JPH10340827A - トリマコンデンサ - Google Patents

トリマコンデンサ

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JPH10340827A
JPH10340827A JP9149058A JP14905897A JPH10340827A JP H10340827 A JPH10340827 A JP H10340827A JP 9149058 A JP9149058 A JP 9149058A JP 14905897 A JP14905897 A JP 14905897A JP H10340827 A JPH10340827 A JP H10340827A
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electrode plate
fixed electrode
movable
capacitor
movable electrode
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JP9149058A
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Susumu Sakamoto
進 阪本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造上バランスがとれ、実質的に等しい浮遊
容量を有する外部接続部を有するトリマコンデンサを提
供する。 【解決手段】 第1の固定電極板と、上記第1の固定電
極板と電気的に絶縁されていて、第1の固定電極板と同
じ形状の第2の固定電極板と、上記第1の固定電極板上
に形成された第1電気的接続部と、上記第2の固定電極
板上に形成された、上記第1電気的接続部と同じ形状の
第2電気的接続部と、上記第1の固定電極板に対向する
第1の可動電極板と、上記第2の固定電極板に対向し、
上記第1の可動電極板と電気的に接続されている第2の
可動電極板と、上記可動電極板変位手段とを含んでいる
トリマコンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高周波で作動す
る可変容量のトリマコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンデンサの基本的な構造は、2枚の電
極板で絶縁性の誘電体を狭持したものであり、その静電
容量は、誘電体を狭持する電極板の面積に比例し、両電
極板間の距離に反比例することが知られている。つま
り、誘電体を狭持する電極板の面積を変化させること、
又は電極板間の距離を変化させることでコンデンサの静
電容量を変化させることができる。
【0003】可変容量コンデンサの一種であるトリマコ
ンデンサは、上述したコンデンサの電気的特性を利用し
たものである。特開昭63−308514号公報、特開
昭55−153316号公報は、コンデンサを形成する
電極板を回転させることによって、誘電体を狭持する電
極板の面積を変化させる可変コンデンサを開示してい
る。さらに、特開昭61ー8912号公報は、外周面に
固定電極板が形成されている絶縁体の円筒に、可動電極
板である導電性部分を有するシリンダを挿入し、円筒に
シリンダを出し入れすることで、絶縁体である円筒を狭
持する電極板の面積を変化させる、シリンダ型の可変コ
ンデンサを開示している。
【0004】以下、図11〜13を参照にして、従来例
に係るトリマコンデンサについて説明する。図11は従
来の高周波トリマコンデンサの斜視図を、図12は図1
1中のA−A'に沿ったトリマコンデンサの断面図を、
図13はトリマコンデンサの平面図を示すものである。
【0005】従来例に係るトリマコンデンサBは、固定
絶縁体1上に誘電性材料の可動絶縁体3を配置した構造
であり、固定絶縁体1上の一部には固体電極板2が設け
られ、可動絶縁体3上の一部には可動電極板4が設けら
れている。さらに回転制御部7によって、可動絶縁体3
を固体絶縁体1上で回転させ、固体電極板2と可動電極
板4とで可動絶縁体3を狭持する面積Sを変化させるも
のである。
【0006】つまり、上記トリマコンデンサBは、誘電
性材料からなる可動絶縁体3を固定電極板2と可動電極
板4とで挟持したものであり、可動絶縁体3を狭持する
両電極板の面積Sを変化させることで、コンデンサの静
電容量を変化させるものである。
【0007】また、上記トリマコンデンサBを外部回路
と接続するため、固定電極板2には固定電極板リード5
が設けられ、さらに、固定電極板5リードと異なる形状
の可動電極板リード6は、回転制御部7を介して可動電
極板4と電気的に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例のトリマコンデンサBには以下で説明するよう
な問題点がある。前述した構造のトリマコンデンサBを
バランス形の増幅器や、混合器に使用する場合、固定電
極板リード5、固定電極板2からなる固定電極板側の外
部接続部の形状と、可動電極板4、回転制御部7、可動
電極板リード6からなる可動電極板側の外部接続部の形
状とが異なるために、両外部接続部が有する浮遊容量が
異なることが不都合であり、また、構造上でもバランス
が悪いといった問題点がある。
【0009】さらに、回転制御部7が、可動電極板4と
可動電極板リード6とに接することで、可動電極板4と
可動電極板リード6との電気的接続がされているので、
可動電極板4が固定絶縁体1上で回転した際、上記の電
気的接続が接触不良を起こす可能性があるという問題が
ある。
【0010】本発明の目的は、構造上バランスがとれ、
実質的に等しい浮遊容量を有する外部接続部を有するト
リマコンデンサを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトリマコン
デンサは、固定電極板と、上記固定電極板に対して変位
が可能な可動電極板とを有するトリマコンデンサであっ
て、第1の固定電極板と、上記第1の固定電極板と電気
的に絶縁されていて、実質的に上記第1の固定電極板と
同じ形状の第2の固定電極板と、上記第1の固定電極板
上に形成された第1電気的接続部と、上記第2の固定電
極板上に形成された、上記第1電気的接続部と実質的に
同じ形状の第2電気的接続部と、誘電体を介して上記第
1の固定電極板に対向する第1の可動電極板と、上記誘
電体を介して上記第2の固定電極板に対向し、上記第1
の可動電極板と電気的に接続されている第2の可動電極
板と、上記第1の固定電極板及び上記第2の固定電極板
に対して、上記第1の可動電極板及び上記第2の可動電
極板の位置を変化させる可動電極板変位手段と、上記第
1の固定電極板、上記第1の可動電極板、及び上記第1
の固定電極板と上記第1の可動電極板とで狭持される上
記誘電体からなる第1のコンデンサと、上記第2の固定
電極板、上記第2の可動電極板、及び上記第2の固定電
極板と上記第2の可動電極板とで狭持され上記誘電体か
らなり、上記第1のコンデンサと電気的に接続された第
2のコンデンサとを含んでいて、上記可動電極板変位手
段によって、上記第1のコンデンサ及び第2のコンデン
サの静電容量を変化させることを特徴とする。
【0012】本発明に係るトリマコンデンサは、上記第
1の可動電極板及び上記第2の可動電極板が、上記第1
の固定電極板及び上記第2の固定電極板上で、可動であ
る誘電体を介して配置されたものであり、上記可動電極
板変位手段は、上記第1の固定電極板及び上記第2の固
定電極板上で、上記第1の可動電極板及び上記第2の可
動電極板をスライドさせ上記可動誘電体を狭持する、上
記第1のコンデンサの電極板面積及び上記第2のコンデ
ンサの電極板面積を変化させるのものであるのが好まし
い。
【0013】また、本発明に係るトリマコンデンサは、
上記可動電極板変位手段が、上記第1の固定電極板と上
記第1の可動電極板との距離、及び上記第2の固定電極
板と上記第2の可動電極板との距離を変化させるものが
好ましい。
【0014】さらに、本発明に係るトリマコンデンサ
は、上記誘電体が絶縁性の円筒であり、上記第1の固定
電極板及び上記第2の固定電極板が、上記円筒の外周壁
に形成されたものであり、上記第1の可動電極板及び上
記可動電極板が、上記円筒に嵌入された、少なくとも表
面が導電性である嵌入部材であり、上記可動電極変位手
段は、上記嵌入部材を上記円筒の内周壁に沿って変位さ
せるものであるのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照にして、本発明
に係る実施の形態を説明する。
【0016】実施の形態1.最初に、本発明に係るトリ
マコンデンサの第1の実施の形態について説明する。図
1は、第1の実施の形態に係る高周波トリマコンデンサ
Bの斜視図を、図2(a)はトリマコンデンサBの構成
部品である可動絶縁体3を、図2(b)はトリマコンデ
ンサBの構成部品である固定絶縁体1を示すものであ
る。また、図3は、図1の線AーA’に沿ったトリマコ
ンデンサBの断面図を、図4は、トリマコンデンサBの
平面図を示すものである。
【0017】固定絶縁体1上の一部には、互いに絶縁さ
れていて、同じ形状の第1固定電極板2aと第2固定電
極板2bが設けられていて、さらに両電極板を外部回路
と電気的に接続するように、第1固定電極板2a上、第
2固定電極板2b上の各々に、第1固定電極板リード5
a、第2固定電極板リード5bが形成されている。ま
た、固体絶縁体1、可動絶縁体3のどちらにも、回転制
御部7を貫通させる貫通孔7aが設けられている。尚、
第1固定電極板リード5aと第2固定電極板リード5b
は、同じ形状のものである。
【0018】第1の実施の形態に係るトリマコンデンサ
Bは、可動絶縁体3が固定絶縁体1上に配置されてい
て、さらに、回転制御部7によって固定絶縁体1上で可
動絶縁体3の回転が可能な構造である。従って、第1固
定電極板2aと可動電極板4とで可動絶縁体3を狭持す
る面積であるS1と、第2固定電極板2bと可動電極板
4とで可動絶縁体3を狭持する面積であるS2を、回転
制御部7によって変化させることができる。
【0019】つまり、第1固定電極板2a、可動電極板
4及び該両電極板で狭持される可動絶縁体3を誘電体と
する第1コンデンサと、第2固定電極板2b、可動電極
板4、及び該両電極で狭持される可動絶縁体3を誘電体
とする第2コンデンサの両コンデンサの静電容量を変化
させることが可能である。さらに、第1コンデンサを構
成する可動電極板部と第2コンデンサを構成する可動電
極板部は連続しているため、この実施の形態に係るトリ
マコンデンサBでは、第1コンデンサと第2コンデンサ
とは電気的に直列接続されたものとみなすことができる
ので、第1固定電極板2aと第1固定電極板リード5a
からなる部分を第1外部接続部、第2固定電極板2bと
第2固定電極板リード5bからなる部分を第2外部接続
部とする、1つの可変静電容量コンデンサとみなすこと
ができる。
【0020】実施の形態2.次に図5〜7を参照に、本
発明の第2の実施の形態に係るトリマコンデンサについ
て説明する。図5は本発明の高周波トリマコンデンサの
斜視図を、図6は図5中の線A−A'に沿ったトリマコ
ンデンサの断面図を、図7はトリマコンデンサの構成部
品である固定絶縁体1を示すものである。
【0021】第2の実施の形態に係るトリマコンデンサ
は互いに絶縁されていて、同じ形状の第1固定電極板2
a及び第2固定電極板2bが形成されている固定絶縁体
1と、導電性材料であり、可動電極板である回転板8と
を含んでいる。なお、回転板8は、第1固定電極板2a
と第2固定電極板2bとに対向する可動電極板としての
面が連続して導電性材料であればよい。
【0022】さらに、この実施の形態に係るトリマコン
デンサを外部回路に接続するために、第1固定電極板2
a及び第2固定電極板2b上に、それぞれ実質的に同じ
形状の第1固定電極板リード5a、第2固定電極板リー
ド5bが設けられている。また、回転制御部7は、ネジ
部9を介して回転板8と接続されている。ケース部10
は、ネジ部9を保持し、固定絶縁体1に取り付けられて
いるものである。
【0023】この実施の形態に係るトリマコンデンサ
は、第1固定電極板2aと該固定電極板2aに対向する
回転板8の可動電極板部からなる第1コンデンサと、第
2固定電極板2bと該固定電極板2bに対向する回転板
8の可動電極板部からなる第2コンデンサを備えたもの
である。固定電極板2aに対向する回転板8の可動電極
板部と、固定電極板2bに対向する回転板8の可動電極
板部とが電気的に接続されているので、第1コンデンサ
と第2コンデンサは直列接続されたものとみなすことが
できる。
【0024】また、回転制御部7を回転させることで、
回転板8の位置を上下に変化させることができる。この
ことによって、各第1コンデンサ及び第2コンデンサの
固定電極板と可動電極板との距離を変化させる、即ち第
1コンデンサと第2コンデンサの静電容量を変化させる
ことができる。従って、この実施の形態に係るトリマコ
ンデンサは、第1固定電極板2aと第1固定電極板リー
ド5aからなる部分を第1外部接続部、第2固定電極板
2bと第2固定電極板リード5bからなる部分を第2外
部接続部とする、1つの可変静電容量コンデンサとみな
すことができる。
【0025】実施の形態3.以下、図8〜10を参照
に、本発明の第3の実施の形態に係るトリマコンデンサ
について説明する。図8はこの実施の形態に係る高周波
トリマコンデンサの斜視図を、図9は図8中の線A−
A'に沿ったトリマコンデンサの断面図を、図10は図
9中の線B−B'に沿ったトリマコンデンサの断面図を
示すものである。
【0026】この実施の形態に係るトリマコンデンサ
は、誘電性の絶縁体ケース12とネジ部11を備えてい
る。また、絶縁体ケース12の外周部には、互いに絶縁
されている第1固定電極板2aと第2固定電極板2bが
形成されていて、さらに、この実施の形態に係るトリマ
コンデンサを外部回路に接続するため、両固定電極板上
に、それぞれ同一形状の第1固定電極板リード5a、第
2固定電極板リード5bが形成されている。
【0027】また、可動電極板の役割を果たすネジ部1
1は、導電性材料で形成されたもの、又は少なくとも上
記ネジ部11の表面が導電性材料であればよい。さら
に、ネジ部11には回転制御部7が接続されていて、回
転制御部7を回転させることで、絶縁体ケース12に対
するネジ部11の位置を上下に移動させることができ
る。このことで、図9で示される絶縁体ケース12を介
して第1固定電極板2aとネジ部11とが重なる長さS
1、及び絶縁体ケース12を介して第2固定電極板2b
とネジ部11とが重なる長さS2を変化させることがで
きる。
【0028】この実施の形態に係るトリマコンデンサ
は、第1固定電極板2a、該第1固定電極板2aに対向
するネジ部11の一部である可動電極板部及び両電極板
で狭持される絶縁体ケース12の一部である誘電体から
なる第1コンデンサと、第2固定電極板2b、該第2固
定電極板2bに対向するネジ部11の一部である可動電
極板部及び両電極板で狭持される絶縁体ケース12の一
部である誘電体からなる第2コンデンサとを備えている
ものである。さらに、第1固定電極板2aに対向するネ
ジ部11の一部である可動電極板部と第2固定電極板2
bに対向するネジ部11の一部である可動電極板部とは
電気的に接続されているため、第1コンデンサと第2コ
ンデンサとは直列接続されたものとみなすことができ
る。
【0029】さらに、回転制御部7によってネジ部11
を上下させることにより、絶縁体ケース12の一部であ
る誘電体を狭持する第1固定電極板2aとそれに対向す
る可動電極板部の面積S1を変化させることで第1コン
デンサの静電容量を変化させることができ、絶縁体ケー
ス12の一部である誘電体を狭持する第2固定電極板2
bとそれに対向する可動電極板部の面積S2を変化させ
ることで第2コンデンサの静電容量を変化させることが
できる。つまり、ネジ部11が絶縁体ケース12に挿入
されるほど、第1コンデンサ及び第2コンデンサの静電
容量が増加し、ネジ部11が絶縁体ケース12から引き
出されるほど、第1コンデンサ及び第2コンデンサの静
電容量は減少する。
【0030】従って、この実施の形態に係るトリマコン
デンサは、第1固定電極板2aと第1固定電極板リード
5aからなる部分を第1外部接続部、第2固定電極板2
bと第2固定電極板リード5bからなる部分を第2外部
接続部とする、1つの可変静電容量コンデンサとみなす
ことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るトリマコンデンサは、第1
の固定電極板と第2の固定電極板上にそれぞれ第1電気
的接続部及び第2電気的接続部を備えている。このこと
によって、接触不良無しにトリマコンデンサを外部回路
に接続することができる。また、第1の固定電極板と第
2の固定電極板とが同一形状にし、第1電気的接続部と
第2電気的接続部とが同一形状にすることで、第1の固
定電極部と第1電気的接続部からなる第1の外部接続部
が有する浮遊容量と、第2の固定電極部と第2電気的接
続部からなる第2の外部接続部が有する浮遊容量を同じ
にすることができる。さらに、構造上のバランスも優れ
たものにすることができる。
【0032】本発明に係るトリマコンデンサは、第1の
固定電極板と第2の固定電極板上にそれぞれ第1電気的
接続部及び第2電気的接続部を備えている。さらに、誘
電体を介して両固定電極板上可動電極板がスライドでき
るように配置されている。このことによって、接触不良
無しにトリマコンデンサを外部回路に接続することがで
きる。また、第1の固定電極板と第2の固定電極板とが
同一形状にし、第1電気的接続部と第2電気的接続部と
が同一形状にすることで、第1の固定電極部と第1電気
的接続部からなる第1の外部接続部が有する浮遊容量
と、第2の固定電極部と第2電気的接続部からなる第2
の外部接続部が有する浮遊容量を同じにすることができ
る。さらに、構造上のバランスも優れたものにすること
ができる。
【0033】本発明に係るトリマコンデンサは、第1の
固定電極板と第2の固定電極板上にそれぞれ第1電気的
接続部及び第2電気的接続部を備えている。さらに、可
動電極板が両固定電極板との距離の調整ができるように
形成されている。このことによって、接触不良無しにト
リマコンデンサを外部回路に接続することができる。ま
た、第1の固定電極板と第2の固定電極板とが同一形状
にし、第1電気的接続部と第2電気的接続部とが同一形
状にすることで、第1の固定電極部と第1電気的接続部
からなる第1の外部接続部が有する浮遊容量と、第2の
固定電極部と第2電気的接続部からなる第2の外部接続
部が有する浮遊容量を同じにすることができる。さら
に、構造上のバランスも優れたものにすることができ
る。
【0034】本発明に係るトリマコンデンサは、第1の
固定電極板と第2の固定電極板上にそれぞれ第1電気的
接続部及び第2電気的接続部を備えている。さらに、両
固定電極板は絶縁性の円筒の外周部に形成されたもので
あり、該円筒には、少なくとも表面が導電性である嵌入
部材が嵌入されている。このことによって、接触不良無
しにトリマコンデンサを外部回路に接続することができ
る。また、第1の固定電極板と第2の固定電極板とが同
一形状にし、第1電気的接続部と第2電気的接続部とが
同一形状にすることで、第1の固定電極部と第1電気的
接続部からなる第1の外部接続部が有する浮遊容量と、
第2の固定電極部と第2電気的接続部からなる第2の外
部接続部が有する浮遊容量を同じにすることができる。
さらに、構造上のバランスも優れたものにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るトリマコン
デンサの斜視図を示すものである。
【図2】 (a)は、本発明の第1の実施の形態に係る
トリマコンデンサの構成部品である可動絶縁体を示すも
のであり、(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る
トリマコンデンサの構成部品である固定絶縁体を示すも
のである。
【図3】 図1の線AーA’に沿う断面図を示すもので
ある。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係るトリマコン
デンサの平面図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係るトリマコン
デンサの斜視図を示すものである。
【図6】 図5の線A−A'に沿う断面図を示すもので
ある。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係るトリマコン
デンサの構成部品である固定絶縁体を示すものである。
【図8】 本発明の第3の実施の形態に係るトリマコン
デンサーの斜視図を示すものである。
【図9】 図8の線A−A’に沿う断面図を示すもので
ある。
【図10】 図9の線BーB’に沿う断面図を示すもの
である。
【図11】 従来例に係るトリマコンデンサの斜視図を
示すものである。
【図12】 図11の線AーA’に沿う断面図を示すも
のである。
【図13】 従来例に係るトリマコンデンサの平面図を
示すものである。
【符号の説明】
Bトリマコンデンサ、 1 固定絶縁体、 2a 第1
の固定電極板、 2b第2の固定電極板、 3 可動絶
縁体、 4 可動電極板、 5a 第1の固定電極板リ
ード、 5b 第2の固定電極板リード、 7 回転制
御部、 7a貫通孔、 8 回転板、 9 ネジ部、
10 絶縁体ケース、 11 ネジ部、 12 絶縁体
ケース。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定電極板と、上記固定電極板に対して
    変位が可能な可動電極板とを有するトリマコンデンサで
    あって、 第1の固定電極板と、 上記第1の固定電極板と電気的に絶縁されていて、実質
    的に上記第1の固定電極板と同じ形状の第2の固定電極
    板と、 上記第1の固定電極板上に形成された第1電気的接続部
    と、 上記第2の固定電極板上に形成された、上記第1電気的
    接続部と実質的に同じ形状の第2電気的接続部と、 誘電体を介して上記第1の固定電極板に対向する第1の
    可動電極板と、 上記誘電体を介して上記第2の固定電極板に対向し、上
    記第1の可動電極板と電気的に接続されている第2の可
    動電極板と、 上記第1の固定電極板及び上記第2の固定電極板に対し
    て、上記第1の可動電極板及び上記第2の可動電極板の
    位置を変化させる可動電極板変位手段と、 上記第1の固定電極板、上記第1の可動電極板、及び上
    記第1の固定電極板と上記第1の可動電極板とで狭持さ
    れる上記誘電体からなる第1のコンデンサと、 上記第2の固定電極板、上記第2の可動電極板、及び上
    記第2の固定電極板と上記第2の可動電極板とで狭持さ
    れ上記誘電体からなり、上記第1のコンデンサと電気的
    に接続された第2のコンデンサとを含んでいて、 上記可動電極板変位手段によって、上記第1のコンデン
    サ及び第2のコンデンサの静電容量を変化させることを
    特徴とするトリマコンデンサ。
  2. 【請求項2】 上記第1の可動電極板及び上記第2の可
    動電極板が、上記第1の固定電極板及び上記第2の固定
    電極板上で、可動である誘電体を介して配置されたもの
    であり、 上記可動電極板変位手段は、上記第1の固定電極板及び
    上記第2の固定電極板上で、上記第1の可動電極板及び
    上記第2の可動電極板をスライドさせ上記可動誘電体を
    狭持する、上記第1のコンデンサの電極板面積及び上記
    第2のコンデンサの電極板面積を変化させるのものであ
    る請求項1記載のトリマコンデンサ。
  3. 【請求項3】 上記可動電極板変位手段が、上記第1の
    固定電極板と上記第1の可動電極板との距離、及び上記
    第2の固定電極板と上記第2の可動電極板との距離を変
    化させるものである請求項1記載のトリマコンデンサ。
  4. 【請求項4】 上記誘電体が絶縁性の円筒であり、 上記第1の固定電極板及び上記第2の固定電極板が、上
    記円筒の外周壁に形成されたものであり、 上記第1の可動電極板及び上記可動電極板が、上記円筒
    に嵌入された、少なくとも表面が導電性である嵌入部材
    であり、 上記可動電極変位手段は、上記嵌入部材を上記円筒の内
    周壁に沿って変位させるものである請求項1記載のトリ
    マコンデンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180127658A (ko) * 2017-05-22 2018-11-30 강희복 가변 Chamber 각도 제어 콘덴서 장치
KR20190001205A (ko) * 2017-06-26 2019-01-04 강희복 가변 Chamber 각도 제어 스위치 장치

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