JPH10340403A - 回転磁気ヘッド装置及びその製造方法 - Google Patents

回転磁気ヘッド装置及びその製造方法

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JPH10340403A
JPH10340403A JP15128897A JP15128897A JPH10340403A JP H10340403 A JPH10340403 A JP H10340403A JP 15128897 A JP15128897 A JP 15128897A JP 15128897 A JP15128897 A JP 15128897A JP H10340403 A JPH10340403 A JP H10340403A
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JP
Japan
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shaft
drum
fixed
magnetic head
bearing
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JP15128897A
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Toshio Hashimoto
寿雄 橋本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で製造コストを削減する回転磁気ヘッド
装置を提供すること。 【解決手段】 テープ状の磁気情報記録媒体に情報を記
録再生する回転磁気ヘッド装置40において、軸100
と、磁気情報記録媒体が摺動される固定ドラム61と、
固定ドラム61に設置されて、軸100を固定ドラム6
1に対して回転可能に受ける第1軸受63と、磁気情報
記録媒体に記録し、あるいは磁気情報記録媒体を再生す
るための磁気ヘッド52を有している回転ドラム51
と、回転ドラム51に設置されて軸100を受ける第2
軸受54と、軸100と回転ドラム52を固定する固定
手段90とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転磁気ヘッド装
置の改良、特に回転磁気ヘッドの製造を容易にし、製造
コストを削減することができる回転磁気ヘッド装置及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオテープレコーダ(VTR)
の回転磁気ヘッド装置は、ビデオテープに対して信号を
記録したりあるいはビデオテープに記録されている信号
を再生するのに用いられる。
【0003】従来の回転磁気ヘッド装置の断面図を図5
に示す。図5の回転磁気ヘッド装置1は、軸10が回転
する軸回転型の回転磁気ヘッド装置と呼ばれるもので、
回転ドラム組立体2、固定ドラム組立体5、軸10、モ
ータ11等を有している。図5の回転ドラム組立体2
は、回転ドラム3、磁気ヘッド4等を備えている。図5
の回転ドラム3は中央部に穴3aを有しており、その穴
3aに対して軸10が焼きバメ等により固定される。図
5の回転ドラム3の磁気ヘッド4は、テープ状の磁気情
報記録媒体に情報を記録又は再生する。
【0004】図5の固定ドラム組立体5は、固定ドラム
6、軸受7a、7b等を有しており、固定ドラム6の筒
部8の上下端には、軸受7a,7bが圧入により固定さ
れている。図5の軸受7a、7bの内輪に軸10を挿入
することにより、軸10は固定ドラム組立体5に対して
回転可能に保持される。
【0005】図5のモータ11は、モータステータ1
2、モータロータ13からなっており、モータステータ
12は固定ドラム6の下側にネジ12aにより固定され
ている。図5のモータロータ12はリング止めネジ15
により予圧リング14に固定されている。予圧リング1
4は、リング止めネジ16により軸10の下端に対して
固定されている。モータステータ12は、コイル12b
を有しており、モータロータ13はコイルに対向して磁
石13aを有している。モータステータ12のコイル1
2bに通電し磁界を発生させると、モータロータ13の
磁石13aに作用してモータロータ13、軸10、回転
ドラム組立体2が回転する。
【0006】別の回転磁気ヘッド装置の断面図を図6に
示す。図6の回転磁気ヘッド20は、固定している軸3
1に対して回転ドラム22が回転する軸固定型の回転磁
気ヘッド装置であって、回転ドラム組立体21、固定ド
ラム組立体28、軸31、モータ32等を備えている。
図6の固定ドラム29は中央部に穴29aを有してお
り、その穴29aに対して軸31が焼きバメ等により固
定される。
【0007】図6の回転ドラム組立体21は、回転ドラ
ム22、磁気ヘッド23、軸受24a、24b等を備え
ている。図5の回転ドラム22の磁気ヘッド4は、テー
プ状の磁気情報記録媒体に情報を記録再生する。図6の
回転ドラム22の筒部27の上下端には、軸受24a,
24bが圧入により固定されている。図6の軸受24
a、24bの内輪に軸31を挿入することにより、軸3
1に対して回転ドラム組立体5が回転可能に保持され
る。
【0008】図6のモータ32は、モータステータ3
3、モータロータ34からなっており、モータロータ3
4は回転ドラム22の上側にネジ26により固定されて
いる。図6のモータステータ34はリング止めネジ36
により予圧リング35に固定されている。予圧リング3
5は、リング止めネジ37により軸31の上端に対して
固定されている。モータステータ34は、コイル32a
を有しており、モータロータ34はコイルに対向して磁
石33aを有している。モータステータ33のコイル3
3aに通電し磁界を発生させると、モータロータ34の
磁石33aに作用してモータロータ34、回転ドラム組
立体21が軸受24a、24bを介して回転する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5の回転磁
気ヘッド装置1は、軸受7a、7bを設置している筒部
8の外側にロータリトランス9を設置するという構造に
なっている。図1の筒部8の設置が必要でかつロータリ
トランス9の外径が大きくなることから、回転磁気ヘッ
ド装置1の径を小さくすることができない。一方、図6
の回転磁気ヘッド装置20は、筒部27の下側にロータ
リトランスを有するという構造になっているので、回転
磁気ヘッド装置の軸方向の長さ(厚さ)を小さくするこ
とは困難である。
【0010】また、組立作業者が図5や図6の回転磁気
ヘッド装置をビデオ装置に組み込む際に、ビデオ装置の
種類に応じて、軸回転型の回転磁気ヘッド装置1を採用
するのか軸固定型の回転磁気ヘッド装置20を採用する
のが予め選択しなければならない。図5の回転磁気ヘッ
ド装置では、固定ドラム6の筒部8に2つの軸受7a、
7bが設定されているが、図6の回転磁気ヘッド装置2
0では、回転ドラム22の筒部27に2つの軸受24
a、24bが設定されている。つまり、図5の固定ドラ
ム6と回転ドラム3と図6の固定ドラム29と回転ドラ
ム22の形状及び軸受取付構造が全く異なるため、図5
の回転磁気ヘッド装置1と図6の回転磁気ヘッド装置2
0は、全く異なる金型を用意して作る必要があり、コス
トがかかってしまう。よって、製造コストの削減が図れ
るようにビデオテープ装置の機種に応じて軸回転型と軸
固定型の回転磁気ヘッド装置を用意に組み替えをするだ
けで用意することが望まれている。
【0011】そこで本発明は上記課題を解消し、小型で
製造コストを削減することができる回転磁気ヘッド装置
及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、テープ状の磁気情報記録媒体に情報を記録再生
する回転磁気ヘッド装置において、軸と、磁気情報記録
媒体が摺動される固定ドラムと、固定ドラムに設置され
て、軸を固定ドラムに対して回転可能に受ける第1軸受
と、磁気情報記録媒体に記録し、あるいは磁気情報記録
媒体を再生するための磁気ヘッドを有している回転ドラ
ムと、回転ドラムに設置されて軸を受ける第2軸受と、
軸と回転ドラムを固定する固定手段と、を有する回転磁
気ヘッド装置により、達成される。
【0013】本発明では、第1軸受が固定ドラムに設置
され、第2軸受が回転ドラムに設置され、軸の周囲に軸
受設置用の筒部を設ける必要がないので、回転磁気ヘッ
ド装置の小型化を図ることができる。
【0014】上記目的は、本発明にあっては、テープ状
の磁気情報記録媒体に情報を記録再生する回転磁気ヘッ
ド装置において、軸と、磁気情報記録媒体が摺動される
固定ドラムと、固定ドラム側に設置されて軸を受ける第
1軸受と、軸と固定ドラムを固定する固定手段と、テー
プ状の磁気情報記録媒体に記録し、あるいはテープ状の
磁気情報記録媒体を再生するための磁気ヘッドを有して
いる回転ドラムと、回転ドラムに設置されて、回転ドラ
ムを軸に対して回転可能に受ける第2軸受と、を有する
回転磁気ヘッド装置により、達成される。
【0015】本発明では、第1軸受が固定ドラムに設置
され、第2軸受が回転ドラムに設置され、軸の周囲に軸
受設置用の筒部を設ける必要がないので、回転磁気ヘッ
ド装置の小型化を図ることができる。
【0016】上記目的は、本発明にあっては、テープ状
の磁気情報記録媒体に情報を記録再生するために回転ド
ラムと固定ドラムを有する回転磁気ヘッド装置の製造方
法において、第1の軸受を有している固定ドラムと、磁
気情報記録媒体に情報を記録再生するための磁気ヘッド
と、第2軸受を有している回転ドラムと、を用意して、
軸を回転ドラムの第2軸受の内輪と固定ドラムの第1軸
受の内輪に挿入して、軸の回転と共に回転ドラムを回転
させる場合には、回転ドラムと軸を固定手段により固定
し、軸に対して軸受を用いて回転ドラムを回転させる場
合には、固定ドラムと軸を固定手段により固定する、回
転磁気ヘッドの製造方法により、達成される。
【0017】本発明では、回転磁気ヘッド装置が設置さ
れる情報記録再生装置の機種に応じて、軸回転型か軸固
定型のいずれかの回転磁気ヘッド装置を固定手段を用い
て簡単に提供できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0019】図1は、本発明の回転磁気ヘッド装置の好
ましい実施形態の概略断面図を示しており、図1を参照
して、回転磁気ヘッド装置40について説明する。回転
磁気ヘッド装置40は、例えば記録再生型のビデオテー
プレコーダ用のものであり、回転ドラム組立体50、固
定ドラム組立体60、モータ70、固定手段90、軸1
00等を有している。
【0020】図1を参照して回転ドラム組立体50(回
転ドラムアセンブリともいう)について詳しく説明す
る。図1の回転ドラム組立体50は、回転ドラム51
(上ドラムともいう)、磁気ヘッド52、ロータコア5
3、第2軸受54等を有している。図1の回転ドラム5
1の下側51aには、複数の磁気ヘッド52がネジ52
aにより固定されている。図1の磁気ヘッド52は、テ
ープ状の磁気情報記録媒体に情報を記録再生することが
できる。
【0021】図1の軸受54は内輪54a、外輪54
b、ボール54cを有し、外輪54bは、回転ドラム5
1の穴部51bに対して圧入もしくは焼きバメ等により
固定されている。図1の軸100が、軸受54の内輪5
4aにガイドされて挿入される。図1の回転ドラム51
の下側の面51cには、ロータコア53が設置されてい
る。ロータリトランスのロータコア53にはコイルが巻
かれており、対向するロータリトランスのステータコア
62に対して非接触で情報を伝達することができる。
【0022】図1の固定手段90は、軸100と回転ド
ラム50を固定するものであり、中央部の穴90aには
軸100の上端が焼きバメもしくは圧入により固定して
いる。図1の回転ドラム51の上側の面51dには、予
圧ワッシャ91を介して固定手段90の固定リング93
がネジ92、92により固定されている。図1の予圧ワ
ッシャ91は、第2軸受54の定位置に対して一定の圧
力を与えている。図1の固定手段90が回転ドラム50
と軸100とを固定することにより、図1の軸100の
回転と共に回転ドラム50が回転するようになってい
る。
【0023】図1を参照して、固定ドラム組立体60に
ついて詳しく説明する。図1の固定ドラム組立体60
は、固定ドラム61、ステータコア62、第1軸受63
等を有している。固定ドラム61の上側61aには、回
転ドラム51のロータコア53から送られてくる信号を
非接触で受け取るためのステータコア62がロータコア
53と対向する位置に配置されている。図1のステータ
コア62は、制御部80と電気的に接続されており、制
御部80はステータコア62から送られてくる磁気情報
記録媒体の再生信号を処理し、あるいは磁気情報記録媒
体に記録する信号をステータコア62に送る。図1の第
1軸受63は、内輪63a、外輪63b、ボール63c
を有しており、固定ドラム61の中央部の穴61bに
は、第1軸受圧63の外輪63bが圧入あるいは焼きバ
メ等により固定されている。図1の軸受63の内輪63
aには軸100が挿入される。これにより、軸100が
第1軸受63を介して固定ドラム組立体60に対して回
転することができる。
【0024】図1を参照してモータ70について詳しく
説明する。図1のモータ70は、モータロータ70A、
モータステータ70Bからなっている。モータステータ
70Bは固定ドラム61の下側61cにネジ71により
固定されている。図5のモータロータ70Aはリング止
めネジ72により予圧リング73に固定されている。予
圧リング73は、リング止めネジ74により軸100の
下端に対して固定されている。モータステータ70B
は、コイル75を有しており、モータロータ70Aはコ
イル75に対向して磁石76を有している。モータステ
ータ70Aのコイル75に通電し磁界を発生させると、
磁界がモータロータ70Aの磁石76に作用してロータ
モータ70A、軸100、固定手段90、回転ドラム組
立体50が回転する。
【0025】図1と図2に示す回転磁気ヘッド装置40
を組み立てる場合には、例えば次のように行う。図1の
回転ドラム51には、予め第2軸受54が設置され、固
定ドラム61には、予め第1軸受63が設置される。こ
の第2軸受54の内輪54aと第1軸受63の内輪63
aに軸100を入れて、軸100は内輪63aに固定さ
れる。軸100の下端には、モータ70のモータロータ
70Aを固定する。図2のように、軸100と回転ドラ
ム61は、予圧ワッシャ91を介して固定手段90の固
定リング93とネジ92を用いて固定する。これによ
り、モータロータ70A、軸100、回転ドラム51
は、固定手段90により、一体に回転することができ
る。
【0026】図1において、第1軸受63は、固定ドラ
ム61に設置され、第2軸受54は、回転ドラム51に
それぞれ別々に設置できるので、従来のような2つの軸
受を設置するための筒部が不必要である。従って、回転
軸ヘッド装置40の半径方向の大きさを小さくすること
ができる。しかも、ロータリトランスのロータコア53
とステータコア62は、軸100の外周面に近づけて配
置できるので、ロータコア53、ステータコア62の半
径を小さくすることができる。このことからも回転磁気
ヘッド装置40の小型化が図れる。
【0027】図3は、本発明の回転磁気ヘッド装置の別
の好ましい実施形態の概略断面図を示しており、図3を
参照して、回転磁気ヘッド装置140について説明す
る。回転磁気ヘッド装置140は、例えば記録再生型の
ビデオテープレコーダ用のものであり、回転ドラム組立
体150、固定ドラム組立体160、モータ170、固
定手段90、軸200等を有している。
【0028】図3を参照して、固定ドラム組立体160
について詳しく説明する。固定ドラム組立体160は、
固定ドラム161、ステータコア162、第1軸受16
3等を有している。図3の固定ドラム161の上面16
1aにはステータコア162が設置されている。ステー
タコア162は、ロータコア153に対して非接触で情
報を伝達することができる。図3のステータコア162
は、制御部180と電気的に接続されており、制御部1
80はステータコア162から送られてくる磁気情報記
録媒体の再生信号を処理し、磁気情報記録媒体に記録す
る信号をステータコア162に送る。図3の第1軸受1
63は、内輪163a、外輪163b、ボール163c
を有している。図3の固定ドラム161の中央部の穴1
61bには、第1軸受163の外輪163bが圧入ある
いは焼きバメ等により固定されている。図3の軸受16
3の内輪163aに軸200が挿入される。
【0029】図3の固定手段90の固定リング93は、
中央部の穴90aに軸200の下端を焼きバメもしくは
圧入により固定している。図1の固定ドラム161の下
側の面161cには、予圧ワッシャ91を介して固定リ
ング93がネジ92、92により固定される。図3の予
圧ワッシャ91は、第1軸受163の定位置に対して一
定の圧力を与えている。図1の固定手段90が固定ドラ
ム組立体160と軸200とを固定させることにより、
両者は一体となる。
【0030】図3を参照して回転ドラム組立体150
(回転ドラムアセンブリともいう)について詳しく説明
する。図3の回転ドラム組立体150は、回転ドラム1
51(上ドラムともいう)、磁気ヘッド152、ロータ
コア153、第2軸受154等を有している。図3の回
転ドラム151の下側151aには、複数の磁気ヘッド
152を有しており、回転ドラム151に対してネジ1
52aにより固定されている。
【0031】図3の軸受154は内輪154a、外輪1
54b、ボール154cを有しており、軸受154の外
輪154bは、回転ドラム151の穴部151bに対し
て圧入もしくは焼きバメ等により固定されている。これ
により、回転ドラム組立体150が軸200に対して回
転することができる。回転ドラム151の下側の面15
1cには、固定ドラム151のステータコア153から
送られてくる信号を非接触で受け取るためのロータコア
162がステータコア163と対向する位置に配置され
ている。
【0032】図3を参照してモータ170について詳し
く説明する。図3のモータ170は、モータロータ17
0A、モータステータ170Bからなっている。モータ
ロータ170Aは回転ドラム151の上側にネジ171
により固定されている。図5のモータステータ170B
はリング止めネジ172により予圧リング173に固定
されている。予圧リング173は、リング止めネジ17
4により軸200の上端に対して固定されている。モー
タステータ170Bは、コイル173を有しており、モ
ータロータ170Bはコイル175に対向して磁石17
6を有している。モータステータ170Aのコイル17
5に通電し磁界を発生させると、磁界がモータロータ1
70Aの磁石176に作用してロータモータ170A、
軸200、回転ドラム組立体150が回転する。
【0033】図3と図4に示す回転磁気ヘッド装置14
0を組み立てる場合には、例えば次のように行う。回転
ドラム151には、予め第2軸受154が設置され、固
定ドラム161には、予め第1軸受163が設置され
る。図3において、この第2軸受154の内輪154a
と第1軸受163の内輪163aに軸200を入れて、
軸200は内輪154aに固定される。軸200の上端
には、モータ170のモータステータ170Bを固定す
る。図3のモータロータ170Aは、回転ドラム151
の上面にネジ171により固定されている。図4の軸2
00と固定ドラム161は、予圧ワッシャ91を介して
固定手段90の固定リング93とネジ92を用いて固定
する。これにより、モータロータ170Aと回転ドラム
組立体150は、軸200に対して回転することができ
る。
【0034】図3において、第1軸受163は、固定ド
ラム161に設置され、第2軸受154は、回転ドラム
151にそれぞれ別々に設置できるので、従来のような
2つの軸受を設置するための筒部が不必要である。従っ
て、回転軸ヘッド装置140の半径方向の大きさを小さ
くすることができる。しかも、ロータリトランスのロー
タコア153とステータコア162は、軸200の外周
面に近づけて配置できるので、ロータコア153、ステ
ータコア162の半径を小さくすることができる。この
ことからも回転磁気ヘッド装置140の小型化が図れ
る。
【0035】なお、図1の回転ドラム51の形状と図3
の回転ドラム151の形状は、同じであり、図1の固定
ドラム61の形状と図3の固定ドラムの161の形状は
同じである。つまり、図1の回転ドラム組立体50と図
3の回転ドラム組立体150、図1の固定ドラム組立体
60と図3の固定ドラム組立体160は、同一の形状の
ものを採用することができる。
【0036】例えばビデオテープレコーダの機種によっ
て、そのビデオテープレコーダに搭載するべき回転磁気
ヘッド装置は、図1の軸回転型の回転磁気ヘッド装置4
0と図3の軸固定型の回転磁気ヘッド装置140のいず
れかが選択される。この場合、図1と図2のように軸1
00の上端に固定された固定手段90を回転ドラム50
と軸100を固定するか、あるいは図3と図4に示すよ
うに軸200の下端に固定された固定手段90を用いて
固定ドラム161と軸200を固定するかを選択すれば
よい。固定手段90を図1の軸回転型と図3の軸固定型
の回転磁気ヘッド装置に適用することにより、同じ形状
の回転ドラムと固定ドラムを軸回転型と軸固定型の両方
の回転磁気ヘッド装置の組立に使用できる。つまり、軸
回転型と軸固定型の回転磁気ヘッド装置の回転ドラムと
固定ドラムは、同じ金型で作ることができるので、金型
コストを下げて製造コストと削減することができる。こ
のようにすることで、少量多種の生産にも対応すること
ができ、部品管理も用意になり、工数を削減することが
できる。
【0037】ところで、本発明は、上記各実施の形態に
は限定されない。上述した図1と図3の固定手段90
は、圧入もしくは焼きバメにより軸100に固定されて
いるが接着剤等を用いて固定しても構わない。また、図
1と図3の固定手段90を回転ドラム51、もしくは、
固定ドラム161に固定する際に、実施の形態では、ネ
ジ92(192)を用いているが、接着剤等を用いて固
定してももちろん構わない。また、本発明の回転磁気ヘ
ッド装置は、ビデオテープレコーダに限らず、デジタル
オーディオテープレコーダやその他の装置にも適用でき
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型で製造コストを削減する回転磁気ヘッド装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転磁気ヘッド装置の好ましい実施の
形態を示す断面図。
【図2】図1の回転磁気ヘッド装置を組立をする状態を
示す斜視図。
【図3】本発明の回転磁気ヘッド装置の別の実施形態を
示す断面図。
【図4】図3の回転磁気ヘッド装置を組立をする状態を
示す斜視図。
【図5】従来の回転磁気ヘッド装置の断面図。
【図6】従来の別の回転磁気ヘッド装置の断面図。
【符号の説明】
40・・・回転磁気ヘッド装置、50・・・回転ドラム
組立体、54・・・第2軸受、60・・・固定ドラム組
立体、63・・・第1軸受、70・・・モータ、90・
・・固定手段、100・・・軸、140・・・回転磁気
ヘッド装置、150・・・回転ドラム組立体、154・
・・第2軸受、160・・・固定ドラム組立体、163
・・・第1軸受、170・・・モータ、190・・・固
定手段、200・・・軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の磁気情報記録媒体に情報を記
    録再生する回転磁気ヘッド装置において、 軸と、 磁気情報記録媒体が摺動される固定ドラムと、 固定ドラムに設置されて、軸を固定ドラムに対して回転
    可能に受ける第1軸受と、 磁気情報記録媒体に記録し、あるいは磁気情報記録媒体
    を再生するための磁気ヘッドを有している回転ドラム
    と、 回転ドラムに設置されて軸を受ける第2軸受と、 軸と回転ドラムを固定する固定手段と、を有することを
    特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 テープ状の磁気情報記録媒体に情報を記
    録再生する回転磁気ヘッド装置において、 軸と、 磁気情報記録媒体が摺動される固定ドラムと、 固定ドラムに設置されて軸を受ける第1軸受と、 軸と固定ドラムを固定する固定手段と、 テープ状の磁気情報記録媒体に記録し、あるいはテープ
    状の磁気情報記録媒体を再生するための磁気ヘッドを有
    している回転ドラムと、 回転ドラムに設置されて、回転ドラムを軸に対して回転
    可能に受ける第2軸受と、を有することを特徴とする回
    転磁気ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 テープ状の磁気情報記録媒体に情報を記
    録再生するために回転ドラムと固定ドラムを有する回転
    磁気ヘッド装置の製造方法において、 第1軸受を有している固定ドラムと、磁気情報記録媒体
    に情報を記録再生するための磁気ヘッドと、第2軸受を
    有している回転ドラムと、を用意して、 軸を固定ドラムの第1軸受の内輪と回転ドラムの第2軸
    受の内輪に挿入して、 軸の回転と共に回転ドラムを回転させる場合には、回転
    ドラムと軸を固定手段により固定し、軸に対して軸受を
    用いて回転ドラムを回転させる場合には、固定ドラムと
    軸を固定手段により固定する、ことを特徴とする回転磁
    気ヘッドの製造方法。
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