきたが、例えは、図5(b)
に示すように、位置合わせ用マーク上に形成されたAl
合金膜38の表面形状が荒れて凹凸が激しい場合にも適
用できる。このような形状は、ホールを埋込むためにA
l合金膜38を高温でスパッタした場合などにしばしば
起きる。
【0035】この場合でも、従来技術のように光学的に
マークの位置を検出しようとしても、表面形状の荒れの
ために信号のノイズが大きくて正確な位置検出すること
は既に説明した通り困難である。たとえば、Al合金膜
38を高温でスパッタした場合などはFIAを用いて位
置合わせを行なっても位置合わせ精度は3σで0.1μ
m程度であり、ひどい場合にはマーク自体を検出できな
い場合もある。しかしながらこのような場合でも本発明
を用い位置合わせ用マーク近傍のサーマルウェーブ像を
描くことにより表面形状からのノイズは小さくなりマー
クの位置を正確に検出することが可能である。但し表面
の凹凸型状が位置合わせ用マークよりも小さい必要があ
る。
【0036】また、図5(a)に示すように、Al合金
膜38が位置合わせ用マーク上で窪んでいるが、その窪
み35の中心が位置合わせ用マーク41aの位置とずれ
ている場合である。このように窪み35が片寄る場合
は、基板周辺にAl合金膜38をスパッタ法で形成する
際、段差被覆性が内側方向と外側方向で大きく違う場合
にしばしば起きる。この場合では、従来技術のように光
学的にマークの位置を検出しようとすると、従来技術の
項で述べたように、Al合金膜38の窪みの位置の情報
のみで判定するのでC1 が位置合わせ用マーク41aの
位置C2 と判定してしまう。
【0037】これに対して本発明の方法でサーマルウェ
ーブ像を描くと、表面形状の情報にその下のサーマルウ
ェーブの伝播の違いにより発生する表面温度の情報も加
味されるのでC1 と本来のマークの位置C2 の間の位置
をマークの位置と判定することになる。この場合、本発
明を用いても完全に正確の位置を検出するわけではない
が、従来技術の光学的方法よりも正確に位置検出可能で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、励起用レ
ーザ光を照射し金属表面下の位置合わせ用マーク近傍に
励起用レーザ光を照射し局部的にかく乱させ、この局部
的熱源から発生するサーマルウェーブよる熱伝導の違い
により、表面温度の変化による光反射光の変化をサーマ
ルウェーブ像として画像変換させ、サマールウェーブ像
のピーク値を位置合わせマークの位置として容易に検出
できるので、位置合わせマークを覆う金属膜の表面が荒
れたり平坦化されていても位置合わせを精度良く決める
ことができ、各層の回路パターンをずれなく精密に重ね
形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における半導体基板の位
置合わせ方法を説明するためのアライメント装置を示す
図である。
【図2】図1のアライメント装置の動作作用を説明する
ための図である。
【図3】本発明の一実施の形態における位置合せ用マー
クを検出する方法を説明するための図である。
【図4】従来の半導体基板の位置合せ方法の一例を説明
するための図である。
【図5】位置合わせ用マーク上にAl合金膜が施された
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 投光光学系 1a 励起用レーザ 2 OA変調素子 3,10 ビームエキスパンダー 4 ダイロイックミラー 5 オートフォーカス 6 対物レンズ 7 XYステージ 8 基板 9 検出光学系 9a 検出用レーザ 11 偏光ビームスプリッタ 12 入/4板 13 フィルタ 14 フォトディテクタ 15 励起用レーザ光 20,35 シリコン基板 21,37 酸化膜 22,38 Al合金膜 23,39 フォトレジスト膜 40 レーザ光 41,41a 位置合わせ用マーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電膜に覆われる半導体基板上の位置合
    わせ用マークの位置を検出し前記半導体基板を位置決め
    する半導体基板の位置合せ方法において、前記半導体基
    板をステップ状に移動させながら前記位置合わせマーク
    近傍に励起用レーザ光を走査し、前記励起用レーザ光に
    よる局部的に熱せられた熱源より発生するサーマルウェ
    ーブの伝播による表面温度の変化を前記励起用レーザ光
    の照射点と同一の位置に照射される検出用レーザ光の反
    射光の変化として測定し、この反射光の変化をサーマル
    ウェーブ信号の波形として捉え、該サーマルウェーブ信
    号の波形のピーク位置を前記位置合わせマーク位置とす
    ることを特徴とする半導体基板の位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 前記励起レーザ光は、フォトレジストを
    感光させず該フォトレジストを透過する波長をもつこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体基板の位置合わせ方
    法。
JP9149238A 1997-06-06 1997-06-06 半導体基板の位置合わせ方法 Expired - Fee Related JP2937171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9149238A JP2937171B2 (ja) 1997-06-06 1997-06-06 半導体基板の位置合わせ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9149238A JP2937171B2 (ja) 1997-06-06 1997-06-06 半導体基板の位置合わせ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10340840A true JPH10340840A (ja) 1998-12-22
JP2937171B2 JP2937171B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=15470910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9149238A Expired - Fee Related JP2937171B2 (ja) 1997-06-06 1997-06-06 半導体基板の位置合わせ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2937171B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1150173A2 (en) * 2000-04-28 2001-10-31 ASM Lithography Determining the position of a substrate alignment mark
US6987556B2 (en) 2000-04-28 2006-01-17 Asml Netherlands B.V. Lithographic projection apparatus, a method for determining a position of a substrate alignment mark, a device manufacturing method and device manufactured thereby

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6957728B2 (ja) * 2017-08-16 2021-11-02 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. アライメント測定システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1150173A2 (en) * 2000-04-28 2001-10-31 ASM Lithography Determining the position of a substrate alignment mark
EP1150173A3 (en) * 2000-04-28 2004-11-17 ASML Netherlands B.V. Determining the position of a substrate alignment mark
US6987556B2 (en) 2000-04-28 2006-01-17 Asml Netherlands B.V. Lithographic projection apparatus, a method for determining a position of a substrate alignment mark, a device manufacturing method and device manufactured thereby
KR100643225B1 (ko) * 2000-04-28 2006-11-10 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 리소그래피 투영장치, 기판정렬 마크의 위치를 결정하는방법, 디바이스 제조방법 및 그 디바이스

Also Published As

Publication number Publication date
JP2937171B2 (ja) 1999-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5721607A (en) Alignment method and apparatus
US8107085B2 (en) Methods and systems for interferometric analysis of surfaces and related applications
JP4192423B2 (ja) マーク検出方法、位置検出装置、露光方法及び装置、デバイス製造方法、並びにデバイス
CN112740109A (zh) 用于位置量测的量测传感器
US5929997A (en) Alignment-mark measurements on the backside of a wafer for synchronous wafer alignment
JP2004531062A (ja) 裏側アライメントシステム及び方法
JPH07239212A (ja) 位置検出装置
JP3477777B2 (ja) 投影露光装置およびその方法
CN106483777B (zh) 一种具有调焦功能的对准系统及对准方法
US4626103A (en) Focus tracking system
JP2937171B2 (ja) 半導体基板の位置合わせ方法
JP2650396B2 (ja) 位置検出装置及び位置検出方法
US6950194B2 (en) Alignment sensor
JP3600882B2 (ja) 位置合わせ方法、露光方法、及び素子製造方法、並びに位置合わせ装置及び露光装置
JP3265031B2 (ja) 表面形状検出方法および投影露光装置
JP2002340524A (ja) パターン検出方法及びパターン検出装置
JPS62171125A (ja) 露光装置
US7084979B1 (en) Non-contact optical profilometer with orthogonal beams
JPH0348104A (ja) 重ね合せ偏差測定方法およびその測定装置
JP3460134B2 (ja) 検知方法、膜厚計測方法、検知装置、膜厚計測装置、及び研磨装置
JP2861927B2 (ja) 光学的多層物体の傾きもしくは高さの検出方法及びその装置
JPH0672766B2 (ja) 位置検出装置
JPH11183138A (ja) パターンの寸法測定方法および装置
JP3880904B2 (ja) アライメント検出方法、アライメント検出装置、デバイス製造方法及びデバイス製造装置
JP2775988B2 (ja) 位置検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990511

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees