JPH10340452A - 磁気記録媒体、その記録方法およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体、その記録方法およびその製造方法

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JPH10340452A
JPH10340452A JP16198197A JP16198197A JPH10340452A JP H10340452 A JPH10340452 A JP H10340452A JP 16198197 A JP16198197 A JP 16198197A JP 16198197 A JP16198197 A JP 16198197A JP H10340452 A JPH10340452 A JP H10340452A
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JP
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heating
recording layer
irreversible
saturation magnetization
magnetic
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JP16198197A
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Masahiro Ito
正宏 伊藤
Shohei Mimura
升平 三村
Masao Shigeta
政雄 重田
Tsutomu Cho
勤 長
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TDK Corp
Toppan Infomedia Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Magnetic Printing Co Ltd
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱により不可逆的な飽和磁化変化を生じる
不可逆記録層を有する磁気記録媒体において、出力変動
を抑える。 【解決手段】 基体上の少なくとも一部に、加熱により
飽和磁化が不可逆的に変化する不可逆記録層を有する磁
気記録媒体を用い、加熱手段で走査することにより前記
不可逆記録層を加熱して記録を行うに際し、前記加熱手
段の走査方向を、再生時の再生ヘッド走査方向とほぼ直
交する方向とする磁気記録媒体の記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カード等の磁
気記録媒体と、これに記録を行う方法と、これを製造す
る方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気カードの普及は著しく、種々
の分野で利用されている。とりわけ、金額情報等が磁気
情報として記録され、使用するつど金額が減算されて書
き換えられるカード(プリペイドカード)への用途が拡
大している。
【0003】この用途では、記録情報の改竄による磁気
カードの変造や、カード自体の偽造が容易であっては、
システムの安全性を著しく低下させてしまう。このた
め、情報の改竄を防止するための保護機能をもつ磁気カ
ードが要望され、これに応じて種々の磁気カードが提
案、実用化されている。例えば、磁気カードの一部に特
殊な材料からなる領域を形成することにより、カード自
体の偽造を困難にしたり、その領域を検知してカードの
真偽判定を行なうもの、カードの層構成を複雑にするも
のなどである。
【0004】これらの保護機能を採用した磁気カードは
大量に偽造したり複製したりすることは困難になるもの
の、例えば1枚のカードの金額情報等を書き換えるなど
の改竄により、使用済みのカード情報を初期の金額情報
に戻すことは可能であった。この対策として、使用度数
に応じてパンチで穿孔する方法もあるが、この方法では
きめ細かく対応できないこと、抜きカスが出ること、パ
ンチ孔を埋めて修復されることなどの問題がある。この
他、感熱記録などにより使用度数に応じて可視情報を記
録することも考えられるが、可視情報の読み取りは光学
的に行なう必要があるので、汚れに弱いという問題があ
る。また、可視情報であるため、記録の改竄が容易であ
る。また、光学的読み取り装置は高価であるという問題
もある。
【0005】このような事情から、特開平8−7762
2号公報には、(結晶質のときの飽和磁化)/(非晶質
のときの磁化)が5以上である合金を磁気記録材料とし
て用いた不可逆記録層を有する磁気記録媒体が提案され
ている。この磁気記録媒体は、加熱により飽和磁化が不
可逆的に変化する記録材料からなる不可逆記録層を有す
るものである。この記録材料は、飽和磁化が加熱により
変化するが、飽和磁化を加熱前の値まで戻すためには、
磁気記録媒体の変形や溶融が生じる程度まで加熱する必
要があるので、実質的に書き換えが不可能であり、安全
性が高い。
【0006】図2(a)は、基体2上にこのような不可
逆記録層4を有する磁気カードを示す平面図である。同
図では、不可逆記録層4に、加熱部41が等間隔のバー
コード状に形成されており、加熱部41以外の領域は、
非加熱部42である。加熱の際のサーマルヘッドの走査
方向は、図中X方向である。この磁気カードを再生する
際には、再生ヘッドで走査して、不可逆記録層の磁化変
化を検出する。再生ヘッドの走査方向は、サーマルヘッ
ドの走査方向と同じ図中X方向である。
【0007】ところで、樹脂バインダを含む塗布型の不
可逆記録層は、熱伝導率が悪い。また、サーマルヘッド
は、まず蓄熱層を加熱し、これによって不可逆記録層を
加熱するため、昇温の立ち上がりが悪い。このため、加
熱部41は全体が均一には加熱されず、加熱むらが生じ
てしまう。したがって、図2(a)に示すようにサーマ
ルヘッド走査方向と再生ヘッド走査方向とが一致する場
合、図2(b)に示すように加熱部41から非加熱部4
2へ移行する際の微分出力に比べ、非加熱部42から加
熱部41へ移行する際の微分出力が小さくなってしま
う。このため、再生出力の閾値を低くする必要が生じる
結果、ノイズの影響を受けやすくなってエラーの発生を
招く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、加熱
により不可逆的な飽和磁化変化を生じる不可逆記録層を
有する磁気記録媒体において、出力変動を抑えることで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(5)のいずれかの構成により達成される。 (1) 基体上の少なくとも一部に、加熱により飽和磁
化が不可逆的に変化する不可逆記録層を有する磁気記録
媒体を用い、加熱手段で走査することにより前記不可逆
記録層を加熱して記録を行うに際し、前記加熱手段の走
査方向を、再生時の再生ヘッド走査方向とほぼ直交する
方向とする磁気記録媒体の記録方法。 (2) 前記加熱手段がサーマルヘッドまたはレーザー
光である上記(1)の磁気記録媒体の記録方法。 (3) 上記(1)または(2)の記録方法により記録
を行う工程を有する磁気記録媒体の製造方法。 (4) 上記(1)または(2)の記録方法によって記
録された磁気記録媒体。 (5) 上記(3)の製造方法によって製造された磁気
記録媒体。
【0010】
【作用および効果】本発明では、図1(a)に示すよう
に、再生時の読み取り方向(X方向)とほぼ直交する方
向(Y方向)に、加熱手段で走査して記録を行う。この
ため、加熱手段走査方向において生じる加熱むらが再生
信号に影響しなくなり、図1(b)に示すような均一な
磁化変化信号(微分出力)が得られる。
【0011】本発明にしたがって記録および再生を行う
には、加熱手段走査方向と再生ヘッド走査方向とをほぼ
直交させることが可能な記録再生装置を用いる必要があ
る。ただし、加熱手段走査方向と再生ヘッド走査方向と
が一致する従来の記録再生装置であっても、磁気記録媒
体出荷時にあらかじめ記録される情報(固定情報)の記
録に本発明を適用すれば、本発明の効果によって固定情
報の再生をエラーなく行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】記録方法 本発明の磁気記録媒体の構成例を、図1(a)に示す。
この磁気記録媒体は、基体2の表面に、不可逆記録層4
を有する。
【0013】不可逆記録層4は、後述する不可逆記録材
料を含有し、加熱により飽和磁化が不可逆的に変化する
層である。
【0014】不可逆記録層4に記録を行う際には、サー
マルヘッドやレーザー光等の加熱手段で走査して、不可
逆記録層4を所定のパターンに加熱する。再生の際に
は、通常のリング型磁気ヘッドや磁気抵抗効果型(M
R)磁気ヘッドなどの再生ヘッドを用い、この再生ヘッ
ドで不可逆記録層を走査して、加熱パターンに応じた磁
化変化を検出し、再生信号を得る。なお、再生の際に
は、不可逆記録層4に直流磁界を印加した後、磁化変化
パターンを検出するか、または、直流磁界を印加しなが
ら磁化変化パターンを検出する。加熱により飽和磁化が
減少する不可逆記録材料を用いた場合、記録時に加熱さ
れたところは磁化されないか磁化が小さいため、再生時
には記録時の加熱パターンに応じた磁化パターンを検出
することができる。また、加熱により記録材料の飽和磁
化が増大する場合も、再生時には記録時の加熱パターン
に応じた磁化パターンを検出することができる。
【0015】本発明では、このような記録再生過程にお
いて、加熱時走査方向(加熱手段の走査方向であり、図
中Y方向)を、再生時走査方向(再生ヘッド走査方向で
あり、図中X方向)に対しほぼ直交させる。両方向の交
差角度は90°であることが最も好ましいが、再生出力
の閾値の設定とアジマス損失との関係から求まる許容範
囲内の角度であればよく、例えば好ましくは80〜10
0°である。
【0016】なお、サーマルヘッドを用いる場合、発熱
ドットが図中X方向に並ぶラインヘッドを用いて、Y方
向に走査することが好ましい。
【0017】本発明において、不可逆記録層に記録され
る情報の種類は特に限定されない。例えば、本発明を磁
気カードに適用する場合、各磁気カードに固有の情報で
あって、発行時に各磁気カードに担持させる必要がある
情報(本明細書では固定情報という)を記録することが
できる。
【0018】また、磁気記録媒体の使用履歴、例えば磁
気カードの使用度数などを記録することができる。
【0019】本発明の磁気記録媒体には、可逆記録が可
能な通常の磁気記録層が必要に応じて設けられていても
よい。例えば、本発明の磁気記録媒体を通常のプリペイ
ドカードとして用いる場合、通常の磁気記録層には、金
額や度数、その他、一般的に磁気カードに必要な情報を
記録しておき、一方、不可逆記録層には、磁気記録層に
記録されている情報のうち、例えば金額や度数など使用
のたびに書き換えが必要な情報を記録する。磁気記録層
において情報を書き換えるたびに、不可逆記録層には追
記することになる。磁気記録層の情報が改竄された場合
でも、不可逆記録層の情報は書き換えができないため、
両者を照合すれば改竄の有無が判定できる。
【0020】また、不可逆記録層には磁気カードの固有
データとして例えばIDコードを記録してもよいが、こ
の場合、このIDコードで磁気記録層に記録される情報
を暗号化しておけば、この磁気カードの磁気記録層の内
容を別のIDコードをもつ他の磁気カードの磁気記録層
にコピーしたとしても、正規の情報の読み出しは不可能
となる。不可逆記録層には、カード1枚1枚に固有のI
Dコードを記録でき、しかもその改竄が不可能であるた
め、複製による偽造の防止効果が極めて高くなる。
【0021】不可逆記録層4 不可逆記録層4の好ましい構成について説明する。
【0022】不可逆記録層は、その表面側からサーマル
ヘッド等の加熱源により加熱される。加熱を間欠的に行
って加熱ドットがマトリックス状に並ぶ記録方法を使う
場合、各加熱ドットに対応して、層表面からほぼ半球状
に加熱領域(等温領域)が広がる。このとき、層が厚す
ぎると、加熱源からの距離が遠い領域(深い領域)で
は、隣接する加熱ドット間に、昇温不十分な領域が生じ
る。再生の際には、前記昇温不十分な領域に起因して生
じる磁化変化をノイズとして検出してしまうので、再生
出力自体は大きくは変化しないが、再生信号のSN比が
低くなりやすい。このようなSN比の低下を防ぐために
は、不可逆記録層の厚さを10μm以下とすることが好
ましい。なお、不可逆記録層の厚さの下限は、その形成
方法によって大きく異なるため、特に限定されないが、
塗布法では通常、1μm程度、スパッタ法等の真空成膜
法では通常、0.01μm程度、好ましくは0.1μm程
度である。これらの層が薄すぎると出力が不十分となっ
たり、均質な層を形成することが困難となったりする。
【0023】不可逆記録層表面の表面粗さ(Ra)は、
1μm以下であることが好ましい。表面粗さが大きい
と、SN比が著しく低くなってしまう。なお、表面粗さ
(Ra)は、JIS B 0601に規定されている。
【0024】不可逆記録材料 不可逆記録材料は、加熱により飽和磁化が不可逆的に変
化するものである。不可逆記録材料の飽和磁化4πMs
の変化率、すなわち(加熱後の4πMs/加熱前の4π
Ms)または(加熱前の4πMs/加熱後の4πMs)
は、2以上または1/2以下、好ましくは3以上または
1/3以下である。飽和磁化が十分に変化しないと、記
録情報の読み出しが困難となる。
【0025】なお、上記飽和磁化は、通常の環境温度範
囲(例えば−10〜40℃)におけるものである。ま
た、本明細書において加熱により飽和磁化が不可逆的に
変化するとは、磁気カード等に適用したときに、加熱後
に再利用が可能な程度の温度(例えば400℃程度)ま
での加熱において、飽和磁化が不可逆的に変化すること
を意味する。
【0026】昇温時に不可逆記録材料が飽和磁化変化を
示し始める温度は、好ましくは50〜400℃、より好
ましくは100〜400℃、さらに好ましくは150〜
300℃の範囲に存在することが望ましく、また、この
ような温度範囲において上記した飽和磁化変化率が得ら
れることが好ましい。飽和磁化変化を示し始める温度が
低すぎると、熱に対して不安定となり、信頼性が低くな
る。また、加熱領域近傍が影響を受けやすくなって正確
な記録が困難となる。飽和磁化変化を示し始める温度が
高すぎると、記録の際に必要とされる加熱温度が高くな
るため耐熱性の低い樹脂を基体に使うことが困難とな
り、また、記録装置が高価になってしまう。なお、不可
逆記録層の加熱にはサーマルヘッドなどを用いる。サー
マルヘッドの表面温度は400℃程度であり、これに磁
気記録媒体を接触させることにより、不可逆記録層を3
00℃程度まで昇温することが可能である。サーマルヘ
ッドにより加熱では、不可逆記録層表面からの深さが約
10μmの位置での温度が、100〜140℃程度まで
上昇する。
【0027】不可逆記録材料のキュリー温度は特に限定
されず、不可逆記録およびその再生が可能であるキュリ
ー温度であればよい。
【0028】不可逆記録材料の形態は特に限定されず、
例えば、薄帯状、薄膜状、粉末状等のいずれであっても
よい。例えば、磁気カードに適用する場合、不可逆記録
材料の薄帯を単ロール法等の液体急冷法により作製し、
これを基体表面に貼付したり、スパッタ法や蒸着法等の
薄膜形成法により基体表面に不可逆記録材料の薄膜を形
成したり、不可逆記録材料の薄帯を粉砕した粉末や、水
アトマイズ法、ガスアトマイズ法等により製造した粉末
を、媒体攪拌ミル等により扁平化ないし微細化し、これ
をバインダで結合して塗布したりすればよい。不可逆記
録材料を粉末状とする場合、粒子形状は扁平状であるこ
とが好ましい。扁平状粒子を用いれば、塗膜の表面性が
良好となって磁気記録再生特性および加熱時の熱伝導性
が良好となる。
【0029】不可逆記録材料の具体的組成は特に限定さ
れないが、好ましくは以下に挙げるものを用いる。
【0030】Ni基合金 この合金では、非晶質状態のものを加熱して結晶化する
ことにより、飽和磁化の増大が生じる組成を選択する。
【0031】Ni基合金としては、Niに加え、メタロ
イド元素として、M(Mは、B、C、Si、PおよびG
eからなる群から選択される少なくとも1種の元素であ
る)を含むものが好ましい。これらの元素を含むことに
より、非晶質から結晶質への変化が容易となり、また、
結晶化温度を好ましい範囲内とすることが容易となる。
Mとしては、B、CおよびPの少なくとも1種が好まし
く、Bおよび/またはCがより好ましい。特に、Bおよ
びCを含む合金は、飽和磁化が高く、しかも結晶化に要
する温度が低いため好ましい。
【0032】なお、結晶化温度やキュリー温度等の制御
のために、これら以外の元素が含まれていてもよく、ま
た、本発明の作用効果を著しく阻害しない範囲におい
て、さらに他の元素が含まれていてもよい。上記以外の
元素としては、例えばFe、Co、Y、Zr、Gd、C
u、Sn、Al、Cr等が挙げられる。FeやCoは、
Niの一部を置換するかたちで含まれ、これらの置換に
より結晶化温度はやや上昇するが、飽和磁化が高くな
る。
【0033】Ni基合金中のNi含有率は、好ましくは
65〜90原子%、より好ましくは73〜83原子%で
ある。Ni量が少なすぎると結晶化温度が高くなり、し
かも加熱して結晶質としたときの4πMsが低くなって
しまう。一方、Ni量が多すぎると、不可逆記録材料製
造時に非晶質化することが困難となる。Ni基合金がB
およびCを含む場合、結晶化時の飽和磁化はC量の増加
に伴なって一般に増加するが、C量が多すぎると結晶化
温度が上昇してしまうので、C/(B+C)は0.45
以下であることが好ましい。Niの一部をFeおよび/
またはCoで置換する場合、合金中のFe+Coは10
原子%以下であることが好ましい。Fe+Coが多すぎ
ると、非晶質のときの飽和磁化が大きくなってしまう。
【0034】Mn−M(メタロイド)系合金 この合金では、非晶質状態のものを加熱して結晶化する
ことにより、飽和磁化の増大が生じる組成を選択する。
【0035】この合金は、Mnに加え、メタロイド元素
Mの少なくとも1種を含有するものである。メタロイド
元素Mとしては、Ge、Al、B、C、Ga、Siおよ
びCrからなる群から選択される少なくとも1種の元素
が好ましい。元素Mを含むことにより、非晶質から結晶
質への変化が容易となり、また、結晶化温度を好ましい
範囲内とすることが容易となる。MのうちGeまたはA
lを用いた場合、飽和磁化が高くなるので好ましく、特
に、Geを用いた場合には結晶化温度が低くなるので好
ましい。そして、Geに加えAlおよび/またはSiを
添加した場合には、きわめて高い飽和磁化が得られる。
また、Alおよび/またはSiの添加により加熱前の飽
和磁化が著しく小さくなるため、これらの添加は加熱前
後での飽和磁化の比の増大に寄与する。この場合、Al
+Siの添加量の下限は特にないが、通常、0.1原子
%以上とすることが好ましい。また、Alの添加量は好
ましくは6原子%以下、Siの添加量は好ましくは10
原子%以下であり、Al+Siは12原子%を超えない
ことが好ましい。AlやSiの添加量が多すぎると加熱
後の飽和磁化はかえって低くなってしまう。
【0036】Mn−M系合金の結晶化機構は特に限定さ
れないが、一般に、Mnと他の元素との化合物が析出す
ることにより結晶化し、これにより飽和磁化が高くなる
と考えられる。例えば、Geを含む場合には、強磁性の
Mn5 Ge3 相が少なくとも析出する。また、Mnおよ
びAlを主成分とする合金の場合には、強磁性のMn55
Al45相が少なくとも析出すると考えられる。
【0037】合金中のMn含有率の好ましい範囲は、合
金中に含まれるMの種類によって異なるので、不可逆記
録材料としての作用効果が実現するように適宜決定すれ
ばよく、通常、40〜80原子%とすればよいが、例え
ば、Mn−Ge合金やMn−Ge−Al合金、Mn−G
e−Si合金のようにMnおよびGeを主体とするMn
−Ge系合金の場合、Mn含有率は、好ましくは40〜
80原子%、より好ましくは45〜75原子%であり、
Mn−Al合金の場合のMn含有率は、好ましくは45
〜60原子%、より好ましくは50〜55原子%であ
る。
【0038】Mn−Sb系合金 この合金は、MnおよびSbを含む合金である。合金中
のMn含有率は、不可逆記録材料としての作用効果が実
現するように適宜決定すればよいが、好ましくは40〜
75原子%、より好ましくは44〜66原子%、さらに
好ましくは58原子%〜66原子%、最も好ましくは6
0〜66原子%である。Mn含有率が低すぎると、加熱
前および後での飽和磁化がいずれも小さくなり、飽和磁
化の変化比率も小さくなってしまう。一方、Mn含有率
が高い場合、通常、加熱により飽和磁化は増大するが、
Mn含有率が高すぎると加熱後の飽和磁化があまり高く
ならず、記録情報の読み出しが困難となる。
【0039】合金中には、MnおよびSb以外に上記し
たメタロイド元素Mが含まれていてもよい。元素Mの添
加により、一般に結晶化温度を低くすることができるの
で、記録が容易となる。また、Crのように反強磁性元
素を少量添加すると加熱前の磁化が小さくなり、その結
果、飽和磁化の変化比率が大きくなる。なお、M添加に
より飽和磁化は低下するため、M含有率は、通常、15
原子%以下であることが好ましい。
【0040】Mn含有率が上記範囲であるとき、合金の
飽和磁化および保磁力は加熱により一般に増大するが、
Mn含有率が低めのときには、加熱によって飽和磁化が
減少することもある。また、Sb以外に添加する元素の
種類や、加熱温度などによっても、飽和磁化の加熱によ
る減少が生じることがある。ただし、この合金は、加熱
により飽和磁化が増大する場合に、飽和磁化の変化比率
が一般に大きくなるので、このような飽和磁化変化を示
すように組成を選択することが好ましい。
【0041】なお、Mn含有率が低めのときには結晶化
しやすいため、後述する急冷法や薄膜形成法によって不
可逆記録材料を形成する場合に、結晶質となることが多
い。この場合、加熱による磁気特性の変化は、少なくと
も結晶相から他の結晶相への変化に伴うものと考えられ
る。
【0042】Fe−Mn(−C)系合金 この合金は、FeおよびMnを主成分とするか、Fe、
MnおよびCを主成分とする合金である。
【0043】FeおよびMnを主成分とする合金におけ
る各元素の含有率は、好ましくは Fe:50〜75原子%、 Mn:25〜50原子% であり、より好ましくは Fe:60〜70原子%、 Mn:30〜40原子% である。Feが少なすぎても多すぎても、Mnが少なす
ぎても多すぎても、加熱前後での飽和磁化変化率が低く
なる。
【0044】Fe、MnおよびCを主成分とする合金に
おける各元素の含有率は、好ましくは Fe:35〜75原子%、 Mn:20〜50原子% C :0〜30原子%(0原子%を含まず) であり、より好ましくは Fe:35〜70原子%、 Mn:20〜40原子% C :5〜25原子%(0原子%を含まず) である。Feが少なすぎても多すぎても、Mnが少なす
ぎても多すぎても、加熱前後での飽和磁化変化率が低く
なる。Cは、加熱前後での飽和磁化変化率を向上させる
ために添加される。このような効果を十分に発揮させる
ためには、C添加量を好ましくは5原子%以上、より好
ましくは10原子%以上とする。ただし、C添加量が多
すぎると加熱前後での飽和磁化変化率が逆に低くなって
しまう。
【0045】合金中には上記以外の元素、例えば、B、
Si、Al、Cr等の少なくとも1種が含まれていても
よい。ただし、これらの元素の含有率が高すぎると加熱
前後での飽和磁化変化率が小さくなることがあるため、
これらの元素の含有率の合計は、通常、30原子%以下
であることが好ましい。
【0046】なお、この合金の飽和磁化は加熱により一
般に増大するが、C含有率が高めのときには、加熱によ
って飽和磁化が減少することもある。
【0047】Fe−Al系合金 この合金は結晶質合金であり、不規則相から規則相への
不可逆的な変態に伴って飽和磁化の不可逆的変化が生じ
るものである。具体的には、加熱により飽和磁化が減少
する。
【0048】この合金は、FeおよびAlを合計で90
原子%以上含有し、Alの比率を表す原子比Al/(F
e+Al)が好ましくは0.30〜0.45、より好ま
しくは0.35〜0.42である。
【0049】この合金は、平衡状態では規則相であり、
常磁性であるためにほとんど磁化を示さない。しかし、
この合金を後述する液体急冷法やスパッタ法、蒸着法な
どで急冷したり、粉砕機等で加工したりすることなどに
より、格子歪みを伴う不規則な構造にすると、磁性を支
配するFe原子の環境が変化するために強磁性を示すよ
うになる。いったん不規則な構造になった合金は、加熱
により構造緩和して常磁性に変化するので、加熱による
磁化変化を利用した記録が可能となる。そして、加熱に
より常磁性に変化した合金を加熱前の不規則な構造に戻
すためには、不可逆記録材料をその融点付近まで加熱す
るか、不可逆記録材料に結晶構造変化を生じさせる程度
の強い応力を発生させる必要がある。例えば、本発明を
磁気カードに適用する場合には、磁気カードの基体が燃
焼してしまうほどの高温まで加熱するか、磁気カードが
粉々になるほど強い力で加工する必要がある。このた
め、不可逆記録材料にいったん記録された情報の書き換
えは実質的に不可能であり、情報の改竄を防ぐことがで
きる。
【0050】この合金において、Alの比率が低すぎる
と、加熱前後での飽和磁化変化が小さくなり、Alの比
率が高すぎると、耐環境性が著しく低くなる。本明細書
において耐環境性が低いとは、温度100℃程度の環境
下で保存したときに、飽和磁化が減少してしまうことを
意味する。Alの比率が高すぎると、高温環境下での保
存により飽和磁化が著しく低下し、一方、加熱後の飽和
磁化は変化しないため、飽和磁化変化率が著しく低くな
って実用に耐えなくなる。また、Alの比率が高すぎる
と、飽和磁化自体が小さくなって再生信号のSN比が低
くなるという問題もある。
【0051】合金中のAlは、MI(MIは、Si、G
e、Sn、Sb、Bi、Mo、W、Nb、Ta、Ti、
ZrおよびHfの少なくとも1種)で置換されていても
よい。MIでAlを置換することにより、耐環境性が向
上する。ただし、MI含有量が多すぎると、初期飽和磁
化(不規則相本来の飽和磁化)が低くなってしまうた
め、不可逆記録材料中のMI含有量は10原子%以下と
することが好ましい。
【0052】合金中のFeは、MII(MIIは、Co、N
i、Mn、Cr、VおよびCuの少なくとも1種)で置
換されていてもよい。MIIでFeを置換することによ
り、飽和磁化変化率が向上する。また、MIIのうちCr
は、耐食性の向上に極めて有効である。ただし、MII
有量が多すぎると、初期飽和磁化が低くなってしまうこ
とがあるため、不可逆記録材料中のMII含有量は20原
子%以下とすることが好ましい。
【0053】なお、MIおよびMIIは、上記した原子比
Al/(Fe+Al)を算出する際に、それぞれAlお
よびFeとして扱う。
【0054】合金中には、MIII(MIIIは、B、C、N
およびPの少なくとも1種)が含有されていてもよい。
IIIは、合金を急冷法等により製造する際に、不規則
相を出現しやすくする。また、不規則相から規則相への
変化を妨げる作用を示す。このため、上記MIと同様
に、高温環境下で保存したときの飽和磁化の減少を抑え
る効果を示す。しかも、MIII添加による初期飽和磁化
の低下はほとんど認められない。ただし、MIII含有量
が多すぎると飽和磁化変化率が低くなってしまうため、
III含有量は不可逆記録材料の10原子%以下とする
ことが好ましい。
【0055】Cu−Mn−Al系合金 この合金はホイスラー合金の1種であり、結晶質であっ
て、加熱により反強磁性相から強磁性相へ不可逆的に変
化する。すなわち、加熱により飽和磁化が不可逆的に増
大する合金である。
【0056】この合金の組成(原子比)は、 CuxMnyAlz において x=40〜80、 y=5〜40、 z=10〜40、 x+y+z=100 であることが好ましい。x、y、zが上記範囲を外れる
と、十分な磁化変化が得られない。
【0057】他の構成 必要に応じて設けられる前述した通常の磁気記録層に含
まれる磁性材料は特に限定されず、例えばBaフェライ
トやSrフェライトなどから適宜選択すればよいが、不
可逆記録層を加熱する際に磁気記録層も加熱されるよう
な配置とする場合には、耐熱性の高い磁性材料を用いる
ことが好ましい。磁気記録層は、不可逆記録層と分離し
て設けてもよく、磁気記録層を形成した後に、磁気記録
層表面の少なくとも一部に不可逆記録層を設けてもよ
い。
【0058】基体2の構成材料は特に限定されず、樹
脂、金属等のいずれであってもよい。
【0059】不可逆記録層4の表面には、必要に応じて
樹脂保護層や無機保護層を設けてもよい。なお、このよ
うな保護層を設けた場合でも、不可逆記録層の表面粗さ
(Ra)の限定は有効である。
【0060】
【実施例】水アトマイズ法により得た合金粉末を媒体攪
拌ミルで粉砕して、平均粒径8μmのFe58Al42合金
扁平状粉末を製造した。この合金粉末は、加熱により飽
和磁化が低下するものである。なお、この合金粉末は、
急冷直後も400℃まで加熱した後も結晶質であった。
【0061】厚さ188μm のポリイミド基体の表面
に、上記扁平状粉末を分散した塗料を塗布して乾燥する
ことにより、厚さ5.5μmの不可逆記録層を形成し、
磁気記録媒体サンプルとした。
【0062】このサンプルの不可逆記録層を、ラインヘ
ッドで走査することにより加熱して、一辺が8mmの正方
形状の加熱部と、同寸法の非加熱部とが連続しているパ
ターンをもつ加熱領域を形成した。
【0063】これらの加熱領域を再生ヘッドで走査し、
磁化変化パターンを調べた。具体的には、磁気ヘッドに
より1000Oeの直流磁界を加熱領域に印加しながら、
読み取り速度314mm/sで再生を行った。ラインヘッド
の走査方向と直交する方向に再生ヘッドで走査したとき
[図1(a)に相当]の磁化の微分出力を、図3(a)
に示す。また、ラインヘッドの走査方向と同方向に再生
ヘッドで走査したとき[図2(a)に相当]の磁化の微
分出力を、図3(b)に示す。なお、図3の(a)、
(b)では、横方向が時間で1ディビジョンが2msであ
り、縦方向が出力で1ディビジョンが500mVである。
また、図3(a)は、加熱部が2つ存在する領域の再生
結果を示し、図3(b)は、加熱部が4つ存在する領域
の再生結果を示している。
【0064】図3(a)では、加熱部から非加熱部への
移行時の磁化変化による微分出力と、非加熱部から加熱
部への移行時の磁化変化による微分出力とが、同等とな
っている。これに対し図3(b)では、両微分出力に大
きな違いが生じてしまっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明における記録時(加熱時)の
加熱手段の走査方向と再生時の再生ヘッドの走査方向と
の関係を示す平面図であり、(b)は、その場合の再生
出力(磁化の微分出力)を示すグラフである。
【図2】(a)は、従来の記録時(加熱時)の加熱手段
の走査方向と再生時の再生ヘッドの走査方向との関係を
示す平面図であり、(b)は、その場合の再生出力(磁
化の微分出力)を示すグラフである。
【図3】(a)は、本発明の実施例における再生出力
(磁化の微分出力)を示すグラフであり、(b)は、比
較例の再生出力(磁化の微分出力)を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
2 基体 4 不可逆記録層 41 加熱部 42 非加熱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重田 政雄 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 長 勤 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上の少なくとも一部に、加熱により
    飽和磁化が不可逆的に変化する不可逆記録層を有する磁
    気記録媒体を用い、加熱手段で走査することにより前記
    不可逆記録層を加熱して記録を行うに際し、 前記加熱手段の走査方向を、再生時の再生ヘッド走査方
    向とほぼ直交する方向とする磁気記録媒体の記録方法。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段がサーマルヘッドまたはレ
    ーザー光である請求項1の磁気記録媒体の記録方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記録方法により記録
    を行う工程を有する磁気記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2の記録方法によって記
    録された磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項3の製造方法によって製造された
    磁気記録媒体。
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